JPH1184228A - 自動焦点調節装置 - Google Patents

自動焦点調節装置

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JPH1184228A
JPH1184228A JP9242882A JP24288297A JPH1184228A JP H1184228 A JPH1184228 A JP H1184228A JP 9242882 A JP9242882 A JP 9242882A JP 24288297 A JP24288297 A JP 24288297A JP H1184228 A JPH1184228 A JP H1184228A
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focus adjustment
automatic
hill
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Hitoshi Hashimoto
仁史 橋本
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Olympus Optical Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
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    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/673Focus control based on electronic image sensor signals based on contrast or high frequency components of image signals, e.g. hill climbing method
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/36Systems for automatic generation of focusing signals using image sharpness techniques, e.g. image processing techniques for generating autofocus signals
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
    • G03B7/091Digital circuits
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    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
    • G03B7/091Digital circuits
    • G03B7/093Digital circuits for control of exposure time

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体の明るさに左右されることなく、精度
良く焦点位置に設定できる自動焦点調節装置を提供す
る。 【解決手段】 フォーカスレンズ等を経てCCDにより
撮像された信号は撮像回路,A/D変換器を経てAE
(オート露出)処理回路とAF(オートフォーカス)処
理回路に入力され、それぞれAE,AF評価値をCPU
に出力する。撮影モード時には、最初にAE処理を行
い、次ぎに第1のレリーズ操作が行われると、CPUは
AE評価値によりステップS3の明るいか否かを判断し
て、明るい場合には山登りAFでオートフォーカスを行
い、明るくない場合には全スキャンAFでオートフォー
カスを行うことにより、被写体の明るさに殆ど左右され
ることなく、精度良く焦点位置への自動設定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子的撮像装置等
の撮像光学系の自動焦点調節に用いられる自動焦点調節
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラ等の撮像素子を用い
た電子的撮像装置においては、撮像素子の出力に基づい
て自動的に撮像光学系を焦点位置に設定できるように自
動焦点調節機能を設けたものがある。
【0003】従来の自動焦点調節装置おして、山登り方
式のものとか、全スキャン方式を採用したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】山登り方式を採用した
場合には、明るい被写体の場合には精度良く焦点位置に
設定し易いが、暗い被写体の場合には精度良く焦点位置
に設定することが困難であった。
【0005】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、被写体の明るさに左右されることなく、精度良く
焦点位置に設定できる自動焦点調節装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1では被写体が明
るいときは山登り方式の自動焦点調節を行い、暗いとき
は全スキャン方式の自動焦点調節を行うことにより、被
写体の明るさに応じてより適切と見なすことができる自
動焦点調節方式を選択的に使用するので、被写体の明る
さに左右されないで精度が良い自動焦点調節を行うこと
ができる。
【0007】請求項2では山登り方式の自動焦点調節を
優先して行い、合焦不可と判断された場合は、続いて、
全スキャン方式の自動焦点調節を行うことにより、確実
に自動焦点調節ができる。請求項3では明るさに応じて
山登り方式の自動焦点調節と全スキャン方式の自動焦点
調節を切り換える自動焦点調節装置において、山登り方
式の自動焦点調節は速度重視なのでフォーカスレンズの
1画面当たりの送り量を増やし、全スキャン方式の自動
焦点調節は、精度重視なのでフォーカスレンズの1画面
当たりの送り量を減らすことにより、明るい時は高速で
自動焦点調節ができ、暗いときにも精度良く自動焦点調
節ができる。
【0008】請求項4では明るさに応じて山登り方式の
自動焦点調節と全スキャン方式の自動焦点調節を切り換
える自動焦点調節装置において、山登り方式の自動焦点
調節は、明るいときに行うのでフリッカレスのシャッタ
速度を用い、全スキャン方式の自動焦点調節は、暗いと
きに行うので、最長シャッタ速度、つまり画面レートの
シャッタ速度を用いることにより、明るいときはフリッ
カの影響を受けない自動焦点調節が可能となり、暗いと
きには自動焦点調節の情報が正確にとれ精度が向上する
ので、使い勝手が向上する。請求項5では自動焦点調節
可能な有効焦点検出範囲外までスキャンする全スキャン
方式の自動焦点調節において、取得した自動焦点調節用
評価値のうち、最大のものが端点または端点に隣接する
1つ内側にある場合は、自動焦点調節エラーとすること
により、擬合焦を防止できる。
【0009】請求項6では自動焦点調節処理部から順次
得られる自動焦点調節用評価値に対し、移動平均をかけ
たものを自動焦点調節用評価値として利用することによ
り、ノイズに強く、擬合焦を防止できる。請求項7では
全スキャン方式の自動焦点調節装置において、自動焦点
調節用処理部から順次得られる自動焦点調節用評価値に
対し、移動平均をかけたものを自動焦点調節用評価値と
して利用することにより、ノイズに強く、擬合焦を防止
できる。
【0010】請求項8では山登り方式で、レンズ移動方
向が分かっている場合の自動焦点調節装置において、自
動焦点調節用処理部から順次得られる自動焦点調節用評
価値に対し、移動平均をかけたものを自動焦点調節用評
価値として利用することにより、山登り方式の自動焦点
調節装置においてもノイズに強く、擬合焦を防止でき
る。請求項9では請求項6において、前記移動平均をか
けたものを自動焦点調節用評価値とすると共に、移動平
均による位置ずれを補正することにより、移動平均した
場合におけるレンズ位置のずれ量を補正してより精度の
良い合焦位置に設定できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図5は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の自動焦点
調節装置を備えた電子的撮像装置の構成を示し、図2は
第1の実施の形態に採用されている山登り方式と全スキ
ャン方式の自動焦点調節(オートフォーカス)の作用を
示し、図3は第1の実施の形態の処理内容のフローチャ
ートを示し、図4は山登り方式のオートフォーカスの処
理内容のフローチャートを示し、図5は全スキャン方式
のオートフォーカスの処理内容のフローチャートを示
す。
【0012】図1に示す電子的撮像装置1は撮像光学系
として、ズームレンズ2及びフォーカスレンズ3とを有
し、これらのレンズを経て光線は絞り4を通って固体撮
像素子としてのCCD5に被写体像を結ぶ。
【0013】このCCD5で光電変換された信号は撮像
回路6に入力され、この撮像回路6により、映像信号が
生成され、この映像信号はA/D変換器7によってデジ
タルの映像信号(画像データ)に変換され、メモリ8に
一時格納される。メモリ8に格納された画像データは所
定の画面レート(例えば1/30秒)で読み出されてD
/A変換器9でアナログの映像信号に変換された後、液
晶表示素子(LCDと略記)10で被写体像を表示す
る。
【0014】また、操作スイッチ24のレリーズスイッ
チを操作して記録操作を行った場合には、メモリ8の画
像データは圧縮/伸張回路11の圧縮回路で圧縮された
後、記録用メモリ12に記憶される。また、再生操作が
行われた場合には、記録用メモリ12に圧縮されて記憶
されたデータは圧縮/伸張回路11の伸張回路で伸張さ
れてメモリ8に一時記憶され、その画像データはD/A
変換器9でアナログの映像信号に変換された後、液晶表
示素子(LCD)10で再生画像を表示する。
【0015】A/D変換器7によってA/D変換された
画像データはオート露出処理回路(AE処理回路と略
記)13とオートフォーカス処理回路(AF処理回路と
略記)14に入力される。AE処理回路13では、1フ
レーム(1画面)分の画像データの輝度値を算出する等
して被写体の明るさに対応したAE評価値を算出し、C
PU15に出力する。
【0016】また、AF処理回路14では、1フレーム
(1画面)分の画像データの輝度成分における高周波成
分をハイパスフィルタなどで抽出して、累積加算値を算
出する等して高域側の輪郭成分量等に対応したAF評価
値を算出し、CPU15に出力する。
【0017】CPU15にはタイミングジェネレータ
(TG回路と略記)16から画面レートに同期した所定
のタイミング信号が入力され、CPU15はこのタイミ
ング信号に同期して、各種の制御動作を行う。
【0018】このTG回路16のタイミング信号は撮像
回路6にも入力され、この信号に同期して、色信号の分
離等の処理を行う。また、このTG回路16は所定のタ
イミングでCCD5を駆動するようにCCDドライバ1
7を制御する。
【0019】CPU15はそれぞれ第1、第2、第3の
モータドライブ回路18、19、20を制御することに
より、第1、第2、第3のモータ21、22、23を介
して絞り4、フォーカスレンズ3、ズームレンズ2の駆
動を制御する。
【0020】つまり、CPU15はAE評価値を基に、
第1のモータドライブ回路18を制御して第1のモータ
21を回転駆動して、絞り4の絞り量を適正な値に調整
する、つまり、オート露出制御を行う。
【0021】また、CPU15はAF評価値を基に、第
2のモータドライブ回路19を制御して第2のモータ2
2を回転駆動して、AF処理回路14からのAF評価値
を得る。得られたAF評価値により、CPU15はその
値が最大となるレンズ位置にフォーカスレンズ3を駆動
して、合焦状態に設定する、つまりオートフォーカスを
行う。
【0022】なお、本実施の形態ではAF評価値を得て
合焦位置に設定する場合、CCD5で被写体を1フレー
ム(1画面)撮像する際の画面レート(例えば1/30
秒)当たり、所定の送り量でフォーカスレンズ3を第2
のモータ22により駆動するようになっており、フォー
カスレンズ3はその光軸方向における可動範囲内で所定
の送り量づつ移動される。
【0023】本実施の形態ではこのオートフォーカスを
行う手段として、被写体の明るさに応じて図2でその動
作を模式的に示すように、山登り方式のAF(山登りA
Fと略記)と全スキャン方式のAF(全スキャンAFと
略記)と選択的に採用するようにしている。
【0024】操作スイッチ24におけるズームUPスイ
ッチが操作された場合には、その操作信号を受けてCP
U15は、第3のモータドライブ回路20を制御して第
3のモータ23を回転駆動して、ズームレンズ2を拡大
側に駆動する。
【0025】また、CPU15にはメモリとして例えば
電気的に書換可能で、不揮発性の読み出し専用メモリと
してのEEPROM25が接続されており、このEEP
ROM25にはCPU15を介して各種の制御等を行う
プログラムとか、各種の動作を行うのに使用されるデー
タ等が格納されており、この撮像装置1の電源がONさ
れた場合などに読み出されて使用される。なお、CPU
15は電池26の電圧を検出して、所定の電圧値以下に
なった事を検出した場合には、LCD10で電池26の
残量が少ないとか、電池の充電或いは交換などを促す表
示を行う。
【0026】本実施の形態では、撮像(画像記録)を行
う撮像モードにおいては、このEEPROM25に被写
体の明るさに応じて、2つのオートフォーカスのいずれ
を用いるかを決定するプログラムを記憶していることが
特徴となっている。次に本実施の形態の特徴的な動作を
図3を参照して説明する。本撮像装置1の電源がONさ
れて撮像モードに設定されると、図3に示す処理がスタ
ートする。まず、ステップS1に示すようにオート露出
光処理(図3では単にAEと略記。他の図面でも同様)
を行う。
【0027】次にステップS2に示すように、レリーズ
スイッチの第1のレリーズ(図3では1st レリー
ズ)が行われたか否かを判断し、それが行われるのを待
つ待機状態となる。
【0028】なお、本実施の形態ではレリーズスイッチ
は2段式スイッチで構成され、第1のレリーズスイッチ
をONする第1のレリーズ操作ではAE,AFへの設定
がなされ、第2のレリーズスイッチがONする第2のレ
リーズ操作により、実際に撮影を行う構成になってい
る。
【0029】そして、第1のレリーズ操作が行われた場
合には、ステップS3の基準となる所定の値との比較が
行われて、その所定の値以上の明るい状態か否かの判断
が行われる。この場合の所定の明るさは山登りAFを所
定の精度で行うことができる値に設定される。
【0030】そして、所定の明るさ以上の場合にはS/
Nの良い情報が得られるので、ステップS4の山登りA
Fでオートフォーカスを行う。一方、ステップS3の判
断で所定の明るさ未満である場合には、ステップS5の
全スキャンAFでオートフォーカスを行う。
【0031】これらの一方の方式でのオートフォーカス
が行われた後、ステップS6の第1のレリーズ解除の操
作が行われたか否かを判断し、解除された場合には最初
のステップS1に戻り、解除されない場合には次のステ
ップS7の第2のレリーズ(図3では2nd レリー
ズ)の操作が行われたか否かの判断を行い、この操作が
行われない場合にはステップS6に戻る。
【0032】そして、第2のレリーズ操作が行われる
と、ステップS8の撮影処理を行う。つまり、図1のメ
モリ8に一時格納された画像データを圧縮/伸張回路1
1を介して記録用メモリ12に記憶する撮影処理を行
う。そして、この撮影処理を行った後、ステップS1に
戻り、次の撮影操作に備える。
【0033】上記ステップS4の山登りAFの処理内容
を図4に示す。まず、ステップS11の方向判断を行
う。図2(A)に示すようにこの山登りAFを行う際の
スタートのレンズ位置でどちらの方向が山登り方向かの
判断処理を行う。
【0034】なお、図2において、フォーカスレンズ3
の可動範囲の一方の端点となる∞側端点は∞(無限遠)
を合焦とする(フォーカスレンズ3の)レンズ位置より
もさらに外側のレンズ位置であり、他方の端点である至
近側端点も至近位置を合焦とするレンズ位置よりさらに
外側(至近側で外側)のレンズ位置を示している(よ
り、具体的には図10で∞側端点は撮像範囲の一方の端
となる∞(無限遠)より外側であり、至近側端点も至近
位置(図10では60cm)より外側であることを示し
ている)。
【0035】ステップS1の方向の判断処理において、
例えば現在のレンズ位置から遠い方の端点(図2(A)
では至近側端点)側に所定の送り量で移動し、移動され
た点でCPU15はAF処理回路14からのAF評価値
を得る。そして、移動前のAF評価値と比較し、移動し
た側でのAF評価値がより大きくなる方向を移動方向と
判断する。
【0036】その移動方向に所定の送り量づつ移動しな
がら、ステップS12のピーク検出を行う。つまり、移
動側でのAF評価値が移動前のものより小さくなるま
で、換言すると山の頂上(AF評価値のピーク)を降り
始めるまで所定の送り量で移動を繰り返す。そして、降
り始めるまでAF評価値を得ることにより、ピークのA
F評価値が検出される。
【0037】ピークのAF評価値が検出できたら、次の
ステップS13で合焦位置へ駆動する。つまり、ピーク
のAF評価値が検出できたレンズ位置にフォーカスレン
ズ3を駆動する。図2(A)ではスタート位置(符号S
で示している)から山を登る方向に移動し、その頂上
(AF評価値の頂上)を降り始めたら頂上に戻って終了
する(符号Eで示す)ことにより、この山登りAFによ
るオートフォーカスの概略の動作を模式的に示す。
【0038】また、全スキャンAFでフォーカスを行う
場合には、図5に示すようにまず、現在のレンズ位置が
どちらに近いかの判断を行う。CPU15はこの判断を
行い、∞側端点に近い場合にはステップS22のように
∞側端点に駆動する。一方、至近側端点に近い場合には
至近側端点に駆動する。
【0039】なお、上述したように∞側端点は∞にフォ
ーカスするレンズ位置よりさらに外側の端点であり、ま
た、至近側端点も至近距離にフォーカスするレンズ位置
よりさらに至近側にフォーカスする端点を意味する。
【0040】そして、端点に駆動した後、ステップS2
4からステップS28までの処理を繰り返して、至近側
端点から∞側端点に到達するまで、或いは∞側端点から
至近側端点に到達するまで所定の送り量でレンズ駆動し
ながらAF評価値の取得を行う。
【0041】つまり、ステップS24に示すように所定
の送り量(1画面にどれだけ移動するかの移動ステップ
量に相当する量)でレンズ駆動を行い、次のステップS
25に示すようにその位置でのAF評価値を取得し、次
にステップS26で方向の判断を行い、∞側への移動方
向の場合には、ステップS27の∞側端点に到達したか
否かの判断を行い、(ステップS26の方向の判断で)
至近側への移動方向の場合には、ステップS28の至近
側端点に到達したか否かの判断を行い、一方の端点から
他方の端点に到達するまでこの処理を繰り返す。
【0042】そして、一方の端点から他方の端点に到達
するまでこの処理を行った後、次のステップS29の合
焦位置へ駆動する処理を行う。つまり、最大のAF評価
値が得られたレンズ位置に駆動し、合焦状態に設定し、
この処理を終える(図3のステップS6に移る)。
【0043】図2(B)ではスタート時レンズ位置が∞
側端点側に近いので、まず∞側端点に移動し、その後に
∞側端点から至近側端点に移動しながらAF評価値を得
る。そして、全可動範囲をスキャンした後に最大のAF
評価値にレンズを駆動して終了することを模式的に示
す。
【0044】本実施の形態によれば、被写体が明るい場
合には、山登りAFでオートフォーカスを行うので、高
速でしかも精度のよいオートフォーカスを行うことがで
き、一方暗い場合には、山登りAFの場合よりは高速に
できないが、全スキャンAFでオートフォーカスを行う
ので、精度のよいオートフォーカスを行うことができ
る。換言すると、被写体の明るさに左右されないで、精
度の良いオートフォーカスを行うことができる。
【0045】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図6を参照して説明する。本実施の形態
は、山登りAFを優先して行い、この山登りAFでオー
トフォーカスに失敗した場合には全スキャンAFでオー
トフォーカスを行うものである。本実施の形態の構成は
第1の実施の形態と同様であり、そのプログラム内容が
異なる。本実施の形態の動作内容を図6に示す。
【0046】このモードでの撮像が開始すると、ステッ
プS1及びS2と同様に、まずステップS31のオート
露光処理を行った後、ステプS32の第1のレリーズ操
作が行われるまで待つ。次にこの実施の形態ではステッ
プS33に示すように山登りAFの処理を行う。この山
登りAFの処理の後、ステップS34に示すようにオー
トフォーカスに成功したか否かの判断を行う。
【0047】そして、オートフォーカスに成功した場合
にはステップ36に移り、一方、失敗した場合には、ス
テップ35に示すように全スキャンAFの処理でオート
フォーカスを行う。
【0048】そして、次のステップ36の第1のレリー
ズ操作が解除か否かの判断を行い、第1のレリーズ操作
が解除された場合にはステップS31に戻り、解除され
ていない場合にはステップS37の第2のレリーズ操作
が行われたか否かの判断を行う。この判断で、第2のレ
リーズ操作が行われないと、ステップS36に戻り、一
方第2のレリーズ操作が行われると、次のステップS3
8の撮影の処理を行った後、ステップS31に戻る。
【0049】従来例では被写体が暗い場合とか、コント
ラストの少ない被写体の合焦させることが困難であった
のに対し、本実施の形態によれば、一方のオートフォー
カスで失敗しても、その方式の特徴とは大きく異なる方
式(互いに補い合うような相補方式)でさらにオートフ
ォーカスを行うので、確実にオートフォーカスを行うこ
とができる。
【0050】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図7を参照して説明する。本実施の形態
は、基本的には第1の実施の形態と同様に被写体の明る
さに応じてオートフォーカスの方式を切り換えて使用す
ると共に、山登りAFでは速度重視のためにフォーカス
レンズ3の1画面当たりの送り量を増やし、他方の全ス
キャンAFでは精度重視のためにフォーカスレンズ3の
1画面当たりの送り量を減らすようにしたものである。
【0051】図7におけるステップS41からS43ま
では図3のステップS41からS43とそれぞれ同様の
処理を行う。そして、ステップS43の判断が明るい場
合には、ステップS44aの山登りAFを行う際の1画
面当たりの送り量を決める山登り用送り量をその送り量
変数AFSPに設定した後、S45aの山登りAFを行
う。
【0052】一方、ステップS43の判断が暗い場合に
は、ステップS44bの全スキャンAFを行う際の1画
面当たりの送り量を決める全スキャン用送り量をその送
り量変数AFSPに設定した後、S45bの全スキャン
AFを行う。
【0053】本実施の形態では山登り用送り量の方が全
スキャン用送り量より大きい値に設定している。そし
て、山登りAFでは速度重視のためにフォーカスレンズ
3の1画面当たりの送り量を増やし、全スキャンAFで
は精度重視のためにフォーカスレンズ3の1画面当たり
の送り量を減らすようにしている。
【0054】これらの一方の方式でオートフォーカスを
行った後に、ステップS46からステップS48までの
処理を行う。ステップS46からステップS48までの
処理は図3のステップS6からステップS8までの処理
と全く同じであるので、その説明を省略する。
【0055】本実施の形態によれば、明るいときは高速
なAFとなり、暗いときでも精度が悪くならない、使い
勝手の良いAFが実現できる。
【0056】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を図8を参照して説明する。本実施の形態
は、明るい時でもフリッカの影響を受けないで、かつ暗
い時でも精度の良いオートフォーカスができるようにし
たものである。図8のフローチャートは図7におけるス
テップS44a,S44bの代わりに、ステップS49
a,49bに変更したものである。
【0057】つまり、明るいと判断した場合にはステッ
プS49aの山登り用シャッタ速度に設定して次のステ
ップS45aの山登りAFを行う。この場合の山登り用
シャッタ速度はフリッカノイズの原因となる商用電源の
周波数50Hzの半周期(1/100秒)に同期した或
いは整数倍のフリッカレスとなるシャッタ速度(1/1
00秒,1/50秒)に設定する。
【0058】暗いと判断した場合には、ステップS49
bの全スキャン用シャッタ速度に設定して次のステップ
S45bの全スキャンAFを行う。この全スキャンAF
は暗い場合に行うので、フリッカレスとなるシャッタ速
度より長い、画面レート(1/60秒,1/30秒)の
シャッタ速度を用いる。
【0059】本実施の形態によれば、明るいときはフリ
ッカの影響を受けないAFとなり、暗いときにはAF情
報が正確にとれ精度が向上するので、使い勝手が向上す
るので、使い勝手の良いAFが実現できる。
【0060】(第5の実施の形態)次に本発明の第5の
実施の形態を図9を参照して説明する。本実施の形態
は、全スキャンAFの場合に、擬合焦を防ぐようにした
ものであり、図9に示す全スキャンAFを上述した各実
施の形態における全スキャンAFの場合に適用すること
ができる。
【0061】図9に示すように全スキャンAFの処理が
開始すると、ステップS51に示すように現在のレンズ
位置がどちらに近いかの判断を行う。そして、∞側(端
点)に近い場合には、ステップS52に示すように∞側
端点にフォーカスレンズ3を駆動する。
【0062】一方、至近側(端点)に近い場合には、ス
テップS53に示すように至近側端点にフォーカスレン
ズ3を駆動する。このようにしていずれかの端点に駆動
した後、ステップS54からステップS59までの処理
を繰り返して、至近側端点から∞側端点に到達するま
で、或いは∞側端点から至近側端点に到達するまで所定
の送り量でレンズ駆動しながらAF評価値の取得を行
う。
【0063】つまり、ステップS54に示すように所定
の送り量(1画面にどれだけ移動するかの移動ステップ
量に相当する量)でレンズ駆動を行い、次のステップS
55に示すようにその位置でのAF評価値を取得し、次
のステップS56で移動平均算出の処理を行った後、ス
テップS57の方向の判断の処理を行い、∞側への移動
方向の場合には、ステップS58の∞側端点に到達した
か否かの判断を行い、(ステップS57の方向の判断
で)至近側への移動方向の場合には、ステップS59の
至近側端点に到達したか否かの判断を行い、一方の端点
から他方の端点に到達するまでこの処理を繰り返す。
【0064】そして、一方の端点から他方の端点に到達
するまでこの処理を行った後、次のステップS60の端
及び端から1つ内側が最大値かを判断する処理を行う。
【0065】そして、これに該当しない場合には、ステ
ップS61に示す合焦位置ずれ補正の処理を行った後、
合焦位置へ駆動する。
【0066】一方、ステップS60の判断で、端及び端
から1つ内側が最大値となる場合には、ステップS63
のエラー処理を行い、LEDの点滅等でエラー表示と
か、レリーズロックで撮影を許可しないようにする等の
処理を行った後、この全スキャンAFを終了する。
【0067】本実施の形態は基本的には、図5の全スキ
ャンAFの処理において、ステップS25とステップS
26との間に移動平均算出の処理を行うことにより、図
10(C)に示すように移動平均を行わない場合のAF
処理回路14からのデータ(AF評価値)に対して、よ
り信頼性の高い移動平均をかけたデータ(AF評価値)
を得るようにしている。
【0068】この移動平均はAF評価値そのものを用い
ないで、過去のNこのAF評価値の平均値をAF評価値
とするものであり、変動している場合にはその変動分を
平滑化してゆっくりした変化を取り出すことができる。
【0069】例えば過去にM個の測定を行った場合のレ
ンズ位置nでの平均値YnはΣXi/Mとなる。ここ
で、Σはiが最初のレンズ位置(i=0)からMー1個
めのレンズ位置(i=Mー1)までのAF評価値Xiの
総和を意味する。
【0070】また、図5では、一方の端点から他方の端
点まで、全スキャンを行い、各点でAF評価値を得た後
には最大のAF評価値のレンズ位置へ駆動する合焦位置
への駆動を行っているが、端及び端から1つ内側が最大
値になるレンズ位置に駆動して合焦とする場合を除外す
るようにすると共に、これに該当しない場合には移動平
均によるレンズ位置の位置ずれ補正となる合焦位置ずれ
補正を行った後、合焦位置へ駆動するようにしている。
【0071】なお、上述のように移動平均を行った場合
には、実際の測定点(レンズ位置)ではなく、1つ前ま
での測定点での平均値となるために、合焦位置ずれ補正
では測定点のピッチ(つまり、1画面当たりのレンズ送
り量)の1/2だけ、移動方向側にずらしたものをレン
ズ位置とする位置ずれ補正を行うようにしている。
【0072】端及び端から1つ内側が最大値になるレン
ズ位置に駆動して合焦とする場合を除外する場合の説明
図を図10(A),(B)に示す。図10(A)は例え
ば被写体距離が30cmで、実際に自動焦点調節可能な
焦点検出範囲である有効焦点検出範囲が∞から60cm
とした場合で、全スキャンAFを行った場合の各レンズ
位置とAF評価値を得た場合の1例を示す。なお可動範
囲はこの有効焦点検出範囲より例えば2つの送り量分だ
け、この有効焦点検出範囲より広くなっている。
【0073】このようにスキャン範囲から実際の被写体
距離が逸脱している場合には、逸脱している側の端(図
10(A)では至近側端)で最大値となるが、実際には
さらにその端より外側が合焦位置となるので、端が最大
値の場合には合焦位置と見なさないでエラーとする。
【0074】また、全スキャンAFでは、暗い場合に行
われることがしばしばあり、このような場合には各点で
のAF評価値が誤差を含むものとなり、例えば図10
(B)のように全体の傾向としては、明るい被写体の場
合の図10(A)と同様の特性を示すが、各点でのAF
評価値は誤差のためにばらついている。そして、誤差成
分のために隣接する点でのAF評価値が誤差のない場合
の大小関係からずれてしまうことが起こり得る。このた
め、端から1つ内側が最大値となる場合にも、合焦位置
と見なさないでAFエラーとするようにしている。
【0075】本実施の形態によれば、暗い被写体の場合
にノイズ等の影響でAF評価値がばらつくような場合に
も、移動平均を行うことにより、その影響を殆ど受けな
いで、精度の良いAF評価値を得ることができ、従って
精度良く合焦位置に設定できる。
【0076】また、全スキャンにより、可動範囲の全域
に対してフォーカスレンズ3を移動して、移動平均した
AF評価値を算出した後に、その値の最大値となるレン
ズ位置にフォーカスレンズ3を移動して合焦位置に設定
する場合、移動平均によるレンズ位置のずれを補正して
いるので、より精度良く合焦位置に設定できる。
【0077】また、本実施の形態によれば、フォーカス
レンズ3の可動範囲の全域をスキャンして端点及び端点
に隣接する1つ内側のレンズ位置でAF評価値が最大に
なった場合を合焦位置から除外するようにしているの
で、端点及び端点に隣接する1つ内側のレンズ位置を合
焦位置とするような擬合焦或いはノイズによる擬合焦を
防止できる。
【0078】なお、本実施の形態における移動平均を行
う処理と、合焦位置ずれ補正を行う処理は、全スキャン
AFの場合で説明したが、山登りAFの場合において
も、フォーカスレンズ3を移動する方向が分かっている
場合には同様に適用することができる。
【0079】なお、例えば第1の実施の形態では明るさ
に応じて山登りAFと全スキャンAFとを選択的に採用
しているが、所定の明るさ以上で例えば山登りAFでオ
ートフォーカスを行う場合、例えば(AF評価値の)山
登りの頂上近くに達したか否かの判断手段を設け、その
判断手段により、山登りの頂上近くに達したと判断した
場合には絞り量を開いて被写界深度を浅くし、その絞り
量を開いた分を補正してAF評価値を得るようにしても
良い。
【0080】このようにすると、合焦位置付近での被写
界深度を浅くできるので、より精度の高い合焦位置検出
ができる。なお、山登りの頂上近くに達したか否かの判
断手段としては、山を登る方向に沿って順次得られるA
F評価値の差分量が例えば2つ以上連続して小さくなる
か否かを判断して、これに該当する場合を山登りの頂上
近くに達したと判断しても良い。
【0081】また、全スキャンAFでオートフォーカス
を行う場合、絞り量を全開にして、出来るだけS/Nが
良い状態で、各レンズ位置でそれぞれAF評価値を得る
ようにしても良い。なお、上述した各実施の形態等を部
分的等で組み合わせて構成される実施の形態等も本発明
に属する。
【0082】[付記] 1.被写体が明るいときは山登り方式のAFを行い、暗
いときは全スキャン方式のAFを行う自動焦点調節装
置。(従来例とその問題点)山登り方式のAFは、レン
ズ駆動量を必要最小限に抑えるのでAF所要時間が少な
くて済む。しかし、被写体が暗い時、AF情報が少ない
ときはAFの精度が落ちてしまう。一方、全スキャン方
式のAFは、合焦可能範囲全てのデータをとるので、A
F精度は良いが時間がかかる。(特徴的な効果)被写体
(の明るさ)に応じてAFの方法を変えるので高速でか
つ精度良いAFが実現できる。
【0083】2.山登り方式のAFを優先して行い、合
焦不可と判断された場合は、続いて、全スキャン方式の
AFをおこなう自動焦点調節装置。(従来例とその問題
点)暗い被写体やコントラストの少ない被写体に合焦し
づらい。(特徴的な効果)確実にAFが合う。
【0084】3.明るさに応じて山登り方式のAFと全
スキャン方式のAFを切り換えるカメラにおいて山登り
方式のAFは速度重視なのでフォーカスレンズの1画面
あたりの送り量を増やし、全スキャン方式のAFは、精
度重視なのでフォーカスレンズの1画面あたりの送り量
を減らす自動焦点調節装置。(特徴的な効果)明るいと
きは高速なAFとなり、暗いときでも精度が悪くならな
い、使い勝手の良いAFが実現できる。
【0085】4.明るさに応じて山登り方式のAFと全
スキャン方式のAFを切り換えるカメラにおいて山登り
方式のAFは、明るいときに行うのでフリッカレスのシ
ャッタ速(1/100,1/50)を用い、全スキャン
方式のAFは、暗いときにおこなうので、最長シャッタ
速つまり画面レート(1/60,1/30)のシャッタ
速を用いる自動焦点調節装置。(特徴的な効果)明るい
ときはフリッカの影響を受けないAFとなり、暗いとき
にはAF情報が正確にとれ精度が向上するので、使い勝
手が向上するので、使い勝手の良いAFが実現できる。
【0086】5.自動焦点調節可能な有効焦点検出範囲
外までスキャンする全スキャン方式のAFにおいて、取
得したAF評価値のうち、最大のものが端点または端点
に隣接する1つ内側にある場合は、AFエラーとする自
動焦点調節装置。(特徴的な効果)擬合焦を防ぐ。
【0087】6.AF処理部から順次得られるAF評価
値に対し、移動平均をかけたものをAF評価値として利
用する自動焦点調節装置。(特徴的な効果)ノイズに強
くなり擬合焦を防ぐ。
【0088】7.全スキャン方式のAFにおいて、AF
処理部から順次得られるAF評価値に対し、移動平均を
かけたものをAF評価値として利用する自動焦点調節装
置。(特徴的な効果)ノイズに強く、擬合焦を防止でき
る。
【0089】8.山登り方式で、レンズ移動方向が分か
っている場合のAFにおいて、AF処理部から順次得ら
れるAF評価値に対し、移動平均をかけたものをAF評
価値として利用する自動焦点調節装置。(特徴的な効
果)山登り方式の自動焦点調節装置においてもノイズに
強く、擬合焦を防止できる。
【0090】9.付記6において、前記移動平均をかけ
たAF評価値とすると共に、移動平均による位置ずれを
補正する自動焦点調節装置。(特徴的な効果)移動平均
した場合におけるレンズ位置のずれ量を補正してより精
度の良い合焦位置に設定できる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、明
るいときは山登り方式の自動焦点調節を行い、暗いとき
は全スキャン方式の自動焦点調節を行うので、被写体
(の明るさ)に応じて自動焦点調節をより適切なものを
選択的に採用するので、被写体が明るい場合には山登り
方式の自動焦点調節で高速かつ精度が良い自動焦点調節
を行うことができ、暗い被写体の場合にも、精度の良い
自動焦点調節を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の自動焦点調節装置
を備えた電子的撮像装置の構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施の形態に採用されている山登り方式
と全スキャン方式の自動焦点調節の作用の説明図。
【図3】第1の実施の形態の処理内容を示すフローチャ
ート図。
【図4】山登り方式のオートフォーカスの処理内容を示
すフローチャート図。
【図5】全スキャン方式のオートフォーカスの処理内容
を示すフローチャート図。
【図6】本発明の第2の実施の形態の処理内容を示すフ
ローチャート図。
【図7】本発明の第3の実施の形態の処理内容を示すフ
ローチャート図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の処理内容を示すフ
ローチャート図。
【図9】本発明の第5の実施の形態の処理内容を示すフ
ローチャート図。
【図10】第5の実施の形態における動作の説明図。
【符号の説明】
1…電子的撮像装置 2…ズームレンズ 3…フォーカスレンズ 4…絞り 5…CCD 6…撮像回路 7…A/D変換器 8…メモリ 9…D/A変換器 10…LCD 11…圧縮/伸張回路 12…記録用メモリ 13…AE処理回路 14…AF処理回路 15…CPU 16…TG回路 17…CCDドライバ 18〜20…モータドライブ回路 21〜23…モータ 24…操作スイッチ 25…EEPROM 26…電池

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 明るいときは山登り方式の自動焦点調
    節を行い、暗いときは全スキャン方式の自動焦点調節を
    行う自動焦点調節装置。
  2. 【請求項2】 山登り方式の自動焦点調節を優先して
    行い、合焦不可と判断された場合は、続いて、全スキャ
    ン方式の自動焦点調節を行う自動焦点調節装置。
  3. 【請求項3】 明るさに応じて山登り方式の自動焦点
    調節と全スキャン方式の自動焦点調節を切り換える自動
    焦点調節装置において、 山登り方式の自動焦点調節は速度重視なのでフォーカス
    レンズの1画面当たりの送り量を増やし、全スキャン方
    式の自動焦点調節は、精度重視なのでフォーカスレンズ
    の1画面当たりの送り量を減らす自動焦点調節装置。
  4. 【請求項4】 明るさに応じて山登り方式の自動焦点
    調節と全スキャン方式の自動焦点調節を切り換える自動
    焦点調節装置において、 山登り方式の自動焦点調節は、明るいときに行うのでフ
    リッカレスのシャッタ速度を用い、全スキャン方式の自
    動焦点調節は、暗いときに行うので、最長シャッタ速
    度、つまり画面レートのシャッタ速度を用いる自動焦点
    調節装置。
  5. 【請求項5】 自動焦点調節可能な有効焦点検出範囲
    外までスキャンする全スキャン方式の自動焦点調節にお
    いて、取得した自動焦点調節用評価値のうち、最大のも
    のが端点または端点に隣接する1つ内側にある場合は、
    自動焦点調節不能とする自動焦点調節装置。
  6. 【請求項6】 自動焦点調節用処理部から順次得られ
    る自動焦点調節用評価値に対し、移動平均をかけたもの
    を自動焦点調節用評価値として利用する自動焦点調節装
    置。
  7. 【請求項7】 全スキャン方式の自動焦点調節装置に
    おいて、自動焦点調節用処理部から順次得られる自動焦
    点調節用評価値に対し、移動平均をかけたものを自動焦
    点調節用評価値として利用する自動焦点調節装置。
  8. 【請求項8】 山登り方式で、レンズ移動方向が分か
    っている場合の自動焦点調節装置において、自動焦点調
    節用処理部から順次得られる自動焦点調節用評価値に対
    し、移動平均をかけたものを自動焦点調節用評価値とし
    て利用する自動焦点調節装置。
  9. 【請求項9】 前記移動平均をかけたものを自動焦点
    調節用評価値とすると共に、移動平均による位置ずれを
    補正して合焦位置とする請求項6記載の自動焦点調節装
    置。
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