JPH06346905A - 油圧機械の駆動制御装置 - Google Patents

油圧機械の駆動制御装置

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JPH06346905A
JPH06346905A JP13753293A JP13753293A JPH06346905A JP H06346905 A JPH06346905 A JP H06346905A JP 13753293 A JP13753293 A JP 13753293A JP 13753293 A JP13753293 A JP 13753293A JP H06346905 A JPH06346905 A JP H06346905A
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JP
Japan
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signal
hydraulic
electric
drive
lever
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JP13753293A
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Inventor
Kazuhiro Sunamura
和弘 砂村
Toichi Hirata
東一 平田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気レバー装置の故障に際し、故障専用の電
磁弁を特別に設けることなく油圧アクチュエータの駆動
を停止させ、または所定の低速に制限することができる
油圧機械の駆動制御装置の提供。 【構成】 操作レバー4Aとメータリング出力値V及び
スイッチ信号を出力可能なセンサ37A,Bとを有する
電気レバー装置3Aと、油圧シリンダ1Aの駆動を制御
する制御弁2Aと、コントローラ51とを備えるととも
に、上記のメータリング出力値Vとスイッチ信号を照合
することにより電気レバー装置3Aが異常状態であるか
どうかを判断し、異常状態であると判断したとき、油圧
シリンダ1Aに圧油を供給する油圧ポンプ91の吐出量
制御手段を構成する流量制御弁8に、油圧ポンプ91の
駆動を停止させる信号、または油圧ポンプ91の吐出量
を所定の少量に制限する信号を出力する異常判断手段7
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の油圧
機械に備えられ、電気レバー装置の操作レバーを操作す
ることにより油圧アクチュエータの駆動を制御する駆動
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の油圧機械は一般に複数
の油圧アクチュエータを備え、これらの油圧アクチュエ
ータのそれぞれは、操作レバー装置を含む駆動制御装置
によって制御される。このような駆動制御装置の中に
は、操作レバー装置として電気レバー装置を設けたもの
がある。この駆動制御装置は、中立位置を挾むように配
置される異なる操作領域のそれぞれで操作可能な操作レ
バー、及びこの操作レバーの操作量に応じた電気的な操
作信号を発生する出力装置例えばポテンショメータを有
する電気レバー装置と、油圧アクチュエータの駆動を制
御する制御弁と、電気レバー装置の操作信号を入力し、
この操作信号に応じた制御弁の制御信号を演算する演算
手段、及びこの演算手段で求められた制御信号に応じた
電気的な駆動信号を出力する出力手段を有する制御手
段、すなわちコントローラとを備えている。また、コン
トローラを駆動するための主電源を備え、コントローラ
は、その主電源にそれぞれ接続された演算手段用の電源
と出力手段用の電源とを含んでいる。制御弁、電気レバ
ー装置及びコントローラの出力手段のそれぞれは、複数
の油圧アクチュエータに対応して複数設けられている。
【0003】このような駆動制御装置においては、コン
トローラは、演算手段用電源と出力手段用電源が主電源
に接続されることにより駆動状態となる。この駆動状態
において、操作レバーを中立位置から所定量操作する
と、この操作レバーの操作量に応じた操作信号がポテン
ショメータからコントローラに出力され、コントローラ
の演算手段で操作信号に応じた制御信号が演算され、こ
の制御信号に応じた駆動信号が出力手段から出力され、
制御弁が電磁制御弁である場合にはその駆動信号で電磁
制御弁が直接駆動し、制御弁がパイロット操作式制御弁
である場合には、駆動信号を電気油圧変換器で油圧信号
に変換し、パイロット操作式制御弁を駆動する。このよ
うな制御弁の駆動に伴って油圧アクチュエータに油圧ポ
ンプから吐出される圧油が供給され、当該油圧アクチュ
エータが駆動し、この油圧アクチュエータの駆動により
該当する作業部材が作動する。
【0004】ここで、油圧機械が建設機械、例えば土砂
の掘削等を行なう油圧ショベルである場合には、上述し
た油圧アクチュエータは、ブームシリンダ、アームシリ
ンダ、バケットシリンダ、旋回モータ、走行モータ等で
あり、上述した作業部材は、ブームシリンダによって作
動するブーム、アームシリンダによって作動するアー
ム、バケットシリンダによって作動するバケット、旋回
モータによって作動する旋回体、走行モータによって作
動する走行体等である。
【0005】図16は上述した電気レバー装置の操作レ
バーの操作により油圧アクチュエータの駆動を制御する
従来の油圧機械の駆動制御装置を示す回路図で、特開平
1−97729号公報に開示されているものである。こ
の従来技術では、原動機90で駆動される可変容量型の
油圧ポンプ91に対して、例えば系統Aと系統Bの2系
統の油圧アクチュエータすなわち油圧シリンダ1A,1
B、電気レバー装置3A,3Bが設けられている。電気
レバー装置3A,3Bは、それぞれ操作レバー4A,4
Bと、出力装置であるポテンショメータ5A,5Bと、
操作レバー4A,4Bのそれぞれの中立位置を検出する
中立位置検出装置30A,30Bを備えており、中立位
置検出装置30A,30Bは、それぞれ操作レバー4
A,4Bが中立位置になったときに高レベル信号を出力
する。なお、図16では図示省略されているが、油圧ポ
ンプ91の吐出量を制御する吐出量制御手段として、油
圧ポンプ91の傾転角を制御する制御用アクチュエータ
と、この制御用アクチュエータの駆動を制御する流量を
調整する例えば電磁弁よりなる流量制御弁との組み合わ
せが公知であり、同図16では図示省略されているが、
原動機90すなわちエンジンの回転数を制御するエンジ
ン回転数制御手段として、エンジンガバナあるいは燃料
カットソレノイド等が公知である。
【0006】また、油圧シリンダ1A,1Bの駆動を制
御するパイロット操作式制御弁2A,2Bを備えてい
る。制御弁2Aは、一方の端部に第1の油圧パイロット
操作部2aAと電気油圧変換器のソレノイド96aAと
を有し、他方の端部に第2の油圧パイロット操作部2b
Aと電気油圧変換器のソレノイド96bAとを有してい
る。同様に制御弁2Bは、一方の端部に第1の油圧パイ
ロット操作部2aBと電気油圧変換器のソレノイド96
aBとを有し、他方の端部に第2の油圧パイロット操作
部2bBと電気油圧変換器のソレノイド96bBとを有
している。これらの油圧パイロット操作部2aA,2b
A,2aB,2bBは、電気油圧変換器のソレノイド9
6aA,96bA,96aB,96bBと、それぞれの
油圧ライン27A,27B及び共通の油圧ライン25A
を介して、パイロット圧を吐出するパイロットポンプ9
2に接続されている。ソレノイド96aA,96bA,
96aB,96bBには、電気レバー装置3A,3Bか
ら出力される操作信号に対応する駆動信号がコントロー
ラ51の出力手段から与えられる。上述の油圧ライン2
5Aには、この油圧ライン25Aを選択的に遮断する電
磁切換弁120が設けられている。この切換弁120
は、通常時はばねの力により同図51の左側位置に保持
されて油圧ライン25Aを連通させ、パイロットポンプ
92からのパイロット圧の供給を許容させる状態にあ
り、ソレノイド120aの励磁によりばねの力に抗して
右側位置に切換えられると、油圧ライン25Aを遮断し
てパイロットポンプ92からのパイロット圧の供給を阻
止し、この油圧ライン25Aをタンク97に連通させ
る。
【0007】なお、上述した中立位置検出装置30A,
30BはAND回路130aに接続され、AND回路1
30aは増幅回路130bに接続され、増幅回路130
bから駆動信号が切換弁120のソレノイド120aに
与えられる。
【0008】このように構成される従来技術の動作は以
下のとおりである。例えば、電気レバー装置3Aの操作
レバー4Aが操作され、電気レバー装置3Bの操作レバ
ー4Bが中立位置にある場合、中立位置検出装置30A
からは低レベル信号が出力され、中立位置検出装置30
Bから高レベル信号が出力される。したがって、AND
回路130aの出力は低レベル信号となり、増幅回路1
30bからは駆動信号は出力されず、切換弁120は切
換えられず、図16に示す左側位置に保持される。この
とき油圧ライン25Aは連通状態に保たれる。一方、ポ
テンショメータ5Aからは操作信号が出力され、コント
ローラ51の演算手段で操作信号に相応する制御弁2A
の制御信号が演算され、このコントローラ51の出力手
段から演算手段で求めた制御信号に応じた駆動信号が出
力され、電気油圧変換器のソレノイド96aAあるいは
ソレノイド96bAが励磁される。これにより、パイロ
ットポンプ92のパイロット圧が油圧ライン25A,2
7Aを介して制御弁2Aの油圧パイロット操作部2a
A、あるいは油圧パイロット操作部2bAに与えられ、
制御弁2Aが切換えられ、油圧シリンダ1Aは操作レバ
ー4Aの操作量に相応して駆動する。
【0009】上述とは逆に操作レバー4Bが操作され、
操作レバー4Aが中立位置にある場合も同様であり、油
圧シリンダ1Bは操作レバー4Bの操作量に相応して駆
動する。
【0010】また、操作レバー4A,4Bが共に操作さ
れた場合には、中立位置検出装置30A,30Bの双方
から低レベル信号が出力され、AND回路130aの出
力は低レベル信号となり、やはり切換弁120は切換え
られず、図16の左側位置に保持されたままである。し
たがって、油圧シリンダ4A,4Bのそれぞれは、操作
レバー4A,4Bの操作量に応じて駆動される。
【0011】そして、操作レバー4A,4Bが共に中立
位置にある場合には、中立位置検出装置30A,30B
のそれぞれから高レベル信号が出力され、AND回路1
30aの出力は高レベル信号となり、増幅回路130b
からは高レベル信号が出力され、切換弁120のソレノ
イド120aが励磁される。したがって、切換弁120
は図16の右側位置に切換えられ油圧ライン25Aが遮
断され、この油圧ライン25Aはタンク92に連通する
状態となる。このため、仮に電気レバー装置3A,3B
に故障が生じて誤信号が発生し、この誤信号に応じて制
御弁2A,2Bが駆動される異常状態を生じても、操作
レバー4A,4Bの双方を中立復帰させることにより制
御弁2A,2Bは中立位置に戻され、油圧シリンダ1
A,1Bは停止状態に保たれる。これにより、操作者が
意図しない油圧シリンダ1A,1Bの動きを防止するこ
とができ、安全性を確保できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した従来
技術では、電気レバー装置3A,3Bに故障が生じた場
合に制御弁2A,2Bを中立復帰させ、油圧シリンダ1
A,1Bへの圧油の供給を停止させる等の油圧アクチュ
エータ駆動制限手段として、当該故障専用の電磁弁より
なる切換弁120を特別に設けてあるが、このような電
磁弁は高価であることが一般に知られており、このため
当該駆動制御装置の製作費が高くなりやすい。
【0013】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、電気レバー装置
の故障に際し、故障専用の電磁弁を特別に設けることな
く油圧アクチュエータの駆動を停止させ、または所定の
低速に制限することができる油圧機械の駆動制御装置を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のうちの請求項1に記載の発明は、操作レバ
ー、及び該操作レバーの操作量に応じた電気的な操作信
号を発生するとともに、上記電気的な操作信号も含めて
独立した複数の電気信号を出力可能な出力装置を有する
電気レバー装置と、油圧アクチュエータの駆動を制御す
る制御弁と、上記操作信号に応じて上記制御弁を駆動す
る駆動信号を出力する制御手段とを備えた油圧機械の駆
動制御装置において、上記複数の電気信号を照合するこ
とにより上記電気レバー装置が異常状態であるかどうか
を判断し、上記電気レバー装置が異常状態であると判断
したとき、油圧アクチュエータに圧油を供給する油圧ポ
ンプの吐出量制御手段に、上記油圧ポンプの駆動を停止
させる信号、または上記油圧ポンプの吐出量を所定の少
量に制限する信号を出力する異常判断手段を備えた構成
にしてある。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、操作レバ
ー、及び該操作レバーの操作量に応じた電気的な操作信
号を発生するとともに、上記電気的な操作信号も含めて
独立した複数の電気信号を出力可能な出力装置を有する
電気レバー装置と、油圧アクチュエータの駆動を制御す
る制御弁と、上記操作信号に応じて上記制御弁を駆動す
る駆動信号を出力する制御手段とを備えた油圧機械の駆
動制御装置において、上記複数の電気信号を照合するこ
とにより上記電気レバー装置が異常状態であるかどうか
を判断し、上記電気レバー装置が異常状態であると判断
したとき、油圧アクチュエータに圧油を供給する油圧ポ
ンプを駆動する原動機の回転数を制御する原動機回転数
制御手段に、上記原動機の駆動を停止させる信号、また
は上記原動機の回転数を所定の低回転数に制限する信号
を出力する異常判断手段を備えた構成にしてある。
【0016】
【作用】本発明は上記した構成にしてあることから、請
求項1に記載の発明では、異常判断手段が、電気レバー
装置から出力される複数の電気信号を照合した結果、互
いに電気レバー装置の正常状態に対応する正常な信号で
あると判断したときには、油圧アクチュエータに圧油を
供給する油圧ポンプの吐出量制御手段に油圧ポンプの駆
動を停止させる信号、または油圧ポンプの吐出量を所定
の少量に制限する信号は出力されない。また、異常判断
手段が複数の電気信号を照合した結果、電気レバー装置
の正常状態に対応する正常な信号に反するものであると
判断したとき、すなわち異常状態であると判断したとき
には、油圧ポンプの吐出量制御手段に油圧ポンプの駆動
を停止させる信号、または油圧ポンプの吐出量を所定の
少量に制限する信号が出力され、従来から備えられてい
る吐出量制御手段を利用して、何ら専用の電磁弁を特別
に設けることなく油圧アクチュエータの駆動を停止さ
せ、あるいは油圧アクチュエータの駆動を所定の低速に
制限できる。
【0017】また、請求項2に記載の発明では、異常判
断手段が、電気レバー装置から出力される複数の電気信
号を照合した結果、互いに電気レバー装置の正常状態に
対応する正常な信号であると判断したときには、油圧ア
クチュエータに圧油を供給する油圧ポンプを駆動する原
動機の回転数を制御する原動機回転数制御手段に、原動
機の駆動を停止させる信号、または原動機の回転数を所
定の低回転数に制限する信号は出力されない。また、異
常判断手段が複数の電気信号を照合した結果、電気レバ
ー装置の正常状態に対応する正常な信号に反するもので
あると判断したとき、すなわち異常状態であると判断し
たときには、原動機の回転数を制御する原動機回転数制
御手段に、原動機の駆動を停止させる信号、または原動
機の回転数を所定の低回転数に制限する信号が出力さ
れ、これにより油圧ポンプの駆動が停止し、または油圧
ポンプの吐出量が制限され、従来から備えられている原
動機回転数制御手段を利用して、何ら専用の電磁弁を特
別に設けることなく油圧アクチュエータの駆動を停止さ
せ、あるいは油圧アクチュエータの駆動を所定の低速に
制限できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の油圧機械の駆動制御装置の実
施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の油圧機械
の駆動制御装置の第1の実施例を示す回路図である。
【0019】図1は前述した図16に対応して描いてあ
り、図16に示すものと同等のものは同一符号で示して
ある。
【0020】すなわち、この図1に示す第1の実施例に
あっても、原動機90で駆動される可変容量型の油圧ポ
ンプ91に対して、例えば系統Aと系統Bの2系統の油
圧アクチュエータすなわち油圧シリンダ1A,1B、電
気レバー装置3A,3Bを設けてある。電気レバー装置
3A,3Bは、それぞれ中立位置を挾むように配置され
る同図1の左方向の側である操作領域、及び右方向の側
である操作領域の他、図1の紙面に直交する前方側であ
る操作領域、及び図1の紙面に直交する後方側である操
作領域のそれぞれに回動操作可能な操作レバー4A,4
Bを備えている。この電気レバー装置3A,3Bについ
ては後述する。なお、この実施例が油圧ショベルに適用
される場合には、上述した油圧シリンダ1Aは例えばブ
ームを駆動するブームシリンダを構成し、油圧シリンダ
1Bは例えばアームを駆動するアームシリンダを構成す
る。そして、例えば電気レバー装置3Aの操作レバー4
Aを図1の左右方向に操作することにより油圧シリンダ
1Aを伸縮させることができ、例えば電気レバー装置3
Bの操作レバー4Bを図1の左右方向に操作することに
より油圧シリンダ1Bを伸縮させることができるように
なっている。
【0021】また、油圧シリンダ1A、1Bの駆動を制
御するパイロット操作式制御弁2A、2Bを備えてお
り、制御弁2Aは、一方の端部に第1の油圧パイロット
操作部2aAと電気油圧変換器のソレノイド96aAと
を有し、他方の端部に第2の油圧パイロット操作部2b
Aと電気油圧変換器のソレノイド96bAとを有してお
り、制御弁2Bは、一方の端部に第1の油圧パイロット
操作部2aBと電気油圧変換器のソレノイド96aBと
を有し、他方の端部に第2の油圧パイロット操作部2b
Bと電気油圧変換器のソレノイド96bBとを有してい
る。
【0022】制御弁2Aの油圧パイロット操作部2aA
は、電気油圧変換器のソレノイド96aAと、油圧ライ
ンを介してパイロットポンプ92に連絡させてあり、制
御弁2Aの油圧パイロット操作部2bAは、電気油圧変
換器のソレノイド96bAと、油圧ラインを介してパイ
ロットポンプ92に連絡させてあり、制御弁2Bの油圧
パイロット操作部2aBは、電気油圧変換器のソレノイ
ド96aBと、油圧ラインを介してパイロットポンプ9
2に連絡させてあり、制御弁2Bの油圧パイロット操作
部2bBは、電気油圧変換器のソレノイド96bBと、
油圧ラインを介してパイロットポンプ92に連絡させて
ある。ソレノイド96aA,96bA,96aB,96
bBには、後述するように電気レバー装置3A、3Bか
ら出力される操作信号に対応する駆動信号がコントロー
ラ51から与えられる。
【0023】また、油圧ポンプ91の吐出量を制御する
吐出量制御手段として、油圧ポンプ91の傾転角を制御
する制御用アクチュエータ9と、この制御用アクチュエ
ータ9の駆動を制御する流量を調整する例えば電磁弁よ
りなる流量制御弁8を設けてある。このような吐出量制
御手段は公知である。
【0024】前述した電気レバー装置3A,3Bを図2
〜図8により説明する。なお、電気レバー装置3Aと電
気レバー装置3Bとは同等の構成であるので、以下にあ
っては、電気レバー装置3Aを例に挙げて説明する。図
2は電気レバー装置3Aを示す断面部分を含む説明図、
図3は図2に示す電気レバー装置3Aに備えられるプッ
シャの配置を示す平面図、図4は図2に示す電気レバー
装置3Aに備えられるリニアストローク型センサの電気
回路を示す図、図5は図4に示すリニアストローク型セ
ンサの内部構成を示す正面図、図6は図4に示すリニア
ストローク型センサの内部構成を示す側面図、図7は図
2に示す電気レバー装置3Aの近傍の配置形態の詳細を
示す図、図8は図2に示す電気レバー装置における操作
レバーの操作量とセンサから出力される変位信号との関
係、及びセンサ内に設けられるスイッチのオン、オフ動
作の関係を示す特性図である。
【0025】上述した図1に示す電気レバー装置3Aは
図2に詳細に示すように、同図2の紙面に沿う左右方
向、及び紙面に直交する前後方向、すなわち4方向に回
動可能な前述した操作レバー4Aを、棒体21と、この
棒体21の下端に一体に固定され、下面がゆるやかな曲
面に形成された押え板22とによって構成してあり、こ
の操作レバー4Aは360°方向の回動を許容させるユ
ニバーサルジョイント23を介して支柱24によって支
持されている。支柱24の下端にはねじが形成され、こ
の支柱24は、シール材25を介して本体を形成するケ
ーシング26に形成したねじ穴に螺合されている。ケー
シング26は、上ぶた27と、この上ぶた27が一体的
に嵌合される箱体28とから成っており、箱体28の下
方部分にはくぼみ29と、このくぼみ29に連通される
通気穴30と、この通気穴30に配置したフィルタ31
とを設けてある。
【0026】また、操作レバー4Aの押え板22の下面
に当接するように、しかも図3に示すように、操作レバ
ー4Aの棒体21を囲むように直線的に移動可能なプッ
シャ32を4つ配置してある。このプッシャ32は、シ
ール材33を介してケーシング26の上ぶた27を貫通
するように設けてあり、その下端には大径部34と、こ
の大径部34の下方に突出する突出部35とを有してい
る。上記したプッシャ32の大径部34は上ぶた27に
当接可能になっており、すなわち、上ぶた27がプッシ
ャ32の操作レバー20方向の移動を規制する規制部材
を構成している。また、ケーシング26内には、プツシ
ャ32を操作レバー20方向に付勢するばね36が設け
られており、このばね36の一端はプッシャ32の大径
部34に係合し、他端はケーシング26の箱体28の底
部に係合している。
【0027】また、図3に示すように、プッシャ32の
移動に対応してそれぞれ電気信号すなわち変位信号を出
力する出力装置、すなわちリニアストローク型センサ3
7A,37B,37C,37Dを配置してある。これら
のセンサ37A〜37Dは同等の構成であり、図2に示
すように、例えばセンサ37Aの作動軸38がケーシン
グ26内に位置するように配置してあり、しかもプッシ
ャ32の突出部35との間に、操作レバー4Aの不感帯
を形成するクリアランス39を有するように配置してあ
り、また、この作動軸38を案内するガイド部40の周
囲にねじ部41を形成してある。センサ37Aは、シー
ル材25aを介して、ガイド部40のねじ部41がケー
シング26の箱体28に形成したねじ穴に螺合するよう
にして当該ケーシング26に装着される。上記したガイ
ド部40のねじ部41は、クリアランス39の寸法を可
変にする手段を構成している。
【0028】また、上記したセンサ37Aは、図4に示
すように、操作レバー4Aの中立位置を検出するスイッ
チ42と、可変抵抗部43とを有する電気回路を備えて
いる。このセンサ37Aの内部構成は、図5,図6に示
すように、上述の作動軸38と一体に設けられ、同図5
の上下方向に移動可能な摺動子44,45と、摺動子4
4が常時接触する導体46、摺動子44が選択的に接触
可能で、摺動子45が常時接触する導体47と、この導
体47に連設される抵抗体48と、摺動子45が常時接
触する導体49とを有するものになっている。なお、導
体46,47と摺動子44とによって上述した図4に示
すスイッチ42が構成され、導体47、抵抗体48、導
体49と摺動子45とによって同図4に示す可変抵抗部
43が構成されている。
【0029】図2に模式的に示すように、あるいは図1
に示すように、各センサ37A〜37Dはリード線50
a〜50h等を介して、各種の信号処理をおこなう前述
のコントローラ51に接続されている。なお、図1にお
いては説明を簡単にするために、電気レバー装置3Aの
センサ37C,37Dに接続されるリード線、及びセン
サ37C,37Dに対応する電気レバー装置3Bの各セ
ンサに接続されるリード線は図示を省略してある。図1
に示すリード線50aは電気レバー装置3Aのセンサ3
7Aの可変抵抗部43から出力される操作レバー4Aの
操作量に応じた変位信号を導くリード線、リード線50
bは電気レバー装置3Aのセンサ37Bの可変抵抗部4
3から出力される操作レバー4Aの操作量に応じた変位
信号を導くリード線、リード線50cは電気レバー装置
3Bの図1の右側に位置するセンサの可変抵抗部から出
力される操作レバー4Bの操作量に応じた変位信号を導
くリード線、リード線50dは電気レバー装置3Bの図
1の左側に位置するセンサの可変抵抗部から出力される
操作レバー4Bの操作量に応じた変位信号を導くリード
線、リード線50eは電気レバー装置3Bの図1の左側
に位置するセンサのスイッチのON,OFFに伴って出
力されるスイッチ信号を導くリード線、リード線50f
は電気レバー装置3Bの図1の右側に位置するセンサの
スイッチのON,OFFに伴って出力されるスイッチ信
号を導くリード線、リード線50gは電気レバー装置3
Aのセンサ37Aの前述したスイッチ42のON,OF
Fに伴って出力されるスイッチ信号を導くリード線、リ
ード線50hは電気レバー装置3Aのセンサ37Bのス
イッチのON,OFFに伴って出力されるスイッチ信号
を導くリード線である。
【0030】コントローラ51は、図7に示すように、
油圧シリンダ1Aを制御する制御弁2Aを駆動する信号
を出力するドライバ回路53(図1では図示省略)に接
続されている。この図7に示すように、センサ37Aに
内蔵されるスイッチ42はドライバ回路53の電源54
(図1では図示省略)に接続されている。
【0031】図8は上述した操作レバー4Aの操作量と
該当するセンサ、例えばセンサ37Aから出力される変
位信号(メータリング出力)との関係、このセンサ37
Aと対向する位置に配置されるセンサ37Bから出力さ
れる変位信号(メータリング出力)との関係、およびセ
ンサ37A内に設けられるスイッチ42、センサ37B
内に設けられるスイッチそれぞれのスイッチ信号S1,
S2の関係を示す特性図である。
【0032】この図8において、0は中立点を示し、θ
1は例えば操作レバー4Aを中立点0から図2の矢印5
5と反対側に操作したときの第1の操作領域内の操作量
を示し、V1は操作量θ1に対応する変位信号の値、す
なわちメータリング出力値を示し、S1はセンサ37B
に含まれるスイッチのON,OFF、すなわちスイッチ
信号を示している。同様に、θ2は操作レバー4Aを中
立点0から図2の矢印55側に操作したときの第2の操
作領域の操作量を示し、V2は操作量θ2に対応する変
位信号の値、すなわちメータリング出力値を示し、S2
はセンサ37Aに含まれるスイッチ42のON,OF
F、すなわちスイッチ信号を示している。
【0033】このように、操作レバー4Aを第1の操作
領域内(図2の矢印55と反対方向の側)に回動させる
ように操作すると、不感帯を越えた位置でセンサ37B
のスイッチ信号S1がオンとなり、対向する側のセンサ
37Aのスイッチ信号S2はオフに保たれ、次いで操作
量θ1の増加に伴ってメータリング出力値V1が増加す
る。この増加に応じて前述した制御弁2Aの切換え量が
増加するように制御される。操作レバー4Aを第2の操
作領域内(図2の矢印55方向の側)に回動させた場合
も上記と同様であり、不感帯を越えた位置でセンサ37
Aのスイッチ信号S2がオンとなり、対向する側のセン
サ37Bのスイッチ信号S1はオフに保たれ、次いで操
作量θ2の増加に伴ってメータリング出力値V2が増加
する。この増加に応じて前述した制御弁2Aの切換え量
が上記とは反対方向に増加するように制御される。
【0034】そして、この第1の実施例では特に、記憶
機能及び論理判断機能を有し、電気レバー装置3A,3
Bのセンサ37A,37B等に接続されるリード線50
a〜50h等によって操作レバー4A,4B等の操作に
伴う変位信号の値、すなわちメータリング出力値と、ス
イッチ信号のON,OFF値を入力し、各センサのそれ
ぞれに対応する2つの電気信号の値(メータリング出力
値と、スイッチ信号のON,OFF値)どうしを照合す
ることにより、電気レバー装置3A,3Bが異常状態で
あるかどうかを判断し、電気レバー装置3Aあるいは3
Bが異常状態であると判断したとき、油圧シリンダ1A
あるいは1Bに圧油を供給する油圧ポンプ91の吐出量
制御手段を構成する流量制御弁8に、例えば油圧ポンプ
91の駆動を停止させる信号を出力する異常判断手段7
を備えている。
【0035】この異常判断手段7には、例えば電気レバ
ー装置3Aに備えられるセンサ37A,37Bについて
は前述した図8に示す特性を記憶させてあり、センサ3
7Aから出力されるメータリング出力値V2がV2>0
を満足するとき、スイッチ信号S2がONであるときに
は正常と判断し、V2>0を満足しながらスイッチ信号
S2がOFFのときには異常と判断する。センサ37
B、及び電気レバー装置3Bに備えられる各センサの場
合も同様に判断するようになっている。
【0036】このように構成した第1の実施例の動作は
以下のとおりである。例えば油圧シリンダ1Aの駆動を
意図して、図2に示す電気レバー装置3Aの操作レバー
4Aを中立位置から矢印55方向に回動させると、この
操作レバー4Aの押え板22を介して図示左側に位置す
るプッシャ32がばね36の力に抗して下方に移動す
る。そして、このプッシャ32の突出部35がセンサ3
7Aの作動軸38に当接し、さらに移動すると、作動軸
38の移動と一体的に図5に示す摺動子44,45が同
図の矢印56方向に移動する。摺動子44が導体46,
47の双方に接触すると、図7に示すスイッチ42がオ
ンとなって同図7の電源54がオンとなり、また、摺動
子45が抵抗体48と導体49に接続することにより、
操作レバー4Aの回動量に応じた変位信号がコントロー
ラ51に出力される。さらに当該変位信号に相応した信
号がこのコントローラ51からドライバ回路53に出力
され、ドライバ回路53から制御弁2Aの例えばソレノ
イド96aAに駆動信号が出力される。これでソレノイ
ド96aAが励磁され、パイロットポンプ92のパイロ
ット圧がソレノイド96aAを介して油圧パイロット操
作部2aAに供給される。これによって制御弁2Aが図
1の左位置に切換えられ、油圧シリンダ1Aのボトム側
に油圧ポンプ91から吐出される圧油が供給され、この
油圧シリンダ1Aは伸長する方向に作動し、図示しない
該当する作業機部材が操作レバー4Aの回動量に応じた
だけ駆動する。
【0037】そして、操作レバー4Aを元の中立位置に
復帰させるときは、図2に示すばね36の復帰力を介し
てプッシャ32がその大径部34がケーシング26の上
ぶた27に規制される位置まで上方に移動し、これによ
って摺動子44,45が図5に示すような位置関係とな
り、すなわち、まず摺動子44が導体47から離れてス
イッチ42がオフとなる状態となる。このように、摺動
子45が抵抗体48から離れることによりセンサ37A
からコントローラ51に該当する作業機部材を中立位置
にする信号が出力され、ドライバ回路53からの出力信
号に応じて制御弁2Aが中立位置に復帰し、次いで上述
のスイッチ42がオフとなることにより電源54がオフ
となり、ドライバ回路53の駆動が停止する。制御弁2
Aの中立復帰により油圧ポンプ91から油圧シリンダ1
Aのボトム側への圧油の供給が阻止され、油圧シリンダ
1Aは停止し、該当する作業機部材も停止する。
【0038】なお、操作レバー4Aを上述のように図2
の矢印55方向に操作すると、図8に示すようにセンサ
37Aのスイッチ信号S2がONとなり、対向する側の
センサ37Bのスイッチ信号S1はOFFに保たれ、次
いで操作量θ2の増加に伴ってメータリング出力値V2
が増加する。この増加に応じて前述した制御弁2Aの切
換え量が増加するように制御される。
【0039】また、操作レバー4Aを図2の矢印55と
反対方向に回動させたときは、図示右側に位置するプツ
シャ32が下方に移動し、センサ37Bが作動して上述
と同様にして該当する作業機部材が上述と反対の方向に
駆動する。また、操作レバー4Aを図1の紙面と直交す
る前後方向に回動させた場合には、同様にして図示しな
い油圧アクチュエータを駆動させることができる。ま
た、電気レバー装置3Bの操作レバー4Bを図1の紙面
に沿う左右方向に回動させた場合は、上記と同様にして
油圧シリンダ1Bを駆動させることができ、操作レバー
4Bを図1の紙面と直交する前後方向に回動させた場合
には、同様にして図示しない油圧アクチュエータを駆動
させることができる。
【0040】そして特に、この第1の実施例にあって
は、電気レバー装置3A,3Bの操作レバー4A,4B
の操作に伴って出力されるメータリング出力値とスイツ
チ信号が図1に示すリード線50a〜50h等を介して
異常判断手段7に入力される。ここで、各センサ37A
等ごとにメータリング出力値とスイツチ信号が照合さ
れ、異常を生じているかどうか判断される。例えばセン
サ37Aに関しては、上述したように図8に示すメータ
リング出力値V2がV2>0を満足するとき、スイッチ
信号S2がONであるときには正常と判断し、V2>0
を満足しながらスイッチ信号S2がOFFのときには異
常と判断する。また例えばセンサ37Bに関しては、メ
ータリング出力値V1がV1>0を満足するとき、スイ
ッチ信号S1がONであるときには正常と判断し、V1
>0を満足しながらスイッチ信号S1がOFFのときに
は異常と判断する。他のセンサについても同様である。
【0041】異常と判断されたときは、異常判断手段7
から油圧ポンプ91の吐出量制御手段を構成する図1に
示す流量制御弁8に駆動信号が出力され、流量制御弁8
はばねの力に抗して同図1の右位置に切換えられる。こ
れにより、制御用アクチュエータ9が収縮する方向に駆
動し、油圧ポンプ91の吐出量はほとんど0に制御さ
れ、該当する油圧シリンダ1A等の油圧アクチュエータ
が停止状態に保持される。 なお、油圧アクチュエータ
によって駆動する作業機部材の種類、あるいは作業機部
材で実施される作業の種類によっては、このとき油圧ポ
ンプ91の吐出量を0とせず、特定な動作のみ許容する
微少な流量を吐出させるように制御し、該当する油圧ア
クチュエータを低速度で駆動可能にしてもよい。
【0042】このように構成した第1の実施例にあって
は、電気レバー装置3A,3Bに故障を生じたときに
は、上述のように異常判断手段7で故障状態と判断され
て吐出量制御手段の流量制御弁8が制御され、故障専用
の電磁弁を特別に設けることなく油圧シリンダ1A,1
Bの駆動を停止させ、または所定の低速に制限すること
ができる。したがって故障専用の電磁弁を設ける場合と
同等の機能を確保できるとともに、高価な故障専用の電
磁弁を設ける場合に比べて駆動制御装置全体の製作費を
安くすることができる。
【0043】図9は本発明の第2の実施例に備えられる
電気レバー装置の断面部分を含む説明図、図10は図9
に示す電気レバー装置に備えられるリニアストローク型
センサの電気回路を示す図、図11は図10に示すリニ
アストローク型センサの内部構成を示す正面図、図12
は図10に示すリニアストローク型センサの内部構成を
示す側面図、図13は図9に示す電気レバー装置の近傍
の配置形態の詳細を示す図である。これらの図に示す第
2の実施例は、前述した第1の実施例に比べて電気レバ
ー装置の構成、及びコントローラ51付近の構成が異な
っており、その他の油圧シリンダ1A,1B、制御弁2
A,2B、油圧ポンプ91、パイロットポンプ92、油
圧ライン、流量制御弁8を含む吐出量制御手段等の構成
は第1の実施例と同等、すなわち前述した図1に示すも
のと同等である。したがって、以下にあっては図1に示
したものと同等のものは必要に応じて図1に示した符号
を用いて説明する。
【0044】図9に示す電気レバー装置3Aの構成のう
ち、前述した第1の実施例における電気レバー装置3A
と同等のものは同じ符号で示してある。
【0045】すなわち、この第2の実施例を構成する図
9に示す電気レバー装置3Aも、同図9の紙面に沿う左
右方向の2方向と、同図9の紙面に直交する前後方向の
2方向、合計4方向に回動可能な操作レバー4Aを、棒
体21と、押え板22とによって構成してあり、この操
作レバー20をユニバーサルジョイント23を介して支
柱24に支持させてある。支柱24は、シール材25を
介してケーシング26に形成したねじ穴に螺合させてあ
る。ケーシング26は、上ぶた27と、箱体28とから
成っており、箱体28の下方部分にはくぼみ29と、通
気穴30と、フィルタ31とを設けてある。また、操作
レバー20の押え板22の下面に当接するように、プッ
シャ32を4つ配置してある。このプッシャ32は、シ
ール材33を介してケーシング26の上ぶた27を貫通
するように設けてあり、その下端には大径部34を有し
ている。大径部34は上ぶた27に当接可能になってい
る。ケーシング26内には、プツシャ32を付勢するば
ね36を設けてあり、ばね36の一端はプッシャ32の
大径部34に係合し、他端はケーシング26の箱体28
の底部に係合している。
【0046】また、プッシャ32の移動に対応してそれ
ぞれ変位信号を出力する出力装置、すなわちリニアスト
ローク型センサをプッシャ32の数に対応して4つ配置
してある。図9では2つのセンサ37a,37bだけが
見える状態に描いてある。これらのセンサ37a,37
b等のそれぞれの作動軸38がケーシング26内に位置
するように配置してある。この作動軸38部分には前述
した図2に示すようなクリアランスは設けてない。ま
た、作動軸38を案内するガイド部40の周囲にねじ部
41を形成してあり、センサ37a,37b等は、シー
ル材25aを介して、ケーシング26に装着させてあ
る。
【0047】また、上記したセンサ37a等は、図10
に示すように、ポテンショメータを形成する可変抵抗部
43のみを有する構成にしてある。これらのセンサ37
a等の内部構成は、図11,図12に示すように、上述
の作動軸38と一体に設けられ、同図11の上下方向に
移動可能な摺動子45と、この摺動子45が常時接触す
る導体49と、摺動子45が常時接触する抵抗体48と
を有する。図11は操作レバー4Aの中立状態に相当す
る図であるが、この状態で抵抗体48は摺動子45の図
示上方まで延設するようにあらかじめ形成してある。
【0048】図9に模式的に示すように、各センサ37
a,37b等はリード線50a,50b等を介して、各
種の信号処理をおこなう制御手段、すなわちコントロー
ラ51に接続してある。
【0049】上述の構成のうち、作動軸38部分の構
成、各センサ37a,37b等の構成、及びコントロー
ラ51の構成が前述した第1の実施例と異なっている。
コントローラ51は、図13に示すように、油圧シリン
ダ1Aを制御するパイロット操作式制御弁2Aを駆動す
る信号を出力するドライバ回路53に接続してある。
【0050】上述のコントローラ51は、センサ37
a,37b等から出力される操作レバー4Aの操作量に
対応する変位信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器101と、記憶、演算機能を有し、A/D変換器1
01から出力されるディジタル信号を処理する中央演算
装置すなわちCPU102とを備えている。このCPU
102には、図14に示す操作レバー4Aの操作量とメ
ータリング出力値Vの関係を設定してある。
【0051】同図14中、θ1は操作レバー4Aを図9
の矢印55と反対側の第1の操作領域内で操作したとき
の操作量を示し、V1は操作量θ1に対応する変位信号
の値、すなわちメータリング出力値を示し、θ2は操作
レバー4Aを図1の矢印55側の第2の操作領域内で操
作したときの操作量を示し、V2は操作量θ2に対応す
る変位信号の値、すなわちメータリング出力値を示し、
Voは操作レバー20の中立点0のときのメータリング
出力値を示し、Vcはあらかじめ不感帯を考慮して中立
点0付近に設定したメータリング設定値を示し、VD
操作レバー20の操作に際し、メータリング設定値Vc
に相当する操作量だけ操作されたときの相手方センサか
ら出力されるメータリング出力値を示している。S1
1,S12は、後述する指示信号で、第1の実施例のス
イッチ信号に対応するものである。
【0052】上述したCPU102は、図14に示す関
係すなわち、操作レバー4Aの操作量θ1,θ2と、こ
れらの操作レバー4Aの操作量θ1,θ2の増加に応じ
て増加するメータリング出力値V1,V2との関係を設
定し、及び操作レバー4Aが第1の操作領域から中立点
0を越えて第2の操作領域に入る逆レバー状態、及び操
作レバー4Aが第2の操作領域から中立点0を越えて第
1の操作領域に入る逆レバー状態の双方でメータリング
出力値を有するように設定するとともに、上述のメータ
リング設定値Vcを設定する設定手段と、この設定手段
で設定される図14に示す関係から操作レバー4Aの操
作量(θ1,θ2)に応じた変位信号すなわちメータリ
ング出力値(V1,V2)を求める演算手段と、操作レ
バー4Aの中立点0方向への戻し操作に伴って出力され
るメータリング出力値が、中立点0付近の所定のメータ
リング設定値、すなわち設定値Vcであるかどうか判断
するレバー中立判断手段とを含んでいる。
【0053】また、上述したコントローラ51は、上記
のA/D変換器101と、CPU102とともに、CP
U102の演算手段で求められたメータリング出力値V
をアナログ信号に変換するD/A変換器103と、CP
U102のレバー中立判断手段で所定のメータリング設
定値Vcであると判断されたとき、操作レバー4Aが中
立状態であるとみなすレバー中立信号を出力する中立信
号出力装置104とを備えている。
【0054】そして図14に示す配置形態では、ドライ
バ回路53の電源54を備えている。ドライバ回路53
はD/A変換器103から出力される信号に応じて制御
弁2Aを駆動する信号を出力し、電源54は中立信号出
力装置104から出力されるレバー中立信号により遮断
され、ドライバ回路53の駆動が停止するようにしてあ
る。すなわち、上述した電源54は、中立信号出力装置
104から出力されるレバー中立信号に応じて、駆動体
である制御弁2Aの駆動を強制的に停止させる停止手段
を構成している。
【0055】この第2の実施例でも、記憶、演算及び論
理判断機能を有し、電気レバー装置3A等のセンサ37
A,37B等に接続されるリード線50a,50b等に
よって導かれる複数の電気信号を照合することにより、
電気レバー装置3A等が異常状態であるかどうかを判断
し、電気レバー装置3A等が異常状態であると判断した
とき、油圧シリンダ1A等に圧油を供給する油圧ポンプ
91の吐出量制御手段を構成する流量制御弁8(図1に
示した流量制御弁8と同等のもの)に、例えば油圧ポン
プ91の駆動を停止させ、あるいは所定の少流量に制限
する信号を出力する異常判断手段7を備えている。しか
しながら、図9に示す電気レバー装置3Aでは図14に
示すように、中立点0の近傍ではセンサ37aからメー
タリング出力値V2が出力され、センサ37bからメー
タリング出力値V1が出力される。この第2の実施例で
は、異常判断手段7で照合する複数の電気信号を、これ
らの両センサ37a,37bから出力されるメータリン
グ出力値V2,V1としてある。また、図14に示す関
係では、V1−Vo=−(V2−Vo)の関係となって
いる。異常判断手段7には上式の関係をあらかじめ記憶
させてあり、メータリング出力値V2とメータリング出
力値V1とが上式の関係を満足した場合には正常と判断
し、上式の関係を満足しない場合には異常と判断する構
成にしてある。
【0056】このように構成した第2の実施例の動作は
以下のとおりである。すなわち、油圧シリンダ1A(図
1に示す油圧シリンダ1Aと同等のもの)の駆動を意図
して、図9に示す操作レバー4Aを中立位置から矢印5
5方向に回動させると、この操作レバー4Aの押え板2
2を介して図示左側に位置するプッシャ32がばね36
の力に抗して下方に移動する。これに伴って、センサ3
7aの作動軸38と図11に示す摺動子45が同図11
の下方に移動する。摺動子45が抵抗体48と導体49
上を摺動することにより、操作レバー4Aの回動量に応
じた変位信号、すなわち図14に示すメータリング出力
値V2が図13のコントローラ51のA/D変換器10
1を経てCPU102に読み込まれる。この動作の間、
CPU102に含まれるレバー中立判断手段で、メータ
リング出力値V2が所定のメータリング設定値Vcに至
ったと判断されると、図14のS22で示すように、中
立信号出力装置104に中立状態から作動状態に変えら
れた旨の指示信号(ON)が出力され、中立信号出力装
置104は電源54をONにする中立解除信号を出力す
る。これによりドライバ回路53が作動し、操作レバー
4Aの回動量に応じて増加するメータリング出力値V2
が、CPU102からD/A変換器103を経てドライ
バ回路53に出力され、ドライバ回路53から制御弁2
Aの駆動部に駆動信号が出力され、これによって上記の
油圧シリンダ1Aが駆動して該当する作業機部材が操作
レバー4Aの回動量に応じただけ駆動する。
【0057】なお、上述の操作レバー4Aの操作に際
し、中立点0から所定の操作量の間、対向する側のプッ
シャ32の上昇に伴ってセンサ37bから徐々に減少す
るメータリング出力値V1が出力されるが、このときの
メータリング出力値V1は、中立状態とみなし得るメー
タリング設定値Vcよりも小さいことから、CPU10
2内のレバー中立判断手段で、センサ37b側は中立状
態であると判断される。したがって、図14のS11で
示すように、センサ37bに関しては、中立状態にする
指示信号(OFF)が出力される。このとき、中立信号
出力装置104は、前述したとおりセンサ37aから得
られるメータリング出力値V2に依存して電源54をO
Nにする中立解除信号を出力し、ドライバ回路53は作
動可能状態に保たれる。
【0058】また、操作レバー4Aを中立点0から図9
の矢印55と反対方向に回動させたときは、図示右側に
位置するプッシャ32が下方に移動し、センサ37bか
ら得られるメータリング出力値V1により、上述と同様
にして該当する作業機部材が上述と反対方向に移動す
る。また、このとき中立点0から所定の操作量の間、対
向する側のプッシャ32の上昇に伴ってセンサ37aか
ら徐々に減少するメータリング出力値V2が出力される
が、このときのメータリング出力値V2は、中立状態と
みなし得るメータリング設定値Vcよりも小さいことか
ら、CPU102内のレバー中立判断手段で、センサ3
7a側は中立状態であると判断される。したがって、図
6のS22で示すように、センサ37aに関しては、中
立状態にする指示信号(OFF)が出力される。このと
き、中立信号出力装置104は、前述したとおりセンサ
37bから得られるメータリング出力値V1に依存して
電源54をオンにする中立解除信号を出力し、ドライバ
回路53は作動可能状態に保たれる。
【0059】そして、操作レバー4Aを例えば前述した
図1の矢印55方向に回動させている状態から中立位置
(中立点0)に復帰させるときは、図1に示すばね36
の復帰力によってプッシャ32が上方に移動し、コント
ローラ51のCPU102のレバー中立判断手段で、メ
ータリング出力値V2がメータリング設定値Vcに至っ
たと判断されたとき、図14のS22で示すように中立
状態にする指示信号(OFF)が中立信号出力装置10
4に出力される。これにより、当該センサ37a、相手
側であるセンサ37bの双方に関連して中立状態にする
指示信号(OFF)が出力され、中立信号出力装置10
4は電源54をOFFにするレバー中立信号を電源54
に出力する。したがって、電源54が遮断され、ドライ
バ回路53が停止し、制御弁2Aが中立位置に復帰す
る。この制御弁2Aの中立復帰により油圧ポンプ91
(図1に示す油圧ポンプ91と同等のもの)から上記の
油圧シリンダ1Aへの圧油の供給が阻止され、油圧シリ
ンダ1Aは停止し、該当する作業機部材も停止する。
【0060】なお、操作レバー4Aを図9の矢印55と
反対方向に操作している状態から中立位置に復帰させる
場合も同様であり、コントローラ51のCPU102の
レバー中立判断手段で、メータリング出力値V1がメー
タリング設定値Vcに至ったと判断されたとき、図14
のS11で示すように、中立状態にする指示信号(OF
F)が中立信号出力装置104に出力され、中立信号出
力装置104は電源54を遮断するレバー中立信号を電
源54に出力し、ドライバ回路53が停止し、制御弁2
Aが中立位置に復帰する。これにより、油圧シリンダ1
Aは停止し、該当する作業機部材も停止する。
【0061】そして特に、この第2の実施例にあって
は、電気レバー装置3Aの操作レバー4Aの操作に伴っ
てセンサ37a,37bのそれぞれから出力されるメー
タリング出力値V2,V1が図13に示すリード線50
a,50bを介して異常判断手段7に入力される。この
異常判断手段7で、入力されたメータリング出力値V
2,V1により前述したV1−Vo=−(V2−Vo)
が演算され、この式が満足されれば正常と判断し、満足
されなければ異常と判断する。なお例えば、プッシャ3
2と押え板22との間にゴミ等が侵入したときなどに
は、センサ37b等は一様に押されぎみとなり、図14
のメータリング出力値V1´で示すように、正常なメー
タリング出力値V1に比べて大きい誤信号を発生する。
このような異常状態も上述した判断により、異常判断手
段7で検出することができる。
【0062】異常と判断されたときは、前述した第1の
実施例と同様に、異常判断手段7から油圧ポンプ91の
吐出量制御手段を構成する流量制御弁8に駆動信号が出
力され、油圧ポンプ91の吐出量がほとんど0に制御さ
れて油圧シリンダ1Aが停止状態に保持され、あるい
は、特定な動作のみ許容する微少な流量を吐出されるよ
うに制御されて油圧シリンダ1Aが所定の低速度で駆動
する。
【0063】このように構成した第2の実施例にあって
も、電気レバー装置3Aに故障を生じたときには、第1
の実施例と同様に、異常判断手段7で故障状態と判断さ
れて吐出量制御手段を構成する流量制御弁8が制御さ
れ、故障専用の電磁弁を特別に設けることなく油圧シリ
ンダ1Aの駆動を停止させ、または所定の低速に制限す
ることができる。したがって故障専用の電磁弁を設ける
場合と同等の機能を確保できるとともに、高価な故障専
用の電磁弁を設ける場合に比べて駆動制御装置全体の製
作費を安くすることができる。
【0064】図15は本発明の第3の実施例を示す回路
図である。この第3の実施例は、異常判断手段7を原動
機90すなわちエンジンの回転数を制御するエンジン回
転数制御手段11に接続してある。このようなエンジン
回転数制御手段11としてはエンジンガバナあるいは燃
料カットソレノイド等が公知であり、油圧ショベル等の
油圧機械では普通に備えられている。すなわち、この第
3の実施例では、電気レバー装置3A,3Bから出力さ
れる複数の電気信号を照合することにより該当する電気
レバー装置3A,3Bが異常状態であるかどうかを判断
し、異常状態であると判断されたとき、油圧シリンダ1
A,1Bに圧油を供給する油圧ポンプ91を駆動する原
動機90の回転数を制御するエンジン回転数制御手段1
1に、原動機90の駆動を停止させる信号、または原動
機90の回転数を所定の低回転数に制限する信号を出力
する異常判断手段7を備えている。その他の電気レバー
装置3A,3B、コントローラ51等の構成は、第1の
実施例と同等である。
【0065】このように構成した第3の実施例では、電
気レバー装置3A,3Bに故障を生じたときには、異常
判断手段7で故障状態と判断されてエンジン回転数制御
手段11が制御され、原動機90が停止、または所定の
低回転数に制御され、これにより油圧ポンプ91の吐出
量がほぼ0に、あるいは所定の少流量に制限され、第1
の実施例と同様に、故障専用の電磁弁を特別に設けるこ
となく油圧シリンダ1A,1Bの駆動を停止させ、また
は所定の低速に制限することができる。したがって、第
1,第2の実施例と同様に、故障専用の電磁弁を設ける
場合と同等の機能を確保できるとともに、高価な故障専
用の電磁弁を設ける場合に比べて駆動制御装置全体の製
作費を安くすることができる。
【0066】
【発明の効果】本発明は以上の構成にしてあることか
ら、電気レバー装置の故障に際し、故障専用の電磁弁を
特別に設けることなく油圧アクチュエータの駆動を停止
させ、または所定の低速に制限することができ、従来の
ような高価な故障専用の電磁弁を設ける場合に比べて駆
動制御装置全体の製作費を安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧機械の駆動制御装置の第1の実施
例を示す回路図である。
【図2】図1に示す第1の実施例に備えられる電気レバ
ー装置を示す断面部分を含む説明図である。
【図3】図2に示す電気レバー装置に備えられるプッシ
ャの配置を示す平面図である。
【図4】図2に示す電気レバー装置に備えられるリニア
ストローク型センサの電気回路を示す図である。
【図5】図4に示すリニアストローク型センサの内部構
成を示す正面図である。
【図6】図4に示すリニアストローク型センサの内部構
成を示す側面図である。
【図7】図2に示す電気レバー装置の近傍の配置形態の
詳細を示す図である。
【図8】図2に示す電気レバー装置における操作レバー
の操作量とセンサから出力される変位信号との関係、及
びセンサ内に設けられるスイッチのオン、オフ動作の関
係を示す特性図である。
【図9】本発明の第2の実施例に備えられる電気レバー
装置の断面部分を含む説明図である。
【図10】図9に示す電気レバー装置に備えられるリニ
アストローク型センサの電気回路を示す図である。
【図11】図10に示すリニアストローク型センサの内
部構成を示す正面図である。
【図12】図10に示すリニアストローク型センサの内
部構成を示す側面図である。
【図13】図9に示す電気レバー装置の近傍の配置形態
の詳細を示す図である。
【図14】第2の実施例における操作レバーの操作量と
センサから出力される変位信号との関係を示す図、及び
レバー中立判断装置の判断内容を示す図である。
【図15】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図16】従来の油圧機械の駆動制御装置を示す回路図
である。
【符号の説明】
1A 油圧シリンダ(油圧アクチュエータ) 1B 油圧シリンダ(油圧アクチュエータ) 2A パイロット操作式制御弁 2aA 第1の油圧パイロット操作部 2bA 第2の油圧パイロット操作部 2B パイロット操作式制御弁 2aB 第1の油圧パイロット操作部 2bB 第2の油圧パイロット操作部 3A 電気レバー装置 3B 電気レバー装置 4A 操作レバー 4B 操作レバー 7 異常判断手段 8 流量制御弁(吐出量制御手段) 9 制御用アクチュエータ(吐出量制御手段) 11 エンジン回転数制御手段 37A センサ 37B センサ 37a センサ 37b センサ 42 スイッチ 43 可変抵抗部 50a リード線 50b リード線 50c リード線 50d リード線 50e リード線 50f リード線 50g リード線 50h リード線 51 コントローラ(制御手段) 90 原動機 91 油圧ポンプ 92 パイロットポンプ 96aA ソレノイド 96bA ソレノイド 96aB ソレノイド 96bB ソレノイド 101 A/D変換器 102 中央処理装置(CPU) 103 D/A変換器 104 中立信号出力装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバー、及び該操作レバーの操作量
    に応じた電気的な操作信号を発生するとともに、上記電
    気的な操作信号も含めて独立した複数の電気信号を出力
    可能な出力装置を有する電気レバー装置と、油圧アクチ
    ュエータの駆動を制御する制御弁と、上記操作信号に応
    じて上記制御弁を駆動する駆動信号を出力する制御手段
    とを備えた油圧機械の駆動制御装置において、 上記複数の電気信号を照合することにより上記電気レバ
    ー装置が異常状態であるかどうかを判断し、上記電気レ
    バー装置が異常状態であると判断したとき、油圧アクチ
    ュエータに圧油を供給する油圧ポンプの吐出量制御手段
    に、上記油圧ポンプの駆動を停止させる信号、または上
    記油圧ポンプの吐出量を所定の少量に制限する信号を出
    力する異常判断手段を備えたことを特徴とする油圧機械
    の駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 操作レバー、及び該操作レバーの操作量
    に応じた電気的な操作信号を発生するとともに、上記電
    気的な操作信号も含めて独立した複数の電気信号を出力
    可能な出力装置を有する電気レバー装置と、油圧アクチ
    ュエータの駆動を制御する制御弁と、上記操作信号に応
    じて上記制御弁を駆動する駆動信号を出力する制御手段
    とを備えた油圧機械の駆動制御装置において、 上記複数の電気信号を照合することにより上記電気レバ
    ー装置が異常状態であるかどうかを判断し、上記電気レ
    バー装置が異常状態であると判断したとき、油圧アクチ
    ュエータに圧油を供給する油圧ポンプを駆動する原動機
    の回転数を制御する原動機回転数制御手段に、上記原動
    機の駆動を停止させる信号、または上記原動機の回転数
    を所定の低回転数に制限する信号を出力する異常判断手
    段を備えたことを特徴とする油圧機械の駆動制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008105502A1 (ja) * 2007-02-28 2008-09-04 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. 油圧作業機械の安全装置
US8554401B2 (en) 2007-02-28 2013-10-08 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Safety device for hydraulic working machine
JP2018003386A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 日立建機株式会社 作業機械

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