JP2006119550A - 自動焦点調節装置および撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影光学系の位置に依らず、オートフォーカスの高速化を達成できる自動焦点調節装置を提供する。
【解決手段】フォーカスレンズを含む撮影光学系により結像される被写体像を光電変換して電気的な画像信号を得る撮像手段と、前記フォーカスレンズの位置を移動させながら前記画像信号に含まれる高周波成分に基づいて第1間隔または第1間隔より短い第2間隔で信号を取得する信号取得手段と、前記第1間隔または前記第2間隔で取得された信号から合焦位置を検出する合焦位置検出手段と、を有し、合焦位置を検出する際には前記第1間隔で取得された信号に基づいて行い(S406,S430)、前記第1間隔での前記信号取得の際の前記フォーカスレンズの移動方向が第1の方向の場合、当該第1の方向と反対の第2の方向に前記フォーカスレンズを移動させながら前記第2間隔で再度信号を取得(S412,S413,S423)する。
【選択図】図4
【解決手段】フォーカスレンズを含む撮影光学系により結像される被写体像を光電変換して電気的な画像信号を得る撮像手段と、前記フォーカスレンズの位置を移動させながら前記画像信号に含まれる高周波成分に基づいて第1間隔または第1間隔より短い第2間隔で信号を取得する信号取得手段と、前記第1間隔または前記第2間隔で取得された信号から合焦位置を検出する合焦位置検出手段と、を有し、合焦位置を検出する際には前記第1間隔で取得された信号に基づいて行い(S406,S430)、前記第1間隔での前記信号取得の際の前記フォーカスレンズの移動方向が第1の方向の場合、当該第1の方向と反対の第2の方向に前記フォーカスレンズを移動させながら前記第2間隔で再度信号を取得(S412,S413,S423)する。
【選択図】図4
Description
本発明は、撮像光学系により結像される被写体像を光電変換する撮像手段により取得される画像信号を使用して、焦点調節を行う自動焦点調節装置および該自動焦点調節装置を具備する撮像装置に関するものである。
従来よりオートフォーカス(AF)の高速化に関する技術は種々提案されている(特許文献1,2等)。例えば、特許文献1には、撮像素子から得られる撮像映像信号の高域成分レベルを焦点評価値として所定期間毎に検出することによりオートフォーカス動作を行うようにしたオートフォーカスカメラにおいて、フォーカスレンズを被写体距離の無限遠から至近点に亘って、比較的粗いステップで移動せしめ、この各ステップ毎の焦点評価値を得る第1のサーチ手段と、第1のサーチ手段によって得られる第1の最大焦点評価値に対応する被写体距離の近傍までフォーカスレンズを移動せしめた後、更にフォーカスレンズを前記被写体距離の近傍において微小ステップで移動せしめ、この各微小ステップ毎の焦点評価値から第2の最大焦点評価値を得る第2のサーチ手段とを備えたオートフォーカスカメラが開示されている。
また、特許文献2には、フォーカスレンズを微小なステップ間隔で移動させてAF評価値をサンプリングし、当該サンプリングしたAF評価値に基づいて合焦位置を検出する第1のモードと、フォーカスレンズを粗いステップ間隔で移動させてAF評価値をサンプリングし、当該サンプリングしたAF評価値に基づいて概略の合焦位置を検出し、ついで、当該概略の合焦位置近傍でフォーカスレンズを微小なステップ間隔で移動させてAF評価値をサンプリングし、当該サンプリングしたAF評価値に基づいて合焦位置を検出する第2のモードとを選択可能にすることで、フォーカスレンズを合焦位置に駆動する時間を短縮してAF実行時間を短縮可能なオートフォーカス装置が開示されている。
特許第2708904号公報
特開2001−66494号公報
しかしながら 上述の従来例では、AF時間の高速化は可能であるものの、その高速化には限界があり、更なる高画素化や撮影レンズの長焦点距離化などにより、更なる高速化の要求に応えることができない。特に所定の方向からフォーカスレンズを駆動し、AF評価値を取得することが必要な鏡筒の場合は、AF評価値取得開始位置へフォーカスレンズを移動させるのに多くの時間を要するため、該フォーカスレンズが開始位置と離れた位置にある場合は更なる高速化が困難であった。
(発明の目的)
本発明の目的は、撮影光学系の位置に依らず、オートフォーカスの高速化を達成することのできる自動焦点調節装置および撮像装置を提供しようとするものである。
本発明の目的は、撮影光学系の位置に依らず、オートフォーカスの高速化を達成することのできる自動焦点調節装置および撮像装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、フォーカスレンズを含む撮影光学系により結像される被写体像を光電変換して電気的な画像信号を得る撮像手段と、
前記フォーカスレンズの位置を移動させながら前記画像信号に含まれる高周波成分に基づいて第1間隔または第1間隔より短い第2間隔で信号を取得する信号取得手段と、前記第1間隔または前記第2間隔で取得された信号から合焦位置を検出する合焦位置検出手段と、を有し、合焦位置を検出する際には前記第1間隔で取得された信号に基づいて行い、前記第1間隔での前記信号取得の際の前記フォーカスレンズの移動方向が第1の方向の場合、当該第1の方向と反対の第2の方向に前記フォーカスレンズを移動させながら前記第2間隔で再度信号を取得する自動焦点調節装置とするものである。
前記フォーカスレンズの位置を移動させながら前記画像信号に含まれる高周波成分に基づいて第1間隔または第1間隔より短い第2間隔で信号を取得する信号取得手段と、前記第1間隔または前記第2間隔で取得された信号から合焦位置を検出する合焦位置検出手段と、を有し、合焦位置を検出する際には前記第1間隔で取得された信号に基づいて行い、前記第1間隔での前記信号取得の際の前記フォーカスレンズの移動方向が第1の方向の場合、当該第1の方向と反対の第2の方向に前記フォーカスレンズを移動させながら前記第2間隔で再度信号を取得する自動焦点調節装置とするものである。
同じく上記目的を達成するために、請求項2に記載された発明は、撮影光学系により結像される被写体像を光電変換して電気的な画像信号を得る撮像手段と、前記撮影光学系の位置を移動させながら前記画像信号に含まれる高周波成分に基づいて第1間隔または第1間隔より短い第2間隔で複数の信号を取得する信号取得手段と、前記第1間隔または前記第2の間隔で取得された信号から合焦位置を検出する合焦位置検出手段と、を有し、前記信号を前記第1間隔で取得する第1のモードと、前記信号を前記第1間隔で取得した後に前記第2間隔で取得する第2のモードとを焦点距離に応じて切り分ける自動焦点調節装置とするものである。
同じく上記目的を達成するために、請求項5に記載された発明は、請求項1〜4のいずれかに記載された自動焦点調節装置を具備する撮像装置とするものである。
本発明によれば、オートフォーカスの高速化を実現することができる自動焦点調節装置または撮像装置を提供できるものである。
本発明を実施するための最良の形態は、以下に述べる実施例1および2に示す通りである。
図1は本発明の実施例1に係わる撮像装置の回路構成を示すブロック図である。同図において、1は撮像装置、2はズームレンズ群(以下、単にズームレンズと記す)、3はフォーカスレンズ群(以下、単にフォーカスレンズと記す)、4はズームレンズ2やフォーカスレンズ3等から成る撮影光学系を透過する光束の量を制御する光量調節手段および露出手段の構成要素である絞り、31はズームレンズ2やフォーカスレンズ3や絞り4等から成る撮影レンズ鏡筒である。5は撮影光学系を透過した被写体像が結像し、これを光電変換するCCD等の固体撮像素子(以下、CCDと記す)、6はCCD5によって光電変換された電気信号を受けて各種の画像処理を施すことにより所定の画像信号を生成する撮像回路、7は撮像回路6により生成されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換回路、8はA/D変換回路7の出力を受けてこの画像信号を一時的に記憶するバッファメモリ等のメモリ(以下、VRAMと記す)、9はVRAM8に記憶された画像信号を読み出してこれをアナログ信号に変換するとともに再生出力に適する形態の画像信号に変換するD/A変換回路、10は画像信号を表示する液晶表示装置(LCD)等の画像表示装置(以下、LCDと記す)、12は半導体メモリ等から成る画像データを記憶する記憶用メモリ、11はVRAM8に一時記憶された画像信号を読み出して記憶用メモリ12に対する記憶に適した形態にするために画像データの圧縮処理や符号化処理を施す圧縮回路及び記憶用メモリ12に記憶された画像データを再生表示等をするのに最適な形態とするための復号化処理や伸長処理等を施す伸長回路とから成る圧縮/伸長回路である。
13はA/D変換回路7からの出力を受けて自動露出(AE)処理を行うAE処理回路、14はA/D変換回路7からの出力を受けて自動焦点調節(AF)処理を行うスキャンAF処理回路、15は撮像装置の制御を行う演算用のメモリを内蔵したCPU、16は所定のタイミング信号を発生するタイミングジェネレータ(以下、TGと記す)、17はCCDドライバー、21は絞り4を駆動する絞り駆動モータ、18は絞り駆動モータ21を駆動制御する第1モータ駆動回路、22はフォーカスレンズ3を駆動するフォーカス駆動モータ、19はフォーカス駆動モータ22を駆動制御する第2モータ駆動回路、23はズームスレンズ2を駆動するズーム駆動モータ、20はズーム駆動モータ23を駆動制御する第3モータ駆動回路である。24は各種のスイッチ群からなる操作スイッチ、25は各種制御等を行うプログラムや各種動作を行わせるために使用するデータ等が予め記憶されている電気的に書き換え可能な読み出し専用メモリであるEEPROM、26は電池、28はストロボ発光部、27はストロボ発光部28の閃光発光を制御するスイッチング回路、29は警告表示などを行う表示素子(以下、LEDと記す)、30は音声によるガイダンスや警告などを行うためのスピーカーである。
なお、画像データ等の記憶媒体である記憶用メモリ12は、フラッシュメモリ等の固定型の半導体メモリや、カード形状やスティック形状からなり、装置に対して着脱自在に形成されるカード型フラッシュメモリ等の半導体メモリの他、ハードディスクやフロッピィ−ディスク等の磁気記憶媒体等、様々な形態のものが適用される。
また、上記操作スイッチ24としては、本実施例1に係わる撮像装置1を起動させ電源供給を行うための主電源スイッチや、撮影動作(記憶動作)等を開始させるレリーズスイッチ、再生動作を開始させる再生スイッチ、撮影光学系のズームレンズ2を移動させズームを行わせるズームスイッチ、等がある。そしてレリーズスイッチは、撮影動作に先立ち行われるAE処理、AF処理を開始させる指示信号を発生する第1ストロークスイッチ(以下、スイッチSW1と記す)と実際の露光動作を開始させる指示信号を発生する第2ストロークスイッチ(以下、スイッチSW2と記す)との二段スイッチにより構成される。
上記のように構成された本実施例1に係わる撮像装置の動作について、以下に説明する。まず、撮影レンズ鏡筒31を透過した被写体光束は、絞り4によってその光量が調節された後、CCD5の受光面に結像される。この被写体像は、CCD5による光電変換処理により電気的な信号に変換され、撮像回路6に出力される。撮像回路6では、入力した信号に対して各種の信号処理が施され、所定の画像信号が生成される。この画像信号はA/D変換回路7に出力されてデジタル信号(画像データ)に変換された後、VRAM8に一時的に格納される。VRAM8に格納された画像データはD/A変換回路9へ出力され、アナログ信号に変換され、表示するのに適した形態の画像信号に変換された後、LCD10に画像として表示される。一方、VRAM8に格納された画像データは圧縮/伸長回路11にも出力される。この圧縮/伸長回路11における圧縮回路部によって圧縮処理が行われた後、記憶に適した形態の画像データに変換され、記憶用メモリ12に記憶される。
また、例えば操作スイッチ24のうち、不図示の再生スイッチが操作されオン状態になると、再生動作が開始される。すると記憶用メモリ12に圧縮された形で記憶された画像データは圧縮/伸長回路11に出力され、伸長回路部において復号化処理や伸長処理等が施された後、VRAM8に出力され、一時的に記憶される。更に、この画像データはD/A変換回路9へ出力されてアナログ信号に変換され、表示するのに適した形態の画像信号に変換された後、LCD10に画像として表示される。
他方、A/D変換回路7によってデジタル化された画像データは、上述のVRAM8とは別に、AE処理回路13及びスキャンAF処理回路14に対しても出力される。AE処理回路13においては、入力されたデジタル画像信号を受けて、一画面分の画像データの輝度値に対して累積加算等の演算処理が行われる。これにより、被写体の明るさに応じたAE評価値が算出される。このAE評価値はCPU15に出力される。
また、スキャンAF処理回路14においては、入力されたデジタル画像信号を受けて一画面分の画像データの高周波成分がハイパスフィルター(HPF)等を介して抽出され、更に累積加算等の演算処理が行われる。これにより、高域側の輪郭成分量等に対応するAF評価値信号が算出される。このようにスキャンAF処理回路14は、AF処理を行う過程において、CCD5によって生成された画像信号から所定の高周波成分を検出する高周波成分検出手段の役割を担っている。
一方、TG16からは所定のタイミング信号がCPU15、撮像回路6、CCDドライバー17へ出力されており、CPU15はこのタイミング信号に同期させて各種の制御を行う。また撮像回路6は、TG16からのタイミング信号を受け、これに同期させて色信号の分離等の各種画像処理を行う。さらにCCDドライバー17は、TG16のタイミング信号を受けこれに同期してCCD5を駆動する。
また、CPU15は、第1モータ駆動回路18、第2モータ駆動回路19、第3モータ駆動回路20をそれぞれ制御することにより、絞り駆動モータ21、フォーカス駆動モータ22、ズーム駆動モータ23を介して、絞り4、フォーカスレンズ3、ズームスレンズ2を駆動制御する。すなわち、CPU15はAE処理回路13において算出されたAE評価値等に基づき第1モータ駆動回路18を制御して絞り駆動モータ21を駆動し、絞り4の絞り量を適正になるように調節するAE制御を行う。また、CPU15はスキャンAF処理回路14において算出されるAF評価値信号に基づき第2モータ駆動回路19を制御してフォーカス駆動モータ22を駆動し、フォーカスレンズ3を合焦位置に移動させるAF制御を行う。また、操作スイッチ24のうち不図示のズームスイッチが操作された場合は、これを受けてCPU15は、第3モータ駆動回路20を制御してズームモータ23を駆動制御することによりズームレンズ2を移動させ、撮影光学系の変倍動作(ズーム動作)を行う。
次に、本実施例1に係わる撮像装置1の実際の撮影動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
撮像装置1の主電源スイッチがオン状態であり、かつ撮像装置1の動作モードが撮影(録画)モードにあるときは、図2の撮影処理シーケンスが実行される。まずステップS1において、CPU15は、撮影レンズ鏡筒31を透過しCCD5上に結像した像をLCD10に画像として表示する。すなわちCCD5上に結像した被写体像は、該CCD5による光電変換処理されて電気的な信号に変換された後、撮像回路6に出力される。そこで入力した信号に対して各種の信号処理が施され、所定の画像信号が生成された後、A/D変換回路7に出力されてデジタル信号(画像データ)に変換され、VRAM8に一時的に格納される。VRAM8に格納された画像データはD/A変換回路9へ出力されてアナログ信号に変換され、表示するのに適した形態の画像信号に変換された後、LCD10に画像として表示される。
次に、ステップS2において、レリーズスイッチの状態を確認する。撮影者によってレリーズスイッチが操作され、スイッチSW1がオン状態になったことをCPU15が確認するとステップS3へ進み、通常のAE処理を実行する。そして、次のステップS4において、スキャンAF処理回路14によりスキャンAFを行う。すなわちCPU15は、ステップS4で合焦位置を検出するためのスキャンAF処理を行う。
その概略につき、図3を用いて説明する。スキャンAFは、CCD5によって生成された画像信号から出力される高周波成分が最も多くなるフォーカスレンズ3の位置を求めることにより行われる。CPU15はフォーカス駆動モータ22を駆動制御する第2モータ駆動回路19を介してフォーカス駆動モータ22を制御し、フォーカスレンズ3を無限遠に相当する位置(図3における“A”)から各々の撮影モードにおいて設定される至近距離に相当する位置(図3における“B”)まで駆動する。そして駆動しながらスキャンAF処理回路14の出力(AF評価値信号)を取得し、フォーカスレンズ3の駆動が終了した時点で取得したAF評価値信号から、それが最大になる位置(図3における“C”)を求め、その位置にフォーカスレンズ3の駆動する。
上記スキャンAF処理回路14の出力の取得はスキャンAFの高速化のために、全てのフォーカスレンズ3の停止位置については行わず、適当な間隔をあけたフォーカスレンズ3の停止位置において該スキャンAF処理回路14の出力(AF評価値信号)を取得する。この場合、図3に示すa1,a2,a3の各点においてAF評価値信号を取得することがあり得る。このような場合はAF評価値信号が最大値となった点とその前後の点のから合焦位置Cを計算にて求めている。このように補間計算を行い、AF評価値信号が最大値となる点(図3の“C”)を求める前にAF評価値信号の信頼性を評価する。その信頼性が十分であれば、AF評価値信号が最大値となる点を求め、図2のステップS5へ進み、AFOK表示を行う。これはLCD29を点灯することなどにより行うと同時に、LCD10上に緑の枠を表示するなどの処理を行う。
また、上記ステップS4においてAF評価値信号の信頼性を評価した結果、その信頼性が低い場合には、AF評価値信号が最大値となる点を求める処理は行わずに上記ステップS5へ進み、AFNG表示を行う。これはLED29を点滅表示することなどにより行うと同時に、LCD10上に黄色の枠を表示するなどの処理を行う。そして、CPU15は次のステップS6において、スイッチSW2の確認を行い、該スイッチSW2がオンになっていたならばステップS7に進み、実際の露光処理を実行する。
ここで、上記ステップS4にて行われるスキャンAFの詳細について、図4のフローチャートにより説明する。なお、本実施例1の説明においてスキャンとは、フォーカスレンズ3を所定位置に駆動しながらAF評価値を取得する動作をいい、スキャン間隔とは、AF評価値を取得するフォーカスレンズ3の位置の間隔をいうものとする。
本実施例1においては、比較的粗い間隔でAF評価値を取得した結果から合焦位置を求めるが、該比較的粗い間隔でAF評価値を取得を行う際のフォーカスレンズ3の駆動方向が、該フォーカスレンズ3の片寄せ方向と異なる場合のみ、比較的粗い間隔でAF評価値を取得した結果から求めた仮の合焦位置を中心とした微小範囲において、片寄せ方向と同一方向に比較的細かい間隔でフォーカスレンズを駆動して得られるAF評価値を取得した結果から合焦位置を求めるようにしている。なお、ここでいうところの片寄せとは、第1の方向(無限遠側)に駆動させ、目標とする停止位置よりわずかに(例えば数十μm、この値は鏡筒駆動系の素性により異なる)無限遠側に余計に駆動し、その位置でいったん停止後余分に駆動した分第2の方向(至近側)に駆動し、目標とする位置に停止するもので、このように第1の方向で駆動させている場合でも、停止する際には第2の方向(片寄せ方向)から停止するようにすることで、フォーカスレンズ3の停止位置の精度や光学的性能を高める撮像光学系の駆動方法である。
今、図3に示すように無限遠相当位置(“A”)から至近相当位置(“B”)への方向のスキャンが片寄せ方向と同一方向のスキャンとする。このように片寄せ方向からスキャンを行い、最終的にも片寄せ方向からフォーカスレンズ3を合焦位置へ駆動する。これはフォーカスレンズ3の駆動機構の特徴により、片寄せ方向に駆動する場合には、該フォーカスレンズ3の停止位置の精度や光学的性能を高めることが可能なためである。また、スキャン間隔としては、第1、第2、第3の三つの間隔を持つ。第1のスキャン間隔は最も間隔が狭く、その間隔は像面深度の1〜1.5倍程度とする。第2のスキャン間隔は第1の間隔より広く、その間隔は像面深度の3〜5倍程度とする。第3のスキャン間隔は最も広い間隔で、その鏡筒光学系におけるフォーカスレンズ3の最高駆動速度でフォーカスレンズ3を駆動した際のスキャン間隔であり、像面深度の6倍以上に設定される。
まず、ステップS400において、現在のズームポジションが所定値よりTELE側にあるか否かをチェックする。TELE側の場合はステップS401に進む。WIDE側の場合はステップS430に進む。ステップS430へ進むと、一旦無限遠端に駆動させフォーカス方向を反転させて無限遠に相当するフォーカスレンズ位置から至近相当方向(片寄せの方向)に、第2のスキャン間隔でスキャンを行い、合焦位置を求める。このスキャン動作はAF評価値のピーク位置が見つかるまで行う。ピーク位置が見つかったならば、合焦位置へフォーカスレンズ3を駆動するステップS450へ進む。ピークを検出できなかった場合はAFNGの表示を行う。また、フォーカスレンズ3を定点と呼ばれるズームポジション別に定められた位置へAFNGの際にフォーカスレンズ3を駆動する。
ここで、上記ステップS401以降で実施するTELE側の処理を行うか、ステップS430で実施するWIDE側の処理を行うかのしきい値は以下の様にして決定される。一般に焦点距離が短い場合(本実施例ではワイド端側)はフォーカスレンズの移動量が小さい。そのためフォーカスレンズ3を無限遠に相当するフォーカスレンズ位置(片寄せ方向と一致する方向にスキャンする際のスキャン開始位置)へ移動する時間は短い。逆に焦点距離が長い場合(本実施例ではテレ端側)はこの移動時間が長い。片寄せ方向と一致する方向にスキャンする場合のスキャン開始位置へのフォーカスレンズの移動時間と、逆方向からスキャンした場合に行われる比較的細かい間隔での詳細スキャンの時間を比較し、それが等しくなる焦点距離がこの場合のしきい値となる。たとえば、詳細スキャンの範囲を80μm、最高駆動レート5000μm/s、スキャン間隔20μm〜100μm(焦点距離による)、フォーカス敏感度約0.5、至近撮影距離50cm、焦点距離5mm〜20mmと仮定した場合、f=12.8mmで開始位置への移動時間と、詳細スキャンの時間が等しくなる。この焦点距離に対応するズームポジションがしきい値となる。
現在のズームポジションが所定値よりTELE側にあるとしてステップS401ヘ進むと、その時点でフォーカスレンズ3が停止している位置からフォーカス方向を無限遠方向として、所定範囲(例えば、深度の5倍相当の範囲)スキャンを行う。これはフォーカスレンズ3の片寄せ方向が無限遠相当位置から至近相当位置への方向であるため、スキャン開始位置方向へレンズを動かし高速化を図るためである。この所定範囲スキャンの間隔は第2のスキャン間隔とする。この所定範囲のスキャンにおいて、そのスキャン範囲内で合焦が可能と判定された場合、すなわち、そのスキャン範囲内でAF評価値のピークが検出された場合は、ステップS413に進む。
ステップS413ヘ進むと、無限遠相当から至近相当方向(片寄せの方向)に、所定範囲のスキャン(ステップS401)で見つかったAF評価値のピーク付近を第1のスキャン間隔でスキャンを行い、合焦位置を求める。この時のAF評価値を取得するポイント数は5〜7ポイント程度に設定する。ここで片寄せ方向から第1のスキャン間隔でスキャンを行うのは、所定範囲スキャンが片寄せと逆方向のため、ガタなどの機械的な要因によりフォーカスレンズ3の駆動位置に誤差が生じるためである。その誤差を補正するために、片寄せ方向から第1のスキャン間隔でスキャンを行い、ガタなどの誤差要因を除いた正確なピーク位置を求める。その後合焦位置へフォーカスレンズ3を駆動するステップS450へ進む。
所定範囲スキャンの最中にフォーカスレンズ3の位置が無限遠相当位置より繰り込み側(超無限相当位置)に達したならば、ステップS403からステップS430へ進み、このステップS430では、無限遠に相当するフォーカスレンズ3の位置から至近相当方向(片寄せの方向)に、第2のスキャン間隔でスキャンを行い、合焦位置を求める。
所定範囲スキャン中にフォーカスレンズ3の位置が無限遠相当位置より繰り込み側(超無限遠相当位置)に達していない場合は、ステップS403からステップS404へ進み、AF評価値のピーク位置が現在位置より繰り込み側(遠側)にあるか繰り出し側(近側)にあるかの方向判別が可能か否かの判定を行う。もし方向判別が不可能な場合はステップS420へ進む。
ステップS420ヘ進むと、無限遠相当位置へフォーカスレンズ3を駆動する。この駆動は鏡筒光学系におけるフォーカスレンズ3の最高駆動速度で行う。そして同時にAF評価値の取得を行う。この時のAF評価値取得の間隔は第3のスキャン間隔となる。そして次のステップS421において、スキャン中にAF評価値のピークが求められたかをチェックする。ピークが求められなければステップS422に進み、フォーカスレンズ3が無限遠相当位置に達したかをチェックする。この様にすることでフォーカスレンズが無限遠相当位置に達するまでにAF評価値のピークが存在するか否かをチェックすることができる。
無限遠相当位置に達するまでにAF評価値のピークが存在する場合は、ステップS421からステップS423に進む。そして無限遠相当位置方向へのスキャンで見つかったAF評価値のピーク付近をスキャン無限遠相当位置から至近相当方向(片寄せの方向)に、第1のスキャン間隔でスキャンを行い、合焦位置を求める。但し、この時のAF評価値を取得するポイント数はステップS413のスキャンに比べて2倍程度(10〜14ポイント程度)に設定する。これは、ステップS420〜S422で行ったスキャンの間隔が第3のスキャン間隔のため、第2のスキャン間隔でスキャンを行ったステップS401での所定範囲スキャンに比べて、求めたピークの位置の誤差が大きいからである。その後合焦位置へフォーカスレンズ3を駆動するステップS450へ進む。
AF評価値のピークが存在しないまま無限遠相当位置に達する場合は、ステップS422からステップS430に進む。ステップS430では、無限遠に相当するフォーカスレンズ位置から至近相当方向(片寄せの方向)に、第2のスキャン間隔でスキャンを行い、合焦位置を求める。
上記ステップS404でAF評価値のピーク位置の方向判別が可能と判定した場合は、ステップS405に進み、AF評価値のピーク位置が現在のフォーカスレンズ位置より至近相当位置側にあるかを判定し、至近相当位置側にあればステップS406へ進み、至近相当方向(片寄せの方向)に、第2のスキャン間隔でスキャンを行う。そしてAF評価値のピークが見つかったならば、ステップS407から合焦位置へフォーカスレンズ3を駆動するステップS450へ進む。
AF評価値のピーク位置が現在のフォーカスレンズ3の位置より無限遠相当位置側にあると判定した場合は、ステップS405からステップS410へ進み、無限遠に相当する方向(片寄せとは逆方向)に、第2のスキャン間隔でスキャンを行う。AF評価値のピークが見つかったならば、ステップS412へ進み、無限遠相当から至近相当方向(片寄せの方向)に、無限遠相当位置方向へのスキャンで見つかったAF評価値のピーク付近を第1のスキャン間隔でスキャンを行い、合焦位置を求める。この時のAF評価値を取得するポイント数は5〜7ポイント程度に設定する。その後、ステップS407から合焦位置へフォーカスレンズ3を駆動するステップS450へ進む。
何れの場合もスキャン中にAF評価値のピークを検出できなかった場合はAFNGの表示を行う。また、フォーカスレンズ3を定点と呼ばれるズームポジション別に定められた位置へAFNGの際に該フォーカスレンズ3を駆動する。ピーク位置が検出できた場合はステップS450において合焦位置を求め、その位置へフォーカスレンズ3を駆動する。この合焦位置への駆動の際には片寄せ動作を行う。すなわち、目標とする停止位置よりわずかに(例えば数十μm、この値は鏡筒駆動系の素性により異なる)無限遠側に余計に駆動する。その位置でいったん停止後余分に駆動した分至近側に駆動し、目標とする位置に停止する。これにより、フォーカスレンズ3の停止位置の精度や光学的性能を高めることができる。
以上の実施例1によれば、比較的粗い第2又は第3のスキャン間隔(請求項1での第1間隔に相当)でAF評価値を取得した結果から合焦位置を求めるが、該第2又は第3のスキャン間隔でAF評価値の取得を行う際のフォーカスレンズ3の駆動方向が、該フォーカスレンズ3の片寄せ方向(この実施例1では、無限遠相当から至近相当方向)と異なる場合のみ、比較的粗い第2又は第3のスキャン間隔でAF評価値を取得した結果から求めた仮の合焦位置を中心とした微小範囲において、片寄せ方向と同一方向に比較的細かい第1のスキャン間隔(請求項1での第2間隔に相当)でフォーカスレンズ3を駆動して得られるAF評価値を取得した結果から合焦位置を求める(図4のステップS401→S402→S413、ステップS405→S410→S411→S412、ステップS420→S421→S423)ようにしている。
よって、片寄せ方向と異なる方向へのフォーカスレンズ3の駆動時にも第2又は第3のスキャン間隔でスキャンを行うようにしているので、フォーカスレンズ3がAF評価値取得開始位置と離れた位置にある場合であってもAF時間の更なる高速化が可能となる。また、この逆方向でのスキャンによってAF評価値を取得した結果から求めた仮の合焦位置を中心とした微小範囲では、片寄せ方向と同一方向に第1のスキャン間隔でスキャンを行うようにしているので、スキャン方向が片寄せ方向と逆方向であるためにガタなどの機械的な要因でフォーカスレンズ3の駆動位置に誤差が生じても、その誤差を吸収したAF評価値の取得が可能である。
次に、本発明の実施例2について説明する。上記実施例1との違いは、図4のステップS404において方向判別が不可能と判定された場合の処理である。この実施例2の撮像装置の基本的な回路構成(図1)や基本的な動作手順(図2)は上記実施例1と同様であり、その説明は省略する。
ここで、実施例2におけるスキャンAFの方向判別不可能の際の処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。図4と同じ動作を行う部分は同一のステップ番号を付し、説明は省略する。上記実施例1と同様に、図2のステップS4でスキャンAFは行われる。
上記実施例1と同様に、無限遠相当位置から至近相当位置への方向のスキャンが片寄せ方向と同一方向のスキャンとする。このように片寄せ方向からスキャンを行い、最終的にも片寄せ方向からフォーカスレンズ3を合焦位置へ駆動する。これは該フォーカスレンズ3の停止位置の精度や光学的性能を高めるためである。また、スキャン間隔としては、第1、第2、第3の三つの間隔を持つ。第1のスキャン間隔は最も間隔が狭く、その間隔は像面深度の1〜1.5倍程度とする。第2のスキャン間隔は第1の間隔より広く、その間隔は像面深度の3〜5倍程度とする。第3のスキャン間隔は最も広い間隔で、その鏡筒光学系におけるフォーカスレンズ3の最高駆動速度で該フォーカスレンズ3を駆動した際のスキャン間隔であり、像面深度の6倍以上に設定される。
図5のステップS404において、AF評価値のピーク位置が現在位置より繰り込み側(遠側)にあるか繰り出し側(近側)にあるかの方向判別が可能か否かの判定を行う。もし方向判別が不可能な場合はステップS510へ進む。方向判別が可能の場合の処理は上記実施例1と同じである。
ステップS510では、その時点のフォーカスレンズ3の位置が所定位置より無限遠相当位置寄りにあるか否かを判定し、所定位置より無限遠相当位置寄りにある場合はステップS511へ、所定値より至近相当位置寄りにある場合はステップS521へ進む。この所定位置はほぼフォーカスレンズ3の駆動範囲の中間に設定されるが、更に片寄せ方向から逆方向にスキャンしたときの詳細スキャンの範囲を考慮し、その分至近側に寄った位置を所定位置にしている。これは、それぞれの最長のスキャン範囲を同じにするためである。
所定値より至近相当位置寄りにあるとしてステップS521ヘ進むと、至近相当方向(片寄せの方向)に、第2のスキャン間隔でスキャンを行う。このスキャンにおいてAF評価値のピークが見つかったならば、ステップS522から合焦位置へフォーカスレンズ3を駆動するステップS450へ進み、この動作をフォーカスレンズ3が至近端相当位置に達するまで行う。
一方、AF評価値のピークを検出できず(ステップS522のN)に至近端に達したならば、ステップS523からステップS524へ進み、無限遠に相当する方向(片寄せとは逆方向)に、第3のスキャン間隔でスキャンを行う。このスキャンにおいてAF評価値のピークが見つかったならば、ステップS525からステップS423へ進む。そして、無限遠相当位置方向へのスキャンで見つかったAF評価値のピーク付近を無限遠相当から至近相当方向(片寄せの方向)に、第1のスキャン間隔でスキャンを行い、合焦位置を求める。但し、この時のAF評価値を取得するポイント数は10〜14ポイント程度に設定する。これは、ステップS524で行ったスキャンの間隔が第3のスキャン間隔のため、第2のスキャン間隔でスキャンを行った場合に比べて、求めたピークの位置の誤差が大きいからである。その後、合焦位置へフォーカスレンズ3を駆動するステップS450へ進む。この動作を、ピークが見つかるか、無限遠相当位置にフォーカスレンズ3が達するまで行う。無限遠相当位置方向へのスキャンでAF評価値のピークが見つからない場合は、AFNGの表示を行い、また、フォーカスレンズ3を定点と呼ばれるズームポジション別に定められた位置へAFNGの際にフォーカスレンズ3を駆動する。
また、フォーカスレンズ3の位置が所定位置より無限遠相当位置寄りにあるとしてステップS510からステップS511へ進むと、無限遠に相当する方向(片寄せとは逆方向)に、第3のスキャン間隔でスキャンを行う。このスキャンにおいてAF評価値のピークが見つかったならば、ステップS512からS423へ進む。そして、無限遠相当位置方向へのスキャンで見つかったAF評価値のピーク付近を無限遠相当から至近相当方向(片寄せの方向)に、第1のスキャン間隔でスキャンを行い、合焦位置を求める。この動作をフォーカスレンズ3が無限遠相当位置に達するまで行う。
一方、AF評価値のピークを検出できず(ステップS512のN)に無限遠相当位置に達したならば、ステップS513からステップS514へ進み、至近相当方向(片寄せの方向)に第2のスキャン間隔でスキャンを行い、合焦位置を求める。そして、ピーク位置が検出できた場合はステップS515からステップS450ヘ進んで合焦位置を求め、その位置へフォーカスレンズ3を駆動する。
ステップS450で行われるこの合焦位置への駆動の際には片寄せ動作を行う。すなわち、目標とする停止位置よりわずかに(例えば数十μm、この値は鏡筒駆動系の素性により異なる)無限遠側に余計に駆動する。その位置で一旦停止後、余分に駆動した分至近側に駆動し、目標とする位置に停止する。これにより、フォーカスレンズ3の停止位置の精度や光学的性能を高めることができる。
また、ステップS514〜S525におけるスキャン中にAF評価値のピークを検出できなかった場合はAFNGの表示を行う。また、フォーカスレンズ3を定点と呼ばれるズームポジション別に定められた位置へAFNGの際に該フォーカスレンズ3を駆動する。
以上の実施例2によれば、上記実施例1と同様の効果を得ることが出来ることに加え、AF時間のより高速化を実現可能となる。
1 撮像装置、
2 ズームレンズ
3 フォーカスレンズ
5 固体撮像素子(CCD)
6 撮像回路
10 画像表示装置(LCD)
14 スキャンAF処理回路
15 CPU
22 フォーカス駆動モータ
19 フォーカス駆動モータ用の第2モータ駆動回路
23 ズーム駆動モータ
20 ズーム駆動モータ用の第3モータ駆動回路
2 ズームレンズ
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5 固体撮像素子(CCD)
6 撮像回路
10 画像表示装置(LCD)
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19 フォーカス駆動モータ用の第2モータ駆動回路
23 ズーム駆動モータ
20 ズーム駆動モータ用の第3モータ駆動回路
Claims (5)
- フォーカスレンズを含む撮影光学系により結像される被写体像を光電変換して電気的な画像信号を得る撮像手段と、
前記フォーカスレンズの位置を移動させながら前記画像信号に含まれる高周波成分に基づいて第1間隔または第1間隔より短い第2間隔で信号を取得する信号取得手段と、
前記第1間隔または前記第2間隔で取得された信号から合焦位置を検出する合焦位置検出手段と、
を有し、
合焦位置を検出する際には前記第1間隔で取得された信号に基づいて行い、前記第1間隔での前記信号取得の際の前記フォーカスレンズの移動方向が第1の方向の場合、当該第1の方向と反対の第2の方向に前記フォーカスレンズを移動させながら前記第2間隔で再度信号を取得することを特徴とする自動焦点調節装置。 - 撮影光学系により結像される被写体像を光電変換して電気的な画像信号を得る撮像手段と、
前記撮影光学系の位置を移動させながら前記画像信号に含まれる高周波成分に基づいて第1間隔または第1間隔より短い第2間隔で複数の信号を取得する信号取得手段と、
前記第1間隔または前記第2の間隔で取得された信号から合焦位置を検出する合焦位置検出手段と、
を有し、
前記信号を前記第1間隔で取得する第1のモードと、前記信号を前記第1間隔で取得した後に前記第2間隔で取得する第2のモードとを焦点距離に応じて切り分けることを特徴とする自動焦点調節装置。 - 前記第1のモードと、前記第2のモードとでは、前記撮影光学系の移動を開始する際の移動方向が異なることを特徴とする請求項2または3に記載の自動焦点調節装置。
- 前記第2のモードでは、前記第1間隔で信号を取得した後に前記撮影光学系を反転させて第2間隔での取得に切り換わることを特徴とする請求項2または3に記載の自動焦点調節装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載された自動焦点調節装置を具備することを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004310087A JP2006119550A (ja) | 2004-10-25 | 2004-10-25 | 自動焦点調節装置および撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004310087A JP2006119550A (ja) | 2004-10-25 | 2004-10-25 | 自動焦点調節装置および撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006119550A true JP2006119550A (ja) | 2006-05-11 |
Family
ID=36537463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004310087A Pending JP2006119550A (ja) | 2004-10-25 | 2004-10-25 | 自動焦点調節装置および撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006119550A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011508268A (ja) * | 2007-12-27 | 2011-03-10 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | デプスマップ生成を伴う方法及び装置 |
JP2013008043A (ja) * | 2012-08-21 | 2013-01-10 | Nikon Corp | オートフォーカス装置及びカメラ |
JP2014119622A (ja) * | 2012-12-17 | 2014-06-30 | Canon Inc | 焦点調節装置及び方法、及び撮像装置 |
-
2004
- 2004-10-25 JP JP2004310087A patent/JP2006119550A/ja active Pending
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