JPH06318792A - 電気部品等の取付具 - Google Patents
電気部品等の取付具Info
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- JPH06318792A JPH06318792A JP3045894A JP3045894A JPH06318792A JP H06318792 A JPH06318792 A JP H06318792A JP 3045894 A JP3045894 A JP 3045894A JP 3045894 A JP3045894 A JP 3045894A JP H06318792 A JPH06318792 A JP H06318792A
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- insulating
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-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B—BOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B1/00—Frameworks, boards, panels, desks, casings; Details of substations or switching arrangements
- H02B1/015—Boards, panels, desks; Parts thereof or accessories therefor
- H02B1/04—Mounting thereon of switches or of other devices in general, the switch or device having, or being without, casing
- H02B1/042—Mounting on perforated supports by means of screws or locking members
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
- Patch Boards (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】共通ハウジング中に電気部品、電子部品を組み
込むための取付具を提供する。共通ハウジング中に取り
付ける個別部品のガルバーニ分離を、簡単にして廉価で
確実に行い、複雑にならない方法で後からも取り付け可
能とする。 【構成】電気部品等に取り付けられるコンポーネント2
は取付ねじ5を受容する少なくとも1つの取付孔と、取
付ねじ5を受容する少なくとも1つのねじ付開口部を有
する支持部材3とを有する。取付具1はほぼ平坦で細長
くコンポーネント2の周りに巻き付けるようになってい
る絶縁部品4,4a,4bと、取り付けねじ5をコンポ
ーネント2から絶縁する。絶縁部品4,4a,4bは、
コンポーネント2の縁の周りに絶縁部品を巻き付かせた
ときにコンポーネント2の取付孔と整列する離隔した2
つの孔10,11を有する。この2つの孔10、11
が、取付ねじ5を、絶縁部品中の両孔10,11と、取
り付け孔とねじ付開口部に係合させる。
込むための取付具を提供する。共通ハウジング中に取り
付ける個別部品のガルバーニ分離を、簡単にして廉価で
確実に行い、複雑にならない方法で後からも取り付け可
能とする。 【構成】電気部品等に取り付けられるコンポーネント2
は取付ねじ5を受容する少なくとも1つの取付孔と、取
付ねじ5を受容する少なくとも1つのねじ付開口部を有
する支持部材3とを有する。取付具1はほぼ平坦で細長
くコンポーネント2の周りに巻き付けるようになってい
る絶縁部品4,4a,4bと、取り付けねじ5をコンポ
ーネント2から絶縁する。絶縁部品4,4a,4bは、
コンポーネント2の縁の周りに絶縁部品を巻き付かせた
ときにコンポーネント2の取付孔と整列する離隔した2
つの孔10,11を有する。この2つの孔10、11
が、取付ねじ5を、絶縁部品中の両孔10,11と、取
り付け孔とねじ付開口部に係合させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共通ハウジング内の少
なくとも1つのハウジング部分に設けられる、モジュー
ル状に構成された、電気部品等の取付具に関するもので
ある。
なくとも1つのハウジング部分に設けられる、モジュー
ル状に構成された、電気部品等の取付具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】モジュール設計となっている電気部品、
電子部品等は、通常は、数本の(例えば4本)のねじを
使って、共通ハウジングのアセンブリ・ストリップやレ
ールなどのハウジング部分に取り付けられる。場合によ
っては、更にワッシャを使って据付を行う。
電子部品等は、通常は、数本の(例えば4本)のねじを
使って、共通ハウジングのアセンブリ・ストリップやレ
ールなどのハウジング部分に取り付けられる。場合によ
っては、更にワッシャを使って据付を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような据付の場
合、個別の部品は、互いにガルバーニ(異種金属)接触
をして、これがハムなどの相互干渉の原因になる。この
ような干渉を避けようとする試みとして、取り付けよう
とする個別装置の間の例えば取付レールなど共通ハウジ
ング部分を切り離したり、接着剤などを介して引張力の
より弱いプラスチックのねじを使って個々の装置を取り
付ける。共通ハウジングの取付部を木製部分に置き換え
る試みもあった。
合、個別の部品は、互いにガルバーニ(異種金属)接触
をして、これがハムなどの相互干渉の原因になる。この
ような干渉を避けようとする試みとして、取り付けよう
とする個別装置の間の例えば取付レールなど共通ハウジ
ング部分を切り離したり、接着剤などを介して引張力の
より弱いプラスチックのねじを使って個々の装置を取り
付ける。共通ハウジングの取付部を木製部分に置き換え
る試みもあった。
【0004】これとは対照的に、本発明では、共通ハウ
ジング中に電気部品及び/又は電子部品を組み込むため
の取付具を提供しようとするものである。この取付具
は、共通ハウジング中に取り付ける部品間のガルバーニ
分離を、簡単で、廉価にして、かつ安定した方法で確実
に行い、しかも、複雑にならない方法で後からも取り付
けることができる。
ジング中に電気部品及び/又は電子部品を組み込むため
の取付具を提供しようとするものである。この取付具
は、共通ハウジング中に取り付ける部品間のガルバーニ
分離を、簡単で、廉価にして、かつ安定した方法で確実
に行い、しかも、複雑にならない方法で後からも取り付
けることができる。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】モジュール設計
となっている電気部品/電子部品用の取付具を、共通ハ
ウジングの少なくとも1つのハウジング部分に設ける。
この取付具は、装置の一部に巻き付く少なくとも1つの
絶縁部品を備えて、この絶縁部品が、絶縁部品中に設け
た貫通孔に貫通する少なくとも1つのねじを使ってガル
バーニ接触を避けて、コンポーネントと一緒にハウジン
グ部分に固着されていることを特徴とする。絶縁部分
が、少なくともコンポーネント側で、前記貫通孔を貫通
するねじのシャフト部分を部分的に取り巻く。
となっている電気部品/電子部品用の取付具を、共通ハ
ウジングの少なくとも1つのハウジング部分に設ける。
この取付具は、装置の一部に巻き付く少なくとも1つの
絶縁部品を備えて、この絶縁部品が、絶縁部品中に設け
た貫通孔に貫通する少なくとも1つのねじを使ってガル
バーニ接触を避けて、コンポーネントと一緒にハウジン
グ部分に固着されていることを特徴とする。絶縁部分
が、少なくともコンポーネント側で、前記貫通孔を貫通
するねじのシャフト部分を部分的に取り巻く。
【0006】本発明の取り付け具の実施態様では、絶縁
部品が、取付用ねじの少なくとも一部も囲むような構成
になっており、したがって、絶縁部品を貫通するねじも
また、取り付けようとするコンポーネントからガルバー
ニ分離を行って、ハムなどの干渉を確実に有効に避ける
ことができる。
部品が、取付用ねじの少なくとも一部も囲むような構成
になっており、したがって、絶縁部品を貫通するねじも
また、取り付けようとするコンポーネントからガルバー
ニ分離を行って、ハムなどの干渉を確実に有効に避ける
ことができる。
【0007】本発明の一実施態様では、絶縁部品は、更
に、取付ねじのシャフト部分を部分的に囲むように形成
されている。このように設計すると組立が容易になっ
て、組立の際に、絶縁部分の一部がねじのシャフト部を
少なくとも部分的に取り囲んで長手方向のガイドになっ
たり、中心を合わせる際の補助具となったりする。しか
も、取付ねじを締めて行くにつれて生じる均一に分布し
た接触力が得られて、本発明の絶縁部品を使って取り付
けたコンポーネントを更によく把握することができる。
に、取付ねじのシャフト部分を部分的に囲むように形成
されている。このように設計すると組立が容易になっ
て、組立の際に、絶縁部分の一部がねじのシャフト部を
少なくとも部分的に取り囲んで長手方向のガイドになっ
たり、中心を合わせる際の補助具となったりする。しか
も、取付ねじを締めて行くにつれて生じる均一に分布し
た接触力が得られて、本発明の絶縁部品を使って取り付
けたコンポーネントを更によく把握することができる。
【0008】このように組立を容易にするには、取付ね
じの、例えばスリーブ形状のシャフト部の周囲に少なく
とも部分的にワッシャだけを使用すれば十分である。こ
の場合には、信頼性のあるガルバーニ分離を保証できな
いが、それでも、ラックや共通ハウジング内におけるコ
ンポーネントの取付は簡単になる。このような設計の部
品は、組立を容易にする単品の部品として市販されてい
る。
じの、例えばスリーブ形状のシャフト部の周囲に少なく
とも部分的にワッシャだけを使用すれば十分である。こ
の場合には、信頼性のあるガルバーニ分離を保証できな
いが、それでも、ラックや共通ハウジング内におけるコ
ンポーネントの取付は簡単になる。このような設計の部
品は、組立を容易にする単品の部品として市販されてい
る。
【0009】本発明の絶縁部品は、少なくとも1つの貫
通孔を延長させたスリーブ状の部分を含む。このスリー
ブ状の部分は、ねじの周囲を囲んで、コンポーネント中
の対応の貫通孔に係合してガルバーニ分離を行う。この
スリーブ状部分を設けて、ねじのシャフト部と十分密着
するようにしてもよい。この実施態様では、絶縁部分が
得られ、それ自体が、取付ねじのためのガルバーニ分離
を行って一体化された絶縁部を与える。
通孔を延長させたスリーブ状の部分を含む。このスリー
ブ状の部分は、ねじの周囲を囲んで、コンポーネント中
の対応の貫通孔に係合してガルバーニ分離を行う。この
スリーブ状部分を設けて、ねじのシャフト部と十分密着
するようにしてもよい。この実施態様では、絶縁部分が
得られ、それ自体が、取付ねじのためのガルバーニ分離
を行って一体化された絶縁部を与える。
【0010】スリーブ状の部品は、絶縁部品に成形する
のが好ましく、これにより単品部品として成形が可能と
なる。そのため、一体的に絶縁をしたねじ部を有する絶
縁部品の製造がかなり簡単になる。
のが好ましく、これにより単品部品として成形が可能と
なる。そのため、一体的に絶縁をしたねじ部を有する絶
縁部品の製造がかなり簡単になる。
【0011】スリーブ状の部品は、取り付けようとする
コンポーネント中の対応の貫通孔に挿入されているが、
コンポーネント側では、ねじのシャフト部を完全に取り
巻くように設計することが好ましい。
コンポーネント中の対応の貫通孔に挿入されているが、
コンポーネント側では、ねじのシャフト部を完全に取り
巻くように設計することが好ましい。
【0012】代替の構成によれば、スリーブ状部品は別
個の部品として設計してもよく、絶縁部品の適宜な貫通
孔に挿入することができる。この場合は、絶縁部品が2
部品構成となる。しかし、この場合、絶縁部品は、スリ
ーブ状の部品と一緒に使用しても使用しなくてもよい。
すなわち、ねじを更に一体的に絶縁するかまたはねじの
シャフト部を絶縁して使用してもよいという利点があ
る。したがって、この設計では、絶縁部品を、本発明が
意図したような広範囲な目的に利用できる。
個の部品として設計してもよく、絶縁部品の適宜な貫通
孔に挿入することができる。この場合は、絶縁部品が2
部品構成となる。しかし、この場合、絶縁部品は、スリ
ーブ状の部品と一緒に使用しても使用しなくてもよい。
すなわち、ねじを更に一体的に絶縁するかまたはねじの
シャフト部を絶縁して使用してもよいという利点があ
る。したがって、この設計では、絶縁部品を、本発明が
意図したような広範囲な目的に利用できる。
【0013】更に別の実施態様では、特にモジュール設
計の電気部品、電子部品用の取付具が共通ハウジングの
うちの1つのハウジング部に設けられている。この取付
具は、コンポーネントに巻かれた少なくとも1つの絶縁
部品が設けられていることを特徴としている。またこの
絶縁部品は、ガルバーニ分離がなされた状態で、絶縁部
品中に設けられた貫通孔を貫通して延伸する少なくとも
1つのねじにより、共通ハウジングのハウジング部上に
コンポーネントとともに取り付けられる。
計の電気部品、電子部品用の取付具が共通ハウジングの
うちの1つのハウジング部に設けられている。この取付
具は、コンポーネントに巻かれた少なくとも1つの絶縁
部品が設けられていることを特徴としている。またこの
絶縁部品は、ガルバーニ分離がなされた状態で、絶縁部
品中に設けられた貫通孔を貫通して延伸する少なくとも
1つのねじにより、共通ハウジングのハウジング部上に
コンポーネントとともに取り付けられる。
【0014】この実施態様と先の実施態様では、絶縁部
品は、共通ハウジング内に取り付けようとする装置を相
互にガルバーニ分離をしたり、あるいは、共通ハウジン
グからのガルバーニ分離をすることを目的としていて、
取り付けようとする装置の一部と共通ハウジングの一部
との間に配置されている。その位置に関しては、絶縁部
品中に整列した対応する孔にねじを貫通させて、ハウジ
ング部に固着される。絶縁部品とねじを組み合わせる
と、後からでも、簡単な方法で取り付けることができ
る。しかも、2部品構成により費用効果的な製造が可能
になる。取付具の取り付けは迅速に行うことができ、そ
れ自体複雑ではない。したがって、熟練し作業者でなく
ても作業を行うことができる。しかも、例えばフロント
パネルの、コンポーネントの頂部の縁の周囲や底部の周
囲に絶縁部品を取り付ける場合は、モジュール等の電気
部品や電子部品の間に空間を持たせて、したがって、例
えば装置のフロントパネルはもはや頑丈ではなくなる。
それによって、間隔が得られ、換気がより良くなる。し
かも、取りつけられるコンポーネントの、例えば、前面
側やフロントパネルなどを引っ掻きなどで破損しないよ
うに、絶縁部品がコンポーネントに巻き付いて保護す
る。
品は、共通ハウジング内に取り付けようとする装置を相
互にガルバーニ分離をしたり、あるいは、共通ハウジン
グからのガルバーニ分離をすることを目的としていて、
取り付けようとする装置の一部と共通ハウジングの一部
との間に配置されている。その位置に関しては、絶縁部
品中に整列した対応する孔にねじを貫通させて、ハウジ
ング部に固着される。絶縁部品とねじを組み合わせる
と、後からでも、簡単な方法で取り付けることができ
る。しかも、2部品構成により費用効果的な製造が可能
になる。取付具の取り付けは迅速に行うことができ、そ
れ自体複雑ではない。したがって、熟練し作業者でなく
ても作業を行うことができる。しかも、例えばフロント
パネルの、コンポーネントの頂部の縁の周囲や底部の周
囲に絶縁部品を取り付ける場合は、モジュール等の電気
部品や電子部品の間に空間を持たせて、したがって、例
えば装置のフロントパネルはもはや頑丈ではなくなる。
それによって、間隔が得られ、換気がより良くなる。し
かも、取りつけられるコンポーネントの、例えば、前面
側やフロントパネルなどを引っ掻きなどで破損しないよ
うに、絶縁部品がコンポーネントに巻き付いて保護す
る。
【0015】取付具用のねじの強度特性は、代表的な取
付用ねじの強度と、実質的には同じである。本発明によ
る取付具は、折曲縁を形成する少なくとも1つの肉薄部
が、取付けようとするコンポーネントの材質の異なる厚
さに適合するように構成することが好ましい。このよう
な好適な設計では、取り付けようとするコンポーネント
の厚さが異なっても、この実施態様の絶縁部が使用でき
る。これにより、本発明の取付具を種々のタイプの装置
やハウジング設計など広い用途に使用することができ
る。2つの肉薄線状部は、組立時に折曲縁として役立つ
のが好ましい。
付用ねじの強度と、実質的には同じである。本発明によ
る取付具は、折曲縁を形成する少なくとも1つの肉薄部
が、取付けようとするコンポーネントの材質の異なる厚
さに適合するように構成することが好ましい。このよう
な好適な設計では、取り付けようとするコンポーネント
の厚さが異なっても、この実施態様の絶縁部が使用でき
る。これにより、本発明の取付具を種々のタイプの装置
やハウジング設計など広い用途に使用することができ
る。2つの肉薄線状部は、組立時に折曲縁として役立つ
のが好ましい。
【0016】本発明による取付具の好適な実施態様で
は、絶縁部が、ねじのシャフトの少なくとも一部が絶縁
材料で取り囲まれるように設計してもよい。つまり、貫
通孔が円形の断面を有し、貫通孔を形成する縁部はより
厚くなっていて、この縁部が取り付けようとするコンポ
ーネントの貫通孔へ部分的に貫通するように作るのが好
ましい。
は、絶縁部が、ねじのシャフトの少なくとも一部が絶縁
材料で取り囲まれるように設計してもよい。つまり、貫
通孔が円形の断面を有し、貫通孔を形成する縁部はより
厚くなっていて、この縁部が取り付けようとするコンポ
ーネントの貫通孔へ部分的に貫通するように作るのが好
ましい。
【0017】代わりに、貫通孔の少なくとも1つを長円
形に構成し、取り付けようとするコンポーネントの異な
る設計に合わせることができるようにすることも好まし
い。絶縁部の両貫通孔は長円形に形成して、材質の広範
囲な厚さに対処できることが好ましい。長円形の孔は、
種々の長さであってもよい。
形に構成し、取り付けようとするコンポーネントの異な
る設計に合わせることができるようにすることも好まし
い。絶縁部の両貫通孔は長円形に形成して、材質の広範
囲な厚さに対処できることが好ましい。長円形の孔は、
種々の長さであってもよい。
【0018】取り付けようといる部品や取付具の一部の
ガルバーニ分離を効果的に且つ完全に行うために、ねじ
のシャフトを絶縁材料で囲んである。したがって、ねじ
自体が絶縁されていて、取り付けようとするコンポーネ
ントとハウジング部分とに対してガルバーニ絶縁がなさ
れている。
ガルバーニ分離を効果的に且つ完全に行うために、ねじ
のシャフトを絶縁材料で囲んである。したがって、ねじ
自体が絶縁されていて、取り付けようとするコンポーネ
ントとハウジング部分とに対してガルバーニ絶縁がなさ
れている。
【0019】少なくとも4つの絶縁部と4つのねじを使
って、各装置の設置をするのが好ましく、効果的で完全
なガルバーニ絶縁が達成できる。好適な実施態様では、
この取付具は4つの絶縁部品と4つのねじとを含むキッ
トとして提供される。このキットはまた4つのワッシャ
を含んでいる。取付具をこのように設計すると、設置に
必要な数の部品や、各用途に適した部品が揃い、キット
として発売することが可能になり、取扱や発送が簡単で
あったり、設置に使うための必要な最少限度の部品が常
に入手できることになる。しかも、取付具の部品は発送
時に紛失することがなくなる。
って、各装置の設置をするのが好ましく、効果的で完全
なガルバーニ絶縁が達成できる。好適な実施態様では、
この取付具は4つの絶縁部品と4つのねじとを含むキッ
トとして提供される。このキットはまた4つのワッシャ
を含んでいる。取付具をこのように設計すると、設置に
必要な数の部品や、各用途に適した部品が揃い、キット
として発売することが可能になり、取扱や発送が簡単で
あったり、設置に使うための必要な最少限度の部品が常
に入手できることになる。しかも、取付具の部品は発送
時に紛失することがなくなる。
【0020】4つの絶縁部品と、場合によっては、ワッ
シャも統一したモールド成形部品として形成するのが好
ましく、またプラスチックでつくるのが好ましい。場合
によっては、絶縁部品とワッシャとを同じ材料で製造す
るのが好ましい。代替材料としてはゴムを使ってもよ
い。
シャも統一したモールド成形部品として形成するのが好
ましく、またプラスチックでつくるのが好ましい。場合
によっては、絶縁部品とワッシャとを同じ材料で製造す
るのが好ましい。代替材料としてはゴムを使ってもよ
い。
【0021】各装置は、少なくとも4つの取付具と4つ
の絶縁部品とを使用して、共通ハウジングに配置するの
が適当である。ここでは、例えば、底部にある絶縁部品
を、脇に据付ようとしている装置のフロントパネルに巻
き付かせ、上側の2つの絶縁部品は取り付けようとする
部分のフロントパネルの長辺側に巻き付かせるようにし
て、絶縁部品を配置するのが好ましいものとして示し
た。このように全体が単に異なる配置になるように、交
互に配置して、例えば、L字形状に設計したレール状ホ
ルダに横方向に接触するのをうまく避けることができ、
同時に、費用をかけて注意深く組立てなくても、コンポ
ーネントの各フロントパネルをハウジング内で正確に位
置決めできる。もちろん、上方及び下方に取り付けよう
とするコンポーネントを絶縁部品とは逆に配置して、こ
れらコンポーネントが上下方向及び/又は水平方向に交
互に整列するようにする。当然のことながら、絶縁部品
の上構成は本発明の好適な実施態様であり、これらに限
定されるものではなく、ハウジングの設計や構成によっ
て変更し得るものである。絶縁部品を逆に配置してもよ
いということはいうまでもない。
の絶縁部品とを使用して、共通ハウジングに配置するの
が適当である。ここでは、例えば、底部にある絶縁部品
を、脇に据付ようとしている装置のフロントパネルに巻
き付かせ、上側の2つの絶縁部品は取り付けようとする
部分のフロントパネルの長辺側に巻き付かせるようにし
て、絶縁部品を配置するのが好ましいものとして示し
た。このように全体が単に異なる配置になるように、交
互に配置して、例えば、L字形状に設計したレール状ホ
ルダに横方向に接触するのをうまく避けることができ、
同時に、費用をかけて注意深く組立てなくても、コンポ
ーネントの各フロントパネルをハウジング内で正確に位
置決めできる。もちろん、上方及び下方に取り付けよう
とするコンポーネントを絶縁部品とは逆に配置して、こ
れらコンポーネントが上下方向及び/又は水平方向に交
互に整列するようにする。当然のことながら、絶縁部品
の上構成は本発明の好適な実施態様であり、これらに限
定されるものではなく、ハウジングの設計や構成によっ
て変更し得るものである。絶縁部品を逆に配置してもよ
いということはいうまでもない。
【0022】
【実施例】図面中、同一又は同様の部品は同じ参照符号
を付してある。以下に述べる実施態様は本発明による取
付具の好適な例にすぎず、本発明は、以下に示す詳細に
ついても限定されるものではない。
を付してある。以下に述べる実施態様は本発明による取
付具の好適な例にすぎず、本発明は、以下に示す詳細に
ついても限定されるものではない。
【0023】図1と図2は、本発明の絶縁部品の一実施
態様を示し、全体を参照番号4bで示してある。図1と
図2は、この絶縁部品4bを展開した状態を示してい
る。この実施態様では、絶縁部品4bが、例えば、図3
に示すようなねじ5に使用する一体的な絶縁部を含む。
絶縁部品4bは貫通孔12bを有し、図に示す例では長
円形の孔である。絶縁部品4bに開けられたもう一つの
貫通孔6bは円形であり、この孔の延長上にスリーブ形
状部26が設けられていて、図3に示すねじ5を絶縁す
るのに役立つとともに、ねじの少なくともシャフト部分
を囲んで絶縁する。このスリーブ形状部26は、絶縁部
品4bに直接成形するのが好ましい。
態様を示し、全体を参照番号4bで示してある。図1と
図2は、この絶縁部品4bを展開した状態を示してい
る。この実施態様では、絶縁部品4bが、例えば、図3
に示すようなねじ5に使用する一体的な絶縁部を含む。
絶縁部品4bは貫通孔12bを有し、図に示す例では長
円形の孔である。絶縁部品4bに開けられたもう一つの
貫通孔6bは円形であり、この孔の延長上にスリーブ形
状部26が設けられていて、図3に示すねじ5を絶縁す
るのに役立つとともに、ねじの少なくともシャフト部分
を囲んで絶縁する。このスリーブ形状部26は、絶縁部
品4bに直接成形するのが好ましい。
【0024】図示していないが、スリーブ状部26は別
の部品として形成してもよく、一方の側から貫通孔6b
を通して滑り込ませる。このような設計の場合、スリー
ブ状部26は別の部品として設けられていて、例えば、
別部品の絶縁ねじ5が利用できない場合は、必要に応じ
て、このスリーブ状部26を貫通孔6bに挿入する。ス
リーブ形状部26は、取り付けようとするコンポーネン
ト2(図3)の対応する貫通孔に滑り込むような寸法に
なっているのが好ましく、ねじ5から所望のガルバーニ
分離が得られる。貫通孔6bと、もう一つの貫通孔12
bの間に設けられて長円形の孔として示されているの
は、材質の厚さを減らした部分、すなわち肉薄部8bで
ある。肉薄部8bは折曲部すなわち折曲縁として役立
ち、この肉薄部8bがあるので、図1と図2に示す状態
から始めて、取り付けようとするコンポーネント2の上
にわずかな力で折り曲げることができる。
の部品として形成してもよく、一方の側から貫通孔6b
を通して滑り込ませる。このような設計の場合、スリー
ブ状部26は別の部品として設けられていて、例えば、
別部品の絶縁ねじ5が利用できない場合は、必要に応じ
て、このスリーブ状部26を貫通孔6bに挿入する。ス
リーブ形状部26は、取り付けようとするコンポーネン
ト2(図3)の対応する貫通孔に滑り込むような寸法に
なっているのが好ましく、ねじ5から所望のガルバーニ
分離が得られる。貫通孔6bと、もう一つの貫通孔12
bの間に設けられて長円形の孔として示されているの
は、材質の厚さを減らした部分、すなわち肉薄部8bで
ある。肉薄部8bは折曲部すなわち折曲縁として役立
ち、この肉薄部8bがあるので、図1と図2に示す状態
から始めて、取り付けようとするコンポーネント2の上
にわずかな力で折り曲げることができる。
【0025】図3は、本発明の取付具の更なる実施態様
の分解図であり、全体を参照番号1で示してある。例え
ば、取り付けようとする電気部品や電子部品のフロント
パネルで構成されるとともに、例えば、モジュールとし
て構成されたコンポーネント2が、共通ハウジングのハ
ウジング部3に配置されている(電気部品、電子部品の
詳細は省略する)。このハウジング部3は取付ストリッ
プや取付レールなどで構成してもよい。
の分解図であり、全体を参照番号1で示してある。例え
ば、取り付けようとする電気部品や電子部品のフロント
パネルで構成されるとともに、例えば、モジュールとし
て構成されたコンポーネント2が、共通ハウジングのハ
ウジング部3に配置されている(電気部品、電子部品の
詳細は省略する)。このハウジング部3は取付ストリッ
プや取付レールなどで構成してもよい。
【0026】取付具1は全体を4で示した絶縁部品から
なり、プラスチックで作成するのが好ましい。図3にお
いて、底部の角部に示した組立位置では、絶縁部品4は
取り付けようとするコンポーネント2に巻き付いて、一
方では、取付具1のねじ5は、絶縁部品4中に整列させ
た貫通孔6と7とコンポーネント2の貫通孔とを貫通し
て、組立時に、ハウジング部3中の対応のコンポーネン
ト2中へ捩じ込む。矢印は、絶縁部品がコンポーネント
2に対してどのように位置決めされるとともに曲げられ
るかを示している。
なり、プラスチックで作成するのが好ましい。図3にお
いて、底部の角部に示した組立位置では、絶縁部品4は
取り付けようとするコンポーネント2に巻き付いて、一
方では、取付具1のねじ5は、絶縁部品4中に整列させ
た貫通孔6と7とコンポーネント2の貫通孔とを貫通し
て、組立時に、ハウジング部3中の対応のコンポーネン
ト2中へ捩じ込む。矢印は、絶縁部品がコンポーネント
2に対してどのように位置決めされるとともに曲げられ
るかを示している。
【0027】図4と図5は個別の絶縁部品4を図示して
いて、これらの図から具体的に分かるように、絶縁部品
4は基本的には、少なくとも1つ、好ましくは2つの肉
薄線状部8と9とを有して、これらの線状部が折曲線す
なわち折曲縁として役立つ。この肉薄線状部8と9のお
かげで、図4と図5において示される状態から、取り付
けようとするコンポーネント2に簡単に巻き付かせるこ
とができるから、コンポーネント2に巻き付く構成にし
て、絶縁部品4の組立を簡単にすることができる。
いて、これらの図から具体的に分かるように、絶縁部品
4は基本的には、少なくとも1つ、好ましくは2つの肉
薄線状部8と9とを有して、これらの線状部が折曲線す
なわち折曲縁として役立つ。この肉薄線状部8と9のお
かげで、図4と図5において示される状態から、取り付
けようとするコンポーネント2に簡単に巻き付かせるこ
とができるから、コンポーネント2に巻き付く構成にし
て、絶縁部品4の組立を簡単にすることができる。
【0028】しかも、絶縁部品4は本実施態様では、好
ましくは2つの貫通孔10と11を有することが特徴で
あり、図3に示すように絶縁部品4の組立が完成した状
態では、互いに整列する。貫通孔10と11は、それぞ
れ、スロット12と13として構成するのが好ましい。
この実施態様では、スロット13はスロット12よりも
長くてもよい。
ましくは2つの貫通孔10と11を有することが特徴で
あり、図3に示すように絶縁部品4の組立が完成した状
態では、互いに整列する。貫通孔10と11は、それぞ
れ、スロット12と13として構成するのが好ましい。
この実施態様では、スロット13はスロット12よりも
長くてもよい。
【0029】絶縁部品4を少なくとも1つの肉薄線状部
すなわち肉薄部8b(図1と図2)を有するように、ま
たは、肉薄線状部8と9(図4と図5)と、貫通孔10
と11とをスロット12、13、及び貫通孔12bとし
て形成して設計したので、厚いコンポーネント2に絶縁
部品4または4bが巻き付くように簡単に構成できる。
すなわち肉薄部8b(図1と図2)を有するように、ま
たは、肉薄線状部8と9(図4と図5)と、貫通孔10
と11とをスロット12、13、及び貫通孔12bとし
て形成して設計したので、厚いコンポーネント2に絶縁
部品4または4bが巻き付くように簡単に構成できる。
【0030】図6は、取付具1に使用する個別のねじ5
を示す。具体的には、シャフト部14上に、絶縁材の被
膜15を施してある。このように構成しない場合は、ね
じ5は通常の強度を有する通常のねじとし、金属ででき
ていることが好ましい。
を示す。具体的には、シャフト部14上に、絶縁材の被
膜15を施してある。このように構成しない場合は、ね
じ5は通常の強度を有する通常のねじとし、金属ででき
ていることが好ましい。
【0031】再び、図1〜図5を参照すると、絶縁部品
4bまたは4を、例えば、フロントパネルなどコンポー
ネント2の周りに曲げて、ねじ5を絶縁部品4または4
bの貫通孔10、11及びコンポーネント2の貫通孔と
に通し、ねじ5のシャフト部14上の被膜15を絶縁部
品4が構成する部位に位置させるとともにコンポーネン
ト2をその間に介在させる。ねじ5をハウジング部3に
ねじ込んだ状態で、ヘッド16が絶縁部品4または4b
の表面に重みをかけて、したがって、コンポーネント2
を引っ掻きや破損から保護する。しかも、本発明の取付
具1では、ねじ5と絶縁部品4または4bが協働して、
取り付けたコンポーネント2とハウジング3との間で、
ガルバーニ分離と絶縁を効果的に行うことが可能にな
り、その結果、ハムなどの干渉を効果的に避けることが
できる。コンポーネント2またはハウジング3の頂部及
び/又は底部の周りに、絶縁部品4と4bを取り付け、
しかも絶縁部品4または4bを巻き付かせる構成と絶縁
部品の厚さとにより、コンポーネント2とハウジング3
との間に空間を設けて、更に換気条件が好ましくなるか
も知れない。
4bまたは4を、例えば、フロントパネルなどコンポー
ネント2の周りに曲げて、ねじ5を絶縁部品4または4
bの貫通孔10、11及びコンポーネント2の貫通孔と
に通し、ねじ5のシャフト部14上の被膜15を絶縁部
品4が構成する部位に位置させるとともにコンポーネン
ト2をその間に介在させる。ねじ5をハウジング部3に
ねじ込んだ状態で、ヘッド16が絶縁部品4または4b
の表面に重みをかけて、したがって、コンポーネント2
を引っ掻きや破損から保護する。しかも、本発明の取付
具1では、ねじ5と絶縁部品4または4bが協働して、
取り付けたコンポーネント2とハウジング3との間で、
ガルバーニ分離と絶縁を効果的に行うことが可能にな
り、その結果、ハムなどの干渉を効果的に避けることが
できる。コンポーネント2またはハウジング3の頂部及
び/又は底部の周りに、絶縁部品4と4bを取り付け、
しかも絶縁部品4または4bを巻き付かせる構成と絶縁
部品の厚さとにより、コンポーネント2とハウジング3
との間に空間を設けて、更に換気条件が好ましくなるか
も知れない。
【0032】スロット12、13、及び貫通孔12bが
絶縁部品4または4bの貫通孔10、11を形成するこ
とや、2つの肉薄線状部8と9または肉薄部8bを設け
たことにより、コンポーネント2の厚さが異なる場合で
も、図7と図8に示すように、全く同じ絶縁部品4また
は4bを使用できる。したがって、特に、スロット12
と13または貫通孔12bの寸法や設計を組み合わせれ
ば、コンポーネント2の広い範囲にわたる異なった厚さ
をカバーすることができる。
絶縁部品4または4bの貫通孔10、11を形成するこ
とや、2つの肉薄線状部8と9または肉薄部8bを設け
たことにより、コンポーネント2の厚さが異なる場合で
も、図7と図8に示すように、全く同じ絶縁部品4また
は4bを使用できる。したがって、特に、スロット12
と13または貫通孔12bの寸法や設計を組み合わせれ
ば、コンポーネント2の広い範囲にわたる異なった厚さ
をカバーすることができる。
【0033】図9は、例えば絶縁部品4と、4つのワッ
シャ21とを含む1つの単品の成形部品22として形成
されたキット20を示す。当然、図1の4つの絶縁部品
4bを組み合わせて同様のキットにしてもよい。キット
20は、例えば、フロントパネルや共通ハウジング部3
のハウジング部分等のコンポーネント2の組立に使うこ
とを意図していて、したがって、本発明の取付具1をコ
ンポーネント2の4隅に配置して組み立てることができ
る。
シャ21とを含む1つの単品の成形部品22として形成
されたキット20を示す。当然、図1の4つの絶縁部品
4bを組み合わせて同様のキットにしてもよい。キット
20は、例えば、フロントパネルや共通ハウジング部3
のハウジング部分等のコンポーネント2の組立に使うこ
とを意図していて、したがって、本発明の取付具1をコ
ンポーネント2の4隅に配置して組み立てることができ
る。
【0034】キット20はプラスチックの射出成形物で
あって、個別の絶縁部品4または4bや、場合によって
は、ワッシャ21を共通の成形枠23に保持して、1つ
にまとめた形で成形するのが好ましい。こうすれば、取
付具1の取扱や発送や在庫が容易になる。ユーザは、成
形枠23と絶縁部品4又は4bとの間のストリップ24
を切断し、絶縁部品4または4bを成形枠23から外
す。その後、目的の用途に利用できる。ねじ5のいかな
る長さにも適合させるために、キット20はワッシャ2
1を含み、このワッシャ21も、必要ならば、成形枠2
3から切りとるようにすればよい。もちろん、本発明
は、4つの個別部品からなるキット20に限定されるも
のではなく、それらを変更して種々のキットを製造する
ことができる。図9に示したキット20は多くの可能な
応用例の1つに過ぎない。
あって、個別の絶縁部品4または4bや、場合によって
は、ワッシャ21を共通の成形枠23に保持して、1つ
にまとめた形で成形するのが好ましい。こうすれば、取
付具1の取扱や発送や在庫が容易になる。ユーザは、成
形枠23と絶縁部品4又は4bとの間のストリップ24
を切断し、絶縁部品4または4bを成形枠23から外
す。その後、目的の用途に利用できる。ねじ5のいかな
る長さにも適合させるために、キット20はワッシャ2
1を含み、このワッシャ21も、必要ならば、成形枠2
3から切りとるようにすればよい。もちろん、本発明
は、4つの個別部品からなるキット20に限定されるも
のではなく、それらを変更して種々のキットを製造する
ことができる。図9に示したキット20は多くの可能な
応用例の1つに過ぎない。
【0035】図10と図11は、縁絶部品4aの変形例
を示す。この変形例では、ねじ5のシャフト部にあたる
部分に一体的に成形した絶縁を含み、シャフト部への被
膜などが大して必要でなくなっている。その上、参照番
号6aと7aの貫通孔は円形で、その縁部は参照番号2
5で示すように補強されている。補強部25の寸法は、
取り付けようとするコンポーネント2の対応の貫通孔
に、少なくとも部分的に係合するとともにこの貫通孔内
に進入するような値にする。普通のねじ5を使用して組
み立てることができ、絶縁部品4aの補強部25により
この普通のねじ5が絶縁されるのである。絶縁部品4a
のこの実施態様は、もちろん、上記のようにキット20
の形で製作して提供できる。
を示す。この変形例では、ねじ5のシャフト部にあたる
部分に一体的に成形した絶縁を含み、シャフト部への被
膜などが大して必要でなくなっている。その上、参照番
号6aと7aの貫通孔は円形で、その縁部は参照番号2
5で示すように補強されている。補強部25の寸法は、
取り付けようとするコンポーネント2の対応の貫通孔
に、少なくとも部分的に係合するとともにこの貫通孔内
に進入するような値にする。普通のねじ5を使用して組
み立てることができ、絶縁部品4aの補強部25により
この普通のねじ5が絶縁されるのである。絶縁部品4a
のこの実施態様は、もちろん、上記のようにキット20
の形で製作して提供できる。
【0036】本発明は取付具1に関するものであり、上
記の詳細な記載に限定されるものではなく、本発明の範
疇を逸脱することなく種々の変形や変更が可能である。
具体的には、絶縁部品4、4a又は4bの外形や寸法
は、上記実施態様とは異なるものとしてもよく、また、
貫通孔6、7、10と11及び6a、7a又は6b、1
2bも例示した実施態様とは異なる形状にしてもよい。
このことは、肉薄線状部8と9または肉薄部8bについ
ても同様であって、これらの部分は適宜な代替手段に置
き換え可能であり、また絶縁部品4、4a及び4bが同
じ装置に多数使用される場合は、全く使用しなくてもよ
い。
記の詳細な記載に限定されるものではなく、本発明の範
疇を逸脱することなく種々の変形や変更が可能である。
具体的には、絶縁部品4、4a又は4bの外形や寸法
は、上記実施態様とは異なるものとしてもよく、また、
貫通孔6、7、10と11及び6a、7a又は6b、1
2bも例示した実施態様とは異なる形状にしてもよい。
このことは、肉薄線状部8と9または肉薄部8bについ
ても同様であって、これらの部分は適宜な代替手段に置
き換え可能であり、また絶縁部品4、4a及び4bが同
じ装置に多数使用される場合は、全く使用しなくてもよ
い。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は共通ハ
ウジング中に取り付ける各部品をガルバーニ分離を簡単
にして廉価で、かつ安定した方法で確実に行い、しかも
後からも簡単に取り付けることができるという効果を奏
する。
ウジング中に取り付ける各部品をガルバーニ分離を簡単
にして廉価で、かつ安定した方法で確実に行い、しかも
後からも簡単に取り付けることができるという効果を奏
する。
【図1】個別の絶縁部品の第1の実施態様の正面図であ
る。
る。
【図2】図1の線1-1 での断面図である。
【図3】取付具の別の実施態様の分解斜視図である。
【図4】個別の絶縁部品のもう一つの実施態様の正面図
である。
である。
【図5】図4の絶縁部品の側面図である。
【図6】取付具のねじの詳細を示す側断面図である。
【図7】肉厚の異なるコンポーネントについて、本発明
の取付具を使用する例を説明する部分断面図である。
の取付具を使用する例を説明する部分断面図である。
【図8】肉厚の異なるコンポーネントについて、本発明
の取付具を使用する例を説明する部分断面図である。
の取付具を使用する例を説明する部分断面図である。
【図9】4つの取付具のキットの正面図である。
【図10】絶縁部品の他の実施態様の正面図である。
【図11】図10の線7-7 での断面図である。
取付具…1、コンポーネント…2、ハウジング部…3、
絶縁部品…4,4a,4b、ねじ…5、貫通孔…10,
11,12。
絶縁部品…4,4a,4b、ねじ…5、貫通孔…10,
11,12。
Claims (16)
- 【請求項1】 電気部品等の支持部材にコンポーネント
を取り付けるための取付具において、前記コンポーネン
トは取付ねじを受容する少なくとも1つの取付孔と、前
記取付ねじを受容する少なくとも1つのねじ付開口部を
有する支持部材とを有し、前記取付具は、ほぼ平坦で細
長く前記コンポーネントの周りに巻き付けるようになっ
ている絶縁部品と、前記取り付けねじを前記コンポーネ
ントから絶縁する手段とを含み、前記絶縁部品は、前記
コンポーネントの縁の周りに前記絶縁部品を巻き付かせ
たときにコンポーネント取付孔と整列する離隔した2つ
の孔を有して、この2つの孔が、取り付けねじを、この
絶縁部品中の1つの孔と、コンポーネント取り付け孔
と、絶縁部品中のもう1つの孔とを通過せしめるととも
に前記ねじ付開口部に係合するようにしたことを特徴と
する取付具。 - 【請求項2】 前記取付ねじを前記コンポーネントから
絶縁する前記手段が、前記取付ねじのシャフト部分に絶
縁被膜を含む請求項1記載の取付具。 - 【請求項3】 前記絶縁部品が、2つのほぼ平坦な表面
を有するとともに前記離隔した孔は前記2つの表面の間
に伸長して、前記離隔した孔の1つをとりまく前記表面
の1つから伸長する管状の突出部を更に含み、前記管状
の突出部はコンポーネント開口部内へ伸長して前記取付
ねじをコンポーネントから絶縁するような寸法にした請
求項1記載の取付具。 - 【請求項4】 別の管状の突出部が前記離隔した各前記
孔の周囲の1つの表面から伸長し、前記管状の突出部が
それぞれコンポーネントの開口部の途中まで伸長して前
記取付ねじを前記コンポーネントから絶縁するような寸
法にした請求項3記載の取付具。 - 【請求項5】 前記絶縁部品が前記表面の1つに形成し
た肉薄線状部を含み、前記肉薄線状部は折曲縁を形成す
る請求項4記載の取付具。 - 【請求項6】 前記絶縁部品が、前記1つの表面内に離
隔して平行に形成された少なくとも2つ肉薄線状部を含
み、前記肉薄線状部が平行で離隔した折曲縁を形成する
請求項4記載の取付具。 - 【請求項7】 前記絶縁部品内の前記離隔した孔の少な
くとも1つが細長いスロットである請求項1記載の取付
具。 - 【請求項8】 前記絶縁部品内の前記離隔した孔の各々
が細長いスロットである請求項7記載の取付具。 - 【請求項9】 前記絶縁部品内の前記離隔した孔が長さ
の異なる細長いスロットである請求項7記載の取付具。 - 【請求項10】 電気部品等の支持部材にコンポーネン
トを取り付けるためのキットにおいて、キットが、取付
ねじを受容する複数の取付孔と取付ねじを受容する複数
のねじ付開口部とを含み、キットが前記コンポーネント
の少なくとも1つの縁の周りに個別に巻き付くようにし
たほぼ平坦で細長い複数の絶縁部品を含み、前記絶縁部
品は、それぞれ、前記コンポーネントの周りに巻き付か
せた時、コンポーネントを取り付ける孔と整列するよう
に離隔した2つの孔を有して、この2つの孔を通して前
記絶縁部品中の1つの孔と、コンポーネントの取付孔
と、絶縁部品中のもう1つの孔とに取付ねじを通過させ
るとともに、ねじ付支持開口部にねじを係合させて、前
記絶縁部品が、切断可能なウエブにより連結している一
体に成形されたものであることを特徴とするキット。 - 【請求項11】 前記キットが一体接続された4つの絶
縁部品を含む請求項10記載の支持部材にコンポーネン
トを取り付けるためのキット。 - 【請求項12】 前記キットが、前記絶縁部品とともに
一体成形された4つのワッシャを更に含む請求項11記
載の支持部材にコンポーネントを取り付けるためのキッ
ト。 - 【請求項13】 前記キットが、前記絶縁部品とともに
一体成形された複数のワッシャを更に含む請求項10記
載の支持部材にコンポーネントを取り付けるためのキッ
ト。 - 【請求項14】 前記絶縁部品と前記ワッシャが、切断
可能なウエブにより成形枠に固着されている請求項13
記載の支持部材にコンポーネントを取り付けるためのキ
ット。 - 【請求項15】 前記キットがプラスチック材料で成形
される請求項14記載の支持部材にコンポーネントを取
り付けるためのキット。 - 【請求項16】 前記キットがゴム材で成形される請求
項14記載の支持部材にコンポーネントを取り付けるた
めのキット。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE9303091U DE9303091U1 (de) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | Befestigungsvorrichtung für elektrische und/oder elektronische Geräte |
DE9303091-6 | 1993-03-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06318792A true JPH06318792A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=6890127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3045894A Pending JPH06318792A (ja) | 1993-03-03 | 1994-02-28 | 電気部品等の取付具 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06318792A (ja) |
DE (1) | DE9303091U1 (ja) |
GB (1) | GB2276037B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103068148A (zh) * | 2011-10-18 | 2013-04-24 | 上海江森自控汽车电子有限公司 | 一种新型的塑料件定位顶紧装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19734128C5 (de) * | 1997-08-07 | 2004-09-23 | Conti Temic Microelectronic Gmbh | Kunststoffgehäuse mit einem Metalleinlegeteil in einem Montageflansch |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0432778Y2 (ja) * | 1984-10-23 | 1992-08-06 |
-
1993
- 1993-03-03 DE DE9303091U patent/DE9303091U1/de not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-02-15 GB GB9402892A patent/GB2276037B/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-02-28 JP JP3045894A patent/JPH06318792A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103068148A (zh) * | 2011-10-18 | 2013-04-24 | 上海江森自控汽车电子有限公司 | 一种新型的塑料件定位顶紧装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE9303091U1 (de) | 1993-06-09 |
GB2276037A (en) | 1994-09-14 |
GB9402892D0 (en) | 1994-04-06 |
GB2276037B (en) | 1996-04-24 |
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