JPH0631790Y2 - 無線電話機におけるデータ信号のゲインコントロール装置 - Google Patents

無線電話機におけるデータ信号のゲインコントロール装置

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JPH0631790Y2
JPH0631790Y2 JP1989027602U JP2760289U JPH0631790Y2 JP H0631790 Y2 JPH0631790 Y2 JP H0631790Y2 JP 1989027602 U JP1989027602 U JP 1989027602U JP 2760289 U JP2760289 U JP 2760289U JP H0631790 Y2 JPH0631790 Y2 JP H0631790Y2
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circuit
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signal
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gain control
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宜弘 竜田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はリモートコントロール等に用いられるデータ信
号のゲインをコントロールする無線電話機におけるデー
タ信号のゲインコントロール装置に関する。
(ロ)従来の技術 無線電話機において、昭和63年12月23日付電波新
聞に記載されているように、親機に留守番電話機を接続
したものがある。斯る無線電話機ではマイクロコンピュ
ータを搭載し、子機の指令回路から発声されたデータ信
号を無線で親機に伝送し、親機に接続されている前記留
守番電話機を再生あるいは巻戻し等の遠隔制御する。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上述したように、無線電話機の親機に留守番電話機を接
続し、その留守番電話機を子機の制御回路を制御しデー
タ信号を発生させ、そのデータ信号を親機に無線で伝送
し、前記留守番電話機の各種動作を遠隔制御することが
行なわれている。ところで前記データ信号は、制御回路
にマイクロコンピュータを用いたものにおいては、多ビ
ットデジタル信号が用いられているので、この多ビット
デジタル信号をモデム1.2KHz及び1.8KHzのアナロ
グ信号に変換し送信している。そのため通話中にデータ
の交信を行なうと聞こえてしまい耳障りとなる。
本考案はそこでデータ信号のゲインを不快でない程度ま
でに下げて送信するが、受信信号の信号強度を検出し、
ゲインが低下したときにはSN比を改善し、データ信号
の通信の確率を損なうことがないようにした無線電話機
におけるデータ信号のゲインコトンロール装置を提供す
るものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案の無線電話機におけるデータ信号のゲインコント
ロール装置は、子機にデータ信号を発生すると共に受信
信号が所定レベル以上であるのを検出しコントロール信
号を生じる制御回路と、前記コントロール信号によって
データ信号のゲインをコントロールするゲインコントロ
ール回路と、前記データ信号又はマイクロホンよりの音
声信号にて搬送波信号を変調する変調回路とを設け、親
機に受信回路にて受信されたデータ信号をゲインコント
ロール回路でコントロールされる以前のレベルまで増幅
する増幅回路と、該増幅回路で増幅されたデータ信号に
て制御される被制御回路とにて構成される。
(ホ)作用 本考案の無線電話機におけるデータ信号のゲインコント
ロール回路は上述の如き構成をなすので、通常の通信状
態では制御回路から発声されたデータ信号はゲインコン
トロール回路でゲインが低下されるので、前記データ信
号を可聴周波数信号に変換し送信しても耳障りになるこ
とがなく、又通信状態が悪いときにはデータ信号のゲイ
ンを低下させることがないから、データ信号の通信確率
が損なわれることがない。
(ヘ)実施例 本考案の無線電話機におけるデータ信号のゲインコント
ロール装置の実施例を図面に従って説明する。
第1図は子機(1)のブロック図で、(2)は受信と送信とを
兼用したアンテナ、(3)は前記アンテナ(2)に受信された
信号と送信する信号とを分離する共用回路、(4)は前記
共用回路(3)に接続された受信回路で、高周波増幅器、
混合器、中間周波増幅器及びFM復調器よりなる。(5)
は前記復調された音声信号を増幅しスピーカ(6)を駆動
する増幅回路、(7)はマイクロホン(8)よりの音声信号を
増幅する増幅回路、(9)は前記増幅回路(7)で増幅された
音声信号で搬送波信号をFM変調する変調回路、(10)は
前記FM変調された音声信号を増幅後送信する送信回
路、(11)はリモートコントロール信号等多ビットデジタ
ル信号であるデータ信号及び、前記受信回路(4)より取
出されたIF信号のレベルを検出しコントロール信号を
発生する制御回路、(12)は前記データ信号を可聴周波数
信号に変換するモデムで、例えばレベル0の信号を1.
2KHzの信号に、又レベル1の信号を1.8KHzの信号に
変換する。(13)は前記可聴周波数信号に変換されたデー
タ信号のゲインをコントロールするゲインコントロール
回路で、制御回路(11)よりのコントロール信号でゲイン
をコントロールするか否か選択する。
第2図は親機(14)のブロック図で、(15)は送受信兼用の
アテンナ、(16)は共用回路、(17)は高周波増幅器、混合
器、中間周波増幅器及びFM復調器等よりなる受信回
路、(18)は前記受信回路(17)より発生される音声信号を
電話回線(L1)(L2)に供給するスピーチ回路、(19)什器は
電話回線(L1)(L2)を介し伝達される音声信号を増幅する
増幅回路、(20)は増幅回路(19)で増幅された音声信号に
て搬送波信号をFM変調等する送信回路である。(21)は
受信回路(17)で受信されたデータ信号のみを増幅し、子
機(1)のゲインコントロール回路(13)で低下されたレベ
ルを補償する。(22)は可聴周波数信号に変調されたデー
タ信号をもとの多ビットデジタル信号に変換するモデ
ム、(23)は前記変換されたデータ信号にて制御される被
制御回路、例えば留守番電話機である。
次に本考案の無線電話機におけるデータ信号のゲインコ
ントロール装置の動作について説明する。
今子機(1)を介し相手方と通話中に会話の内容を録音し
たいとき、子機(1)の制御回路(11)を操作し、親機(14)
に接続されている留守番電話機(23)を録音状態にする
必要がある。前記制御回路(11)を制御し、留守番電話機
(23)を録音状態にするためのコード化された多ビットの
データ信号を発生させると、前記データ信号はモデム(1
2)で1.8KHzと1.2KHzの可聴波信号に変換されたゲ
インコントロール回路(13)に供給される。ゲインコント
ロール回路(13)では、そのときの受信回路(4)に供給さ
れる受信信号に応じて制御回路(11)より発生されるコン
トロール信号でもって前記可聴波信号に変換されたデー
タ信号のレベルを、減衰する。減衰されたデータ信号は
変調回路(9)で搬送波信号をFM変調した後、送信回路
(10)で増幅され共用回路(3)を介しアンテナ(2)に加わり
送信される。
前記アンテナ(2)にて送信された搬送波信号は親機(14)
のアンテナ(15)に受信され、共用回路(16)を介し受信回
路(17)に供給される。前記受信回路(17)では増幅、周波
数変換等された後、FM復調されて搬送波信号から会話
用の音声信号と共に、データ信号を取出す。前記受信回
路(17)より取出された音声信号はスピーチ回路(18)を経
て電話回線(L1)(L2)に加わり相手方に伝送されるが、前
記音声信号と共にデータ信号も相手方に伝送される。し
かしデータ信号はゲインコントロール回路(13)でレベル
が減衰されているので、音声信号に交ざって聴取されて
も耳障りとなることがない。
一方前記受信回路(17)で取出されたデータ信号は増幅回
路(21)で元のレベルまで増幅されモデム(22)に加えられ
る。従ってモデム(22)では正確に元の多ビットデジタル
のデータ信号に復元され留守番電話機(23)に加えられ、
該留守番電話機(23)を録音状態にし、スピーチ回路(18)
を介して供給される子機(1)からの音声信号及び電話回
線(L1)(L2)を経てスピーチ回路(18)に加えられる音声信
号を録音する。
子機(1)の受信回路(4)に受信される受信信号のレベルが
低下すると、受信回路(4)より前記制御回路(11)に出力
されるIF信号のレベルが低下することになる。その結
果、前記制御回路(11)より出力されるコントロール信号
のレベルが低下し、それに伴ってゲインコントロール回
路(13)によるデータ信号のレベル低下の大きさが小さく
なる。従って、斯かる状態では、親機に送信されるデー
タ信号のレベルが大きくなるため、信号の送受信状態が
悪くなっても留守番電話機(23)を確実に録音状態にする
ことが出来る。
前述と異なるボタンを操作し、制御回路(11)から上述の
別のデータ信号を発生させると、そのデータ信号は前述
と全く同一方法で親機(14)の受信回路(17)に受信された
後留守番電話機(23)に加えられ、該留守番電話機(23)を
待機状態にし、あるいは再生状態にする。
又リモコン操作を行わないときは、全く通常の無線電話
機として使用できることは言うまでもない。
(ト)考案の効果 本考案は、制御回路より出力されるデータ信号の信号路
にゲインコントロール回路を設けると共に受信回路より
得られる信号に応じて該ゲインコントロール回路によっ
てデータ信号のレベルを可変するようにしたので、即ち
受信状態が良好な場合にはデータ信号のレベルを低下さ
せるようにしたので、通話中の音声信号にデータ信号が
含まれていても耳障りになることはなく、またマイクロ
ホンより得られる音声信号のレベルは低下されることが
ないため、電話の通話に対して悪影響を与えることはな
いという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の無線電話器におけるデータ信号のゲインコ
ントロール装置に関するもので、第1図は子機のブロッ
ク図、第2図は親機のブロック図である。 主な図番の説明 (1)……子機、(4)……受信回路、(5)……増幅回路、(9)
……変調回路、(10)……送信回路、(11)……制御回路、
(13)……ゲインコントロール回路、(14)……親機、(17)
……受信回路、(18)……スピーチ回路、(19)……増幅回
路、(20)……送信回路、(21)……増幅回路、(23)……留
守番電話機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線に接続されていると共に送信回路
    及び受信回路を有する親機と、前記送信回路及び受信回
    路と無線で信号の授受を行なう受信回路及び送信回路を
    有する子機とを備えた無線電話機において、子機に設け
    られていると共に操作に対応したデータ信号を発生し、
    且つ受信回路より得られる受信信号のレベルを検出して
    そのレベルに応じたコントロール信号を出力する制御回
    路と、前記制御回路より出力されるデータ信号の信号路
    に設けられていると共に前記コントロール信号に応じて
    該データ信号のレベルを可変するゲインコントロール回
    路と、該ゲインコントロール回路より出力されるデータ
    信号及びマイクロホンより得られる音声信号を変調して
    親機に送信する変調回路と、親機に設けられていると共
    に受信回路にて受信された前記データ信号を増幅する増
    幅回路と、該増幅回路にて増幅されたデータ信号にて制
    御される被制御回路とより成り、子機に設けられている
    受信回路より得られる受信信号のレベルが設定レベルよ
    り大きいとき前記ゲインコントロール回路にてデータ信
    号のレベルを低下させるようにしたことを特徴とする無
    線電話機におけるデータ信号のゲインコントロール装
    置。
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JPH02118339U JPH02118339U (ja) 1990-09-21
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