JP4875836B2 - 撮像装置、および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像素子に対する光学系の焦点合わせを電気的な制御によって行うためのフォーカス制御に関するものである。
従来のテレビカメラ等の撮像装置においては、高品質な撮影画像を得るために、種々の課題に対して技術的解決が図られてきた。その中でも被写体像に自動的に焦点を合わせるオートフォーカスに関する技術と、カメラのシャッター周期、シャッター速度および照明光の周期との関係において生じるフリッカを防止する技術、およびフリッカがオートフォーカスにおよぼす影響の排除等も重要な課題となっていた。
まず、ビデオカメラのオートフォーカス(AF)は、いわゆるTV−AF方式が主として用いられている。このTV−AF方式では、被写体像を撮像素子等により光電変換して得られた映像信号から、バンドパスフィルタにより映像の鮮鋭度を表す高周波成分を抽出し、その値であるAF評価値が最大となる位置を探索するようにフォーカスレンズを駆動制御する。図5の曲線Aに示すように、AF評価値が最大となる位置が合焦位置である。
次に、フリッカについて述べると、例えば蛍光灯下の被写体を撮影した場合、ビデオカメラにおける垂直走査周波数が60Hzであることから、電源周波数が60Hzの場合はフリッカが生じない。また、シャッター速度が100Hzの場合も、蛍光灯の明滅周期が100Hzであることから、フリッカは生じない。しかし、電源周波数50Hzの場合には、蛍光灯の明滅周波数が100Hzになるため、フリッカによるちらつきの周期は20Hzになる。このように、照度変化と、ビデオ信号の垂直走査周波数60Hzの周波数が近接して相違することにより、ビデオ信号の信号レベルが変動してフリッカが発生する。このフリッカは上述した評価値の算出においてノイズとして影響を与え、このフリッカによるちらつき周期によって、AF評価値が変動し、合焦が行えなくなることがある(例えば、参照図6(b))。
この対策として、複数のフィールド単位で映像信号のレベルを検出し、その結果に基づき映像信号レベルの変化パターンを検出し、その検出結果に基づいてフリッカの有無を判断し、撮像装置のシャッタ速度を1/100秒に切り換える方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
なお、オートフォーカスに関する技術には、例えば、特開平5−236328号公報がある。
特開平9−284634公報(第6頁、図3等) 特開平5−236328公報(第4頁、図1等)
上述したように、通常蛍光灯下におけるフリッカの有無により、シャッター速度を1/100秒に切り替えることにより、フリッカを防ぐことが出来る。しかしながら、蛍光灯の経年変化等により、通常、電源周波数が50Hzの場合には、蛍光灯の明滅周期が100Hzであるにも関わらず、その明滅周期の隔周期毎に輝度レベルに変動が起こってしまうことが有り得る(図6(c))。この場合、シャッター速度を1/100秒に切り替えても、常に同じレベルのAF評価値を得ることが難しくなり、合焦が不可能となる。
また、フリッカの影響によるAF評価値の変動は、シャッター速度が高速になるほど大きくなる。つまり、図8(a)に示すようにシャッター速度が低速に設定されていれば、各レンズ位置における露光量の変動は小さく、AF評価値の変動も図5の曲線B程度に抑えられるが、図8(b)に示すように、シャッター速度が高速に設定されると、各レンズ位置での露光量の変動が大きくなり、AF評価値は図5の曲線Cのように激しく変動する。一方、同じ被写体を撮影する場合、シャッター速度は、感度を高くするほど高速に設定される。このため、フリッカが発生する状況で高感度撮影を行なう場合に、高域輝度成分がフリッカの影響で変動してしまい、フォーカスを正確に制御出来ないという問題があった。これは、図6(c)に示すような蛍光灯のちらつき周期が10Hzの場合にも同様で、図8(c)に示すようなシャッター速度が低速の場合と、図8(d)に示すようなシャッター速度が高速の場合とでは、シャッター速度が高速の場合の方が、露光量の変動、および感度が高くなることによってノイズ成分が増えること等により、高域輝度成分の変動が大きく、合焦が不可能となる。
そこで、本発明は、フリッカの発生によるオートフォーカス動作への悪影響を排除し、安定性の高いオートフォーカス動作が可能な撮像装置を提供しようとするものである。
上記の目的を解決するために、フォーカスレンズを含む撮像光学系により形成された被写体像を60Hzの周期で光電変換する撮像素子と、該撮像素子から60Hzの周期で出力される出力信号の高周波成分に基づいて、前記撮像光学系の焦点状態を表すフォーカス評価値信号を出力する評価値算出手段と、前記フォーカス評価値信号に基づいて前記フォーカスレンズの合焦位置を探索するように前記フォーカスレンズの駆動を制御するフォーカスレンズ駆動制御手段と、フリッカが発生している場合に前記撮像素子のシャッター速度を1/100秒に設定するシャッター速度切り替え手段と、前記評価値算出手段の出力に基づき、輝度信号レベルの変動を検出る輝度レベル変動検出手段と、前記輝度レベル変動検出手段に基づき輝度レベルの繰り返しる場合に、記フォーカス評価値のサンプリング周期を60Hzから10Hzに変更する制御手段とを有する。
本発明によれば、蛍光灯のフリッカによるオートフォーカス動作への悪影響を排除し合焦可能にし、安定性の高いオートフォーカス動作を行うことができる。
図1には、本実施例であるビデオカメラ(撮像装置)の構成を示している。なお、本実施例では、撮影レンズ一体型のビデオカメラについて説明し、撮影レンズの装着が可能なビデオカメラにも適用できる。この場合、後述するカメラ/AFマイクロコンピュータで生成された制御信号が、撮影レンズ内のマイクロコンピュータに通信され、カメラ/AFマイクロコンピュータは、該レンズマイクロコンピュータを介してフォーカスレンズユニットの駆動を制御する。また、本実施例では、ビデオカメラについて説明し、デジタルスチルカメラ等、各種撮像装置にも適用できる。
図1において、101は第1固定レンズユニット、102は変倍を行うレンズユニット(以下、ズームレンズユニットという)、103は絞り、104は第2固定レンズユニット、105は焦点調節機能と変倍による像面移動を補正するいわゆるコンペンセータ機能とを兼ね備えたレンズユニット(以下、フォーカスレンズユニットという)である。これらレンズユニットにより構成される撮影光学系は、物体側(図の左側)から順に、正、負、正、正の光学パワーを有する4つのレンズユニットで構成されたリアフォーカス光学系である。なお、図中には、各レンズユニットが1枚のレンズにより構成されているように記載されているが、実際には、1枚のレンズにより構成されていてもよいし、複数枚のレンズにより構成されていても良い。
ズームレンズ102およびフォーカスレンズ105はそれぞれ、ズームモータドライバ111およびフォーカシングモータドライバ112により、ズームモータ109およびフォーカシングモータ110を制御し、光軸方向(図の左右方向)に駆動される。
被写体からの入射光は、レンズユニットおよび絞り101〜105を通って撮像素子106上に結像する。撮像素子106は、CCDやCMOSセンサなどの光電変換素子であり、撮像面上に形成された被写体像を電気信号に変換する。撮像素子106から出力された電気信号は、CDS/AGC回路107によりサンプリングされてゲイン調整され、カメラ信号処理回路108に入力される。
カメラ信号処理回路108は、CDS/AGC回路107から入力された信号に所定の処理を施して、図示はしていないが記録ユニットおよびモニタユニットでの記録および表示に適した映像信号を生成する。記録ユニットは、入力された映像信号を記録媒体(磁気テープ、光学ディスク、半導体メモリなど)に記録する。モニタユニットは、入力された映像信号に基づいて電子ビューファインダーや液晶パネルなどのディスプレイに被写体映像を表示する。
一方、CDS/AGC回路107の映像信号出力は、全画面に相当する映像信号のうちフォーカス制御に用いられる画面範囲の信号を選択してカメラ信号処理回路108内のAF評価値処理回路114に出力する。ここで、フォーカス制御に用いられる画面範囲は任意に設定可能であり、複数の範囲を設定してもよい。
AF信号処理回路114は、入力された映像信号から、TV−AF方式によるフォーカス制御に用いる輝度信号の高周波成分や、輝度レベルのピーク値等のAF評価値信号を抽出し、これをカメラ/AFマイクロコンピュータ115に出力する。AF評価値信号は、撮像素子106からの出力信号に基づく映像の鮮鋭度を表すものであるが、鮮鋭度は撮影光学系の焦点状態によって変化するので、結果的に撮影光学系の焦点状態を表す信号となる。
カメラ/AFマイクロコンピュータ115は、ビデオカメラ全体の制御を司る。その中では、AF制御回路118により前述の輝度信号の高周波成分を主としてAF評価値が最大レベル(最大値又はその近傍の値)となるフォーカスレンズユニット105の位置(合焦位置)を検索(サーチ)するべく演算を行う。また、輝度変動検出回路119では、輝度信号レベルのピーク値をフィールド周期毎に記憶し、所定時間間隔で連続した輝度信号レベルの変動を検出し、フリッカの有無を判断することにより、その結果をAF制御回路118に出力し、AF制御回路118では、AF評価値のサンプリング周期を変化させて、それに応じたフォーカスレンズユニット105の駆動制御を行う。
また、従来からあるフリッカの有無を判定するブロックとして、カメラ信号処理回路108内のフリッカ検出回路116がある。このフリッカ検出回路116は、複数フィールドに渡りフィールド周期毎の映像信号の測光値のレベル変化を検出し、その検出結果をカメラ/AFマイクロコンピュータ115へ出力し、その結果に基づき、タイミングジェネレータ113により電子シャッターのシャッター周期を変化させる。因みに、フリッカが有ると判断された場合、シャッター速度を1/100秒に設定させる。
シャッター速度スイッチ118では、手動によりシャッター速度を変更することが出来る。
上記の構成に基づき、以下に、具体的に図面を参照しながら説明する。
図1の構成において、上述したように、フリッカ検出回路116から得られた出力からフリッカが有ると判断した場合には、シャッター速度を1/100秒に設定することによりフリッカの影響を防ぐ制御をするが、蛍光灯の経年変化等により、図7のような輝度レベルの変動をしている場合、3フィールド毎でも輝度レベルが変動している場合、フリッカの影響を防ぐことが出来ないため、被写体への合焦動作に影響を与えてしまう。そのため、輝度変動検出回路119において、所定時間における3フィールド間隔の連続した輝度レベルの変動を検出し、そのときAF評価値のサンプリング周期を10HzにしてAF制御を行い、フォーカスレンズを合焦位置へ駆動させる必要が出てくる。
図2は、実施例1におけるフローチャートを示す。まず、通常AF評価値のサンプリング周期は60Hzである(ステップ201)。前フィールドにおけるAF評価値を用いて、フォーカスモータを駆動させ、合焦位置へと近づけていく(ステップ202)動作を繰り返している。その中で、毎フィールドにおいて、現フィールドにおける輝度レベルを取得し、メモリ等に記憶する(ステップ203)。ステップ204において、現フィールドの輝度レベルおよび、3フィールド前の輝度レベル、さらに6フィールド前の輝度レベルを比較し、時系列で並べたときに、輝度レベルが増減増、もしくは、減増減を繰り返しているかどうかを判断する。ステップ205において、輝度レベルの繰り返し変化がないと判断した場合は、AF評価値のサンプリング周期を60Hzのままで、AF制御を行う。また、繰り返し変化があると判断された場合、ステップ206へ進み、現在の輝度レベルの変動量と比較する所定比較値をメモリ等の記憶領域から取得する。ステップ207において、現フィールドの輝度レベル(図7:3c)と3フィールド前の輝度レベル(図7:2c)、また、3フィールド前の輝度レベル(図7:1c)と6フィールド前の輝度レベル(図7:3a)とで、それぞれ輝度レベルの差分の絶対値を所定比較値と比較し(ステップ207)、両方の差分の絶対値が所定比較値よりも常に小さい場合、フリッカによる変動はないと判断し、AF評価値のサンプリング周期は60Hzのままにする。また、両方の差分の絶対値が所定比較値よりも常に大きい場合、ステップ208へ進み、AF評価値のサンプリング周期を10Hzにして、AF制御を行い、フリッカによるAF評価値の変動を軽減し、安定した合焦動作を行うことが可能となる。
図3は、実施例2におけるフローチャートを示す。上述の実施例1と重複する部分は、同じステップ番号を付けることにし、詳細は省くことにする。ステップ301は、フリッカ検出回路116において、検出された結果を取得する。ステップ302において、フリッカの有無を判断し、フリッカがある場合は、実施例1と同様に、ステップ203へ進み、同様の処理を行う。ここで、ステップ302において、フリッカの無しと判断された場合、通常は、AF評価値のサンプリング周期を60Hzのままで、合焦動作を行う。しかし、高速シャッターになるほど、露光量が少なくなり、映像全体的に輝度レベルが小さくなることにより、ノイズ成分が増え、輝度レベルの変動が通常に比べ小さい場合でも、AF評価値の変動が大きくなり、合焦動作に支障をきたしてしまう。そのため、合焦動作の応答性を重視するのではなく、安定性を重視するため、ステップ303において、シャッター速度があらかじめ設定した所定シャッター速度値よりも速い場合は、ステップ203へ進み、実施例1と同様に、現在フィールドから6フィールド前までの3フィールド間隔の輝度レベルの変動を検出することにより、AF評価値の変動により合焦動作が難しくなることを防ぎ、より安定した合焦動作が可能となる。
シャッター速度スイッチ等により、シャッター速度を手動で切り替えることが出来る撮像装置においては、従来のフリッカ検出による自動でシャッター速度を1/100秒へ切り替えることによるフリッカの影響を防ぐことが難しくなる。そこで、シャッター速度が手動設定されている場合には、AF評価値のサンプリング周期を変更させて、合焦動作の安定性を確保しなければならない。つまり、実施例1、2における3フィールド間隔での輝度信号レベルの変動の有無を判断するだけでなく、1フィールド間隔での輝度信号レベルの変動の有無を判断し、その結果において、AF評価値のサンプリング周期を20Hzに変更しなければならない。
図4は、実施例3におけるフローチャートを示す。上述の実施例1と重複する部分は、同じステップ番号を付けることにし、詳細は省くことにする。ステップ401では、シャッター速度設定が自動設定になっているか、手動で設定されているかを判断する。ここで、シャッター速度が自動設定もしくは、1/100秒に設定されている場合は、ステップ205へ進み、3フィールド間隔での輝度レベルの比較に移行する。しかし、シャッター速度が手動設定になっている場合、1/100秒以外であるならば、ステップ402へ移行し、所定時間における1フィールド毎の輝度レベル変動を検出し、連続した繰り返しパターン変化を行っているかどうかを判断する。ここで、連続した繰り返しパターン変化がない場合は、ステップ205へ進み、変化がある場合は、ステップ403へ移行する。ステップ403では、輝度レベルの変動量が所定値以上であるかどうかを判断するための、所定比較値2を取得する。そして、ステップ404へ進み、連続した繰り返しパターン変化の中で、1フィールド毎の変動量が所定比較値2よりも大きい場合が3フィールド毎に存在する場合、ステップ405により、1フィールド変動有りフラグを立て、ステップ205へ進む。逆に、1フィールド毎の変動量が所定比較値2よりも小さい、または連続した繰り返しパターン変化の中で、1フィールド毎の変動量が所定比較値2よりも大きい場合が、3フィールド毎に存在しない場合は、そのままステップ205へ進む。ステップ205以降は、実施例1、2と同様であるため、詳細は割愛するが、ステップ205およびステップ207によって、3フィールド間隔における輝度レベルの変動がないと判断された場合には、ステップ407へ進み、ステップ405により前記1フィールド変動有りフラグが立っているかどうかを判断し、前記1フィールド変動有りフラグが立っているときは、ステップ407へ進み、AF評価値サンプリング周期を20Hzにする。前記1フィールド変動有りフラグがたっていないときは、AF評価値サンプリング周期は60Hzのままで、処理を繰り返す。これにより、シャッター速度を手動設定されているときでも、フリッカの影響によるAF評価値の変動を軽減でき、より安定した合焦動作を行うことが可能となる。
ここで、各実施例において、まず、3フィールド間隔での輝度レベルの比較においては、少なくとも1フィールド毎に、現フィールドを主体とした輝度レベルの比較だけでなく(比較対象1)、1フィールド前(比較対象2)、さらに2フィールド前(比較対象3)を主体とした輝度レベルの比較を行ってもよい。つまり、比較対象1の場合、現フィールド(図7:3c)、および3フィールド前(図7:2c)、6フィールド前(図7:1c)を比較対象にし、比較対象2の場合、1フィールド前(図7:3b)、および4フィールド前(図7:2b)、7フィールド前(図7:1b)を比較対象にし、比較対象3の場合、2フィールド前(図7:3a)、および5フィールド前(図7:2a)、8フィールド前(図7:1a)を比較対象にするということである。さらに、1フィールド毎に、その3つの比較対象1、2、3のうち、一つでも輝度レベルの連続した変化があると判断された場合は、AF評価値のサンプリング周期を10Hzにして、AF制御を行う。
また、図8に示すように、ちらつき周期が20Hzである場合(図8(a)と(b))、1フィールド間隔毎に露光量の変動が大きくなり、シャッター速度が高速に設定されているほど、1フィールド毎の露光量の変動はさらに大きくなる。また、ちらつき周期が10Hzである場合(図8(c)と(d))、1フィールド毎の露光量の変動の大きさだけでなく、3フィールド間隔毎の露光量の変動も発生し、また、シャッター速度によって、その露光量の変動量は異なり、高速になるほどAF評価値に与える影響も大きい。これらから、露光量の変動に応じて、AF評価値の変動も異なるため、所定フィールド間隔毎の輝度レベルの変動量と比較する各所定比較値は、シャッター速度に応じて異なる値を設定することも可能である。これにより、シャッター速度が高速であるときに、所定比較値の値が大きすぎて、AF評価値のサンプリング周期が10Hzとならずに、合焦不可能となることを防ぎ、また、シャッター速度が低速であるときに、通常でも合焦可能であるのに、所定比較値の値が小さすぎて、AF評価値のサンプリング周期が10Hzとなり、合焦動作が遅くなることを防ぐことが可能となる。また、輝度レベルの変化を検出しようとする所定フィールド間隔に応じて、輝度レベルの変動量と比較する各所定比較値は異なる値を設定することも可能である。また、比較する輝度レベルは、少なくとも設定された画面上の領域の輝度のピーク値を用いても良いし、または、フリッカ検出回路116で用いられている測光値を用いても良く、映像信号に含まれるちらつき周期を判断できる情報であれば良い。また設定された画面上の領域は、少なくとも主としてAF評価値の生成に用いられる領域で行えば良いが、その限りではない。
(他の実施の形態)
なお、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード自体が本発明を構成してもよく、また、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体が本発明を構成してもよい。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が、前述の各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体が本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体として、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
実施例1、2、3に関わるビデオカメラのシステム構成を示すブロック図である。 実施例1におけるフローチャートである。 実施例2におけるフローチャートである。 実施例3におけるフローチャートである。 フォーカスレンズ位置とフォーカス評価値との関係を示すグラフである。 フリッカの発生とその防止を説明するための図であって、(a)は50Hzの照明用電源の電圧波形であり、(b)は通常の蛍光灯の点灯による照明光量を示す図であり、(c)は経年変化等による蛍光灯の点灯による照明光量を示す図である。 図6(c)の場合における輝度レベルの変化を示すグラフである。 フリッカが発生する状況下で露光を行ったときの露光量の変化による光量の変化を示す図である。(a)、(b)は、ちらつき周期が20Hz、(c)、(d)は、ちらつき周期が10Hzの場合であり、(a)と(b)、および(c)と(d)は、それぞれ露光量が異なる。
符号の説明
101 固定の第1群レンズ
102 ズームレンズユニット
103 絞り
104 固定の第2群レンズ
105 フォーカスレンズユニット
106 CCD
107 CDS/AGC回路
108 カメラ信号処理
109 ズームモータ
110 フォーカシングモータ
111 ズームモータドライバ
112 フォーカシングモータドライバ
113 タイミングジェネレータ
114 AF評価値処理回路
115 カメラ/AFマイクロコンピュータ
116 フリッカ検出回路
117 AF制御回路
118 シャッタースピードスイッチ

Claims (7)

  1. フォーカスレンズを含む撮像光学系により形成された被写体像を60Hzの周期で光電変換する撮像素子と、
    該撮像素子から60Hzの周期で出力される出力信号の高周波成分に基づいて、前記撮像光学系の焦点状態を表すフォーカス評価値信号を出力する評価値算出手段と、
    前記フォーカス評価値信号に基づいて前記フォーカスレンズの合焦位置を探索するように前記フォーカスレンズの駆動を制御するフォーカスレンズ駆動制御手段と、
    フリッカが発生している場合に前記撮像素子のシャッター速度を1/100秒に設定するシャッター速度切り替え手段と、
    前記評価値算出手段の出力に基づき、輝度信号レベルの変動を検出る輝度レベル変動検出手段と、
    前記輝度レベル変動検出手段に基づき輝度レベルの繰り返しる場合に、記フォーカス評価値のサンプリング周期を60Hzから10Hzに変更する制御手段とを有することを特徴とする像装置。
  2. 前記輝度レベル変動検出手段は、少なくとも毎フィールドごとに所定時間内の3フィールド間隔毎の輝度信号レベルの変化を比較し、輝度信号レベルの変化が増減増、もしくは減増減を繰り返し、さらに、所定時間内の3フィールド間隔毎の輝度信号レベルの変動量が、前記所定比較値よりもきい場合に、輝度レベルの変動を検出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記輝度レベル変動検出手段は、少なくとも毎フィールドごとに所定時間内における現フィールドを基準とした3フィールド間隔毎の輝度信号レベルの比較を行う比較対象1と、所定時間内における1フィールド前を基準とした3フィールド間隔毎の輝度信号レベルの比較を行う比較対象2と、所定時間内における2フィールド前を基準とした3フィールド間隔毎の輝度信号レベルの比較を行う比較対象3について変化を検出し、少なくとも前記各比較対象のうち1比較対象でも、前記所定比較条件に該当する場合に、輝度信号レベルの変動を検出することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記輝度レベル変動検出手段は、少なくとも輝度信号レベルとして、輝度のピーク値を用いることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  5. 前記輝度レベル変動検出手段は、少なくとも輝度信号レベルを、前記フォーカス評価値信号の取得に用いられる撮像画面の領域内で取得することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  6. 前記輝度レベル変動検出手段は、比較する所定周期間隔毎に、前記所定比較値は異なる値を設定することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  7. フォーカスレンズを含む撮像光学系により形成された被写体像を60Hzの周期で光電変換する撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
    該撮像素子から60Hzの周期で出力される出力信号の高周波成分に基づいて、前記撮像光学系の焦点状態を表すフォーカス評価値信号を出力する評価値算出ステップと、
    前記フォーカス評価値信号に基づいて前記フォーカスレンズの合焦位置を探索するように前記フォーカスレンズの駆動を制御するフォーカスレンズ駆動制御ステップと、
    フリッカが発生している場合に前記撮像素子のシャッター速度を1/100秒に設定するシャッター速度切り替えステップと、
    前記評価値算出手段の出力に基づき、輝度信号レベルの変動を検出る輝度レベル変動検出ステップと、
    前記輝度レベル変動検出ステップでの検出結果に基づき輝度レベルの繰り返しの変動る場合に、前記フォーカス評価値のサンプリング周期を60Hzから10Hzに変更する制御ステップとを有することを特徴とする制御方法。
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