JP2601288Y2 - フットペダル装置 - Google Patents

フットペダル装置

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JP2601288Y2
JP2601288Y2 JP1993059171U JP5917193U JP2601288Y2 JP 2601288 Y2 JP2601288 Y2 JP 2601288Y2 JP 1993059171 U JP1993059171 U JP 1993059171U JP 5917193 U JP5917193 U JP 5917193U JP 2601288 Y2 JP2601288 Y2 JP 2601288Y2
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JP
Japan
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pedal
main body
body case
pedal device
foot pedal
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JP1993059171U
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JPH0726897U (ja
Inventor
俊也 久野
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は電子楽器のフットペダ
ル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子鍵盤楽器では、足踏み操作によって
キーボードの演奏に効果を与えるフットペダル装置を備
えている。このフットペダル装置は、従来、押釦式のス
イッチを有する本体ケース上にヒンジ軸を介してペダル
が上下方向に回動自在に取り付けられているとともに、
ペダルと本体ケースの間にペダルを初期位置(上限位
置)に付勢するバネ部材が設けられ、このバネ部材のバ
ネ力に抗してペダルを足踏み操作することにより、ヒン
ジ軸を中心にペダルを上下方向に回動させてスイッチを
オン−オフさせる構造となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなフットペダル装置では、本体ケースとペダルのほか
に、本体ケースに対してペダルを回動自在に支持するた
めのヒンジ軸、ペダルを初期位置に付勢するためのバネ
部材などの各種の部品が必要であり、このため部品点数
が多くなり、構造が複雑で、製作コストが高くなるとい
う問題があった。また、このようなフットペダル装置に
は、ペダルを1個だけ設けた単体式のものもあるが、通
常の電子鍵盤楽器では2〜3個のペダルが必要である。
このため、フットペダル装置は、より一層、部品点数が
多くなり、構造および組立て作業が極めて煩雑になる。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、部品点
数が少なく、構造が簡単で、安価な電子楽器のフットペ
ダル装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記目的を
達成するために、足踏み操作によってペダル装置本体
設けられたスイッチをペダルでオン−オフさせて、演奏
に効果を与えるフットペダル装置において、このペダル
の一端部にその他端側を上下方向に変位可能に支持する
弾性支持部を一体に形成し、この弾性支持部をペダル装
置本体に設けられた凹部に取り付けたことを特徴とする
ものである。
【0005】
【作用】この考案によれば、ペダルの一端部にその他端
側を上下方向に変位可能に支持する弾性支持部を一体に
形成したから、従来のような別部品としてのヒンジ軸や
バネ部材が不要となり、部品点数を削減することがで
き、しかも弾性支持部をペダル装置本体の凹部に取り付
けるので、構造が簡単で、組立て作業性も良く、低価格
なものを得ることができる。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図4を参照して、この考案の一
実施例を説明する。図1はフットペダル装置の外観斜視
図であり、図2はそのA−A断面図である。このフット
ペダル装置は、合成樹脂製の本体ケース1と、この本体
ケース1に並列して取り付けられる複数個(この実施例
では3個)の合成樹脂製のペダル2とを備えている。
【0007】本体ケース1は、前側(図2では左側)が
後側(同図では右側)よりも少し低いほぼ箱型状に形成
されている。この本体ケース1の前部には緩やかな傾斜
部に形成され、この傾斜部にはクッション材3が各ペダ
ル2の下に対応して設けられている。また、クッション
材3の後側における本体ケース1には、押釦式のスイッ
チ4が各ペダル2の下に対応して設けられている。各ス
イッチ4は、本体ケース1の内面に垂下して形成された
ボス5の下端面にビス止めされた基板6と、本体ケース
1の内面に形成されたリブ7によって基板6上に押え付
けられたゴム部材8とからなっている。ゴム部材8は、
弾性変形可能な膨出部を有し、この膨出部の上部が本体
ケース1のバカ孔9を通して上方に突出し、この突出し
た部分が押圧されて弾性変形すると、図3に示すよう
に、膨出部の内部に設けられた可動接点10が基板6の
上面に設けられた一対の固定接点11に接触して一対の
固定接点11を導通させるようになっている。さらに、
本体ケース1の後部には、ペダル取付凹部12が各ペダ
ル2に対応して設けられている。なお、本体ケース1の
底部には底板13が配置されている。この底板13は、
その下面にゴム脚14を介して本体ケース1の内面に垂
下して設けられた取付柱15の下端面にビス止めされて
いる。
【0008】一方、ペダル2は合成樹脂によりほぼ平板
状に形成されており、その後端部にはペダル2を上下方
向に変位可能に支持する弾性支持部16が一体に形成さ
れている。この弾性支持部16は、ペダル2の厚さより
も薄く形成された湾曲部17がペダル2の後端部に連続
し、この湾曲部17の下端部に湾曲部17の厚さよりも
厚くてペダル2の厚さよりも薄い取付部18が連続して
形成された構造となっている。この弾性支持部16は、
図4に示すように取付部18が本体ケース1のペダル取
付凹部12に差し込まれて嵌着することにより本体ケー
ス1に取り付けられ、これによりペダル2を本体ケース
1の上方に支持するようになっている。この場合、強度
を増すために取付部18をペダル取付凹部12に差し込
んだ状態で接着するようにしてもよい。なお、ペダル2
の下面には、ペダル2が踏み込まれて下方に変位した
際、スイッチ4のゴム部材8の上端部をほぼ平行に押圧
する傾斜押圧部19がスイッチ4と対応して設けられて
いる。
【0009】このようなフットペダル装置では、通常は
図2に示すように、ペダル2が弾性支持部16によって
本体ケース1の上方に支持されており、この状態でペダ
ル2を弾性支持部16の弾力に抗して踏み込むと、図3
に示すように弾性支持部16の湾曲部17付近が弾性変
形し、これに伴ってペダル2が湾曲部17付近を中心に
反時計方向に回動する。すると、ペダル2の押圧部19
が本体ケース1のスイッチ4のゴム部材8を押圧してス
イッチ4をオンさせるとともに、ペダル2の前端部側の
下面が本体ケース1のクッション材3に当接して下限位
置が規制される。なお、ここでは、ペダル2自身の変形
は無視しているが、実際にはペダル2自身もある程度撓
む。そして、ペダル2に対する踏み込みを解除すると、
ペダル2は弾性支持部16の弾性復帰力によって元の初
期位置に復帰するとともに、スイッチ4のゴム部材8も
元のオフ状態に復元する。
【0010】このように、このフットペダル装置では、
合成樹脂製のペダル2の後端部にその前端側を上下方向
に変位可能に支持する弾性支持部16を一体に形成した
から、従来のような別部品としてのヒンジ軸やバネ部材
が不要となり、部品点数を大幅に削減することができ、
しかも弾性支持部16の取付部18を本体ケース1のペ
ダル取付凹部12に取り付けることにより、ペダル2を
本体ケース1に対して取り付けるので、構造が簡単で、
組立て作業性も良く、低価格なものを得ることができ
る。特に、ペダル2は図4に示すように弾性支持部16
の取付部18を本体ケース1のペダル取付凹部12に差
し込んで嵌着させるだけでよいから、極めて簡単に取り
付けることができる。このため、例えばペダル2が2個
または1個の場合には、本体ケース1を、図5に示すよ
うにペダル取付凹部12が2ヵ所に設けられた構造、ま
たは図6に示すようにペダル取付凹部12が1ヵ所に設
けられた構造にするだけでよいので、ペダル2の個数が
異なっても容易に対処することができる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、ペダルの一端部にその他端側を上下方向に変位可能
に支持する弾性支持部を一体に形成したから、従来のよ
うな別部品としてのヒンジ軸やバネ部材が不要となり、
部品点数を削減することができ、しかも弾性支持部を
ダル装置本体の凹部に取り付けるので、構造が簡単で、
組立て作業性も良く、低価格なものを得ることができ、
またペダル装置本体に取り付けるペダルの数にかかわら
ず、同一のペダルを使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す外観斜視図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図2のペダルを踏み込んだ状態の断面図。
【図4】ペダルを本体ケースに取り付ける状態を示す斜
視図。
【図5】ペダルが2個取り付けられる本体ケースの斜視
図。
【図6】ペダルが1個取り付けられる本体ケースの斜視
図。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 ペダル 4 スイッチ 16、20 弾性支持部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足踏み操作によってペダル装置本体に設
    けられたスイツチをペダルでオン−オフさせることによ
    り、演奏に効果を与えるフットペダル装置において、 前記ペダルは、当該ペダルの一端部にその他端側を上下
    方向に変位可能に支持する弾性支持部を一体に形成し、 前記ペダル装置本体は、前記ペダルの弾性支持部を取り
    付ける凹部を設けたことを特徴とするフットペダル装
JP1993059171U 1993-10-07 1993-10-07 フットペダル装置 Expired - Lifetime JP2601288Y2 (ja)

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JPH0726897U JPH0726897U (ja) 1995-05-19
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JP5861859B2 (ja) * 2011-07-01 2016-02-16 カシオ計算機株式会社 ペダル装置及び鍵盤楽器
ES2412605B1 (es) * 2013-01-23 2014-04-24 Llevinac, S.L. Soporte de pedalera para instrumentos electrofónicos

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