JPH0631950B2 - 電子弦楽器 - Google Patents

電子弦楽器

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JPH0631950B2
JPH0631950B2 JP61068945A JP6894586A JPH0631950B2 JP H0631950 B2 JPH0631950 B2 JP H0631950B2 JP 61068945 A JP61068945 A JP 61068945A JP 6894586 A JP6894586 A JP 6894586A JP H0631950 B2 JPH0631950 B2 JP H0631950B2
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signal
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piezoelectric
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は電子弦楽器に係わり、特に、演奏者が指定する
音高を超音波信号の走査により判別する電子弦楽器に関
する。
<従来の技術> 一般に、電子弦楽器では、演奏者により押圧された弦と
接触しているフレットの位置を判別し、該判別結果に基
づき発音すべき楽音の音高を特定すると共に、揆弦のタ
イミングを検知して前記特定された音高の楽音を発生さ
せる。
かかる電子弦楽器の発音過程におけるフレット位置の判
別は、揆弦時に弦がその弦長に対応する周期で振動する
ので、弦の振動を電磁ピックアップで弦の振動に相似し
た波形の電気信号に変換し、その波形のピーク間隔に基
づきなされていた。
しかしながら、上記揆弦に基づく弦振動を電気信号に変
換する場合には、揆弦から楽音の発生までに長時間を要
し演奏者に不自然な印象を与えていたことから、本願出
願人は昭和60年特許願第240138号において、フ
レット位置を超音波信号による走査に基づき判別する電
子楽器を提案した。この昭和60年特許願第24013
8号の第8図で開示されている信号判別回路では、圧電
素子161等に供給される高周波パルスP1と超音波信
号のエコーに基づき形成される電気信号S3とのダイナ
ミックレンジ差に着目し、所定のスレッシュホールド電
圧をそれぞれ有するダイオード62乃至65を送信部3
2と圧電素子161等との間、および圧電素子161等と
受信部33との間にそれぞれ介在させて不所望の信号S
3またはP1をミューティングしていた。
<発明の解決しようとする問題点> 上記昭和60年特許願第240138号で開示されてい
る電子弦楽器の信号判別回路では圧電素子161等から
見た回路インピーダンスがダイオード61乃至65で構
成されるミューティング回路および送、受信部32,3
3の構成で決定され、高周波パルスP1の送信時および
電気信号S3の受信時にわたり略一定値に維持されてい
る。したがって、上記インピーダンスを小さく設定する
と圧電素子161等に大きな負荷が接続されていること
と等価になり、高周波パルスP1印加後の自己振動が急
速に減衰し、電気信号S3が上記自己振動に起因するノ
イズに埋設しないものの、電気信号S3のダイナミック
レンジも小さくなり電気信号S3の判別が困難になると
いう問題点が生じる。一方、上記インピーダンスを大き
く設定すると電気信号S3の判別は容易になるが、その
反面、圧電素子161等の自己振動が長期にわたり継続
し、電気信号S3がノイズに埋没するという問題点が生
じる。
したがって、本発明は超音波信号のエコーに基づきノイ
ズに埋没することがなく、しかもダイナミックレンジの
大きな電気信号を発生できるようにすることを目的とし
ている。
<問題点を解決するための手段> 本発明は楽器本体に張設された弦と、上記楽器本体に固
定され超音波信号の伝播している弦が接触すると該超音
波信号を反射してエコーを発生させる複数のフレット
と、第1電気信号に基づき上記超音波信号を発生し該超
音波信号を上記弦に供給するとともに、エコーに基づき
第2電気信号を発生させる圧電変換手段と、上記第1電
気信号を上記圧電変換手段に供給し該第1電気信号と上
記第2電気信号とに基づき上記エコーを発生させたフレ
ットを判別するフレット位置判別手段とを具えており、
上記フレット位置判別手段が、上記第1電気信号を発生
させる第1電気信号発生回路と、上記第1電気信号の出
力された後の一定時間の間は上記圧電変換手段に付加さ
れる負荷を大きくし、上記第2電気信号の入力されてい
る間は上記圧電変換素子に付加される負荷を小さくする
負荷制御回路とを有していることを要旨とする。
<作用および効果> 上記構成に係わる電子弦楽器にあっては、フレット位置
判別手段から圧電変換手段に第1電気信号を供給する際
には負荷制御回路が圧電変換手段に付加される負荷を一
定時間の間大きくする。その結果、圧電変換手段の自己
振動は急速に減衰し第2電気信号が上記自己振動に起因
するノイズに埋没することはない。これに対して第2電
気信号が入力されている間は負荷制御回路が圧電変換手
段に付加される負荷を小さくするので、圧電変換手段が
超音波信号のエコーに基づき第2電気信号を発生させる
と該第2電気信号のダイナミックレンジを大きくするこ
とができる。したがって、フレット位置判別手段は第2
電気信号を不所望のノイズから容易に分別することがで
き、第2電気信号に基づきエコーを発生させたフレット
を正確に判別することができる。
<実施例> 以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。第1
図は一実施例の側面図であり、この一実施例は本発明を
六弦ギターに適用したものである。図において、1は楽
器本体を示しており、この楽器本1の弦巻3とテールピ
ース5との間には6本の互いに太さの異なる弦7,9,
11,13,15,17が互いに平行に張設されてい
る。楽器本体1のネック部には弦7乃至17と略直角に
n本のフレット19,21,・・が植設されており、フ
レット19,21,・・は6本の弦7乃至17と接触可
能に位置している。テールピース5側の楽器本体1には
6個の電磁ピックアップ23,25,27,29,3
1,33とブリッジ組立体35とが固定されている。電
磁ピックアップ23乃至33は各弦7乃至17に対応し
て設けられており、弦7乃至17の揆弦時に該弦7乃至
17に生じる低周波の振動を検出して揆弦信号ONをト
ーンジェネレータ37に送出する。
一方、ブリッジ組立体35は圧電変換手段としての6個
のセラミックス製圧電素子39,41,43,45,4
7,49を支持しており、これらの圧電素子39乃至4
9はフレット位置判別回路51から間歇的に供給される
駆動パルスP1に基づき約450KHの超音波信号を
発生させ、該超音波信号を対応する各弦7乃至17に伝
達する。弦7乃至17に伝達された超音波信号は弦7乃
至17を伝播してゆき、弦7乃至17がネック部に向か
って押圧されいずれかのフレット19,21,・・に接
触していると、該フレット19,21,・・で反射され
てエコーを発生させる。このエコーは再び圧電素子39
乃至49に向かって弦7乃至17を伝播してゆき、こう
して圧電素子39乃至49に達したエコーは圧電素子3
9乃至49によりエコーと相似した波形の第2電気信号
としての電気信号S1に変換される。
上記フレット位置判別回路51は駆動パルスP1の送出
から電気信号S1の受信までの所要時間に基づき弦7乃
至17と接触しているフレット19,21,・・を判別
し、該判別結果に基づき弦7乃至17と接触しているフ
レット19,21,・・に対応する音高を表す音高情報
をトーンジェネレータ37に供給する。その結果、トー
ンジェネレータ37は供給された音高情報と後述する制
御情報とに基づき楽音信号を形成し、揆弦信号ONが供
給された時、該楽音信号をサウンドシステム53に送出
して所定音高の楽音を発生させる。
次に、上記フレット位置判別回路51の詳細な構成につ
いて第2図乃至第4図を参照しつつ説明すれば以下の通
りである。なお、第2図乃至第3図に示されている回路
は各圧電素子39乃至49毎に設けられているが、以下
の詳細な説明では圧電素子39に接続されている回路に
ついてのみ説明する。
第2図において、パルス発生回路101は駆動パルスP
1を間歇的に発生させ、第1電気信号としての駆動パル
スP1を送信部131を介して圧電素子39に印加す
る。すなわち第3図に詳示されているように、時刻T1
にパルス発生回路101で発生された駆動パルスP1は
定電流アンプ103で増幅された後、圧電素子39に供
給される(第4図(a))。圧電素子39は駆動パルス
P1に基づき約450KHの超音波信号を発生し、該
超音波信号を弦7に伝達する。
かようにして超音波信号を発生させた圧電素子39は自
己振動により不所望のノイズNを発生させるが(第4図
(b))、時刻T1には駆動パルスP1に基づき単安定
マルチバイブレータ105が所定幅のワンショットパル
スP2を出力し(第4(c))、該ワンショットパルス
P2が高レベルの間はゲート回路107がオンするの
で、圧電素子39は該ゲート回路107を介して接地さ
れ、上記ノイズNはゲート回路107を通って放電され
る。換言すれば、ゲート回路107がオンされることに
より回路インピーダンスは極めて小さくなり、圧電素子
39から見た負荷は大幅に増加したことになる。しがっ
て、上記ノイズNを速やかに減衰させることができる。
再び第2図において、駆動パルスP1は圧電素子39と
並列に受信部133にも供給され、受信部133は該駆
動パルスP1に基づきゲート回路135にオン信号S2
を供給する。その結果、ゲート回路135はオンし、ク
ロック発振器137から出力されるクロックパルスCK
がカウンタ139のクロック端子に供給される。したが
ってカウンタ139はクロックパルスCKの計数を開始
する。
やがて弦7と接触しているフレット19,21,・・で
発生したエコーが弦7を圧電素子39に向かって伝播し
てゆき、圧電素子39で電気信号S1に変換されると、
ダイナミックレンジの大きな電気信号S1が受信部13
3に供給される。すなわち、第3図に関して説明したよ
うにゲート回路107はワンショットパルスP2が高レ
ベルの間のみオンしているので、エコーが圧電素子39
に到着するのに先立つ時刻T2にワンショットパルスP
2が低レベルに移行すると、ゲート回路107はオフさ
れる。したがって、回路インピーダンスは極めて大きく
なり、圧電素子39からみた負荷は著しく減少する。よ
って、時刻T3にはダイナミックレンジの大きな電気信
号S1が圧電素子39から出力されることになり、この
電気信号S1は抵抗体109とアンプ111とを経て受
信部133の所定回路に供給され、上記オン信号S2を
低レベルに移行させる。また、本実施例では出力インピ
ーダンスの大きな定電流アンプ103を使用しているの
で、圧電素子39から見た負荷は小さく、電子信号S1
は減衰しにくい。したがって、受信部133の所定回路
は電気信号S1を明確に判別することができ、誤動作を
起すことがない。上記単安定マルチバイブレータ105
とゲート回路107とは全体として負荷制御回路113
を構成しており、パルス発生回路101と送信部113
とは全体として第1電気信号発生回路115を構成して
いる。
こうしてオン信号S2が低レベルに移行すると、上記ゲ
ート回路135がオフし、カウンタ139へのクロック
パルスCKの供給が停止する。その結果、カウンタ13
9には駆動パルスP1の送信から電気信号S1の受信ま
でに要した時間に対応した値が残されることになる。
一方、オン信号S2の後縁は立下がり微分回路141に
より微分され、ラッチ信号LCHが形成される。このラ
ッチ信号LCHはラッチ回路143に供給され、カウン
タ139に保持されている駆動パルスP1の送信から電
気信号S1の受信までに要した時間に対応した値をラッ
チする。この駆動パルスP1の送信から電気信号S1の
受信までに要した時間はエコーを発生させたフレットの
位置に対応しているので、フレット位置に対応した音高
情報をデータ変換テーブル145に記憶させておき、上
記ラッチ回路143にラッチした値で対応する音高情報
をアドレス指定すればデータ変換テーブル145からエ
コーを発生させたフレットに対応する音高情報がトーン
ジェネレータ37に送出される。このトーンジェネレー
タ37は音高情報と楽音制御スイッチ回路147からの
制御情報とに基づき楽音信号を形成し、電磁ピックアッ
プ23から揆弦信号ONが供給されたとき該楽音信号を
サウンドシステム53に供給する。
一方、ラッチ信号LCHは遅延回路149で所定時間遅
延された後、カウンタ139のリセット端子Rに供給さ
れ、カウンタ139に保持されている値をリセットし次
回の計数に備える。
上記一実施例では圧電素子39乃至49を接地させるか
否かにより圧電素子39乃至49に付加される負荷を制
御したが、文字通り2種類の負荷を設け、これらを切り
替えて負荷の制御を行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す側面図、 第2図は一実施例の電気ブロック図、 第3図は負荷制御回路の電気ブロック図、 第4図は負荷制御回路の波形図である。 1……楽器本体、 7乃至17……弦、 19,21,……フレット、 39乃至49……圧電変換手段(圧電素子)、 51……フレット位置判別手段、 103……定電流回路(定電流アンプ) 113……負荷制御回路、 115……第1電気信号発生回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽器本体に張設された弦と、 上記楽器本体に固定され超音波信号の伝播している弦が
    接触すると該超音波信号を反射してエコーを発生させる
    複数のフレットと、 第1電気信号に基づき上記超音波信号を発生し該超音波
    信号を上記弦に供給するとともに、エコーに基づき第2
    電気信号を発生させる圧電変換手段と、 上記第1電気信号を上記圧電変換手段に供給し該第1電
    気信号と上記第2電気信号とに基づき上記エコーを発生
    させたフレットを判別するフレット位置判別手段とを具
    えた電子弦楽器において、上記フレット位置判別手段
    が、 上記第1電気信号を発生させる第1電気信号発生回路
    と、 上記第1電気信号の出力された後の一定時間の間は上記
    圧電変換手段に付加される負荷を大きくし、上記第2電
    気信号の入力されている間は上記圧電変換素子に付加さ
    れる負荷を小さくする負荷制御回路とを有していること
    を特徴とする電子弦楽器。
  2. 【請求項2】上記第1電気信号発生回路が上記圧電変換
    手段に上記第1電気信号を供給する定電流回路を有する
    特許請求の範囲第1項記載の電子弦楽器。
JP61068945A 1986-03-25 1986-03-25 電子弦楽器 Expired - Lifetime JPH0631950B2 (ja)

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