JPH063195A - 保護筒付き温度センサー - Google Patents
保護筒付き温度センサーInfo
- Publication number
- JPH063195A JPH063195A JP15919292A JP15919292A JPH063195A JP H063195 A JPH063195 A JP H063195A JP 15919292 A JP15919292 A JP 15919292A JP 15919292 A JP15919292 A JP 15919292A JP H063195 A JPH063195 A JP H063195A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature sensor
- peripheral surface
- protective cylinder
- outer peripheral
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cookers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 調理器具の被加熱物に接触して被加熱物の温
度を感知する温度センサーを設けた調理器具に用いられ
る保護筒付き温度センサーにおいて、温度センサーを燃
焼熱から確実に保護して正確に温度測定することを目的
とする。 【構成】 内周面側に凸形状の突起部9,10を複数個
形設した円筒状の保護筒8を、温度センサー1の外周面
4に突起部9,10を案内として嵌合し、外周面4との
間に所定間隔の隙間5を形成し、かつ、外周面4に突起
部10で溶接して固設させた構成により、保護筒8に外
力が加わった場合にも簡単に保護筒が動かず隙間5が所
定間隔に保たれて、温度センサー1を燃焼熱から確実に
保護できる。
度を感知する温度センサーを設けた調理器具に用いられ
る保護筒付き温度センサーにおいて、温度センサーを燃
焼熱から確実に保護して正確に温度測定することを目的
とする。 【構成】 内周面側に凸形状の突起部9,10を複数個
形設した円筒状の保護筒8を、温度センサー1の外周面
4に突起部9,10を案内として嵌合し、外周面4との
間に所定間隔の隙間5を形成し、かつ、外周面4に突起
部10で溶接して固設させた構成により、保護筒8に外
力が加わった場合にも簡単に保護筒が動かず隙間5が所
定間隔に保たれて、温度センサー1を燃焼熱から確実に
保護できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用の調理器具など
に使用される接触して被加熱物の温度を感知する温度セ
ンサーを調理器具の燃焼熱から確実に保護して、正確に
温度測定する保護筒付き温度センサーに関する。
に使用される接触して被加熱物の温度を感知する温度セ
ンサーを調理器具の燃焼熱から確実に保護して、正確に
温度測定する保護筒付き温度センサーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、調理鍋などの被加熱物の温度を検
知する温度センサーを設けた調理器具が用いられてい
る。
知する温度センサーを設けた調理器具が用いられてい
る。
【0003】図5に示すように、調理器具15はバーナ
16を内蔵し、バーナ16の中心に配設した温度感熱部
を内蔵した温度センサー1が、調理器具15に載置され
た被加熱物17に接触して被加熱物17の温度を検知し
て、バーナ16の燃焼炎14の状態を制御する構成とさ
れている。
16を内蔵し、バーナ16の中心に配設した温度感熱部
を内蔵した温度センサー1が、調理器具15に載置され
た被加熱物17に接触して被加熱物17の温度を検知し
て、バーナ16の燃焼炎14の状態を制御する構成とさ
れている。
【0004】温度センサー1は、燃焼炎14の輻射熱な
どの影響を受けずに被加熱物17の温度を正確に検知で
きるように保護筒付き温度センサーとしている。
どの影響を受けずに被加熱物17の温度を正確に検知で
きるように保護筒付き温度センサーとしている。
【0005】以下に従来の保護筒付き温度センサーにつ
いて説明する。図6に示すようにパイプの内周面を両端
から所定の内径に中ぐり加工してパイプの板厚を薄くし
て段部7を形成した保護筒2の中へ温度感熱部を有する
温度センサー1を入れ、ついで外径を保護筒2の両端部
の内径寸法に、内径を温度センサー1の外周面4の外径
寸法に加工したドーナツ状の支持体3を保護筒2の両端
から入れ、次に温度センサー1の外周面4を案内として
スピードナット6を保護筒2の両端から入れ、支持体3
を保護筒2の段部7に当接させて、支持体3をスピード
ナット6と段部7で挟持固定して、保護筒2と外周面4
との間に所定間隔の隙間5を形成した構成である。
いて説明する。図6に示すようにパイプの内周面を両端
から所定の内径に中ぐり加工してパイプの板厚を薄くし
て段部7を形成した保護筒2の中へ温度感熱部を有する
温度センサー1を入れ、ついで外径を保護筒2の両端部
の内径寸法に、内径を温度センサー1の外周面4の外径
寸法に加工したドーナツ状の支持体3を保護筒2の両端
から入れ、次に温度センサー1の外周面4を案内として
スピードナット6を保護筒2の両端から入れ、支持体3
を保護筒2の段部7に当接させて、支持体3をスピード
ナット6と段部7で挟持固定して、保護筒2と外周面4
との間に所定間隔の隙間5を形成した構成である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、保護筒2は支持体3が段部7を両側から
スピードナット6で挟持されているだけなので、保護筒
2になんらかの外力が加わった場合は簡単にスピードナ
ット6が塑性変形して保護筒2が動くことになり、隙間
5が所定間隔に保たれなくなり、温度センサー1を燃焼
熱から確実に保護できず、正確な温度測定ができないと
いう問題点、また保護筒2を作るのに内厚のパイプを旋
盤で中ぐり加工して製作しなければならず、また、機械
加工がパイプの両側からの加工であるために旋盤加工の
ときにチャッキングをしなおさなければならず加工コス
トが高くなるという問題点を有していた。
来の構成では、保護筒2は支持体3が段部7を両側から
スピードナット6で挟持されているだけなので、保護筒
2になんらかの外力が加わった場合は簡単にスピードナ
ット6が塑性変形して保護筒2が動くことになり、隙間
5が所定間隔に保たれなくなり、温度センサー1を燃焼
熱から確実に保護できず、正確な温度測定ができないと
いう問題点、また保護筒2を作るのに内厚のパイプを旋
盤で中ぐり加工して製作しなければならず、また、機械
加工がパイプの両側からの加工であるために旋盤加工の
ときにチャッキングをしなおさなければならず加工コス
トが高くなるという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、調理器具の燃焼熱から温度センサーを確実に保護し
て、正確な温度測定ができ、かつ、コスト低減した保護
筒付き温度センサーを提供することを目的とする。
で、調理器具の燃焼熱から温度センサーを確実に保護し
て、正確な温度測定ができ、かつ、コスト低減した保護
筒付き温度センサーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の保護筒付き温度センサーは、内周面側に凸形
状の突起部を複数個形設した円筒状の保護筒を温度セン
サーの外周面に突起部を案内として嵌合し、外周面との
間に所定間隔の隙間を形成し、かつ外周面に突起部を溶
接して固設させた構成としたものである。
に本発明の保護筒付き温度センサーは、内周面側に凸形
状の突起部を複数個形設した円筒状の保護筒を温度セン
サーの外周面に突起部を案内として嵌合し、外周面との
間に所定間隔の隙間を形成し、かつ外周面に突起部を溶
接して固設させた構成としたものである。
【0009】
【作用】この構成において、保護筒になんらかの外力が
加わった場合にも簡単に塑性変形して保護筒が動かない
ので隙間が所定間隔に保たれることとなり、温度センサ
ーは燃焼熱から確実に保護されることとなる。
加わった場合にも簡単に塑性変形して保護筒が動かない
ので隙間が所定間隔に保たれることとなり、温度センサ
ーは燃焼熱から確実に保護されることとなる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0011】本発明の一実施例を示す図1ないし図3で
は、従来例と同一部品に同一番号を付して説明は省略す
る。
は、従来例と同一部品に同一番号を付して説明は省略す
る。
【0012】図1ないし図3に示すように、本実施例の
特徴とするところは、前述従来の構成の保護筒2を、突
起部9,10を形設した保護筒8とし、温度センサー1
の外周面4に突起部9を嵌合させて所定間隔の隙間5を
形成し、かつ、突起部10の数箇所を温度センサー1の
外周面4に溶接して保護筒8を固設した点である。
特徴とするところは、前述従来の構成の保護筒2を、突
起部9,10を形設した保護筒8とし、温度センサー1
の外周面4に突起部9を嵌合させて所定間隔の隙間5を
形成し、かつ、突起部10の数箇所を温度センサー1の
外周面4に溶接して保護筒8を固設した点である。
【0013】保護筒8は、図4に示すように、平板12
に、その平板12を円筒状にしたときに円周上に120
度の間隔でほぼ中央部に形設されるように内周面側に凸
形状に切り起こし加工した3個の突起部9と、突起部9
と60度ずらして120度の間隔で端面13に内周面側
に凸形状に切り起こし加工した3個の突起部10と、円
筒状にプレス加工するとき嵌合させる両端部に2対の凸
部11aと凹部11bとを順送金型でプレス加工して形
成した後、円筒状にプレス加工して凸部11aと凹部1
1bを接合して完成させる。
に、その平板12を円筒状にしたときに円周上に120
度の間隔でほぼ中央部に形設されるように内周面側に凸
形状に切り起こし加工した3個の突起部9と、突起部9
と60度ずらして120度の間隔で端面13に内周面側
に凸形状に切り起こし加工した3個の突起部10と、円
筒状にプレス加工するとき嵌合させる両端部に2対の凸
部11aと凹部11bとを順送金型でプレス加工して形
成した後、円筒状にプレス加工して凸部11aと凹部1
1bを接合して完成させる。
【0014】以上のように本実施例によれば、温度セン
サー1の外周面4に突起部9,10を案内として保護筒
8を嵌合して温度センサー1の外周面4との間に隙間5
を形設し、突起部10の数箇所を温度センサー1の外周
面4の当接面で溶接して保護筒8を固定することによ
り、保護筒8になんらかの外力が加わった場合にも簡単
に塑性変形して保護筒8が動くことがないので、隙間5
が所定間隔に保たれて温度センサー1には燃焼炎14の
熱が保護筒8で遮断されて伝わらなくでき、温度センサ
ー1は調理器具15に載置された被加熱物17のみの温
度を検知して正確な温度測定ができる。
サー1の外周面4に突起部9,10を案内として保護筒
8を嵌合して温度センサー1の外周面4との間に隙間5
を形設し、突起部10の数箇所を温度センサー1の外周
面4の当接面で溶接して保護筒8を固定することによ
り、保護筒8になんらかの外力が加わった場合にも簡単
に塑性変形して保護筒8が動くことがないので、隙間5
が所定間隔に保たれて温度センサー1には燃焼炎14の
熱が保護筒8で遮断されて伝わらなくでき、温度センサ
ー1は調理器具15に載置された被加熱物17のみの温
度を検知して正確な温度測定ができる。
【0015】また、保護筒8の製作は、切り起こし加工
による突起部9,10を形設した平板12をプレス加工
によって作り、次に円筒状にプレス加工して両端面を接
合して完成されるので、この一連の加工が順送金型プレ
ス加工ででき、人手をかけることがないので安価にでき
る。
による突起部9,10を形設した平板12をプレス加工
によって作り、次に円筒状にプレス加工して両端面を接
合して完成されるので、この一連の加工が順送金型プレ
ス加工ででき、人手をかけることがないので安価にでき
る。
【0016】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に本発明は、内周面側に凸形状の突起部を複数個形成し
た円筒状の保護筒を温度センサーの外周面に突起部を案
内として嵌合し、外周面との間に所定間隔の隙間を形成
し、かつ外周面に突起部を固設させた構成により、調理
器具の燃焼熱から温度センサーを確実に保護して、正確
な温度測定ができ、かつ、コスト低減した優れた保護筒
付き温度センサーを実現できるものである。
に本発明は、内周面側に凸形状の突起部を複数個形成し
た円筒状の保護筒を温度センサーの外周面に突起部を案
内として嵌合し、外周面との間に所定間隔の隙間を形成
し、かつ外周面に突起部を固設させた構成により、調理
器具の燃焼熱から温度センサーを確実に保護して、正確
な温度測定ができ、かつ、コスト低減した優れた保護筒
付き温度センサーを実現できるものである。
【図1】本発明の一実施例の保護筒付き温度センサーの
要部の外観斜視図
要部の外観斜視図
【図2】図1の正面断面図
【図3】本発明の一実施例の保護筒付き温度センサーを
設けた調理器具の燃焼部に被加熱物を載置した状態を示
す断面略図
設けた調理器具の燃焼部に被加熱物を載置した状態を示
す断面略図
【図4】同保護筒付き温度センサーの保護筒の円筒状に
加工する前の平板の状態を示す外観斜視図
加工する前の平板の状態を示す外観斜視図
【図5】温度センサーを設けた調理器具で被加熱物を加
熱する概念を示す正面略図
熱する概念を示す正面略図
【図6】従来の保護筒付き温度センサーの要部の正面断
面図
面図
1 温度センサー 4 外周面 5 隙間 8 保護筒 9,10 突起部
Claims (1)
- 【請求項1】内周面側に凸形状の突起部を複数個形設し
た円筒状の保護筒を温度センサーの外周面に前記突起部
を案内として嵌合し、前記外周面との間に所定間隔の隙
間を形成し、かつ前記外周面に前記突起部を溶接して固
設させた保護筒付き温度センサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4159192A JP2990952B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 保護筒付き温度センサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4159192A JP2990952B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 保護筒付き温度センサー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063195A true JPH063195A (ja) | 1994-01-11 |
JP2990952B2 JP2990952B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=15688330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4159192A Expired - Lifetime JP2990952B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 保護筒付き温度センサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2990952B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007024278A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Suncall Corp | ダンパースプリング及びシート部材 |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP4159192A patent/JP2990952B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007024278A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Suncall Corp | ダンパースプリング及びシート部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2990952B2 (ja) | 1999-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07151624A (ja) | 光ファイバ高温度圧力センサ | |
CN101432608A (zh) | 在感应加热装置上测量温度的装置和方法 | |
JPH063195A (ja) | 保護筒付き温度センサー | |
JP3709257B2 (ja) | 接触式温度計 | |
JP4584275B2 (ja) | 鍋底温度センサ | |
JP5698409B2 (ja) | 圧力、特に内燃機関の燃焼室圧を検出するための装置 | |
CN210624586U (zh) | 一种具有冷却功能的温度传感器及应用其的燃气灶 | |
CN207945702U (zh) | 温度传感器及燃气灶 | |
CN213664823U (zh) | 一种液体加热器 | |
JPS5920656Y2 (ja) | 炉内管壁温度測定用熱電対 | |
CN220829292U (zh) | 一种轴承表面测温结构 | |
CN213749775U (zh) | 一种水平垂直燃烧仪的校准装置 | |
CN219243641U (zh) | 一种安全的快速感温面板 | |
CN218764965U (zh) | 一种飞轮测速弧起始位置组合检具 | |
CN211242765U (zh) | 一种具有过热保护功能的炒菜机 | |
JPH0637597Y2 (ja) | 調理器の感熱装置 | |
JPH0325019Y2 (ja) | ||
JPH0437372B2 (ja) | ||
JPH077840Y2 (ja) | 暖房便座 | |
JPH0989270A (ja) | 電磁調理器の感熱部構造 | |
JPH071056Y2 (ja) | 取付部一体型のディスクサーモの取付装置 | |
KR870002636Y1 (ko) | 온도 감지 리미트 스위치 | |
JPS6324630Y2 (ja) | ||
JPS58193026A (ja) | 沸点検知装置付コンロ | |
JP2002028983A (ja) | 非接触熱板溶着における溶着不良検出方法および装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015 Year of fee payment: 9 |
|
S801 | Written request for registration of abandonment of right |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311801 |
|
ABAN | Cancellation of abandonment | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015 Year of fee payment: 9 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |