JPH06125493A - 自動焦点調節装置 - Google Patents
自動焦点調節装置Info
- Publication number
- JPH06125493A JPH06125493A JP4275800A JP27580092A JPH06125493A JP H06125493 A JPH06125493 A JP H06125493A JP 4275800 A JP4275800 A JP 4275800A JP 27580092 A JP27580092 A JP 27580092A JP H06125493 A JPH06125493 A JP H06125493A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- focus
- signal
- value
- output
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 撮影像が合焦不能な低コントラスト被写体で
あることをフォーカスレンズを動かすことなく自動的に
瞬時に判断し、フォーカスレンズの無駄な動きを抑制す
るとともに、撮影者にそのことを報知して他の合焦しや
すい被写体での撮影を促すことを可能とした自動焦点調
節装置を提供すること。 【構成】 まず1フィールドの所定範囲の輝度信号の最
大値と最小値を求め、次に最大値から最小値を減算して
輝度の幅を求め、さらにこの幅と第1のしきい値とを比
較する。ここで輝度の幅が第1のしきい値より小さいと
きは、この最大値および最小値を中間輝度レベルと比較
する。この比較結果がともに大またはともに小であった
ときは、焦点の調節が不能であることを示す信号を出力
する。
あることをフォーカスレンズを動かすことなく自動的に
瞬時に判断し、フォーカスレンズの無駄な動きを抑制す
るとともに、撮影者にそのことを報知して他の合焦しや
すい被写体での撮影を促すことを可能とした自動焦点調
節装置を提供すること。 【構成】 まず1フィールドの所定範囲の輝度信号の最
大値と最小値を求め、次に最大値から最小値を減算して
輝度の幅を求め、さらにこの幅と第1のしきい値とを比
較する。ここで輝度の幅が第1のしきい値より小さいと
きは、この最大値および最小値を中間輝度レベルと比較
する。この比較結果がともに大またはともに小であった
ときは、焦点の調節が不能であることを示す信号を出力
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カメラ一体型VTR
等の自動焦点調節装置に関する。
等の自動焦点調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ一体型VTR等に用いられる自動
焦点調節装置は、映像信号のうち輝度信号の中高域成分
の量が合焦の度合いに対応していることを利用し、この
量が常に最大となるように焦点調節用のレンズ(以下、
「フォーカスレンズ」という)をモータで位置制御す
る、いわゆる山登りサーボ方式を使用している。この山
登りサーボ方式による自動焦点調節の原理については、
NHK技術研究報告昭40第17巻第1号通巻第86号
21貢に石田他著「山登りサーボ方式によるテレビカメ
ラの自動焦点調整」として詳しく記述されている。この
方式は測距のための特別な光学系やセンサを用いないた
め装置が簡便で、また高精度な焦点合わせができるとい
う多くの利点を有する。
焦点調節装置は、映像信号のうち輝度信号の中高域成分
の量が合焦の度合いに対応していることを利用し、この
量が常に最大となるように焦点調節用のレンズ(以下、
「フォーカスレンズ」という)をモータで位置制御す
る、いわゆる山登りサーボ方式を使用している。この山
登りサーボ方式による自動焦点調節の原理については、
NHK技術研究報告昭40第17巻第1号通巻第86号
21貢に石田他著「山登りサーボ方式によるテレビカメ
ラの自動焦点調整」として詳しく記述されている。この
方式は測距のための特別な光学系やセンサを用いないた
め装置が簡便で、また高精度な焦点合わせができるとい
う多くの利点を有する。
【0003】図12は山登りサーボ方式による従来の自
動焦点調節装置の構成を示すブロック回路図で、図にお
いて、1は焦点を調節するフォーカスレンズ、2はフォ
ーカスレンズ1によって結像された被写体像を電気信号
に変換するCCD、3はCCD2の出力をデジタル値に
変換するA/Dコンバータ、4はA/Dコンバータ3の
出力から映像信号Vを生成するカメラ信号処理回路、5
は映像信号Vの輝度信号Yが入力され合焦の度合に対応
した焦点評価値FVを出力する焦点検出回路、6は焦点
評価値FVが入力され山登りサーボ方式によりフォーカ
スレンズ1の位置を調節する制御回路、7は焦点評価値
FVの変化を検出し再起動を指示する信号lを出力する
再起動判定回路、8はフォーカスレンズを光軸方向に進
退させるパルスモータ、9はパルスモータ8を制御回路
6の指令に基ずき駆動するパルスモータドライバ、10
はフォーカスレンズ1の可動範囲の端点を検知する端点
検知器である。
動焦点調節装置の構成を示すブロック回路図で、図にお
いて、1は焦点を調節するフォーカスレンズ、2はフォ
ーカスレンズ1によって結像された被写体像を電気信号
に変換するCCD、3はCCD2の出力をデジタル値に
変換するA/Dコンバータ、4はA/Dコンバータ3の
出力から映像信号Vを生成するカメラ信号処理回路、5
は映像信号Vの輝度信号Yが入力され合焦の度合に対応
した焦点評価値FVを出力する焦点検出回路、6は焦点
評価値FVが入力され山登りサーボ方式によりフォーカ
スレンズ1の位置を調節する制御回路、7は焦点評価値
FVの変化を検出し再起動を指示する信号lを出力する
再起動判定回路、8はフォーカスレンズを光軸方向に進
退させるパルスモータ、9はパルスモータ8を制御回路
6の指令に基ずき駆動するパルスモータドライバ、10
はフォーカスレンズ1の可動範囲の端点を検知する端点
検知器である。
【0004】また図13は焦点検出回路5の詳細な構成
を示したブロック回路図で、501は輝度信号Yの入力
端子、502は輝度信号Yの中高域周波数成分の信号を
通過させるバンドパスフィルタ(以下、「BPF」とい
う)、503はBPF502の出力信号gを絶対値化す
る絶対値回路、504は絶対値回路503の出力信号h
のピーク値を一水平走査期間単位で検出するピーク検出
回路、HWはピーク検出回路504の検出範囲を与える
水平窓信号、506はピーク検出回路504の出力を垂
直走査線方向に加算する加算回路、VWは加算回路50
6の加算範囲を与える垂直窓信号、508は焦点評価値
FVの出力端子である。
を示したブロック回路図で、501は輝度信号Yの入力
端子、502は輝度信号Yの中高域周波数成分の信号を
通過させるバンドパスフィルタ(以下、「BPF」とい
う)、503はBPF502の出力信号gを絶対値化す
る絶対値回路、504は絶対値回路503の出力信号h
のピーク値を一水平走査期間単位で検出するピーク検出
回路、HWはピーク検出回路504の検出範囲を与える
水平窓信号、506はピーク検出回路504の出力を垂
直走査線方向に加算する加算回路、VWは加算回路50
6の加算範囲を与える垂直窓信号、508は焦点評価値
FVの出力端子である。
【0005】さらに図14は再起動判定回路7の詳細な
構成を示したブロック回路図で、701は焦点検出回路
5の出力である焦点評価値FVの入力端子、702は合
焦時の焦点評価値FV(以下、「FV0」と いう)を記
憶する最大値メモリ、MTは制御回路6より出力され最
大値メモリ702に焦点評価値FVの記憶タイミングを
与える指示信号、704は現在の焦点評価値FV(以
下、「FVn」という)からFV0を減算する減算回路、
705は減算回路704の出力を絶対値化する絶対値回
路、707は絶対値回路705の出力と第5のしきい値
TL5であるΔFVとを比較する比較回路、709は比
較回路707の出力信号jを合図に第6のしきい値TL
6である時間Δtを計測するカウンタ、710はカウン
タ709の出力信号kを分周する分周回路、711は分
周回路710の出力信号lの出力端子である。
構成を示したブロック回路図で、701は焦点検出回路
5の出力である焦点評価値FVの入力端子、702は合
焦時の焦点評価値FV(以下、「FV0」と いう)を記
憶する最大値メモリ、MTは制御回路6より出力され最
大値メモリ702に焦点評価値FVの記憶タイミングを
与える指示信号、704は現在の焦点評価値FV(以
下、「FVn」という)からFV0を減算する減算回路、
705は減算回路704の出力を絶対値化する絶対値回
路、707は絶対値回路705の出力と第5のしきい値
TL5であるΔFVとを比較する比較回路、709は比
較回路707の出力信号jを合図に第6のしきい値TL
6である時間Δtを計測するカウンタ、710はカウン
タ709の出力信号kを分周する分周回路、711は分
周回路710の出力信号lの出力端子である。
【0006】次に動作について説明する。フォーカスレ
ンズ1によって焦点を調節された被写体像はCCD2に
よって電気信号に変換され、さらにA/Dコンバータ3
でデジタル信号に変換される。このデジタル信号はカメ
ラ信号処理回路4に送られ、輝度信号Y(図15
(a))と図示しない色信号とからなる映像信号Vとな
る。このうち輝度信号Yは焦点検出回路5に導かれ、ま
ずBPF502によって合焦の度合に対応する中高域の
周波数成分信号g(図15(b))が抽出される。次に
絶対値回路503により負の成分が正方向に折り返され
信号h(図15(c))となる。この信号hはピーク検
出回路504により一水平走査期間ごとにピーク値が検
出され、さらに加算回路506によって垂直走査線方向
に累積加算されて焦点評価値FVとなる。ここで焦点評
価値FVは図16に示すような画面の中央の焦点検出領
域で1フィールド毎に求められ、この領域は水平窓信号
HWと、垂直窓信号VWで指示される。
ンズ1によって焦点を調節された被写体像はCCD2に
よって電気信号に変換され、さらにA/Dコンバータ3
でデジタル信号に変換される。このデジタル信号はカメ
ラ信号処理回路4に送られ、輝度信号Y(図15
(a))と図示しない色信号とからなる映像信号Vとな
る。このうち輝度信号Yは焦点検出回路5に導かれ、ま
ずBPF502によって合焦の度合に対応する中高域の
周波数成分信号g(図15(b))が抽出される。次に
絶対値回路503により負の成分が正方向に折り返され
信号h(図15(c))となる。この信号hはピーク検
出回路504により一水平走査期間ごとにピーク値が検
出され、さらに加算回路506によって垂直走査線方向
に累積加算されて焦点評価値FVとなる。ここで焦点評
価値FVは図16に示すような画面の中央の焦点検出領
域で1フィールド毎に求められ、この領域は水平窓信号
HWと、垂直窓信号VWで指示される。
【0007】このように、焦点評価値FVは輝度信号Y
の中高域周波数成分の積分値であり、この中高域周波数
成分は撮影像のコントラストと対応しているので、コン
トラスト最大、すなわち焦点評価値FVが最大のとき合
焦状態にあり、不合焦となるに従い小さな値となる。従
って、焦点評価値FVはフォーカスレンズ位置をパラメ
ータとすると図17に示すように合焦位置を頂点とする
山形の特性を示す。ここで、図17中の特性FV1、F
V2の違いはBPF502の通過帯域の設定の違いによ
るものであり、FV1はFV2の場合よりもBPF50
2のカットオフ周波数を低く設定した場合の特性であ
る。図18はこのようなBPF502の通過帯域特性を
示したものであり、図18(a)が図17の特性FV1
に、図18(b)が図17の特性FV2に対応してい
る。
の中高域周波数成分の積分値であり、この中高域周波数
成分は撮影像のコントラストと対応しているので、コン
トラスト最大、すなわち焦点評価値FVが最大のとき合
焦状態にあり、不合焦となるに従い小さな値となる。従
って、焦点評価値FVはフォーカスレンズ位置をパラメ
ータとすると図17に示すように合焦位置を頂点とする
山形の特性を示す。ここで、図17中の特性FV1、F
V2の違いはBPF502の通過帯域の設定の違いによ
るものであり、FV1はFV2の場合よりもBPF50
2のカットオフ周波数を低く設定した場合の特性であ
る。図18はこのようなBPF502の通過帯域特性を
示したものであり、図18(a)が図17の特性FV1
に、図18(b)が図17の特性FV2に対応してい
る。
【0008】また、焦点評価値FVは制御回路6に送ら
れ、フォーカスレンズの位置制御に供せられる。制御回
路6は、まず最初にパルスモータドライバ9に指令して
パルスモータ8を駆動し、フォーカスレンズを光軸方向
の前後いずれかに進退させる(図19(1))。そして
焦点評価値FVが増加すれば最初の駆動方向を維持し、
減少すれば反転させることで合焦の方向を判断する。さ
らに焦点評価値FVが増加する方向にフォーカスレンズ
の駆動を保持し(図19(2))、減少に転じた状態
(図19(3))をもって合焦位置を行き過ぎたことを
検知して停止し、駆動方向を反転する(図19
(4))。そして焦点評価値FVが最大を示した位置に
フォーカスレンズを移動させ停止する(図19
(5))。この様にして山登りサーボ方式の基本動作が
達成される。そして被写体の変化により焦点評価値FV
が増減するのを検知して、上記山登り動作を繰り返すこ
とで常に被写体に合焦させておくことが可能となり、自
動焦点調節動作が達成される。
れ、フォーカスレンズの位置制御に供せられる。制御回
路6は、まず最初にパルスモータドライバ9に指令して
パルスモータ8を駆動し、フォーカスレンズを光軸方向
の前後いずれかに進退させる(図19(1))。そして
焦点評価値FVが増加すれば最初の駆動方向を維持し、
減少すれば反転させることで合焦の方向を判断する。さ
らに焦点評価値FVが増加する方向にフォーカスレンズ
の駆動を保持し(図19(2))、減少に転じた状態
(図19(3))をもって合焦位置を行き過ぎたことを
検知して停止し、駆動方向を反転する(図19
(4))。そして焦点評価値FVが最大を示した位置に
フォーカスレンズを移動させ停止する(図19
(5))。この様にして山登りサーボ方式の基本動作が
達成される。そして被写体の変化により焦点評価値FV
が増減するのを検知して、上記山登り動作を繰り返すこ
とで常に被写体に合焦させておくことが可能となり、自
動焦点調節動作が達成される。
【0009】次に再起動動作について説明する。再起動
動作とは図20に示したように、上述した山登り自動焦
点調節動作による合焦状態1から、被写体の変化による
焦点評価値FVの変化を検知して再び山登り自動焦点調
節動作を実行し、新たな合焦状態2を得んとするもので
ある。
動作とは図20に示したように、上述した山登り自動焦
点調節動作による合焦状態1から、被写体の変化による
焦点評価値FVの変化を検知して再び山登り自動焦点調
節動作を実行し、新たな合焦状態2を得んとするもので
ある。
【0010】まず、制御回路6は最大値メモリ702に
記憶指示信号MTを出力し、FV0を記憶させる(図2
1(a)中の黒丸)。そして減算回路704により、そ
の後得られるFVnからFV0を減算して、さらにこの減
算結果を絶対値回路705によって絶対値化する。次に
その絶対値出力と第5のしきい値TL5(以下、「ΔF
V」という)とを比較回路707を用いて大小比較し、
絶対値出力の方がΔFVよりも大きかった場合、すなわ
ち、 |FVn−FV0|>ΔFV のときに“H”となる信号j(図21(b))を出力す
る。その時刻をt0とする。ここで、この信号jは合焦
時に“L”にセットされている。
記憶指示信号MTを出力し、FV0を記憶させる(図2
1(a)中の黒丸)。そして減算回路704により、そ
の後得られるFVnからFV0を減算して、さらにこの減
算結果を絶対値回路705によって絶対値化する。次に
その絶対値出力と第5のしきい値TL5(以下、「ΔF
V」という)とを比較回路707を用いて大小比較し、
絶対値出力の方がΔFVよりも大きかった場合、すなわ
ち、 |FVn−FV0|>ΔFV のときに“H”となる信号j(図21(b))を出力す
る。その時刻をt0とする。ここで、この信号jは合焦
時に“L”にセットされている。
【0011】カウンタ709は信号jが“L”から
“H”になるタイミングt0で動作を始め、第6のしき
い値LT6(以下、「Δt」という)までカウントして
信号k(図21(c))を出力する。その時間tは、 t=t0+Δt である。信号kは通常“L”で、カウント満了時に
“H”となる。この信号kは分周回路710によって分
周され、制御回路6に再起動を指令する信号l(図21
(d))となる。信号lは合焦時に“L”にセットさ
れ、再起動指令時に“H”となるような信号である。た
だし、このカウンタ709の動作は、FVnが上記の条
件をはずれた場合ただちに停止され、再起動の指令は行
なわず、信号lも“L”のままである。制御回路6は信
号lが“L”から“H”となるタイミングをもって再び
フォーカスレンズを駆動して山登り自動焦点調節動作を
開始する。
“H”になるタイミングt0で動作を始め、第6のしき
い値LT6(以下、「Δt」という)までカウントして
信号k(図21(c))を出力する。その時間tは、 t=t0+Δt である。信号kは通常“L”で、カウント満了時に
“H”となる。この信号kは分周回路710によって分
周され、制御回路6に再起動を指令する信号l(図21
(d))となる。信号lは合焦時に“L”にセットさ
れ、再起動指令時に“H”となるような信号である。た
だし、このカウンタ709の動作は、FVnが上記の条
件をはずれた場合ただちに停止され、再起動の指令は行
なわず、信号lも“L”のままである。制御回路6は信
号lが“L”から“H”となるタイミングをもって再び
フォーカスレンズを駆動して山登り自動焦点調節動作を
開始する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動焦点調節装
置は以上のように構成されているので、コントラストの
無い被写体、またはコントラストが著しく低い被写体で
は焦点評価値を抽出することができず、原理的に自動焦
点調節を行うことができない。従ってこのような被写体
が撮影された場合、合焦位置が見つからずフォーカスレ
ンズが無駄に動いてしまうとともに、撮影者がその原因
を知ってこれを止めるための適切な措置を迅速に講じる
ことができないという問題があり、撮影した画像が長時
間不合焦状態になってしまうという課題がある。
置は以上のように構成されているので、コントラストの
無い被写体、またはコントラストが著しく低い被写体で
は焦点評価値を抽出することができず、原理的に自動焦
点調節を行うことができない。従ってこのような被写体
が撮影された場合、合焦位置が見つからずフォーカスレ
ンズが無駄に動いてしまうとともに、撮影者がその原因
を知ってこれを止めるための適切な措置を迅速に講じる
ことができないという問題があり、撮影した画像が長時
間不合焦状態になってしまうという課題がある。
【0013】また従来の自動焦点調節装置の別の課題
は、被写体に単純な繰り返し模様などが含まれていたと
きに、この繰り返し模様によって生じた特定の固有周波
数が焦点評価値を抽出する周波数範囲内にあった場合、
この固有周波数の成分はコントラストの高さを示す他の
中高域周波数成分とは異なり不合焦状態になってもほと
んど減衰せず、自動焦点調節動作を誤らせてしまうとい
う課題がある。
は、被写体に単純な繰り返し模様などが含まれていたと
きに、この繰り返し模様によって生じた特定の固有周波
数が焦点評価値を抽出する周波数範囲内にあった場合、
この固有周波数の成分はコントラストの高さを示す他の
中高域周波数成分とは異なり不合焦状態になってもほと
んど減衰せず、自動焦点調節動作を誤らせてしまうとい
う課題がある。
【0014】また従来の自動焦点調節装置の別の課題
は、再起動動作の判定において手振れ等による焦点評価
値の変動があった場合に、この変動を被写体の変化と誤
認識してしまい、不要な再起動動作を行なってしまう。
その結果、フォーカスレンズが無駄に動いて電力を浪費
し不用意な不合焦状態を生じるという課題がある。
は、再起動動作の判定において手振れ等による焦点評価
値の変動があった場合に、この変動を被写体の変化と誤
認識してしまい、不要な再起動動作を行なってしまう。
その結果、フォーカスレンズが無駄に動いて電力を浪費
し不用意な不合焦状態を生じるという課題がある。
【0015】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、撮影像が合焦不能な低コントラ
スト被写体であることをフォーカスレンズを動かすこと
なく自動的に瞬時に判断し、フォーカスレンズの無駄な
動きを抑制するとともに撮影者にそのことを報知して他
の合焦しやすい被写体での撮影を促すことを可能とした
自動焦点調節装置を提供することを目的とする。
ためになされたもので、撮影像が合焦不能な低コントラ
スト被写体であることをフォーカスレンズを動かすこと
なく自動的に瞬時に判断し、フォーカスレンズの無駄な
動きを抑制するとともに撮影者にそのことを報知して他
の合焦しやすい被写体での撮影を促すことを可能とした
自動焦点調節装置を提供することを目的とする。
【0016】また第2の発明は、特定の固有周波数を有
する被写体を撮影する場合においても合焦動作に迷いを
生ぜず、正確な合焦を可能とした自動焦点調節装置を提
供することを目的とする。
する被写体を撮影する場合においても合焦動作に迷いを
生ぜず、正確な合焦を可能とした自動焦点調節装置を提
供することを目的とする。
【0017】また第3の発明は、手振れ等による焦点評
価値の変動があった場合でも誤った再起動動作を行なわ
ず、フォーカスレンズの無駄な動きを廃した自動焦点調
節装置を提供することを目的とする。
価値の変動があった場合でも誤った再起動動作を行なわ
ず、フォーカスレンズの無駄な動きを廃した自動焦点調
節装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明における自動焦
点調節装置は、輝度信号の最大値と最小値の幅を求める
演算手段と、この演算手段の出力が第1のしきい値より
小さいときに上記最大値および最小値と中間輝度レベル
(グレーレベル)とを比較する比較手段と、この比較手
段の出力結果がともに大またはともに小であったときに
焦点の調節が不能であることを示す信号を出力する検知
手段とを備えている。
点調節装置は、輝度信号の最大値と最小値の幅を求める
演算手段と、この演算手段の出力が第1のしきい値より
小さいときに上記最大値および最小値と中間輝度レベル
(グレーレベル)とを比較する比較手段と、この比較手
段の出力結果がともに大またはともに小であったときに
焦点の調節が不能であることを示す信号を出力する検知
手段とを備えている。
【0019】また、第2の発明における焦点調節装置
は、輝度信号の最大値と最小値の幅を求める演算手段
と、この演算手段の出力が第2のしきい値より大きいと
きに中間輝度レベルの画素を計数する計数手段と、この
計数手段の出力が第3のしきい値より小さいとき上記演
算手段の出力を焦点評価値として焦点の調節を行う制御
手段とを備えている。
は、輝度信号の最大値と最小値の幅を求める演算手段
と、この演算手段の出力が第2のしきい値より大きいと
きに中間輝度レベルの画素を計数する計数手段と、この
計数手段の出力が第3のしきい値より小さいとき上記演
算手段の出力を焦点評価値として焦点の調節を行う制御
手段とを備えている。
【0020】また、第3の発明における焦点調節装置
は、輝度信号の最大値と最小値の幅を求める演算手段
と、この演算手段の出力の変化が第4のしきい値より小
さい時に再起動動作を停止する停止手段とを備えてい
る。
は、輝度信号の最大値と最小値の幅を求める演算手段
と、この演算手段の出力の変化が第4のしきい値より小
さい時に再起動動作を停止する停止手段とを備えてい
る。
【0021】
【作用】この発明における検知手段は、輝度信号の最大
値と最小値の幅が第1のしきい値より小さいときに、こ
の最大値および最小値と中間輝度レベルとを比較し、こ
の比較結果がともに大またはともに小であったときに焦
点の調節が不能であることを示す信号を出力する。
値と最小値の幅が第1のしきい値より小さいときに、こ
の最大値および最小値と中間輝度レベルとを比較し、こ
の比較結果がともに大またはともに小であったときに焦
点の調節が不能であることを示す信号を出力する。
【0022】第2の発明における制御手段は、輝度信号
の最大値と最小値の幅が第2のしきい値より大きく、ま
た中間輝度レベルの画素数が第3のしきい値より小さい
とき輝度信号の最大値と最小値の差を焦点評価値として
焦点の調節を行う。
の最大値と最小値の幅が第2のしきい値より大きく、ま
た中間輝度レベルの画素数が第3のしきい値より小さい
とき輝度信号の最大値と最小値の差を焦点評価値として
焦点の調節を行う。
【0023】第3の発明における停止手段は、輝度信号
の最大値と最小値の幅の変化が第4のしきい値より小さ
い時に再起動動作を停止する。
の最大値と最小値の幅の変化が第4のしきい値より小さ
い時に再起動動作を停止する。
【0024】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1の構成を示すブロック
回路図で、図12と同一構成部分にはそれぞれ同一符号
を付している。図において、12は演算回路で、焦点検
出領域の輝度信号の最大値と最小値の幅を演算し、その
幅が第1のしきい値TL1より大きい場合と小さい場合
とで極性の異なる信号CLを1フィールド毎に出力す
る。13は比較回路で、演算回路12より出力された輝
度信号の最大値と最小値が中間輝度レベル(以下、「グ
レーレベル」という)よりともに大きいかともに小さい
場合とそうでない場合とで極性の異なる信号IPを1フ
ィールド毎に出力する。601は焦点評価値FV,比較
回路13の出力信号IP等が入力されフォーカスレンズ
を制御する制御回路である。
する。図1はこの発明の実施例1の構成を示すブロック
回路図で、図12と同一構成部分にはそれぞれ同一符号
を付している。図において、12は演算回路で、焦点検
出領域の輝度信号の最大値と最小値の幅を演算し、その
幅が第1のしきい値TL1より大きい場合と小さい場合
とで極性の異なる信号CLを1フィールド毎に出力す
る。13は比較回路で、演算回路12より出力された輝
度信号の最大値と最小値が中間輝度レベル(以下、「グ
レーレベル」という)よりともに大きいかともに小さい
場合とそうでない場合とで極性の異なる信号IPを1フ
ィールド毎に出力する。601は焦点評価値FV,比較
回路13の出力信号IP等が入力されフォーカスレンズ
を制御する制御回路である。
【0025】また、図2はこの実施例1の演算回路12
と比較回路13の詳細な構成を示すブロック回路図で、
1201はカメラ信号処理回路4より出力される輝度信
号Yの入力端子、1202,1204は輝度信号Yとラ
ッチ1203,1205の出力をそれぞれ比較するコン
パレータ、1203,1205は水平窓信号HW,垂直
窓信号VWの示す焦点検出領域でコンパレータ120
2,1204の出力を記憶するラッチ、1206はラッ
チ1203の出力MAXからラッチ1205の出力MI
Nを減算し減算結果Dを出力する減算回路、1207は
減算回路1206の出力Dと第1のしきい値TL1とを
比較し、その大小によって極性の異なる信号CLを出力
するコンパレータ、1209はラッチ1203の出力M
AXの出力端子、1210はラッチ1205の出力MI
Nの出力端子、1211はコンパレータ1207の出力
信号CLの出力端子で、以上で演算回路12を構成す
る。
と比較回路13の詳細な構成を示すブロック回路図で、
1201はカメラ信号処理回路4より出力される輝度信
号Yの入力端子、1202,1204は輝度信号Yとラ
ッチ1203,1205の出力をそれぞれ比較するコン
パレータ、1203,1205は水平窓信号HW,垂直
窓信号VWの示す焦点検出領域でコンパレータ120
2,1204の出力を記憶するラッチ、1206はラッ
チ1203の出力MAXからラッチ1205の出力MI
Nを減算し減算結果Dを出力する減算回路、1207は
減算回路1206の出力Dと第1のしきい値TL1とを
比較し、その大小によって極性の異なる信号CLを出力
するコンパレータ、1209はラッチ1203の出力M
AXの出力端子、1210はラッチ1205の出力MI
Nの出力端子、1211はコンパレータ1207の出力
信号CLの出力端子で、以上で演算回路12を構成す
る。
【0026】また1304はMAXとグレーレベルGL
とを比較しその大小により極性の異なる信号aを出力す
るコンパレータ、1305はMINとグレーレベルGL
とを比較しその大小により極性の異なる信号bを出力す
るコンパレータ、1307はコンパレータ1304の出
力信号aとコンパレータ1305の出力信号bとの排他
的論理和をとり信号cを出力するエクシクルーシブノ
ア、1308はエクシクルーシブノア1307の出力信
号cとCLとの積をとって被写体有無判別信号IPを出
力するアンド、1309はアンド1308の出力信号I
Pの出力端子で、以上で比較回路13を構成する。
とを比較しその大小により極性の異なる信号aを出力す
るコンパレータ、1305はMINとグレーレベルGL
とを比較しその大小により極性の異なる信号bを出力す
るコンパレータ、1307はコンパレータ1304の出
力信号aとコンパレータ1305の出力信号bとの排他
的論理和をとり信号cを出力するエクシクルーシブノ
ア、1308はエクシクルーシブノア1307の出力信
号cとCLとの積をとって被写体有無判別信号IPを出
力するアンド、1309はアンド1308の出力信号I
Pの出力端子で、以上で比較回路13を構成する。
【0027】次に動作を図について説明する。焦点検出
回路5によって検出された焦点評価値FVは、被写体に
コントラストが無いかまたは極端に少ない場合は零とな
るので、合焦位置を見いだすことは原理的にも不可能で
ある。図3は被写体のコントラストの有無による輝度信
号Yの1フィールドの分布を示す図で、合焦時のコント
ラスト被写体の輝度分布例図3(a)では、最大輝度と
最小輝度との差D1は極めて大きく、一般にダイナミッ
クレンジいっぱいに広がる。不合焦時のコントラスト被
写体の輝度分布例図3(b)では、D1>D2となり、
最大輝度と最小輝度はともにグレーレベルに近づくこと
が知られている。合焦時の低コントラスト被写体の輝度
分布例図3(c)では、最大輝度と最小輝度の差D3は
極めて小さくなり、しかもグレーレベルから離れて分布
することが多い。不合焦時の低コントラスト被写体の輝
度分布例図3(d)では、D3≒D4で、最大輝度と最
小輝度の値も合焦時とほとんど変化しない。この事実を
利用し、最大輝度と最小輝度の差の大きさによって被写
体のコントラストの有無を判別することが考えられる
が、不合焦の度合が大きくなって差が小さくなった場合
に判別が難しい。
回路5によって検出された焦点評価値FVは、被写体に
コントラストが無いかまたは極端に少ない場合は零とな
るので、合焦位置を見いだすことは原理的にも不可能で
ある。図3は被写体のコントラストの有無による輝度信
号Yの1フィールドの分布を示す図で、合焦時のコント
ラスト被写体の輝度分布例図3(a)では、最大輝度と
最小輝度との差D1は極めて大きく、一般にダイナミッ
クレンジいっぱいに広がる。不合焦時のコントラスト被
写体の輝度分布例図3(b)では、D1>D2となり、
最大輝度と最小輝度はともにグレーレベルに近づくこと
が知られている。合焦時の低コントラスト被写体の輝度
分布例図3(c)では、最大輝度と最小輝度の差D3は
極めて小さくなり、しかもグレーレベルから離れて分布
することが多い。不合焦時の低コントラスト被写体の輝
度分布例図3(d)では、D3≒D4で、最大輝度と最
小輝度の値も合焦時とほとんど変化しない。この事実を
利用し、最大輝度と最小輝度の差の大きさによって被写
体のコントラストの有無を判別することが考えられる
が、不合焦の度合が大きくなって差が小さくなった場合
に判別が難しい。
【0028】また、フォーカスレンズの移動によって差
が変化するか否かにより判別することも考えられるが、
この方法ではコントラストの状態を知るのに一度フォー
カスレンズを動かすという余分な動作が必要となる欠点
がある。そこでフォーカスレンズを動かさずに瞬時に被
写体のコントラストの状態を知る方法として、差が極め
て小さいときに、輝度分布がグレーレベルGLを挟んで
いるかいないかを調べるということが考えられる。なぜ
なら、上述したようにコントラストのある被写体はグレ
ーレベルGLにまたがって輝度信号Yが分布するからで
ある。
が変化するか否かにより判別することも考えられるが、
この方法ではコントラストの状態を知るのに一度フォー
カスレンズを動かすという余分な動作が必要となる欠点
がある。そこでフォーカスレンズを動かさずに瞬時に被
写体のコントラストの状態を知る方法として、差が極め
て小さいときに、輝度分布がグレーレベルGLを挟んで
いるかいないかを調べるということが考えられる。なぜ
なら、上述したようにコントラストのある被写体はグレ
ーレベルGLにまたがって輝度信号Yが分布するからで
ある。
【0029】カメラ信号処理回路4より取り出された輝
度信号Yは、焦点検出回路5に導かれて焦点評価値FV
を算出するのに供されるとともに、演算回路12に導か
れコンパレータ1202,1204,ラッチ1203,
1205に入力される。コンパレータ1202,120
4の出力はそれぞれラッチ1203,1205に入力さ
れ、ラッチ1203,1205の出力は次段の回路に供
されるとともにそれぞれコンパレータ1202,120
4にフィードバックされる。ここでコンパレータ120
2は輝度信号Yとラッチ1203の出力を比較し輝度信
号Yが大きい時に“H”となる信号を出力するように構
成され、コンパレータ1204は輝度信号Yとラッチ1
205の出力を比較し輝度信号Yが小さい時に“H”と
なる信号を出力するように構成されている。
度信号Yは、焦点検出回路5に導かれて焦点評価値FV
を算出するのに供されるとともに、演算回路12に導か
れコンパレータ1202,1204,ラッチ1203,
1205に入力される。コンパレータ1202,120
4の出力はそれぞれラッチ1203,1205に入力さ
れ、ラッチ1203,1205の出力は次段の回路に供
されるとともにそれぞれコンパレータ1202,120
4にフィードバックされる。ここでコンパレータ120
2は輝度信号Yとラッチ1203の出力を比較し輝度信
号Yが大きい時に“H”となる信号を出力するように構
成され、コンパレータ1204は輝度信号Yとラッチ1
205の出力を比較し輝度信号Yが小さい時に“H”と
なる信号を出力するように構成されている。
【0030】また、ラッチ1203,1205はコンパ
レータ1202,1204の出力信号が“H”の時輝度
信号Yを記憶するように構成され、水平窓信号HW,垂
直窓信号VWで示される焦点検出領域で記憶動作を行
う。従ってラッチ1203には最終的に1フィールド中
の焦点検出領域内の輝度信号Yの最大値が記憶され、ラ
ッチ1205には1フィールド中の焦点検出領域内の輝
度信号Yの最小値が記憶される。この最大値と最小値を
MAX,MINとする。以上の回路動作は1フィールド
で完結するようになっており、MAXとMINも1フィ
ールド毎に更新される。
レータ1202,1204の出力信号が“H”の時輝度
信号Yを記憶するように構成され、水平窓信号HW,垂
直窓信号VWで示される焦点検出領域で記憶動作を行
う。従ってラッチ1203には最終的に1フィールド中
の焦点検出領域内の輝度信号Yの最大値が記憶され、ラ
ッチ1205には1フィールド中の焦点検出領域内の輝
度信号Yの最小値が記憶される。この最大値と最小値を
MAX,MINとする。以上の回路動作は1フィールド
で完結するようになっており、MAXとMINも1フィ
ールド毎に更新される。
【0031】さらにMAXとMINは減算回路1206
に導かれて(MAX−MIN)の減算がなされ、減算結
果D(=MAX−MIN)をコンパレータ1207に出
力する。この減算結果Dは図3中にてD1〜D4で示し
たようなものである。コンパレータ1207は第1のし
きい値TL1と減算結果Dとを比較し、減算結果Dが第
1のしきい値TL1より小さかった場合“H”、そうで
なかった場合“L”となる信号CLを出力する(図4
(a))。MAX,MIN,CLはさらに比較回路13
に導かれ、MAXはコンパレータ1304に、MINは
コンパレータ1305に、CLはアンド1308に入力
される。コンパレータ1304,1305には別にグレ
ーレベルGLが入力され、コンパレータ1304ではM
AXがグレーレベルGLより大きかったとき“H”、そ
うでなかったとき“L”となる信号aを出力し(図4
(b))、コンパレータ1305ではMINがグレーレ
ベルGLより大きかったとき“H”、そうでなかったと
き“L”となる信号bを出力する(図4(c))。
に導かれて(MAX−MIN)の減算がなされ、減算結
果D(=MAX−MIN)をコンパレータ1207に出
力する。この減算結果Dは図3中にてD1〜D4で示し
たようなものである。コンパレータ1207は第1のし
きい値TL1と減算結果Dとを比較し、減算結果Dが第
1のしきい値TL1より小さかった場合“H”、そうで
なかった場合“L”となる信号CLを出力する(図4
(a))。MAX,MIN,CLはさらに比較回路13
に導かれ、MAXはコンパレータ1304に、MINは
コンパレータ1305に、CLはアンド1308に入力
される。コンパレータ1304,1305には別にグレ
ーレベルGLが入力され、コンパレータ1304ではM
AXがグレーレベルGLより大きかったとき“H”、そ
うでなかったとき“L”となる信号aを出力し(図4
(b))、コンパレータ1305ではMINがグレーレ
ベルGLより大きかったとき“H”、そうでなかったと
き“L”となる信号bを出力する(図4(c))。
【0032】コンパレータ1304の出力信号aとコン
パレータ1305の出力信号bはエクシクルーシブノア
1307に入力され、図4(d)に示す論理の信号cを
出力する。信号cは信号CLとともにアンド1308に
入力され、図4(d)に示す論理の信号IPを出力す
る。すなわち、信号IPは減算結果Dが第1のしきい値
TL1より小さく、かつMAX,MINがグレーレベル
よりともに大であるか、またはともに小である場合に
“H”となり、それ以外の場合はすべて“L”となるの
で、“H”のときコントラスト無し、“L”のときコン
トラスト有りという被写体のコントラストの状態を示す
信号となる。この被写体有無判別信号IPは、焦点評価
値FVとともに制御回路601に入力される。これによ
り制御回路601は、信号IPが“H”であったときに
フォーカスレンズ駆動を抑制し、信号IPが“L”とな
るまでフォーカスレンズを駆動しないということが可能
になる。
パレータ1305の出力信号bはエクシクルーシブノア
1307に入力され、図4(d)に示す論理の信号cを
出力する。信号cは信号CLとともにアンド1308に
入力され、図4(d)に示す論理の信号IPを出力す
る。すなわち、信号IPは減算結果Dが第1のしきい値
TL1より小さく、かつMAX,MINがグレーレベル
よりともに大であるか、またはともに小である場合に
“H”となり、それ以外の場合はすべて“L”となるの
で、“H”のときコントラスト無し、“L”のときコン
トラスト有りという被写体のコントラストの状態を示す
信号となる。この被写体有無判別信号IPは、焦点評価
値FVとともに制御回路601に入力される。これによ
り制御回路601は、信号IPが“H”であったときに
フォーカスレンズ駆動を抑制し、信号IPが“L”とな
るまでフォーカスレンズを駆動しないということが可能
になる。
【0033】実施例2.図5はこの発明の第2の実施例
の構成を示すブロック回路図で、14は演算回路で焦点
検出領域の輝度信号の最大値と最小値の幅を演算し、そ
の幅が第2のしきい値TL2より大きい場合と小さい場
合とで極性の異なる信号CHを1フィールド毎に出力す
る。15は計数回路で、焦点検出領域の輝度信号Yのグ
レーレベルGLの画素数を計数し、その画素数が第3の
しきい値TL3より大きい場合と小さい場合とで極性の
異なる信号ANを1フィールド毎に出力する。602は
焦点評価値FVと計数回路15の出力信号AN等が入力
されてフォーカスレンズを制御する制御回路で、その他
の部分は実施例1と同一である。
の構成を示すブロック回路図で、14は演算回路で焦点
検出領域の輝度信号の最大値と最小値の幅を演算し、そ
の幅が第2のしきい値TL2より大きい場合と小さい場
合とで極性の異なる信号CHを1フィールド毎に出力す
る。15は計数回路で、焦点検出領域の輝度信号Yのグ
レーレベルGLの画素数を計数し、その画素数が第3の
しきい値TL3より大きい場合と小さい場合とで極性の
異なる信号ANを1フィールド毎に出力する。602は
焦点評価値FVと計数回路15の出力信号AN等が入力
されてフォーカスレンズを制御する制御回路で、その他
の部分は実施例1と同一である。
【0034】また、図6はこの実施例2の演算回路14
と計数回路15の詳細な構成を示すブロック回路図で、
1401はカメラ信号処理回路4より出力される輝度信
号Yの入力端子、1402,1404は輝度信号Yとラ
ッチ1403,1405の出力をそれぞれ比較するコン
パレータ、1403,1405は水平窓信号HW,垂直
窓信号VWの示す焦点検出領域でコンパレータ140
2,1404の出力を記憶するラッチ、1406はラッ
チ1403の出力MAXからラッチ1405の出力MI
Nを減算し減算結果Dを出力する減算回路、1407は
減算回路1406の減算結果Dと第2のしきい値TL2
とを比較し、その大小によって極性の異なる信号CHを
出力するコンパレータ、1409は減算回路1406の
出力端子、1410はコンパレータ1407の出力端子
で、以上で演算回路14を構成する。
と計数回路15の詳細な構成を示すブロック回路図で、
1401はカメラ信号処理回路4より出力される輝度信
号Yの入力端子、1402,1404は輝度信号Yとラ
ッチ1403,1405の出力をそれぞれ比較するコン
パレータ、1403,1405は水平窓信号HW,垂直
窓信号VWの示す焦点検出領域でコンパレータ140
2,1404の出力を記憶するラッチ、1406はラッ
チ1403の出力MAXからラッチ1405の出力MI
Nを減算し減算結果Dを出力する減算回路、1407は
減算回路1406の減算結果Dと第2のしきい値TL2
とを比較し、その大小によって極性の異なる信号CHを
出力するコンパレータ、1409は減算回路1406の
出力端子、1410はコンパレータ1407の出力端子
で、以上で演算回路14を構成する。
【0035】また、1501はカメラ信号処理回路4よ
り出力される輝度信号Yの出力端子、1504はアンド
回路で、輝度信号Yと信号CHと信号GLとが入力され
る。1505は焦点検出領域内のアンド回路1504の
出力信号dの幅を計数するカウンタ、1506はカウン
タ1505の出力信号eと第3のしきい値TL3とを比
較し、その大小によって極性の異なる信号ANを出力す
るコンパレータ、1508は信号ANの出力端子で、以
上で計数回路15を構成する。
り出力される輝度信号Yの出力端子、1504はアンド
回路で、輝度信号Yと信号CHと信号GLとが入力され
る。1505は焦点検出領域内のアンド回路1504の
出力信号dの幅を計数するカウンタ、1506はカウン
タ1505の出力信号eと第3のしきい値TL3とを比
較し、その大小によって極性の異なる信号ANを出力す
るコンパレータ、1508は信号ANの出力端子で、以
上で計数回路15を構成する。
【0036】次に動作について説明する。まず、コンパ
レータ1402,ラッチ1403により1フィールド中
の焦点検出領域で輝度信号Yの最大値MAXを求める動
作、およびコンパレータ1404,ラッチ1405によ
り同様に最小値MINを求める動作、また減算回路14
06によりMAXとMINの差Dを演算する動作は、上
記実施例1のコンパレータ1202,1204、ラッチ
1203,1205、減算回路1206の動作と同一で
ある。
レータ1402,ラッチ1403により1フィールド中
の焦点検出領域で輝度信号Yの最大値MAXを求める動
作、およびコンパレータ1404,ラッチ1405によ
り同様に最小値MINを求める動作、また減算回路14
06によりMAXとMINの差Dを演算する動作は、上
記実施例1のコンパレータ1202,1204、ラッチ
1203,1205、減算回路1206の動作と同一で
ある。
【0037】減算結果Dは第2のしきい値TL2ととも
にコンパレータ1407に入力され、大小が比較され
る。このコンパレータ1407は減算結果Dが第2のし
きい値TL2より大きいとき“H“、そうでないとき
“L“を示す信号CHを出力するようになっている(図
8(a))。計数回路15には、輝度信号Y,信号C
H,グレーレベルGLが入力され、これらはアンド回路
1504に導かれる。アンド回路1504では、図7の
ようにまず輝度信号Yのビット数だけアンドゲートが用
意され(8bitなら8つ)、輝度信号Y,グレーレベ
ルGLは各アンドゲートに1bitづつ入力される。こ
れらのアンドゲートは各bitの論理が一致したとき
“H”を出力するようにインバータゲートを用いて論理
を調整する。
にコンパレータ1407に入力され、大小が比較され
る。このコンパレータ1407は減算結果Dが第2のし
きい値TL2より大きいとき“H“、そうでないとき
“L“を示す信号CHを出力するようになっている(図
8(a))。計数回路15には、輝度信号Y,信号C
H,グレーレベルGLが入力され、これらはアンド回路
1504に導かれる。アンド回路1504では、図7の
ようにまず輝度信号Yのビット数だけアンドゲートが用
意され(8bitなら8つ)、輝度信号Y,グレーレベ
ルGLは各アンドゲートに1bitづつ入力される。こ
れらのアンドゲートは各bitの論理が一致したとき
“H”を出力するようにインバータゲートを用いて論理
を調整する。
【0038】このアンドゲートの出力は信号CHととも
に別のアンドゲートに入力され、信号CHが“H”で、
さらに輝度信号YとグレーレベルGLの大きさが一致し
たときのみ“H”、そうでないとき“L”である信号d
(図8(b))を出力する。信号dはカウンタ1HWの
イネーブル端子に入力され、図示しないクロックによっ
て信号dの論理が“H”の期間を計数するようになって
いる。またカウンタ1HWの別のイネーブル端子には水
平窓信号HWおよび垂直窓信号VWが入力されるので、
カウンタ1HWからは焦点検出領域内の信号dが“H”
の期間に相当する数値eが1フィールド毎に出力され
る。このカウンタ1505の出力eはコンパレータ15
06に入力され、第3のしきい値TL3と大小が比較さ
れる。このとき数値eが第3のしきい値TL3より大き
い場合“H”、そうでない場合“L”となる信号ANが
出力される(図8(c))。
に別のアンドゲートに入力され、信号CHが“H”で、
さらに輝度信号YとグレーレベルGLの大きさが一致し
たときのみ“H”、そうでないとき“L”である信号d
(図8(b))を出力する。信号dはカウンタ1HWの
イネーブル端子に入力され、図示しないクロックによっ
て信号dの論理が“H”の期間を計数するようになって
いる。またカウンタ1HWの別のイネーブル端子には水
平窓信号HWおよび垂直窓信号VWが入力されるので、
カウンタ1HWからは焦点検出領域内の信号dが“H”
の期間に相当する数値eが1フィールド毎に出力され
る。このカウンタ1505の出力eはコンパレータ15
06に入力され、第3のしきい値TL3と大小が比較さ
れる。このとき数値eが第3のしきい値TL3より大き
い場合“H”、そうでない場合“L”となる信号ANが
出力される(図8(c))。
【0039】ところで被写体に単純な繰り返し模様など
が含まれていたときに、この繰り返し模様によって生じ
た特定の固有周波数が焦点評価値FVを抽出する周波数
範囲内にあった場合、この固有周波数の成分はコントラ
ストの高さを示す他の中高域周波数成分とは異なり不合
焦状態になってもほとんど減衰せず、自動焦点調節動作
を誤らせてしまうことは従来の課題として述べた通りで
ある。このような繰り返し模様の被写体では、その輝度
分布は図9のように輝度の比較的高い部分と比較的低い
部分に集中し、またその分布範囲も広くなることが多
い。このような場合、グレーレベル付近の画素数に注目
すると、一般の被写体とは異なりその数が極端に少な
く、その数を計数することでこのような被写体を判別す
ることが可能である。
が含まれていたときに、この繰り返し模様によって生じ
た特定の固有周波数が焦点評価値FVを抽出する周波数
範囲内にあった場合、この固有周波数の成分はコントラ
ストの高さを示す他の中高域周波数成分とは異なり不合
焦状態になってもほとんど減衰せず、自動焦点調節動作
を誤らせてしまうことは従来の課題として述べた通りで
ある。このような繰り返し模様の被写体では、その輝度
分布は図9のように輝度の比較的高い部分と比較的低い
部分に集中し、またその分布範囲も広くなることが多
い。このような場合、グレーレベル付近の画素数に注目
すると、一般の被写体とは異なりその数が極端に少な
く、その数を計数することでこのような被写体を判別す
ることが可能である。
【0040】また、このような繰り返し模様の被写体で
は、画素のほとんどが明と暗の2つの輝度に分類できる
ので、この2つの輝度範囲が最も広い状態を最も合焦の
度合が大きい状態と考えることができる。従って、その
明と暗の2つの輝度をMAXとMINと考えると減算結
果Dが最大となる位置がこのような被写体の合焦位置と
判断できる。
は、画素のほとんどが明と暗の2つの輝度に分類できる
ので、この2つの輝度範囲が最も広い状態を最も合焦の
度合が大きい状態と考えることができる。従って、その
明と暗の2つの輝度をMAXとMINと考えると減算結
果Dが最大となる位置がこのような被写体の合焦位置と
判断できる。
【0041】制御回路602には焦点評価値FVのほか
に、演算回路14の出力Dと計数回路15の出力信号A
Nが入力される。まず信号ANが“L”のとき、これは
被写体が一般的な被写体であることを示しているので、
制御回路602は従来の実施例にて説明したような焦点
評価値FVの大小による山登りサーボ方式の自動焦点調
節動作を行う。次に信号ANが“H”のとき、これは十
分広い輝度分布を持ちながら、グレーレベルの画素をほ
とんど含まないという特殊な被写体であることを示して
おり、繰り返し模様の被写体がこれに該当する。このと
き制御回路602は焦点評価値FVによる合焦動作を中
止し、新たに減算結果Dを合焦の評価値として合焦動作
を行う。すなわち山登りサーボ方式により、減算結果D
が最大となる位置にフォーカスレンズを駆動制御する。
に、演算回路14の出力Dと計数回路15の出力信号A
Nが入力される。まず信号ANが“L”のとき、これは
被写体が一般的な被写体であることを示しているので、
制御回路602は従来の実施例にて説明したような焦点
評価値FVの大小による山登りサーボ方式の自動焦点調
節動作を行う。次に信号ANが“H”のとき、これは十
分広い輝度分布を持ちながら、グレーレベルの画素をほ
とんど含まないという特殊な被写体であることを示して
おり、繰り返し模様の被写体がこれに該当する。このと
き制御回路602は焦点評価値FVによる合焦動作を中
止し、新たに減算結果Dを合焦の評価値として合焦動作
を行う。すなわち山登りサーボ方式により、減算結果D
が最大となる位置にフォーカスレンズを駆動制御する。
【0042】実施例3.図10はこの発明の第3の実施
例の構成を示すブロック回路図で、16は輝度信号Yが
入力され再起動動作の可否を示す信号RSを出力する演
算回路、603は焦点評価値FV、演算回路16の出力
信号RS等が入力されフォーカスレンズを合焦位置に制
御する制御回路で、その他の部分については前記実施例
と同一である。
例の構成を示すブロック回路図で、16は輝度信号Yが
入力され再起動動作の可否を示す信号RSを出力する演
算回路、603は焦点評価値FV、演算回路16の出力
信号RS等が入力されフォーカスレンズを合焦位置に制
御する制御回路で、その他の部分については前記実施例
と同一である。
【0043】また、図11はこの実施例3の演算回路1
6の詳細な構成を示すブロック回路図で、1601は輝
度信号Yの入力端子、1602,1604は輝度信号Y
とラッチ1603,1605の出力をそれぞれ比較する
コンパレータ、1603,1605は水平窓信号HW,
垂直窓信号VWの示す焦点検出領域でコンパレータ16
02,1604の出力を記憶するラッチ、1606はラ
ッチ1603の出力MAXからラッチ1605の出力M
INを減算し減算結果Dを出力する減算回路、1607
は合焦時の減算結果D(以下、「D0」という)を記憶
するラッチ、LIは制御回路603より出力されるラッ
チ指示信号、1609はD0から現在の減算結果D(以
下、「Dn」という)を減算する減算回路、1610は
減算回路1609の出力信号fと第4のしきい値TL4
とを比較し、その大小によって極性の異なる信号RSを
出力するコンパレータ、1612はコンパレータ161
0の出力信号RSの出力端子で、以上で演算回路16を
構成する。
6の詳細な構成を示すブロック回路図で、1601は輝
度信号Yの入力端子、1602,1604は輝度信号Y
とラッチ1603,1605の出力をそれぞれ比較する
コンパレータ、1603,1605は水平窓信号HW,
垂直窓信号VWの示す焦点検出領域でコンパレータ16
02,1604の出力を記憶するラッチ、1606はラ
ッチ1603の出力MAXからラッチ1605の出力M
INを減算し減算結果Dを出力する減算回路、1607
は合焦時の減算結果D(以下、「D0」という)を記憶
するラッチ、LIは制御回路603より出力されるラッ
チ指示信号、1609はD0から現在の減算結果D(以
下、「Dn」という)を減算する減算回路、1610は
減算回路1609の出力信号fと第4のしきい値TL4
とを比較し、その大小によって極性の異なる信号RSを
出力するコンパレータ、1612はコンパレータ161
0の出力信号RSの出力端子で、以上で演算回路16を
構成する。
【0044】次に動作について説明する。まず、コンパ
レータ1602,ラッチ1603により1フィールド中
の焦点検出領域で輝度信号Yの最大値MAXを求める動
作、およびコンパレータ1604,ラッチ1605によ
り同様に最小値MINを求める動作、また減算回路16
06によりMAXとMINの差Dを演算する回路の動作
は、上記実施例1のコンパレータ1202,1204、
ラッチ1203,1205、減算回路1206の動作と
同一である。
レータ1602,ラッチ1603により1フィールド中
の焦点検出領域で輝度信号Yの最大値MAXを求める動
作、およびコンパレータ1604,ラッチ1605によ
り同様に最小値MINを求める動作、また減算回路16
06によりMAXとMINの差Dを演算する回路の動作
は、上記実施例1のコンパレータ1202,1204、
ラッチ1203,1205、減算回路1206の動作と
同一である。
【0045】減算結果Dは制御回路603よりのラッチ
指示信号LIによりラッチ1607に記憶されるととも
に減算回路1609に入力される。減算回路1609で
はDnとD0との間で減算処理を行い、その結果fを出力
する。減算結果fは第4のしきい値TL4とともにコン
パレータ1610に入力され、大小が比較される。この
コンパレータ1610は、減算結果Dが第4のしきい値
TL4より大きいとき“H“、そうでないとき“L“を
示す信号RSを出力するようになっている。
指示信号LIによりラッチ1607に記憶されるととも
に減算回路1609に入力される。減算回路1609で
はDnとD0との間で減算処理を行い、その結果fを出力
する。減算結果fは第4のしきい値TL4とともにコン
パレータ1610に入力され、大小が比較される。この
コンパレータ1610は、減算結果Dが第4のしきい値
TL4より大きいとき“H“、そうでないとき“L“を
示す信号RSを出力するようになっている。
【0046】焦点評価値FVを用いた山登りサーボによ
り、制御回路603はフォーカスレンズを焦点評価値F
Vが最大となる位置に制御する。そして焦点評価値FV
が最大となる位置にフォーカスレンズを停止させ、焦点
評価値FVを再起動判定回路7内の最大値メモリ702
に書き込む。
り、制御回路603はフォーカスレンズを焦点評価値F
Vが最大となる位置に制御する。そして焦点評価値FV
が最大となる位置にフォーカスレンズを停止させ、焦点
評価値FVを再起動判定回路7内の最大値メモリ702
に書き込む。
【0047】さらに制御回路603は、ラッチ1607
にラッチ指示信号LIを出力し、その時の減算結果Dを
記憶させて再起動待機状態になる。再起動待機状態で
は、制御回路603は焦点評価値FVの変動を毎フィー
ルド監視し、FVnが最大値メモリ702に書き込んだ
合焦時のFV0からΔFV以上離れたときにカウンタ7
09を動作させる。このカウンタ709は焦点評価値F
Vが変動している時間を計測するもので、 FVn<FV0+ΔFVまたはFVn>FV0−ΔFV となったときにはただちにその動作を停止し、内容をク
リアする。ただし焦点評価値FVの変動が継続し、カウ
ンタ709の計測時間がΔtに達すると制御回路603
は被写体に変化があったものと判断し再起動動作を実行
しようとする。
にラッチ指示信号LIを出力し、その時の減算結果Dを
記憶させて再起動待機状態になる。再起動待機状態で
は、制御回路603は焦点評価値FVの変動を毎フィー
ルド監視し、FVnが最大値メモリ702に書き込んだ
合焦時のFV0からΔFV以上離れたときにカウンタ7
09を動作させる。このカウンタ709は焦点評価値F
Vが変動している時間を計測するもので、 FVn<FV0+ΔFVまたはFVn>FV0−ΔFV となったときにはただちにその動作を停止し、内容をク
リアする。ただし焦点評価値FVの変動が継続し、カウ
ンタ709の計測時間がΔtに達すると制御回路603
は被写体に変化があったものと判断し再起動動作を実行
しようとする。
【0048】ここで、本来再起動動作は不合焦状態が発
生した場合に速やかにこれを検知し、速やかに新たな合
焦位置を得るものであるが、従来不合焦状態の検知を焦
点評価値FVの変動によって判断しているため、本来再
起動動作が必要な被写体の変化(被写体距離の変化、パ
ニングによるシーン変化等)と、再起動動作が不要な外
乱(手振れ、被写体の表情やしぐさ等の動き)とを区別
できず、上記したしきい値条件(ΔFV,Δt)を満た
す場合無条件に再起動動作を行ってしまい、不要な不合
焦状態を生じてしまっていた。
生した場合に速やかにこれを検知し、速やかに新たな合
焦位置を得るものであるが、従来不合焦状態の検知を焦
点評価値FVの変動によって判断しているため、本来再
起動動作が必要な被写体の変化(被写体距離の変化、パ
ニングによるシーン変化等)と、再起動動作が不要な外
乱(手振れ、被写体の表情やしぐさ等の動き)とを区別
できず、上記したしきい値条件(ΔFV,Δt)を満た
す場合無条件に再起動動作を行ってしまい、不要な不合
焦状態を生じてしまっていた。
【0049】ここで被写体の輝度信号Yの分布に注目す
ると、不合焦状態が生じた場合輝度信号Yの最大値MA
Xと最小値MINの幅Dは合焦時のそれより小さくな
る。よって制御回路603はD0とDnの差fが第4のし
きい値TL4以上変化しているか否かにより再起動動作
の要不要を判断する。この判断は演算回路16で自動的
におこなわれ、要の場合信号RSの論理が“H”、不要
の場合信号RSの論理が“L”である。この判断の基準
となる第4のしきい値TL4は、焦点深度を考慮し、視
覚的に合焦と不合焦の判断がつく境界での減算結果Dを
用いて決定すると効果が大きい。
ると、不合焦状態が生じた場合輝度信号Yの最大値MA
Xと最小値MINの幅Dは合焦時のそれより小さくな
る。よって制御回路603はD0とDnの差fが第4のし
きい値TL4以上変化しているか否かにより再起動動作
の要不要を判断する。この判断は演算回路16で自動的
におこなわれ、要の場合信号RSの論理が“H”、不要
の場合信号RSの論理が“L”である。この判断の基準
となる第4のしきい値TL4は、焦点深度を考慮し、視
覚的に合焦と不合焦の判断がつく境界での減算結果Dを
用いて決定すると効果が大きい。
【0050】この制御回路603では、例えば焦点評価
値FVが変動して再起動条件を満足するような場合、ま
ず再起動条件を満足したフィールドの信号RSの論理を
調べる。信号RSの論理が“H”であった場合、制御回
路603は不合焦状態が発生していると判断し、従来の
実施例と同様に再起動動作を実行する。信号RSが
“L”であった場合、制御回路603は不合焦状態は発
生しておらず外乱による誤検出と判断し、焦点評価値F
Vの変動期間を計測するカウンタ709の内容をクリア
することで、再起動動作を回避する。
値FVが変動して再起動条件を満足するような場合、ま
ず再起動条件を満足したフィールドの信号RSの論理を
調べる。信号RSの論理が“H”であった場合、制御回
路603は不合焦状態が発生していると判断し、従来の
実施例と同様に再起動動作を実行する。信号RSが
“L”であった場合、制御回路603は不合焦状態は発
生しておらず外乱による誤検出と判断し、焦点評価値F
Vの変動期間を計測するカウンタ709の内容をクリア
することで、再起動動作を回避する。
【0051】また、例えば被写体の変化により焦点評価
値FVが変動したにも係わらず、その変動量が小さいた
めに再起動条件を満足せず再起動動作を起こさない場合
でも、不合焦状態が生じれば減算結果Dが減少するので
信号RSの論理は“H”となり、制御回路603は再起
動動作を実行することができる。
値FVが変動したにも係わらず、その変動量が小さいた
めに再起動条件を満足せず再起動動作を起こさない場合
でも、不合焦状態が生じれば減算結果Dが減少するので
信号RSの論理は“H”となり、制御回路603は再起
動動作を実行することができる。
【0052】なお上記実施例1,実施例2,実施例3に
おいては、ファジィ推論を用い、しきい値をメンバシッ
プ関数で表してもよい。
おいては、ファジィ推論を用い、しきい値をメンバシッ
プ関数で表してもよい。
【0053】また上記実施例1,実施例2,実施例3に
おいては、輝度信号の最大値および最小値を焦点検出領
域に限らずその他の領域、例えば画面全領域などから抽
出するように構成しても良い。
おいては、輝度信号の最大値および最小値を焦点検出領
域に限らずその他の領域、例えば画面全領域などから抽
出するように構成しても良い。
【0054】また実施例1においては、焦点の調節が不
能であった場合、ビューファインダ、またはその他の表
示部材を用いて操作者に警告を発するように構成しても
良い。
能であった場合、ビューファインダ、またはその他の表
示部材を用いて操作者に警告を発するように構成しても
良い。
【0055】また実施例2においては、グレーレベルだ
けでなくグレーレベル付近の画素数を計数するようにし
ても良い。
けでなくグレーレベル付近の画素数を計数するようにし
ても良い。
【0056】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、フォー
カスレンズを動かすことなく瞬時に被写体のコントラス
トの有無を検出することができる。これにより誤って合
焦が得られないような低コントラストの被写体を撮影し
ても、フォーカスレンズが無駄に動いて電力を浪費する
ことがない。そのため結果的にバッテリの使用時間が伸
び、撮影チャンスが増えるとともに、バッテリ交換の手
間を省くことに寄与する。
カスレンズを動かすことなく瞬時に被写体のコントラス
トの有無を検出することができる。これにより誤って合
焦が得られないような低コントラストの被写体を撮影し
ても、フォーカスレンズが無駄に動いて電力を浪費する
ことがない。そのため結果的にバッテリの使用時間が伸
び、撮影チャンスが増えるとともに、バッテリ交換の手
間を省くことに寄与する。
【0057】また第2の発明によれば、焦点検出周波数
領域に固有の絵柄周波数成分を有する被写体を的確に検
出することができる。さらにこのような被写体を検出し
た場合、輝度信号の最大値と最小値の差を評価値として
合焦動作を行うように構成したので自動焦点調節動作を
誤ることがない。そのため撮影者は不合焦状態の見苦し
い映像を記録することがない。
領域に固有の絵柄周波数成分を有する被写体を的確に検
出することができる。さらにこのような被写体を検出し
た場合、輝度信号の最大値と最小値の差を評価値として
合焦動作を行うように構成したので自動焦点調節動作を
誤ることがない。そのため撮影者は不合焦状態の見苦し
い映像を記録することがない。
【0058】また第3の発明によれば、不合焦状態の発
生を容易に検出することができる。これにより外乱によ
る誤った再起動動作を行うことがない。そのためフォー
カスレンズが無駄に動いて電力を浪費することがなく、
不用意な不合焦状態を生じることもない。
生を容易に検出することができる。これにより外乱によ
る誤った再起動動作を行うことがない。そのためフォー
カスレンズが無駄に動いて電力を浪費することがなく、
不用意な不合焦状態を生じることもない。
【図1】この発明の実施例1の自動焦点調節装置を示す
ブロック回路図である。
ブロック回路図である。
【図2】実施例1の演算回路と比較回路のブロック回路
図である。
図である。
【図3】実施例1の演算回路と比較回路の動作を説明す
るための波形図である。
るための波形図である。
【図4】実施例1の演算回路と比較回路の動作を説明す
るためのタイミング図である。
るためのタイミング図である。
【図5】この発明の実施例2の自動焦点調節装置を示す
ブロック回路図である。
ブロック回路図である。
【図6】実施例2の演算回路と計数回路のブロック回路
図である。
図である。
【図7】実施例2の計数回路のアンド回路を説明するた
めのブロック回路図である。
めのブロック回路図である。
【図8】実施例2の演算回路と計数回路の動作を説明す
るためのタイミング図である。
るためのタイミング図である。
【図9】実施例2の演算回路と計数回路の動作を説明す
るための波形図である。
るための波形図である。
【図10】この発明の実施例3の自動焦点調節装置を示
すブロック回路図である。
すブロック回路図である。
【図11】実施例3の演算回路のブロック回路図であ
る。
る。
【図12】従来の自動焦点調節装置を示すブロック回路
図である。
図である。
【図13】従来例の焦点検出回路を示すブロック回路図
である。
である。
【図14】従来例の再起動判定回路を示すブロック回路
図である。
図である。
【図15】従来例の焦点検出回路の動作を説明するため
の波形図である。
の波形図である。
【図16】従来例の焦点検出回路の焦点検出領域を示す
図である。
図である。
【図17】従来例の焦点評価値の特性を示す図である。
【図18】従来例の焦点検出回路内のBPFの特性を示
す図である。
す図である。
【図19】山登りサーボ方式の動作を説明するための図
である。
である。
【図20】再起動動作を説明するための図である。
【図21】従来の再起動判定回路の動作を説明するため
のタイミング図である。
のタイミング図である。
1 フォーカスレンズ 2 CCD 3 A/Dコンバータ 4 カメラ信号処理回路 5 焦点検出回路 7 再起動判定回路 12 演算回路 13 比較回路 14 演算回路 15 計数回路 16 演算回路 601 制御回路 602 制御回路 603 制御回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】カウンタ709は信号jが“L”から
“H”になるタイミングt0で動作を始め、第6のしき
い値TL6(以下、「Δt」という)までカウントして
信号k(図21(c))を出力する。その時間tは、 t=t0+Δt である。信号kは通常“L”で、カウント満了時に
“H”となる。この信号kは分周回路710によって分
周され、制御回路6に再起動を指令する信号l(図21
(d))となる。信号lは合焦時に“L”にセットさ
れ、再起動指令時に“H”となるような信号である。た
だし、このカウンタ709の動作は、FVnが上記の条
件をはずれた場合ただちに停止され、再起動の指令は行
なわず、信号lも“L”のままである。制御回路6は信
号lが“L”から“H”となるタイミングをもって再び
フォーカスレンズを駆動して山登り自動焦点調節動作を
開始する。
“H”になるタイミングt0で動作を始め、第6のしき
い値TL6(以下、「Δt」という)までカウントして
信号k(図21(c))を出力する。その時間tは、 t=t0+Δt である。信号kは通常“L”で、カウント満了時に
“H”となる。この信号kは分周回路710によって分
周され、制御回路6に再起動を指令する信号l(図21
(d))となる。信号lは合焦時に“L”にセットさ
れ、再起動指令時に“H”となるような信号である。た
だし、このカウンタ709の動作は、FVnが上記の条
件をはずれた場合ただちに停止され、再起動の指令は行
なわず、信号lも“L”のままである。制御回路6は信
号lが“L”から“H”となるタイミングをもって再び
フォーカスレンズを駆動して山登り自動焦点調節動作を
開始する。
Claims (3)
- 【請求項1】 焦点を調節可能な光学手段により被写体
を撮像して得られる光学像を電気信号に変換して映像信
号を生成し、この映像信号のうち輝度信号の中高域成分
を積算してその積算値を焦点評価値とし、この焦点評価
値が最大となる位置に上記光学手段の焦点を調節する自
動焦点調節装置において、上記輝度信号の最大値と最小
値の幅を求める演算手段と、この演算手段の出力が第1
のしきい値TL1より小さいときに上記最大値および最
小値と中間輝度レベルとを比較する比較手段と、この比
較手段の出力結果がともに大またはともに小であったと
きに焦点の調節が不能であることを示す信号を出力する
検知手段とを備えたことを特徴とする自動焦点調節装
置。 - 【請求項2】 焦点を調節可能な光学手段により被写体
を撮像して得られる光学像を電気信号に変換して映像信
号を生成し、この映像信号のうち輝度信号の中高域成分
を積算してその積算値を焦点評価値とし、この焦点評価
値が最大となる位置に上記光学手段の焦点を調節する自
動焦点調節装置において、上記輝度信号の最大値と最小
値の幅を求める演算手段と、この演算手段の出力が第2
のしきい値より大きいときに中間輝度レベルの画素を計
数する計数手段と、この計数手段の出力が第3のしきい
値より小さいとき上記演算手段の出力を焦点評価値とし
て焦点の調節を行う制御手段とを備えたことを特徴とす
る自動焦点調節装置。 - 【請求項3】 焦点を調節可能な光学手段により被写体
を撮像して得られる光学像を電気信号に変換して映像信
号を生成し、この映像信号のうち輝度信号の中高域成分
を積算してその積算値を焦点評価値とし、この焦点評価
値が最大となる位置に上記光学手段の焦点を調節する自
動焦点調節装置において、上記輝度信号の最大値と最小
値の幅を求める演算手段と、合焦時にこの演算手段の出
力を記憶するメモリと、このメモリ出力と合焦後の上記
演算手段の出力の差が第4のしきい値より小さい時に再
起動動作を停止する停止手段とを備えたことを特徴とす
る自動焦点調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4275800A JPH06125493A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 自動焦点調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4275800A JPH06125493A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 自動焦点調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06125493A true JPH06125493A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=17560588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4275800A Pending JPH06125493A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 自動焦点調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06125493A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08125913A (ja) * | 1994-10-21 | 1996-05-17 | Ricoh Co Ltd | オートフォーカス装置 |
JP2010093411A (ja) * | 2008-10-06 | 2010-04-22 | Nikon Corp | 撮像素子およびカメラ |
JP2014222271A (ja) * | 2013-05-13 | 2014-11-27 | 株式会社キーレックス | カメラ焦点調整装置 |
-
1992
- 1992-10-14 JP JP4275800A patent/JPH06125493A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08125913A (ja) * | 1994-10-21 | 1996-05-17 | Ricoh Co Ltd | オートフォーカス装置 |
JP2010093411A (ja) * | 2008-10-06 | 2010-04-22 | Nikon Corp | 撮像素子およびカメラ |
JP2014222271A (ja) * | 2013-05-13 | 2014-11-27 | 株式会社キーレックス | カメラ焦点調整装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5629735A (en) | Image sensing device having a selectable detecting area | |
US8045045B2 (en) | Image pickup apparatus, control method for the same, and program for implementing the control method | |
KR100221518B1 (ko) | 영상 신호에 기초하여 촛점의 자동 정합을 행하는 오토 포커스 장치 | |
EP0579404B1 (en) | Lens control apparatus | |
EP0447913B1 (en) | Lens control system | |
JP2011039454A (ja) | 自動合焦装置、自動合焦方法及びプログラム | |
JP3302104B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2016143035A (ja) | 焦点調節装置および焦点調節方法 | |
WO2006075657A1 (ja) | オートフォーカス装置 | |
US20050083428A1 (en) | Image pickup apparatus | |
US5402175A (en) | Automatic focusing device wherein lens movement is controlled in accordance with lens hunting | |
JP2006343651A (ja) | 光学機器 | |
JPH06125493A (ja) | 自動焦点調節装置 | |
JPH0630322A (ja) | 自動合焦装置 | |
JPH05236326A (ja) | 自動焦点調節装置 | |
JP4875836B2 (ja) | 撮像装置、および制御方法 | |
JP2913530B2 (ja) | 自動焦点制御装置 | |
JP2756042B2 (ja) | オートフォーカス装置 | |
JP4118079B2 (ja) | カメラのオートフォーカス装置 | |
JP2517435B2 (ja) | オ―トフォ―カス装置 | |
JP3014745B2 (ja) | オートフォーカス装置 | |
JP2011039455A (ja) | 自動合焦装置、自動合焦方法及びプログラム | |
JP2966151B2 (ja) | 撮像装置 | |
KR0139367B1 (ko) | 캠코더의 줌 트랙킹(tracking) 방법 | |
KR0139368B1 (ko) | 캠코더의 줌 트랙킹(tracking) 방법 |