JPH06318756A - レ−ザ装置 - Google Patents
レ−ザ装置Info
- Publication number
- JPH06318756A JPH06318756A JP10558493A JP10558493A JPH06318756A JP H06318756 A JPH06318756 A JP H06318756A JP 10558493 A JP10558493 A JP 10558493A JP 10558493 A JP10558493 A JP 10558493A JP H06318756 A JPH06318756 A JP H06318756A
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- JP
- Japan
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- pulse width
- laser
- laser light
- transmitted
- light
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明はレ−ザ光を所定のパルス幅に伸長
させることができるようにしたレ−ザ装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 レ−ザ光Lのパルス幅を伸長させるレ−ザ装
置において、所定のパルス幅のレ−ザ光を発振出力する
レ−ザ発振器1と、所定の反射率に設定された2枚の反
射板3、4を有し、これら反射板によって上記レ−ザ発
振器からのレ−ザ光の反射と透過を繰り返し、透過した
レ−ザ光を積算することでそのパルス幅を伸長させるパ
ルス幅伸長光学系2とを具備したことを特徴とする。
させることができるようにしたレ−ザ装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 レ−ザ光Lのパルス幅を伸長させるレ−ザ装
置において、所定のパルス幅のレ−ザ光を発振出力する
レ−ザ発振器1と、所定の反射率に設定された2枚の反
射板3、4を有し、これら反射板によって上記レ−ザ発
振器からのレ−ザ光の反射と透過を繰り返し、透過した
レ−ザ光を積算することでそのパルス幅を伸長させるパ
ルス幅伸長光学系2とを具備したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパルス発振されるレ−
ザ光のパルス幅を伸長させるためのレ−ザ装置に関す
る。
ザ光のパルス幅を伸長させるためのレ−ザ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】連続発振(CW)あるいはナノセカンド
(ns)以上のパルス幅を持つレ−ザ光を用いたレ−ザ
加工は、通常、熱加工であるとされている。レ−ザ加工
に用いられるレ−ザ光は、そのエネルギを被加工物に小
さなスポットで集中することができる。そのスポットに
投入されたエネルギが被加工物の周辺へ拡散する速度
(たとえば被加工物の熱伝導度)に対して、投入したエ
ネルギが大きい場合には、上記被加工物は溶けて穴あ
け、切断、溶接などが可能になる。
(ns)以上のパルス幅を持つレ−ザ光を用いたレ−ザ
加工は、通常、熱加工であるとされている。レ−ザ加工
に用いられるレ−ザ光は、そのエネルギを被加工物に小
さなスポットで集中することができる。そのスポットに
投入されたエネルギが被加工物の周辺へ拡散する速度
(たとえば被加工物の熱伝導度)に対して、投入したエ
ネルギが大きい場合には、上記被加工物は溶けて穴あ
け、切断、溶接などが可能になる。
【0003】このようなレ−ザ光による熱加工には、レ
−ザ光のつぎのような2つの特性が利用されている。第
1に、集光性が良いことであり、それによってレ−ザ光
のエネルギを小さなスポットに集中できる。第2に波長
選択性を有することで、それによって被加工物の吸収波
長とレ−ザ光の発振波長とを一致させることができる。
−ザ光のつぎのような2つの特性が利用されている。第
1に、集光性が良いことであり、それによってレ−ザ光
のエネルギを小さなスポットに集中できる。第2に波長
選択性を有することで、それによって被加工物の吸収波
長とレ−ザ光の発振波長とを一致させることができる。
【0004】ところで、連続発振(CW)あるいはナノ
セカンド(ns)以上のパルス幅を持つレ−ザ光を用い
てレ−ザ加工を行うと、大量のエネルギが消費され、熱
効率が極めて低くなるということがあり、また熱加工さ
れる部分の周辺部に熱歪みなどの熱影響が現われ易いと
いうことがある。
セカンド(ns)以上のパルス幅を持つレ−ザ光を用い
てレ−ザ加工を行うと、大量のエネルギが消費され、熱
効率が極めて低くなるということがあり、また熱加工さ
れる部分の周辺部に熱歪みなどの熱影響が現われ易いと
いうことがある。
【0005】そのような欠点を除去するために、短パル
スレ−ザ光を用いてレ−ザ加工を行うことが研究されて
いる。短パルスレ−ザ光を用いた場合、つぎのような利
点を上げることができる。第1に、レ−ザ光のパルス幅
が被加工物の熱伝導度よりも短く、レ−ザ光のエネルギ
が小さい場合、熱的に被加工物の周辺部を溶かすような
ことがない。このことは被加工物の周辺部に限らず、加
工箇所についても言える。第2に、レ−ザ光の発振波長
が特定の化学結合(分子・原子)の吸収波長に一致して
いる場合には、レ−ザ光で特定の結合のみを切断するこ
とが可能になる。
スレ−ザ光を用いてレ−ザ加工を行うことが研究されて
いる。短パルスレ−ザ光を用いた場合、つぎのような利
点を上げることができる。第1に、レ−ザ光のパルス幅
が被加工物の熱伝導度よりも短く、レ−ザ光のエネルギ
が小さい場合、熱的に被加工物の周辺部を溶かすような
ことがない。このことは被加工物の周辺部に限らず、加
工箇所についても言える。第2に、レ−ザ光の発振波長
が特定の化学結合(分子・原子)の吸収波長に一致して
いる場合には、レ−ザ光で特定の結合のみを切断するこ
とが可能になる。
【0006】以上のことから、レ−ザ加工はつぎの2つ
のケ−スに分けることができる。1つは、連続発振ある
いはナノセカンドオ−ダの、パルス幅が熱伝導時間より
も十分長いレ−ザ光を用いた場合であり、1つはパルス
幅が熱伝導時間よりも十分短い、短パルスレ−ザ光を用
いた場合である。
のケ−スに分けることができる。1つは、連続発振ある
いはナノセカンドオ−ダの、パルス幅が熱伝導時間より
も十分長いレ−ザ光を用いた場合であり、1つはパルス
幅が熱伝導時間よりも十分短い、短パルスレ−ザ光を用
いた場合である。
【0007】これら2つのケ−ス以外にも、加工の様相
が変わる領域がある。それは、上記2つの領域の中間の
領域で、パルス幅と熱伝導時間がほぼ同じ領域であり、
その領域では上記2つの領域の中間の効果あるいは相乗
効果を期待することができる。
が変わる領域がある。それは、上記2つの領域の中間の
領域で、パルス幅と熱伝導時間がほぼ同じ領域であり、
その領域では上記2つの領域の中間の効果あるいは相乗
効果を期待することができる。
【0008】そのような中間の領域でレ−ザ加工を行う
場合、パラメ−タとして変化させたいのは、レ−ザ光の
パルス幅である。しかしながら、レ−ザ光のパルス幅を
自由に変化させることは非常に難しい。
場合、パラメ−タとして変化させたいのは、レ−ザ光の
パルス幅である。しかしながら、レ−ザ光のパルス幅を
自由に変化させることは非常に難しい。
【0009】たとえば、YAGレ−ザの場合、Qスイッ
チで100ns程度のパルス幅が得られ、モ−ドロック
で100ps程度のパルス幅が得られる。しかしなが
ら、その中間のパルス幅のレ−ザ光を直接、作るのは現
状では難しい。また、色素レ−ザも同様で、10ps
(ピコセカンド)と100fs(フェムトセカンド)の
中間のパルス幅を作ることは難しい。
チで100ns程度のパルス幅が得られ、モ−ドロック
で100ps程度のパルス幅が得られる。しかしなが
ら、その中間のパルス幅のレ−ザ光を直接、作るのは現
状では難しい。また、色素レ−ザも同様で、10ps
(ピコセカンド)と100fs(フェムトセカンド)の
中間のパルス幅を作ることは難しい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来はレ
−ザ光のパルス幅を容易に変化させることができないと
いうことがあった。この発明は上記事情に基づきなされ
たもので、その目的とするところは、レ−ザ光のパルス
幅を比較的容易に変えることができるようにしたレ−ザ
装置を提供することにある。
−ザ光のパルス幅を容易に変化させることができないと
いうことがあった。この発明は上記事情に基づきなされ
たもので、その目的とするところは、レ−ザ光のパルス
幅を比較的容易に変えることができるようにしたレ−ザ
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、レ−ザ光のパルス幅を伸長させるレ−ザ
装置において、所定のパルス幅のレ−ザ光を発振出力す
るレ−ザ発振器と、所定の反射率に設定された2枚の反
射板を有し、これら反射板によって上記レ−ザ発振器か
らのレ−ザ光の反射と透過を繰り返し、透過したレ−ザ
光を積算することでそのパルス幅を伸長させる光学手段
とを具備したことを特徴とする。
にこの発明は、レ−ザ光のパルス幅を伸長させるレ−ザ
装置において、所定のパルス幅のレ−ザ光を発振出力す
るレ−ザ発振器と、所定の反射率に設定された2枚の反
射板を有し、これら反射板によって上記レ−ザ発振器か
らのレ−ザ光の反射と透過を繰り返し、透過したレ−ザ
光を積算することでそのパルス幅を伸長させる光学手段
とを具備したことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成によれば、レ−ザ光は2枚の反射板で
反射と透過を繰り返すから、上記反射板を透過したレ−
ザ光が積算されれば、そのレ−ザ光のパルス幅は伸長さ
れることになる。
反射と透過を繰り返すから、上記反射板を透過したレ−
ザ光が積算されれば、そのレ−ザ光のパルス幅は伸長さ
れることになる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1に示すレ−ザ装置はレ−ザ発振器1を備え
ている。このレ−ザ発振器1はたとえばモ−ドロック式
のYAGレ−ザで、パルス幅が100psの短パルスレ
−ザ光Lを発振出力できるようになっている。図2
(a)は上記レ−ザ発振器1日ら発振出力された強度S
0 で、パルス幅T0 のレ−ザ光Lを示す。
明する。図1に示すレ−ザ装置はレ−ザ発振器1を備え
ている。このレ−ザ発振器1はたとえばモ−ドロック式
のYAGレ−ザで、パルス幅が100psの短パルスレ
−ザ光Lを発振出力できるようになっている。図2
(a)は上記レ−ザ発振器1日ら発振出力された強度S
0 で、パルス幅T0 のレ−ザ光Lを示す。
【0014】上記レ−ザ発振器1から発振出力されたレ
−ザ光Lは、そのパルス幅を伸長させるための、パルス
幅伸長光学系2に入射する。このパルス幅伸長光学系2
は第1の反射板3と第2の反射板4とからなる。これら
反射板3、4は一方の面が所定の反射率の反射面3a、
4aに形成され、他方の面が透過面3b、4bに形成さ
れている。2枚の反射板3、4は、これらの反射面3
a、4aを対向させるとともに、所定の間隔で離間して
平行に配置されている。
−ザ光Lは、そのパルス幅を伸長させるための、パルス
幅伸長光学系2に入射する。このパルス幅伸長光学系2
は第1の反射板3と第2の反射板4とからなる。これら
反射板3、4は一方の面が所定の反射率の反射面3a、
4aに形成され、他方の面が透過面3b、4bに形成さ
れている。2枚の反射板3、4は、これらの反射面3
a、4aを対向させるとともに、所定の間隔で離間して
平行に配置されている。
【0015】上記レ−ザ光Lは、上記パルス幅伸長光学
系2の第1の反射板3の反射面3a側から入射する。第
1の反射板3に入射したレ−ザ光Lは、一対の反射板間
のギャップを通過して第2の反射板4に入射する。レ−
ザ光Lは一部が第2の反射板4を透過し、残りが第2の
反射板4の反射面4aで反射して第1の反射板3に入射
する。
系2の第1の反射板3の反射面3a側から入射する。第
1の反射板3に入射したレ−ザ光Lは、一対の反射板間
のギャップを通過して第2の反射板4に入射する。レ−
ザ光Lは一部が第2の反射板4を透過し、残りが第2の
反射板4の反射面4aで反射して第1の反射板3に入射
する。
【0016】第1の反射板3に入射したレ−ザ光Lは、
その一部が透過し、残りがその反射面3aで反射して再
度、第2の反射板4に入射するから、その一部は透過
し、残りは反射する。このように、レ−ザ光Lは、第1
の反射板3と第2の反射板4とで反射と透過を繰返す。
この状態を図1(b)に示す。
その一部が透過し、残りがその反射面3aで反射して再
度、第2の反射板4に入射するから、その一部は透過
し、残りは反射する。このように、レ−ザ光Lは、第1
の反射板3と第2の反射板4とで反射と透過を繰返す。
この状態を図1(b)に示す。
【0017】上記第2の反射板4を最初に透過したレ−
ザ光を第1の透過光L1 とし、以後、一対の反射板間で
反射を繰り返すごとに上記第2の反射板4を透過するレ
−ザ光を第2の透過光L2 、第3の透過光L3 、…とす
る。各透過光は図2(b)に示すように時間的にずれ、
また反射を繰返して第2の反射板4から透過するごとに
強度I0 からI1 、I2 、I3 …へと低下する。
ザ光を第1の透過光L1 とし、以後、一対の反射板間で
反射を繰り返すごとに上記第2の反射板4を透過するレ
−ザ光を第2の透過光L2 、第3の透過光L3 、…とす
る。各透過光は図2(b)に示すように時間的にずれ、
また反射を繰返して第2の反射板4から透過するごとに
強度I0 からI1 、I2 、I3 …へと低下する。
【0018】上記第2の反射板4を透過した各透過光L
1 、L2 、…は集光レンズ5で集束されて所定の部位、
たとえば被加工物6を照射する。つまり、第2の反射板
4を透過した各透過光L1 、L2 、…は集光レンズ5に
よって積算されて被加工物6を照射することになる。
1 、L2 、…は集光レンズ5で集束されて所定の部位、
たとえば被加工物6を照射する。つまり、第2の反射板
4を透過した各透過光L1 、L2 、…は集光レンズ5に
よって積算されて被加工物6を照射することになる。
【0019】上記第2の反射板4を透過した各透過光L
1 、L2 、…は、時間的にずれがあるので、被加工物6
をそれぞれがパルス幅T0 で順次照射することになる。
したがって、各透過光のパルス幅をT0 とすれば、各透
過光L1 、L2 、…が時間的にずれて被加工物6を照射
することで、レ−ザ光Lの実質上のパルス幅は(T0×
n)に拡大されることになる。なお、nは同一箇所を照
射する透過光の数である。
1 、L2 、…は、時間的にずれがあるので、被加工物6
をそれぞれがパルス幅T0 で順次照射することになる。
したがって、各透過光のパルス幅をT0 とすれば、各透
過光L1 、L2 、…が時間的にずれて被加工物6を照射
することで、レ−ザ光Lの実質上のパルス幅は(T0×
n)に拡大されることになる。なお、nは同一箇所を照
射する透過光の数である。
【0020】しかしながら、透過光は強度が次第に低下
するから、所定の強度以上の透過光だけがレ−ザ光Lの
パルス幅を有効に伸長させることになる。以下、どのよ
うにレ−ザ光のパルス幅が伸長するのかを考察する。ま
ず、レ−ザ光Lのパルス幅がT0 で、時間的に矩形であ
ると仮定する。また、一対の反射板3、4の光学長さ
(間隔)Gを下記のように選択する。
するから、所定の強度以上の透過光だけがレ−ザ光Lの
パルス幅を有効に伸長させることになる。以下、どのよ
うにレ−ザ光のパルス幅が伸長するのかを考察する。ま
ず、レ−ザ光Lのパルス幅がT0 で、時間的に矩形であ
ると仮定する。また、一対の反射板3、4の光学長さ
(間隔)Gを下記のように選択する。
【0021】 G=c・T0 /2 …(1)式 ただし、cは光の速度である。上記(1)式の場合、1
回目に通過した透過光L1 と2回目に透過した透過光L
2 とは図2(b)に示すように時間的に重ならない。
回目に通過した透過光L1 と2回目に透過した透過光L
2 とは図2(b)に示すように時間的に重ならない。
【0022】また、最初にパルス幅伸長光学系2に入射
するレ−ザ光Lの強度をI0 とすると、N回の反射を繰
返して出射するレ−ザ光Lの強度IN は、 IN =(1−R)2 ・R2(N-1)・I0 …(2)式 で示される。ただし、Rは一対の反射板3、4の反射率
である。
するレ−ザ光Lの強度をI0 とすると、N回の反射を繰
返して出射するレ−ザ光Lの強度IN は、 IN =(1−R)2 ・R2(N-1)・I0 …(2)式 で示される。ただし、Rは一対の反射板3、4の反射率
である。
【0023】たとえば、1psのレ−ザ光Lを3倍のパ
ルス幅に広げることを考える。このときの一対の反射板
3、4の間隔Gは上記(1)式を解くと15cmにな
る。また、レ−ザ光Lのパルス幅を、その強度が最初の
レ−ザ光Lの強度I1 に対して2分の1以上を維持して
3倍に広げるためには、I3 とI1 の比率が2:1であ
ればよいことになる。この条件は下記のように表せる。
ルス幅に広げることを考える。このときの一対の反射板
3、4の間隔Gは上記(1)式を解くと15cmにな
る。また、レ−ザ光Lのパルス幅を、その強度が最初の
レ−ザ光Lの強度I1 に対して2分の1以上を維持して
3倍に広げるためには、I3 とI1 の比率が2:1であ
ればよいことになる。この条件は下記のように表せる。
【0024】 I3 :I1 =2:1 …(3)式 これを、上記(2)式を使って解くと、R=0.84と
なる。つまり、反射板3、4に反射率が84%の反射コ
−トを付ければよいことになる。
なる。つまり、反射板3、4に反射率が84%の反射コ
−トを付ければよいことになる。
【0025】このように、何倍のパルス幅に広げるかと
いうことと、パルス幅が拡げられたレ−ザ光の強度を最
初のレ−ザ光Lの強度に対してどの程度にするのかとい
う条件に応じて上記第1の反射板3と第2の反射板4と
の反射率を設定することで、レ−ザ光Lのパルス幅をそ
の条件に応じて伸長させることができる。
いうことと、パルス幅が拡げられたレ−ザ光の強度を最
初のレ−ザ光Lの強度に対してどの程度にするのかとい
う条件に応じて上記第1の反射板3と第2の反射板4と
の反射率を設定することで、レ−ザ光Lのパルス幅をそ
の条件に応じて伸長させることができる。
【0026】上記一実施例では第1の反射板と第2の反
射板との反射率が一様に設定されている場合について説
明した。その場合、異なる条件でレ−ザ光のパルス幅を
伸長させるには、第1、第2の反射板を反射率の異なる
ものに交換しなければならない。
射板との反射率が一様に設定されている場合について説
明した。その場合、異なる条件でレ−ザ光のパルス幅を
伸長させるには、第1、第2の反射板を反射率の異なる
ものに交換しなければならない。
【0027】そこで、第1、第2の反射板の反射率を部
分的に変化させておけば、上記反射板のどの部分を利用
するかによって異なる条件でレ−ザ光のパルス幅を伸長
させることができる。
分的に変化させておけば、上記反射板のどの部分を利用
するかによって異なる条件でレ−ザ光のパルス幅を伸長
させることができる。
【0028】また、レ−ザ発振器としては、YAGレ−
ザに限られず、ガスレ−ザや色素レ−ザなどであっても
よく、さらにパルス幅が制御されたレ−ザ光の用途はレ
−ザ加工に限られず、測定用など、他の用途にも利用す
ることができる。
ザに限られず、ガスレ−ザや色素レ−ザなどであっても
よく、さらにパルス幅が制御されたレ−ザ光の用途はレ
−ザ加工に限られず、測定用など、他の用途にも利用す
ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、所定の反
射率に設定された2枚の反射板によってレ−ザ発振器か
らのレ−ザ光の反射と透過を繰り返し、透過したレ−ザ
光を積算することでそのパルス幅を伸長させるようにし
た。そのため、レ−ザ光を、上記2枚の反射板の反射率
に応じて所定のパルス幅に伸長させることができる。
射率に設定された2枚の反射板によってレ−ザ発振器か
らのレ−ザ光の反射と透過を繰り返し、透過したレ−ザ
光を積算することでそのパルス幅を伸長させるようにし
た。そのため、レ−ザ光を、上記2枚の反射板の反射率
に応じて所定のパルス幅に伸長させることができる。
【図1】(a)はこの発明の一実施例の全体構成図、
(b)はレ−ザ光が一対の反射板に対して反射と透過を
繰返す状態の説明図。
(b)はレ−ザ光が一対の反射板に対して反射と透過を
繰返す状態の説明図。
【図2】同じく(a)はパルス幅伸長光学系に入射する
レ−ザ光の説明図、(b)はパルス幅伸長光学系出反射
を繰返して順次透過するレ−ザ光の説明図。
レ−ザ光の説明図、(b)はパルス幅伸長光学系出反射
を繰返して順次透過するレ−ザ光の説明図。
【符号の説明】 1…レ−ザ発振器、2…パルス幅伸長光学系(光学手
段)、3,4…反射板、5…集光レンズ、L…レ−ザ
光。
段)、3,4…反射板、5…集光レンズ、L…レ−ザ
光。
Claims (1)
- 【請求項1】 レ−ザ光のパルス幅を伸長させるレ−ザ
装置において、所定のパルス幅のレ−ザ光を発振出力す
るレ−ザ発振器と、所定の反射率に設定された2枚の反
射板を有し、これら反射板によって上記レ−ザ発振器か
らのレ−ザ光の反射と透過を繰り返し、透過したレ−ザ
光を積算することでそのパルス幅を伸長させる光学手段
とを具備したことを特徴とするレ−ザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10558493A JPH06318756A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | レ−ザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10558493A JPH06318756A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | レ−ザ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06318756A true JPH06318756A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=14411556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10558493A Pending JPH06318756A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | レ−ザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06318756A (ja) |
Cited By (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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