JPH0712104A - 油圧機械の駆動制御装置 - Google Patents

油圧機械の駆動制御装置

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JPH0712104A
JPH0712104A JP14942593A JP14942593A JPH0712104A JP H0712104 A JPH0712104 A JP H0712104A JP 14942593 A JP14942593 A JP 14942593A JP 14942593 A JP14942593 A JP 14942593A JP H0712104 A JPH0712104 A JP H0712104A
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JP
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lever
signal
displacement signal
drive
control valve
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JP14942593A
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Kazuhiro Sunamura
和弘 砂村
Yasuo Tanaka
康雄 田中
Hiroshi Watanabe
洋 渡辺
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同じ油圧アクチュエータを駆動する変位信号
を出力する電気レバー装置の2つの出力装置のうちの1
つの側に故障を生じても、当該油圧アクチュエータの駆
動を実現できる油圧機械の駆動制御装置の提供。 【構成】 操作レバー20が第1の操作領域から中立点
を越えて第2の操作領域に入る逆レバー状態、及び操作
レバーが第2の操作領域から中立点を越えて第1の操作
領域に入る逆レバー状態にあって、それぞれメータリン
グ出力値Vu,Vdを有するように設定する設定手段
と、第1の変位信号及び第2の変位信号のうちの一方の
変位信号に異常が生じているとき、異常を生じていない
方の変位信号に基づいてブームシリンダ1用の制御弁2
Bの駆動のための制御信号を演算する演算手段と、この
演算手段で求めた制御信号に応じて制御弁2Bを駆動す
る駆動信号を出力する出力手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の油圧
機械に備えられ、電気レバー装置の操作レバーを操作す
ることにより油圧アクチュエータの駆動を制御する駆動
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の油圧機械は一般に複数
の油圧アクチュエータを備え、これらの油圧アクチュエ
ータのそれぞれは、操作レバー装置を含む駆動制御装置
によって制御される。このような駆動制御装置の中に
は、操作レバー装置として電気レバー装置を設けたもの
がある。この駆動制御装置は、中立位置を挾むように配
置される異なる操作領域のそれぞれで操作可能な操作レ
バー、及びこの操作レバーの操作量に応じた電気的な変
位信号を発生する出力装置例えばポテンショメータを有
する電気レバー装置と、油圧アクチュエータの駆動を制
御する制御弁と、電気レバー装置の変位信号を入力し、
この変位信号に応じた制御弁の制御信号を演算する演算
手段、及びこの演算手段で求められた制御信号に応じた
電気的な駆動信号を出力する出力手段を有する制御手
段、すなわちコントローラとを備えている。また、コン
トローラを駆動するための主電源を備え、コントローラ
は、その主電源にそれぞれ接続された演算手段用の電源
と出力手段用の電源とを含んでいる。制御弁、電気レバ
ー装置及びコントローラの出力手段のそれぞれは、複数
の油圧アクチュエータに対応して複数設けられている。
【0003】このような駆動制御装置においては、コン
トローラは、演算手段用電源と出力手段用電源が主電源
に接続されることにより駆動状態となる。この駆動状態
において、操作レバーを中立位置から所定量操作する
と、この操作レバーの操作量に応じた変位信号がポテン
ショメータからコントローラに出力され、コントローラ
の演算手段で変位信号に応じた制御信号が演算され、こ
の制御信号に応じた駆動信号が出力手段から出力され、
制御弁が電磁制御弁である場合にはその駆動信号で電磁
制御弁が直接駆動し、制御弁がパイロット操作式制御弁
である場合には、駆動信号を電気油圧変換器で油圧信号
に変換し、パイロット操作式制御弁を駆動する。このよ
うな制御弁の駆動に伴って油圧アクチュエータに油圧ポ
ンプから吐出される圧油が供給され、当該油圧アクチュ
エータが駆動し、この油圧アクチュエータの駆動により
該当する作業部材が作動する。
【0004】図13は上述した従来の駆動制御装置に備
えられる特開昭63−307705号公報に示される電
気レバー装置を示す断面部分を含む説明図、図14は図
13に示す電気レバー装置に備えられるプッシャの配置
を示す平面図、図15は図13に示す電気レバー装置に
備えられるリニアストローク型センサの電気回路を示す
図、図16は図15に示すリニアストローク型センサの
内部構成を示す正面図、図17は図15に示すリニアス
トローク型センサの内部構成を示す側面図、図18は図
13に示す電気レバー装置の配置形態の詳細を示す図で
ある。
【0005】図13に示す従来の駆動制御装置に備えら
れる電気レバー装置は、図13の紙面に沿う左右の2方
向、および同図13の紙面と直交する前後の2方向、す
なわち4方向に回動可能な操作レバー20を、棒体21
と、この棒体21の下端に一体に固定され、下面がゆる
やかな曲面に形成された押え板22とによって構成して
あり、この操作レバー20は360°方向の回動を許容
させるユニバーサルジョイント23を介して支柱24に
よって支持されている。支柱24の下端にはねじが形成
され、この支柱24は、シール材25を介して本体を形
成するケーシング26に形成したねじ穴に螺合されてい
る。ケーシング26は、上ぶた27と、この上ぶた27
が一体的に嵌合される箱体28とから成っており、箱体
28の下方部分にはくぼみ29と、このくぼみ29に連
通される通気穴30と、この通気穴30に配置したフィ
ルタ31とを設けてある。
【0006】また、操作レバー20の押え板22の下面
に当接するように、しかも図14に示すように、操作レ
バー20の棒体21を囲むように直線的に移動可能なプ
ッシャ32を4つ配置してある。このプッシャ32は、
シール材33を介してケーシング26の上ぶた27を貫
通するように設けてあり、その下端には大径部34と、
この大径部34の下方に突出する突出部35とを有して
いる。上記したプッシャ32の大径部34は上ぶた27
に当接可能になっており、すなわち、上ぶた27がプッ
シャ32の操作レバー20方向の移動を規制する規制部
材を構成している。また、ケーシング26内には、プツ
シャ32を操作レバー20方向に付勢するばね36が設
けられており、このばね36の一端はプッシャ32の大
径部34に係合し、他端はケーシング26の箱体28の
底部に係合している。
【0007】また、プッシャ32の移動に対応してそれ
ぞれ変位信号を出力する出力装置、すなわちリニアスト
ローク型センサ37A〜37Dを配置してある。これら
のセンサ37A〜37Dは全て同等に構成してある。例
えば、センサ37Aの作動軸38はケーシング26内に
位置するように配置してあり、しかもプッシャ32の突
出部35との間に、操作レバー20の不感帯を形成する
クリアランス39を有するように配置してあり、また、
この作動軸38を案内するガイド部40の周囲にねじ部
41を形成してある。センサ37A等は、シール材25
aを介して、ガイド部40のねじ部41がケーシング2
6の箱体28に形成したねじ穴に螺合するようにして当
該ケーシング26に装着される。上記したガイド部40
のねじ部41は、クリアランス39の寸法を可変にする
手段を構成している。
【0008】また、上記したセンサ37A等は、図15
に示すように、操作レバー20の中立位置を検出するス
イッチ42と、可変抵抗部43とを有する電気回路を備
えている。このセンサ37A等の内部構成は、図16,
図17に示すように、上述の作動軸38と一体に設けら
れ、同図16の上下方向に移動可能な摺動子44,45
と、摺動子44が常時接触する導体46、摺動子44が
選択的に接触可能で、摺動子45が常時接触する導体4
7と、この導体47に連設される抵抗体48と、摺動子
45が常時接触する導体49とを有するものになってい
る。なお、導体46,47と摺動子44とによって上述
した図15に示すスイッチ42が構成され、導体47、
抵抗体48、導体49と摺動子45とによって同図15
に示す可変抵抗部43が構成されている。
【0009】図13に示すように、各センサ37A〜3
7Dはリード線50を介して、各種の信号処理をおこな
う制御装置、すなわちコントローラ51に接続されてい
る。このコントローラ51は、図18に示すように、作
業機を構成する可動部材である作業機部材を駆動する図
示しない油圧アクチュエータを制御する制御弁52を駆
動する信号を出力するドライバ回路53に接続されてい
る。この図13に示すように、センサ37A等に内蔵さ
れるスイッチ42はドライバ回路53の電源54に接続
されている。
【0010】なお、作業機が例えば建設機械を構成する
油圧ショベルであるとすると、上述の作業機部材は、ブ
ーム、アーム、バケット、旋回体等であり、上述のアク
チュエータは、ブームを回動させるブームシリンダ、ア
ームを回動させるアームシリンダ、バケットを回動させ
るバケットシリンダ、旋回体を旋回させる旋回モータ等
であり、また、上述の制御弁52はブームシリンダを制
御するブーム用制御弁、アームシリンダを制御するアー
ム用制御弁、バケットシリンダを制御するバケット用制
御弁、旋回モータを制御する旋回用制御弁である。
【0011】このように構成した従来技術にあっては、
特定の作業機部材の駆動を意図して、図13に示す操作
レバー20を中立位置から例えば矢印55方向に回動さ
せると、この操作レバー20の押え板22を介して図示
左側に位置するプッシャ32がばね36の力に抗して下
方に移動する。そして、このプッシャ32の突出部35
がセンサ37Aの作動軸38に当接し、さらに移動する
と、作動軸38の移動と一体的に図16に示す摺動子4
4,45が同図の矢印56方向に移動する。摺動子44
が導体46,47の双方に接触すると、図18に示すス
イッチ42がオンとなって同図18の電源54がオンと
なり、また、摺動子45が抵抗体48と導体49に接続
することにより、操作レバー20の回動量に応じた変位
信号がコントローラ51に出力され、さらに当該変位信
号に相応した信号がこのコントローラ51からドライバ
回路53に出力され、ドライバ回路53から制御弁52
の駆動部に駆動信号が出力され、これによって図示しな
い油圧アクチュエータが駆動して該当する作業機部材が
操作レバー20の回動量に応じただけ駆動する。なお、
操作レバー20を図13の矢印55と対向する反対方向
に回動させたときは、図示右側に位置するプツシャ32
が下方に移動し、上述と同様にして該当する作業機部材
が上述と反対の方向に駆動する。
【0012】そして、操作レバー20を元の中立位置に
復帰させるときは、図13に示すばね36の復帰力を介
してプッシャ32がその大径部34がケーシング26の
上ぶた27に規制される位置まで上方に移動し、これに
よって図16に示す摺動子44,45が同図16に示す
ような位置関係となり、すなわち、まず摺動子44が導
体47から離れてスイッチ42がオフとなる状態とな
る。このように、摺動子45が抵抗体48から離れるこ
とによりセンサ37A等からコントローラ51に該当す
る作業機部材を中立位置にする信号が出力され、ドライ
バ回路53からの出力信号に応じて制御弁52が中立位
置に復帰し、次いで上述のスイッチ42がオフとなるこ
とにより電源54がオフとなり、ドライバ回路53の駆
動が停止する。
【0013】また、操作レバー20を図13の矢印55
と直交する方向、すなわち図14の左右方向と直交する
上下方向に回動させた場合には、上述と同様に対応する
プッシャ32が移動し、該当するセンサ37C,Dから
変位信号が出力され、前述した作業機部材と異なる別の
作業機部材を駆動することができる。例えば、前述した
油圧ショベルの場合では、操作レバー20の図14の左
右方向の回動によりブームを駆動させ、上下方向の回動
によりバケットを駆動させることができる。
【0014】このように構成した従来技術は、操作レバ
ー20の回動に伴うプッシャ32の移動、およびこのプ
ッシャ32の移動に伴うセンサ37の作動軸38の移動
により、何らギヤ機構等を介在させることなく操作レバ
ー20の操作量に応じた変位信号をセンサ37A等から
出力させることができ、比較的構造が簡単な利点があ
る。また、センサ37A等は操作レバー20の中立位置
を検出するスイッチ42を備えているので、仮にコント
ローラ51を含む信号系統に故障やノイズの混入を生じ
たとしても、操作レバー20が中立位置になると上述の
ように電源54がオフとなり、ドライバ回路53の駆動
が停止し、これによって制御弁52は中立位置に復帰
し、該当する作業機部材が自動的に操作レバー20の中
立状態に対応した形態となり、優れた安全性を有する利
点もある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術は、電気レバー装置の故障等の異常発生時に機械
を安全に停止させることを主眼に構成されているため、
電気レバー装置の1つの出力装置、例えばセンサ37A
が故障しても油圧アクチュエータを動かすことができな
くなり、この油圧アクチュエータで駆動される作業機部
材の位置を変える必要があるとき、この作業機部材の位
置変更を実現できない問題がある。
【0016】例えば、当該油圧機械が油圧シヨベルであ
り、油圧アクチュエータがブームシリンダであり、作業
機部材がブームであり、山の上の作業現場で掘削作業が
実施されているとき、前述した図13のセンサ37Aの
スイッチ42に接続されるリード線1本が切れただけで
もブームシリンダは作動不能になり、フロントを形成す
るバケットが土中にめり込んだ状態でブームが上がらな
くなる事態を生じ得る。このような場合には、センサ3
7Aの修理のために油圧ショベルを山の下まで降ろすこ
とができなくなり、修理作業がきわめて煩雑になってし
まう。
【0017】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、同じ油圧アクチ
ュエータを駆動する変位信号を出力する電気レバー装置
の2つの出力装置のうちの1つの側に故障を生じても、
当該油圧アクチュエータの駆動を実現できる油圧機械の
駆動制御装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、中立点を挾むように互いに対向する第1
の操作領域、第2の操作領域内を回動操作可能な操作レ
バーと、この操作レバーの操作方向の違いに応じて第1
の変位信号を出力可能な第1の出力装置、第2の変位信
号を出力可能な第2の出力装置とを有する電気レバー装
置と、油圧アクチュエータの駆動を制御する制御弁と、
上記変位信号に応じて上記制御弁を駆動する駆動信号を
出力する制御手段とを備えた油圧機械の駆動制御装置に
おいて、上記操作レバーが上記第1の操作領域から上記
中立点を越えて上記第2の操作領域に入る逆レバー状
態、及び上記操作レバーが上記第2の操作領域から上記
中立点を越えて上記第1の操作領域に入る逆レバー状態
にあって、それぞれメータリング出力値を有するように
設定する設定手段と、上記第1の変位信号及び上記第2
の変位信号のうちの一方の変位信号に異常が生じている
とき、異常を生じていない方の変位信号に基づいて上記
制御弁の駆動のための制御信号を演算する演算手段と、
この演算手段で求めた制御信号に応じて上記制御弁を駆
動する駆動信号を出力する出力手段とを備えた構成にし
てある。
【0019】
【作用】本発明は上記した構成にしてあることから、設
定手段により第1の操作領域、第2の操作領域のそれぞ
れにおいて、第1の変位信号、第2の変位信号のそれぞ
れはメータリング出力値を有する。これらのメータリン
グ出力値は、第1,第2の操作領域のそれぞれにおい
て、電気レバー装置の操作レバーの回動量に相応して互
い対応関係のあるメータリング出力値とすることができ
る。したがって、第1の変位信号及び第2の変位信号の
うちの一方の変位信号に異常が生じているとき、演算手
段は、異常を生じていない方の変位信号のメータリング
出力値と上述した対応関係に基づいて、異常を生じてい
る変位信号のメータリング出力値の目標値を制御信号の
値として演算によって求めることができる。出力手段か
ら、この演算によって求めた制御信号の値であるメータ
リング出力値の目標値に相当する駆動信号を制御弁に出
力することにより、制御弁が切換えられ、該当する油圧
アクチュエータを駆動することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の油圧機械の駆動制御装置の実
施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の油圧機械
の駆動制御装置の第1の実施例を示す回路図、図2は図
1に示す第1の実施例に備えられる電気レバー装置を示
す断面部分を含む説明図、図3は図2に示す電気レバー
装置に備えられるリニアストローク型センサの電気回路
を示す図、図4は図3に示すリニアストローク型センサ
の内部構成を示す正面図、図5は図3に示すリニアスト
ローク型センサの内部構成を示す側面図、図6は図2に
示す電気レバー装置における操作レバーの回動量とセン
サから出力される変位信号との関係、及び操作レバーの
回動量とブームスピードとの関係を示す特性図、図7,
図8は図1に示す第1の実施例に備えられるコントロー
ラでおこなわれる処理を示すフローチャートである。
【0021】図1に示す第1の実施例は例えば油圧ショ
ベルに備えられるものであり、原動機90と、この原動
機90によって駆動する油圧ポンプ91及びパイロット
ポンプ92と、油圧ポンプ91から吐出する圧油によっ
て駆動する油圧アクチュエータ、例えば図示しないブー
ムを駆動するブームシリンダ1と、油圧ポンプ91から
ブームシリンダ1に供給される圧油の流れを制御するブ
ーム用制御弁、すなわちパイロット操作式制御弁2Bと
を備えている。この制御弁2Bは、一方の端部に第1の
油圧パイロット操作部2aBとソレノイド96aBを備
え、他方の端部に第2の油圧パイロツト操作部2bBと
ソレノイド96bBを備えている。また、ブームシリン
ダ1を作動させる操作手段、すなわち操作レバー20、
及び出力装置であるリニアストローク型センサ37a,
37bを含む4つのセンサを有する後述の電気レバー装
置と、リード線50bを介してセンサ37bから出力さ
れる第1の変位信号を入力するとともに、リード線50
aを介してセンサ37aから出力される第2の変位信号
を入力し、これらの第1,第2の変位信号に応じて制御
弁2Bを駆動する駆動信号をソレノイド96bB,96
aBに出力する制御手段、すなわち後述のコントローラ
51とを備えている。なお、図1では説明を簡単にする
ために、油圧ショベルで通常備えられるアームシリン
ダ、バケットシリンダ、旋回モータ、走行モータ等の他
の油圧アクチュエータや、これらの油圧アクチュエータ
の駆動を制御する制御弁や、他の電気レバー装置の図示
を省略してある。
【0022】上述した電気レバー装置は図2〜図6に示
すように構成してある。すなわち、同図2の紙面に沿う
左右方向(ブームシリンダ1を駆動させる方向)、及び
紙面に直交する前後方向(例えば図示しないバケットシ
リンダを駆動させる方向)、すなわち4方向に回動可能
な操作レバー20を、棒体21と、押え板22とによっ
て構成してあり、この操作レバー20をユニバーサルジ
ョイント23を介して支柱24に支持させてある。支柱
24は、シール材25を介してケーシング26に形成し
たねじ穴に螺合させてある。ケーシング26は、上ぶた
27と、箱体28とから成っており、箱体28の下方部
分にはくぼみ29と、通気穴30と、フィルタ31とを
設けてある。また、操作レバー20の押え板22の下面
に当接するように、プッシャ32を4つ配置してある
(図2では2つだけ描いてある)。このプッシャ32
は、シール材33を介してケーシング26の上ぶた27
を貫通するように設けてあり、その下端には大径部34
を有している。大径部34は上ぶた27に当接可能にな
っている。ケーシング26内には、プツシャ32を付勢
するばね36を設けてあり、ばね36の一端はプッシャ
32の大径部34に係合し、他端はケーシング26の箱
体28の底部に係合している。
【0023】また、プッシャ32の移動に対応してそれ
ぞれ変位信号を出力するセンサをプッシャ32の数に対
応して4つ配置してある。図2では上述した第2の変位
信号を出力するセンサ37aと,第1の変位信号を出力
するセンサ37bだけが見える状態に描いてある。これ
らのセンサ37a,37b等のそれぞれの作動軸38が
ケーシング26内に位置するように配置してある。この
作動軸38部分には前述した図13に示すようなクリア
ランスは設けてない。また、作動軸38を案内するガイ
ド部40の周囲にねじ部41を形成してあり、センサ3
7a,37b等は、シール材25aを介して、ケーシン
グ26に装着させてある。
【0024】また、上記したセンサ37a等は、図3に
示すように、ポテンショメータを形成する可変抵抗部4
3のみを有する構成にしてある。これらのセンサ37a
等の内部構成は、図4,図5に示すように、上述の作動
軸38と一体に設けられ、同図4の上下方向に移動可能
な摺動子45と、この摺動子45が常時接触する導体4
9と、摺動子45が常時接触する抵抗体48とを有す
る。図4は操作レバー20の中立状態に相当する図であ
るが、この状態で抵抗体48は摺動子45の図示上方ま
で延設するようにあらかじめ形成してある。
【0025】センサ37a等の上述した抵抗体48と摺
動子45の配設関係は、図6の(a)で示す関係、すな
わち中立点0を挾んで右側に位置する第1の操作領域、
左側に位置する第2の操作領域のレバー回動量θと、第
1,第2の変位信号のメータリング出力値、すなわちポ
テンショメータ出力電圧Vとの関係を設定するととも
に、操作レバー20が同図6の右側の第1の操作領域か
ら中立点0を越えて左側の第2の操作領域に入る逆レバ
ー状態、及び操作レバー20が左側の第2の操作領域か
ら中立点0を越えて右側の第1の操作領域に入る逆レバ
ー状態にあって、それぞれメータリング出力値を有する
ように設定する設定手段を構成している。
【0026】なお、図6(a)において、Vuはセンサ
37bから出力される第1の変位信号のメータリング出
力値、すなわち図示しないブームを上げ方向に駆動する
ための上げ(up)レバー特性値を示し、Vdはセンサ
37aから出力される第2の変位信号のメータリング出
力値、すなわち図示しないブームを下げ方向に駆動する
ための下げ(down)レバー特性値を示し、これらの
上げレバー特性値Vuと下げレバー特性値Vdは中立点
を中心として操作レバー20の回動量の増加に伴って特
性値Vが増加する左右対称の特性に設定してある。ま
た、θ5は操作レバー20を図2の矢印55と反対方向
に、すなわち第1の操作領域においてフル操作したとき
のレバー回動量、θ6は操作レバー20を図2の矢印5
5方向に、すなわち第2の操作領域においてフル操作し
たときのレバー回動量、V0は中立点0における第1,
第2の変位信号の出力電圧、V1はフル操作時の第1,
第2の変位信号の出力電圧、すなわち出力電圧の上限
値、V2は第1,第2の変位信号の出力電圧の下限値で
ある。この第1の実施例では、第1,第2の変位信号の
出力電圧の下限値V2を与えるレバー回動量θ2,θ4
を中立点0の近傍に設定してある。また、θ1,θ3は
不感帯を決める値であり、中立点0≦第1の操作領域に
おけるレバー回動量θ≦θ1、中立点0≦第2の操作領
域におけるレバー回動量θ≦θ3、の条件にあるレバー
回動量θのときは中立状態とみなしてブームシリンダ1
の駆動を停止保持させるようにしてある。
【0027】また、上述のコントローラ51は、記憶、
演算、論理判断機能を有するもので、例えばマイクロコ
ンピュータによって作製されている。このコントローラ
51は、センサ37bから出力される第1の変位信号及
びセンサ37aから出力される第2の変位信号のうちの
一方の変位信号に異常が生じているかどうか、すなわち
第1の変位信号のメータリング出力値である上げレバー
特性値Vu、第2の変位信号のメータリング出力値であ
る下げレバー特性値Vdのそれぞれが、図6の(a)に
示す出力電圧Vの下限値V2と上限値V1の間の値であ
るかどうか判断し、間の値であれば正常と判断し、間の
値でなければ異常と判断する異常判断手段を備えてい
る。また、この異常判断手段で第1の変位信号及び第2
の変位信号のうちの一方の変位信号に異常が生じている
と判断されたとき、図6の(a)の第1の操作領域、第
2の操作領域のそれぞれにおける第1の変位信号の上げ
レバー特性値Vuと第2の変位信号の下げレバー特性値
Vdとの対応関係と、異常を生じていない方の変位信号
の特性値とに基づいて、制御弁2Bの駆動のための目標
値を制御信号の値として演算によって求める演算手段
と、この演算手段で求めた制御信号の値に応じて制御弁
2Bを駆動する駆動信号を出力する出力手段とを含んで
いる。
【0028】さらに、コントローラ51は、上述した異
常判断手段で第1の変位信号及び第2の変位信号のうち
の一方の変位信号に異常が生じていると判断されたと
き、制御弁2Bの最大開口量を通常時に比べて所定の小
さい開口量に制限する開口量制限手段、すなわち図6の
(b)の特性η4,η3で示すブームスピード特性設定
手段を含んでいる。なお、図6の(b)に示すη2は図
6の(a)の上げレバー特性Vuに対応する通常時のブ
ームスピード特性であり、特性η4は通常時の特性より
もブームスピードを遅くする特性である。同様に、図6
の(b)に示すη1は図6の(a)の下げレバー特性V
dに対応する通常時のブームスピード特性であり、特性
η3は通常時の特性よりもブームスピードを遅くする特
性である。図6の(b)のθ1,θ3は図6の(a)に
示すθ1,θ3と同等である。すなわち、〔θ1≦第1
の操作領域のレバー回動量θ〕及び〔θ3≦第2の操作
領域のレバー回動量θ〕の条件でブームスピードを遅く
するようにあらかじめ設定してある。
【0029】次に上記したコントローラ51の処理内容
について、図7,8を用いて説明する。はじめに、操作
レバー20の回動に伴ってセンサ37b,37aから出
力される第1の変位信号、第2の変位信号を入力し、第
7図の手順a,bに示すように、第1の変位信号のメー
タリング出力値である上げレバー特性値Vu、第2の変
位信号のメータリング出力値である下げレバー特性値V
dを読み込む。次に、手順c,dに示すように、内蔵さ
れる異常判断手段で読み込まれたVu,Vdが、V2≦
Vu≦V1,V2≦Vd≦V1の関係にあるかどうか判
断され、これらの関係にあれば正常と判断し、これらの
関係になければ異常と判断してVu異常フラグ、あるい
はVd異常フラグを立て、手順eに移る。
【0030】手順eでは、Vu異常フラグが立っている
かどうか判断される。Vu異常フラグが立っていないと
きはセンサ37b側は正常であり、手順fに移る。この
手順fでは、Vd異常フラグが立っているかどうか判断
される。Vd異常フラグが立っていないときはセンサ3
7a側も正常であり、第8図の手順gに移る。手順gで
は、センサ37bから出力される第1の変位信号の特性
値Vuが不感帯を越える値であるかどうか、すなわち、
図6の(a)のV3とV1との間の値であるかどうか
(V3<Vu<V1)判断され、この判断がイエスであ
れば手順hに移る。この手順hでは、内蔵される出力手
段から特性値Vuに相応する駆動信号が図1に示すソレ
ノイド96bBに出力される。これにより、図示しない
ブームの上げ動作が実施される。また、上述した手順g
の判断がノーであれば、センサ37aから出力される第
2の変位信号の特性値Vdが不感帯を越える値であるか
どうか、すなわち、図6の(a)のV3とV1との間の
値であるかどうか(V3<Vd<V1)判断され、この
判断がイエスであれば手順tに移る。この手順tでは、
内蔵される出力手段から特性値Vdに相応する駆動信号
が図1に示すソレノイド96aBに出力される。これに
より、図示しないブームの下げ動作が実施される。ま
た、上記したV3<Vd<V1の判断がノーであれば中
立状態にあり、はじめに戻る。
【0031】そして、上述した手順eでセンサ37b側
に異常があり、Vu異常フラグが立っていると判断され
たときは、手順iに移る。この手順iでは、Vd異常フ
ラグが立っているかどうか判断される。Vd異常フラグ
が立っていると判断されたときは、センサ37b,37
aの双方に異常が認められる状態であり、この実施例で
は処理不能なのではじめに戻る。また、上述した手順i
でVd異常フラグが立っていないと判断されたときは、
センサ37a側は正常で、センサ37b側のみが異常で
あり、第8図の手順jに移る。この手順jでは正常であ
る第2の変位信号の特性値Vdが下限値V2に等しいか
どうか判断され、等しいと判断されたときは、内蔵され
る演算手段で図6の(a)のVd=V2のときのレバー
回動量θ2に相応する特性値Vuの値であるV5を求め
る演算をおこない、さらに内蔵されるブームスピード特
性設定手段で設定される図6の(b)の関係から、内蔵
される演算手段でV5に対応するη4の値〔図6の
(a)のレバー回動量θ2に相当〕を制御信号の値とし
て求める演算をおこない、内蔵される出力手段からη4
の値に相当する駆動信号が制御弁2Bのソレノイド96
bBに出力される。これにより、図示しないブームはス
ピードを抑制されながら上げ方向に駆動する。また、上
述の手順jでVd=V2でないと判断されたときは、手
順kに移る。手順kでは、Vdが図6の(a)のV2と
V4との間の値であるかどうか(V2<Vd<V4)判
断され、この判断がイエスであれば手順qに移る。この
手順qでは、内蔵される演算手段で図6の(a)のVd
の値に相当するレバー回動量に相応する特性値Vu(V
3より大きくV5より小さい値)を求める演算をおこな
い、さらに内蔵されるブームスピード特性設定手段で設
定される図6の(b)の関係から、内蔵される演算手段
で上述のように求めた特性値Vuに対応するη4の値
〔図6の(a)の同じレバー回動量に相当〕を制御信号
の値として求める演算をおこない、内蔵される出力手段
からη4の値に相当する駆動信号が制御弁2Bのソレノ
イド96bBに出力される。これにより、上述同様図示
しないブームはスピードを抑制されながら上げ方向に駆
動する。なお、上述の手順kでV2<Vd<V4を満足
しないと判断されたときは、さらにV3<Vd<V1を
満足するかどうか判断され、満足するときはブーム下げ
のためにVdに相当する図6の(b)のη3の駆動信号
が制御弁2Bのソレノイド96aBに出力され、満足し
ないときは中立状態とみなされ、はじめに戻る処理がお
こなわれる。
【0032】また、上述した手順fでVd異常フラグが
立っていると判断されたときは、正常である第1の変位
信号の特性値Vuが下限値V2に等しいかどうか判断さ
れ、等しいと判断されたときは、内蔵される演算手段で
図6の(a)のVu=V2のときのレバー回動量θ4に
相応する特性値Vdの値であるV5を求める演算をおこ
ない、さらに内蔵されるブームスピード特性設定手段で
設定される図6の(b)の関係から、内蔵される演算手
段でV5に対応するη3の値〔図6の(a)のレバー回
動量θ4に相当〕を制御信号の値として求める演算をお
こない、内蔵される出力手段からη3の値に相当する駆
動信号が制御弁2Bのソレノイド96aBに出力され
る。これにより、図示しないブームはスピードを抑制さ
れながら下げ方向に駆動する。また、上記でVu=V2
でないと判断されたときは、特性値Vuが図6の(a)
のV2とV4との間の値であるかどうか(V2<Vu<
V4)判断され、この判断が満足されれば内蔵される演
算手段で図6の(a)の特性値Vuに相当するレバー回
動量に相応する特性値Vdの値(V3より大きくV5よ
り小さい値)を求める演算をおこない、さらに内蔵され
るブームスピード特性設定手段で設定される図6の
(b)の関係から、内蔵される演算手段で上述のように
求めた特性値Vdに対応するη3の値〔図6の(a)の
同じレバー回動量に相当〕を制御信号の値として求める
演算をおこない、内蔵される出力手段からη3の値に相
当する駆動信号が制御弁2Bのソレノイド96aBに出
力される。これにより、上述同様図示しないブームはス
ピードを抑制されながら下げ方向に駆動する。なお、上
記でV2<Vu<V4を満足しないと判断されたとき
は、さらにV3<Vu<V1を満足するかどうか判断さ
れ、満足するときはブーム上げのために特性値Vuに相
当する図6の(b)のη4の駆動信号が制御弁2Bのソ
レノイド96bBに出力され、満足しないときは中立状
態とみなされ、はじめに戻る処理がおこなわれる。
【0033】なお、実際には以上の処理が1秒間に数1
0回あるいは数100回繰り返して実施され、油圧制御
がおこなわれる。
【0034】次に、この第1の実施例の一連の動作を、
上述したコントローラ51の処理も一部含めて説明す
る。
【0035】図1に示すブームシリンダ1の収縮動作、
すなわち図示しないブームの下げ方向の駆動を意図し
て、図2に示す電気レバー装置の操作レバー20を中立
位置から矢印55方向に回動させると、この操作レバー
20の押え板22を介して図示左側に位置するプッシャ
32がばね36の力に抗して下方に移動する。これに伴
って、センサ37aの作動軸38と図4に示す摺動子4
5が同図4の下方に移動する。摺動子45が抵抗体48
と導体49上を摺動することにより、操作レバー20の
回動量に応じた第2の変位信号、すなわち図6の(a)
に示す下げレバー特性値Vdがコントローラ51に読み
込まれる。コントローラ51では、前述したように異常
判断手段でセンサ37bに係る特性値Vu、センサ37
aに係る特性値Vdが異常かどうか判断され、センサ3
7b側、センサ37a側の双方が正常である場合には、
下げレバー特性値Vdに相応する図6の(b)のη1の
駆動信号がコントローラ51に内蔵される出力手段から
制御弁2Bのソレノイド96aBに出力され、これによ
ってパイロットポンプ92のパイロット圧が第1の油圧
パイロット操作部2aBに与えられ、制御弁2Bが図1
の左位置に切換えられ、油圧ポンプ91から吐出される
圧油が制御弁2Bを経てブームシリンダ1のロッド側に
供給され、このブームシリンダ1が収縮する。これに伴
い、図示しないブームが操作レバー20の回動量に応じ
て下げ方向に通常のスピードで駆動する。
【0036】なお、上述の操作レバー20の操作に際
し、中立点0から所定の操作量の間、対向する側のプッ
シャ32の上昇に伴ってセンサ37bから徐々に減少す
る上げレバー特性値Vuが出力されるが、このときの特
性値Vuは、中立状態とみなし得る図6の(a)の値V
3よりも小さいことから、センサ37b側は中立状態で
あると判断される。
【0037】また、図1に示すブームシリンダ1の伸長
動作、すなわち図示しないブームの上げ方向の駆動を意
図して、操作レバー20を中立点0から図2の矢印55
と反対方向に回動させたときは、図示右側に位置するプ
ッシャ32が下方に移動し、センサ37bから得られる
上げレバー特性値Vuに相応する駆動信号がコントロー
ラ51に内蔵される出力手段から制御弁2Bのソレノイ
ド96bBに出力され、これによってパイロットポンプ
92のパイロット圧が第2の油圧パイロット操作部2b
Bに与えられ、制御弁2Bが図1の右位置に切換えら
れ、油圧ポンプ91から吐出される圧油が制御弁2Bを
経てブームシリンダ1のボトム側に供給され、このブー
ムシリンダ1が伸長する。これに伴い、図示しないブー
ムが操作レバー20の回動量に応じて上げ方向に通常の
スピードで駆動する。また、このとき中立点0から所定
の操作量の間、対向する側のプッシャ32の上昇に伴っ
てセンサ37aから徐々に減少する下げレバー特性値V
dが出力されるが、このときの特性値Vdは、中立状態
とみなし得る図6の(a)の値V3よりも小さいことか
ら、センサ37a側は中立状態であると判断される。
【0038】そして、操作レバー20を例えば前述した
図2の矢印55方向に回動させている状態から中立位置
(中立点0)に復帰させるときは、図2に示すばね36
の復帰力によってプッシャ32が上方に移動し、コント
ローラ51で特性値Vd,Vuが図6の(a)のV4と
V3の間の値に至ったと判断されたとき、ソレノイド9
6aBに与えられていた駆動信号の出力が停止し、制御
弁2Bが中立位置に復帰する。この制御弁2Bの中立復
帰により油圧ポンプ91からブームシリンダ1への圧油
の供給が阻止され、ブームシリンダ1は停止し、図示し
ないブームが停止保持される。
【0039】なお、操作レバー20を図2の矢印55と
反対方向に操作している状態から中立位置に復帰させる
場合も同様であり、コントローラ51で特性値Vd,V
uが図6の(a)のV4とV3の間の値に至ったと判断
されたとき、ソレノイド96bBに与えられていた駆動
信号の出力が停止し、制御弁2Bが中立位置に復帰す
る。この制御弁2Bの中立復帰により油圧ポンプ91か
らブームシリンダ1への圧油の供給が阻止され、ブーム
シリンダ1は停止し、図示しないブームが停止保持され
る。
【0040】そして特に、この第1の実施例では、例え
ばブーム上げを意図して操作レバー20を図1の矢印5
5と反対方向の第1の操作領域に図6の(a)のレバー
回動量θ7操作した際、このブーム上げに係るセンサ3
7b側に故障を生じ、コントローラ51の異常判断手段
で、センサ37a側は正常であるもののセンサ37b側
が異常であると判断されたときには、前述した図8の手
順kの判断、すなわち図6の(a)におけるV2<Vd
=V7<V4の判断が満足され、コントローラ51に内
蔵される演算手段でレバー回動量θ7に対応する特性値
Vuが、Vu=V6(V3<V6<V5)として求めら
れる。さらにコントローラ51に内蔵されるブームスピ
ード特性設定手段で設定される図6の(b)の関係か
ら、内蔵される演算手段で上述のように求めた特性値V
u=V6に対応するη4の値〔図6の(a)の同じレバ
ー回動量θ7に相当〕が制御信号の値として求められ、
内蔵される出力手段からη4の値に相当する駆動信号が
制御弁2Bのソレノイド96bBに出力される。したが
って、センサ37b側が異常を生じているにもかかわら
ず、他方の正常なセンサ37aの第1の変位信号を利用
して図1に示す制御弁2Bを右位置に、しかもこの制御
弁2Bの開口量を抑制しながら切換えることができ、ブ
ームシリンダ1すなわち、図示しないブームを図6の
(b)の特性η4に相応する比較的緩やかなスピードで
上げ方向に駆動することができる。
【0041】ブーム下げを意図して操作レバー20を図
1の矢印55方向の第2の操作領域に操作した際、この
ブーム下げに係るセンサ37a側に故障を生じた場合
も、上述と同様にしてブームシリンダ1すなわち、図示
しないブームを図6の(b)の特性η3に相応する比較
的緩やかなスピードで下げ方向に駆動することができ
る。 この第1の実施例では、上述したようにブームシ
リンダ1を駆動する第1の変位信号を出力するセンサ3
7b側、第2の変位信号を出力するセンサ37a側の一
方の側が故障しても他方の正常な側のセンサの変位信号
を利用してブームシリンダ1を駆動することができる。
したがって、例えば山の上の作業現場でバケットが土中
にめり込んだ状態でブーム上げ用のセンサ37b側に故
障を生じても、センサ37aの第2の変位信号によって
図示しないブームを上げることができ、これにより例え
ば故障したセンサ37bの修理のために当該油圧ショベ
ルを山の下まで容易に降ろすことができる。
【0042】また、センサ37b,37aの一方の側の
センサの故障に際し、通常時に比べて緩やかな速度でブ
ームシリンダ1を駆動することができ、この駆動制御装
置が何らかの誤動作を生じょうとしているときなど、迅
速な対応が可能であり、この観点から優れた安全性を有
する。
【0043】図9は本発明の第2の実施例を示す回路
図、図10,11は図9に示す第2の実施例に備えられ
るコントローラでおこなわれる処理を示すフローチャー
トである。
【0044】この第2の実施例では、第1の実施例の構
成に加えて、コントローラ51に接続される異常処理ス
イッチ150を設けてあり、この異常処理スイッチ15
0のボタンが押されたときのみ、異常を生じていない側
のセンサの変位信号に基づく駆動制御を実施するように
してある。
【0045】この第2の実施例におけるコントローラ5
1の処理内容は図10,図11に示すとおり、前述した
第1の実施例に係る図7,8の処理の手順jの判断(V
d=V2であるかどうかの判断)、手順kの判断(V2
<Vd<V4であるかどうかの判断)、手順fのVd異
常フラグが立っているかどうかの判断がノーである場合
の次の判断(Vu=V2であるかどうかの判断)、この
Vu=V2であるかどうかの判断がノーである場合の次
の判断(V2<Vu<V4であるかどうかの判断)のそ
れぞれの判断の次に「異常処理スイッチ150のボタン
が押されているかどうかの判断」をおこなう手順l,
m,n,oを設けてあり、これらの手順l,m,n,o
で異常処理スイッチ150のボタンが押されていないと
判断されたときは特別の処理をしないではじめに戻り、
手順l,m,n,oで異常処理スイッチ150のボタン
が押されていると判断されたときのみ、前述したセンサ
異常時の処理をおこなうようになっている。その他の処
理内容については図7,8に示す第1の実施例の場合と
同様である。
【0046】このように構成した第2の実施例では、第
1の実施例と同等の作用効果を奏する他、異常処理スイ
ッチ150のボタンを押すことによってはじめて異常時
の処理が実施されることから、当該油圧ショベルを操作
するオペレータの意思に即して異常時の処理を実現でき
る。
【0047】図12は本発明の第3の実施例を説明する
ための特性図で、操作レバーの回動量とセンサから出力
される変位信号のメータリング出力値(特性値vu,V
d)との関係を示す特性図である。この第3の実施例で
は、操作レバー20が同図12の右側に配置される第1
の操作領域から中立点0を越えて同図12の左側に配置
される第2の操作領域に入る逆レバー状態、及び操作レ
バー20が第2の操作領域から中立点0を越えて第1の
操作領域に入る逆レバー状態にあって、それぞれメータ
リング出力値(特性値Vu,Vd)を有するように設定
する設定手段が、第1の変位信号の特性値Vuを第1の
操作領域及び第2の操作領域の全域にわたって有するよ
うに、第2の変位信号の特性値Vdを第1の操作領域及
び第2の操作領域の全域にわたって有するように設定す
る設定手段からなっている。その他の構成は第1の実施
例と同等である。
【0048】この第3の実施例における設定手段は、例
えば前述した図4に示す摺動子45と抵抗体48との配
置関係を、中立状態で抵抗体の上下方向の中央に摺動子
45を配置することにより構成される。すなわち、前述
した第1,第2の実施例では、センサ37b,37aか
ら出力される第1,第2の変位信号の出力電圧の下限値
V2を与えるレバー回動量を中立点0の近傍に設定して
ある(θ2,θ4)が、図12に例示する第3の実施例
では、出力電圧の下限値を与えるレバー回動量はフル回
動量に至ったときである。
【0049】このように構成した第3の実施例では、第
1の実施例と同様の作用効果を奏する他、センサ37
b,37aの一方の側に異常を生じたとき、全操作領域
にわたって異常時の処理、すなわち異常を生じていない
側のセンサの変位信号を利用した異常時のブーム駆動を
実現させることができる。すなわち、異常処理時にブー
ムをより大きく上げ方向、下げ方向に駆動することがで
きる。
【0050】なお、上記実施例では、図6の(b)のη
3,η4で示す特性を有するブームスピード特性設定手
段、すなわち、センサ37b,37aのうちの一方の側
に異常が生じていると判断されたとき、制御弁2Bの最
大開口量を通常時に比べて小さい開口量に制限する開口
量制限手段を設けてあるが、異常時のブームスピードを
特に考慮しなくてよい場合には、このような開口量制限
手段を設けなくてもよい。
【0051】また、上記実施例では開口量制限手段を設
けてあるが、センサ37a,37bのうちの正常なセン
サの変位信号に直接基づくブーム操作、すなわち、異常
を生じているセンサの代用をしない場合のブーム操作に
ついては、制御弁2Bの最大開口量を制限せず、通常時
の最大開口量のままに保つように構成してもよい。例え
ば、第1の実施例にあっては、Vu異常フラグが立ち、
Vd異常フラグが立っておらず、ブーム上げのためのセ
ンサ37b側にのみ異常が生じている図7の手順kの
(V2<Vd<V4)の判断がノーで、次の手順、(V
3<Vd<V1)の判断がイエスのとき、すなわち、ブ
ーム下げのためのセンサ37a側が正常であるときのブ
ーム下げ操作に際して、第1の実施例では制御弁2Bの
開口量を制限してブームスピードを緩やかにしたが、こ
のような場合には正常なセンサ37aの変位信号に直接
基づくブーム下げ操作であることから、危険を生じる懸
念が少なく、したがって、制御弁2Bの開口量を通常時
のままに保ち、ブーム下げのスピードを比較的速くする
構成とすることもできる。
【0052】また、上記実施例では、コントローラ51
に、センサ37bから出力される第1の変位信号及びセ
ンサ37aから出力される第2の変位信号に基づいて、
これらの変位信号のうちの一方に異常を生じているかど
うか判断する異常判断手段を内臓させてあるが、センサ
37b,37aの異常は、操作レバー20の操作に対す
るブームの動き等をオペレータが目視することによって
も判断することができる。したがって、上記実施例に示
すように、コントローラ51に異常判断手段を内蔵させ
ず、この判断を例えばオペレータに依存させ、コントロ
ーラ51に前述した第2の実施例に示す異常処理スイッ
チ150を接続し、この異常処理スイッチが操作された
ときに、コントローラ51に内蔵される上述の演算手段
で異常時の演算を実施させる構成とすることもできる。
【0053】また、上記実施例では、油圧アクチュエー
タとしてブームシリンダ1を挙げブーム駆動に適用した
例を示したが、本発明はこれに限られず、油圧アクチュ
エータとしてアームシリンダ、バケットシリンダ、旋回
モータ、走行モータ等を設け、アーム、バケット、旋回
体、走行体等を駆動する場合にも同様に適用できる。
【0054】
【発明の効果】本発明は以上の構成にしてあることか
ら、同じ油圧アクチュエータを駆動する変位信号を出力
する電気レバー装置の2つの出力装置のうちの1つの側
に故障を生じても、従来困難であった当該油圧アクチュ
エータの駆動を容易におこなわせることができ、これに
より当該油圧アクチュエータで作動する作業機部材の位
置変更を容易に必要に応じて実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧機械の駆動制御装置の第1の実施
例を示す回路図である。
【図2】図1に示す第1の実施例に備えられる電気レバ
ー装置を示す断面部分を含む説明図である。
【図3】図2に示す電気レバー装置に備えられるリニア
ストローク型センサの電気回路を示す図である。
【図4】図3に示すリニアストローク型センサの内部構
成を示す正面図である。
【図5】図3に示すリニアストローク型センサの内部構
成を示す側面図である。
【図6】図2に示す電気レバー装置における操作レバー
の回動量とセンサから出力される変位信号との関係、及
び操作レバーの回動量とブームスピードとの関係を示す
特性図である。
【図7】図1に示す第1の実施例に備えられるコントロ
ーラでおこなわれる処理を示すフローチャートである。
【図8】図1に示す第1の実施例に備えられるコントロ
ーラでおこなわれる処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図10】図9に示す第2の実施例に備えられるコント
ローラでおこなわれる処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】図9に示す第2の実施例に備えられるコント
ローラでおこなわれる処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】本発明の第3の実施例を説明するための特性
図で、操作レバーの回動量とセンサから出力される変位
信号との関係を示す特性図である。
【図13】従来の油圧機械の駆動制御装置に備えられる
電気レバー装置を示す断面部分を含む説明図である。
【図14】図13に示す電気レバー装置に備えられるプ
ッシャの配置を示す平面図である。
【図15】図13に示す電気レバー装置に備えられるリ
ニアストローク型センサの電気回路を示す図である。
【図16】図15に示すリニアストローク型センサの内
部構成を示す正面図である。
【図17】図15に示すリニアストローク型センサの内
部構成を示す側面図である。
【図18】図13に示す電気レバー装置の配置形態の詳
細を示す図である。
【符号の説明】
1 ブームシリンダ(油圧アクチュエータ) 2B パイロット操作式制御弁 2aB 第1の油圧パイロット操作部 2bB 第2の油圧パイロット操作部 20 操作レバー 21 棒体 22 押え板 23 ユニバーサルジョイント 24 支柱 25 シール材 25a シール材 26 ケーシング 27 上ぶた 28 箱体 29 くぼみ 30 通気孔 31 フィルタ 32 プッシャ 33 シール材 34 大径部 36 ばね 37a センサ 37b センサ 38 作動軸 40 ガイド部 41 ねじ部 42 スイッチ 43 可変抵抗部 48 抵抗体 49 導体 50a リード線 50b リード線 51 コントローラ(制御手段) 90 原動機 91 油圧ポンプ 92 パイロットポンプ 96aB ソレノイド 96bB ソレノイド 150 異常処理スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中立点を挾むように互いに対向する第1
    の操作領域、第2の操作領域内を回動操作可能な操作レ
    バーと、この操作レバーの操作方向の違いに応じて第1
    の変位信号を出力可能な第1の出力装置、第2の変位信
    号を出力可能な第2の出力装置とを有する電気レバー装
    置と、油圧アクチュエータの駆動を制御する制御弁と、
    上記変位信号に応じて上記制御弁を駆動する駆動信号を
    出力する制御手段とを備えた油圧機械の駆動制御装置に
    おいて、 上記操作レバーが上記第1の操作領域から上記中立点を
    越えて上記第2の操作領域に入る逆レバー状態、及び上
    記操作レバーが上記第2の操作領域から上記中立点を越
    えて上記第1の操作領域に入る逆レバー状態にあって、
    それぞれメータリング出力値を有するように設定する設
    定手段と、 上記第1の変位信号及び上記第2の変位信号のうちの一
    方の変位信号に異常が生じているとき、異常を生じてい
    ない方の変位信号に基づいて上記制御弁の駆動のための
    制御信号を演算する演算手段と、 この演算手段で求めた制御信号に応じて上記制御弁を駆
    動する駆動信号を出力する出力手段とを備えたことを特
    徴とする油圧機械の駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段が、上記演算手段、及び上
    記出力手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の油
    圧機械の駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 異常処理スイッチを備え、この異常処理
    スイッチが操作されたときのみ上記演算手段で制御信号
    を求める演算を実施させ、上記出力手段で上記制御信号
    に応じた駆動信号を出力させることを特徴とする請求項
    1または2記載の油圧機械の駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の変位信号及び第2の変位信号
    に基づいて、これらの変位信号のうちの一方に異常を生
    じているかどうか判断する異常判断手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の油圧機械の駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段が、上記異常判断手段を含
    むことを特徴とする請求項4に記載の油圧機械の駆動制
    御装置。
  6. 【請求項6】 上記演算手段で求めた制御信号に応じて
    上記制御弁を駆動する駆動信号を出力するに際し上記制
    御弁の最大開口量を通常時に比べて小さい開口量に制限
    する開口量制限手段を備えたことを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の油圧機械の駆動制御装置。
  7. 【請求項7】 上記制御手段が、上記開口量制限手段を
    含むことを特徴とする請求項6記載の油圧機械の駆動制
    御装置。
  8. 【請求項8】 上記設定手段は、上記第1の変位信号の
    メータリング出力値を上記第1の操作領域及び上記第2
    の操作領域の全域にわたって有するように設定するとと
    もに、上記第2の変位信号のメータリング出力値も上記
    第2の操作領域及び上記第1の操作領域の全域にわたっ
    て有するように設定する設定手段であることを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれかに記載の油圧機械の駆動制御
    装置。
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