JP2007148249A - 自動焦点調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速駆動時にフォーカスレンズを意図通りの位置に制御し所望のAF評価値を取得することができ、また、2−2相駆動では取得できない所望の位置でのAF評価値を取得することができ、さらに、合焦精度を高く保つことができる自動焦点調整装置の提供。
【解決手段】比較的高速でフォーカスレンズを駆動し比較的粗い間隔でAF評価値を取得する際にはステッピングモーターを1−2相または2−2相駆動にて制御し、その制御位置でAF評価値を取得し、また比較的低速でフォーカスレンズを駆動し比較的細かい間隔でAF評価値を取得する際にはステッピングモーターをマイクロステップ相駆動にて制御し、その制御位置でAF評価値を取得し、さらに合焦位置にフォーカスレンズを制御する際もマイクロステップ駆動にて制御することを特徴とする自動焦点調整装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動焦点調整装置、詳しくは撮像光学系により結像される被写体像を光電変換する撮像素子により取得される画像信号を使用して、焦点調整を行う自動焦点調整装置に関するものである。
従来よりオートフォーカス(AF)の高速化に関する提案は、特許文献1、特許文献2など種々提案されている。
例えば、特許文献1には以下のような記載がある。
撮像素子から得られる撮像映像信号の高域成分レベルを焦点評価値として所定期間毎に検出することによりオートフォーカス動作を行うようにしたオートフォーカスカメラにおいて、フォーカスレンズを被写体距離の無限遠から至近点に亘って、比較的粗いステップで移動せしめ、この各ステップ毎の焦点評価値を得る第一のサーチ手段と、前記第一のサーチ手段によって得られる第一の最大焦点評価値に対応する被写体距離の近傍まで前記フォーカスレンズを移動せしめた後、更に前記フォーカスレンズを前記被写体距離の近傍において微小ステップで移動せしめ、この各微小ステップ毎の焦点評価値から第二の最大焦点評価値を得る第二のサーチ手段を備えた構成とした。
また特許文献2には以下のような記載がある。
課題はフォーカスレンズを合焦位置に駆動する時間を短縮してAF実行時間を短縮可能なオートフォーカス装置を提供することであり、解決手段はフォーカスレンズを微小なステップ間隔で移動させてAF評価値をサンプリングし、当該サンプリングしたAF評価値に基づいて合焦位置を検出する第一のモードと、フォーカスレンズを粗いステップ間隔で移動させてAF評価値をサンプリングし、当該サンプリングしたAF評価値に基づいて概略の合焦位置を検出し、ついで、当該概略の合焦位置近傍でフォーカスレンズを微小なステップ間隔で移動させてAF評価値をサンプリングし、当該サンプリングしたAF評価値に基づいて合焦位置を検出する第二のモードとを選択可能にしたことである。
特許第2708904号公報 特開2001−66494号公報
しかしながら上述従来例では、更なる高画素化や撮影レンズの長焦点距離化などによる更なる高速化の要求に対して、高速化を行った場合、十分なフォーカスレンズ制御の精度を確保することが困難である。
すなわち更なる高速化を行う場合は、フォーカスレンズ駆動における駆動手段の駆動単位あたりのフォーカスレンズ駆動量を更に粗くし高速化する必要が生じる。この際には従来の方法の場合にはフォーカスレンズの制御において十分な精度を確保することが困難であった。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、高速駆動時にフォーカスレンズを意図通りの位置に制御し所望のAF評価値を取得することができ、また、2−2相駆動では取得できない所望の位置でのAF評価値を取得することができ、さらに、合焦精度を高く保つことができる自動焦点調整装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明においては、撮影光学系により結像される被写体像を光電変換して電気的な画像信号を得る撮像手段と、撮像手段に形成される被写体像の焦点を調整する焦点調節手段を有し、焦点調整手段を駆動しながら撮像手段によって生成された画像信号から合焦位置を検出する合焦位置検出手段を有する自動焦点調整装置において、
フォーカスレンズ駆動における駆動手段の駆動単位あたりのフォーカスレンズ駆動量を更に粗くするとともに、まず比較的粗い間隔でAF評価値を取得した結果から合焦位置を求めた後、比較的粗い間隔でAF評価値を取得した結果から求めた仮の合焦位置を中心とした微小範囲において、比較的細かい間隔でフォーカスレンズ群を駆動して得られるAF評価値を取得した結果から合焦位置を求める。
比較的粗い間隔でAF評価値を取得する際は粗くしたフォーカスレンズ駆動量にてフォーカスレンズを駆動し、その制御位置でAF評価値を取得する。また比較的細かい間隔でAF評価値を取得する際及び合焦位置にフォーカスレンズを制御する際は粗くしたフォーカスレンズ駆動量より細かい位置に制御可能な制御方法にてフォーカスレンズを駆動し、その制御位置でAF評価値を取得する。
具体的には、比較的粗い間隔でAF評価値を取得する際にはステッピングモーターを1−2相または2−2相駆動にて制御し、その制御位置でAF評価値を取得する。また比較的細かい間隔でAF評価値を取得する際はマイクロステップ駆動にて制御し、その制御位置でAF評価値を取得する。合焦位置にフォーカスレンズを制御する際もマイクロステップ駆動にて制御する。
本発明においては、比較的高速でフォーカスレンズを駆動する比較的粗い間隔でAF評価値を取得する際にはステッピングモーターを1−2相または2−2相駆動にて制御し、その制御位置でAF評価値を取得することで、高速駆動時にフォーカスレンズを意図通りの位置に制御し所望のAF評価値を取得することができる。また比較的低速でフォーカスレンズを駆動する比較的細かい間隔でAF評価値を取得する際にはステッピングモーターをマイクロステップ相駆動にて制御し、その制御位置でAF評価値を取得することで、1−2相駆動では取得できない所望の位置でのAF評価値を取得することができる。そして合焦位置にフォーカスレンズを制御する際もマイクロステップ駆動にて制御することで、合焦精度を高く保つことができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
図1に本発明の実施例のブロック図を示す。1は撮像装置、2はズームレンズ群、3はフォーカスレンズ群、4はズームレンズ群2、フォーカスレンズ群3等からなる撮影光学系を透過する光束の量を制御する光量調節手段であり露出手段である絞り、31はズームレンズ群2、フォーカスレンズ群3、絞り4等からなる撮影レンズ鏡筒、5は撮影光学系を透過した被写体像が結像し、これを光電変換するCCD等の固体撮像素子(以下CCD)、6はこのCCD5によって光電変換された電気信号を受けて各種の画像処理を施すことにより所定の画像信号を生成する撮像回路、7はこの撮像回路6により生成されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変化するA/D変換回路である。
8はこのA/D変換回路7の出力を受けてこの画像信号を一時的に記憶するバッファメモリ等のメモリ(VRAM)、9はこのVRAM8に記憶された画像信号を読み出してこれをアナログ信号に変換するとともに再生出力に適する形態の画像信号に変換するD/A変換回路、10はこの画像信号を表示する液晶表示装置(LCD)等の画像表示装置(以下LCD)、12は半導体メモリ等からなる画像データを記憶する記憶用メモリ、11はVRAM8に一時記憶された画像信号を読み出して記憶用メモリ12に対する記憶に適した形態にするために画像データの圧縮処理や符号化処理を施す圧縮回路及び記憶用メモリ12に記憶された画像データを再生表示等をするのに最適な形態とするための復号化処理や伸長処理等を施す伸長回路とからなる圧縮伸長回路である。
13はA/D変換回路7からの出力を受けて自動露出(AE)処理を行うAE処理回路、14はA/D変換回路7からの出力を受けて自動焦点調節(AF)処理を行うスキャンAF処理回路、15は撮像装置の制御を行う演算用のメモリを内蔵したCPU、16は所定のタイミング信号を発生するタイミングジェネレータ(以下TG)、17はCCDドライバーである。21は絞り4を駆動する絞り駆動モータ、18は絞り駆動モータ21を駆動制御する第一モータ駆動回路、22はフォーカスレンズ群3を駆動するフォーカス駆動モータ、19はフォーカス駆動モータ22を駆動制御する第二モータ駆動回路、23はズームスレンズ群2を駆動するズーム駆動モータ、20はズーム駆動モータ23を駆動制御する第三モータ駆動回路である。
24は各種のスイッチ群からなる操作スイッチ、25は各種制御等を行うプログラムや各種動作を行わせるために使用するデータ等が予め記憶されている電気的に書き換え可能な読み出し専用メモリであるEEPROM、26は電池、28はストロボ発光部、27はストロボ発光部28の閃光発光を制御するスイッチング回路、29警告表示などを行うLEDなどの表示素子、30は音声によるガイダンスや警告などを行うためのスピーカーである。なお、画像データ等の記憶媒体である記憶用メモリは、フラッシュメモリ等の固定型の半導体メモリや、カード形状やスティック形状からなり装置に対して着脱自在に形成されるカード型フラッシュメモリ等の半導体メモリの他、ハードディスクやフロッピー(登録商標)ディスク等の磁気記憶媒体等、様々な形態のものが適用される。
また、操作スイッチ24としては、本撮像装置1を起動させ電源供給を行うための主電源スイッチや撮影動作(記憶動作)等を開始させるレリーズスイッチ、再生動作を開始させる再生スイッチ、撮影光学系のズームレンズ群2を移動させズームを行わせるズームスイッチ等がある。
そしてレリーズスイッチは撮影動作に先立ち行われるAE処理、AF処理を開始させる指示信号を発生する第一ストローク(以下SW1)と実際の露光動作を開始させる指示信号を発生する第二ストローク(以下SW2)との二段スイッチにより構成される。
このように構成された本実施例における動作を以下に説明する。
まず、撮像装置1の撮影レンズ鏡筒31を透過した被写体光束は絞り部4によってその光量が調整された後、CCD5の受光面に結像される。この被写体像は、CCD5による光電変換処理により電気的な信号に変換され撮像回路6に出力される。撮像回路6では、入力した信号に対して各種の信号処理が施され、所定の画像信号が生成される。この画像信号はA/D変換回路7に出力されデジタル信号(画像データ)に変換された後、VRAM8に一時的に格納される。
VRAM8に格納された画像データはD/A変換回路9へ出力されアナログ信号に変換され表示するのに適した形態の画像信号に変換された後、LCDに画像として表示される。一方VRAM8に格納された画像データは圧縮伸長回路11にも出力される。この圧縮伸長回路11における圧縮回路によって圧縮処理が行われた後、記憶に適した形態の画像データに変換され、記憶用メモリ12に記憶される。
また。例えば操作スイッチ24のうち不図示の再生スイッチが操作されオン状態になると、再生動作が開始される。すると記憶用メモリ12に圧縮された形で記憶された画像データは圧縮伸長回路11に出力され、伸長回路において復号化処理や伸長処理等が施された後、VRAM8に出力され一時的に記憶される。更に、この画像データはD/A変換回路9へ出力されアナログ信号に変換され表示するのに適した形態の画像信号に変換された後、LCD10に画像として表示される。
他方、A/D変換回路7によってデジタル化された画像データは、上述のVRAM8とは別にAE処理回路13及びスキャンAF処理回路14に対しても出力される。まずAE処理回路13においては、入力されたデジタル画像信号を受けて、一画面分の画像データの輝度値に対して累積加算等の演算処理が行われる。これにより、被写体の明るさに応じたAE評価値が算出される。このAE評価値はCPU15に出力される。
またスキャンAF処理回路14においては、入力されたデジタル画像信号を受けて一画面分の画像データの高周波成分がハイパスフィルター(HPF)等を介して抽出され、更に累積加算等の演算処理が行われる。これにより、高域側の輪郭成分量等に対応するAF評価値信号が算出される。このようにスキャンAF処理回路14は、AF処理を行う過程において、CCD5によって生成された画像信号から所定の高周波成分を検出する高周波成分検出手段の役割を担っている。
一方、TG16からは所定のタイミング信号がCPU15、撮像回路6、CCDドライバー17へ出力されており、CPU15はこのタイミング信号に同期させて各種の制御を行う。また撮像回路6は、TG16からのタイミング信号を受け、これに同期させて色信号の分離等の各種画像処理を行う。さらにCCDドライバー17は、TG16のタイミング信号を受けこれに同期してCCD5を駆動する。
またCPU15は、第一モータ駆動回路18、第二モータ駆動回路19、第三モータ駆動回路20をそれぞれ制御することにより、絞り駆動モータ21、フォーカス駆動モータ22、ズーム駆動モータ23を介して、絞り4、フォーカスレンズ群3、ズームスレンズ群2を駆動制御する。すなわちCPU15はAE処理回路13において算出されたAE評価値等に基づき第一モータ駆動回路18を制御して絞り駆動モータ21を駆動し、絞り4の絞り量を適正になるように調整するAE制御を行う。またCPU15はスキャンAF処理回路14において算出されるAF評価値信号に基づき第二モータ駆動回路19を制御してフォーカス駆動モータ22を駆動し、フォーカスレンズ群3を合焦位置に移動させるAF制御を行う。また操作スイッチ24のうち不図示のズームスイッチが操作された場合は、これを受けてCPU15は、第三モータ駆動回路20を制御してズームモータ23を駆動制御することによりズームレンズ群2を移動させ、撮影光学系の変倍動作(ズーム動作)を行う。
次に本撮像装置の実際の撮影動作を図2に示すフローチャートを用いて説明する。
本撮像装置1の主電源スイッチがオン状態であり、かつ撮像装置の動作モードが撮影(録画)モードにあるときは、撮影処理シーケンスが実行される。
まずステップS1においてCPU15は、撮影レンズ鏡筒31を透過しCCD5上に結像した像をLCDに画像として表示する。すなわちCCD5上に結像した被写体像は、CCD5による光電変換処理され電気的な信号に変換された後、撮像回路6に出力される。そこで入力した信号に対して各種の信号処理が施され、所定の画像信号が生成された後、A/D変換回路7に出力されデジタル信号(画像データ)に変換されVRAM8に一時的に格納される。VRAM8に格納された画像データはD/A変換回路9へ出力されアナログ信号に変換され表示するのに適した形態の画像信号に変換された後、LCDに画像として表示される。
次いでステップS2において、レリーズスイッチの状態を確認する。撮影者によってレリーズスイッチが操作され、SW1(レリーズスイッチの第一ストローク)がオン状態になったことをCPU15が確認すると、次のステップS3に進み、通常のAE処理が実行される。続いてステップS4においてスキャンAF処理を行う。
すなわちCPU15は、ステップS4で合焦位置を検出するためのスキャンAF処理を行う。その概略を図3を用いて説明する。スキャンAFはCCD5によって生成された画像信号から出力される高周波成分が最も多くなるフォーカスレンズ群3の位置を求めることにより行われる。CPU15はフォーカス駆動モータ22を駆動制御する第二モータ駆動回路19を介してフォーカス駆動モータ22を制御し、フォーカスレンズ群3を無限遠に相当する位置(図3における「A」)から各々の撮影モードにおいて設定される至近距離に相当する位置(図3における「B」)まで駆動する。そして駆動しながらスキャンAF処理回路の出力(AF評価値信号)を取得し、フォーカスレンズ群3の駆動が終了した時点で取得したAF評価値信号から、それが最大になる位置(図3における「C」)を求め、その位置にフォーカスレンズ群3を駆動する。
このAF処理回路の出力の取得はスキャンAFの高速化のために、全てのフォーカスレンズ群3の停止位置については行わず、適当な間隔をあけたフォーカスレンズ群3の停止位置においてAF処理回路の出力(AF評価値信号)を取得する。この場合、図3に示すa1、a2、a3点においてAF評価値信号を取得することがありうる。このような場合はAF評価値信号が最大値となった点とその前後の点のから合焦位置Cを計算にて求めている。
このように補間計算を行いAF評価値信号が最大値となる点(図3のC)を求める前にAF評価値信号の信頼性を評価する。その信頼性が十分であれば、AF評価値信号が最大値となる点を求め、ステップS5においてAFOK表示を行う。これは表示素子29を点灯することなどにより行うと同時にLCD上に緑の枠を表示するなどの処理を行う。
またステップS4においてAF評価値信号の信頼性を評価した結果その信頼性が低い場合には、AF評価値信号が最大値となる点を求める処理は行わず、ステップS5に進みAFNG表示を行う。これは表示素子29を点滅表示することなどにより行うと同時にLCD上に黄色の枠を表示するなどの処理を行う。
CPU15はステップS6において、SW2(レリーズスイッチの第二ストローク)の確認を行い、SW2がオンになっていたならば、ステップS7に進み、実際の露光処理を実行する。
ここで、ステップS4で行われるスキャンAFの詳細に関して説明する。図4に動作手順、図5に動作の説明図を示す。
なお本発明の説明においてスキャンとはフォーカスレンズを所定位置に駆動しながらAF評価値を取得する動作を、スキャン間隔はAF評価値を取得するフォーカスレンズの位置の間隔を言うものとする。
本発明においては、比較的粗い間隔でAF評価値を取得した結果から仮の合焦位置を求め、その後仮の合焦位置を中心とした微小範囲において、比較的細かい間隔でフォーカスレンズ群を駆動して得られるAF評価値を取得した結果から最終的な合焦位置を求める。またフォーカスレンズはステッピングモーターによって駆動されている。
ステップS401において、スキャン開始位置(無限遠相当位置)へフォーカスレンズを駆動する(図5:A)。
次いでで比較的粗い間隔でのスキャンを行う。
まずステップS402においてHPFのパラメータ設定を行う。スキャンAF処理回路14の高域側の輪郭成分量等に対応する高周波成分を抽出するハイパスフィルター(HPF)の帯域を比較的細かい間隔でスキャンする場合に比べて低域側に設定する。これは粗い間隔でスキャンした際にAF評価値のピークを取りもらすことを防ぐためである。ハイパスフィルター(HPF)の帯域が高域に設定された場合、被写体の周波数や形状によってはフォーカスレンズ位置に対するAF評価値の形状が急峻になりAF評価値がある程度の大きさになる範囲が狭くなることがある。この場合粗い間隔でスキャンした場合AF評価値のピーク付近の信号を取りもらす可能性がある。ハイパスフィルター(HPF)の帯域を低域に設定すると図5に示すように高域に設定された場合に比べてAF評価値の形状が緩やかになるためAF評価値がある程度の大きさになる範囲が広がるため、AF評価値のある程度の大きさの部分を取りもらす可能性はほとんど無くなる。
次いでステップS403において比較的粗い間隔でのスキャンを行う(図5:A→B)。
このスキャンは撮影レンズの像面深度の10倍程度の間隔で行う。その撮影レンズの像面深度Δ[μm]・フォーカス敏感度Sf・データ−取得間隔をTg[ms]とした場合、フォーカスレンズを10ΔSf/Tg[mm/s]の速度で駆動し、Tg[ms]毎にAF評価値を取得する。このTgはCCD5の読み出しレートで一義的に決まる。この時のフォーカスレンズの駆動方式は2−2相駆動方式にて行い、AF評価値は2−2相駆動の停止位置に相当する位置で取得する。すなわちフォーカス駆動モータ22(ステッピングモーター)のA相・B相には常に逆位相の電流が流れている状態にある時にCCD5に電荷が蓄積され、その信号が読み出され、その信号よりスキャンAF回路14はAF評価値を算出する。そしてその値が取得される。
このような駆動を行うのは比較的高速でフォーカスレンズを駆動するため保持力の弱い位置でAF評価値を取得しようとした場合、その位置の精度が保証できないからである。
ステップS404に進み、ステップS403の比較的粗い間隔でのスキャンで得たAF評価値から仮の合焦位置を求める。これは得られたAF評価値が最大となる位置とその両隣の位置の3つの位置におけるAF評価値とフォーカスレンズの位置情報から補間演算により求めればよい。この方法の詳細は公知なので割愛する。またこの際仮の合焦位置の信頼性を計算する。この数値はAF評価値のコントラストなどにより求められるが、公知の方法なので詳細の説明は割愛する。
そしてこの仮の合焦位置から比較的細かい間隔でのスキャンの開始位置を求める。この比較的細かい間隔でのスキャンは仮の合焦位置を中心にした所定範囲にて行う。従って、比較的細かい間隔でのスキャン開始位置は、仮の合焦位置から所定範囲の半分だけずれた位置(図5のC)となる。またこの所定範囲は仮の合焦位置を求めた際の信頼性によって可変にする。例えば以下の様に設定する。
信頼性が高い場合(係数>2) :±3深度相当
中間の場合(2>=係数>1.5) :±6深度相当
低い場合(係数<=1.5) :±10深度相当
ステップS405ではステップS404で求められたスキャン開始位置へフォーカスレンズを駆動する(図5:B→C)。
ステップS406においてHPFのパラメータ設定の変更を行う。スキャンAF処理回路14の高域側の輪郭成分量等に対応する高周波成分を抽出するハイパスフィルター(HPF)の帯域を比較的粗い間隔でスキャンする場合に比べて高域側に設定する。これは比較的細かい間隔でのスキャンはAF評価値のピークとなる位置の近辺で行われるため、比較的粗い間隔でのスキャンと異なりAF評価値のピークを取りもらすおそれがないからである。またピークの位置をより正確に求めるため、ハイパスフィルター(HPF)の帯域を高域に設定し、図5に示すように低域に設定された場合に比べてAF評価値の形状が急峻になるようにする。これによりピークの算出の精度を上げることができる。
次いでステップS407において比較的細かい間隔でのスキャンを行う(図5:C→D)。
このスキャンは撮影レンズの像面深度の1〜2倍程度の間隔で行う。この値はステップS404で仮の合焦位置を求めた際の信頼性による。例えば以下の様に設定する。
信頼性が高い場合(係数>2) :1深度相当
中間の場合(2>=係数>1.5) :1.5深度相当
低い場合(係数<=1.5) :2深度相当
ここではフォーカスレンズを一定の速度で駆動し、Tg[ms]毎にAF評価値を取得する。このTgはCCD5の読み出しレートで一義的に決まる。
この時のフォーカスレンズの駆動方式はマイクロステップ駆動方式にて行い、AF評価値もマイクロステップ駆動の停止位置に相当する位置で取得する。これは比較的細かい間隔でスキャンを行うため、より細かい位置でのAF評価値の取得を必要とするからである。フォーカスレンズ駆動の高速化のため2−2相駆動の1ステップの駆動量を大きくしているので、2−2相駆動では所望の位置のAF評価値を取得することができない。またこのスキャンではフォーカスレンズの駆動速度は比較的粗い間隔のスキャンに比べて遅いので、マイクロステップ駆動でもその位置の精度を保証することができる。
ステップS408に進み、ステップS407の比較的細かい間隔でのスキャンで得たAF評価値から合焦位置を求める。
そしてステップS409で計算された合焦位置へフォーカスレンズを駆動する(図5:D→E)。
これによりオートフォーカスの更なる高速化と高精度化の両立が可能になる。
第一実施例のブロック図 第一実施例の動作の説明図 スキャンAF処理の動作の概念の説明図 第一実施例のスキャンAFの詳細な動作フローに関する説明図 第一実施例のスキャンAFの詳細に関する説明図
符号の説明
1 撮像装置
2 ズームレンズ群
3 フォーカスレンズ群
4 絞り
5 固体撮像素子
6 撮像回路
7 A/D変換回路
8 メモリ(VRAM)
9 D/A変換回路
10 画像表示装置
11 圧縮伸長回路
12 記憶用メモリ
13 AE処理回路
14 スキャンAF処理回路
15 CPU
16 タイミングジェネレータ
17 CCDドライバー
18 第一モータ駆動回路
19 第二モータ駆動回路
20 第三モータ駆動回路
21 絞り駆動モータ
22 フォーカス駆動モータ
23 ズーム駆動モータ
24 操作スイッチ
25 EEPROM
26 電池
27 スイッチング回路
28 ストロボ発光部
29 表示素子
30 スピーカー
31 撮影レンズ鏡筒

Claims (2)

  1. 撮影光学系により結像される被写体像を光電変換して電気的な画像信号を得る撮像手段と、撮像手段に形成される被写体像の焦点を調整する焦点調節手段を有し、焦点調整手段を駆動しながら撮像手段によって生成された画像信号から合焦位置を検出する合焦位置検出手段を有する自動焦点調整装置において、
    焦点調整手段を比較的高速で駆動しながら撮像手段によって生成された画像信号から合焦位置を検出する場合と、焦点調整手段を比較的低速で駆動しながら撮像手段によって生成された画像信号から合焦位置を検出する場合とで焦点調整手段の駆動方法を異ならせるとともに、各々の駆動手段における焦点調整手段の停止可能な位置においてのみ合焦位置を検出するための情報を取得することを特徴とする自動焦点調整装置。
  2. 焦点調整手段を比較的低速で駆動しながら撮像手段によって生成された画像信号から合焦位置を検出する場合には、焦点調整手段を比較的高速で駆動しながら撮像手段によって生成された画像信号から合焦位置を検出する場合の停止位置の中間位置に停止可能な駆動方法で駆動することを特徴とする請求項1記載の自動焦点調整装置。
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