JP4928104B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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本発明は、結像光学系により結像される被写体像を光電変換する撮像素子により得られる信号を使用して、焦点調節を行う撮像置及びその制御方法に関するものである。
従来より、フォーカスレンズを駆動させながら、撮像素子から得られた信号を用いて焦点の合うフォーカスレンズ位置を取得する焦点調節技術が知られている。そして、この焦点調節の処理中にも、表示装置(モニター)で被写体像を確認できる撮像装置が提案されている。例えば、撮像素子としてCMOSセンサーを用いて、焦点調節用の信号の読み出しと、モニター用の信号の読み出しを切り換えることに関する技術が提案されている。これにより、モニター用の画像の画質を向上すると共に、焦点調節の精度を向上するができる。(特許文献1)。
特開2002−247443号公報
しかしながら特許文献1では、焦点調節処理の高速化と高精度化を両立することが難しい。例えば、焦点調節処理の高速化を実現しようとした場合、以下の問題が生じる。
まず前提として、焦点調節処理を高速化するためには、フォーカスレンズを連続駆動しながら撮像素子から信号を出力することが望ましい。そこで、特許文献1の読み出し方式において、フォーカスレンズを連続駆動しながら撮像素子から信号を出力する場合を例にとって以下に説明する。
特許文献1の読み出し方式の場合に、フォーカスレンズを連続駆動すると、AFモードにおいて焦点調節のための信号を3回読み出した後、モニターモードに切換わる。このモニターモードにおいて、モニター表示用の信号を読み出している期間中は焦点調節のための信号は出力されない。その後、再びAFモードに切換わり、焦点調節のための信号を3回読み出す。そして、モニターモードに切換わる。この動作が繰り返し行われる。よって、ばらばらな間隔(等間隔でない間隔)のフォーカスレンズ位置におけるCMOSセンサーからの出力信号から合焦状態(焦点調節信号)を得ることになる。そして、一番ピントの合う合焦位置にフォーカスレンズが駆動されるが、このフォーカスレンズ位置は補間演算により求められる。
つまり、焦点の合うフォーカスレンズ位置は、ばらばらな間隔のフォーカスレンズ位置における合焦状態を取得し、さらに合焦状態が最大となるフォーカスレンズ位置を補間演算により求めることにより、得られる。そのため、焦点の合うフォーカスレンズ位置を求める際の補間演算において、誤差が発生してしまい、精度が悪くなってしまうことがある。
図6(a)に、特許文献1におけるモニターモードとAFモードの駆動タイミングを示す。特許文献1では、モニターモード時もAFモード時も全画面に相当する部分を読み出す。画素を間引いているため、信号を1/120秒で読み出すことができる。4回に1度モニターモードにし、モニターに表示するための信号を読み出しているので、モニターの更新は1/30秒となる。また、4回に3度AFモードに切り換え、信号の読み出しを行うので、1/90秒ごとに実行されることになる。そのため、焦点調節処理の高速化のためにフォーカスレンズを連続駆動した場合には、ばらつきのあるフォーカスレンズの位置における合焦状態を取得することになる。よって、間があいた位置に、合焦状態が最大となるフォーカスレンズ位置が存在した場合には、間があいていない位置に存在した場合に比べて、合焦位置の演算において発生する誤差が大きくなる。よって、AF用の信号の取得は1/90秒ごとにできるが、精度を保つためにその間隔を細かくする必要がある。このため、フォーカスレンズの駆動速度は等間隔の場合に比べて遅くせざる負えない。間があいた場合の間隔を、あかない場合と同じにするためには、駆動速度を半分にする必要がある。このとき、合焦状態を取得するための時間は約2倍になる。よって、AF時間全体も長くなってしまう。
本発明はこのような問題に鑑みなされたものであり、精度を保ちながら高速な焦点調節を実現することを目的とする。
上記の問題を解決するために、本発明の技術的特徴としては、結像光学系を透過した被写体像を光電変換し部分的に信号を読み出すことのできるCMOSと、前記CMOSの一部の領域から読み出された信号から求められたAF評価値としての高周波成分または近接画素の輝度差の積分値に基づいて焦点調節を行う焦点調節手段と、前記CMOSの複数の分割領域から分割領域ごとに読み出された信号から1フレームの映像信号を取得する映像信号取得手段と、前記焦点調節手段によるAF評価値を求めるための前記CMOSの一部領域からの信号の読み出しと前記映像信号取得手段による分割された映像信号を取得するための前記CMOSからの分割領域ごとの信号の読み出しとを1フレームの映像信号を取得する中で切り換えて読み出すよう制御することによって、前記焦点調節手段によるAF評価値をもとめるための前記CMOSの一部領域からの信号の読み出し間隔およびそれぞれの読み出し時間を一定にする制御手段を有することを特徴とする。
また、別の一側面としての技術的特徴は、結像光学系を透過した被写体像を光電変換し部分的に信号を読み出すことのできるCMOSを有する撮像装置の制御方法であって、前記CMOSの一部の領域から読み出された信号から求められたAF評価値としての高周波成分または近接画素の輝度差の積分値に基づいて焦点調節を行う焦点調節ステップと、前記CMOSの複数の分割領域から分割領域ごとに読み出された信号から1フレームの映像信号を取得する映像信号取得ステップとを有し、前記焦点調節手段によるAF評価値を求めるための前記CMOSの一部領域からの信号の読み出しと前記映像信号取得手段による分割された映像信号を取得するための前記CMOSからの分割領域ごとの信号の読み出しとを1フレームの映像信号を取得する中で切り換えて読み出すよう制御することによって、前記焦点調節手段によるAF評価値をもとめるための前記CMOSの一部領域からの信号の読み出し間隔およびそれぞれの読み出し時間を一定にすることを特徴とする。
本発明によれば、焦点調節処理の高速化と高精度化を両立することができる。
以下、必要に応じて図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を説明する。
(装置の構成要素)
図1に本発明の実施例のブロック図を示す。1は撮像装置である。また、2はズームレンズ群である。3はフォーカスレンズ群である。4はズームレンズ群2、フォーカスレンズ群3等の結像光学系を透過する光束の量を制御する光量調節手段であり露出手段でもある絞りである。31はズームレンズ群2、フォーカスレンズ群3、及び絞り4等からなる撮影レンズ鏡筒である。5は結像光学系を透過した被写体像が結像し、これを光電変換する複数の画素部を備え、部分的に信号を読み出すことのできる撮像素子(例えば、CMOSなど。以下、撮像素子をCMOSともいう。)である。6はこのCMOS5によって光電変換された電気信号を受けて各種の画像処理を施すことにより所定の信号を生成する撮像回路である。7はこの撮像回路6により生成されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路である。8はこのA/D変換回路7の出力を受けてこの信号(映像信号)を一時的に記憶するバッファメモリ等のメモリ(VRAM)である。9はこのVRAM8に記憶された映像信号を読み出してこれをアナログ信号に変換するとともに再生出力に適する形態の映像信号に変換するD/A変換回路である。10はこの映像信号を表示する液晶表示装置(LCD)等の画像表示装置(以下LCD又はモニターともいう。)である。12は半導体メモリ等からなる映像信号を記憶する記憶用メモリである。11は映像信号の圧縮処理や符号化処理を施す圧縮回路、及び復号化処理や伸長処理等を施す伸長回路とからなる圧縮伸長回路である。この圧縮回路は、VRAM8に一時記憶された映像信号を読み出して、記憶用メモリ12に対する記憶に適した形態にする。また、伸長回路は、記憶用メモリ12に記憶された映像信号を再生表示等をするのに最適な形態とする。13はA/D変換回路7からの出力を受けて自動露出(AE)処理を行うAE処理回路である。14はA/D変換回路7からの出力を受けて自動焦点調節(AF)処理を行うAF処理回路である。14では後述するAF評価値生成等を行う。なお、1フィールドまたは1フレームごとに得られた信号から高周波成分または近接画素の輝度差の積分値を求め、これを合焦度合いを示すAF評価値とする。合焦状態にあるときは被写体のエッジ部分がはっきりしているためAF評価値が大きくなり、非合焦状態のときはAF評価値が小さくなる。AF動作実行時は、レンズを移動させながらこのAF評価値を順次取得していき、AF評価値が最も大きくなったところを合焦点として、レンズを駆動制御する。15は撮像装置の制御を行う演算用のメモリを内蔵したCPUである。16は所定のタイミング信号を発生するタイミングジェネレータ(以下TGという。)である。17はCMOSドライバーである。21は絞り4を駆動する絞り駆動モータである。18は絞り駆動モータ21を駆動制御する第一モータ駆動回路である。22はフォーカスレンズ群3を駆動するフォーカス駆動モータである。19はフォーカス駆動モータ22を駆動制御する第ニモーター駆動回路である。23はズームスレンズ群2を駆動するズーム駆動モータである。20はズーム駆動モータ23を駆動制御する第三モータ駆動回路である。24は各種のスイッチ群からなる操作スイッチである。25は各種制御等を行うプログラムや各種動作を行わせるために使用する信号等が予め記憶されている読み出し専用メモリであるEEPROMである。26は電池である。28はストロボ発光部、27はストロボ発光部28の閃光発光を制御するスイッチング回路である。29は警告表示などを行うLEDなどの表示素子である。30は音声によるガイダンスや警告などを行うためのスピーカーである。
なお、映像信号等の記憶媒体である記憶用メモリは、フラッシュメモリ等の固定型の半導体メモリや、カード形状やスティック形状のもの等がある。そして、装置に対して着脱自在に形成されるカード型フラッシュメモリ等の半導体メモリの他、ハードディスクやフロッピィ−ディスク等の磁気記憶媒体等、様々な形態のものが適用される。
また、操作スイッチ24としては、本撮像装置1を起動させ電源供給を行うための主電源スイッチがある。また、撮影動作(記憶動作)等を開始させるレリーズスイッチ、再生動作を開始させる再生スイッチ、結像光学系のズームレンズ群2を移動させズームを行わせるズームスイッチ等が考えられる。
そしてレリーズスイッチは、第一ストローク(以下SW1)と第ニストローク(以下SW2)との二段スイッチにより構成される。ここで、SW1は、撮影動作に先立ち行われるAF処理などを開始させる指示信号を発生する。またSW2は、映像信号を記録するための露光動作を開始させる指示信号を発生する。
(装置全体の動作)
このように構成された装置における動作を以下に説明する。
まず、撮像装置1の撮影レンズ鏡筒31を透過した被写体光束は絞り部4によってその光量が調整された後、CMOS5の受光面に結像される。この被写体像は、CMOS5による光電変換処理により電気的な信号に変換され、撮像回路6に出力される。撮像回路6では、入力した信号に対して各種の信号処理が施され、所定の信号が生成される。この信号はA/D変換回路7に出力されデジタル信号に変換された後、VRAM8に一時的に格納される。
VRAM8に格納された信号は一画面分の映像信号になった後、D/A変換回路9へ出力されアナログ信号に変換され表示するのに適した形態の映像信号に変換された後、LCDに画像として表示される。一方VRAM8に格納された映像信号は圧縮伸長回路11にも出力される。この圧縮伸長回路11における圧縮回路によって圧縮処理が行われた後、記憶に適した形態の映像信号に変換され、記憶用メモリ12に記憶される。
また、例えば操作スイッチ24のうち不図示の再生スイッチが操作されオン状態になると、再生動作が開始される。すると記憶用メモリ12に圧縮された形で記憶された映像信号は圧縮伸長回路11に出力され、伸長回路において復号化処理や伸長処理等が施された後、VRAM8に出力され一時的に記憶される。更に、この映像信号はD/A変換回路9へ出力されアナログ信号に変換され表示するのに適した形態の映像信号に変換された後、LCD10に画像として表示される。
他方、A/D変換回路7によってデジタル化された信号は、上述のVRAM8とは別にAE処理回路13及びAF処理回路14に対して出力される。まずAE処理回路13においては、入力されたデジタル信号を受けて、一画面分の信号の輝度値に対して累積加算等の演算処理が行われる。これにより、被写体の明るさに応じたAE評価値が算出される。このAE評価値はCPU15に出力される。
またAF処理回路14においては、入力されたデジタル信号を受けて一画面の信号の高周波成分がハイパスフィルター(HPF)等を介して抽出され、更に累積加算等の演算処理が行われる。これにより、高域側の輪郭成分量等に対応するAF評価値が算出される。このようにAF処理回路14は、AF処理を行う過程において、CMOS5によって生成された信号から所定の高周波成分を検出する高周波成分検出手段の役割を担っている。
一方、TG16からは所定のタイミング信号がCPU15、撮像回路6、CMOSドライバー17へ出力されており、CPU15はこのタイミング信号に同期させて各種の制御を行う。また撮像回路6は、TG16からのタイミング信号を受け、これに同期させて各種画像処理を行う。さらにCMOSドライバー17は、TG16のタイミング信号を受けこれに同期してCMOS5を駆動する。
またCPU15は、第一モータ駆動回路18、第ニモータ駆動回路19、第三モータ駆動回路20をそれぞれ制御する。この制御により、絞り駆動モータ21、フォーカス駆動モータ22、ズーム駆動モータ23を介して、絞り4、フォーカスレンズ群3、ズームスレンズ群2を駆動制御する。すなわちCPU15はAE処理回路13において算出されたAE評価値等に基づき第一モータ駆動回路18を制御して絞り駆動モータ21を駆動し、絞り4の絞り量を適正になるように調整するAE制御を行う。またCPU15はAF処理回路14において算出されるAF評価値に基づき第ニモータ駆動回路19を制御してフォーカス駆動モータ22を駆動し、フォーカスレンズ群3を合焦位置に移動させるAF制御を行う。また操作スイッチ24のうち不図示のズームスイッチが操作された場合は、これを受けてCPU15は、第三モータ駆動回路20を制御してズームモータ23を駆動制御することによりズームレンズ群2を移動させ、結像光学系の変倍動作(ズーム動作)を行う。
なお、AF処理回路14では入力された信号を受けて一画面分の信号の高周波成分が抽出される構成としたが、図4のAF領域のように一画面分の領域の一部を取り出して、この一部分の映像信号のみ高周波成分が抽出される構成としてもよい。
(撮影処理のフロー)
次に、本撮像装置の実際の撮影動作を図2に示すフローチャートを用いて説明する。本撮像装置1の主電源スイッチがオン状態であり、かつ撮像装置の動作モードが撮影(録画)モードにあるとき、撮影処理シーケンスが実行される。
まずステップS201においてCPU15は、撮影レンズ鏡筒31を通過しCMOS5上に結像した像をLCDに画像として表示させる。すなわちCMOS5上に結像した被写体像は、CMOS5による光電変換がなされ、電気的な信号に変換された後、撮像回路6に出力される。そこで入力された信号に対して各種の信号処理が施され、所定の信号が生成される。その後、A/D変換回路7に出力されデジタル信号に変換され、VRAM8に一時的に格納される。VRAM8に格納された一画面分の信号(映像信号)はD/A変換回路9へ出力されアナログ信号に変換され、表示するのに適した形態の映像信号に変換された後、LCDに画像として表示される。
次いでステップS202において、レリーズスイッチの状態を確認する。撮影者によってレリーズスイッチが操作され、SW1がオン状態になったことをCPU15が確認すると、次のステップS203に進み、前述のAE処理が実行される。続いて、後で詳述するステップS204においてAF処理及び表示更新処理が行われる。
すなわちCPU15は、ステップS204で合焦位置を検出するためのAF処理を行う。AFはCMOS5によって生成された信号から出力される高周波成分が最も多くなるフォーカスレンズ群3の位置を求めることにより行われる。なお、このAF処理の間に、LCD画像が途切れ途切れになることを防止するために、表示画面の更新が随時行われる。
AFの結果、その信頼性が十分であれば、ステップS205においてAFOK表示を行う。これは表示素子29を点灯することなどにより行うと同時に、LCD上に緑の枠を表示するなどの処理を行う。
またその信頼性が低い場合には、ステップS5においてAFNG表示を行う。これは表示素子29を点滅表示することなどにより行うと同時に、LCD上に黄色の枠を表示するなどの処理を行う。
CPU15はステップS206のおいて、SW2(レリーズスイッチの第ニストローク)の確認を行い、SW2がオンになっていたならば、ステップS207に進み、実際の露光処理を実行する。そして、画像処理、A/D変換等を行い、LCDへの画像表示や記憶用メモリへの画像の記憶を行う。
(AF処理と表示画面の更新処理の詳細)
ここで、ステップS204で行われるAF処理及び表示画面の更新処理の詳細に関して説明する。図3に動作手順を示す。なお本実施例においては、フォーカスレンズ群3を所定位置に駆動しながらAF評価値を取得するが、複数のAF評価値を取得する際の各々のフォーカスレンズ群3の位置の間隔のことを、単に間隔と言うものとする。
SW1がオンされAF処理が開始され前述のAE処理が実行されたならば、ステップS301において、まず駆動の開始位置(例えば無限遠相当位置又は至近相当位置)へフォーカスレンズ群3を駆動する。
ステップS302では、AF評価値を取得するためのフォーカスレンズ群3の駆動を開始する。まずフォーカスレンズ群3の駆動速度を信号の読み出し時間や深度などから求め、その結果に従いフォーカスレンズ群3を終了位置(例えば至近相当位置又は無限遠相当位置)方向へ駆動する。フォーカスレンズ群3は開始位置から終了位置まで連続して駆動させる。
ついでステップS303でモニター表示用の信号を読み出す領域を初期化する。モニター表示用の信号は図4に示すように上下に5分割して読み出す。ここでは一番上のエリアを読み出す設定になるようにモニター用読み出し領域を管理する変数Nareaを1に初期化する。
次にステップS304に進みAF評価値を取得する。CMOS5の蓄積終了後にCMOS5から図4に示すAF領域の信号のみを読み出し、その信号を撮像回路6に入力する。撮像回路6では入力した信号に対して各種の信号処理が施され、所定の信号が生成される。この信号はA/D変換回路7に出力されデジタル信号に変換された後、AF処理回路14に対して出力される。AF処理回路14においては、入力されたデジタル信号を受けてAF領域画面分の信号の高周波成分がハイパスフィルター(HPF)等を介して抽出され、更に累積加算等の演算処理が行われる。これにより、高域側の輪郭成分量等に対応するAF評価値が算出される。このように、AF処理回路14にて、CMOS5によって生成された信号の所定の高周波成分を抽出し、AF評価値を得る。
また本実施例ではAF高速化のため、フォーカスレンズ群3は開始位置から終了位置まで連続して駆動し途中で停止させることはしない。そのためAF評価値取得位置はこの移動を考慮して露光時間の中心におけるフォーカスレンズ群3の位置とする。具体的には、AF評価値取得位置Posは、フォーカスレンズ群3の駆動速度Vdrive、CMOS5の蓄積時間Tstore、蓄積終了時のフォーカスレンズ群3の位置Pos(end)から式(1)を用いて求める。
Pos=Pos(end)−Vdrive×Tstore/2 ・・・式(1)
ステップS305ではモニター表示用の信号を取得する。モニター表示用の信号を読み出す領域は1番上の領域に設定されている。(モニター用読み出し領域を管理する変数Nareaの値が1である。)よって、ここでは図4に示す領域1の信号をCMOS5の蓄積終了後にCMOS5から読み出し、その信号を撮像回路6に入力する。撮像回路6では入力した信号に対して各種の信号処理が施され、所定の信号が生成される。この信号はA/D変換回路7に出力されデジタル信号に変換された後、VRAM8の所定の領域(画像の一番上に相当する領域)に一時的に格納される。但しここではLCD10に画像として表示することはしない。
ついでステップS306で一画面分のモニター表示用の信号の読み出しが終了したか否かを判定する。これはモニター用読み出し領域を管理する変数Nareaの値を調べることで行う。この変数の値が画面の分割数(ここでは5)に等しくなっていれば、一画面分(1フレーム分)のモニター表示用の信号の読み出しが終了したことになる。
一画面分(1フレーム分)のモニター表示用の信号の読み出しが終了していない場合は、ステップS307において、Narea=Narea+1とモニター用読み出し領域を管理する変数Nareaの値を更新しモニター用読み出し領域を変更する。ステップS304に戻り、再びAF評価値を取得する。その後ステップS305でモニター表示用の信号を取得する。モニター表示用の信号を読み出す領域は上から2番目の領域に設定されている(モニター用読み出し領域を管理する変数Nareaの値が2である)。よって、ここでは図4に示す領域1を読み出し、その信号を撮像回路6及びA/D変換回路7を介してデジタル信号に変換された後、VRAM8の所定の領域(画像の上から2番目に相当する領域)に一時的に格納される。但しここではLCD10に画像として表示することはしない。
ついでステップS306で一画面分のモニター表示用の信号の読み出しが終了したか否かを判定する。
一画面分のモニター表示用の信号の読み出しが終了していない場合は、ステップS307において、モニター用読み出し領域を管理する変数Nareaの値を更新しモニター用読み出し領域を変更する。そして、ステップS304に戻り、再びAF評価値を取得した後ステップS305でモニター表示用の信号を取得する。
この動作を一画面分のモニター表示用の信号の読み出しが終了するまで繰り返す。
一画面分のモニター表示用の信号の読み出しが終了したならば、ステップS306からステップS308に進み、VRAM8に格納された一画面分の信号(映像信号)はD/A変換回路9へ出力する。出力された映像信号はアナログ信号に変換され表示するのに適した形態の映像信号に変換された後、LCD10に画像として表示される。すなわちこの段階でLCD10の表示画像が更新される。
LCD10の表示画像を更新したならば、ステップS309に進み、AF処理を終了するか否かの判定を行う。
下記の(1)、(2)の場合に、AF処理を終了するという判定をする。
(1)フォーカスレンズ群3が終了位置(至近相当位置又は無限相当位置)に達した場合
(2)AF評価値の最大値が検出され、かつAF処理を継続しても新たなAF評価値の最大値が検出できないと判断された場合
ステップS310の終了判定の結果を「終了しない」と判定した場合には、ステップS310からステップS303へ進み、モニター表示用の信号を読み出す領域を初期化する。これは次の画面を表示するためのもので、CMOS5から一番上のエリアを読み出すようにモニター用読み出し領域を管理する変数Nareaを1に初期化する。
そして、同様の動作を繰り返し、AF評価値(テップS304)とモニター表示用の信号(テップS305)の取得を行う。そして一画面分のモニター表示用の信号が取得されたらLCD10の画像の更新を行う。
一方ステップS310で終了判定の結果を「終了する」と判定した場合には、ステップS320へ進みフォーカスレンズ群3の駆動を停止し、AF処理を終了する。そしてステップS321によって得られたAF評価値からそのピーク位置を求め、その位置にフォーカスレンズ群3を駆動する合焦動作を行う。これにより、図2のステップS204の処理を終了し、ステップS205に進む。
前述したように、図3のステップS304ではCMOS5の蓄積終了後にCMOS5から図4に示すAF領域の信号のみの読み出しを行う。そして、ステップS305では図4に示す部分領域の信号をCMOS5の蓄積終了後にCMOS5から読み出す。このCMOS5における信号の蓄積及び読み出しを、順を追って以下に説明する。まず、CMOS5を一括リセットし、信号の蓄積を開始する。蓄積終了後、図4のAF領域から信号を読み出し、読み出し中に、再びCMOS5を一括リセットし信号の蓄積を開始する。更に、AF領域からの信号の読み出し後、図4の1番上の領域(モニター用読み出し領域を管理する変数Nareaの値が1)の信号の読み出しを行う。なお、図4の1番上の領域の信号を読み出すタイミングには、信号の蓄積は終了しているように設定されているものとする。続けて、AF領域からの信号の読み出し、一括リセット、信号の蓄積及び、モニター用読み出し領域からの読み出しを上述と同様にして行う。この動作により、AF評価値を得るための信号とモニター表示のための信号を順に得ることができる。
(AF処理の概略)
図5を用いてその概略を説明する。
CPU15の演算により、フォーカスレンズ群3の駆動が終了した時点で取得したAF評価値から、それが最大になる位置(図5における「C」)を求め、その位置にフォーカスレンズ群3の駆動する。
AF処理回路の出力の取得はAFの高速化のために、全てのフォーカスレンズ群3の停止位置については行わず、適当な間隔をあけたフォーカスレンズ群3の停止位置においてAF処理回路の出力(AF評価値)を取得する。この場合、図5に示すa1、a2、a3点においてAF評価値を取得することがありうる。このような場合はAF評価値が最大値となった点とその前後の点のから合焦位置Cを演算にて求める。
(信号読み出しタイミング)
図6のタイミングチャートを用いて動作を説明する。
本実施例のタイミングチャートを図6(b)に示す。図中の「上」、「上中」、「中」、「下中」、「下」はモニター表示用の信号を取得するタイミングを表している。「上」は図4に示すモニター用読み出し領域の一番上の領域(変数Nareaの値が1の領域)のモニター表示用の信号を読み出すタイミングを示している。同様に「上中」は上から2番目のモニター用読み出し領域(変数Nareaの値が2の領域)のモニター表示用の信号を読み出すタイミングを表している。また、「中」は真中のモニター用読み出し領域(変数Nareaの値が3の領域)のモニター表示用の信号を読み出すタイミングを表している。また、「下中」は下から2番目のモニター用読み出し領域(変数Nareaの値が4の領域)のモニター表示用の信号を読み出すタイミングを表している。また、「下」は1番下のモニター用読み出し領域(変数Nareaの値が5の領域)のモニター表示用の信号を読み出すタイミングを表している。
図6(b)に示すように、AF領域の信号のみの読み出しによるAF評価値の取得と、指定された領域のモニター表示用の信号の取得を交互に行う。言い換えると、AF領域から定期的に信号を読み出す合間に、変数Nareaの値が1の領域、変数Nareaの値が2の領域等に分割されたそれぞれの領域の信号を読み出すこととなる。これによりAF評価値を取得する間隔を等間隔にすることが可能になる。
従来例と同じ読み出し速度で信号を読み出すとすると、全画面のモニター表示用の信号の読み出しには1/120秒を必要とするので、モニターの更新は1/60秒ごととなる。またAFは全画面のモニター表示用の信号の読み出しを行う1/60秒の間に、AFに必要とする領域のみの読み出せば良いため、5回のAF評価値の取得が可能となる。よってAF評価値の取得は1/300秒ごとに可能となり、かつ等間隔に評価値を取得できるため駆動速度を落とす必要もない。よって従来例に比べて約3.3〜6.7倍の速度でAF評価値の取得を終了することができる。また、AF用の読み出し及びモニター表示用の読み出しの前にCMOS5での信号の蓄積を行うが、この蓄積時間は1/600秒以内の所定時間となる。よって、被写体の輝度が低い場合には、信号量が小さくなってしまう可能性があるが、このような場合には信号のゲインアップや複数の画素の信号をCMOS5の内部で加算することにより、適正な信号とすることができる。
不等間隔の場合には、間抜けし間隔の広がった位置に、AF評価値のピークがあると補間によるピーク位置の算出精度が低下してしまう。しかし、本実施例によれば、フォーカスレンズ群3を連続駆動した場合にも等間隔にAF用の読み出しを行うことができる。よって、AF評価値を取得した位置からフォーカスレンズ制御位置を求める補間演算の精度が十分確保でき、AF精度の向上が可能となる。
したがって、フォーカスレンズ群3を連続駆動してもAF精度が低下することがない。間欠駆動の場合は停止位置安定のための静定時間が必要なため駆動時間が長くなるが、フォーカスレンズ群3を連続駆動し等間隔にAF評価値を取得すれば、レンズ駆動時間の短縮化(AF高速化)が可能になる。加減速駆動は間欠駆動では実行できないので、加減速駆動採用の場合は、更なるレンズ駆動時間の短縮化(AF高速化)が可能になる。その結果、間欠駆動との差は更に大きくなる。
また同時に、AF時はAFを行うのに用いる領域からの信号を部分的に読み出すので、一度の読み出しの時間が短くでき、更にAFの高速化が可能となる。
逆にフォーカスレンズ群3の駆動最高速の関係で高速化に限界がある場合などは、AF高速化に限界があるが、この場合は同じAF時間でのAF評価値の取得位置数が増加する。このため低コントラストの被写体のときなどに生じる再AF処理(一度目の信頼性が低い場合に、検出されたAF評価値のピーク付近のみを一度目のより細かい間隔で再度行う)が不要もしくは、必要となる頻度が少なくなる。よって、この場合でもAFの高速化が可能となる。またAF評価値の取得位置数が増加することでAF精度の向上も期待できる。
なお、実施例1では、CMOS5からAF領域の信号及びモニター用読み出し領域の信号を読み出す構成としたが、一度メモリ(不図示)に記憶させてからAF用とモニター用に信号を取得するように構成してもよい。
(山登りAF)
実施例1では、フォーカスレンズ群3が終了位置に達した場合と、AF評価値の最大値が検出され、かつAF処理を継続しても新たなAF評価値の最大値が検出できないと判断された場合にAF処理を終了する、いわゆるスキャンAF方式を例に取って説明した。このスキャンAF方式では、予めフォーカスレンズ群3を駆動制御する範囲が設定されている。しかし、AF評価値が増加する方向にフォーカスレンズ群3を移動させてAF評価値が最大になる位置を求め、合焦位置とする、いわゆる山登り方式を採用してもよい。山登り方式の場合には、AF評価値が減少していると判断した場合にフォーカスレンズ群3の駆動方向を反転させるように制御する。
本実施例によれば、山登り方式の場合には、短い間隔でAF評価値を取得することが可能なので、合焦位置に至った直後にそれを検出することができる。よって、すばやい合焦が可能になる。またモニター表示においても一旦合焦状態から非合焦状態になる頻度が減るので、ユーザーにとって使い勝手の良い装置を提供することができる。
本発明の実施例2の実施例1に対する違いは、中央部のモニター表示用の信号を取得するタイミングでAF評価値を同時に取得する点である。すなわち中央部のモニター表示用の信号を取得するために読み出した信号を用いてAF評価値を取得している点である。
(信号読み出しタイミング)
本実施例のタイミングチャートを図6(c)に示す。実施例1と同様に図中の「上」、「上中」、「中」、「下中」、「下」はモニター表示用のデータを取得するタイミングを表している。「上」は図4に示すモニター用読み出し領域の一番上の領域(変数Nareaの値が1の領域)のモニター表示用の信号を読み出すタイミングを示している。同様に「上中」は上から2番目のモニター用読み出し領域(変数Nareaの値が2の領域)のモニター表示用の信号を読み出すタイミングを表している。また、「中」は真中のモニター用読み出し領域(変数Nareaの値が3の領域)のモニター表示用の信号を読み出すタイミングを表している。また、「下中」は下から2番目のモニター用読み出し領域(変数Nareaの値が4の領域)のモニター表示用の信号を読み出すタイミングを表している。また、「下」は1番下のモニター用読み出し領域(変数Nareaの値が5の領域)のモニター表示用の信号を読み出すタイミングを表している。
図6(c)に示すように、真中のモニター用読み出し領域(変数Nareaの値が3の領域)から信号を読み出し、その信号からモニター表示用のデータとAF評価値を生成することで、両者の同時取得を可能にしている。
実施例1と同様にAF領域の信号のみの読み出しによるAF評価値の取得と、指定された領域のモニター表示用のデータの取得を交互に行う。これによりAF評価値を取得する間隔を等間隔にすることが可能になる。従来と同じ読み出し速度で信号を読み出すとすると、全画面のモニター表示用のデータと4回のAF評価値を得るための読み出しには1/75秒を必要とする。よってモニターの更新は1/75秒ごととなる。またAFは全画面のモニター表示用のデータの読み出しを行う1/75秒の間に、AFに必要とする領域のみの読み出せば良いため、4回のAF評価値の取得が可能となる。よってAF評価値の取得は1/300秒ごとに可能となり、かつ等間隔に評価値を取得できるため駆動速度を落とす必要もない。よって従来例に比べて約3.3〜6.7倍の速度でAF評価値の取得を終了することができる。
本発明の実施例3の実施例1及び実施例2に対する違いは、「上」、「上中」、「中」、「下中」、「下」のモニター表示用の信号の取得を更に3分割し、15回に分けて全画面のモニター表示用の信号を取得することある。これにより、更にAF評価値取得の高速化を図ることができる。
(信号読み出しタイミング)
本実施例のタイミングチャートを図6(d)に示す。実施例1及び実施例2同様に図中の「上」、「上中」、「中」、「下中」、「下」はモニター表示用の信号を取得するタイミングを表している。「上」は図4に示すモニター用読み出し領域の一番上の領域(変数Nareaの値が1の領域)のモニター表示用の信号を読み出すタイミングを示している。同様に「上中」は上から2番目のモニター用読み出し領域(変数Nareaの値が2の領域)のモニター表示用の信号を読み出すタイミングを表している。また、「中」は真中のモニター用読み出し領域(変数Nareaの値が3の領域)のモニター表示用の信号を読み出すタイミングを表している。また、「下中」は下から2番目のモニター用読み出し領域(変数Nareaの値が4の領域)のモニター表示用の信号を読み出すタイミングを表している。また、「下」は1番下のモニター用読み出し領域(変数Nareaの値が5の領域)のモニター表示用の信号を読み出すタイミングを表している。
図6(d)に示すように、AF領域の信号のみの読み出しによるAF評価値の取得と、全画面を15分割した領域のモニター表示用の信号の取得を交互に行う。これによりAF評価値を取得する間隔を等間隔にすることが可能になる。従来と同じ読み出し速度で信号を読み出すとすると、全画面のモニター表示用の信号の読み出しには1/30秒を必要とする。よってモニターの更新は1/30秒ごととなる。またAFは全画面のモニター表示用の信号の読み出しを行う1/30秒の間に、AFに必要とする領域のみの読み出せば良いため、15回のAF評価値の取得が可能となる。よってAF評価値の取得は1/450秒ごとに可能となり、かつ等間隔に評価値を取得できるため駆動速度を落とす必要もない。よって従来例に比べて約5〜10倍の速度でAF評価値の取得を終了することができる。
本発明の実施例の撮像装置を示すブロック図である。 本発明の実施例の撮像装置の実際の撮影動作を示すフローチャートである。 AF処理及び表示画面更新処理の動作を示すフローチャートである。 AF領域及びモニター表示用の信号の読み出し領域を示す図である。 第一実施例のAF処理の動作の概念の説明図である。 信号の読み出しタイミングを示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 撮像装置、
2 ズームレンズ群
3 フォーカスレンズ群
4 絞り
31 撮影レンズ鏡筒
5 撮像素子(CMOS)
6 撮像回路
7 A/D変換回路
8 メモリ(VRAM)
9 D/A変換回路
10 画像表示装置
13 AE処理回路
14 AF処理回路
15 CPU
16 タイミングジェネレータ
17 CMOSドライバー

Claims (7)

  1. 結像光学系を透過した被写体像を光電変換し部分的に信号を読み出すことのできるCMOSと、
    前記CMOSの一部の領域から読み出された信号から求められたAF評価値としての高周波成分または近接画素の輝度差の積分値に基づいて焦点調節を行う焦点調節手段と、
    前記CMOSの複数の分割領域から分割領域ごとに読み出された信号から1フレームの映像信号を取得する映像信号取得手段と、
    前記焦点調節手段によるAF評価値を求めるための前記CMOSの一部領域からの信号の読み出しと前記映像信号取得手段による分割された映像信号を取得するための前記CMOSからの分割領域ごとの信号の読み出しとを1フレームの映像信号を取得する中で切り換え読み出よう制御することによって、前記焦点調節手段によるAF評価値をもとめるための前記CMOSの一部領域からの信号の読み出し間隔およびそれぞれの読み出し時間を一定にする制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記一部領域からの信号の読み出しと前記分割領域ごとの信号の読み出しとが交互に切り換えられながら読み出されるよう制御することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記複数の分割領域の一部は、前記焦点調節を行うための信号を取得する領域を含む領域であることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記複数の分割領域の一部の分割領域からの信号を、焦点調節のための信号としても用いることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、至近側又は無限側の何れかから他方側へ結像光学系が駆動する間に、1フレームの映像信号を取得するための信号と、焦点調節のための信号を取得するよう前記撮像手段を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記映像信号取得手段から出力された映像信号を表示部に表示するよう制御する表示制御手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 結像光学系を透過した被写体像を光電変換し部分的に信号を読み出すことのできるCMOSを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記CMOSの一部の領域から読み出された信号から求められたAF評価値としての高周波成分または近接画素の輝度差の積分値に基づいて焦点調節を行う焦点調節ステップと、
    前記CMOSの複数の分割領域から分割領域ごとに読み出された信号から1フレームの映像信号を取得する映像信号取得ステップとを有し、
    前記焦点調節手段によるAF評価値を求めるための前記CMOSの一部領域からの信号の読み出しと前記映像信号取得手段による分割された映像信号を取得するための前記CMOSからの分割領域ごとの信号の読み出しとを1フレームの映像信号を取得する中で切り換えて読み出すよう制御することによって、前記焦点調節手段によるAF評価値をもとめるための前記CMOSの一部領域からの信号の読み出し間隔およびそれぞれの読み出し時間を一定にすることを特徴とする制御方法。
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