JPH06317036A - 立体駐車設備 - Google Patents

立体駐車設備

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Publication number
JPH06317036A
JPH06317036A JP10711393A JP10711393A JPH06317036A JP H06317036 A JPH06317036 A JP H06317036A JP 10711393 A JP10711393 A JP 10711393A JP 10711393 A JP10711393 A JP 10711393A JP H06317036 A JPH06317036 A JP H06317036A
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JP
Japan
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pallet
floor
vehicle
rod
transport unit
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JP10711393A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Shimizu
清 清水
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全な立体駐車設備を提供する。 【構成】 パレット8が索体(ワイヤロープ)に吊られ
て所定位置まで上昇すると、フレーム7B側に取付け部
材27を介して取り付けられた杆体支持手段25に支持
された杆体24が、水平方向に突出して落下防止孔28
に嵌合するよう構成されている。 【効果】 長期的な使用や、使用頻度を越えたときに、
索体がパレットの取付け部分から外れたり、索体そのも
のが切断してしまったとしても、パレットの落下を防止
して車両が落下するのを防止でき安全である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、枠組み体の上下の各段
にそれぞれ多数の車両を駐車し得る立体駐車設備に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の立体駐車設備の構成の一
例を図15および図16に示す。51は、等間隔に立設
した支柱に複数の左右梁材と前後梁材を連結した枠組み
体であり、左右梁材と前後梁材により上下に複数階(図
中では4階)を形成し、各階床上に前後2列の区画部5
2(図中では6区画)を形成している。
【0003】この枠組み体51に対して、1階〜3階に
は、前列と後列にその各1区画部52を除いて車両53
を載置するパレット54を昇降するリフタを備えた移動
ユニット55(図中では4台)が組み込まれ、4階に
は、車両53を載置するパレット54を昇降するリフタ
を備えた固定ユニット56(図中では6台)が組み込ま
れている。
【0004】移動ユニット55と固定ユニット56は、
枠状に形成されたフレーム体に、上記リフタ、たとえば
パレット54の四隅に一端が固定された4本のワイヤ
を、フレーム体の四隅にそれぞれ設けたドラムで巻き取
るワイヤドラム方式のリフタを設け、移動ユニット55
ではさらに横へ移動するための走行手段として、横行車
輪とこの車輪駆動用のモータを設けている。
【0005】またこの種の立体駐車設備では、車両53
の切返しのために枠組み体51の前方を切返しスペース
Sとしている。この従来構成によると、たとえば図15
(a)の3階中央の移動ユニット55に対して入出庫を
行う場合、図16(a)に示すように1階前列中央の移
動ユニット55を移動させ、図16(b)に示すよう
に、この目的の移動ユニット55の真下の各階の縦1列
の区画部52から移動ユニット55を移動させてパレッ
ト54の通路を設け、目的の移動ユニット55からリフ
タにより、パレット54を1階に下降させることによ
り、目的の移動ユニット55に対して車両53の入出庫
を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の立体駐車設
備によると、長期的な使用やあるいは使用頻度が限界を
越えることにより、ワイヤがパレット54の取付け部分
から外れたり、ワイヤが切れてしまい、車両あるいはパ
レットが落下して作業者に危険が及ぶ恐れがあった。
【0007】本発明は上記課題を解決するものであり、
安全な立体駐車設備を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の立体駐車設備は、前後左右に所定間隔を置いて立
設された支柱と、これら支柱を連結する上下で複数の梁
材で枠組み体を構成し、車輪の駆動により所定方向に移
動自在で、車両を載置するためのパレットを索体を介し
て支持自在とした複数の搬送ユニットを前記枠組み体に
組み込んで構成するとともに、前記パレットを昇降する
ための昇降手段を設け、前記搬送ユニット又はパレット
の一方に、パレット落下防止用の杆体を水平方向に出退
自在に備えた杆体支持手段と、前記搬送ユニット又はパ
レットの他方に、前記杆体に嵌合するパレット落下防止
孔を有する嵌合部材を設けている。
【0009】
【作用】上記構成によると、たとえば、搬送ユニットと
パレットが所定の位置に到達すると、杆体支持手段の杆
体が突出して嵌合部材の落下防止孔に嵌合し、このこと
により、長期的な使用や、使用頻度を越えたときに、索
体がパレットの取付け部分から外れたり、切断してしま
ったとしても、杆体が嵌合部材の落下防止孔に嵌合して
いるので、パレットの落下、あるいは車両の落下を防止
する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例における立体駐車設備
の側面図、図2は同立体駐車設備の2階〜4階部の概略
平面図である。
【0011】図1および図2に示すように、枠組み体1
を、前後左右に所定間隔を置いて立設した支柱Pと、こ
れら支柱Pの前後間を連結する上下で複数の前後梁材R
1と、前記各支柱Pの左右間を連結する上下で複数の左
右梁材R2とから構成し、このように構成した枠組み体
1により、上下に複数階(図中では4階)を形成し、2
階以上の各階に前後3列の区画部2(図中では9区
画)、1階に前1列を除く各列に区画部2(図中では6
区画)を形成している。なお、1階の前列スペースを車
両3の切返しスペースSとしている。
【0012】前記枠組み体1に対して、1階には、中間
列の1区画の区画部2を空きスペースとしてその残りの
2区画部2に、車両3を載置し、左右方向Yに隣接した
区画部2間を移動自在な移動ユニット4が組み込まれて
いる。この移動ユニット4は、図3に示すように、前後
方向Xに端部にそれぞれ左右一対の車輪5を有し、ユニ
ット4の内部に設けられたモータ(図示せず)に連結さ
れた駆動横行車輪5の駆動により左右方向Yに移動す
る。なお、1階の後列スペースは単なる3台の車両3の
駐車スペースとしている。
【0013】また、枠組み体1に対して、2階以上各階
の中間列には1区画の区画部2を空きスペースとして、
図5に示す2台の第1の搬送ユニット6が組み込まれて
いる。
【0014】この第1の搬送ユニット6は、左右方向Y
に移動自在とした横行ユニットであり、枠状のベース体
7の前後に配置したフレーム7Aにそれぞれ、上記移動
ユニット4と同様に左右一対の横行車輪5を有し、フレ
ーム7Aの内部に設けられたモータ(図示せず)に連結
された駆動横行車輪5の駆動により、枠組み体1上で案
内されて左右方向Yに移動し、また車両3を載置するパ
レット8を備え、このパレット8を昇降するリフタFを
備えている。
【0015】このリフタFは、ベース体7の左右の対向
するフレーム7Bの内側にそれぞれ、パレット8の吊り
下げ機構8A上に位置する一対のプーリー9A,9Bを
設け、前後方向のフレーム7Aの上部に設けた左右一対
の巻き上げドラム10,10’からそれぞれプーリー9
A,9Bを介してパレット8の側面8aに設けた吊り下
げ機構8Aへ吊り下げワイヤロープ11A,11Bを張
設し、さらにフレーム7Aの上部に巻き上げドラム1
0,10’を駆動するモータ12を設けて構成されてい
る。そして、リフタFの巻き上げドラム10,10’と
モータ12は、2点鎖線で示すようにケースでカバーさ
れている。
【0016】前記吊り下げ機構8Aは、図5および図7
に示すように、パレット8の両側の各側面8aに前後一
対で設けられ、前記側面8aに、断面コ字形のブラケッ
ト22を介して固定されるとともに周面にワイヤロープ
11A,11Bの摺動案内面20aを有する側面視円弧
状案内部材20と、該案内部材20の近傍に配置されて
ワイヤロープ11A,11Bの端部を挿通固定するため
の係止孔21aを有する係止具21とから構成されてい
る。
【0017】なお、図示しているように、吊り下げワイ
ヤロープ11Aと吊り下げワイヤロープ11Bは、吊り
下げ機構8Aに支持されたその端部が同じ高さになるよ
うにその長さが規定されている。
【0018】上記リフタFの構成により、モータ12の
駆動によって巻き上げドラム10,10’が駆動され、
巻き上げドラム10,10’の駆動によって、プーリー
9A,9Bを介して吊り下げワイヤロープ11A,11
Bが駆動され、吊り下げワイヤロープ11A,11Bの
端部が同一の上下方向に移動し、よってパレット8が上
下方向に移動される。
【0019】このように構成された第1の搬送ユニット
6は、パレット8が所定位置まで上昇した時に、パレッ
ト8の落下を防止する落下防止装置23を備えており、
この落下防止装置23を図4、図5、図7〜図9に示
す。すなわち、前記落下防止装置23は、両フレーム7
Bの側面の各2箇所に取付け部材27を介して固定され
て、水平方向に出退自在なパレット落下防止用の杆体2
4を有する杆体支持手段25と、前記係止具21に隣合
うとともにパレット8の側面8aに前記ブラケット22
を介して固定されて、落下防止孔28を有する嵌合部材
29とから構成されている。なお、前記取付け部材27
は、フレーム7Bの上面に固定された取付け部39と、
該取付け部39から内方に折曲されるとともに、杆支持
手段25を支持し前記杆体24の通過孔26を有する有
孔板40とから構成されている。
【0020】そして、前記杆体支持手段25は、図8お
よび図9に示すように、有孔板40に固定されたケース
30の内部に配置された出退駆動モータ31と、該出退
駆動モータ31のモータ軸31aに固定された円板32
と、該円板32の板面に垂設された突起33を介して円
板32に取り付けられ、前記杆体24を支持する側面視
L字形の杆支持体34とから構成されている。なお、前
記杆支持体34には前記突起33が摺動自在に嵌合する
長孔38が形成され、円板32の回転時、突起33は長
孔38内を移動し、前記杆支持体34は図示しない案内
部材で回転することなく杆体24の出退方向に案内され
る。また、前記ケース30の一側内面に固定されて前記
杆支持体34の前限位置、すなわち杆体24がケース3
0の出退孔35から突出したことを検出する突出姿勢検
出器(たとえばリミットスイッチ)36と、前記ケース
30の他側内面に固定されて前記杆支持体34の後限位
置、すなわち杆体24がケース30内に後退したことを
検出する後退姿勢検出器(たとえばリミットスイッチ)
37が設けられている。
【0021】なお、図中の41は、前記パレット8の側
面4箇所にブラケット42を介して取り付けられて、水
平軸回りに回転自在な上下一対の案内ローラーである。
また、枠組み体1に対して、2階〜4階の前列と後列に
は各区画部2に、図6に示す第2の搬送ユニット13が
組み込まれている。
【0022】この第2の搬送ユニット13は、区画部2
の前後左右の寸法とほぼ同寸法で、前後方向Xに移動自
在とした縦走ユニットであり、ベース体14の前後方向
Xのフレーム14Aにそれぞれ設けた前後一対の縦走車
輪15の駆動により枠組み体1で案内されて前後方向に
移動し、また第1の搬送ユニット6と同様に車両3を載
置するパレット8を備え、このパレット8を昇降する、
上記第1の搬送ユニット6と同様のリフタFをおよび吊
り下げ機構8Aを備えている。
【0023】なお図1に示すように、入出庫を行う車両
3をその配置位置で選択する操作パネル45を前面に配
した制御盤46が枠組み体1の側面外方に配設されてお
り、操作パネル45の選択信号に応じて制御盤46に内
蔵された制御装置(図示せず)により移動ユニット4、
第1および第2の搬送ユニット6,13に対して移動あ
るいはパレット8の昇降の指令信号が出力され、設備全
体の動作が制御される。
【0024】以下、説明上、前後方向の3列の位置を
A,B,Cに、そして左右方向の3列の位置をイ,ロ,
ハとし、図11〜図13に基づいて上記構成における作
用を説明する。
【0025】まず、図11(a)に示すように、操作パ
ネル45により4階Aイの前列位置の第2の搬送ユニッ
ト13が選択され、また4階Aロ位置を定位置とする第
2の搬送ユニット13が4階Bロ位置に移動してパレッ
ト8を1階に降ろし、車両3の入出庫が行われているも
のとする。
【0026】まず、制御装置によりパレット8を1階に
降ろしている4階Bロ位置の第2の搬送ユニット13に
対してパレット8の戻し信号が出力され、この戻し信号
に応じて4階Bロ位置の第2の搬送ユニット13がリフ
タFによりパレット8を元のユニット13の位置に戻す
と(図11(b))、制御装置により4階Bロ位置の第
2の搬送ユニット13に対して4階Aロ位置への移動信
号が出力され、この移動信号に応じて第2の搬送ユニッ
ト13は両側の縦走車輪15が元の4階Aロ位置へ移動
する(図11(c))。
【0027】そして、制御装置により入出庫を行う目的
の4階Aイの位置の第2の搬送ユニット13の真後ろ列
の4階Bイ位置の第1の搬送ユニット6およびこの下段
の3階Bイ,2階Bイの位置の第1の搬送ユニット6,
1階Bイの位置の移動ユニット4に対して右への移動信
号が出力され(図12(a))、この移動信号に応じて
縦1列の4階Bイ,3階Bイ,2階Bイの位置の第1の
搬送ユニット6,1階Bイの位置の移動ユニット4の両
側の横行車輪5が横行レールR5上で右に移動し、縦1
列の空きスペースを形成する。そうすると、制御装置に
より目的の4階Aイの位置の第2の搬送ユニット13に
対して後方の4階Bイ位置への移動信号が出力され(図
12(b))、この移動信号に応じて4階Aイの位置の
第2の搬送ユニット13が後方の4階Bイ位置へ移動す
る。そうすると、制御装置によりパレット8の下降信号
が出力され(図12(c))、この下降信号に応じて目
的の4階Bイの位置の第2の搬送ユニット13はリフタ
Fによりパレット8を1階Bイ位置に下降し(図12
(d))、よって車両3の入出庫が行われる。
【0028】次に、図13(a)に示すように、操作パ
ネル45により4階Cイの最後列位置の第2の搬送ユニ
ット13が選択されているものとする。パレット8の引
上げ、および定位置への搬送ユニット13の移動動作に
ついては図11により説明した通りであり、その説明を
省略する。
【0029】制御装置により入出庫を行う目的の4階C
イの位置の第2の搬送ユニット13の真前列の4階Bイ
位置の第1の搬送ユニット6およびこの下段の3階B
イ,2階Bイの位置の第1の搬送ユニット6,1階Bイ
の位置の移動ユニット4に対して右への移動信号が出力
され(図13(a))、この移動信号に応じて縦1列の
4階Bイ,3階Bイ,2階Bイの位置の第1の搬送ユニ
ット6,1階Bイの位置の移動ユニット4が右に移動
し、縦1列の空きスペースを形成すると、制御装置によ
り目的の4階Cイの位置の第2の搬送ユニット13に対
して前方の4階Bイ位置への移動信号が出力され(図1
3(b))、この移動信号に応じて4階Cイの位置の第
2の搬送ユニット13が前方の4階Bイ位置へ移動する
と、制御装置によりパレット8の下降信号が出力され
(図13(c))、この下降信号に応じて目的の4階B
イの位置の第2の搬送ユニット13はリフタFによりパ
レット8を1階Bイ位置に下降し(図13(d))、よ
って車両3の入出庫が行われる。
【0030】また、入出庫を行う目的の搬送ユニットが
中間列の第1の搬送ユニット6の場合、この目的の第1
の搬送ユニット6の下段の縦1列の第1の搬送ユニット
6と移動ユニット4を左右に移動させて下段縦1列の空
きスペースを形成し、リフタFによりパレット8を下降
させて車両3の入出庫が行われる。
【0031】そして、入出庫を行う目的の第1の搬送ユ
ニット6のパレット8を下降して車両3を載置し、リフ
タFによりパレット8を所定の位置まで上昇させると、
落下防止装置23によってパレット8の落下が防止され
る。
【0032】すなわち、パレット8が所定の位置まで上
昇したことを図示しない位置検出器が検出すると、図1
0(a)に示すように、制御装置は、出退駆動モータ3
1に駆動信号を出力し、この駆動信号で出退駆動モータ
31が駆動し、モータ軸31aおよび円板32が回転す
るとともに杆支持体34が移動し、これが突出姿勢検出
器36に当接すると、制御装置は出退駆動モータ31に
停止信号を出力する。上記杆支持体34の動作により、
杆体24はケース30内に収納された状態からその先端
部がケース30から突出して、有孔板24の通過孔26
および嵌合部材29の落下防止孔28に嵌合する。
【0033】なお、出退駆動モータ31への駆動信号の
出力から所定時間内に突出姿勢検出器36が動作しない
ときは、制御装置は異常信号を出力し、落下防止装置が
正常に動作せず、落下防止機能が働いていないことを報
知する。
【0034】このことにより、長期的な使用や、使用頻
度を越えたときに、ワイヤロープ11A,11Bがパレ
ット8の取付け部分(係止具21)から外れたり、ワイ
ヤロープ11A,11Bそのものが切断してしまったと
しても、パレット8の落下を防止して、パレット8ある
いは車両3の落下を防止できる。
【0035】なお入出庫を行う目的の第1の搬送ユニッ
ト6のパレット8を下降する場合、操作パネル45を、
パレット8を下降させる操作をすることにより行う。こ
の際、制御装置は図10(b)に示すように、まず出退
駆動モータ31に逆転駆動信号を出力する。そして、こ
の逆転駆動信号によって出退駆動モータ31が駆動し、
モータ軸31aおよび円板32が反転するとともに杆支
持体34が移動し、これが後退姿勢検出器37に当接す
ると、制御装置は出退駆動モータ31に停止信号を出力
する。上記杆支持体34の動作により、杆体24がケー
ス30内に収納され、よってパレット8の下降が可能に
なり、入出庫が可能になる。
【0036】なお、出退駆動モータ31への逆転駆動信
号の出力から所定時間内に後退姿勢検出器37が動作し
ないときは、制御装置は異常信号を出力し、杆体24が
後退しておらず、パレット8の下降ができないことを報
知する。
【0037】また、第2の搬送ユニット13に対して
は、図2に示すように、各階のパレット8の下側位置に
設けたブレース44にて、パレット8が下階に落下する
のを防止する。
【0038】なお、第2の搬送ユニット13およびパレ
ット8に対して、上記と同様の落下防止装置を設け、こ
れによりパレット8あるいは車両3の落下を防止するよ
うにしてもよい。
【0039】上述したように、昇降手段を備えた前後、
左右に移動自在な搬送ユニット6,13、移動ユニット
4を備えたことにより、従来デッドゾーンとなっていた
切返しスペースSの上方(2階以上)を格納スペースと
して使用でき、同敷地スペース、同階数の従来例の図1
5の立体駐車設備の格納台数18台に対して、29台を
格納でき、格納効率を大幅に向上させることができる。
【0040】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、たとえば上記実施例では杆体支持手段25
と、嵌合部材29をそれぞれパレット8、フレーム7B
の4箇所に配置したが、パレット8の強度を上げて杆体
支持手段25、嵌合部材29をそれぞれパレット8の一
側前部、フレーム7Bの他側後部に1箇所づつ、計2箇
所に配置するようにしても、上記実施例と同様にパレッ
ト8の落下を防止できる。
【0041】さらに図14に示すように、杆体支持手段
25を第1の搬送ユニット6のフレーム7B側に配置
し、杆体24を嵌合する落下防止孔をパレット8の側面
に形成して杆体24をこの落下防止孔に嵌合するように
してパレット8の落下防止を行うようにしてもよい。
【0042】さらに、たとえば上記実施例ではそれぞれ
に昇降手段を設けた第1、第2の搬送ユニット6、13
を配置しているが、昇降手段を設けていない台車、すな
わちパレットを台車上に支持し、他の昇降手段によりこ
のパレットを台車から昇降するように配置した立体駐車
設備であっても、台車とパレットに上記と同様の落下防
止装置を取り付けることにより、パレットの落下防止が
できる。
【0043】なお、上記実施例では杆体24の出退方向
は水平方向としたが、これに限定されるものではなく、
杆体24の突出により搬送ユニットにパレット8が支持
されればよい。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなとおり、本発明
は、搬送ユニットに、出退自在な杆体と、この杆体が嵌
合する落下防止孔を有する嵌合部材とを設けたので、杆
体と落下防止孔とが嵌合することにより長期的な使用
や、使用頻度を越えたときに、ワイヤロープがパレット
の取付け部分から外れたり、ワイヤロープそのものが切
断してしまったとしても、パレットの落下、あるいは車
両の落下を防止でき、使用者の安全を守ることができる
といった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す立体駐車設備の側面図
である。
【図2】同立体駐車設備の2階〜4階の平面図である。
【図3】同立体駐車設備の移動ユニットの概略斜視図で
ある。
【図4】同立体駐車設備の第1の搬送ユニットの要部平
面図である。
【図5】同立体駐車設備の第1の搬送ユニットの概略斜
視図である。
【図6】同立体駐車設備の第2の搬送ユニットの概略斜
視図である。
【図7】同立体駐車設備の吊り下げ機構および落下防止
装置の側面図である。
【図8】同立体駐車設備の落下防止装置の内部構造を示
す平面図である。
【図9】同立体駐車設備の落下防止装置の内部構造を示
す側面図である。
【図10】同立体駐車設備の制御装置の制御を示すフロ
ーチャートである。
【図11】車両の入出庫手順を示す説明図である。
【図12】車両の入出庫手順を示す説明図である。
【図13】車両の入出庫手順を示す説明図である。
【図14】他の実施例を示す立体駐車設備の第1の搬送
ユニットの概略平面図である。
【図15】従来の立体駐車設備の構成を説明する概略の
平面図、正面図、側面図である。
【図16】従来の立体駐車設備の車両の入出庫手順を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 枠組み体 2 区画部 3 車両 4 移動ユニット 5,15 車輪 6 第1の搬送ユニット 7,14 ベース体 8 パレット 13 第2の搬送ユニット 20 案内部材 23 落下防止装置 24 杆体 25 杆体支持手段 26 通過孔 27 取付け部材 28 落下防止孔 29 嵌合部材 31 出退駆動モータ 36 突出姿勢検出器 37 後退姿勢検出器 F リフタ X 前後方向 Y 左右方向 A,B,C 前後方向列 イ〜ハ 左右方向列 S 切返しスペース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後左右に所定間隔を置いて立設された
    支柱と、これら支柱を連結する上下で複数の梁材で枠組
    み体を構成し、車輪の駆動により所定方向に移動自在
    で、車両を載置するためのパレットを索体を介して支持
    自在とした複数の搬送ユニットを前記枠組み体に組み込
    んで構成するとともに、前記パレットを昇降するための
    昇降手段を設け、前記搬送ユニット又はパレットの一方
    に、パレット落下防止用の杆体を水平方向に出退自在に
    備えた杆体支持手段を設け、前記搬送ユニット又はパレ
    ットの他方に、前記杆体に嵌合するパレット落下防止孔
    を有する嵌合部材を設けたことを特徴とする立体駐車設
    備。
JP10711393A 1993-05-10 1993-05-10 立体駐車設備 Pending JPH06317036A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10711393A JPH06317036A (ja) 1993-05-10 1993-05-10 立体駐車設備

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010101127A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Shigumaa Giken Kk 立体駐車場用リフト安全装置
CN107558778A (zh) * 2017-10-18 2018-01-09 福建三铭科技有限公司 一种钢丝绳牵引式立体停车库

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010101127A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Shigumaa Giken Kk 立体駐車場用リフト安全装置
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