JPH06318120A - 電気レバー装置 - Google Patents

電気レバー装置

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Publication number
JPH06318120A
JPH06318120A JP10683893A JP10683893A JPH06318120A JP H06318120 A JPH06318120 A JP H06318120A JP 10683893 A JP10683893 A JP 10683893A JP 10683893 A JP10683893 A JP 10683893A JP H06318120 A JPH06318120 A JP H06318120A
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JP
Japan
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lever
neutral
metering
output device
signal
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Application number
JP10683893A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Sunamura
和弘 砂村
Hidefumi Takegahara
秀文 竹ケ原
Toichi Hirata
東一 平田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力装置の製作を容易にするとともに、この
出力装置を作動させる作動軸の受ける反力をほぼ一定に
保つことができる電気レバー装置の提供。 【構成】 センサ37a、37b等内にポテンショメー
タのみを設け、センサ37a、37b等の変位信号を入
力するコントローラ51内に、操作レバー20が逆レバ
ー状態にあってメータリング出力値を有するように設定
する設定手段と、操作レバー20の中立点0方向への戻
し操作に伴って出力されるメータリング出力値Vが、中
立点0付近の所定のメータリング設定値VCであるかど
うか判断するレバー中立判断手段とを含むCPU102
を設けるとともに、このCPU102のレバー中立判断
手段でメータリング設定値VCに至ったと判断されたと
き、操作レバーが20中立状態であるとみなすレバー中
立信号を出力して当該電源54を遮断する中立信号出力
装置104を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の作業
機械に備えられ、レバーの回動量に応じた電気信号を出
力する出力装置を有する電気レバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気レバー装置として、従来、
特開昭63−307705号公報に記載のものがある。
以下、この従来技術について説明する。図9は上述した
従来技術である電気レバー装置の断面部分を含む説明
図、図10は図9に示す電気レバー装置に備えられるプ
ッシャの配置を示す平面図、図11は図9に示す電気レ
バー装置に備えられるリニアストローク型センサの電気
回路を示す図、図12は図11に示すリニアストローク
型センサの内部構成を示す正面図、図13は図11に示
すリニアストローク型センサの内部構成を示す側面図、
図14は図9に示す電気レバー装置の配置形態を示す説
明図である。
【0003】この従来技術は図9に示すように、所定の
鉛直面内の対向する2方向、および上記鉛直面に対して
直交する鉛直面内の対向する2方向、すなわち4方向に
回動可能な操作レバー20を、棒体21と、この棒体2
1の下端に一体に固定され、下面がゆるやかな曲面に形
成された押え板22とによって構成してあり、この操作
レバー20は360°方向の回動を許容させるユニバー
サルジョイント23を介して支柱24によって支持され
ている。支柱24の下端にはねじが形成され、この支柱
24は、シール材25を介して本体を形成するケーシン
グ26に形成したねじ穴に螺合されている。ケーシング
26は、上ぶた27と、この上ぶた27が一体的に嵌合
される箱体28とから成っており、箱体28の下方部分
にはくぼみ29と、このくぼみ29に連通される通気穴
30と、この通気穴30に配置したフィルタ31とを設
けてある。
【0004】また、操作レバー20の押え板22の下面
に当接するように、しかも図10に示すように、操作レ
バー20の棒体21を囲むように直線的に移動可能なプ
ッシャ32を4つ配置してある。このプッシャ32は、
シール材33を介してケーシング26の上ぶた27を貫
通するように設けてあり、その下端には大径部34と、
この大径部34の下方に突出する突出部35とを有して
いる。上記したプッシャ32の大径部34は上ぶた27
に当接可能になっており、すなわち、上ぶた27がプッ
シャ32の操作レバー20方向の移動を規制する規制部
材を構成している。また、ケーシング26内には、プツ
シャ32を操作レバー20方向に付勢するばね36が設
けられており、このばね36の一端はプッシャ32の大
径部34に係合し、他端はケーシング26の箱体28の
底部に係合している。
【0005】また、プッシャ32の移動に対応してそれ
ぞれ電気信号すなわち変位信号を出力する出力装置、す
なわちリニアストローク型センサ37を配置してある。
このセンサ37の作動軸38がケーシング26内に位置
するように配置してあり、しかもプッシャ32の突出部
35との間に、操作レバー20の不感帯を形成するクリ
アランス39を有するように配置してあり、また、この
作動軸38を案内するガイド部40の周囲にねじ部41
を形成してある。センサ37は、シール材25aを介し
て、ガイド部40のねじ部41がケーシング26の箱体
28に形成したねじ穴に螺合するようにして当該ケーシ
ング26に装着される。上記したガイド部40のねじ部
41は、クリアランス39の寸法を可変にする手段を構
成している。
【0006】また、上記したセンサ37は、図11に示
すように、操作レバー20の中立位置を検出するスイッ
チ42と、可変抵抗部43とを有する電気回路を備えて
いる。このセンサ37の内部構成は、図12,図13に
示すように、上述の作動軸38と一体に設けられ、同図
12の上下方向に移動可能な摺動子44,45と、摺動
子44が常時接触する導体46、摺動子44が選択的に
接触可能で、摺動子45が常時接触する導体47と、こ
の導体47に連設される抵抗体48と、摺動子45が常
時接触する導体49とを有するものになっている。な
お、導体46,47と摺動子44とによって上述した図
11に示すスイッチ42が構成され、導体47、抵抗体
48、導体49と摺動子45とによって同図12に示す
可変抵抗部43が構成されている。
【0007】図9に模式的に示すように、各センサ37
はリード線50を介して、各種の信号処理をおこなう制
御装置、すなわちコントローラ51に接続されている。
このコントローラ51は、図14に示すように、作業機
を構成する可動部材である作業機部材を駆動する図示し
ないアクチュエータを制御する駆動体、すなわち電磁弁
52を駆動する信号を出力するドライバ回路53に接続
されている。この図14に示すように、センサ37に内
蔵されるスイッチ42はドライバ回路53の電源54に
接続されている。
【0008】なお、作業機が例えば建設機械を構成する
油圧ショベルであるとすると、上述の作業機部材は、ブ
ーム、アーム、バケット、旋回体等であり、上述のアク
チュエータは、ブームを回動させるブームシリンダ、ア
ームを回動させるアームシリンダ、バケットを回動させ
るバケットシリンダ、旋回体を旋回させる旋回モータ等
であり、また、上述の電磁弁52はブームシリンダを制
御するブーム用電磁弁、アームシリンダを制御するアー
ム用電磁弁、バケットシリンダを制御するバケット用電
磁弁、旋回モータを制御する旋回用電磁弁である。
【0009】このように構成した従来技術にあっては、
特定の作業機部材の駆動を意図して、図9に示す操作レ
バー20を中立位置から例えば矢印55方向に回動させ
ると、この操作レバー20の押え板22を介して図示左
側に位置するプッシャ32がばね36の力に抗して下方
に移動する。そして、このプッシャ32の突出部35が
センサ37の作動軸38に当接し、さらに移動すると、
作動軸38の移動と一体的に図12に示す摺動子44,
45が同図の矢印56方向に移動する。摺動子44が導
体46,47の双方に接触すると、図14に示すスイッ
チ42がオンとなって同図14の電源54がオンとな
り、また、摺動子45が抵抗体48と導体49に接続す
ることにより、操作レバー20の回動量に応じた変位信
号がコントローラ51に出力され、さらに当該変位信号
に相応した信号がこのコントローラ51からドライバ回
路53に出力され、ドライバ回路53から電磁弁52の
駆動部に駆動信号が出力され、これによって図示しない
アクチュエータが駆動して該当する作業機部材が操作レ
バー20の回動量に応じただけ駆動する。なお、操作レ
バー20を図9の矢印55と対向する反対方向に回動さ
せたときは、図示右側に位置するプツシャ32が下方に
移動し、上述と同様にして該当する作業機部材が上述と
反対の方向に駆動する。
【0010】そして、操作レバー20を元の中立位置に
復帰させるときは、図9に示すばね36の復帰力を介し
てプッシャ32がその大径部34がケーシング26の上
ぶた27に規制される位置まで上方に移動し、これによ
って図12に示す摺動子44,45が同図12に示すよ
うな位置関係となり、すなわち、まず摺動子44が導体
47から離れてスイッチ42がオフとなる状態となる。
このように、摺動子45が抵抗体48から離れることに
よりセンサ37からコントローラ51に該当する作業機
部材を中立位置にする信号が出力され、ドライバ回路5
3からの出力信号に応じて電磁弁52が中立位置に復帰
し、次いで上述のスイッチ42がオフとなることにより
電源54がオフとなり、ドライバ回路53の駆動が停止
する。
【0011】また、操作レバー20を図9の矢印55と
直交する方向、すなわち図10の左右方向と直交する上
下方向に回動させた場合には、上述と同様に対応するプ
ッシャ32が移動し、該当するセンサ37から変位信号
が出力され、前述した作業機部材と異なる別の作業機部
材を駆動することができる。例えば、前述した油圧ショ
ベルの場合では、操作レバー20を図10の左右方向の
回動によりブームを駆動させ、上下方向の回動によりバ
ケットを駆動させることができる。
【0012】図15は上述した操作レバー20の操作量
と該当するセンサ37から出力される変位信号(メータ
リング出力)との関係、該当するセンサ37と対向する
位置に配置される別のセンサ37から出力される変位信
号(メータリング出力)との関係、および該当するセン
サ37内に設けられるスイッチ42、該当するセンサ3
7と対向する位置に配置される別のセンサ37内に設け
られるスイッチ42それぞれのオン、オフ動作の関係を
示す特性図である。
【0013】この図15において、0は中立点を示し、
θ1は例えば操作レバー20を中立点0から図9の矢印
55と反対側に操作したときの第1の操作領域内の操作
量を示し、V1は操作量θ1に対応する変位信号の値、す
なわちメータリング出力値を示し、S1は図9に示され
ている2つのセンサ37のうちの右側に位置するセンサ
37に含まれるスイッチ42を示している。同様に、θ
2は操作レバー20を中立点0から図9の矢印55側に
操作したときの第2の操作領域の操作量を示し、V2
操作量θ2に対応する変位信号の値、すなわちメータリ
ング出力値を示し、S2は図9に示されている2つのセ
ンサ37のうちの左側に位置するセンサ37に含まれる
スイッチ42を示している。
【0014】このように、操作レバー20を第1の操作
領域内(図9の矢印55と反対方向の側)に回動させる
ように操作すると、不感帯を越えた位置で図9の右側に
位置するセンサ37のスイッチ42であるスイッチS1
がオンとなり、対向する側のセンサ37のスイッチ42
であるスイッチS2はオフに保たれ、次いで操作量θ1
増加に伴ってメータリング出力値V1が増加する。この
増加に応じて前述した電磁弁52の切換え量が増加する
ように制御される。操作レバー20を第2の操作領域内
(図9の矢印55方向の側)に回動させた場合も上記と
同様であり、それぞれの操作領域の違いによって互いに
独立した変位信号(メータリング出力)が電磁弁52の
駆動部に与えられるようになっている。
【0015】このように構成した従来技術は、操作レバ
ー20の回動に伴うプッシャ32の移動、およびこのプ
ッシャ32の移動に伴うセンサ37の作動軸38の移動
により、何らギヤ機構等を介在させることなく操作レバ
ー20の操作量に応じた電気信号をセンサ37から出力
させることができ、比較的構造が簡単な利点がある。ま
た、センサ37は操作レバー20の中立位置を検出する
スイッチ42を備えているので、仮にコントローラ51
を含む信号系統に故障やノイズの混入を生じたとして
も、操作レバー20が中立位置になると上述のように電
源54がオフとなり、ドライバ回路53の駆動が停止
し、これによって電磁弁52は中立位置に復帰し、該当
する作業機部材が自動的に操作レバー20の中立状態に
対応した形態となり、優れた安全性を有する利点もあ
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、出力装置すなわちセンサ37内に変位
信号を出力するポテンショメータを形成する可変抵抗部
43と、中立点を検出するスイッチ42とを、中立点の
位置、不感帯の幅を考慮してタイミング良く作動させる
ように互いに関連させて厳密な位置決め精度で配置しな
ければならないことから、製作が難しく、また、基本的
に可変抵抗部43部分およびスイッチ42部分の個々の
部品精度も高い精度が必要であり、このため製作費が高
くなる問題が有る。
【0017】また、図9に示す作動軸38は、図12に
示す2つの摺動子44,45の反力を受けながら図9の
ガイド部40内を摺動するが、摺動子44,45の摺動
抵抗の相違に伴う反力のアンバランスを生じた場合に
は、作動軸38とガイド部40との間で引っ掛りを生
じ、これによりプッシャ32の摺動抵抗が局部的に増加
し、操作レバー20の操作性が劣化する問題もある。
【0018】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、出力装置の製作
を容易にするとともに、この出力装置を作動させる作動
軸の受ける反力をほぼ一定に保つことができる電気レバ
ー装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、中立点を挾むように互いに対向する第1
の操作領域、第2の操作領域内を回動操作可能な操作レ
バーと、この操作レバーが上記第1の操作領域内で操作
されたときの回動量に応じた変位信号、及び該操作レバ
ーが上記第2の操作領域内で操作されたときの回動量に
応じた変位信号をそれぞれ出力可能な出力装置とを備え
た電気レバー装置において、上記操作レバーが上記第1
の操作領域から上記中立点を越えて上記第2の操作領域
に入る逆レバー状態、及び上記操作レバーが上記第2の
操作領域から上記中立点を越えて上記第1の操作領域に
入る逆レバー状態の少なくとも一方の逆レバー状態にあ
ってメータリング出力値を有するように設定する設定手
段と、上記操作レバーの中立点方向への戻し操作に伴っ
て出力されるメータリング出力値が、上記中立点付近の
所定のメータリング設定値であるかどうか判断するレバ
ー中立判断手段と、このレバー中立判断手段で上記所定
のメータリング設定値であると判断されたとき、上記操
作レバーが中立状態にあるとみなすレバー中立信号を出
力する中立信号出力装置を設けた構成にしてある。
【0020】
【作用】本発明は上記した構成にしてあることから、設
定手段により中立点においてもメータリング出力値を有
し、したがって、レバー中立判断手段における判断基準
となる中立点付近の所定のメータリング設定値、すなわ
ち中立点であるとみなし得る設定値を決めることが可能
となるとともに、レバー中立判断手段と中立信号出力装
置とによって操作レバーの中立点を検出するスイッチと
同等の機能を確保することができる。しかもこれらのレ
バー中立判断手段、中立信号出力装置は、変位信号を出
力するための出力装置のポテンショメータの配置とは何
ら関連させることなく配置することができる。したがっ
て、この配置に関連する厳密な位置決め精度や部品精度
を考慮しなくてよく、製作が容易になる。また、出力装
置を作動させる作動軸の反力をポテンショメータの摺動
抵抗に伴う反力だけにすることができ、ほぼ一定の反力
に保つことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の電気レバー装置の実施例を図
に基づいて説明する。図1は本発明の電気レバー装置の
第1の実施例の断面部分を含む説明図、図2は図1に示
す第1の実施例に備えられるリニアストローク型センサ
の電気回路を示す図、図3は図2に示すリニアストロー
ク型センサの内部構成を示す正面図、図4は図2に示す
リニアストローク型センサの内部構成を示す側面図、図
5は図1に示す第1の実施例の配置形態を示す説明図で
ある。
【0022】第1の実施例の全体構成を示す図1は前述
した従来技術を示す図9に対応させて描いてあり、同図
1中、前述の図9と同等のものは同一の符号で示してあ
る。すなわち、この第1の実施例にあっても、所定の鉛
直面内の対向する2方向、および上記鉛直面に対して直
交する鉛直面内の対向する2方向、すなわち4方向に回
動可能な操作レバー20を、棒体21と、押え板22と
によって構成してあり、この操作レバー20をユニバー
サルジョイント23を介して支柱24に支持させてあ
る。支柱24は、シール材25を介してケーシング26
に形成したねじ穴に螺合させてある。ケーシング26
は、上ぶた27と、箱体28とから成っており、箱体2
8の下方部分にはくぼみ29と、通気穴30と、フィル
タ31とを設けてある。また、操作レバー20の押え板
22の下面に当接するように、プッシャ32を4つ配置
してある。このプッシャ32は、シール材33を介して
ケーシング26の上ぶた27を貫通するように設けてあ
り、その下端には大径部34を有している。大径部34
は上ぶた27に当接可能になっている。ケーシング26
内には、プツシャ32を付勢するばね36を設けてあ
り、ばね36の一端はプッシャ32の大径部34に係合
し、他端はケーシング26の箱体28の底部に係合して
いる。
【0023】また、プッシャ32の移動に対応してそれ
ぞれ変位信号を出力する出力装置、すなわちリニアスト
ローク型センサをプッシャ32の数に対応して4つ配置
してある。図1では2つのセンサ37a,37bだけが
見える状態に描いてある。これらのセンサ37a,37
b等のそれぞれの作動軸38がケーシング26内に位置
するように配置してある。この作動軸38部分には前述
した図9に示すようなクリアランスは設けてない。ま
た、作動軸38を案内するガイド部40の周囲にねじ部
41を形成してあり、センサ37a,37b等は、シー
ル材25aを介して、ケーシング26に装着させてあ
る。
【0024】また、上記したセンサ37a,37b等
は、図2に示すように、ポテンショメータを形成する可
変抵抗部43のみを有する構成にしてある。これらのセ
ンサ37a,37bの内部構成は、図3,図4に示すよ
うに、上述の作動軸38と一体に設けられ、同図3の上
下方向に移動可能な摺動子45と、この摺動子45が常
時接触する導体49と、摺動子45が常時接触する抵抗
体48とを有する。図3は操作レバー20の中立状態に
相当する図であるが、この状態で抵抗体48は摺動子4
5の図示上方まで延設するようにあらかじめ形成してあ
る。
【0025】図1に模式的に示すように、各センサ37
a,37bはリード線50を介して、各種の信号処理を
おこなう制御装置、すなわちコントローラ51に接続し
てある。 上述の構成のうち、作動軸38部分の構成、
各センサ37a,37bの構成、及びコントローラ51
の構成が前述した図9に示した従来技術と異なってい
る。このコントローラ51は、図5に示すように、作業
機を構成する可動部材である作業機部材を駆動する図示
しないアクチュエータを制御する駆動体、すなわち電磁
弁52を駆動する信号を出力するドライバ回路53に接
続してある。なお、作業機が例えば建設機械を構成する
油圧ショベルであるとすると、上述の作業機部材は、ブ
ーム、アーム、バケット、旋回体等であり、上述のアク
チュエータは、ブームを回動させるブームシリンダ、ア
ームを回動させるアームシリンダ、バケットを回動させ
るバケットシリンダ、旋回体を旋回させる旋回モータ等
であり、また、上述の電磁弁52はブームシリンダを制
御するブーム用電磁弁、アームシリンダを制御するアー
ム用電磁弁、バケットシリンダを制御するバケット用電
磁弁、旋回モータを制御する旋回用電磁弁である。
【0026】上述したコントローラ51は、センサ37
a,37b等から出力される操作レバー20の操作量に
対応する変位信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器101と、記憶、演算機能を有し、A/D変換器1
01から出力されるディジタル信号を処理する中央演算
装置すなわちCPU102とを備えている。このCPU
102には、図6に示す操作レバー20の操作量とメー
タリング出力値Vの関係を設定してある。
【0027】同図6中、θ1は操作レバー20を図1の
矢印55と反対側の第1の操作領域内で操作したときの
操作量を示し、V1は操作量θ1に対応する変位信号の
値、すなわちメータリング出力値を示し、θ2は操作レ
バー20を図1の矢印55側の第2の操作領域内で操作
したときの操作量を示し、V2は操作量θ2に対応する変
位信号の値、すなわちメータリング出力値を示し、V0
は操作レバー20の中立点0のときのメータリング出力
値を示し、VCはあらかじめ不感帯を考慮して中立点0
付近に設定したメータリング設定値を示し、VDは操作
レバー20の操作に際し、メータリング設定値VCに相
当する操作量だけ操作されたときの相手方センサから出
力されるメータリング出力値を示している。S11,S
12については後述する。
【0028】上述したCPU102は、図6に示す関係
すなわち、操作レバー20の操作量θ1,θ2と、これら
の操作レバー20の操作量θ1,θ2の増加に応じて増加
するメータリング出力値V1,V2との関係を設定し、及
び操作レバー20が第1の操作領域から中立点0を越え
て第2の操作領域に入る逆レバー状態、及び操作レバー
20が第2の操作領域から中立点0を越えて第1の操作
領域に入る逆レバー状態の双方でメータリング出力値を
有するように設定するとともに、上述のメータリング設
定値VCを設定する設定手段と、この設定手段で設定さ
れる図6に示す関係から操作レバー20の操作量
(θ1,θ2)に応じた変位信号すなわちメータリング出
力値(V1,V2)を求める演算手段と、操作レバー20
の中立点0方向への戻し操作に伴って出力されるメータ
リング出力値が、中立点0付近の所定のメータリング設
定値、すなわち設定値VCであるかどうか判断するレバ
ー中立判断手段とを含んでいる。
【0029】また、上述したコントローラ51は、上記
のA/D変換器101と、CPU102とともに、CP
U102の演算手段で求められたメータリング出力値V
をアナログ信号に変換するD/A変換器103と、CP
U102のレバー中立判断手段で所定のメータリング設
定値VCであると判断されたとき、操作レバー20が中
立状態であるとみなすレバー中立信号を出力する中立信
号出力装置104とを備えている。
【0030】そしてさらに図5に示す配置形態では、前
述した図14に示したものと同様に、ドライバ回路53
の電源54を備えている。ドライバ回路53はD/A変
換器103から出力される信号に応じて電磁弁52を駆
動する信号を出力し、電源54は中立信号出力装置10
4から出力されるレバー中立信号によりしゃ断され、ド
ライバ回路53の駆動が停止するようにしてある。すな
わち、上述した電源54は、中立信号出力装置104か
ら出力されるレバー中立信号に応じて、駆動体である電
磁弁52の駆動を強制的に停止させる停止手段を構成し
ている。
【0031】このように構成した第1の実施例の動作は
以下のとおりである。すなわち、特定の作業機部材の駆
動を意図して、図1に示す操作レバー20を中立位置か
ら例えば矢印55方向に回動させると、この操作レバー
20の押え板22を介して図示左側に位置するプッシャ
32がばね36の力に抗して下方に移動する。これに伴
って、センサ37aの作動軸38と図3に示す摺動子4
5が同図3の矢印56方向に回動する。摺動子45が抵
抗体48と導体49上を摺動することにより、操作レバ
ー20の回動量に応じた変位信号、すなわち図6に示す
メータリング出力値V2がコントローラ51のA/D変
換器101を経てCPU102に読み込まれる。この動
作の間、CPU102に含まれるレバー中立判断手段
で、メータリング出力値V2が所定のメータリング設定
値VCに至ったと判断されると、図6のS22で示すよ
うに、中立信号出力装置104に中立状態から作動状態
に変えられた旨の指示信号(オン)が出力され、中立信
号出力装置104は電源54をオンにする中立解除信号
を出力する。これによりドライバ回路53が作動し、操
作レバー20の回動量に応じて増加するメータリング出
力値V2が、CPU102からD/A変換器103を経
てドライバ回路53に出力され、ドライバ回路53から
電磁弁52の駆動部に駆動信号が出力され、これによっ
て図示しないアクチュエータが駆動して該当する作業機
部材が操作レバー20の回動量に応じただけ駆動する。
【0032】なお、上述の操作レバー20の操作に際
し、中立点0から所定の操作量の間、対向する側のプッ
シャ32の上昇に伴ってセンサ37bから徐々に減少す
るメータリング出力値V1が出力されるが、このときの
メータリング出力値V1は、中立状態とみなし得るメー
タリング設定値VCよりも小さいことから、CPU10
2内のレバー中立判断手段で、センサ37b側は中立状
態であると判断される。したがって、図6のS11で示
すように、センサ37bに関しては、中立状態にする指
示信号(オフ)が出力される。このとき、中立信号出力
装置104は、前述したとおりセンサ37aから得られ
るメータリング出力値V2に依存して電源54をオンに
する中立解除信号を出力し、ドライバ回路53は作動可
能状態に保たれる。
【0033】なお、操作レバー20を中立点0から図1
の矢印55と対向する反対方向に回動させたときは、図
示右側に位置するプッシャ32が下方に移動し、センサ
37bから得られるメータリング出力値V1により、上
述と同様にして該当する作業機部材が上述と反対方向に
移動する。また、このとき中立点0から所定の操作量の
間、対向する側のプッシャ32の上昇に伴ってセンサ3
7aから徐々に減少するメータリング出力値V2が出力
されるが、このときのメータリング出力値V2は、中立
状態とみなし得るメータリング設定値VCよりも小さい
ことから、CPU102内のレバー中立判断手段で、セ
ンサ37a側は中立状態であると判断される。したがっ
て、図6のS22で示すように、センサ37aに関して
は、中立状態にする指示信号(オフ)が出力される。こ
のとき、中立信号出力装置104は、前述したとおりセ
ンサ37bから得られるメータリング出力値V1に依存
して電源54をオンにする中立解除信号を出力し、ドラ
イバ回路53は作動可能状態に保たれる。
【0034】そして、操作レバー20を例えば前述した
図1の矢印55方向に回動させている状態から中立位置
(中立点0)に復帰させるときは、図1に示すばね36
の復帰力によってプッシャ32が上方に移動し、コント
ローラ51のCPU102のレバー中立判断手段で、メ
ータリング出力値V2がメータリング設定値VCに至った
と判断されたとき、図6のS22で示すように中立状態
にする指示信号(オフ)が中立信号出力装置104に出
力される。これにより、当該センサ37a、相手側であ
るセンサ37bの双方に関連して中立状態にする指示信
号(オフ)が出力され、中立信号出力装置104は電源
54をオフにするレバー中立信号を電源54に出力す
る。したがって、電源54が遮断され、ドライバ回路5
3が停止し、電磁弁52が中立位置に復帰する。
【0035】なお、操作レバー20を図1の矢印55と
反対方向に操作している状態から中立位置に復帰させる
場合も同様であり、コントローラ51のCPU102の
レバー中立判断手段で、メータリング出力値V1がメー
タリング設定値VCに至ったと判断されたとき、図6の
S11で示すように、中立状態にする指示信号(オフ)
が中立信号出力装置104に出力され、中立信号出力装
置104は電源54を遮断するレバー中立信号を電源5
4に出力し、ドライバ回路53が停止し、電磁弁52が
中立位置に復帰する。
【0036】また、操作レバー20を図1の紙面に沿う
方向(矢印55方向及び矢印55方向と反対方向)に直
交する方向に回動させる場合は、上述と同様に対応する
プッシャ32が移動し、該当するセンサから変位信号が
出力され、前述した作業機部材と異なる別の作業機部材
を駆動することができる。例えば、前述した油圧ショベ
ルの場合では、操作レバー20を図1の紙面に沿う方向
(矢印55方向及び矢印55方向と反対方向)に回動さ
せることによりブームを駆動し、操作レバー20を図1
の紙面に沿う方向に直交する方向に回動させることによ
りバケットを駆動することができる。
【0037】このように構成した第1の実施例にあって
は、コントローラ51のCPU102に含まれる設定手
段により、図6に示すように中立点0においてもメータ
リング出力値V0を有し、したがって、CPU102に
含まれるレバー中立判断手段における判断基準となる中
立点0付近の所定のメータリング設定値、すなわち中立
点0であるとみなし得る設定値VCを決めることが可能
となり、コントローラ51のCPU102に含まれるレ
バー中立判断手段と、中立信号出力装置104とによっ
て、操作レバー20の中立点を検出する従来のスイッチ
と同等の機能を確保することができる。しかもレバー中
立判断手段を含むCPU102と中立信号出力装置10
4は、コントローラ51内に設けてあり、一方、出力装
置であるセンサ37a,37b等にはポテンショメータ
のみを設けてあり、このポテンショメータと、上述のレ
バー中立判断手段、中立信号出力装置104とを互いに
配置上、関連させる必要がなく、したがって、センサ3
7a,37b等にあっては、このような配置上の厳密な
位置決め精度や部品精度を考慮しなくてよく、当該セン
サ37a,37b等を小型にすることができるとともに
簡単な構造であることから製作が容易になり、全体の製
作費を安くすることができる。
【0038】また、センサ37a,37b等を作動させ
る作動軸38の反力をセンサ37a,37b内に形成さ
れるポテンショメータの摺動抵抗に伴うほぼ一定の反力
だけにすることができ、反力のアンバランスを生じる懸
念がなく、したがって作動軸38を円滑にガイド部40
内を移動させることができ、これにより操作レバー20
の操作に際し局部的に重くなる事態を生じることがな
く、安定した操作性を確保することができる。
【0039】なお、ドライバ回路53がONになりっぱ
なしの状態とか、電磁弁52のソレノイドがONになり
っぱなしの状態とかの故障モードになった場合でも、操
作レバー20を中立位置(中立点0)に復帰させること
により、中立信号出力装置104から上述のようにレバ
ー中立信号が出力されて電源54が遮断され、電磁弁5
2が中立位置に復帰するので、該当するアクチュエータ
の作動を確実に停止させることができる。
【0040】図7は本発明の第2の実施例を含む配置形
態を示す説明図である。この図7に示す第2の実施例で
は、コントローラ51内に、A/D変換器101、CP
U102、D/A変換器103を設けてあるとともに、
CPU102とは別体に、操作レバー20の中立点0方
向への戻し操作に伴って出力されるメータリング出力値
が、操作レバー20の中立点0付近のあらかじめ設定し
たメータリング設定値であるかどうか判断するレバー中
立判断手段、すなわちレバー中立判断装置105を設け
てあり、このレバー中立判断装置105に中立信号出力
装置104を接続してある。すなわち、この第2の実施
例では、レバー中立判断装置105がメータリング設定
値の設定手段を含むとともに、CPU102にはレバー
中立判断手段を設けてなく、CPU102は基本的に前
述した図6に示す関係すなわち、操作レバー20の操作
量θ1,θ2と、これらの操作レバー20の操作量θ1
θ2の増加に応じて増加するメータリング出力値V1,V
2との関係を設定し、及び操作レバー20が第1の操作
領域から中立点0を越えて第2の操作領域に入る逆レバ
ー状態、及び操作レバー20が第2の操作領域から中立
点0を越えて第1の操作領域に入る逆レバー状態の双方
でメータリング出力値を有するように設定する設定手段
と、この設定手段で設定される図6に示す関係から操作
レバー20の操作量(θ1,θ2)に応じた変位信号すな
わちメータリング出力値(V1,V2)を求める演算手段
を含む構成にしてある。なお、CPU102と別体に設
ける上述のレバー中立判断装置105は、独立したCP
Uによって構成してもよく、また、オペアンプ等を用い
た判定回路によって構成してもよい。
【0041】このように構成した第2の実施例にあって
は、前述した第1の実施例と同様の作用効果を奏するほ
か、CPU102に故障を生じた場合でも操作レバー2
0を中立位置(中立点0)に復帰させることにより、中
立状態に至ったことがレバー中立判断装置105で判断
され、中立信号出力装置104から上述と同様ににレバ
ー中立信号が出力されて電源54が遮断され、電磁弁5
2が中立位置に復帰すし、これにより該当するアクチュ
エータの作動を確実に停止させることができる。
【0042】図8は本発明の第3の実施例を含む配置形
態を示す説明図である。この図8に示す第3の実施例で
は、コントローラ51内に、A/D変換器101、CP
U102、D/A変換器103を設けてあり、センサ3
7a、37b等に操作レバー20の中立点0方向への戻
し操作に伴って出力されるメータリング出力値が、操作
レバー20の中立点0付近のあらかじめ設定したメータ
リング設定値であるかどうか判断するレバー中立判断手
段、すなわちレバー中立判断装置105と、このレバー
中立判断装置105に接続される中立信号出力装置10
4とを設けてある。すなわち、この第3の実施例では、
レバー中立判断装置105がメータリング設定値の設定
手段を含むとともに、コントローラ51内にはレバー中
立判断装置105と中立信号出力装置104とを設けて
なく、また、コントローラ51内のCPU102は基本
的に前述した図6に示す関係すなわち、操作レバー20
の操作量θ1,θ2と、これらの操作レバー20の操作量
θ1,θ2の増加に応じて増加するメータリング出力値V
1,V2との関係を設定し、及び操作レバー20が第1の
操作領域から中立点0を越えて第2の操作領域に入る逆
レバー状態、及び操作レバー20が第2の操作領域から
中立点0を越えて第1の操作領域に入る逆レバー状態の
双方でメータリング出力値を有するように設定する設定
手段と、この設定手段で設定される図6に示す関係から
操作レバー20の操作量(θ1,θ2)に応じた変位信号
すなわちメータリング出力値(V1,V2)を求める演算
手段を含む構成にしてある。
【0043】このように構成した第3の実施例にあって
は、センサ37a、37b等の内部にホテンショメータ
のほかにレバー中立判断装置105と中立信号出力装置
104を設けるものの、配置上はポテンショメータと、
レバー中立判断装置105、中立信号出力装置104と
は関連させる必要がない。したがってほぼ前述した第1
の実施例と同様の作用効果を奏するとともに、CPU1
02を含むコントローラ51に故障を生じた場合でも操
作レバー20を中立位置(中立点0)に復帰させること
により、中立状態に至ったことがレバー中立判断装置1
05で判断され、中立信号出力装置104から上述と同
様ににレバー中立信号が出力されて電源54が遮断さ
れ、電磁弁52が中立位置に復帰し、これにより該当す
るアクチュエータの作動を確実に停止させることができ
る。
【0044】なお、上記各実施例では図6に示すよう
に、操作レバー20が操作量θ1で例示する第1の操作
領域から中立点0を越えて操作量θ2で例示する第2の
操作領域に入る第1の逆レバー状態と、操作レバー20
が第2の操作領域から中立点0を越えて第1の操作領域
に入る第2の逆レバー状態の双方の逆レバー状態におい
てメータリング出力値を有するように設定する設定手段
を設けてあるが、本発明はこれに限られず、上記設定手
段を上記第1の逆レバー状態のみにおいてメータリング
出力値を有するように、あるいは上記第2の逆レバー状
態のみにおいてメータリング出力値を有するように設定
する構成にしてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明は以上の構成にしてあることか
ら、操作レバーの回動量に応じた変位信号を出力可能な
出力装置に備えられるポテンショメータと、操作レバー
の中立点を検出するために設けられるレバー中立判断手
段、中立信号出力装置とを互いに配置上、関連させる必
要がなく、したがって、従来のような出力装置の内部の
配置上の厳密な位置決め精度や部品精度を考慮しなくて
よく、簡単な構造とすることができ、従来に比べて製作
が容易になり、全体の製作費を安くすることができる。
また、出力装置を作動させる作動軸の反力を出力装置内
に形成されるポテンショメータの摺動抵抗に伴うほぼ一
定の反力だけにすることができ、反力のアンバランスを
生じる懸念がなく、これにより操作レバーの操作に際し
従来のような反力のアンバランスに起因する操作性の劣
化を防止でき、安定した操作性を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気レバー装置の第1の実施例の断面
部分を含む説明図である。
【図2】図1に示す第1の実施例に備えられるリニアス
トローク型センサの電気回路を示す図である。
【図3】図2に示すリニアストローク型センサの内部構
成を示す正面図である。
【図4】図2に示すリニアストローク型センサの内部構
成を示す側面図である。
【図5】図1に示す第1の実施例の配置形態を示す説明
図である。
【図6】図1に示す第1の実施例における操作レバーの
操作量とセンサから出力される変位信号との関係を示す
図、及びレバー中立判断装置の判断内容を示す図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施例を含む配置形態を示す説
明図である。
【図8】本発明の第3の実施例を含む配置形態を示す説
明図である。
【図9】従来の電気レバー装置の断面部分を含む説明図
である。
【図10】図9に示す電気レバー装置に備えられるプッ
シャの配置を示す平面図である。
【図11】図9に示す電気レバー装置に備えられるリニ
アストローク型センサの電気回路を示す図である。
【図12】図11に示すリニアストローク型センサの内
部構成を示す正面図である。
【図13】図11に示すリニアストローク型センサの内
部構成を示す側面図である。
【図14】図9に示す電気レバー装置の配置形態を示す
説明図である。
【図15】図9に示す電気レバー装置における操作レバ
ーの操作量とセンサから出力される変位信号との関係、
及びセンサ内に設けられるスイッチのオン、オフ動作の
関係を示す特性図である。
【符号の説明】
20 操作レバー 21 棒体 22 押え板 23 ユニバーサルジョイント 24 支柱 25 シール材 25a シール材 26 ケーシング 27 上ぶた 28 箱体 29 くぼみ 30 通気孔 31 フィルタ 32 プッシャ 33 シール材 34 大径部 36 ばね 38 作動軸 40 ガイド部 41 ねじ部 43 可変抵抗部 45 摺動子 48 抵抗体 49 導体 50 リード線 51 コントローラ 52 電磁弁 53 ドライバ回路 54 電源(停止手段) 55 矢印 56 矢印 101 A/D変換器 102 中央処理装置(CPU) 103 D/A変換器 104 中立信号出力装置 105 レバー中立判断装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中立点を挾むように互いに対向する第1
    の操作領域、第2の操作領域内を回動操作可能な操作レ
    バーと、この操作レバーが上記第1の操作領域内で操作
    されたときの回動量に応じた変位信号、及び該操作レバ
    ーが上記第2の操作領域内で操作されたときの回動量に
    応じた変位信号をそれぞれ出力可能な出力装置とを備え
    た電気レバー装置において、上記操作レバーが上記第1
    の操作領域から上記中立点を越えて上記第2の操作領域
    に入る逆レバー状態、及び上記操作レバーが上記第2の
    操作領域から上記中立点を越えて上記第1の操作領域に
    入る逆レバー状態の少なくとも一方の逆レバー状態にあ
    ってメータリング出力値を有するように設定する設定手
    段と、上記操作レバーの中立点方向への戻し操作に伴っ
    て出力されるメータリング出力値が、上記中立点付近の
    所定のメータリング設定値であるかどうか判断するレバ
    ー中立判断手段と、このレバー中立判断手段で上記所定
    のメータリング設定値であると判断されたとき、上記操
    作レバーが中立状態であるとみなすレバー中立信号を出
    力する中立信号出力装置を設けたことを特徴とする電気
    レバー装置。
  2. 【請求項2】 上記設定手段と上記レバー中立判断手段
    を含む中央処理装置と、上記中立信号出力装置とを有す
    るコントローラを備えたことを特徴とする請求項1記載
    の電気レバー装置。
  3. 【請求項3】 上記設定手段を含む中央処理装置と、上
    記レバー中立判断手段と、上記中立信号出力装置とを有
    するコントローラを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の電気レバー装置。
  4. 【請求項4】 操作レバーの回動量に応じた変位信号を
    出力可能な出力装置が、上記レバー中立判断手段と中立
    信号出力装置を備えるとともに、上記設定手段を含む中
    央処理装置を有するコントローラを備えたことを特徴と
    する請求項1記載の電気レバー装置。
  5. 【請求項5】 上記中立信号出力装置から出力される上
    記レバー中立信号に応じて、上記変位信号によって制御
    される駆動体の駆動を強制的に停止させる停止手段を設
    けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    電気レバー装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011243101A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Tokai Rika Co Ltd 力覚付与型入力装置及び力覚付与型入力装置における自動中立復帰方法
WO2019138921A1 (ja) * 2018-01-11 2019-07-18 日立建機株式会社 作業車両

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