JPH06317237A - 多気筒内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents

多気筒内燃機関の燃料噴射装置

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JPH06317237A
JPH06317237A JP14931193A JP14931193A JPH06317237A JP H06317237 A JPH06317237 A JP H06317237A JP 14931193 A JP14931193 A JP 14931193A JP 14931193 A JP14931193 A JP 14931193A JP H06317237 A JPH06317237 A JP H06317237A
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air
valve
fuel injection
cylinder
internal combustion
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JP14931193A
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English (en)
Inventor
Hisahiro Suzumura
寿浩 鈴村
Keiji Honjo
恵二 本庄
Kenji Ikuta
賢治 生田
Shigenori Isomura
磯村  重則
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各気筒に設けられた燃料噴射弁の噴孔近傍
に、燃料噴射に同期してエアを供給することにより、噴
射燃料を微粒化する燃料噴射装置において、車両への搭
載性を悪化させることなく、無駄エアの供給を抑制でき
るようにする。 【構成】 燃料噴射弁4の噴孔近傍にエアを導くエア導
入通路14に、その通路を開閉するエア制御弁16と、
エアの供給先を全気筒♯1〜♯4を2つにグループ分け
した気筒群毎に切換可能な分配弁18を設ける。そし
て、内燃機関2の運転時には、燃料噴射に同期してエア
制御弁16を開弁すると共に、分配弁18を燃料噴射中
の気筒を含む気筒群にエアを供給可能な弁位置に切り換
える。この結果、エアは各気筒群毎に供給されることと
なり、エア制御弁だけでエア導入通路を開閉する場合に
比べて無駄エアを抑制でき、しかもエア導入通路に2個
の弁を設けるだけでよいため、車両への搭載性を悪化さ
せることなく実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気筒毎に燃料噴射弁を
備えた多気筒内燃機関の燃料噴射装置に関し、特に、各
気筒に設けられた燃料噴射弁の燃料噴射に略同期して、
燃料噴射弁の噴孔近傍にエアを供給することにより、噴
射燃料の微粒化を促進する多気筒内燃機関の燃料噴射装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、内燃機関の吸気系に燃料噴射
弁から燃料を噴射して、その運転状態を制御する燃料噴
射装置が広く実施されており、このような燃料噴射装置
では、内燃機関の燃焼状態の悪化によって排ガス中の有
害成分が増加するのを防止するために、噴射された燃料
の微粒化をより促進する技術が強く要望されている。
【0003】そこで、従来より、例えば、特公昭57−
54624号公報に記載のように、内燃機関の吸気系に
おいて、スロットルバルブの上流側と燃料噴射弁の噴孔
部近傍とをエア導入通路で連通すると共に、このエア導
入通路にエア制御弁を設け、燃料噴射に略同期してエア
制御弁を開弁することにより、燃料噴射弁の燃料噴射時
に燃料噴射弁の噴孔近傍からエアを供給して、噴射燃料
の微粒化を促進するようにした、所謂タイムドエアミク
スチャシステムが実用化されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、排出
ガス規制強化への対応のために、多気筒内燃機関におい
ては、各気筒毎に燃料噴射弁を設けて気筒毎に独立して
燃料噴射を行なう、独立噴射方式の燃料噴射装置が主流
となってきている。そしてこうした独立噴射方式の燃料
噴射装置に、上記従来のタイムドエアミクスチャシステ
ムをそのまま適用すれば、その装置構成は、各気筒毎に
燃料噴射弁及びエア制御弁を設けることとなる。
【0005】そしてこのように、各気筒毎にエア制御弁
を設けた場合には、各気筒毎に燃料噴射弁の開弁と同期
してエア制御弁を開弁すればよいため、燃料噴射を行な
っている気筒にのみエアを供給することができ、他の気
筒に無駄なエアを供給することがなく、しかも、エア制
御弁の1回当たりの作動には、内燃機関の1サイクル分
(4サイクルエンジンの場合720℃A)の時間を全て
使用できるため、エア制御弁の開閉応答性が悪くても、
各気筒へのエアの供給タイミング及びそのエア量を充分
制御することができる。
【0006】しかし、このように気筒毎にエア制御弁を
設ける場合には、気筒数の増加に応じてエア制御弁及び
その駆動回路を増加しなければならず、またエア導入通
路を各気筒毎にエア制御弁を搭載可能に極めて頑丈にし
なければならない。このため、上記のように独立噴射方
式の燃料噴射装置に従来のタイムドエアミクスチャシス
テムをそのまま適用した場合には、装置構成が複雑にな
り、また重量が増加するため、車両への搭載性が悪くな
る、といった問題があった。
【0007】一方、こうした問題を解決するために、エ
ア導入通路のエア導入部にエア制御弁を設け、エア制御
弁を開弁することにより、内燃機関の全気筒に同時にエ
アを供給するようにすることも考えられる。このように
すれば、内燃機関の気筒数が増加してもエア制御弁は1
個で済むことから、上記のように車両への搭載性が悪化
することはない。
【0008】しかし、この場合には、エア制御弁の開弁
によって全ての気筒にエアが供給されることになるた
め、燃料噴射を行なっていない気筒に対しては無駄なエ
ア供給となり、内燃機関への吸入空気量が増加してしま
う。従って、このような対策では、例えば、内燃機関の
アイドル運転時に機関回転数を充分抑制できなくなると
か、内燃機関の減速運転時にエンジンブレーキがきか
ず、減速フィーリングの悪化を招く、といった問題が発
生する。
【0009】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、車両への搭載性を悪化させることなく、無駄エア
の供給を抑制することのできる多気筒内燃機関の燃料噴
射装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、例えば
図1に示したように、多気筒内燃機関の各気筒毎に設け
られ、内燃機関の運転状態に応じて開閉制御される複数
の燃料噴射弁と、該燃料噴射弁の噴孔周囲の圧力より高
いエアを外部から導入するエア導入部と、該エア導入部
より導入したエアを上記各気筒の燃料噴射弁の噴孔近傍
に形成された開口まで夫々導く複数のエア排出部と、を
有するエア導入通路と、該エア導入通路に設けられ、上
記エア導入部を連通・遮断するとともに、連通時には導
入したエアを、上記内燃機関の気筒を複数にグループ分
けした気筒群のエア排出部毎に択一的に分配する弁装置
と、上記各気筒の燃料噴射弁の燃料噴射に同期して上記
弁装置を制御し、上記エア導入部を連通することによ
り、燃料噴射時に上記開口からエアを供給するととも
に、上記弁装置の弁位置を上記燃料噴射弁が燃料噴射中
の気筒に対してエアを供給可能な弁位置に制御する制御
装置とを備えたことを特徴とする多気筒内燃機関の燃料
噴射装置を提供する。
【0011】また、上記多気筒内燃機関の燃料噴射装置
において、上記弁装置を、上記エア導入通路に設けられ
ており上記エア導入部を連通・遮断するエア制御弁と、
上記エア導入通路の上記エア制御弁より下流に設けられ
ており、上記エア導入部から導入したエアを、上記内燃
機関の気筒を複数にグループ分けした気筒群のエア排出
部毎に択一的に分配する分配弁とから構成するように
し、さらに、上記制御装置を、上記各気筒の燃料噴射弁
の燃料噴射に同期して上記エア制御弁を開弁することに
より、燃料噴射時に上記開口からエアを供給するエア供
給制御手段と、少なくとも上記エア制御弁の開弁時に、
上記分配弁の弁位置を、上記燃料噴射弁が燃料噴射中の
気筒に対してエアを供給可能な弁位置に制御する分配制
御手段とを含むような構成にしてもよい。
【0012】さらに、上記分配弁を、上記エア導入部か
ら導入したエアを供給可能な全気筒のエア排出部に同時
に分配可能に構成し、上記燃料噴射弁又は上記エア制御
弁の開弁時間が、異なる気筒群の気筒に同時に燃料又は
エアを供給するのに必要な所定時間以上となった場合
に、上記分配制御手段による上記分配弁の弁位置制御を
禁止して、上記分配弁の弁位置を、上記分配弁によりエ
アを供給可能な全気筒のエア排出部に同時にエアを分配
可能な弁位置に切り換える分配禁止手段を設けるように
してもよい。
【0013】他にも、上記複数にグループ分けした同一
気筒群内の気筒に対して連続して燃料噴射が行われるよ
うに上記分配弁と上記複数のエア排出部とが接続され、
上記同一気筒群内の気筒に対して連続して行われる燃料
噴射の間隔が短くなると、この連続して燃料噴射が行わ
れる上記同一気筒群に対して連続して燃料噴射が行われ
ている間、エアが供給され続けるように上記エア制御弁
を連続的に連通させるとともに、分配弁の弁位置を燃料
噴射が行われている気筒にエアが供給される位置に制御
する連続制御手段を備えるようにしてもよい。
【0014】
【作用及び発明の効果】以上のような構成を採ることに
より、本発明によれば、弁装置がエア導入通路のエア導
入部に設けられており、上記エア導入部を連通・遮断す
るとともに、連通時には導入したエアを、上記内燃機関
の気筒を複数にグループ分けした気筒群のエア排出部毎
に択一的に分配する。
【0015】そして、制御装置は、上記各気筒の燃料噴
射弁の燃料噴射に同期して上記弁装置を制御し、上記エ
ア導入部を連通することにより、燃料噴射時に上記開口
からエアを供給するとともに、上記弁装置の弁位置を上
記燃料噴射弁が燃料噴射中の気筒に対してエアを供給可
能な弁位置に制御する。また、上記弁装置を、エア制御
弁と分配弁とから構成し、上記制御装置をエア供給制御
手段と分配制御手段とから構成するようにしたときに
は、エア制御弁を上記各気筒の燃料噴射弁の燃料噴射に
同期して開弁させるように、エア供給制御手段により制
御するようにし、さらに分配弁を、少なくとも上記エア
制御弁の開弁時には、上記燃料噴射弁が燃料噴射中の気
筒に対してエアを供給可能な弁位置に分配制御手段によ
り制御するようにしてもよい。
【0016】さらに、上記分配弁を、上記エア導入部か
ら導入したエアを供給可能な全気筒のエア排出部に同時
に分配可能に構成し、上記燃料噴射弁又は上記エア制御
弁の開弁時間が、異なる気筒群の気筒に同時に燃料又は
エアを供給するのに必要な所定時間以上となった場合
に、分配禁止手段により上記分配制御手段による上記分
配弁の弁位置制御を禁止して、上記分配弁の弁位置を、
上記分配弁によりエアを供給可能な全気筒のエア排出部
に同時にエアを分配可能な弁位置に切り換えるようにし
てもよい。
【0017】他にも、複数にグループ分けした同一気筒
群内の気筒に対して連続して燃料噴射が行われるよう
に、上記分配弁と上記複数のエア排出部とを接続し、上
記同一の気筒群内の気筒に対して連続して行われる燃料
噴射の間隔が短くなると、連続制御手段により、この連
続して燃料噴射が行われる気筒に対しては、連続して燃
料噴射が行われている間、エアが供給され続けるように
上記エア制御弁を連続的に連通させるとともに、分配弁
の弁位置を燃料噴射が行われている気筒にエアが供給さ
れる位置に制御するようにしてもよい。
【0018】このため、本発明の多気筒内燃機関の燃料
噴射装置によれば、燃料噴射弁の燃料噴射時には、内燃
機関の全気筒を複数にグループ分けした各気筒群毎にエ
アが供給されることとなり、1つのエア制御弁を用いて
燃料噴射時に内燃機関の全気筒にエアを供給する場合に
比べて、内燃機関に吸入される無駄エアの量を抑制する
ことができる。
【0019】また、内燃機関の各気筒毎にエア制御弁を
設けて気筒毎にエアを供給する装置のように無駄エアの
供給を完全になくすことはできないものの、エア導入通
路に、複数にグループ分けした各気筒群毎にエアを供給
する弁装置を設ければよいため、装置構成を簡素化し
て、小型・軽量化を図ることができる。さらに、弁装置
をエア制御弁と分配弁とから構成することによりエア制
御弁の遮断・連通制御のみで、エアを燃料噴射弁の噴孔
部近傍に供給・遮断できるのでエア供給の応答性を良く
することができる。
【0020】また、内燃機関の高回転時や高負荷時等、
内燃機関の回転に対する燃料噴射弁の開弁時間、ひいて
はエア制御弁の開弁時間が長くなるような場合にも、燃
料噴射中の気筒に対してエアを確実に供給することが可
能となる。他にも、複数にグループ分けした同一気筒群
に連続して燃料噴射が行われるように構成するようにす
ると、連続噴射中は、上記気筒群の一連の燃料噴射に対
して分配弁を一度開閉するだけでよいので、エア供給の
応答性を向上することができる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図2は、4気筒内燃機関2の各気筒#1〜#4
に燃料噴射弁4を設け、各燃料噴射弁4を各々独立して
駆動する、第1の実施例の燃料噴射装置全体の構成を表
す概略構成図である。
【0022】図2に示すように、第1の実施例の燃料噴
射装置は、内燃機関2の吸気通路6のスロットルバルブ
8より上流側からエアを導入するエア導入部10と、こ
のエア導入部10から導入したエアを内燃機関2の各気
筒#1〜#4に設けられた燃料噴射弁4の噴孔近傍に夫
々導くエア排出部12と、からなるエア導入通路14を
備えている。
【0023】そして、このエア導入通路14には、電磁
弁によりオン・オフ制御を行い、エア導入部10を連通
・遮断する周知のエア制御弁16が設けられており、更
に、エア導入通路14のエア制御弁16より下流側に
は、エア導入部10から導入したエアを、内燃機関2の
気筒#1〜#4を、第1気筒#1と第2気筒#2、第3
気筒#3と第4気筒#4、というように2つにグループ
分けした気筒群毎に分配供給するための分配弁18が設
けられている。ここで、電磁弁によりオン・オフ制御す
るエア制御弁16を用いているのは、ロータリ式のバル
ブにより開閉制御する分配弁18よりも、各気筒にエア
を供給する応答性がよいためである。
【0024】ここで、エア排出部12の燃料噴射弁4側
端部には、図3に示す如く、燃料噴射弁4からの噴射燃
料とエア制御弁16及び分配弁18を介して導入したエ
ア(以下、ミキシングエアという。)とを効率良く混合
するためのエアミクスチャソケット20が設けられてい
る。このエアミクスチャソケット20は、燃料噴射弁4
の先端を気密状態で保持するための保持部22と、燃料
噴射弁4からの噴射燃料を内燃機関各気筒#1〜#4の
吸気ポート2a内に導入するための孔23が穿設された
燃料噴孔部24と、燃料噴孔部24の吸気ポート2a側
周囲にエア導入通路14を通過してきたミキシングエア
を導くための複数の孔25が穿設されたエア噴孔部26
とから構成され、各気筒#1〜#4の吸気ポート2aに
装着されている。また、このエアミクスチャソケット2
0のエア噴孔部26の孔25の総断面積は、エア排出部
12の通路断面積の略1/3程度となるように設定され
ている。
【0025】従って、各気筒#1〜#4の吸気ポート2
aが負圧となる内燃機関2の運転中にエア制御弁16及
び分配弁18を開弁すると、スロットルバルブ8の上流
側圧力(略大気圧)と吸気ポート2aの圧力(負圧)と
の差圧により、吸気通路6内に流入したエアの一部が、
エア導入通路14からエアミクスチャソケット20の内
部に流入し、エアミクスチャソケット20のエア噴孔部
26に穿設された孔25から噴出し、燃料噴射弁4から
の噴射燃料に衝突して、噴射燃料が微粒化されることと
なる。また、上記のようにエア噴孔部26の孔25の総
断面積は、エア排出部12の通路断面積の略1/3程度
に設定されているため、各孔25が絞りとなって、ミキ
シングエアの流速が高められることとなり、その運動エ
ネルギにより噴射燃料の微粒化が促進される。なお、図
3において、符号28は、内燃機関各気筒#1〜#4の
吸気バルブを表している。
【0026】次に、本発明にかかわる主要部である分配
弁18は、図4に示す如く、略円柱状の中空部30、こ
の中空部30にエア制御弁16を通過してきたエアを導
入するためのエア導入孔31、中空部30に導入された
エアを第1気筒#1と第2気筒#2のエア排出部12側
に導くためのエア排出孔32、及び、中空部30に導入
されたエアを第3気筒#3と第4気筒#4のエア排出部
12側に導くためのエア排出孔33を有するハウジング
34を備えている。そして、このハウジング34には、
中空部30を軸心方向に貫き、両端がベアリング35,
36により回動自在に軸支された回転軸37と、回転軸
37に固設され、回転軸37の回動により各エア排出孔
32,33の一方又はその両方を開閉するロータリ式の
バルブ38と、回転軸37の一端に接続され、回転軸3
7を回転駆動することにより、バルブ38の位置を電磁
的に切り換えるアクチュエータ39と、から構成されて
いる。
【0027】つまり、分配弁18は、アクチュエータ3
9への通電電流を切り換えることにより、バルブ38の
位置を、エア排出孔32のみを開いてミキシングエアを
第1及び第2気筒#1,#2にのみ供給する図5(a)
に示すA位置、エア排出孔33のみを開いてミキシング
エアを第3及び第4気筒#3,#4にのみ供給する図5
(b)に示すB位置、エア排出孔32,33を共に開い
てミキシングエアを全気筒#1〜#4に同時に供給する
図5(c)に示すC位置、及び、エア排出孔32,33
を共に閉塞して全気筒#1〜#4へのミキシングエアの
流入を防止する図5(d)に示す閉位置のいずれかに制
御できるようにされている。
【0028】なお、図4において、(a)は分配弁18
の全体構成を概略的に表す断面図、(b)は(a)に示
すX−X線断面図、(c)は分配弁18のエア排出孔3
2,33の位置関係を表す底面図である。また図4
(a),(b)においてエア排出孔33を表す点線は、
単にエア排出孔32に対する位置を表しており、エア排
出孔33が紙面の向こう側にあることを表す所謂隠れ線
とは違う。また図5において、バルブ38の形状やエア
排出孔32,33の位置は図4と異なっているが、これ
は分配弁18の動作を解り易くするためである。
【0029】以上のような構成をもつエア制御弁16及
び分配弁18は、CPU,ROM,RAM等を備えたマ
イクロコンピュータからなる電子制御装置(以下、EC
Uという。)50により駆動制御される。ECU50
は、内燃機関2の回転数,吸入空気量,冷却水温等を検
出する各種センサからの検出信号に基づき、燃料噴射弁
4の開弁時間(すなわち燃料噴射量)を求めて、燃料噴
射弁4を駆動制御する周知のものであり、本実施例で
は、こうした燃料噴射弁4の駆動制御と併せてエア制御
弁16及び分配弁18の駆動制御を実行するようにされ
ている。
【0030】そこで次に、ECU50にて、燃料噴射弁
4,エア制御弁16,及び分配弁18を駆動するために
実行される制御処理について、図6に示すフローチャー
トを用いて説明する。この処理は、内燃機関2の180
℃A毎に実行される処理であり、処理が開始されると、
まずステップ110にて、内燃機関2の回転速度、吸入
空気量、冷却水温等に基づき、内燃機関2の運転状態に
応じた燃料噴射弁4の燃料噴射時間TAUAを算出し、
この算出した燃料噴射時間TAUAに、バッテリ電圧に
応じて設定される燃料噴射弁4の無効噴射時間TAUV
を加算することにより、燃料噴射弁4から燃料噴射時間
TAUAに対応した量の燃料を噴射させるのに必要な燃
料噴射弁4の励磁時間(以下、噴射弁開弁時間とい
う。)TAUを算出する。
【0031】次に、続くステップ120では、燃料噴射
弁4が実際に燃料噴射を行なう燃料噴射時間内(図7に
示す期間T0内)に、燃料噴射弁4の噴孔近傍にミキシ
ングエアを供給するのに必要なエア制御弁16の励磁時
間(以下、制御弁開弁時間という。)TACVを算出す
る。すなわち、図7に示す如く、エア制御弁16を開弁
するためにエア制御弁16の制御信号を立ち上げた後エ
ア制御弁16が実際に開くまでには応答遅れがあり、ま
たエア制御弁16が開いて内燃機関2の吸気ポート2a
にミキシングエアが噴射されるまでには応答遅れがあ
り、逆にエア制御弁16を閉弁するためにエア制御弁1
6の制御信号を立ち下げた後エア制御弁16が実際に閉
じるまでには応答遅れがあり、またエア制御弁16が閉
じてミキシングエアの噴射が終了するまでには応答遅れ
があることから、ここでは、ステップ110で算出した
噴射弁開弁時間TAUに、燃料噴射弁4の開弁タイミン
グに対してエア制御弁16をどの程度先行して開弁させ
るかを示す所定の立上げ補正時間T1を加えると共に、
噴射弁開弁時間TAUから、燃料噴射弁4の閉弁タイミ
ングに対してエア制御弁16をどの程度遅延して閉弁さ
せるかを示す所定の立下げ補正時間T2を減じることに
より、制御弁開弁時間TACVを算出する。
【0032】このように、ステップ120にて制御弁開
弁時間TACVが算出されると、今度は続くステップ1
30に移行して、現在排気行程にあり、今回燃料を噴射
供給すべき気筒(以下、噴射気筒という。)が、予め設
定された燃料噴射弁4の開弁タイミング(例えば、BT
DC5℃A)に達しているか否かを判断する。そして、
ステップ130にて、現在、噴射気筒の燃料噴射弁4が
開弁タイミングに達していると判断されると、ステップ
140に移行して、噴射気筒の燃料噴射弁4を開弁する
ために、その制御信号を立ち上げ、ステップ150に移
行する。また逆にステップ130にて、現在、燃料噴射
弁4の開弁タイミングに達していないと判断されると、
そのままステップ150に移行する。
【0033】次に、ステップ150では、現在開弁中の
燃料噴射弁4が存在する場合に、その開弁時間がステッ
プ110で算出した噴射弁開弁時間TAUに達したか否
かを判断することにより、現在開弁中の燃料噴射弁4が
閉弁タイミングに達したか否かを判断する。そして、こ
のステップ150にて、現在開弁中の燃料噴射弁4が閉
弁タイミングに達したと判断されると、ステップ160
にて、現在その燃料噴射弁4を閉弁するために出力して
いる制御信号を立ち下げ、ステップ170に移行し、逆
にステップ150にて現在開弁中の燃料噴射弁4が存在
しないか或は現在開弁中の燃料噴射弁4が閉弁タイミン
グに達していないと判断されると、そのままステップ1
70に移行する。
【0034】ステップ170では、上記ステップ120
にて算出した制御弁開弁時間TACVが、内燃機関2が
180℃A回転するのに要する時間を上回っているか否
かを判断する。そして、このステップ170にて、制御
弁開弁時間TACVが、内燃機関2が180℃A回転す
るのに要する時間を上回っていると判断された場合に
は、ステップ180にて、分配弁18を、ミキシングエ
アを全気筒#1〜#4に供給可能なC位置に駆動制御
し、続くステップ190にて、エア制御弁16を開弁す
るためにその制御信号を立ち上げた後、ステップ330
に移行する。
【0035】一方、ステップ170にて、制御弁開弁時
間TACVが、内燃機関2が180℃A回転するのに要
する時間を上回っていないと判断された場合には、ステ
ップ200に移行して、今回燃料を噴射供給すべき気
筒、つまり噴射気筒は、第1気筒#1及び第2気筒#2
のいずれかであるか否かを判断する。そして、噴射気筒
が第1気筒#1及び第2気筒#2のいずれかであれば、
ステップ210に移行して、現在、噴射気筒の燃料噴射
弁4の開弁タイミングに対して立上げ補正時間T1だけ
先行したエア制御弁16の開弁タイミングに達している
か否かを判断する。
【0036】このステップ210にて、現在、エア制御
弁16の開弁タイミングに達していると判断された場合
には、ステップ220にて、分配弁18を、ミキシング
エアを第1気筒#1及び第2気筒#2にのみ供給可能な
A位置に駆動制御し、続くステップ230にて、エア制
御弁16を開弁するためにその制御信号を立ち上げ、ス
テップ240に移行する。また逆に、ステップ210に
て、現在、エア制御弁16の開弁タイミングに達してい
ないと判断された場合には、そのままステップ240に
移行する。
【0037】次に、ステップ240では、エア制御弁1
6の開弁中に、その開弁時間がステップ120で算出し
た制御弁開弁時間TACVに達したか否かを判断するこ
とにより、エア制御弁16が閉弁タイミングに達したか
否かを判断する。そしてこのステップ240にて、現在
エア制御弁16の閉弁タイミングに達していると判断さ
れた場合には、ステップ250に移行して、エア制御弁
16を閉弁するためにその制御信号を立ち下げ、ステッ
プ260にて、分配弁18を閉位置に駆動制御した後、
ステップ330に移行する。また逆に、ステップ240
にて、現在エア制御弁16の閉弁タイミングに達してい
ないと判断された場合には、そのままステップ330に
移行する。
【0038】次に、上記ステップ200にて、噴射気筒
が第1気筒#1及び第2気筒#2のいずれでもないと判
断された場合、つまり噴射気筒が第3気筒#3又は第4
気筒#4である場合には、ステップ270に移行して、
上記ステップ210と同様に、現在、エア制御弁16の
開弁タイミングに達しているか否かを判断する。そし
て、このステップ270にて、現在、エア制御弁16の
開弁タイミングに達していると判断された場合には、ス
テップ280にて、分配弁18を、ミキシングエアを第
3気筒#3及び第4気筒#4にのみ供給可能なB位置に
駆動制御し、続くステップ290にて、エア制御弁16
を開弁するためにその制御信号を立ち上げ、ステップ3
00に移行する。また逆に、ステップ270にて、現
在、エア制御弁16の開弁タイミングに達していないと
判断された場合には、そのままステップ300に移行す
る。
【0039】次に、ステップ300では、上記ステップ
240と同様に、エア制御弁16の開弁中に、その開弁
時間がステップ120で算出した制御弁開弁時間TAC
Vに達したか否かを判断することにより、エア制御弁1
6が閉弁タイミングに達したか否かを判断する。そして
このステップ300にて、現在エア制御弁16の閉弁タ
イミングに達していると判断された場合には、ステップ
310に移行して、エア制御弁16を閉弁するためにそ
の制御信号を立ち下げ、ステップ320にて、分配弁1
8を閉位置に駆動制御した後、ステップ330に移行す
る。また逆に、ステップ300にて、現在エア制御弁1
6の閉弁タイミングに達していないと判断された場合に
は、そのままステップ330に移行する。
【0040】次に、ステップ330では、内燃機関2が
180℃A回転する間に実行すべき燃料噴射弁4,エア
制御弁16,及び分配弁18の開閉作動が全て終了した
か否かを判断し、各弁の作動が全て終了していれば、一
旦当該処理を終了し、逆に各弁の作動が終了していなけ
れば再度ステップ130に移行する。以上説明したよう
に、第1の実施例の燃料噴射装置においては、燃料噴射
弁4の噴孔近傍にミキシングエアを導くためのエア導入
通路14に、そのエア導入部10を開閉するエア制御弁
16と、ミキシングエアを供給する気筒を内燃機関2の
全気筒#1〜#4を2つにグループ分けした気筒群毎に
切換可能な分配弁18とを設け、図8に示す如く、燃料
噴射弁4の燃料噴射に同期してエア制御弁16を開弁す
ると共に、そのエア制御弁16の開弁に同期して、分配
弁18の弁位置を、燃料噴射中の気筒を含む気筒群にミ
キシングエアを供給可能な位置(A位置又はB位置)に
切り換えるようにされている。
【0041】このため、本実施例の燃料噴射装置によれ
ば、燃料噴射弁4の燃料噴射時には、内燃機関2の全気
筒#1〜#4を2つにグループ分けした各気筒群毎にエ
アが供給されることとなり、エア制御弁16だけでエア
導入通路14を開閉する場合に比べて、内燃機関2に吸
入される無駄エアの量を抑制することができ、内燃機関
のアイドル回転数が高くなるとか、減速運転時にエンジ
ンブレーキの効きが悪くなるといった問題を防止でき
る。
【0042】また、本実施例の燃料噴射装置によれば、
内燃機関2の気筒毎にエア制御弁16を設けて各気筒毎
にミキシングエアを供給する装置のように無駄エアの供
給を完全になくすことはできないものの、エア導入通路
14に、エア制御弁16と分配弁18との2個の電磁弁
を設ければ良いため、装置構成を簡素化して、装置の小
型・軽量化を図ることができる。
【0043】また更に、本実施例では、分配弁18を、
バルブ38の位置をC位置に切り換えることにより、ミ
キシングエアを全気筒#1〜#4へ同時に供給できるよ
うに構成し、エア制御弁16の開弁時間が内燃機関2が
180℃A回転するのに要する時間を越えると、分配弁
18をC位置に駆動制御して、ミキシングエアを全気筒
#1〜#4に供給するようにされている。
【0044】従って、内燃機関2の暖機運転時、高回転
時、高負荷運転時等に、制御弁開弁時間TACVが内燃
機関180℃A当たりの時間より長くなり、エア制御弁
16を連続的に開弁して、複数の気筒に対してミキシン
グエアを同時に供給する必要がある場合に、分配弁18
の弁位置(A位置又はB位置)により、グループの異な
る気筒に対してミキシングエアを同時に供給できなくな
るといったことはなく、内燃機関2の高速運転時等に
も、燃料噴射中の気筒に対してミキシングエアを確実に
供給することができる。
【0045】なお、制御弁開弁時間TACVが内燃機関
180℃A当たりの時間を越えるのは、内燃機関2の回
転に対して噴射弁開弁時間TAUが長くなったときであ
るため、上記ステップ170の判定処理においては、噴
射弁開弁時間TAUが、内燃機関2が180℃A回転す
るのに要する時間を越えたか否かを判定するようにして
もよい。
【0046】また、本実施例では、分配弁18を、バル
ブ38の位置を閉位置に切り換えることにより、各気筒
へのミキシングエアの供給経路を遮断できるように構成
し、エア制御弁16の閉弁時には、分配弁18も同時に
閉位置に制御することにより、ミキシングエアの供給経
路をエア制御弁16と分配弁18とで2段階に遮断する
ようにされている。このため、例えばエア制御弁16が
故障して開状態になったとしても、分配弁18によっ
て、ミキシングエアの供給制御を実現できる。
【0047】なお、エア制御弁16が正常であれば、エ
ア制御弁16のみによってミキシングエアの供給・遮断
を制御できるため、上記のような分配弁18の開閉制御
は必ずしも実行する必要はなく、例えば、図8に点線で
示す如く、燃料噴射が連続する第2気筒#2と第1気筒
#1の燃料噴射時には分配弁18がA位置となり、第3
気筒#3と第4気筒#4の燃料噴射時には分配弁18が
B位置となるように、分配弁18の弁位置を、内燃機関
2の360℃A毎にA位置とB位置との間で切り換える
ようにしてもよい。
【0048】以上、本発明を4気筒内燃機関の独立噴射
方式の燃料噴射装置に適用した実施例について説明した
が、本発明は、気筒毎に燃料噴射弁を備えた多気筒内燃
機関の燃料噴射装置であれば、気筒数の異なる内燃機関
の燃料噴射装置であっても、またグループ噴射方式の燃
料噴射装置であっても、適用することができる。すなわ
ち、例えば第2の実施例として、6気筒内燃機関の独立
噴射方式の燃料噴射装置を用いると、図9に示す如く、
内燃機関2の全気筒#1〜#6を、第1気筒#1,第3
気筒#3,及び第5気筒#5からなる気筒群と、第2気
筒#2,第4気筒#4,第6気筒#6からなる気筒群と
の2グループに分けて、分配弁18のエア排出孔32,
33をこれら各気筒群のエア排出部12に接続し、図1
0に示す如く、分配弁18の弁位置を、エア制御弁16
の開弁タイミングに同期して、燃料噴射を行なう気筒に
対応したA位置又はB位置に切り換えるようにすれば、
上記実施例と同様の効果を得ることができる。
【0049】なお、この場合、内燃機関2の回転に対す
る噴射弁開弁時間が長くなって、エア制御弁16を連続
的に開弁する必要があるのは、制御弁開弁時間が内燃機
関2が120℃A回転するのに要する時間を越えたとき
であるため、制御弁開弁時間(或は噴射弁開弁時間)が
内燃機関2の120℃A当たりの時間以上になったとき
に、分配弁をC位置に切り換えるようにすればよい。
【0050】また、上記のように、内燃機関2の全気筒
#1〜#6を、第1気筒#1,第3気筒#3,及び第5
気筒#5からなる気筒群と、第2気筒#2,第4気筒#
4,第6気筒#6からなる気筒群との2グループに分け
たのは、6気筒内燃機関では、燃料噴射順が、#1→#
5→#3→#6→#2→#4となり、燃料噴射が連続す
るのが、上記各気筒群毎であるためである。つまり、こ
うすることにより、分配弁18のA位置−B位置間の切
換を燃料噴射3回毎に行なえばよく、例えば図10に点
線で示す如く、分配弁18をエア制御弁16の開閉に同
期して開閉させない場合に、分配弁18の作動回数を低
減できるようになる。
【0051】また、例えば、本発明をV型8気筒内燃機
関の独立噴射方式の燃料噴射装置であれば、図11に示
したような構成となる。以下、この第3の実施例につい
て図面にもとづいて説明する。図11はV型8気筒エン
ジンにおいて、エア制御弁16a,16bと、分配弁1
8a,18bと、エアー導入通路14との配置図を示し
たものである。図に示したように、分配弁18aは供給
された空気を♯1,♯3,♯5,♯7に分配し、分配弁
18bは供給された空気を♯2,♯4,♯6,♯8に分
配する。さらに、分配弁18a,18bの上流にはそれ
ぞれエア制御弁1,2が設けられており、分配弁18
a,18bに供給する空気を制御している。さらに、こ
れらの分配弁18a,18b、エア制御弁16a,16
bはECU50によって制御されている。
【0052】また、図12は分配弁18aの弁位置と、
その時の弁位置で空気を供給できる気筒とを示した図で
ある。なお、括弧内に示した気筒番号は、分配弁18b
が各弁位置において空気を供給できる気筒である。図に
おいて、図12(a)に示したように弁位置がA位置の
とき、空気は♯1と♯3(♯2と♯6)とに供給され
る。次に、図12(b)のように弁位置がB位置のと
き、空気は残りの気筒である♯5と♯7(♯4と♯8)
とに供給される。さらに、図12(c)のように弁位置
がC位置のときには全気筒、つまり♯1,♯3,♯5,
♯7(♯2,♯4,♯6,♯8)に空気が供給される。
そして、図12(d)に示されているような閉位置では
どの気筒にも空気は供給されない。
【0053】以上のような構成をもつエア制御弁16
a,分配弁18aをECU50により駆動するための制
御と燃料噴射弁を駆動するための制御とを図13〜図1
5に示したフローチャートに基づいて説明する。このフ
ローチャートは90°CA毎の角度割り込みにて実行さ
れる。なお、エア制御弁16b,分配弁18bの制御に
ついては、図13〜図15において、♯1,♯3,♯
5,♯7をそれぞれ♯2,♯4,♯6,♯8に変更した
ものと同様であるため、説明は省略する。
【0054】また、図13〜図15に示したフローチャ
ートにおいて、図6に示したフローチャートとは、処理
の対象となる気筒番号が変わるだけで(♯1,♯2がそ
れぞれ♯1,♯3に、♯3,♯4がそれぞれ♯5,♯7
に変わるだけで)、処理内容が同一のステップには同じ
ステップ番号を付し、これらのステップの説明は略し
た。
【0055】まず、ステップ110において、燃料噴射
弁4の開弁時間TAUを算出する。次にステップ120
において、エア制御弁16aの開弁時間TACVを算出
しステップ130に進む。そして、ステップ130から
ステップ160においては、前述したように燃料噴射弁
の開閉制御を実行し、ステップ340に進む。次に、ス
テップ340ではタイムド制御条件を満たしているかを
判定する。ここで、タイムド制御とは各気筒独立して、
燃料噴射弁の開弁時間に同期してミキシングエアを供給
する制御のことである。また、タイムド制御条件として
は、内燃機関2がアイドル運転時である、または、ステ
ップ120で算出したエア制御弁16aの開弁時間TA
CVが内燃機関2が90°CA回転するのに要する時間
を下回っている等がある。このような、タイムド制御条
件を満たしていれば、ステップ400に進みタイムド制
御処理を実行し、その後、ステップ330に進む。
【0056】このステップ400で実行される処理の内
容は、図14に示したように対象気筒が♯1,♯2から
♯1♯3に変わるだけで、図6のステップ200からス
テップ320と同一であるので説明は省略する。また、
ステップ340でタイムド制御条件を満たしていないと
きには、ステップ170に進む。ステップ170ではス
テップ120で算出したエア制御弁16aの開弁時間T
ACVが、内燃機関2が180°CA回転するのに要す
る時間を上回っているかを判断する。上回っていたとき
には、ステップ180に進む。ステップ180とステッ
プ190では分配弁18aをC位置に駆動制御し、エア
制御弁16aを開弁する。そして、ステップ330に進
む。
【0057】ステップ170において、エア制御弁16
aの開弁時間TACVが、内燃機関2が180°CA回
転するのに要する時間を上回っていなかったとき、ステ
ップ500に進み、連続制御処理を実行する。この連続
制御処理のフローチャートを示したものが図15であ
る。図15において、連続制御処理が実行されると、ス
テップ200’でまず、今回の燃料を噴射供給すべき気
筒、つまり噴射気筒が♯1および♯3のいずれかである
かを判断する。そして、噴射気筒が♯1および♯3のい
ずれかであれば、ステップ210’から260’までの
処理を実行する。これらの処理は、ステップ210から
ステップ260までの処理と同一なので説明は省略す
る。次に、ステップ200’において、噴射気筒が♯1
と♯3とのいずれかでなかったとき、つまり、噴射気筒
が♯5か♯7かであったときには、ステップ510に進
む。ステップ510では、噴射気筒が♯5であるかを判
断する。噴射気筒が♯5であれば、ステップ520に進
み、エア制御弁16aが開弁タイミングに達しているか
を判断する。このステップ520にて、現在エア制御弁
16aの開弁タイミングに達していると判断された場合
には、ステップ530にて、分配弁18aを、ミキシン
グエアを♯5および♯7にのみ供給可能なB位置に駆動
制御し、続くステップ540にて、エア制御弁16aを
開弁するためにその制御信号を立ち上げ、ステップ33
0に進む。また、ステップ520にて、現在エア制御弁
16aの開弁タイミングに達していないと判断された場
合には、そのままステップ330に進む。
【0058】また、ステップ510において、噴射気筒
が♯5でなかったとき、つまり、噴射気筒が♯7であっ
たときには、ステップ550に進む。ステップ550で
は、エア制御弁の開弁時間がステップ120で算出した
エア制御弁開弁時間TACVに達したかを判断すること
により、エア制御弁16aが閉弁タイミングに達したか
を判断する。そして、このステップ550にて、現在、
エア制御弁16aの閉弁タイミングに達していると判断
された場合には、ステップ560に移行して、エア制御
弁16aを閉弁するためにその制御信号を立ち下げ、ス
テップ570にて分配弁を閉位置に駆動制御たのち、ス
テップ330に進む。また、逆に、ステップ550に
て、現在、エア制御弁16aの閉弁タイミングに達して
いないと判断された場合は、そのままステップ330に
移行する。
【0059】以上の処理により、♯1と♯3とはタイム
ド制御を実行し、♯5と♯7とには連続制御を実行する
ことができる。次に、図13のステップ330に進む
と、ここでは、図6で述べたように、燃料噴射弁4,エ
ア制御弁16a,分配弁18aの作動が終了したかを判
別し、終了していなければステップ130に戻り、先の
処理を再び実行し、終了していればこのルーチンを抜け
る。
【0060】以上の処理を実行することにより、タイム
ド制御時には、各気筒の燃料噴射時期に同期してミキシ
ングエアを供給し、連続制御時には、噴射が連続してい
ない気筒に対しては、燃料噴射時期に同期してミキシン
グエアを供給し、噴射が連続している気筒に対しては、
先に燃料を噴射する気筒が燃料噴射を開始してから、後
に燃料を噴射する気筒が燃料噴射を終了するまでミキシ
ングエアを連続して供給する。さらに、エア制御弁16
a,16bの開弁時間が、内燃機関2が180°CA回
転するのに要する時間を上回っているときには、常時、
前気筒に対してミキシングエアを供給することができ
る。
【0061】次に、以上の処理を図16,図17に示し
たタイムチャートにしたがって説明する。図16は、例
えば、内燃機関2のアイドル運転時の場合に行われるタ
イムド制御時の燃料噴射弁4の制御パルスと,エア制御
弁16の駆動制御パルスと,分配弁18の開弁位置との
関係を表したタイムチャートである。この図からも分か
るように、所定気筒の燃料噴射弁4が燃料を供給してい
るときにエア制御弁が開弁し、さらに、分配弁は、その
気筒にミキシングエアを供給される弁位置に駆動制御さ
れる。
【0062】また、図17は、例えば、内燃機関2が非
アイドル時であり、かつ、燃料噴射時間が、内燃機関2
が180°CA回転するのに要する時間を越えないとき
に実行される連続制御時の燃料噴射弁4の制御パルス
と,エア制御弁16の駆動制御パルスと,分配弁18の
開弁位置との関係を表したタイムチャートである。この
図からも分かるように、噴射が連続しない気筒に関して
は図16に示したように各気筒の燃料噴射時期に同期し
てミキシングエアが供給されるように、エア制御弁16
および分配弁18が駆動制御される。
【0063】しかし、噴射が連続する気筒(♯4と♯
8,♯5と♯7)に関しては、先に噴射を行う気筒が噴
射を開始すると、エア制御弁16および分配弁18の弁
位置がその気筒にミキシングエアが供給される位置に駆
動制御される。さらに、この駆動制御は、次の噴射気筒
である♯4もしくは♯7が噴射を終了するまで続けられ
る。これにより、燃料噴射時期が重なりそうな時に生じ
るミキシングエアの供給遅れを防止することができる。
さらに弁の駆動回数が低減されるため、耐久性の向上お
よび作動音の低減が図れる。
【0064】なお、以上の各実施例ではエア制御弁16
と分配弁18とが別体となっているが、一体構造となっ
ているものにも、本発明は用いることができる。以下、
第4の実施例として、エア制御弁16と分配弁18とが
一体となった制御弁60を4気筒内燃機関に備えた例に
ついて図面に従って説明する。図18はエア制御弁16
と分配弁18とを一体に構成した制御弁60を備えた燃
料噴射装置全体の構成図である。この図において、制御
弁60は分配弁18と構造上は同一で、ミキシングエア
を供給するタイミングを燃料噴射と同期して行うように
ECU50にて駆動制御するようにしたものである。な
お、図18はエア制御弁16と分配弁18との機能を一
体化して制御弁60とした他は、図2に示した構成図と
同一である。
【0065】また、このとき、ECU50にて燃料噴射
弁4および制御弁60を駆動するために実行される制御
処理を示したものが図19のフローチャートである。こ
のフローチャートは図6のフローチャートからステップ
190,ステップ230,ステップ250,ステップ2
90,ステップ310をなくしたものと同じであるの
で、説明は省略する。つまり、本実施例では、分配弁1
8の制御するタイミングをエア制御弁16の制御タイミ
ングとすることにより、分配弁18とエア制御弁16と
の機能を備えた制御弁60としている。
【0066】なお、第1〜第3の実施例において、制御
弁60をエア制御弁16と分配弁18とに分けて構成し
ているのは、第1実施例で述べたように、ミキシングエ
アを供給する応答性をより良くするためである。また次
に、上記各実施例では、エア導入通路14のエア導入部
10を、吸気通路6のスロットルバルブ8より上流側に
接続し、スロットルバルブ8の上流側の圧力(略大気
圧)と内燃機関2の吸気ポート2aの圧力との差圧によ
ってミキシングエアを供給する装置について説明した
が、例えば高圧エアを発生するエアポンプを備え、この
エアポンプから出力される高圧エアをミキシングエアと
して内燃機関各気筒に供給するようにした装置において
も、本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】第1の実施例の4気筒内燃機関の燃料噴射装置
全体の構成を表す概略構成図である。
【図3】燃料噴射弁の噴孔周囲に設けられたエアミクス
チャソケットの構成を表す断面図である。
【図4】(a)〜(c)は分配弁の構成を表す説明図で
ある。
【図5】(a)〜(d)は分配弁の弁位置切換動作を説
明する説明図である。
【図6】ECUにて実行される制御処理を表すフローチ
ャートである。
【図7】エア制御弁の応答特性及びその開閉タイミング
を説明する説明図である。
【図8】図6の制御処理による燃料噴射弁,エア制御
弁,及び分配弁の一連の開閉動作を表す動作説明図であ
る。
【図9】第2の実施例である6気筒内燃機関の燃料噴射
装置の構成を表す概略構成図である。
【図10】図9の燃料噴射装置における燃料噴射弁,エ
ア制御弁,及び分配弁の一連の開閉動作を表す動作説明
図である。
【図11】第3の実施例のV型8気筒内燃機関の燃料噴
射装置の構成を表す概略構成図である。
【図12】(a)〜(d)は分配弁の弁位置切換動作を
説明する説明図である。
【図13】ECUにて実行される制御処理を表すフロー
チャートである。
【図14】ECUにて実行される制御処理を表すフロー
チャートである。
【図15】ECUにて実行される制御処理を表すフロー
チャートである。
【図16】図13〜図15の制御処理による燃料噴射
弁,エア制御弁,及び分配弁の一連の開閉動作を表す動
作説明図である。
【図17】図13〜図15の制御処理による燃料噴射
弁,エア制御弁,及び分配弁の一連の開閉動作を表す動
作説明図である。
【図18】第4の実施例の4気筒内燃機関の燃料噴射装
置全体の構成を表す概略構成図である。
【図19】ECUにて実行される制御処理を表すフロー
チャートである。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 燃料噴射弁 6 吸気通路 8 スロットルバルブ 10 エア導入部 12 エア排出部 14 エア導入通路 16 エア制御弁 18 分配弁 20 エアミクスチャソケット 31 エア導入孔 32,33 エア排出孔 34 ハウジング 38 バルブ 39 アクチュエータ 50 電子制御装置(ECU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯村 重則 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒内燃機関の各気筒毎に設けられ、
    内燃機関の運転状態に応じて開閉制御される複数の燃料
    噴射弁と、 該燃料噴射弁の噴孔周囲の圧力より高いエアを外部から
    導入するエア導入部と、該エア導入部より導入したエア
    を上記各気筒の燃料噴射弁の噴孔近傍に形成された開口
    まで夫々導く複数のエア排出部と、を有するエア導入通
    路と、 該エア導入通路に設けられ、上記エア導入部を連通・遮
    断するとともに、連通時には導入したエアを、上記内燃
    機関の気筒を複数にグループ分けした気筒群のエア排出
    部毎に択一的に分配する弁装置と、 上記各気筒の燃料噴射弁の燃料噴射に同期して上記弁装
    置を制御し、上記エア導入部を連通することにより、燃
    料噴射時に上記開口からエアを供給するとともに、上記
    弁装置の弁位置を上記燃料噴射弁が燃料噴射中の気筒に
    対してエアを供給可能な弁位置に制御する制御装置とを
    備えたことを特徴とする多気筒内燃機関の燃料噴射装
    置。
  2. 【請求項2】 上記弁装置は、上記エア導入通路に設け
    られており上記エア導入部を連通・遮断するエア制御弁
    と、上記エア導入通路の上記エア制御弁より下流に設け
    られており、上記エア導入部から導入したエアを、上記
    内燃機関の気筒を複数にグループ分けした気筒群のエア
    排出部毎に択一的に分配する分配弁とから構成されてお
    り、 上記制御装置は、上記各気筒の燃料噴射弁の燃料噴射に
    同期して上記エア制御弁を開弁することにより、燃料噴
    射時に上記開口からエアを供給するエア供給制御手段
    と、少なくとも上記エア制御弁の開弁時に、上記分配弁
    の弁位置を、上記燃料噴射弁が燃料噴射中の気筒に対し
    てエアを供給可能な弁位置に制御する分配制御手段とを
    含むことを特徴とする請求項1に記載の多気筒内燃機関
    の燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 上記分配弁を、上記エア導入部から導入
    したエアを供給可能な全気筒のエア排出部に同時に分配
    可能に構成し、 上記燃料噴射弁又は上記エア制御弁の開弁時間が、異な
    る気筒群の気筒に同時に燃料又はエアを供給するのに必
    要な所定時間以上となった場合に、上記分配制御手段に
    よる上記分配弁の弁位置制御を禁止して、上記分配弁の
    弁位置を、上記分配弁によりエアを供給可能な全気筒の
    エア排出部に同時にエアを分配可能な弁位置に切り換え
    る分配禁止手段を設けたことを特徴とする請求項2に記
    載の多気筒内燃機関の燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】 上記複数にグループ分けした同一気筒群
    内の気筒に対して連続して燃料噴射が行われるように上
    記分配弁と上記複数のエア排出部とが接続され、上記同
    一気筒群内の気筒に対して連続して行われる燃料噴射の
    間隔が短くなると、この連続して燃料噴射が行われる上
    記同一気筒群に対して連続して燃料噴射が行われている
    間は、エアが供給され続けるように上記エア制御弁を連
    続的に連通させるとともに、上記分配弁の弁位置を燃料
    噴射が行われている気筒にエアが供給される位置に制御
    する連続制御手段を備えることを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3に記載の多気筒内燃機関の燃料噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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