JPH06317842A - フィルムにコード化された情報を記録する装置 - Google Patents
フィルムにコード化された情報を記録する装置Info
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- JPH06317842A JPH06317842A JP6015150A JP1515094A JPH06317842A JP H06317842 A JPH06317842 A JP H06317842A JP 6015150 A JP6015150 A JP 6015150A JP 1515094 A JP1515094 A JP 1515094A JP H06317842 A JPH06317842 A JP H06317842A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、コード化された情報のフィルムへ
の記録機能と、フィルムの計測機能とを併せ持った装置
を提供することを目的とする。 【構成】 上述の目的を達成するために、本発明の装置
は、フィルム（２３）の長手方向に駒領域を区画するた
めに充分な長さを以て離隔する複数の穿孔を一方の縁部
に沿って有するフィルム（２３）を受承する写真カメラ
用の、コード化された情報をフィルム（２３）に記録す
る装置において、穿孔を検知してカメラ内でのフィルム
（２３）の位置を計測するために、可視スペクトルの光
を射出可能な発光部を含む検知手段（２１、２２）と、
第１の時間に、穿孔を検知するために発光部（２１）を
発光させ、かつ、第１の時間から区別される第２の時間
に、所定のコード化された情報を穿孔と直線状に並ぶ所
定の経路に露光するように、発光部（２１）の発光を制
御する制御手段（３２）とを具備する装置。
の記録機能と、フィルムの計測機能とを併せ持った装置
を提供することを目的とする。 【構成】 上述の目的を達成するために、本発明の装置
は、フィルム（２３）の長手方向に駒領域を区画するた
めに充分な長さを以て離隔する複数の穿孔を一方の縁部
に沿って有するフィルム（２３）を受承する写真カメラ
用の、コード化された情報をフィルム（２３）に記録す
る装置において、穿孔を検知してカメラ内でのフィルム
（２３）の位置を計測するために、可視スペクトルの光
を射出可能な発光部を含む検知手段（２１、２２）と、
第１の時間に、穿孔を検知するために発光部（２１）を
発光させ、かつ、第１の時間から区別される第２の時間
に、所定のコード化された情報を穿孔と直線状に並ぶ所
定の経路に露光するように、発光部（２１）の発光を制
御する制御手段（３２）とを具備する装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フィルムカメラに
関し、特に、駒のフォーマット情報を表すしるしをフィ
ルム帯に光学的に記録するように構成されたカメラに関
する。
関し、特に、駒のフォーマット情報を表すしるしをフィ
ルム帯に光学的に記録するように構成されたカメラに関
する。
【０００２】
【従来の技術】焼き付けられた写真プリント用に、標準
の駒フォーマットと異なる駒フォーマットを指示するた
めに、カメラ内で撮影と同時にしるしを記録することが
周知となっている。焼付用の疑似フォーマットは上記フ
ォーマットの変形の一例であり、プリントは疑似望遠ま
たは疑似パノラマにて焼き付けられる。疑似望遠プリン
トは、例えば３５ｍｍフィルムのオリジナルの駒と同じ
アスペクト比、つまり１．０：１．５（４″＊６″に対
して）の駒の中央部に限定された部分から焼付けられ
る。焼付け処理の間、駒の周縁部をマスクで覆い、中央
部を所望のサイズに拡大して、見掛けの望遠フォーマッ
トまたはクローズアップフォーマットを得る。望遠効果
の程度は、現像所（ラボ業者）での拡大率やマスクによ
り決定される。
の駒フォーマットと異なる駒フォーマットを指示するた
めに、カメラ内で撮影と同時にしるしを記録することが
周知となっている。焼付用の疑似フォーマットは上記フ
ォーマットの変形の一例であり、プリントは疑似望遠ま
たは疑似パノラマにて焼き付けられる。疑似望遠プリン
トは、例えば３５ｍｍフィルムのオリジナルの駒と同じ
アスペクト比、つまり１．０：１．５（４″＊６″に対
して）の駒の中央部に限定された部分から焼付けられ
る。焼付け処理の間、駒の周縁部をマスクで覆い、中央
部を所望のサイズに拡大して、見掛けの望遠フォーマッ
トまたはクローズアップフォーマットを得る。望遠効果
の程度は、現像所（ラボ業者）での拡大率やマスクによ
り決定される。
【０００３】疑似パノラマプリントは、駒の上側または
下側の部分をマスクで覆い、１：２好ましくは１：３以
上のアスペクト比のプリントを提供するものである。焼
付け処理の間、上述のように駒をマスクで覆い、像を拡
大して見掛けのパノラマフォーマットまたは細長いフォ
ーマットが得る。疑似望遠および疑似パノラマは、カメ
ラに真の望遠レンズまたは広角レンズを使用することな
く、現像所において適用される。
下側の部分をマスクで覆い、１：２好ましくは１：３以
上のアスペクト比のプリントを提供するものである。焼
付け処理の間、上述のように駒をマスクで覆い、像を拡
大して見掛けのパノラマフォーマットまたは細長いフォ
ーマットが得る。疑似望遠および疑似パノラマは、カメ
ラに真の望遠レンズまたは広角レンズを使用することな
く、現像所において適用される。
【０００４】写真仕上げ装置に対してフィルム帯上の駒
を疑似フォーマットで焼付けるべきことを表示する、コ
ード化された情報をフィルムに記録することが周知とな
っている。こうした技術は、例えば米国特許公報第４５
８３８３１号、同第４６５２１０４号、再発行特許第３
２７９７号に開示されている。上記の開示において、１
個以上の専用の発光ダイオードが備えられており、駒の
縁または駒の中にコード化された情報が露光される。こ
の情報は、フィルム処理の後、現像所において読み取り
可能となり、適切な疑似フォーマットのプリントが焼き
付けられる。
を疑似フォーマットで焼付けるべきことを表示する、コ
ード化された情報をフィルムに記録することが周知とな
っている。こうした技術は、例えば米国特許公報第４５
８３８３１号、同第４６５２１０４号、再発行特許第３
２７９７号に開示されている。上記の開示において、１
個以上の専用の発光ダイオードが備えられており、駒の
縁または駒の中にコード化された情報が露光される。こ
の情報は、フィルム処理の後、現像所において読み取り
可能となり、適切な疑似フォーマットのプリントが焼き
付けられる。
【０００５】近時では、従来のフィルムの両縁部に沿っ
て設けられていた穿孔の代わりに、フィルムの一方の縁
部に沿って所定の間隔を以て離隔して配設された穿孔を
有する写真フィルムが製造されている。上記の穿孔と穿
孔の間はブランクとなっている。適当なフィルム計測装
置を利用して、フィルムを前進させ前記穿孔に対して各
々の駒をフィルム帯に正しく位置決めすることができ
る。機械的、光学的な穿孔検知装置が上記の計測機能の
ために提案されている。光学的に穿孔を検知し、それに
よりフィルムを計測するために、従来では赤外線スペク
トル領域の光（不可視）を射出する発光ダイオードが使
用して、フィルムのかぶり（フォギング）を防止してい
る。
て設けられていた穿孔の代わりに、フィルムの一方の縁
部に沿って所定の間隔を以て離隔して配設された穿孔を
有する写真フィルムが製造されている。上記の穿孔と穿
孔の間はブランクとなっている。適当なフィルム計測装
置を利用して、フィルムを前進させ前記穿孔に対して各
々の駒をフィルム帯に正しく位置決めすることができ
る。機械的、光学的な穿孔検知装置が上記の計測機能の
ために提案されている。光学的に穿孔を検知し、それに
よりフィルムを計測するために、従来では赤外線スペク
トル領域の光（不可視）を射出する発光ダイオードが使
用して、フィルムのかぶり（フォギング）を防止してい
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】簡単で安価なカメラで
は、カメラを構成する部品点数を可及的に削減すること
が望ましい。フィルムにコード化された情報を記録する
ための部品と、フィルムを計測するための部品とを個別
に設けることは、こうした目的を阻害する。本発明は、
カメラに部品を加えることなく、コード化された情報の
フィルムへの記録機能と、フィルムの計測機能とを併せ
持った装置を提供し、コストの削減し、カメラの複雑さ
と大きさを低減することを目的とする。
は、カメラを構成する部品点数を可及的に削減すること
が望ましい。フィルムにコード化された情報を記録する
ための部品と、フィルムを計測するための部品とを個別
に設けることは、こうした目的を阻害する。本発明は、
カメラに部品を加えることなく、コード化された情報の
フィルムへの記録機能と、フィルムの計測機能とを併せ
持った装置を提供し、コストの削減し、カメラの複雑さ
と大きさを低減することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、フィルムの長手方向に駒領域を区画
するために充分な長さを以て離隔する複数の穿孔を一方
の縁部に沿って有するフィルムを受承する写真カメラ用
のコード化された情報をフィルムに記録する装置が提供
される。この記録装置は、前記カメラ内で前記フィルム
が前進するとき、前記フィルムの穿孔を検知するため
に、第１の時間に作動する穿孔検知手段を具備してお
り、前記穿孔検知手段は可視スペクトルの光を射出する
発光部を有している。前記装置は、更に、前記第１の時
間とは異なる第２の時間に、前記発光部を発光させ、所
定のコード化された情報を前記フィルムにおいて前記穿
孔と直線状に並ぶ所定の経路に露光するための、コード
化された情報を発生する手段を具備している。
めに、本発明では、フィルムの長手方向に駒領域を区画
するために充分な長さを以て離隔する複数の穿孔を一方
の縁部に沿って有するフィルムを受承する写真カメラ用
のコード化された情報をフィルムに記録する装置が提供
される。この記録装置は、前記カメラ内で前記フィルム
が前進するとき、前記フィルムの穿孔を検知するため
に、第１の時間に作動する穿孔検知手段を具備してお
り、前記穿孔検知手段は可視スペクトルの光を射出する
発光部を有している。前記装置は、更に、前記第１の時
間とは異なる第２の時間に、前記発光部を発光させ、所
定のコード化された情報を前記フィルムにおいて前記穿
孔と直線状に並ぶ所定の経路に露光するための、コード
化された情報を発生する手段を具備している。
【０００８】
【実施例】図１を参照すると、本発明の１つの実施例を
適用するカメラ１０は、本体１１と、この本体にヒンジ
式に取り付けられた背面カバー２０とを具備している。
本体１１は、従来と同様にフィルムカートリッジ室１２
と、フィルムフレーム開口部１４と、フィルム巻取室１
６と、フィルム巻取スプール１８とを備えている。回転
可能なホイール１９がフィルムと係合するように設けら
れている。ホイール１９は、フィルムの速度を計測する
センサー回路３４（図３参照）の入力装置として機能す
る。カメラ１０は穿孔を検知する手段を具備している。
この穿孔検知手段は、本体内においてフレーム開口部１
４の近傍に設けられた発光部(LED) ２１と、背面カバー
２０に設けられた光センサー２２とを含んでいる。光セ
ンサー２２は、背面カバー２０が閉じられたときに、発
光部２１と直線上に対面するように配置されている。フ
ィルム駆動モータ３０（図３参照）が本体１１内に設け
られている。駆動モータ３０は巻取スプール１８を駆動
する。これにより、フィルム帯２３が該カメラを内で前
進して、一連の駒領域２４がフレーム開口部１４を覆う
ように配置される。
適用するカメラ１０は、本体１１と、この本体にヒンジ
式に取り付けられた背面カバー２０とを具備している。
本体１１は、従来と同様にフィルムカートリッジ室１２
と、フィルムフレーム開口部１４と、フィルム巻取室１
６と、フィルム巻取スプール１８とを備えている。回転
可能なホイール１９がフィルムと係合するように設けら
れている。ホイール１９は、フィルムの速度を計測する
センサー回路３４（図３参照）の入力装置として機能す
る。カメラ１０は穿孔を検知する手段を具備している。
この穿孔検知手段は、本体内においてフレーム開口部１
４の近傍に設けられた発光部(LED) ２１と、背面カバー
２０に設けられた光センサー２２とを含んでいる。光セ
ンサー２２は、背面カバー２０が閉じられたときに、発
光部２１と直線上に対面するように配置されている。フ
ィルム駆動モータ３０（図３参照）が本体１１内に設け
られている。駆動モータ３０は巻取スプール１８を駆動
する。これにより、フィルム帯２３が該カメラを内で前
進して、一連の駒領域２４がフレーム開口部１４を覆う
ように配置される。
【０００９】図２、３をも参照すると、カメラ１０はフ
ィルム帯２３を受承するように構成されている。フィル
ム帯２３には、該フィルム帯の１つの縁部に沿って間隔
をおいて設けられ互いに対をなす穿孔２６ａ、２６ｂ
が、反復して形成されている。各々の対の穿孔と穿孔の
間隔により、フィルム帯の長手方向に一連の駒領域２４
が区画される。周知のように、穿孔２６ａ、２６ｂは、
先ず、カメラ本体内において、一連の駒領域をフレーム
開口部１４に位置決めするためのフィルム計測機能を果
たし、次いで、写真処理装置において、像の露光された
フレームをフィルムゲートに位置決めする機能を果た
す。カメラ１０内において、フィルムの位置を計測する
ために、穿孔検知手段が設けられている。この穿孔検知
手段は、発光部(LED) ２１と、半導体光センサー２２と
を具備している。これら発光部と半導体光センサーは、
論理制御モジュール３２に接続されており、フィルム駆
動モータ３０がモジュール３２に制御の下で作動してフ
ィルムが前進するとき、所定の第１の時間において作動
して穿孔の存在を検知する。穿孔検知手段は、論理制御
回路３２と組み合わされており、穿孔２１を検知したと
きにフィルムの動作を停止して、一連の駒領域２４をフ
レーム開口部１４に位置決めするようにフィルム駆動モ
ータ３０を制御する。この種の従来型光学的フィルム計
測装置では、発光部２１は赤外線スペクトル領域の光を
発光する。赤外線スペクトル領域の光は、フィルム２３
のエマルジョンに影響しないので、望ましくないフィル
ムのかぶり（フォギング）が防止される。然しながら、
本発明の実施例では発光部２１は、好ましくは可視スペ
クトル領域の光を発光するように選定され、フィルムの
各々の対の穿孔の間の記録領域に、コード化された情報
の潜像を露光するために前記発光部を使用可能としてい
る。
ィルム帯２３を受承するように構成されている。フィル
ム帯２３には、該フィルム帯の１つの縁部に沿って間隔
をおいて設けられ互いに対をなす穿孔２６ａ、２６ｂ
が、反復して形成されている。各々の対の穿孔と穿孔の
間隔により、フィルム帯の長手方向に一連の駒領域２４
が区画される。周知のように、穿孔２６ａ、２６ｂは、
先ず、カメラ本体内において、一連の駒領域をフレーム
開口部１４に位置決めするためのフィルム計測機能を果
たし、次いで、写真処理装置において、像の露光された
フレームをフィルムゲートに位置決めする機能を果た
す。カメラ１０内において、フィルムの位置を計測する
ために、穿孔検知手段が設けられている。この穿孔検知
手段は、発光部(LED) ２１と、半導体光センサー２２と
を具備している。これら発光部と半導体光センサーは、
論理制御モジュール３２に接続されており、フィルム駆
動モータ３０がモジュール３２に制御の下で作動してフ
ィルムが前進するとき、所定の第１の時間において作動
して穿孔の存在を検知する。穿孔検知手段は、論理制御
回路３２と組み合わされており、穿孔２１を検知したと
きにフィルムの動作を停止して、一連の駒領域２４をフ
レーム開口部１４に位置決めするようにフィルム駆動モ
ータ３０を制御する。この種の従来型光学的フィルム計
測装置では、発光部２１は赤外線スペクトル領域の光を
発光する。赤外線スペクトル領域の光は、フィルム２３
のエマルジョンに影響しないので、望ましくないフィル
ムのかぶり（フォギング）が防止される。然しながら、
本発明の実施例では発光部２１は、好ましくは可視スペ
クトル領域の光を発光するように選定され、フィルムの
各々の対の穿孔の間の記録領域に、コード化された情報
の潜像を露光するために前記発光部を使用可能としてい
る。
【００１０】本発明のコード化装置は、更に、情報コー
ド化制御手段を具備している。この情報コード化制御手
段は、論理制御モジュール３２に組み込まれ適切にプロ
グラムされたマイクロプロセッサーから成り、穿孔の検
知が行われる第１の時間から区別される所定の第２の時
間に作動して、フィルムにおいて前記穿孔と直線状に並
んだ所定の記録領域（経路）に、所定のコード化された
情報が露光される。図２において、コード化された情報
が記録される記録領域２８が破線で示されている。記録
領域２８の各々の間の間隔が、穿孔を検知する時間に相
当する。破線で示す領域２９は、ＤＸバーコードの情報
が潜像として製造者により予め露光、記録されるＤＸコ
ード領域である。図示より理解されるように、この潜像
によるＤＸコード領域はフィルム帯の縁部と穿孔２６
ａ、２６ｂとの間の隙間に設けられるので、各々の穿孔
の間の長手方向の領域には、上述したように、コード化
された情報を潜像として記録することができる。発光部
２１が可視スペクトル領域の光を発光するので、この発
光部がフィルムを露光するための小孔を可及的に小さく
して、射出された光を前記穿孔を囲む狭い光路内に限定
すると共に、この光が側方に漏れてフレーム領域２４ま
たはＤＸコード領域２９に影響することを可及的に低減
しながら、コード化されたデータの潜像を形成すること
が好ましい。
ド化制御手段を具備している。この情報コード化制御手
段は、論理制御モジュール３２に組み込まれ適切にプロ
グラムされたマイクロプロセッサーから成り、穿孔の検
知が行われる第１の時間から区別される所定の第２の時
間に作動して、フィルムにおいて前記穿孔と直線状に並
んだ所定の記録領域（経路）に、所定のコード化された
情報が露光される。図２において、コード化された情報
が記録される記録領域２８が破線で示されている。記録
領域２８の各々の間の間隔が、穿孔を検知する時間に相
当する。破線で示す領域２９は、ＤＸバーコードの情報
が潜像として製造者により予め露光、記録されるＤＸコ
ード領域である。図示より理解されるように、この潜像
によるＤＸコード領域はフィルム帯の縁部と穿孔２６
ａ、２６ｂとの間の隙間に設けられるので、各々の穿孔
の間の長手方向の領域には、上述したように、コード化
された情報を潜像として記録することができる。発光部
２１が可視スペクトル領域の光を発光するので、この発
光部がフィルムを露光するための小孔を可及的に小さく
して、射出された光を前記穿孔を囲む狭い光路内に限定
すると共に、この光が側方に漏れてフレーム領域２４ま
たはＤＸコード領域２９に影響することを可及的に低減
しながら、コード化されたデータの潜像を形成すること
が好ましい。
【００１１】図４は、従来式のコード化された情報の異
なる３つのフィルム駒フォーマットを略示している。図
４において上のフォーマットは「標準」モードを表して
おり、標準アスペクト比の駒の像全体が焼き付けられる
ように、カメラは作動する。フィルム駆動モータが、フ
ィルムを次の駒の位置に前進させ始めると、フィルム計
測用の発光部２１は、時間ｔ１の間、論理制御モジュー
ル３２によりオフ状態に保持される。次いで、時間ｔ２
の間、発光部はオンされてフィルムを露光し、当該駒を
標準アスペクト比で焼き付けるべきことを示す細長い帯
状の潜像を形成する。時間ｔ２の終端において発光部２
１は、瞬間的にオフされ次いでオンされ、或いは、これ
に代わってオンのまま保持されて、時間ｔ３の間に穿孔
検知を行う。穿孔検知が完了すると、次の前進サイクル
が開始されるまで、発光部２１はオフされる。中間のフ
ォーマットは「疑似望遠」モードを表している。初期時
間ｔ１に次いで時間ｔ２の前半部分において、発行部は
論理制御モジュール３２によりオンとオフとを繰り返し
制御され、疑似望遠で焼き付けるべきことを示すパター
ンが形成される。下のフォーマットは「疑似パノラマ」
モードを表している。時間ｔ２の前半において発行部２
１はオフに保持され、次いでオンに切り換えられて、当
該駒を疑似パノラマで焼き付けるべきことを示すパター
ンが形成される。上記の疑似望遠および疑似パノラマの
コードについて、時間ｔ２の終端における発行部の制御
は、「標準」のコードの場合と同様である。こうして、
フィルム計測用（穿孔検知用）の装置と同じ装置によ
り、フィルムに独特の潜像の帯または潜像のブリップが
露光される。この潜像は、写真仕上げ装置において処理
した後、機械式に読み取ることが可能であり、所望の写
真プリントを生産するために利用されるフレームフォー
マットを識別する。
なる３つのフィルム駒フォーマットを略示している。図
４において上のフォーマットは「標準」モードを表して
おり、標準アスペクト比の駒の像全体が焼き付けられる
ように、カメラは作動する。フィルム駆動モータが、フ
ィルムを次の駒の位置に前進させ始めると、フィルム計
測用の発光部２１は、時間ｔ１の間、論理制御モジュー
ル３２によりオフ状態に保持される。次いで、時間ｔ２
の間、発光部はオンされてフィルムを露光し、当該駒を
標準アスペクト比で焼き付けるべきことを示す細長い帯
状の潜像を形成する。時間ｔ２の終端において発光部２
１は、瞬間的にオフされ次いでオンされ、或いは、これ
に代わってオンのまま保持されて、時間ｔ３の間に穿孔
検知を行う。穿孔検知が完了すると、次の前進サイクル
が開始されるまで、発光部２１はオフされる。中間のフ
ォーマットは「疑似望遠」モードを表している。初期時
間ｔ１に次いで時間ｔ２の前半部分において、発行部は
論理制御モジュール３２によりオンとオフとを繰り返し
制御され、疑似望遠で焼き付けるべきことを示すパター
ンが形成される。下のフォーマットは「疑似パノラマ」
モードを表している。時間ｔ２の前半において発行部２
１はオフに保持され、次いでオンに切り換えられて、当
該駒を疑似パノラマで焼き付けるべきことを示すパター
ンが形成される。上記の疑似望遠および疑似パノラマの
コードについて、時間ｔ２の終端における発行部の制御
は、「標準」のコードの場合と同様である。こうして、
フィルム計測用（穿孔検知用）の装置と同じ装置によ
り、フィルムに独特の潜像の帯または潜像のブリップが
露光される。この潜像は、写真仕上げ装置において処理
した後、機械式に読み取ることが可能であり、所望の写
真プリントを生産するために利用されるフレームフォー
マットを識別する。
【００１２】フィルムの前進速度が既知である場合に
は、時間ｔ２、つまり発光部２１が論理制御モジュール
３２の制御のもとでフィルムにコード化された情報を記
録する時間は、適当な時計手段により決定することが可
能である。この時計手段は、モジュール３２のタイミン
グ回路により制御される。これに代わって、フィルムの
前進速度の変化に対応するために、計測ホイール１９と
速度センサー回路３４とを設けて、発光部２１の発光の
タイミングを調節し、疑似望遠モードを表すコード化さ
れた情報の場合のブリップのタイミングの制御と同様
に、一連の穿孔の各々の対の間の限られた区間にコード
化機能を限定してもよい。
は、時間ｔ２、つまり発光部２１が論理制御モジュール
３２の制御のもとでフィルムにコード化された情報を記
録する時間は、適当な時計手段により決定することが可
能である。この時計手段は、モジュール３２のタイミン
グ回路により制御される。これに代わって、フィルムの
前進速度の変化に対応するために、計測ホイール１９と
速度センサー回路３４とを設けて、発光部２１の発光の
タイミングを調節し、疑似望遠モードを表すコード化さ
れた情報の場合のブリップのタイミングの制御と同様
に、一連の穿孔の各々の対の間の限られた区間にコード
化機能を限定してもよい。
【００１３】異なる感度値のフィルムに適用するため
に、発光部２１の露光レベルを、従来のＤＸカメラ副シ
ステムに応答して作動する論理制御モジュール３２によ
り、選択的に決定される可変抵抗ネットワークを介して
制御することができる。ＤＸカメラ副システムにおいて
フィルムの感度値情報は、カメラの利用者により入力さ
れ或いはＤＸバーコード情報を読み取られる。このＤＸ
バーコードは、フィルムカートリッジに記され或いはフ
ィルムの磁気層に磁気的に記録されている。
に、発光部２１の露光レベルを、従来のＤＸカメラ副シ
ステムに応答して作動する論理制御モジュール３２によ
り、選択的に決定される可変抵抗ネットワークを介して
制御することができる。ＤＸカメラ副システムにおいて
フィルムの感度値情報は、カメラの利用者により入力さ
れ或いはＤＸバーコード情報を読み取られる。このＤＸ
バーコードは、フィルムカートリッジに記され或いはフ
ィルムの磁気層に磁気的に記録されている。
【００１４】
【発明の効果】既述の説明から明らかなように、コスト
を増加しカメラを複雑にする付加的な装置を備えること
なく、フィルム計測手段を具備する通常の形式のカメラ
において、簡単な装置および方法によりコード化された
情報をフィルムに光学的に記録することが可能となる。
既述の説明は単に現在好ましい本発明の実施例について
なされたものであり、本発明の精神と範囲から逸脱する
ことなく、様々な変形と改良が可能であることは当業者
の当然とすることろである。
を増加しカメラを複雑にする付加的な装置を備えること
なく、フィルム計測手段を具備する通常の形式のカメラ
において、簡単な装置および方法によりコード化された
情報をフィルムに光学的に記録することが可能となる。
既述の説明は単に現在好ましい本発明の実施例について
なされたものであり、本発明の精神と範囲から逸脱する
ことなく、様々な変形と改良が可能であることは当業者
の当然とすることろである。
【図１】本発明が適用されるカメラの斜視図である。
【図２】本発明を説明するためのフィルム帯の略示図で
ある。
ある。
【図３】図１のカメラで使用可能な制御回路のブロック
図である。
図である。
【図４】図３に示した制御回路によりフィルムに露光さ
れるコード化された情報の一例である。
れるコード化された情報の一例である。
１９…フィルム計測ホイール ２１…発光部 ２２…光センサー ２３…フィルム帯 ３０…フィルム駆動モータ ３２…論理制御モジュール ３４…フィルム速度センサー回路
Claims (1)
- 【請求項１】 フィルムの長手方向に駒領域を区画する
ために充分な長さを以て離隔する複数の穿孔を一方の縁
部に沿って有するフィルムを受承する写真カメラ用のコ
ード化された情報をフィルムに記録する装置において、 前記穿孔を検知して前記カメラ内での前記フィルムの位
置を計測するために、可視スペクトルの光を射出可能な
発光部を含む検知手段と、 第１の時間に、前記穿孔を検知するために前記発光部を
発光させ、かつ、前記第１の時間から区別される第２の
時間に、所定のコード化された情報を前記フィルムにお
いて前記穿孔と直線状に並ぶ所定の経路に露光するよう
に、前記発光部の発光を制御する制御手段とを具備する
装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/015,713 US5311228A (en) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | Camera with optical film metering and image frame data encodement |
| US015713 | 1993-02-09 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06317842A true JPH06317842A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=21773129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6015150A Pending JPH06317842A (ja) | 1993-02-09 | 1994-02-09 | フィルムにコード化された情報を記録する装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5311228A (ja) |
| EP (1) | EP0610835B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06317842A (ja) |
| DE (1) | DE69414432T2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US5655169A (en) * | 1995-06-01 | 1997-08-05 | Eastman Kodak Company | Brake point film metering |
| US5787316A (en) * | 1997-04-07 | 1998-07-28 | Eastman Kodak Company | Method of setting bit cell length for magnetic recording of data in a photographic camera |
| AT407444B (de) * | 1998-03-03 | 2001-03-26 | Bauer Fritz | Filmkamera mit informationsaufzeichnung |
| US6035129A (en) * | 1999-03-02 | 2000-03-07 | Eastman Kodak Company | Optical film encoder for camera |
| US6311018B1 (en) * | 2000-08-23 | 2001-10-30 | Eastman Kodak Company | Method of making respective prints of recorded images within successive film frames or alternatively of selected portions of the images |
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| US7714908B2 (en) | 2006-05-26 | 2010-05-11 | Lifetouch Inc. | Identifying and tracking digital images with customized metadata |
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| US4583831A (en) * | 1985-03-28 | 1986-04-22 | Eastman Kodak Company | Pseudo telephoto--pseudo panoramic camera |
| US4652104A (en) * | 1985-06-11 | 1987-03-24 | Eastman Kodak Company | Pseudo format camera with zoom finder |
| US4639111A (en) * | 1985-06-21 | 1987-01-27 | Eastman Kodak Company | Pseudo format camera with exposure control |
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-
1994
- 1994-02-05 EP EP94101760A patent/EP0610835B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-02-05 DE DE69414432T patent/DE69414432T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-02-09 JP JP6015150A patent/JPH06317842A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE69414432D1 (de) | 1998-12-17 |
| DE69414432T2 (de) | 1999-06-02 |
| US5311228A (en) | 1994-05-10 |
| EP0610835B1 (en) | 1998-11-11 |
| EP0610835A1 (en) | 1994-08-17 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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