JPH06318073A - オーディオ信号記録フォーマットとその再生方法及び装置 - Google Patents

オーディオ信号記録フォーマットとその再生方法及び装置

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JPH06318073A
JPH06318073A JP6030529A JP3052994A JPH06318073A JP H06318073 A JPH06318073 A JP H06318073A JP 6030529 A JP6030529 A JP 6030529A JP 3052994 A JP3052994 A JP 3052994A JP H06318073 A JPH06318073 A JP H06318073A
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audio signal
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    • G10H1/0066Transmission between separate instruments or between individual components of a musical system using a MIDI interface
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オ−ディオ信号記録フォ−マットと再生方法
及び装置を提供する。 【構成】 MIDIフォ−マットで記録され一つの判別
ビットを有する伴奏信号と、一つの判別ビットを有する
ディジタル化したボ−カル信号よりなされたオ−ディオ
信号を記録する第1領域と、前記記録されたオ−ディオ
信号のインデックス情報を記録する第2領域を含む記録
媒体10からオーディオ信号を再生する。この場合、判
別ビットに応じて、伴奏信号再生部30とボーカル信号
再生部40のいずれかにデータを出力し、それを合成部
80で合成してオーディオ信号を生成する。 【効果】 オ−ディオ信号のインデックス信号を用いる
ことにより、オ−ディオ信号の記録及び再生を簡易化す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体としてメモリチ
ップを用いたオーディオ信号記録フォーマットとその再
生方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクのような光ディスク
を記録/再生する光ディスクプレーヤーまたはDAT、
カセットテープのような磁気テープを記録/再生するカ
セットプレーヤーなどのオーディオ信号処理装置におい
て、従来の記録媒体である磁気テープまたはディスク用
再生手段(例えば、デックまたはピックアップ装置)を
用いずオーディオ信号を再生するためにはメモリ装置を
使用すべきである。
【0003】しかし、今まで半導体メモリの容量は限定
されており、値段も高価なのでオーディオ信号をPCM
(Pulse Coded Modulation)データとしてメモリに記録
するのは現実的に不可能であった。
【0004】従って、メモリにオーディオ信号を記録す
るためには、コーディングされたオーディオ信号のデー
タ量を減らすためにデータを圧縮したりオーディオ信号
を構成する伴奏信号とボーカル信号を相異なるチャネル
に記録すべきである。
【0005】即ち、伴奏信号はMIDI(Musical Inst
rument Digital Interface)フォーマットを用いてデー
タ量を大幅に減らせ、ボーカル信号のみをディジタル化
するのはコンパクトディスクなどにおけるデータサンプ
リングに比べて少ないデータ量を要するので、限られた
半導体メモリの容量を以ても多量のオーディオ信号を記
録して再生させうる。
【0006】一方、複数のランダムアクセスメモリ領域
に連結された大容量のメモリを含め、各ランダムアクセ
スメモリ領域は同時に複数源から音楽サウンドを発生す
るオシレータバンクに接続されるマルチチャネル音楽楽
器/コンピュータはアメリカ特許第5、121、667
号に開示されている。前記装置におけるMIDIは音楽
サウンドの再生及び/または貯蔵するための楽器または
システムに接続される。
【0007】語学学習及び音楽学習が効率よく行われる
よう信頼性を改善させると共に、携帯性及び実用性が向
上された音楽サウント記録装置はアメリカ特許第5、0
56、145号に開示されている。この特許はケースと
ケースに付着できるICカードより構成され、ICカー
ドにおける第1メモリ領域にはディジタル化された音声
データが記録され、第2メモリ領域には音声データの開
始アドレスに相応するIDコードを貯蔵する。ケースに
含まれた再生ユニットにはメモリに貯蔵されたディジタ
ル化された会話データをアナログ信号に変換した後出力
して語学学習用として用いている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はMID
Iフォーマットで記録された伴奏信号とディジタル信号
に変換されたボーカル信号をメモリに別途に記録し、二
つの信号を判別することのできる判別信号を前記二つの
記録信号に附加させるオーディオ信号記録フォーマット
を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は音源集積回路ICフォ
ーマットで記録された伴奏信号とディジタル信号に変換
されたボーカル信号をメモリに別途に記録し、二つの信
号を判別できる判別信号を前記二つの記録信号に附加さ
せるオーディオ信号記録フォーマットを提供することで
ある。
【0010】本発明の更なる他の目的は、メモリに記録
された伴奏信号とボーカル信号を合成してその合成信号
を再生したり、ボーカル信号の代わりに外部オーディオ
信号を伴奏信号と合成させその合成信号を再生するため
のオーディオ信号再生方法を提供することである。
【0011】本発明の更なる他の目的は、オーディオ信
号再生方法を実現するに最も適したオーディオ信号再生
装置を提供することである。
【0012】本発明の更なる他の目的は、伴奏信号とボ
ーカル信号が別途に記録され、この二つの信号を判別す
るための判別信号の記録されたメモリから前記伴奏信号
とボーカル信号を再生する音楽伴奏装置及びその方法を
提供することである。
【0013】
【課題を達成するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明によるオーディオ信号記録フォーマット
は、MIDIフォーマットで記録され一つの判別ビット
を有する伴奏信号と、一つの判別ビットを有するディジ
タル化したボーカル信号よりなされたオーディオ信号を
記録する第1領域と、前記記録されたオーディオ信号の
インデックス情報を記録する第2領域を含むことを特徴
とする。
【0014】本発明の他の目的を達成するために、本発
明によるオーディオ信号再生方法は、MIDIフォーマ
ットで記録され一つの判別ビットを有する伴奏信号と一
つの判別ビットを有しディジタル化したボーカル信号よ
りなされたオーディオ信号を記録する第1領域と、前記
記録されたオーディオ信号のインデックス情報を記録す
る第2領域を含むオーディオ信号記録フォーマットを用
いるオーディオ信号記録/再生装置のオーディオ信号再
生方法において、前記判別ビットにより前記オーディオ
信号のうち伴奏信号を前記メモリから読み出して再生処
理する伴奏信号再生段階と、前記判別ビットにより前記
オーディオ信号のうちボーカル信号を前記メモリから読
み出して再生処理するボーカル信号再生段階と、前記伴
奏信号再生段階の出力信号と前記ボーカル信号再生段階
の出力信号とを合成して出力するための合成段階を含む
ことを特徴とする。
【0015】本発明のさらに他の目的を達成するため
に、本発明によるオーディオ信号再生装置はMIDIフ
ォーマットで記録され一つの判別ビットを有する伴奏信
号と一つの判別ビットを有しディジタル化したボーカル
信号よりなされたオーディオ信号を記録する第1メモリ
領域と、前記記録されたオーディオ信号のインデックス
情報を記録する第2メモリ領域を含むメモリ、前記判別
ビットにより前記メモリに記録されたオーディオ信号の
うち伴奏信号を読み出して再生処理するための伴奏信号
再生手段と、前記判別ビットにより前記メモリに記録さ
れた前記オーディオ信号のうちボーカル信号を読み出し
て再生処理するボーカル信号再生手段と、前記判別ビッ
トを認識して前記メモリから出力されるデータが前記伴
奏信号再生手段または前記ボーカル信号再生手段に選択
的に出力されるよう制御し、印加される機能キーを認識
してシステム全体を制御するシステム制御手段と、前記
伴奏信号再生手段の出力信号と前記ボーカル信号再生手
段の出力信号を合成して出力する合成手段を含むことを
特徴とする。
【0016】
【作用】本発明は機構物を用いることなく、ボーカル信
号及び伴奏信号を記録・再生できるのみならず、一般に
適用されるボーカル信号の代わりに外部オーディオ信号
を伴奏信号と合成させ得る。
【0017】
【実施例】以下、添付した図面に基づき本発明によるオ
ーディオ信号記録フォーマットとその方法及び装置の好
適な実施例を説明する。
【0018】図1は本発明によるオーディオ信号再生装
置の一実施例のブロック図である。
【0019】同図において、オーディオ信号再生装置は
MIDIフォーマットで記録された伴奏信号とディジタ
ル信号に変換されたボーカル信号を別途に記録し、前記
伴奏信号と前記ボーカル信号を判別するための判別信号
を所定位置に別途に記録するICカードより構成された
記録媒体10と、記録媒体10からオーディオ信号を読
み出して一時貯蔵するためのバッファメモリ20と、バ
ッファメモリ20からオーディオ信号のうち伴奏信号を
判別信号により読み出して再生するための伴奏信号再生
部30と、バッファメモリ20からオーディオ信号のう
ちボーカル信号を判別信号により読み出して再生するた
めのボーカル信号再生部40と、記録媒体10からオー
ディオ信号及び判別信号を読み出すための読み出しイネ
ーブル信号及び読み出しアドレスと、記録媒体10から
読み出されたオーディオ信号及び判別信号をバッファメ
モリ20に書き込むよう書き込みイネーブル信号及び書
き込みアドレスを発生させるためのメモリ制御部50
と、ユーザーが印加する機能キーに対応した機能が行わ
れるようシステム全体を制御するためのシステム制御部
60と、システム制御部60の制御下に記録媒体10に
貯蔵されたインデックスル情報をディスプレイするため
のディスプレイ部70と、システム制御部60の制御下
にボーカル信号再生部40から出力されるボーカル信号
または外部ソースから入力される外部オーディオ信号を
選択的に出力するための選択部90と、伴奏信号再生部
30から出力される伴奏信号と外部オーディオ信号また
はボーカル信号再生部40から出力されるボーカル信号
を合成して出力する合成部80よりなされる。
【0020】また、伴奏信号再生部30はイネーブル端
子OEに印加される判別信号に応じてバッファメモリ2
0からのオーディオ信号のうち伴奏信号を読み出して一
時的に貯蔵するための第1ラッチ31と、この第1ラッ
チ31から出力されるディジタル伴奏信号をアナログ信
号に変えるD/A変換器32より構成される。
【0021】ボーカル信号再生部40はイネーブル端子
OEに印加される判別信号に応じてバッファメモリ20
からのオーディオ信号のうちボーカル信号を読み出して
一時的に貯蔵するための第2ラッチ42と、バッファメ
モリ20から出力される判別信号の論理状態を反転して
その反転された判別信号を第2ラッチ42のイネーブル
端子OEに印加するための第1インバータ41と、第2
ラッチ42から出力されるボーカル信号をディコーディ
ングして元のアナログボーカル信号に復元するためのデ
ィコーダ43より構成される。
【0022】選択部90は、外部信号入力キーが印加さ
れたか否かによりシステム制御部60から発生する制御
信号に応じてオンまたはオフ状態となって、ボーカル信
号再生部40から出力されるボーカル信号を合成部80
に供給したり供給しなかったりする第1スイッチ91
と、システム制御部60で発生する制御信号を反転させ
るための第2インバータ92と、第2インバータ92か
ら出力される信号に応じてオンまたはオフ状態となって
外部オーディオ信号を合成部80に供給したりしなかっ
たりする第2スイッチ93より構成される。
【0023】図2は図1において記録媒体10として用
いられたメモリ(ここではICカード)の領域構成を示
し、このメモリ領域はFAT(File Allocation Table
)領域とオーディオデータ領域より大別される。
【0024】ここで、FAT領域には記録媒体10に記
録されている曲の総数、各曲当たりの再生に所要される
時間、各曲の開始と終了アドレスが記録されている。
【0025】そして、オーディオデータ領域には、例え
ば1番目の曲の開始アドレスが10H、終了が1FHで
あって、この区間に一番目の曲が貯蔵され、二番目の曲
の開始アドレスが20H、終了が2FHであってこの区
間に二番目の曲が貯蔵されている。このオーディオデー
タ領域にはボーカル信号と伴奏信号がMIDIフォーマ
ットで貯蔵され得る。
【0026】図3A、図3Bは本発明の一実施例による
曲に対するデータ構成を示した図面で、図3Aは例とし
て挙げた楽譜であって”A””B””C””D””
E””F””G”がボーカル信号に当たり、”ド””
ド””ソ””ソ””ラ””ラ””ソ”は伴奏信号に対応
する。
【0027】図3Bはディジタル信号に変換され記録媒
体10に貯蔵され変換されるボーカル信号と、伴奏信号
に別途のアドレスが付与されたことを示したもので、D
0ないしD7ビットはボーカル信号または伴奏信号に対
応し、D8ビットはボーカル信号と伴奏信号を判別でき
る判別信号(ビット)である。
【0028】ここで、判別信号の論理状態が”1”の場
合が伴奏信号であり、”0”の場合がボーカル信号であ
る。伴奏信号は音程、長さ、強さ、音色によるMIDI
フォーマットで貯蔵され、ボーカル信号はPCM変調さ
れディジタルデータで貯蔵される。
【0029】図4のA〜Fは図1に示したオーディオ信
号再生装置において、各部で現れる波形図であって、図
4のAはシステム制御部60に再生(プレー)キーが印
加される時に生じたスタート信号であり、同Bはバッフ
ァメモリ20から出力される判別信号であり、同Cはボ
ーカル信号と伴奏信号が混合された信号であって、記録
媒体10から読み出される信号である。また、同DはB
に示された判別信号に応じて第1ラッチ31から出力さ
れる伴奏信号であり、Eはバッファメモリ20から出力
される判別信号を反転させた信号、FはEに示された判
別信号に応じて第2ラッチ42から出力されるボーカル
信号である。
【0030】図5のA〜Dは図1に示したオーディオ信
号再生装置において、外部オーディオ信号が選択された
場合の各部の波形を示したもので、同図のAは外部オー
ディオ信号を設定するためのキーが印加された場合、シ
ステム制御部60から生ずる制御信号であり、同Bはデ
ィコーダ43から出力されるボーカル信号であり、同C
は外部オーディオ信号であり、同Dは選択部90から現
れる信号であって外部オーディオ信号とディコーダ43
から出力されるボーカル信号を混合した信号である。こ
の際、外部オーディオ信号はアナログ信号である。
【0031】図6は本発明によるオーディオ信号再生方
法を示した流れ図であって、第110段階では記録媒体
10であるICカードを装置内に装着する初期化段階で
あり、第120〜150段階は装着された記録媒体10
に記録されている情報がディズプレイ部70でディスプ
レイされた後ユーザーが一つの曲を選ぶ段階であり、第
160〜200段階は再生(プレー)キーが印加された
場合に、記録媒体10の選定された曲に当たるアドレス
位置に貯蔵されたデータを読み出してバッファメモリ2
0に貯蔵してから再生する段階である。また、第210
〜220段階は停止(ストップ)キーが印加された場合
に、バッファメモリ20からデータ読み出しを中止して
再生を終了する段階であり、第230段階は選ばれた曲
の再生が完了されたか否かを判断する段階であり、第2
40段階は次の曲を選ぶ段階である。
【0032】さて、本発明の一実施例による再生装置の
動作を図1、図3ないし図6を参照して詳細に説明す
る。
【0033】まず、ICメモリである記録媒体10を装
着し(第110段階)、システム制御部60で記録媒体
10に記録された情報のFATをチェックして(第12
0段階)、その情報をディスプレイ部70にディスプレ
イする(第130段階)。
【0034】ディスプレイされたFATに載せられた情
報(即ち、インデックス情報)を参照してユーザーが不
図示の操作キーを操作して所望の曲を選ぶと(第140
段階)、選ばれた曲に対応するアドレスを指定する(第
150段階)。
【0035】システム制御部60は、再生(プレー)キ
ーが選択されたことを感知すれば(第160段階)、選
ばれた曲に当たる記録媒体10のアドレスに貯蔵された
オーディオ信号を読み出して(第170段階)、この読
み出されたオーディオ信号をバッファメモリ20に記録
する(第180段階)。この際、記録媒体10からオー
ディオ信号を読み出す動作及びバッファメモリ20にオ
ーディオ信号を記録する動作はメモリ制御部50により
制御される。
【0036】バッファメモリ20に貯蔵されたオーディ
オ信号は再びメモリ制御部50から出力される読み出し
信号に応じて読み出され伴奏信号再生部30及びボーカ
ル信号再生部40に出力される。即ち、いずれの曲を選
んだ後システム制御部60で再生キーが印加されたのを
感知すれば、メモリ制御部50にスタート信号(図4
A)を印加して、記録媒体10からオーディオ信号を読
み出して直ちにバッファメモリ20に書き込む。
【0037】バッファメモリ20に該当曲の全体オーデ
ィオ信号の書き込みが完了すれば(第190段階)、バ
ッファメモリ20から読み出されたオーディオ信号を読
み出して再生させ(第200段階)、停止(ストップ)
キーが選択されれば(第210段階)、バッファメモリ
20からオーディオ信号の読み出しを中止する(第22
0段階)。また、停止キーが選択されなければ一曲の再
生を完了されたかを判断し(第230段階)、一曲の再
生が完了されたなら次の曲を選定するかを判断した後
(第240段階)、次の曲が選定されていれば対応する
曲のアドレスを指定する第150段階にフィードバック
し、そうでなければバッファメモリ20からデータ読み
出しを中止させる。
【0038】ここで、記録媒体10に記録されたオーデ
ィオ信号は伴奏音楽に当たる伴奏信号と人の声に当たる
ボーカル信号より構成されるので、これを分離させそれ
ぞれ伴奏信号再生部30とボーカル信号再生部40に入
力させる。
【0039】即ち、伴奏信号再生部30ではイネーブル
端子OEに印加される判別信号(図3B及び図4Bのよ
うに、”1”とセッティングされているD8ビット)に
応じて伴奏信号が第1ラッチ31によりラッチされ(図
4D)、D/A変換器32によりアナログ信号に変換さ
れ所望の音程、長さ、強さ、楽器の音色を有する伴奏信
号を再生する。
【0040】ボーカル信号再生部40ではイネーブル端
子OEに印加される判別信号(図3B及び図4Eのよう
に、”0”とセッティングされているD8ビット)に応
じて音声信号が第2ラッチ42によりラッチされ(図4
F)、ディコーダ43で元のアナログボーカル信号に復
元される。
【0041】合成部80では伴奏信号再生部30から出
力される伴奏信号とボーカル信号再生部40から出力さ
れるボーカル信号を合成して元のアナログオーディオ信
号に出力する。
【0042】この際、ユーザーが元のボーカル信号を参
考とせず、任意のオーディオ信号、例えばユーザー本人
の声または外部ボーカル信号を伴奏信号に合成させよう
とすることを、システム制御部60が外部オーディオ信
号入力キーによって感知した場合には、これに相応する
制御信号(図5A)を出力し、選択部90では前記制御
信号に応じて所定期間の間ボーカル信号(図5B)の代
わりに外部オーディオ信号(図5C)を合成部80に供
給する。
【0043】本発明はカラオケ、LDPなどのような歌
伴奏装置に適用すればさらに効率よく使える。
【0044】特に、実施例で説明したように、伴奏信号
はMIDIフォーマットされ、ボーカルはデジタル化さ
れて記憶されており、すべてがデジタルデータを記憶し
ているわけではないので、ICカードに十分な数の曲が
記憶、あるいは記録できる。しかもICカードであるの
で携帯でき、上記実施例の装置があれば簡単に再生する
こともできる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、オ
ーディオ信号記録フォーマットによれば、伴奏信号とボ
ーカル信号とを別途判別できる形式で、それぞれに適し
た情報として記憶するので、メモリの容量の問題点を克
服すると共に、再生する場合に簡単な回路構成で実現で
きる。
【0046】また、他の発明の再生方法及び装置によれ
ば、機構物を用いることなく、ボーカル信号及び伴奏信
号を記録・再生できるのみならず、一般に適用されるボ
ーカル信号の代わりに外部オーディオ信号を伴奏信号と
合成させ得る。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるオーディオ信号再生装置の一実
施例のブロック図である。
【図2】図1のオーディオ信号再生装置の記録媒体とし
て用いたICカードの内部領域の構成図である。
【図3A】本発明の理解のための楽譜の一例を示した図
である。
【図3B】図3Aに示した曲が貯蔵される記録媒体のデ
ータ構成図である。
【図4】図1に示したオーディオ信号再生装置の各部で
現れる波形図である。
【図5】図1に示したオーディオ信号再生装置において
外部オーディオ信号が選択された場合の各部で現れる波
形図である。
【図6】本発明によるオーディオ信号再生方法の一実施
例による流れ図である。
【符号の説明】
30 伴奏信号再生部 40 ボーカル信号再生部 41、92 インバータ 90 選択部 91、93 スイッチ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリにオーディオ信号を記録するオー
    ディオ信号記録フォーマットにおいて、 MIDIフォーマットで記録され一つの判別ビットを有
    する伴奏信号と、一つの判別ビットを有するディジタル
    化したボーカル信号よりなされたオーディオ信号を記録
    する第1領域と、 前記記録されたオーディオ信号のインデックス情報を記
    録する第2領域を含むことを特徴とするオーデイォ信号
    記録フォーマット。
  2. 【請求項2】 前記メモリは集積回路であることを特徴
    とする請求項1項記載のオーディオ信号記録フォーンマ
    ット。
  3. 【請求項3】 MIDIフォーマットで記録され第1判
    別ビットを有する伴奏信号と第2判別ビットを有しディ
    ジタル化したボーカル信号よりなされたオーディオ信号
    を記録する第1領域と、前記記録されたオーディオ信号
    のインデックス情報を記録する第2領域を含むオーディ
    オ信号記録フォーマットを用いるオーディオ信号記録/
    再生装置のオーディオ信号再生方法において、 前記第1及び第2判別ビットのうちから前記読み出され
    た判別ビットに応じて前記オーディオ信号のうち伴奏信
    号を前記メモリから読み出して再生する伴奏信号再生段
    階と、 前記判別ビットに応じて前記オーディオ信号のうちボー
    カル信号を前記メモリから読み出して再生するボーカル
    信号再生段階と、 前記伴奏信号再生段階の出力信号と前記ボーカル信号再
    生段階の出力信号を合成するための合成段階を含むこと
    を特徴とするオーディオ信号再生方法。
  4. 【請求項4】 外部オーディオ信号を入力する外部信号
    入力段階と、 前記外部オーディオ信号または前記再生されたボーカル
    信号を選択的に出力する選択段階を更に含むことを特徴
    とする請求項3項記載のオーディオ信号再生方法。
  5. 【請求項5】 MIDIフォーマットで記録され第1判
    別ビットを有する伴奏信号と第2判別ビットを有しディ
    ジタル化したボーカル信号よりなされたオーディオ信号
    を記録する第1領域と、前記記録されたオーディオ信号
    のインデックス情報を記録する第2領域を含むオーディ
    オ信号記録フォーマットを用いるオーディオ信号記録/
    再生装置のオーディオ信号再生方法において、 前記記録媒体をオーディオ信号記録/再生装置に装着す
    る初期化段階と、 前記装着された記録媒体に記録された曲のうちから所望
    の曲を選定する第1選定段階と、 再生キーが印加されれば前記第1選定段階で選定された
    所望の曲に対応するオーディオ信号を前記メモリから読
    み出して再生する再生段階と、 前記再生段階が完了したか否かを判断する判断段階と、 再生段階が完了されれば他の所望の曲を選定して前記再
    生段階に戻る第2選定段階と、 前記再生段階で停止キーが入力されれば再生を中止する
    段階を含むことを特徴とするオーディオ信号再生方法。
  6. 【請求項6】 前記第1選定段階は、 前記メモリに記録されたインデックス情報を読み出すイ
    ンデックス読み出し段階と、 前記インデックス情報をディスプレイするディスプレイ
    段階と、 前記インデックス情報にディスプレイされた曲のうちか
    ら所望の曲を選択する第3選定段階と、 曲の選択情報を読み出す段階をさらに含むことを特徴と
    する請求項5項記載のオーディオ信号再生方法。
  7. 【請求項7】 MIDIフォーマットで記録され第1判
    別ビットを有する伴奏信号と第2判別ビットを有しディ
    ジタル化したボーカル信号よりなされたオーディオ信号
    を記録する第1メモリ領域と、前記記録されたオーディ
    オ信号のインデックス情報を記録する第2メモリ領域を
    含むメモリと、 前記第1及び第2判別ビットのうちから前記読み出され
    た判別ビットに応じて前記メモリに記録された前記オー
    ディオ信号のうち伴奏信号を読み出して再生するための
    伴奏信号再生手段と、 前記判別ビットに応じて前記メモリに記録された前記オ
    ーディオ信号のうちボーカル信号を読み出して再生する
    ためのボーカル信号再生手段と、 前記判別ビットを認識して前記メモリから出力されるデ
    ータが前記伴奏信号再生手段または前記ボーカル信号再
    生手段に選択的に出力されるよう制御し、印加される機
    能キーを認識してシステム全体を制御するシステム制御
    手段と、 前記伴奏信号再生手段の出力信号と前記ボーカル信号再
    生手段の出力信号を合成する合成手段を含むことを特徴
    とするオーディオ信号再生装置。
  8. 【請求項8】 前記システム制御手段の制御下に前記メ
    モリに貯蔵されたインデックス情報をディスプレイする
    ためのディスプレイ手段をさらに含むことを特徴とする
    請求項7項記載のオーディオ信号再生装置。
  9. 【請求項9】 選択された曲の伴奏信号とボーカル信号
    を前記メモリから読み出して貯蔵するバッファメモリ
    と、 前記システム制御手段の制御下に前記メモリから読み出
    されるデータを前記バッファメモリに書き込むよう制御
    するメモリ制御手段をさらに含むことを特徴とする請求
    項8項記載のオーディオ信号再生装置。
  10. 【請求項10】 外部オーディオ信号を入力するための
    外部入力端子と、前記システム制御手段の制御下に前記
    ボーカル信号再生手段から出力されるボーカル信号また
    は前記外部入力端子から入力される外部オーディオ信号
    を前記合成手段に選択的に出力するための手段をさらに
    含むことを特徴とする請求項7項記載のオーディオ信号
    再生装置。
  11. 【請求項11】 前記伴奏信号再生手段は、 前記判別ビットをイネーブル信号として入力して前記バ
    ッファメモリから読み出されるオーディオ信号のうち伴
    奏信号を一時的に貯蔵するための第1ラッチ手段と、 前記第1ラッチ手段から出力される前記伴奏信号をアナ
    ログ信号に変換させるためのD/A変換手段を含むこと
    を特徴とする請求項7項記載のオーディオ信号再生装
    置。
  12. 【請求項12】 前記ボーカス信号再生手段は、 前記判別ビットをイネーブル信号として入力して前記バ
    ッファメモリから読み出されるオーデイォ信号のうちボ
    ーカル信号を読み出して一時的に貯蔵するための第2ラ
    ッチ手段と、 前記第2ラッチ手段から出力されるボーカル信号をディ
    コーディングして元のアナログボーカル信号に復元する
    ためのディコーディング手段を含むことを特徴とする請
    求項7項記載のオーディオ信号再生装置。
  13. 【請求項13】 前記メモリは集積回路カードであるこ
    とを特徴とする請求項7項記載のオーディオ信号再生装
    置。
  14. 【請求項14】 MIDIフォーマットの伴奏データと
    デジタル化されたボーカルデータとを混在させ、それぞ
    れを時系列に記憶するとともに、前記伴奏データ及びボ
    ーカルデータそれぞれに対しての識別信号を記憶したメ
    モリ装置を装着し、当該メモリ装置からオーディオ信号
    を生成するオーディオ信号再生装置であって、 前記メモリ装置からデータを読み出し、バッファリング
    するバッファメモリと、 MIDIフォーマットのデータから第1のオーディオ信
    号を生成する第1のオーディオ信号生成手段と、 デジタル化されたボーカル信号から第2のオーディオ信
    号を生成する第2のオーディオ信号生成手段と、 前記第1、第2のオーディオ信号を合成して出力するオ
    ーディオ信号出力手段と、 前記バッファメモリから順にデータを取り出し、読み出
    したデータ中の識別信号に基づいて前記第1、第2のオ
    ーディオ信号生成手段の何れか一方に、当該読み出した
    データを出力する制御手段とを備えることを特徴とする
    オーディオ信号再生装置。
  15. 【請求項15】 前記メモリ装置は集積回路カードであ
    ることを特徴とする請求項14項記載のオーディオ信号
    再生装置。
  16. 【請求項16】 更に、外部よりの第3のオーディオ信
    号を入力する入力手段と、 前記第2のオーディオ信号生成手段で生成された第2の
    オーディオ信号と前記入力手段で入力された第3のオー
    ディオ信号の一方を選択する選択手段とを備えることを
    特徴とする請求項14項に記載のオーディオ信号再生装
    置。
  17. 【請求項17】 前記メモリ装置には、複数曲のオーデ
    ィオ信号が記憶され、更には、個々の曲のインデクス情
    報を記憶する領域を備え、 請求項14項に記載のオーディオ信号再生装置は、更
    に、前記インデクス情報に従って選曲のための表示手段
    及び所望とする曲を選択するための手段を備えることを
    特徴とする。
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