JPH06316421A - ガラス母材の製造装置 - Google Patents

ガラス母材の製造装置

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Publication number
JPH06316421A
JPH06316421A JP12827393A JP12827393A JPH06316421A JP H06316421 A JPH06316421 A JP H06316421A JP 12827393 A JP12827393 A JP 12827393A JP 12827393 A JP12827393 A JP 12827393A JP H06316421 A JPH06316421 A JP H06316421A
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JP
Japan
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soot
chamber
preform
exhaust
target rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP12827393A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichiro Matsuo
昌一郎 松尾
Shinichi Nakayama
真一 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP12827393A priority Critical patent/JPH06316421A/ja
Publication of JPH06316421A publication Critical patent/JPH06316421A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/0144Means for after-treatment or catching of worked reactant gases

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 VAD法によりチャンバー内でバーナからの
スートをターゲット棒の下端に堆積させてプリフォーム
を成長させていく場合に、プリフォームの引き上げ位置
にかかわらず排気速度をつねに最適のものに保ち、チャ
ンバー内のスートの流れを安定化してスートを均一に堆
積させる。 【構成】 チャンバー10内で、回転するターゲット棒
21の下端に、バーナ22、23からのスートを堆積さ
せてスートプリフォーム20を形成する。プリフォーム
20の成長に伴ってターゲット棒21を上方に引き上げ
る。チャンバー10に取り付けられた排気管11により
強制排気する。この排気管11の各部において実際の排
気速度を風速計14により測定する。この風速検出信号
に応じて、コンピュータ15が排気調整器12の各々を
制御して各部における排気速度がそれぞれ最適なものに
保たれるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、VAD法によりガラ
ス母材を製造する装置に関し、とくにスート(ガラス微
粒子)の堆積工程を行なう装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】VAD法では、バーナより酸水素火炎を
生じさせてその中に四塩化珪素などのガラスの原料ガス
を送り込み、加水分解反応によってガラス微粒子(二酸
化珪素の微粒子)を生成し、これをターゲット棒の下端
に堆積させる。このスートの堆積によって形成されたプ
リフォームの成長に応じてターゲット棒を引き上げるこ
とにより、円柱状の多孔質のスートプリフォームを形成
する。そして、この多孔質のスートプリフォームを加熱
することによって、透明ガラス化(焼結)処理する。光
ファイバ用のガラス母材の場合、バーナに原料ガスとと
もに屈折率制御用のドーパント材のガスを送り込んでガ
ラス微粒子を生成し、これを堆積した多孔質スートプリ
フォームを焼結行程で透明ガラス化とともにOH基除去
(脱水)を行なう。この光ファイバ用の透明なガラス母
材を溶融して線引き紡糸することによって細い光ファイ
バを作る。
【0003】VAD法によるスートの堆積工程は、外気
に晒されることによりOH基や不純物が混入することを
避けるため、外気から遮断されたチャンバー内で行なっ
ている。すなわち、図2に示すように、バーナ22、2
3の火炎中で生成されたスートをターゲット棒21の下
端に付着させ、そのときターゲット棒21をその軸の周
囲に回転させ、スート付着によってプリフォーム20が
成長していくことに応じてターゲット棒21を上方に引
き上げる。これによりターゲット棒21の下端周囲に均
一にスートが付着してプリフォーム20が円柱状に堆積
成長していくようにしている。このようなターゲット棒
21、スートプリフォーム20及びバーナ22、23の
周囲を覆うようにチャンバー10が配置される。なお、
バーナ22はコア部分を堆積させるためのものであり、
バーナ23はクラッド部分を堆積させるためのものであ
る。
【0004】このチャンバー10は強制的に排気されて
おり、ターゲット棒21の下端に付着しなかった余剰の
スートを強制的に外部に排出するとともにチャンバー1
0内の空気の流れを整えて安定なデポジションが行われ
るようにしている。すなわち、図2に示すように排気処
理装置(図示しない)に接続された排気管11が複数の
分岐管を通じてチャンバー10に連結されており、その
分岐管の各々に排気調整器(調節弁)12を取り付け、
それらを別々に設定することにより、各分岐管での排気
ガス流量を適当なものとしている。
【0005】さらに、従来より、スートプリフォーム2
0の成長条件を一定に保ち、均一なガラス母材を安定し
て得るため、チャンバー10内の圧力を一定に保つこと
が行なわれている。図2に示すように圧力計16を取り
付けてチャンバー10内の圧力をモニターしてこれに応
じて排気調整器12を制御するのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガラス母材の製造装置では、スートプリフォームの大型
化に伴い、チャンバー内の条件を一定に保つことができ
ず、均一なガラス母材を作製することが困難であるとい
う問題が生じてきている。すなわち、図3、図4に示す
ように、スートプリフォーム20は、その成長に応じ
て、チャンバー10の上方に取り付けられた引き上げ用
円筒13内に引き上げられるが、その円筒13内の隙間
の間隔Wは、スートプリフォーム20がどれだけ成長し
どれだけ引き上げられているかによって大きく異なる。
そのため、チャンバー10内の圧力をいかに一定に保っ
ても、この開口面積の相違により排気流速が変化する。
これに起因してスートの流れに変化が生じ、結果とし
て、得られたガラス母材の特性が長手方向に変化してし
まうのである。
【0007】この発明は、上記に鑑み、スートプリフォ
ームの位置等によらずつねに最適の排気流速を保ち、チ
ャンバー内のスートの流れを安定化して均一なスートを
安定して堆積できるように改善した、ガラス母材の製造
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるガラス母材の製造装置では、スート
の生成用バーナと、該スートの付着によるプリフォーム
の成長に応じて引き上げられていくターゲット棒と、該
バーナの炎及びプリフォームを覆うチャンバーと、この
チャンバーに設けられた排気管と、該排気管に設けられ
た排気調整器及び流速検出器と、検出された排気流速に
応じて上記排気調整器を制御する制御装置とを備えるこ
とが特徴となっている。
【0009】
【作用】プリフォームがその成長に伴って徐々に引き上
げられていくと、プリフォームとチャンバーとの間の隙
間が変化する。そのため、排気装置により一定の吸引力
で吸引しているときは排気速度が変化することとなり、
チャンバー内のスートの流れが変化してしまうが、排気
管に流速検出器を設けてその流速を検出し、それに応じ
て排気管に設けた排気調整器を制御することとすれば、
上記のような隙間の変化にもかかわらず、排気流速を一
定に保つことができる。その結果、チャンバー内の流れ
が一定になり、ガラス母材の特性を長手方向に一定に保
つことができるようになる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、この発明
を光ファイバの母材となるスートプリフォームを堆積す
る装置に適用した一実施例を示すもので、この図1に示
すように、チャンバー10内にはターゲット棒21がつ
り下げられて回転しており、その下端にスートプリフォ
ーム20が堆積している。バーナ22、23はガラス微
粒子生成用で、バーナ22はコア部分を、バーナ23は
クラッド部分をそれぞれ堆積させるためのものである。
【0011】チャンバー10の上方には、スートプリフ
ォーム20を引き上げるための引き上げ用円筒13が連
結されている。さらにチャンバー10のバーナ22、2
3と対向する側には、排気管11が複数の分岐管を介し
て接続されている。各分岐管には排気調整器(制御弁と
その駆動装置)12が配置されるとともに、風速計14
が取り付けられている。風速計14で測定された各分岐
管での風速検出信号がコンピュータ15に送られ、これ
によって各排気調整器12が制御される。排気管11に
は図示しない排気処理装置が接続されていて、チャンバ
ー10内を強制的に排気している。
【0012】このように、各風速計14によって排気管
11での排気速度がモニターされ、各風速計14からの
風速検出信号がコンピュータ15に送られて、この信号
に応じて各排気調整器12がコンピュータ15により制
御される。そのため、排気管11の各々の分岐管におけ
る制御弁の開度がそれぞれの排気速度によって定められ
るので、排気速度が各分岐管にとって最適なものにそれ
ぞれ保たれる。その結果、チャンバー10内でのスート
の流れが一定に保たれ、スートプリフォーム20がどの
ように引き上げられたとしても、安定にスートのデポジ
ションを行なうことが可能になる。つまり、スートプリ
フォーム20の引き上げ状態によって、図3あるいは図
4のように引き上げ用円筒13とスートプリフォーム2
0との間の間隔Wが変化したとしても安定なデポジショ
ン工程を行なうことができる。したがって、長手方向に
特性の安定したガラス母材を容易に製造できる。
【0013】
【発明の効果】以上、実施例について説明したように、
この発明のガラス母材の製造装置によれば、VAD法に
よってスートプリフォームをデポジションする場合に、
スートプリフォームがどのように引き上げられても、排
気速度を一定に保つことができ、その結果、チャンバー
内のスートの流れを安定化できる。そのため、光ファイ
バ用ガラス母材を作製すると、長手方向に特性の安定な
光ファイバを容易に作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の模式図。
【図2】従来例の模式図。
【図3】堆積の初期の段階でのスートプリフォームとチ
ャンバーとの関係を示す模式図。
【図4】堆積が進んだ状態でのスートプリフォームとチ
ャンバーとの関係を示す模式図。
【符号の説明】
10 チャンバー 11 排気管 12 排気調整器 13 引き上げ用円筒 14 風速計 15 コンピュータ 16 圧力計 20 スートプリフォーム 21 ターゲット棒 22 コア用バーナ 23 クラッド用バーナ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス微粒子を生成するバーナと、該ガ
    ラス微粒子がその下端に付着させられ、その付着によっ
    て形成されたプリフォームの成長に応じて引き上げられ
    ていくターゲット棒と、該バーナの炎及びプリフォーム
    を覆うチャンバーと、このチャンバーに設けられた排気
    管と、該排気管に設けられた排気調整器及び流速検出器
    と、検出された排気流速に応じて上記排気調整器を制御
    する制御装置とを備えることを特徴とするガラス母材の
    製造装置。
JP12827393A 1993-04-30 1993-04-30 ガラス母材の製造装置 Pending JPH06316421A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012116731A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバ母材の製造方法
CN107986612A (zh) * 2017-12-19 2018-05-04 长飞光纤光缆股份有限公司 一种vad制备光纤母材的装置

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JP2012116731A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバ母材の製造方法
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