JPH0631966B2 - タッチレスポンス鍵盤 - Google Patents

タッチレスポンス鍵盤

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JPH0631966B2
JPH0631966B2 JP58016276A JP1627683A JPH0631966B2 JP H0631966 B2 JPH0631966 B2 JP H0631966B2 JP 58016276 A JP58016276 A JP 58016276A JP 1627683 A JP1627683 A JP 1627683A JP H0631966 B2 JPH0631966 B2 JP H0631966B2
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Japan
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key
switches
switch
dome
touch response
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JP58016276A
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裕昭 高松
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Casio Computer Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明はタッチレスポンス鍵盤に関し、更に詳しくは
2つのスイッチのオンする時間差を検出して、イニシャ
ルコントロールを行なうタッチレスポンス鍵盤に関す
る。
[第1の従来例] 近年、電子オルガン等の電子鍵盤楽器においては、押鍵
操作時における鍵の押下げ速度を2つのスイッチのオン
時間差として検出し、楽音の音量変化、エンベロープ変
化、音色変化等のイニシャルコントロールを行なうタッ
チレスポンス鍵盤を備えている。
このようなタッチレスポンス鍵盤としては、例えば第1
図に示すように構成されたものがある。即ち、この種の
タッチレスポンス鍵盤は、棚板1上にフレーム2を設
け、このフレーム2上に揺動支点2aを中心に揺動する
白鍵及び黒鍵等の鍵3を配置し、且つ上記フレーム2の
下側に保持部材4、4を介してプリント基板5を配置
し、このプリント基板5上に上記鍵3のアクチュエータ
3aにより押下げられてオンする第1、第2の各スイッ
チ6、7を設けたものである。このようなタッチレスポ
ンス鍵盤は、鍵3を押鍵すると、揺動支点2aを中心に
鍵3が揺動し、鍵3のアクチュエータ3aが、まず、揺
動支点2aよりも遠い方の第1スイッチ6を押下げ、次
いで、揺動支点2aに近い方の第2スイッチ7を押下げ
て、第1、第2の各スイッチ6、7をオンさせ、これら
各スイッチ6、7のオン時間差を検出し、この検出信号
により、イニシャルコントロールを行なうようになって
いる。
しかしながら、上記のようなタッチレスポンス鍵盤にあ
っては、鍵3のアクチュエータ3aのストローク量が揺
動支点2aから遠い程大きくなり、しかも鍵3は第1、
第2の各スイッチ6、7をオンさせた後、アフタースト
ロークを経て停止するようになっているので、特に第1
スイッチ6に加わる押下げ力が大きく、第1スイッチの
寿命が短くなるという欠点がある。
[第2の従来例] また、上記のような欠点を解消するために、例えば、第
2図に示すようにスイッチ装置8を構成したものがあ
る。この種のスイッチ装置8は、プリント基板9上に、
1対の電極からなる第1固定接点10と、この第1固定
接点10の周囲に配列された複数の第2固定接点11…
…とを形成すると共に、これら各固定接点10、11…
…上を覆うように弾性変形可能なドーム12を設け、こ
のドーム12内に、上記第1固定接点10に対向する第
1可動接点13と、上記第2固定接点11……に対向す
る第2可動接点14……とを形成したものであり、上記
第1固定接点10と第1可動接点13とにより第1スイ
ッチが構成され、第2固定接点11……と第2可動接点
14……とにより第2スイッチが構成されている。しか
るに、上記スイッチ装置8は、ドーム12が上方より押
圧されると、まず第1スイッチがオンし、次いで第2ス
イッチがオンし、これら各スイッチのオン時間差が検出
されるようになっている。
しかし、上記のようなスイッチ装置8においては、ドー
ム12内に複数のスイッチを設けるようにしたので、構
造が複雑で、製造が面倒となり、また押鍵操作時におけ
るドーム12の弾性変形(つぶれ方)が不均一であるた
め、安定したスイッチ動作が得られず、各スイッチのオ
ン時間差を正確に検出することができないという欠点が
あった。
[発明の目的] この発明は上記のような事情を考慮してなされたもの
で、押鍵操作時に2つのスイッチが無理なく動作し、良
好な鍵タッチを得ることができると共に、スイッチの耐
久性にも優れ、且つ押鍵操作時における2つのスイッチ
のオン時間差を正確に検出することができ、良好なイニ
シャルコントロールができるタッチレスポンス鍵盤を提
供することにある。
[発明の要点] この発明は上記のような目的を達成するために、押鍵操
作によってオンする2つのスイッチのうち、最初にオン
するスイッチを鍵の揺動支点に近い方に配置することに
より、押鍵操作時に2つのスイッチが無理なく動作し、
これらのオン時間差を正確に検出するようにしたもので
ある。
また、この発明は2つのスイッチのうち、少なくとも最
初にオンするスイッチが弾性変形可能なノンクリック型
ドームと、導電性部材を有する追従ドームとを備えた構
成にし、良好な鍵タッチが得られるようにしたものであ
る。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を第3図及び第4図に基づい
て説明する。第3図中20は鍵盤シャーシであり、この
鍵盤シャーシ20上には白鍵21a及び黒鍵21b等の
鍵21が揺動可能に多数音階順に配列されている。即
ち、上記鍵21は、その後端部(図中左側端部)21c
が下方へ突出形成され、この突出した後端部21cが鍵
盤シャーシ20の平坦部20aに形成された係止孔22
内に挿入され、この挿入された上記後端部21cに形成
された略「V」字状の溝21dが上記係止孔22の縁に
係合することにより、ここを揺動支点23として揺動可
能に支持されている。この場合、上記後端部21cの上
部と鍵盤シャーシ20の立上がり部20bとの間にはコ
イルばね24が取り付けられている。このコイルばね2
4は押鍵操作後、鍵21を所定位置に復帰させるもので
ある。また、上記鍵21の手前側(図中右側)下面には
ストッパ25が突出形成されている。このストッパ25
はその下部に形成されたフック25aが、鍵盤シャーシ
20の平坦部20aの下面に設けられた緩衝材26に当
接することにより、鍵21の上下限位置を規制するよう
になっている。また、鍵21は鍵盤シャーシ20の平坦
部20a上に設けられたストッパ片27に当接すること
により、下限位置が規制されている。更に、上記鍵21
の下面中央には押圧突起28が形成されている。この押
圧突起28は後述する第1、第2の各スイッチ29、3
0を押圧するものであり、その下面は鍵21の揺動支点
23に近い方が厚く、遠い方が若干薄い段差面28a、
28bに形成されている。
一方、上記押圧突起28の下方に位置する鍵盤シャーシ
20の下面にはプリント基板31がビス31a、31a
により取り付けられている。このプリント基板31上に
は第1、第2のスイッチ29、30が設けられている。
これら各スイッチ29、30は鍵盤シャーシ20の平坦
部20aに形成された各開口20c、20cを通して、
その上方へ突出している。この場合、上記第1スイッチ
29は鍵21の揺動支点23に近い方に位置し、上記押
圧突起28の左側下面28aの下方に対向離間してお
り、また第2スイッチ30は揺動支点23から遠い方に
位置し、上記押圧突起28の右側下面28bの下方に対
向離間している。
このように配置される第1、第2の各スイッチ29、3
0は第4図に示すように、同一に構成されている。即
ち、プリント基板31上には、1対の電極よりなる固定
接点32が形成されていると共に、この固定接点32を
覆うように、シリコンゴム等の可撓性シートを膨出形成
してなるノンクリック型ドーム33が設けられている。
このノンクリック型ドーム33内には追従ドーム34が
一体に形成されている。更に、この追従ドーム34の下
面には上記固定接点32に接離可能に接触する導電ゴム
等からなる導電性部材35が設けられている。この場
合、上記各ドーム33、34は夫々弾性変形可能に形成
されている。従って、上記第1、第2の各スイッチ2
9、30は、鍵21の押圧突起28によりまずノンクリ
ック型ドーム33が押下げられ、上記ドーム33が弾性
変形して、導電性部材35がプリント基板31上の固定
接点32に接触し、固定接点32を短絡させてオンし、
更にノンクリック型ドーム33が押下げられ、導電性部
材35が固定接点32に圧接した状態で、追従ドーム3
4が弾性変形するようになっている。
次に、上記のように構成されたタッチレスポンス鍵盤の
作用について説明する。
まず、鍵21を押鍵すると、鍵21は揺動支点23を中
心に、押鍵力に応じた速度で右下がりに回動する。する
と、鍵21の下面に形成された押圧突起28は第1、第
2の各スイッチ29、30を押下げる。この場合には、
押圧突起28の下面のうち、揺動支点23に近い方の左
側下面28aが反対側の右側下面28bよりも下方へ突
出しているので、まず、押圧突起28の左側下面28a
が揺動支点23に近い方の第1スイッチ29を押下げ、
次いで、押圧突起28の右側下面28bが揺動支点23
から遠い方の第2スイッチ30を押下げる。なお、左側
下面28aと右側下面28bとは段差をつけず、各スイ
ッチ29、30の導電性部材35が設けられる部分の長
さを変える等してもよい。このように第1、第2の各ス
イッチ29、30が押下げられると、各スイッチ29、
30のノンクリック型ドーム33が弾性変形し、導電性
部材35を固定接点32に接触させ、これにより上記第
1、第2の各スイッチ29、30は押鍵速度に応じた時
間差をおいて順次オンする。そして、上記各スイッチ2
9、30のオン時間差を検出し、この検出信号により、
楽音の音量変化、エンベロープ変化、音色変化等のイニ
シャルコントロールが行なわれる。この場合、上記鍵2
1は各スイッチ29、30がオンしても、その回動は停
止せず、上記各スイッチ29、30を更に押下げ、各ス
イッチ29、30の追従ドーム34を変形させた後、ス
トッパ片27に当接することこより、停止する。なお、
上記鍵21は押鍵操作後、コイルばね24により元の状
態に復帰する。
このように、上記タッチレスポンス鍵盤によれば、第
1、第2の各スイッチ29、30のうち、最初にオンす
る第1スイッチ29を鍵21の揺動支点23に近い方に
配置し、次にオンする第2スイッチ30を揺動支点23
から遠い方に配置し、第2図に示したような複雑なドー
ムスイッチを用いる必要がないので、押鍵操作時におけ
る各スイッチ29、30のオン時間差を正確に検出する
ことができ、良好なイニシャルコントロールを行なうこ
とができる。この場合、特に最初にオンする第1スイッ
チ29が揺動支点23に近い方に配置されているので、
押鍵操作時における鍵21の押圧ストロークが小さくな
り、第1スイッチ29の変形量も少なく、このため各ス
イッチ29、30に無理な押圧力が加わることがなく、
各スイッチ29、30の耐久性を向上させることができ
る。
また、上記タッチレスポンス鍵盤によれば、第1、第2
の各スイッチ29、30が弾性変形可能なノンクリック
型ドーム33と、導電性部材35を有する追従ドーム3
4とを備えた構成になっているので、押鍵操作時にノン
クリック型ドーム33がスムーズに弾性変形し、各スイ
ッチ29、30を良好にオンさせることができると共
に、その後の鍵21のアフターストロークによって、各
スイッチ29、30の追従ドーム34がスムーズに変形
するので、押鍵操作時における鍵タッチが極めて良好な
ものとなる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明に係るタッチレスポンス
鍵盤によれば、押鍵操作によってオンする2つのスイッ
チのうち、最初にオンするスイッチを鍵の揺動支点に近
い方に配置したので、押鍵操作時に2つのスイッチに無
理な押圧力が加わらず、スイッチの耐久性を向上させる
ことができると共に、各スイッチのオン時間差を正確に
検出することができ、良好なイニシャルコントロールが
できる。
また、上記タッチレスポンス鍵盤は、2つのスイッチの
うち、少なくとも最初にオンするスイッチが弾性変形可
能なノンクリック型ドームと、導電性部材を有する追従
ドームとを備えた構成であるから、押鍵操作時に各ドー
ムがスムーズに変形して、良好な鍵タッチを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のタッチレスポンス鍵盤の概略構成図、第
2図は従来の他のスイッチ装置を示し、第2図(A)は
その断面図、第2図(B)はそのドームの底面図、第2
図(C)は固定接点の平面図、第3図及び第4図はこの
発明のタッチレスポンス鍵盤を示し、第3図はその構成
図、第4図は各スイッチの断面図である。 21……鍵、23……揺動支点、29……第1スイッ
チ、30……第2スイッチ、33……ノンクリック型ド
ーム、34……追従ドーム、35……導電性部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍵の下方に配置された2つのスイッチを押
    鍵操作によりオンさせると共に、押鍵操作時の押下げ速
    度に応じて異なる上記2つのスイッチのオン時間差を検
    出して、イニシャルコントロールを行なうタッチレスポ
    ンス鍵盤において、上記2つのスイッチのうち、最初に
    オンするスイッチを鍵の揺動支点に近い方に配置したこ
    とを特徴とするタッチレスポンス鍵盤。
  2. 【請求項2】上記2つのスイッチのうち、最初にオンす
    るスイッチは、弾性変形可能なノンクリック型ドーム
    と、導電性部材を有する追従ドームとを備えていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のタッチレス
    ポンス鍵盤。
  3. 【請求項3】上記2つのスイッチは、各々、弾性変形可
    能なノンクリック型ドームと、導電性部材を有する追従
    ドームとを備えていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載のタッチレスポンス鍵盤。
JP58016276A 1983-02-04 1983-02-04 タッチレスポンス鍵盤 Expired - Lifetime JPH0631966B2 (ja)

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