JPH06319069A - 自動焦点調節装置 - Google Patents

自動焦点調節装置

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JPH06319069A
JPH06319069A JP5105521A JP10552193A JPH06319069A JP H06319069 A JPH06319069 A JP H06319069A JP 5105521 A JP5105521 A JP 5105521A JP 10552193 A JP10552193 A JP 10552193A JP H06319069 A JPH06319069 A JP H06319069A
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Japan
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focus
evaluation value
memory
focus evaluation
signal
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JP5105521A
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English (en)
Inventor
Hidemitsu Shimamoto
秀満 島元
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確な再起動判定が行えるようになり、被写
体の動きやカメラ揺れによって不要な再起動動作を行い
焦点ボケを誘発することがない安定な自動焦点調節装置
を得る。 【構成】 合焦時の焦点評価値FV1,FV2を最大値
メモリ8に記憶し、次に合焦位置を中心としてフォーカ
スレンズ2を所定周期で繰り返し振動させる。そして、
振動中の焦点評価値を補正メモリで一定期間保持し、焦
点評価値から補正メモリの出力を減算する。さらに、こ
の減算結果を所定のしきい値と比較し、しきい値より小
となったときに“H”となる信号を出力する。制御回路
101はこの信号が“H”となったときに上記最大値メ
モリ8に焦点評価値を再記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ一体型VTR等
の自動焦点調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ一体型VTR等に用いられる自動
焦点調節装置は、映像信号のうち輝度信号の中高域成分
の量が合焦の度合いに対応していることを利用し、この
量が常に最大となるように焦点調節用のレンズ(以下、
フォーカスレンズという)をモータで位置制御する、い
わゆる山登りサーボ方式を使用している。この山登りサ
ーボ方式による自動焦点調節の原理については、NHK
技術研究報告昭40第17巻第1号通巻第86号21貢
に石田他著「山登りサーボ方式によるテレビカメラの自
動焦点調整」として詳しく記述されている。この方式は
測距のための特別な光学系やセンサを用いないため装置
が簡便で、また高精度な焦点合わせができるという多く
の利点を有する。
【0003】図18は従来の自動焦点調節装置を示すブ
ロック回路図である。図において、1はCCD3への入
射光量を調節するアイリス、2は被写体に焦点を調節す
るフォーカスレンズ、3は被写体像を電気信号に変換す
るCCD、4はCCD3から出力された電気信号のレベ
ルを調節するAGC、5はAGC4の出力をデジタル値
に変換するA/Dコンバータ、6はA/Dコンバータ5
の出力から映像信号を生成するカメラ信号処理回路、7
は映像信号の輝度信号Yが入力され合焦の度合に対応し
た焦点評価値を出力する焦点検出回路、8は合焦時の焦
点評価値を記憶する最大値メモリ、106は焦点評価値
が入力され山登りサーボ方式によりフォーカスレンズ2
の位置を調節するとともに、アイリス1を制御して画面
の明るさを一定に調節する制御回路、11は制御回路1
06の指令によりパルスモータ12を駆動するモータド
ライバ、12はフォーカスレンズ2を光軸方向に進退さ
せるパルスモータ、13はフォーカスレンズ2の基準位
置を検知するホトセンサ、14は制御回路106の指令
によりアイリス1の開口径を調節するアイリスモータ、
15はアイリス1の開口径を検出するホールセンサで、
18は画面全域にわたって輝度信号Yを累積加算する明
るさ検出回路である。
【0004】また、図19は従来の焦点検出回路を示す
ブロック回路図であり、図において、702は輝度信号
Yが入力され中高域周波数成分を通過させる第1のバン
ドパスフィルタ(以下、BPFという)、703は第1
のBPF702よりも通過域を狭く設定した第2のBP
F、704は第1のBPFおよび第2のBPFの出力信
号を絶対値化する絶対値回路、705は絶対値回路70
4の出力信号のピーク値を一水平走査期間単位で検出す
るピーク検出回路、HWはピーク検出回路705の検出
範囲を与える水平窓信号、706はピーク検出回路70
5の出力信号を垂直走査線方向に加算し、特性の異なる
焦点評価値FV1,FV2を出力する加算回路、VWは
加算回路706の加算範囲を与える垂直窓信号である。
【0005】次に、動作について説明する。アイリス1
によって光量が調節されフォーカスレンズ2によって焦
点を調節された被写体像は、CCD3によって電気信号
に変換される。この電気信号はAGC4によって明るい
ときは低い利得で、暗いときは高い利得で増幅され、さ
らにA/Dコンバータ5でデジタル信号に変換される。
ここで、AGC4の利得は、この電気信号がコンデンサ
(図示せず)にも導かれて1画面毎に蓄積され、その蓄
積された電荷のレベルに応じて自動的に調節される。こ
のデジタル信号はカメラ信号処理回路6に送られ、輝度
信号Y(図20(a))と図示しない色信号とからなる
映像信号となる。輝度信号Yは焦点検出回路7に入力さ
れ、まず第1のBPF702および第2のBPF703
によって合焦の度合に対応する中高域の周波数成分(図
20(b))が抽出される。次に、絶対値回路704に
より負の成分は正方向に折り返され(図20(c))、
ピーク検出回路705により一水平走査期間ごとのピー
ク値が検出される。この水平走査期間毎のピーク値は加
算回路706によって垂直走査線方向に累積加算されて
焦点評価値FV1,FV2となる。この焦点評価値FV
1,FV2は図21に示すような画面の中央の焦点検出
領域で1フィールド毎に求められ、この領域は水平窓信
号HW、垂直窓信号VWで指示される。また輝度信号Y
は明るさ検出回路16にも入力され、画面全域にわたっ
て累積加算された信号を制御回路106に出力する。制
御回路106はCCD3への入射光量が一定となるよう
にアイリスモータ14を動作させアイリス1の開口径を
調節する。またその開口径はホールセンサ15によって
検出され、制御回路101に報知される。
【0006】このように、焦点評価値は輝度信号Yの中
高域周波数成分の積分値であり、この中高域周波数成分
は撮影像のコントラストと対応しているので、コントラ
スト最大、すなわち焦点評価値が最大のとき合焦状態に
あり、焦点ボケとなるに従い小さな値となる。従って、
焦点評価値はフォーカスレンズ位置をパラメータとする
と図22に示すように合焦位置をピークとする山形の特
性を示す。ここで、図22中のFV1は第1のBPF7
02を用いた焦点評価値FV1の特性、FV2は第2の
BPF703を用いた焦点評価値FV2の特性であり、
この特性の違いは各BPFの通過帯域の設定の違いによ
るものである。ここでは、第2のBPF703は第1の
BPF702の場合よりも通過帯域が狭く設定されてお
り、図23(a)が第1のBPF702の通過帯域特性
を、図23(b)が第2のBPF703の通過帯域特性
を示している。この特性FV1は、合焦位置付近で焦点
評価値の変化が小さいため合焦位置の検出が困難である
が焦点ボケの度合が大きくなった場合でも出力が得られ
るという特徴があり、一方特性FV2は、合焦位置付近
で焦点評価値の変化が大きいため合焦位置の検出が容易
であるが、焦点ボケの度合が大きくなった場合に出力が
得られないという特徴がある。また焦点評価値の特性は
図24に示したように被写体の空間周波数分布やアイリ
ス1の開口径で変化する。特にアイリス1の開口径の影
響は大きく、開口径が小さいときすなわち撮影環境が明
るいときは焦点評価値の特性がなだらかで、合焦位置の
検出が行いにくい。
【0007】次に合焦動作について説明する。焦点評価
値FV1,FV2は制御回路106に送られ、フォーカ
スレンズ2の位置制御に供される。この制御回路106
は、まず最初にモータドライバ11を通じてパルスモー
タ12を駆動し、フォーカスレンズ2を光軸方向の前後
いずれかに進退させる(図25(1))。そして、焦点
評価値が増加すれば最初の駆動方向を維持し、減少すれ
ば反転させることで合焦の方向を判断する。さらに焦点
評価値が増加する方向にフォーカスレンズ2の駆動を保
持し(図25(2))、減少に転じた状態(図25
(3))をもって合焦位置を行き過ぎたことを検知して
停止し、駆動方向を反転する(図25(4))。そし
て、焦点評価値が最大を示した位置にフォーカスレンズ
を移動させ(図25(5))、そのときの焦点評価値F
V1,FV2を最大値メモリ8に記憶して停止する。こ
こで、焦点評価値FV1は焦点ボケの度合が大きい場合
でも出力が得られるので合焦方向の判断や合焦方向の保
持を行ってる場合に用い、合焦位置に近づいて焦点評価
値FV2が大きくなった時は焦点評価値FV2を用いて
合焦位置への停止動作を行う。また、合焦位置を行き過
ぎたことの検知は焦点評価値FV1,FV2の両方の値
が減少に転じたことを条件として行うが、これは図22
に示したいわゆる疑似ピーク(合焦位置以外の位置に生
じるピークで、BPFの帯域が異なると位置が異なる)
への誤合焦を防止するためである。また、最大値メモリ
8には焦点評価値FV1,FV2がそれぞれ記憶され、
合焦状態の変化の検出に用いられる。
【0008】このようにして合焦動作が達成されると、
制御回路106は毎フィールド得られる焦点評価値と最
大値メモリ8に記憶した合焦時の焦点評価値を比較し、
焦点評価値の変化によって焦点ボケの発生を監視する。
今、パン、チルト等により撮影シーンが変化し焦点ボケ
が生じた場合(図26(a)時刻t0 )、焦点評価値は
大きく減少し最大値メモリ8の記憶値との間にレベル差
を生じ、これにより制御回路106が焦点ボケの発生を
検出する。制御回路106は上記した合焦手順により再
び合焦動作を実行し、フォーカスレンズ2を第1の合焦
位置から第2の合焦位置に移動させる(図26
(b))。これを再起動という。図26のt1 は新たな
合焦位置を検出した時刻、t2 はフォーカスレンズ2が
新たな合焦位置に停止した時刻を表わしている。一般
に、撮影シーンが変化すると画面の明るさも変化するの
で、アイリス1やAGC4が動作し画面の明るさを一定
に保持しようとする(図26(c))。これらの動作は
上記合焦動作とは独立に作用するが、合焦動作のような
俊敏な応答は要求されないので制御の時定数は大きくな
る。従ってこのような場合、合焦動作の終了後にさらに
焦点評価値が変化して最大値メモリ8に記憶した値との
間に少なからぬレベル差を生じてしまう(図26ΔF
V)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動焦点調節装
置は以上のように構成されているので、アイリスやAG
Cの動作により合焦位置は変化していないにもかかわら
ず合焦後の焦点評価値に変化が生じ、合焦時点での記憶
値との間にレベル差が発生する。そのため、再起動を開
始するか否かの判定が不正確になり、被写体の動きやカ
メラ揺れに対して安定性を欠き、誤動作を誘発して焦点
ボケを生じてしまうという問題点がある。
【0010】また、従来の自動焦点調節装置の別の問題
点は、焦点の調節動作と画面の明るさの調整動作が競合
するため焦点評価値の変動が合焦状態の変化による変動
のみに対応しない、被写体に中高域周波数成分が少ない
か、または撮影環境が明るいために焦点評価値のピーク
が得にくい、疑似ピークがあるために合焦位置の検出が
不正確になるということにあり、さらにフリッカやフィ
ールド毎の焦点評価値の変動のため動作を誤ってしまう
ことにある。
【0011】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、被写体の動きやカメラ揺れに対し
て安定であるとともに、撮影シーンの変化に即して正確
な合焦動作を行い、誤動作の少ない自動焦点調節装置を
提供することを目的とする。
【0012】また、本発明の別の目的は、合焦動作によ
り検出されたフォーカスレンズの停止位置が真の合焦位
置からずれていた場合でも、速やかに真の合焦位置へフ
ォーカスレンズを移動させることの可能な自動焦点調節
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動焦点調
節装置は、合焦時の焦点評価値を記憶する最大値メモリ
と、合焦位置を中心として焦点調節レンズを所定周期で
繰り返し移動させる振動手段と、振動中の焦点評価値を
記憶する補正メモリと、焦点評価値と補正メモリの出力
を演算してその結果に応じた信号を発生する信号発生手
段と、この信号に同期して上記最大値メモリに焦点評価
値を再記録する最大値補正手段とを備えたものである。
【0014】また、第2の発明に係る焦点調節装置は、
合焦位置を中心として焦点調節レンズを所定周期で繰り
返し移動させる振動手段と、振動中の焦点評価値を記憶
する補正メモリと、焦点評価値と補正メモリの出力を演
算してその結果の符号を記憶する符号メモリと、この演
算結果の符号と符号メモリの出力を論理演算する論理演
算手段と、この論理演算手段の論理に応じて合焦位置に
オフセットを与えるオフセット付加手段とを備えたもの
である。
【0015】また第3の発明に係る焦点調節装置は、合
焦位置を中心として焦点調節レンズを所定周期で繰り返
し移動させる振動手段と、アイリスの開口径を検出する
検出手段と、この検出手段の出力に対応した焦点深度を
あらかじめ求めこれを焦点調節レンズの最小移動量の整
数倍に変換した値として記憶した深度メモリと、上記検
出手段の出力に対応した深度メモリの値を参照して前記
焦点調節レンズの振動量を制御する振動量制御手段とを
備えたものである。
【0016】
【作用】第1の発明における最大値補正手段は、焦点評
価値と補正メモリの出力を演算する信号発生手段の出力
信号に同期して、最大値メモリに焦点評価値を再記録す
る。
【0017】第2の発明におけるオフセット付加手段
は、焦点評価値と補正メモリの出力を演算した結果の符
号と符号メモリの出力とを論理演算する論理演算手段の
出力論理に応じ、合焦位置にオフセットを与える。
【0018】第3の発明における振動量制御手段は、ア
イリスの開口径を検出する検出手段の出力に対応した深
度メモリの値を参照し、フォーカスレンズの振動量を制
御する。
【0019】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1による自動焦点調節
装置を示すブロック回路図である。図において、図18
と同一構成部分にはそれぞれ同一符号を付している。9
は焦点評価値FV1,FV2が入力され最大値メモリ8
の再書き込みタイミングを指示する補正信号RWを出力
する第1の補正信号発生回路、101は焦点評価値FV
1,FV2が入力されフォーカスレンズ2の位置制御を
行うとともに、補正信号RWが入力されて最大値メモリ
8の焦点評価値を書き換え、さらにアイリス1を制御し
て画面の明るさを一定に調節する制御回路である。
【0020】また、図2は実施例1における第1の補正
信号発生回路を示すブロック回路図であり、図におい
て、903は焦点評価値FV1を一定期間保持する第1
の補正メモリ、904は第1の平均回路902の出力か
ら第1の補正メモリの出力を減算する第1の減算回路、
905は第1の減算回路904の出力と第1のしきい値
906を比較する第1のコンパレータで、補正信号RW
1を出力する。
【0021】次に、動作を図に基づいて説明する。ま
ず、山登り制御によりフォーカスレンズ2を合焦位置に
移動させ、その時点での焦点評価値FV1,FV2を最
大値メモリ8に記憶するまでの動作は前記従来例と同一
である。この合焦時の停止位置を図3に示すxとする。
次に、制御回路101は図3のnフィールドでフォーカ
スレンズ2を(x+2)まで移動させ、1フィールド期
間停止する。ここで、フォーカスレンズ2の移動量はパ
ルスモータ12のステップ角に対応した量に換算してい
る。すなわち、位置xから位置(x+2)まではパルス
モータ12が2ステップ回転し、フォーカスレンズ2が
その回転量に応じた分だけ光軸上を移動していることを
示している。ここで、(n+1)フィールドの焦点評価
値をFV1n+1 とする。次に制御回路101はパルスモ
ータ12を上記と逆の方向に4ステップ回転させ、フォ
ーカスレンズ2を(x−2)の位置に移動させ、1フィ
ールド期間停止する。そして、(n+3)フィールドの
焦点評価値FV1n+3 を得る。以下、制御回路101は
4フィールドを1シーケンスとして合焦位置xを中心に
フォーカスレンズ2を振動させ、焦点評価値FV1n+5,
FV1n+7,…を得る。
【0022】第1の補正メモリ903は焦点評価値を2
フィールド期間保持するように構成する。この第1の補
正メモリ903で2フィールド期間保持された焦点評価
値FV1n+1は第1の減算回路904でFV1n+3から減
算され、その減算結果は第1のコンパレータ905で第
1のしきい値906と比較される。このコンパレータか
らは、減算結果の出力がしきい値より大である期間
“L”で、しきい値より小となったときに“H”となる
補正信号RWが出力される。以上の動作は2フィールド
毎に逐次繰り返される。いま、合焦時の焦点評価値が図
4(1)でこれがアイリス1またはAGC4の動作で図
4(2),(3),…と変化するとき、焦点評価値FV1
n+9が焦点評価値FV1n+7から減算された場合にその減
算結果が第1のしきい値906より小さくなったとする
と、補正信号RWはこの時点で“H”となって制御回路
101に評価値変動の収束を報知する。これにより制御
回路101は図3の(n+10)フィールドでフォーカ
スレンズ2を合焦位置xに戻して停止し、(n+11)
フィールドで得られる焦点評価値FV1n+11,FV2
n+11を最大値メモリ8に再書き込みする。ここで第1の
しきい値906は、たとえば定常状態での焦点評価値変
動をあらかじめ測定しておき、その変動の平均的な値に
設定しておくとよい。
【0023】実施例2.図5は本発明の実施例2による
自動焦点調節装置を示すブロック回路図である。図にお
いて、図18と同一構成部分にはそれぞれ同一符号を付
している。9は焦点評価値FV1,FV2が入力され最
大値メモリ8の再書き込みタイミングを指示する補正信
号RWを出力する第1の補正信号発生回路、16は第1
の補正信号発生回路9の減算回路出力の符号が入力され
合焦位置にオフセットを与えるタイミングを指示する信
号OAを出力するオフセット信号発生回路、102は焦
点評価値FV1,FV2が入力されフォーカスレンズ2
の位置制御を行うとともに補正信号RWが入力されて最
大値メモリ8の焦点評価値を書き換え、また信号OAが
入力されて合焦位置にオフセットを与えるとともにアイ
リス1を制御して画面の明るさを一定に調節する制御回
路である。
【0024】また、図6は実施例2のオフセット信号発
生回路のブロック回路図である。図において、161は
第1の減算回路904の出力の符号を一定期間保持する
第1の符号メモリ、162は第1の符号メモリ161の
出力と第1の減算回路904の出力の符号との排他的論
理和をとる第1のエクスクルーシブオアで、オフセット
信号OAを出力する。
【0025】次に、動作について説明する。まず、山登
り制御によりフォーカスレンズ2を合焦位置に移動させ
て停止し、その時点での焦点評価値FV1,FV2を最
大値メモリ8に記憶するまでの動作、および補正信号R
Wが“H”となるタイミングで焦点評価値FV1,FV
2を最大値メモリ8に再起録する動作は上記実施例1の
動作と同一である。
【0026】第1の減算回路904は、第1の平均回路
902の出力から第1の補正メモリ903の出力を減算
しその結果を出力する。従って、合焦動作が正確に行わ
れフォーカスレンズ2が真の合焦位置に停止している場
合、焦点評価値は図4(1)から(7)と収束していく
ので、第1の減算回路904の出力の符号は一様に正と
なる。今、合焦後の停止位置が図7の焦点評価値(1)
の(x+1)上にある場合にフォーカスレンズ2の振動
動作を行うと、(FV1n+3−FV1n+1)の減算結果の
符号は正となるが、(FV1n+5−FV1n+3)の減算結
果の符号は負となる。このように、合焦後の停止位置が
真の合焦位置からずれていた場合、減算結果の符号は一
様とはならない。第1の符号メモリ161は第1の減算
回路904の出力の符号を2フィールド期間保持し、第
1のエクスクルーシブオア162に出力する。第1のエ
クスクルーシブオア162は第1の符号メモリ161の
出力と第1の減算回路904の出力の符号の排他的論理
和をとるので、(FV1n+3−FV1n+1)の演算が行わ
れた時点でその出力は“H”となる。制御回路102は
オフセット信号OAの論理が“H”となったのをうけ、
図8の(n+6)フィールドでフォーカスレンズ2を駆
動する際に1ステップのオフセットを付加する。従っ
て、(n+7)フィールドではフォーカスレンズ2は
(x−2)の位置に停止し、振動の中心位置は(x+
1)からxに移動する。また、さらに位置xが真の合焦
位置でない場合でも、以上の動作を繰り返すことで真の
合焦位置にいたることが可能となる。そして、図7の
(FV1n+9−FV1n+7)の演算結果がしきい値以下と
なり、制御回路102はフォーカスレンズ2を真の合焦
位置xに移動させて停止し、得られた焦点評価値FV1
n+11,FV2n+11を最大値メモリ8に再起録する。よっ
て、これ以降再起動の判定は焦点評価値FV1n+11,F
V2n+11を基準として行われる。
【0027】実施例3.図9は本発明の実施例3による
自動焦点装置を示すブロック回路図である。図におい
て、図18と同一構成部分にはそれぞれ同一符号を付し
ている。9は焦点評価値FV1,FV2が入力され最大
値メモリ8の再書き込みタイミングを指示する補正信号
RWを出力する第1の補正信号発生回路、16は第1の
補正信号発生回路9の減算回路出力の符号が入力され合
焦位置にオフセットを与えるタイミングを指示する信号
OAを出力するオフセット信号発生回路、17は焦点深
度に応じたフォーカスレンズ2の振動量をあらかじめ記
憶している深度メモリ、103は焦点評価値FV1,F
V2が入力されフォーカスレンズ2の位置制御を行うと
ともに補正信号RWが入力されて最大値メモリ8の焦点
評価値を書き換え、また信号OAが入力されて合焦位置
にオフセットを与えるとともに深度メモリ17の出力を
用いてフォーカスレンズ2の振動量を制御し、さらにア
イリス1を制御して画面の明るさを一定に調節する制御
回路である。
【0028】次に、動作について説明する。まず、山登
り制御によりフォーカスレンズ2を合焦位置に移動させ
て停止し、その時点での焦点評価値FV1,FV2を最
大値メモリ8に記憶するまでの動作、および補正信号R
Wが“H”となるタイミングで焦点評価値FV1,FV
2を最大値メモリ8に再起録する動作、またオフセット
信号OAが“H”となるタイミングでフォーカスレンズ
2の振動中心にオフセットを付加する動作については上
記実施例1の動作と同一である。
【0029】フォーカスレンズ2を振動させて焦点評価
値の変動を補正する場合に、振動量が少ないと焦点評価
値の変動を検出しにくい場合が生じる。そこで、振動量
を大きくとり焦点評価値の変動を検出し易くすると、ア
イリス1の開口径が大きいとき、すなわち撮影環境が暗
いときに振動による焦点ボケが生ずる恐れがあり、撮影
環境に応じて振動量を適応的に制御することが求められ
る。一般に、焦点ボケが認知されるか否かの判断には焦
点深度が用いられており、焦点深度以内でフォーカスレ
ンズ2を移動しても焦点ボケは生じないと考えられる。
今、焦点深度をε、許容錯乱円径をδ、レンズのF値を
Fとするとε=δ×Fが知られている。ここで、δは撮
影環境によらず一定で、Fはアイリス1の開口径の逆数
で求められる。よって、撮影時にアイリス1の開口径を
求め、これより適宜焦点深度を演算し、振動量を決定す
ればよい。しかし、アイリス1の開口径を直接測定する
ことは困難で、実際にはホールセンサ15でアイリスモ
ータ14の磁界を測定しこれを推測する。従って、あら
かじめホールセンサ15の出力とF値の関係を測定し、
これよりホールセンサ15の出力に対応した焦点深度を
求める。次に、その焦点深度をパルスモータ12のステ
ップ角に対応したフォーカスレンズ2の移動量で除し、
それを振動量とする。この振動量はホールセンサ15の
出力をアドレスとして深度メモリ17に記憶し、撮影時
引用するようにする。
【0030】図10は深度メモリの記憶内容を説明する
図で、アドレス部分がホールセンサ15の出力と一対一
で対応し、データ部分がフォーカスレンズ2の振動量を
示している。合焦動作を終了し最大値メモリ8に焦点評
価値を書き込んだ制御回路103は、ホールセンサ15
の出力値を読み込み、さらに深度メモリ17からその出
力値と同一のアドレスに記憶されたデータを読み込む。
そしてそのデータを用いてフォーカスレンズ2の振動量
を設定し、図11のようにフォーカスレンズ2を振動さ
せる。例えばホールセンサ15の出力がkであれば、図
10より振動量は2となるので、図11のnフィールド
では位置xから位置(x+2)に振り出す。またホール
センサ15の出力が(k+3)であれば、図10より振
動量は3となるので、図11のnフィールドでは位置x
から位置(x+3)に振り出す。
【0031】実施例4.図12は本発明の実施例4によ
る自動焦点調節装置を示すブロック回路図である。図に
おいて、図18と同一構成部分にはそれぞれ同一符号を
付している。91は焦点評価値FV1,FV2が入力さ
れ最大値メモリ8の再書き込みタイミングを指示する補
正信号RW1を出力する第2の補正信号発生回路、10
4は焦点評価値FV1,FV2が入力されフォーカスレ
ンズ2の位置制御を行うとともに、補正信号RW1が入
力されて最大値メモリ8の焦点評価値を書き換え、さら
にアイリス1を制御して画面の明るさを一定に調節する
制御回路である。
【0032】また、図13は実施例4の第2の補正信号
発生回路のブロック回路図であり、図において、901
は焦点評価値FV1を1フィールド期間保持する第1の
ラッチ、902は焦点評価値FV1と第1のラッチ90
1の出力とを平均化する第1の平均回路、903は第1
の平均回路902の出力を一定期間保持する第1の補正
メモリ、904は第1の平均回路902の出力から第1
の補正メモリの出力を減算する第1の減算回路、905
は第1の減算回路904の出力と第1のしきい値906
を比較する第1のコンパレータで、補正信号RW1を出
力する。
【0033】次に、動作を図について説明する。まず、
山登り制御によりフォーカスレンズ2を合焦位置に移動
させ、その時点での焦点評価値FV1,FV2を最大値
メモリ8に記憶するまでの動作は前記従来例と同一であ
る。この合焦時の停止位置を図15に示すxとする。次
に、制御回路101は図15のnフィールドでフォーカ
スレンズ2を(x+2)まで移動させ、2フィールド期
間停止する。(n+1)フィールドの焦点評価値FV1
は第1のラッチ901に1フィールド期間保持され、第
1の平均回路902で(n+2)フィールドの焦点評価
値FV1と加算された後1/2され平均化される。この
焦点評価値をFV1m とする。次に、制御回路104は
パルスモータ12を上記と逆の方向に4ステップ回転さ
せ、フォーカスレンズ2を(x−2)の位置に移動さ
せ、2フィールド期間停止する。そして、(n+4),
(n+5)フィールドの焦点評価値FV1を平均化し、
FV1m+1 を作成する。以下、制御回路104は6フィ
ールドを1シーケンスとして合焦位置xを中心にフォー
カスレンズ2を振動させ、焦点評価値の平均値FV1
m+2,FV1m+3 ,…を得る。このように、2フィールド
の焦点評価値を平均するのは、映像信号のフリッカを除
去するためと、フィールド間の焦点評価値のレベル差を
なくすためである。
【0034】映像信号のフリッカは、50Hzの電源周
波数で点灯された照明具と60Hzの映像周波数との干
渉で生じ、このとき輝度信号Yは図14(a)のように
変動する。この変動は3フィールド周期となるので、例
えばnフィールドの焦点評価値は(n+3)フィールド
の焦点評価値と比較する必要がある。また、映像信号は
インターレース走査されているので、偶数フィールドと
奇数フィールドでは焦点評価値の検出ポイントが異なる
(図14(b))。従って、2フィールドの焦点評価値
の平均値を新たな焦点評価値とすれば、フィールド間の
レベル差の影響をなくすことができる。
【0035】第1の補正メモリ903は平均化された焦
点評価値を3フィールド期間保持するように構成する。
この第1の補正メモリ903で3フィールド期間保持さ
れた焦点評価値FV1m は第1の減算回路904でFV
m+1 から減算され、その減算結果は第1のコンパレー
タ905で第1のしきい値906と比較される。このコ
ンパレータからは、減算回路の出力がしきい値より大で
ある期間“L”で、しきい値より小となったときに
“H”となる補正信号RW1が出力される。以上の動作
は3フィールド毎に逐次繰り返される。そして、補正信
号RW1は制御回路104に入力され、制御回路104
補正信号RW1が“H”となったときにフォーカスレン
ズ2を合焦位置に戻して停止し、そのときの焦点評価値
を最大値メモリ8に再書き込みする。
【0036】実施例5.図16は本発明の実施例5によ
る自動焦点調節装置を示すブロック回路図である。図に
おいて、図18と同一構成部分にはそれぞれ同一符号を
付している。9は焦点評価値FV1,FV2が入力され
最大値メモリ8の再書き込みタイミングを指示する補正
信号RW4を出力する第3の補正信号発生回路、105
は焦点評価値FV1,FV2が入力されフォーカスレン
ズ2の位置制御を行うとともに、補正信号RW4が入力
されて最大値メモリ8の焦点評価値を書き換え、さらに
アイリス1を制御して画面の明るさを一定に調節する制
御回路である。
【0037】また、図17は実施例5の第3の補正信号
発生回路のブロック回路図であり、図において、903
は焦点評価値FV1を一定期間保持する第1の補正メモ
リ、904は焦点評価値FV1から第1の補正メモリ9
03の出力を減算する第1の減算回路、905は第1の
減算回路904の出力と第1のしきい値906を比較
し、補正信号RW2を出力する第1のコンパレータ、9
09は焦点評価値FV2を一定期間保持する第2の補正
メモリ、910は焦点評価値FV2から第2の補正メモ
リの出力を減算する第2の減算回路、911は第2の減
算回路910の出力と第2のしきい値912を比較し、
補正信号RW3を出力する第2のコンパレータ、913
は第1のコンパレータ905の出力信号RW2と第2の
コンパレータ911の出力信号RW3との論理積をとり
補正信号RW4を出力するアンドである。
【0038】次に動作を図について説明する。まず、山
登り制御によりフォーカスレンズ2を合焦位置に移動さ
せ、その時点での焦点評価値FV1,FV2を最大値メ
モリ8に記憶するまでの動作は前記従来例と同一であ
る。この合焦時の停止位置をxとする。制御回路105
はnフィールドでフォーカスレンズ2を(x+2)まで
移動させ、1フィールド期間停止する。この焦点評価値
をFV1n+1,FV2n+1とする。次に、制御回路105
はパルスモータ12を上記と逆の方向に4ステップ回転
させ、フォーカスレンズ2を(x−2)の位置に移動さ
せ1フィールド期間停止する。この焦点評価値をFV1
n+3,FV2n+3とする。以下、制御回路105は4フィ
ールドを1シーケンスとして合焦位置を中心にフォーカ
スレンズ2を振動させ、焦点評価値の平均値(FV1
n+5,FV2n+5),(FV1n+7,FV2n+7),…を得
る。
【0039】第1の補正メモリ903、第2の補正メモ
リ909は焦点評価値FV1,FV2を2フィールド期
間保持するように構成する。この第1の補正メモリ90
3で2フィールド期間保持された焦点評価値FV1n+1
は第1の減算回路904で2フィールド後の焦点評価値
FV1n+4 から減算され、その減算結果は第1のコンパ
レータ905で第1のしきい値906と比較される。ま
た、第2の補正メモリ909で2フィールド期間保持さ
れた焦点評価値FV2n+2 は第2の減算回路910で2
フィールド後の焦点評価値FV2n+4 から減算され、そ
の減算結果は第2のコンパレータ911で第2のしきい
値912と比較される。これらのコンパレータからは、
それぞれ減算回路の出力がしきい値より大である期間
“L”で、しきい値より小となったときに“H”となる
信号が出力される。第1のコンパレータ905の出力信
号RW2および第2のコンパレータ911の出力信号R
W3はアンド913に入力されて論理積がとられ、両信
号の論理が“H”となったときに補正信号RW4の論理
が“H”となる。以上の動作は2フィールド毎に逐次繰
り返される。この補正信号RW4は制御回路105に入
力され、制御回路105は補正信号RW4が“H”とな
ったときに、その時点での焦点評価値を最大値メモリ8
に再書き込みする。
【0040】なお、上記実施例ではパルスモータを用い
てフォーカスレンズを駆動する場合について説明した
が、DCモータやリニアモータ等に位置検出センサを組
み合わせて駆動するように構成してもよい。
【0041】また、上記実施例ではBPFが2個の場合
について説明したが、3個またはそれ以上であっても同
様の効果を奏する。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、アイリ
スやAGCの動作の収束を検出した後に焦点評価値を再
記憶するように構成したので正確な再起動判定が行える
ようになり、被写体の動きやカメラ揺れによって不要な
再起動動作を行い焦点ボケを誘発することがない安定な
自動焦点調節装置を得ることができる。
【0043】また、合焦位置のずれを検出して合焦位置
にオフセットを付加するように構成したので、合焦後で
あっても再起動することなく位置の補正が可能で、真の
合焦位置に的確に到達することができる。
【0044】また、あらかじめ焦点深度に応じた振動量
をメモリに保持し、合焦時アイリスの開口径に対応した
振動量をこのメモリから引用して振動量を適応的に制御
するように構成したので、フォーカスレンズの移動量が
常に焦点深度内に制御でき、不要な焦点ボケを生じるこ
とやあるいは振動量の不足による制御誤りが無い。
【0045】また、フォーカスレンズの振動の周期を6
フィールドとしたので、フリッカやフィールド間の焦点
評価値の変動に影響されず、従って動作を誤ることが無
い。
【0046】また、焦点評価値変動の収束を複数のフィ
ルタの出力から判断するように構成したので、疑似ピー
クなどに影響されず、より正確な収束判断を下すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による自動焦点調節装置を示
すブロック回路図である。
【図2】実施例1における補正信号発生回路を示すブロ
ック回路図である。
【図3】実施例1のフォーカスレンズの挙動を説明する
ための軌跡図である。
【図4】実施例1の焦点評価値変化を説明するための軌
跡図である。
【図5】本発明の実施例2による自動焦点調節装置を示
すブロック回路図である。
【図6】実施例2のオフセット信号発生回路のブロック
回路図である。
【図7】実施例2の焦点評価値変化を説明するためのブ
ロック回路図である。
【図8】実施例2のフォーカスレンズの挙動を説明する
ためのタイミング図である。
【図9】本発明の実施例3による自動焦点調節装置を示
すブロック回路図である。
【図10】実施例3の深度メモリの記憶内容を説明する
図である。
【図11】実施例3のフォーカスレンズの挙動を説明す
るためのタイミング図である。
【図12】本発明の実施例4による自動焦点調節装置を
示すブロック回路図である。
【図13】実施例4の第2の補正信号発生回路のブロッ
ク回路図である。
【図14】実施例4のフリッカおよびフィールド間の焦
点評価値変動を説明するための図である。
【図15】実施例4のフォーカスレンズの挙動を説明す
るためのタイミング図である。
【図16】本発明の実施例5による自動焦点調節装置を
示すブロック回路図である。
【図17】実施例5の第3の補正信号発生回路のブロッ
ク回路図である。
【図18】従来の自動焦点調節装置を示すブロック回路
図である。
【図19】従来の焦点検出回路を示すブロック回路図で
ある。
【図20】従来の焦点検出回路の動作を説明するための
波形図である。
【図21】従来の焦点検出回路の焦点検出領域を示す図
である。
【図22】従来の焦点評価値の特性を示す図である。
【図23】従来の焦点検出回路内のBPFの特性を示す
図である。
【図24】焦点評価値の特性を説明する図である。
【図25】山登り動作を説明するための図である。
【図26】合焦動作後の焦点評価値の特性を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 アイリス 2 フォーカスレンズ 3 CCD 4 AGC 5 A/Dコンバータ 6 カメラ信号処理回路 7 焦点検出回路 8 最大値メモリ 9 補正信号発生回路 101 制御回路 12 パルスモータ 15 ホールセンサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点を調節可能な光学手段により被写体
    を撮像して得られる光学像を電気信号に変換して映像信
    号を生成し、この映像信号のうち輝度信号の中高域成分
    量を焦点評価値としてこの焦点評価値が最大となる位置
    に焦点調節レンズを移動する自動焦点調節装置におい
    て、合焦時の焦点評価値を記憶する最大値メモリと、合
    焦位置を中心として焦点調節レンズを所定周期で繰り返
    し移動させる振動手段と、振動中の焦点評価値を記憶す
    る補正メモリと、焦点評価値と補正メモリの出力を演算
    してその結果に応じた信号を発生する信号発生手段と、
    この信号に同期して上記最大値メモリに焦点評価値を再
    記録する最大値補正手段とを備えたことを特徴とする自
    動焦点調節装置。
  2. 【請求項2】 焦点を調節可能な光学手段により被写体
    を撮像して得られる光学像を電気信号に変換して映像信
    号を生成し、この映像信号のうち輝度信号の中高域成分
    量を焦点評価値としてこの焦点評価値が最大となる位置
    に焦点調節レンズを移動する自動焦点調節装置におい
    て、合焦位置を中心として焦点調節レンズを所定周期で
    繰り返し移動させる振動手段と、振動中の焦点評価値を
    記憶する補正メモリと、焦点評価値と補正メモリの出力
    を演算してその結果の符号を記憶する符号メモリと、こ
    の演算結果の符号と符号メモリの出力を論理演算する論
    理演算手段と、この論理演算手段の論理に応じて合焦位
    置にオフセットを与えるオフセット付加手段とを備えた
    ことを特徴とする自動焦点調節装置。
  3. 【請求項3】 焦点を調節可能な光学手段により被写体
    を撮像して得られる光学像を電気信号に変換して映像信
    号を生成し、この映像信号のうち輝度信号の中高域成分
    量を焦点評価値としてこの焦点評価値が最大となる位置
    に焦点調節レンズを移動する自動焦点調節装置におい
    て、合焦位置を中心として焦点調節レンズを所定周期で
    繰り返し移動させる振動手段と、アイリスの開口径を検
    出する径検出手段と、この径検出手段の出力に対応した
    焦点深度をあらかじめ求めこれを焦点調節レンズの最小
    移動量の整数倍に変換した値として記憶した深度メモリ
    と、上記径検出手段の出力に対応した深度メモリの値を
    参照して前記焦点調節レンズの振動量を制御する振動量
    制御手段とを備えたことを特徴とする自動焦点調節装
    置。
  4. 【請求項4】 前記振動手段の振動周期は6フィールド
    であることを特徴とする請求項1乃至3記載の自動焦点
    調節装置。
  5. 【請求項5】 前記演算は輝度信号の中高域成分を抽出
    するフィルタ出力毎に行い、その積和を演算結果とする
    ことを特徴とする請求項1乃至3記載の自動焦点調節装
    置。
JP5105521A 1993-05-06 1993-05-06 自動焦点調節装置 Pending JPH06319069A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2492956A (en) * 2011-07-14 2013-01-23 St Microelectronics Res & Dev Method and system for image quality learning with solid state image sensors
JP2015203774A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2492956A (en) * 2011-07-14 2013-01-23 St Microelectronics Res & Dev Method and system for image quality learning with solid state image sensors
US9942459B2 (en) 2011-07-14 2018-04-10 Stmicroelectronics (Research & Development) Limited Method and system for image quality learning with solid state image sensors
JP2015203774A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法

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