JP2002287012A - オートフォーカス機能を有する撮像装置 - Google Patents

オートフォーカス機能を有する撮像装置

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JP2002287012A
JP2002287012A JP2001088526A JP2001088526A JP2002287012A JP 2002287012 A JP2002287012 A JP 2002287012A JP 2001088526 A JP2001088526 A JP 2001088526A JP 2001088526 A JP2001088526 A JP 2001088526A JP 2002287012 A JP2002287012 A JP 2002287012A
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focus
evaluation value
focus lens
lens position
value
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Application number
JP2001088526A
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English (en)
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Kazuhiko Sugimoto
和彦 杉本
Kenichi Kikuchi
健一 菊地
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートフォーカス動作の高速化を達成するオ
ートフォーカス機能を有する撮像装置を提供すること。 【解決手段】 撮像素子に対するフォーカスレンズ位置
を高速又は低速で移動させる駆動手段と、フォーカスエ
リアにおける第1の焦点評価値を生成する第1の焦点評
価値生成手段と、フォーカスレンズ位置と合焦位置との
差であるデーフォーカス量が大きいか否かを判定する合
焦状態判定手段と、オートフォーカス動作の動作開始時
は、先ずフォーカスレンズ位置を駆動手段にて低速で移
動させ、合焦状態判定手段によってデフォーカス量が第
1所定値より大きいと判定された場合はフォーカスレン
ズ位置を駆動手段にて高速で移動させ、その後デフォー
カス量が第1所定値よりも小さくなればフォーカスレン
ズ位置を駆動手段にて低速で移動させる速度制御手段と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオカメラ、
スチルカメラ等の撮像装置に関し、より特定的には、被
写体を撮像して得られる映像信号に基づいてオートフォ
ーカス制御を行なうオートフォーカス機能を有する撮像
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえばビデオカメラ、スチルカ
メラなどのオートフォーカス機能を有する撮像装置にお
いては、被写体に焦点が合うほど被写体の映像はハイコ
ントラストとなり、映像信号の高周波成分が増大するこ
とに鑑み、撮像装置から得られる映像信号自体を焦点制
御状態の評価に用いる方法が開発されている。
【0003】このような方法では、本質的にパララック
スが存在せず、また被写界深度の浅い場合や被写体が遠
方に位置する場合においても正確にピントが合わせられ
るなどの多くの優れた特徴を有している。しかもこの方
法によれば、オートフォーカス用の特別なセンサを別途
設ける必要がなく、機構的にも極めて簡単である。
【0004】このような映像信号を用いたオートフォー
カス制御の一例として、従来から、いわゆる山登りサー
ボ方式と呼ばれる制御方法が知られている。
【0005】この山登りサーボ方式については、たとえ
ば特開平3−68280号公報において説明されている
が、簡単に説明すると、画面の中央に設定したフォーカ
スエリアの範囲内における撮像映像信号をA/D変換し
て得られたデジタルデータの高域成分レベルを積分回路
を用いて1フィールドごとに積分する。そして得られた
1フィールド分のデジタルデータを焦点評価値として保
持し、1フィールド前のものと常時比較して、焦点評価
値が常にピーク値を取る(すなわち合焦位置にある)よ
うにフォーカスレンズと撮像素子との相対位置を移動さ
せるものである。
【0006】詳しく説明すると、フォーカスレンズを被
写体距離の無限遠から至近点に亘って、比較的粗いステ
ップで高速駆動せしめ、この各ステップ毎の焦点評価値
を得る第1のサーチ手段と、該第1のサーチ手段によっ
て得られる第1の最大焦点評価値に対応する被写体距離
の近傍までフォーカスレンズを移動せしめた後、更にフ
ォーカスレンズを微小ステップで低速駆動せしめ、この
各ステップ毎の焦点評価値を得る第2のサーチ手段と、
を具備し、フォーカスレンズを被写体距離の無限遠から
至近点に亘って高速駆動した後、低速駆動を行い正確な
合焦位置を検出している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォー
カスレンズを被写体距離の無限遠から至近点に亘って高
速駆動した後、低速駆動を行うという従来のオートフォ
ーカスの方法では、いかなる場合でも高速駆動によるオ
ートフォーカス動作と低速駆動によるオートフォーカス
動作とを実行するため、結果的にオートフォーカス動作
が完了するまでに時間がかかる場合があった。
【0008】本発明は、必要に応じて高速駆動によるオ
ートフォーカス動作を行うことにより、全体のオートフ
ォーカス動作の高速化を達成するオートフォーカス機能
を有する撮像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、オートフォーカス機能を有する撮像装置
であって、フォーカスレンズおよび撮像素子を有し、撮
像映像信号を供給する撮像手段と、前記撮像素子に対す
る前記フォーカスレンズ位置を高速又は低速で移動させ
る駆動手段と、撮像画面上にフォーカスエリアを設定す
るフォーカスエリア設定手段と、前記フォーカスエリア
における前記撮像映像信号の第1の高周波成分を検出し
て、第1の焦点評価値を生成する第1の焦点評価値生成
手段と、前記第1の焦点評価値が最大値となる位置を合
焦位置と判定して、当該位置に前記フォーカスレンズ位
置を移動させるように前記駆動手段を制御するオートフ
ォーカス動作を実行するオートフォーカス制御手段と、
前記フォーカスレンズ位置と前記合焦位置との差である
デーフォーカス量が大きいか否かを判定する合焦状態判
定手段と、前記オートフォーカス動作の動作開始時は、
先ず前記フォーカスレンズ位置を前記駆動手段にて低速
で移動させ、前記合焦状態判定手段によって前記デフォ
ーカス量が第1所定値より大きいと判定された場合は前
記フォーカスレンズ位置を前記駆動手段にて高速で移動
させ、その後前記デフォーカス量が前記第1所定値より
も小さくなれば前記フォーカスレンズ位置を前記駆動手
段にて低速で移動させる速度制御手段とを備え、前記オ
ートフォーカス動作は、前記撮像映像信号の一定期間ご
とに実行されることを特徴とする。
【0010】さらに、前記フォーカスエリアにおける前
記撮像映像信号の第1の高周波成分よりも低い第2の高
周波成分を検出して、第2の焦点評価値を生成する第2
の焦点評価値生成手段と、前記第2の焦点評価値に対す
る第1の焦点評価値の比率である相対比を算出する相対
比算出手段と、を具備し、前記合焦状態判定手段は、前
記相対比が第2所定値よりも小さい場合、及び/又は前
記第1の焦点評価値が第3所定値よりも小さい場合に前
記デフォーカス量が前記第1所定値よりも大きいと判定
することを特徴とする。
【0011】さらに、前記駆動手段が前記フォーカスレ
ンズ位置を高速で移動させている状態で前記オートフォ
ーカス制御手段が前記第1の焦点評価値が最大値となる
位置を合焦位置と判定した場合、前記フォーカスレンズ
位置を前記駆動手段にて低速で移動させて再度前記オー
トフォーカス動作を行うように前記オートフォーカス制
御手段を動作させる減速確認手段、を更に具備すること
を特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面に従い、本発明の実施の
形態について説明する。なお、図中同一または相当部分
には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0013】この発明は、動画記録専用のビデオカメ
ラ、静止画記録専用のスチルカメラ、さらには近年実用
化されている動画記録にも対応可能なスチルカメラな
ど、動画および静止画の少なくともいずれかに対応でき
る撮像装置に適用できるが、以下の実施の形態では、特
に動画記録にも対応可能なスチルカメラを例として説明
する。
【0014】図1は、この発明の実施の形態による、動
画記録にも対応可能なスチルカメラの機能ブロック図で
ある。
【0015】図1を参照して、フォーカスレンズ1を介
して入射された入射光は、CCD等で構成された撮像素
子2によって光電変換され、撮像映像信号が生成され
る。生成された撮像映像信号は、A/D変換器3により
デジタル信号に変換された後、信号処理回路4に与えら
れる。
【0016】信号処理回路4は、与えられたデジタルの
撮像映像信号に、周知のホワイトバランス補正およびγ
補正を施し、撮像映像信号のフィールドごと(1画面ご
と)に画像データを順次形成してDRAM5に与える。
【0017】DRAM5は、入力されたフィールド単位
の画像データを次から次へと順次記憶し、記憶した各フ
ィールドごとの画像データを処理回路6およびゲート回
路8に与える。
【0018】処理回路6は、DRAM5から読出した1
フィールド分の画像データに、色分離処理などの周知の
信号処理を施した後、画像データをソフトウェア的に圧
縮して、後段のフラッシュメモリ7に格納する。フラッ
シュメモリ7に格納された圧縮画像データは、図示しな
い信号処理回路によって読出されて伸張処理が施され、
図示しない液晶モニタ上に表示される。
【0019】一方、DRAM5に記憶された1フィール
ド単位の画像データは、ゲート回路8にも与えられる。
ゲート回路8および後段の輝度信号生成回路9、第1H
PF10、第2HPF11、デジタル積分器12、CP
U13およびフォーカスモータ14は、オートフォーカ
ス動作のために設けられた回路構成である。なお、第1
HPF10のカットオフ周波数は600kHzであり、
第2HPF11のそれは200kHzである。
【0020】スチルカメラには、レリーズスイッチのオ
ン・オフとに関係なく、常時これらの回路構成8−14
を用いてオートフォーカス動作を行なっているタイプの
ものと、撮影時にレリーズスイッチがオンされてから始
めてこれらの回路構成8−14を用いてオートフォーカ
ス動作を行なうタイプのものとがある。
【0021】いずれのタイプのものも、回路構成8−1
4を用いてオートフォーカス動作を行なうことに変わり
はなく、この発明は何れのタイプのものにも適用可能で
ある。以下の実施の形態の説明では、レリーズスイッチ
がオンされてからオートフォーカス動作を行なうタイプ
のスチルカメラについて説明する。
【0022】ユーザによってレリーズスイッチがオン
(または半押し状態)にされると、その後信号処理回路
4からDRAM5に次々記憶される1フィールド単位の
画像データはゲート回路8にも順次与えられる。
【0023】ゲート回路8は、設定されたフォーカスエ
リア内の画像データを抽出して輝度信号生成回路9に与
える。輝度信号生成回路9にて作成されたフォーカスエ
リア内の輝度信号を用い、第1HPF10とデジタル積
分器12は第1の焦点評価値を生成し、第2HPF11
とデジタル積分器12は第2の焦点評価値を生成する。
そして、撮像映像信号の一定期間ごとに生成される第1
及び第2の焦点評価値を用いてCPU13はフォーカス
モータを制御し、オートフォーカス動作を行う。
【0024】次に、図2及び図3に示したフローチャー
トを用いて本実施例のオートフォーカス動作について説
明する。フローチャートはCPU13の動作を中心に示
したものである。オートフォーカス動作が開始される
と、フォーカスレンズ1はフォーカスモータ14によっ
てオートフォーカス動作の開始位置である無限位置へ駆
動される(S1)。そして、フォーカスモータ14の駆
動速度を示す変数spd_up、オートフォーカス動作の進行
状況を示すカウンタcnt、第1の焦点評価値が最大とな
ったことを検出した時点でのカウンタcntの値を記憶す
る変数peek_point、フォーカスモータ14が減速した時
の焦点評価値を検出する時点でのカウンタcntの値を記
憶する変数down_point、第1の焦点評価値の最大値を記
憶する変数data_maxの初期設定を行い、焦点評価値を検
出した時点でのフォーカスレンズ1の位置を記憶する変
数mpos_stkと合焦位置を記憶する変数afposを現在のフ
ォーカスレンズ1の位置を示す値に設定する(S2)。
なお、フォーカスレンズ1の位置を示す値とは、ステッ
ピングモータであるフォーカスモータ14の基準位置か
らの駆動ステップ数である。
【0025】そして、撮像素子2から出力される撮像映
像信号の垂直同期信号Vの先頭を検出するまで待機し
(S3)、次に垂直同期信号Vの先頭を検出するまで待
機する(S4)。ステップS3からステップS4の間で
オートフォーカス動作が開始されるフォーカスレンズ1
の位置での露光が終了する。そしてフォーカスレンズ1
を近点側へ駆動量aステップ駆動する(S5)。aステ
ップの駆動とは、フォーカスモータ14による低速駆動
である。次に、垂直同期信号Vの先頭が検出されるまで
待機し(S6)、ステップS3からステップS4の間に
得られた撮像映像信号をステップS6にて垂直同期信号
Vの先頭が検出されるまでの間に撮像素子2から読出
し、第1HPF10とデジタル積分器12を用いて生成
した第1の焦点評価値を変数d600に設定し、第2HPF
11とデジタル積分器12を用いて生成した第2の焦点
評価値を変数d200に設定する(S7)。
【0026】そして、第1の焦点評価値が最大値を更新
したか否かをチェックし(S8)、更新したら、最大値
を記憶する変数data_maxを更新し、変数peek_pointにカ
ウンタcntの値を設定し、この第1の焦点評価値を検出
した位置を記憶した変数mpos_stkの値を合焦位置を記憶
する変数afposに設定する(S9)。
【0027】次にフォーカスレンズ1が近端点に到達し
ていないかをチェックする(S10)。一方、ステップ
S8にて第1の焦点評価値が最大値を更新していなけれ
ば、今回の第1の焦点評価値が最大値から所定量thr0以
上減少したか否かをチェックする(S11)。
【0028】そして、ステップS10にてフォーカスレ
ンズ1が近端点に到達していないことが検出された場
合、又はステップS11にて今回の第1の焦点評価値が
最大値から所定量thr0以上減少していないことが検出さ
れた場合、ステップS12に進み、カウンタcntの値が
0、すなわち、オートフォーカス動作開始時であれば、
第1の焦点評価値が所定値thr1よりも小さく、且つ第2
の焦点評価値に対する第1の焦点評価値の比率である相
対比が所定値thr2よりも小さい場合、フォーカスモータ
14の駆動速度を示す変数spd_upに1を設定し、ステッ
プS17に進む(S13、S15)。一方、ステップS
12にてカウンタcntの値が0でないことが検出された
場合、変数spd_upの値が1で、且つ第1の焦点評価値が
所定値thr3よりも大きいか又は相対比が所定値thr4より
も大きい場合、変数spd_upに2を設定し、フォーカスモ
ータ14が減速した時の焦点評価値を検出する時点での
カウンタcntの値を示す変数down_pointにカウンタcntの
値に2を加算した値を設定し、ステップ17に進む(S
14、S16)。ステップS13やステップS14にて
判定条件が成立しなかった場合、ステップS15やステ
ップS16は行わず、ステップS17に進む。
【0029】なお、ステップS16にて変数down_point
にカウンタcntの値に2を加算した値を設定するのは、
減速した時点での第1及び第2の焦点評価値は、次の垂
直同期信号Vが発生するのを検出するまでの間に積算さ
れ、更に次の垂直同期信号Vの先頭が検出された時点で
読み出されるためである。
【0030】そして、ステップS17では、変数spd_up
の値が1か否かをチェックし、1であればフォーカスモ
ータの駆動量を示す変数plusにステップS5での駆動量
aの2倍の値に設定し高速駆動モードとし(S18)、
1でなかれば変数plusにステップS5での駆動量aと同
じ値に設定し低速駆動モードとする(S19)。そして
カウンタcntをインクリメントし(S20)、焦点評価
値を検出した時点でのフォーカスレンズ1の位置を記憶
する変数mpos_stkを現在のフォーカスレンズ1の位置を
示す値に設定する(S21)。そして、フォーカスレン
ズ1を近点側へ変数plus分駆動し(S22)、ステップ
S6の前段に戻る。
【0031】一方、ステップS10にてフォーカスレン
ズ1が近端点に到達したことが検出された場合、又はス
テップS11にて今回の第1の焦点評価値が最大値から
所定量thr0以上減少したことが検出された場合、第1の
焦点評価値が最大となるフォーカスレンズ1の位置を検
出する、所謂山登り動作を終了し、図3に示したステッ
プS23に進む。
【0032】ステップS23は、フォーカスレンズ1の
高速駆動が行われた後、減速し低速駆動が行われたか、
又は高速駆動を使用しなかったかを確認するステップで
あり、変数spd_upの値が1か、又は変数spd_upの値が2
で且つフォーカスモータ14が減速した時の焦点評価値
を検出する時点でのカウンタcntの値を記憶する変数dow
n_pointが第1の焦点評価値が最大となったことを検出
した時点でのカウンタcntの値を記憶する変数peek_poin
tよりも大きい場合、ステップS22までの山登り動作
は正常に終了していないと判断し、ステップS24に進
み、そうでなければステップS37に進み、合焦位置を
記憶した変数afposの位置へフォーカスレンズ1を駆動
し、オートフォーカス動作を終了する。
【0033】図4は、これまでに説明したオートフォー
カス動作によるフォーカスレンズ1の駆動状況の一例を
示した説明図である。図において、F1〜F6はオート
フォーカス動作を開始した時点以降に得られる撮像映像
信号に順次付したフレーム番号であり、T1〜T6はフ
レーム番号に対応した撮像映像信号より生成した第1及
び第2の焦点評価値を変数d600、変数d200に設定するタ
イミングを示す。
【0034】フレーム番号F1からF2の間にはオート
フォーカス開始時であるとして低速駆動が行われる(ス
テップS5)。そして、タイミングT1にて設定された
変数d600及び変数d200の値によってステップS13、S
15が実施されることにより、フレーム番号F2からF
3及びF3からF4の間には高速駆動が行われ、タイミ
ングT3にて設定された変数d600及び変数d200の値によ
ってステップS14、S16が実施されることにより、
フレーム番号F4からF5及びF5からF6の間には低
速駆動が行われている。そして、タイミングT4にて設
定された変数d600の値が最大値であると検出されてい
る。
【0035】説明を図3に戻す。ステップS23にてス
テップS22までの山登り動作は正常に終了していない
と判断した場合、再度低速駆動によるオートフォーカス
動作を行い、合焦精度を確保する。すなわち、ステップ
S22までを実行することによって得られた変数afpos
の値が示す位置よりも駆動量aの2倍の量だけ無限側に
フォーカスレンズ1を駆動し(S24)、カウンタcnt
の初期設定を行い、焦点評価値を検出した時点でのフォ
ーカスレンズ1の位置を示す変数mpos_stkを現在のフォ
ーカスレンズ1の位置を示す値に設定し(S25)、第
1の焦点評価値の最大値を記憶する変数data_maxの初期
設定を行う(S27)。
【0036】そして、撮像素子素子2から出力される撮
像映像信号の垂直同期信号Vの先頭を検出するまで待機
し(S27)、次に垂直同期信号Vの先頭を検出するま
で待機する(S28)。ステップS27からステップS
28の間で再確認オートフォーカス動作が開始されるフ
ォーカスレンズ1の位置での露光が終了する。そしてフ
ォーカスレンズ1を近点側へ駆動量aステップ駆動する
(S29)。次に、垂直同期信号Vの先頭まで待機し
(S30)、第1の焦点評価値を変数d600に設定する
(S31)。そして、第1の焦点評価値が最大値を更新
したか否かをチェックし(S32)、更新したら、最大
値を記憶する変数data_maxを更新し、この第1の焦点評
価値を検出した位置を記憶した変数mpos_stkの値を合焦
位置を記憶する変数afposに設定し(S33)、第1の
焦点評価値が最大値を更新していなければステップS3
3は行わない。
【0037】次にカウンタcntをインクリメントし、焦
点評価値を検出した時点でのフォーカスレンズ1の位置
を示す変数mpos_stkを現在のフォーカスレンズ1の位置
を示す値に設定する(S34)。そして、カウンタcnt
の値が4より大きいか否かをチェックし、4より大きく
なければフォーカスレンズ1を近点側へ駆動量aステッ
プ駆動、すなわち低速駆動し(S36)、ステップS3
0の前段に戻り、4より大きければ合焦位置を示す変数
afposの位置へフォーカスレンズ1を駆動し(S3
7)、オートフォーカス動作を終了する。
【0038】すなわち、ステップS24以降の再確認オ
ートフォーカス動作では、ステップS22までを実行す
ることによって得られた変数afposの値が示す位置の近
傍で、フォーカスレンズ1を低速駆動しながら焦点評価
値の生成を5回行う。
【0039】以上、本実施例の動作について説明した
が、ポイントは次の点である。オートフォーカス動作開
始時は、先ず低速駆動を行い、オートフォーカス動作開
始時の焦点評価値を取り込んでからフォーカスモータの
加速を行うかどうか判断する。例えば、オートフォーカ
ス動作開始位置近傍に合焦位置が存在する場合、加速は
行わず、続いて低速駆動を行う必要がある。また、オー
トフォーカス動作開始前の撮像映像信号から生成される
焦点評価値では信頼性が低いため、オートフォーカス動
作開始時の焦点評価値を取り込んでからフォーカスモー
タの加速を行うかどうか判断する。
【0040】また、減速が正常に動作したか否かを確認
し、減速ミスの場合は再度低速駆動によるオートフォー
カス動作を行い合焦精度を確保している。例えば、焦点
評価値の山の幅が狭い被写体の場合、減速が行われずに
検出した焦点評価値が最大となった位置が真の合焦位置
となる可能性は低い。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、必要に応じて高速駆動
によるオートフォーカス動作を行うことにより、全体の
オートフォーカス動作の高速化を達成するオートフォー
カス機能を有する撮像装置を提供するこができ、その効
果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるスチルカメラを示した機
能ブロック図である。
【図2】本発明の実施例であるスチルカメラの動作を示
したフローチャートである。
【図3】本発明の実施例であるスチルカメラの動作を示
したフローチャートである。
【図4】本発明の実施例であるスチルカメラの動作を示
した説明図である。
【符号の説明】
1 フォーカスレンズ、2 CCD素子、3 A/D変
換器、4 信号処理回路、5 DRAM、6 処理回
路、7 フラッシュメモリ、8 ゲート回路、9輝度信
号生成回路、10 第1HPF、11 第2HPF、1
2 デジタル積分器、13 CPU、14 フォーカス
モータ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 19/02 G02B 7/11 D H04N 5/232 K G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H011 AA03 BA31 CA24 2H044 DA01 DB02 DC02 DC07 DC08 2H051 BA47 CE14 DA22 EA10 FA50 GA09 GA17 2H054 AA01 5C022 AA11 AA13 AB26 AB28 AB29 AB30 AC42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートフォーカス機能を有する撮像装置
    であって、 フォーカスレンズおよび撮像素子を有し、撮像映像信号
    を供給する撮像手段と、 前記撮像素子に対する前記フォーカスレンズ位置を高速
    又は低速で移動させる駆動手段と、 撮像画面上にフォーカスエリアを設定するフォーカスエ
    リア設定手段と、 前記フォーカスエリアにおける前記撮像映像信号の第1
    の高周波成分を検出して、第1の焦点評価値を生成する
    第1の焦点評価値生成手段と、 前記第1の焦点評価値が最大値となる位置を合焦位置と
    判定して、当該位置に前記フォーカスレンズ位置を移動
    させるように前記駆動手段を制御するオートフォーカス
    動作を実行するオートフォーカス制御手段と、 前記フォーカスレンズ位置と前記合焦位置との差である
    デーフォーカス量が大きいか否かを判定する合焦状態判
    定手段と、 前記オートフォーカス動作の動作開始時は、先ず前記フ
    ォーカスレンズ位置を前記駆動手段にて低速で移動さ
    せ、前記合焦状態判定手段によって前記デフォーカス量
    が第1所定値より大きいと判定された場合は前記フォー
    カスレンズ位置を前記駆動手段にて高速で移動させ、そ
    の後前記デフォーカス量が前記第1所定値よりも小さく
    なれば前記フォーカスレンズ位置を前記駆動手段にて低
    速で移動させる速度制御手段とを備え、 前記オートフォーカス動作は、前記撮像映像信号の一定
    期間ごとに実行されることを特徴とするオートフォーカ
    ス機能を有する撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記フォーカスエリアにおける前記撮像
    映像信号の第1の高周波成分よりも低い第2の高周波成
    分を検出して、第2の焦点評価値を生成する第2の焦点
    評価値生成手段と、前記第2の焦点評価値に対する第1
    の焦点評価値の比率である相対比を算出する相対比算出
    手段と、を具備し、 前記合焦状態判定手段は、前記相対比が第2所定値より
    も小さい場合、及び/又は前記第1の焦点評価値が第3
    所定値よりも小さい場合に前記デフォーカス量が前記第
    1所定値よりも大きいと判定することを特徴とする請求
    項1に記載のオートフォーカス機能を有する撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段が前記フォーカスレンズ位
    置を高速で移動させている状態で前記オートフォーカス
    制御手段が前記第1の焦点評価値が最大値となる位置を
    合焦位置と判定した場合、前記フォーカスレンズ位置を
    前記駆動手段にて低速で移動させて再度前記オートフォ
    ーカス動作を行うように前記オートフォーカス制御手段
    を動作させる減速確認手段、を更に具備することを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載のオートフォーカス
    機能を有する撮像装置。
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