JPH06316343A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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Publication number
JPH06316343A
JPH06316343A JP5105714A JP10571493A JPH06316343A JP H06316343 A JPH06316343 A JP H06316343A JP 5105714 A JP5105714 A JP 5105714A JP 10571493 A JP10571493 A JP 10571493A JP H06316343 A JPH06316343 A JP H06316343A
Authority
JP
Japan
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roller
fulcrum
movable roller
movable
feeding device
Prior art date
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Pending
Application number
JP5105714A
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English (en)
Inventor
Nobutaka Suzuki
信隆 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH06316343A publication Critical patent/JPH06316343A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型、低コストで原稿のスキューがない給紙
装置を提供する。 【構成】 支点ローラ25の両側から軸21に嵌挿され
回転自在な2本のアーム45(奥側のアームは図示せ
ず)の先端部に、トルクリミッタ24を介して可動ロー
ラ16を回転可能に装着する。そして、支点ローラ25
と可動ローラ16とにゴムベルト27を巻き掛ける。図
示しない駆動手段により支点ローラ25を回転駆動し、
ゴムベルト27及び可動ローラ16を回転させる。この
ときトルクリミッタ24にトルクが発生し、可動ローラ
16は軸21を支点として回動し、ゴムベルト27を給
紙位置あるいは退避位置に移動させる。ところで、支点
ローラ25の回転はゴムベルト27により可動ローラ1
6に伝達されるので、可動ローラ16を軸21を支点と
して回動させる力は可動ローラ16の軸方向に均一に掛
かり、可動ローラ16が傾くことがない。従って、ゴム
ベルト27は平らに原稿(図示せず)に当接し、原稿が
スキューすることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、スキャナ等に装着され、用紙やフィルムシートなど
を搬送する給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機、ファクシミリ、スキ
ャナ等に装着され、原稿を搬送する給紙装置は周知であ
る。従来の給紙装置では、原稿に円筒状の給紙ローラを
圧接させ、給紙ローラを回転させることによって、給紙
ローラの表面摩擦力を利用して原稿を搬送している。し
かし、原稿表面の摩擦係数が小さいものや、ハガキ等の
比較的厚くて剛性の大きなものの場合には、原稿表面と
給紙ローラ表面との接触面積が少なく摩擦力が小さいた
め、給紙搬送時に原稿表面と給紙ローラ表面との間でス
リップが発生することがあった。これを解決するため
に、1対のローラ間に搬送ベルトを掛け渡し、搬送ベル
トの平面部分を原稿に圧接させて接触面積を大きくし、
この搬送ベルトを回動させることによって原稿を給紙搬
送する給紙装置が提案されている。この様な搬送ベルト
を用いた給紙装置の場合、搬送ベルトが常に給紙位置に
あると、原稿をセットする際に原稿が搬送ベルトに当た
って折れたり、正しいセット位置にセットされなかった
りすることがある。これを防ぐために、一方のローラを
支点として他方のローラを揺動可能とし、搬送ベルトの
記録紙との接触部分を給紙位置と退避位置とに移動させ
るようにしている。この様な搬送ベルトを用いた従来の
給紙装置の一例を図面に基づいて説明する。
【0003】図20及び図21に示す給紙装置20にお
いて、支点ローラ25が軸21に固着され回転可能に支
持されている。また、軸21の片側には支点ローラギヤ
47が固着され、その外側にトルクリミッタ24が装着
されている。このトルクリミッタ24にはアーム45a
が結合されている。一方、支点ローラ25を挾んで反対
側の軸21にもう一つのアーム45bが回転自在に嵌挿
されている。そして、二つのアーム45a、45bの先
端部に可動ローラ軸22が回転可能に取り付けられ、こ
の支点ローラ軸22に可動ローラ26が装着されてい
る。そして、支点ローラ25と可動ローラ26とにゴム
ベルト27が掛け渡されている。ところで、支点ローラ
ギヤ47にはクラッチギヤ46が噛み合わされている。
このクラッチギヤ46はクラッチ44を介して回転軸5
2に取り付けられ、図示しない駆動源からの駆動力を支
点ローラギヤ47に伝達している。この様に構成された
給紙装置20において、図示しない駆動源によりクラッ
チギヤ46が矢印Rの方向に駆動されると、支点ローラ
ギヤ47が矢印Lの方向に回転する。そして、トルクリ
ミッタ24にトルクが発生し、アーム45aを支点ロー
ラギヤ47と同じ方向に回転させる。従って、アーム4
5aの先端部に取り付けられた可動ローラ26は矢印U
の方向に上昇する。また、支点ローラギヤ47が反対の
方向に回転すると、トルクリミッタ24に逆方向のトル
クが発生し、可動ローラ26は下降する。このようにし
て可動ローラ26を移動させ、ゴムベルト27の上辺部
27aを給紙位置と退避位置とに移動させている。ゴム
ベルトの上辺部27aが給紙位置に上昇するとセットさ
れた原稿と当接し、可動ローラ26はそれ以上の上方へ
の移動を制限される。その結果、トルクリミッタ24が
作動してゴムベルトの上辺部27aは給紙位置に維持さ
れ、ゴムベルト27が回転して記録紙の給送を開始す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成の給紙装置では、可動ローラ26の上昇及び下降
は、トルクリミッタ24に結合された側のアーム45a
によって行なわれている。従って、ゴムベルト27を給
紙位置に上昇させるとき、可動ローラ26の片側端部2
6aだけに上昇力が加わることになる。その結果、図2
2及び図23に示すように、可動ローラ26が傾き、給
紙時にゴムベルト27が記録紙(図示せず)と平らに接
触しなくなる。そのため、図24に示すように、原稿1
1は正しい位置Gtからズレ、Gfのように曲がって給
送され、スキューが発生するという問題があった。ま
た、トルクリミッタ24は支点ローラ軸21に装着され
ているので、支点ローラ25の付近には、トルクリミッ
タ24、支点ローラギヤ47、クラッチ44及びクラッ
チギヤ46等が集中して配置されることになる。そのた
め、これらの配置スペースが必要となり、省スペース化
が難しくコストアップにつながるという問題があった。
【0005】本発明の課題は、従来の給紙装置における
前述のスキュー発生の問題及び省スペース化が難しくコ
ストアップにつながるという問題を解決することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、回転駆動される支点ローラと、該支点ローラの回
転軸を支点として揺動可能かつ回転可能に支持された可
動ローラと、該可動ローラと前記支点ローラ間に巻き掛
けられて回動するとともに前記可動ローラの揺動により
給紙位置と退避位置とに移動する給送ベルトとを有する
給紙装置において、前記可動ローラにトルクリミッタを
装着し、該トルクリミッタを介して前記可動ローラが回
転可能に支持されることにより解決される。
【0007】また、本発明は、前記の課題を解決するた
めに、回転駆動される支点ローラと、該支点ローラの回
転軸を支点として揺動可能かつ回転可能に支持された可
動ローラと、該可動ローラと前記支点ローラ間に巻き掛
けられて回動するとともに前記可動ローラの揺動により
給紙位置と退避位置とに移動する給送ベルトとを有する
給紙装置において、前記可動ローラを前記支点ローラの
回転軸に直交する方向に移動可能に設け、該移動可能な
可動ローラを前記支点ローラから遠ざかる方向に付勢し
前記給送ベルトに張力を与えるスプリングを設け、該ス
プリングの伸長力によって前記可動ローラと前記可動ロ
ーラを支持する支持部材とを圧接させ、その摩擦により
発生するトルクによって前記可動ローラを揺動させ、前
記給送ベルトを給紙位置と退避位置とに移動させること
を提案する。
【0008】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、回転駆動される支点ローラと、該支点ローラの
回転軸を支点として揺動可能かつ回転可能に支持された
可動ローラと、該可動ローラと前記支点ローラ間に巻き
掛けられて回動するとともに前記可動ローラの揺動によ
り給紙位置と退避位置とに移動する給送ベルトとを有す
る給紙装置において、前記可動ローラを支持する支持部
材に装着され前記可動ローラの外周面に摺接する摺接部
材と、該摺接部材を前記可動ローラの外周面に圧接させ
るスプリングとを設け、該スプリングにより圧接された
前記摺接部材と前記可動ローラとの摩擦により生ずるト
ルクによって前記可動ローラを揺動させ、前記給送ベル
トを給紙位置と退避位置とに移動させることを提案す
る。
【0009】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、回転駆動される支点ローラと、該支点ローラの
回転軸を支点として揺動可能かつ回転可能に支持された
可動ローラと、該可動ローラと前記支点ローラ間に巻き
掛けられて回動するとともに前記可動ローラの揺動によ
り給紙位置と退避位置とに移動する給送ベルトとを有す
る給紙装置において、前記可動ローラを支持する支持部
材を、前記支点ローラの回転軸に直交する方向に摺動可
能に設け、前記可動ローラが前記支点ローラから遠ざか
る方向に前記支持部材を付勢し前記給送ベルトに張力を
与えるスプリングを設け、該スプリングにより圧接され
た前記支点ローラと前記支持部材との摩擦により発生す
るトルクによって前記可動ローラを揺動させ、前記給送
ベルトを給紙位置と退避位置とに移動させることを提案
する。
【0010】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、回転駆動される支点ローラと、該支点ローラの
回転軸を支点として揺動可能かつ回転可能に支持された
可動ローラと、該可動ローラと前記支点ローラ間に巻き
掛けられて回動するとともに前記可動ローラの揺動によ
り給紙位置と退避位置とに移動する給送ベルトとを有す
る給紙装置において、前記支点ローラと前記可動ローラ
との間に配置されその一端が前記支点ローラの外周面に
摺接し他端が前記可動ローラの外周面に摺接するととも
に、弾性を有して前記可動ローラを前記支点ローラから
遠ざかる方向に付勢して前記給送ベルトに張力を与え、
前記給送ベルトとともに前記可動ローラを支持する摺接
部材を有し、該摺接部材と前記支点ローラとの摩擦によ
り発生するトルクによって前記可動ローラを揺動させ、
前記給送ベルトを給紙位置と退避位置とに移動させるこ
とを提案する。
【0011】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、回転駆動される支点ローラと、該支点ローラの
回転軸を支点として揺動可能かつ回転可能に支持された
可動ローラと、該可動ローラと前記支点ローラ間に巻き
掛けられて回動するとともに前記可動ローラの揺動によ
り給紙位置と退避位置とに移動する給送ベルトとを有す
る給紙装置において、前記給送ベルトは弾性材料により
形成され、該給送ベルトとともに前記可動ローラを支持
する部材であって前記支点ローラと前記可動ローラとの
間に配置されその一端が前記支点ローラの外周面に摺接
し他端が前記可動ローラの外周面に摺接する摺接部材を
有し、該摺接部材と前記支点ローラとの摩擦により発生
するトルクによって前記可動ローラを揺動させ、前記給
送ベルトを給紙位置と退避位置とに移動させることを提
案する。
【0012】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記摺接部材に、前記支点ローラ及び前記可動
ローラの外周面を清掃する清掃部材を装着することを提
案する。
【0013】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記摺接部材は、前記支点ローラ及び前記可動
ローラの外周面に付着した汚れを落すエッジ部を有し、
該エッジ部により落された汚れを回収する回収部を設け
ることを提案する。
【0014】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、回転駆動される支点ローラと、該支点ローラの
回転軸を支点として揺動可能かつ回転可能に支持された
可動ローラと、該可動ローラと前記支点ローラ間に巻き
掛けられて回動するとともに前記可動ローラの揺動によ
り給紙位置と退避位置とに移動する給送ベルトとを有す
る給紙装置において、前記支点ローラと前記可動ローラ
とを接触して配置し、前記給送ベルトと前記支点ローラ
及び前記可動ローラとの摩擦力が、前記支点ローラと前
記可動ローラとの摩擦力よりも大きくなるように設定
し、前記支点ローラと前記可動ローラとの摩擦により発
生するトルクによって前記可動ローラを揺動させ、前記
給送ベルトを給紙位置と退避位置とに移動させることを
提案する。
【0015】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記給送ベルトに圧接される摩擦分離部材と、
一端を前記可動ローラを支持する支持部材に係止され、
他端を機枠に係止され、前記支点ローラと前記摩擦分離
部材との摩擦により発生する接触トルクより大きく、か
つ前記トルクリミッタのトルクから前記接触トルクを引
いたトルクよりも小さなトルクで前記可動ローラを移動
させ、前記給送ベルトを退避位置に移動させる弾性部材
とを設けることを提案する。
【0016】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記給送ベルトに圧接される摩擦分離部材と、
前記給送ベルトを退避位置に移動させる方向に該摩擦分
離部材を加圧する加圧手段とを設けることを提案する。
【0017】
【作用】支点ローラが回転駆動されると、その回転を給
送ベルトが可動ローラに伝達する。可動ローラはトルク
リミッタを介して回転可能に支持されているので、回転
するときにトルクを発生する。また、可動ローラは支点
ローラの回転軸を支点として揺動可能に支持されている
ので、発生したトルクにより揺動する。この可動ローラ
の揺動により、両ローラ間に巻き掛けた給送ベルトを給
紙位置と退避位置とに移動させる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0019】図1は、本発明の給紙装置の一実施例が装
着された原稿読み取り装置(以下スキャナという)の概
略構成を示すものである。図1において、スキャナ1の
内部には、分離給送部2、スキャンユニット3、搬送ロ
ーラ対4、排紙ローラ対5、原稿セットセンサ11が設
けられている。分離給送部2は、給紙装置29、加圧板
12、ストッパ13、分離ブレード14等を備えてい
る。
【0020】給紙装置29は図2、3、4に示すよう
に、支点ローラ25に支点ローラギヤ47が固着され、
軸21により回転自在に支持されている。支点ローラ2
5及び支点ローラギヤ47の両側からは2枚のアーム4
5a、45bが軸21に嵌挿され、回転自在となってい
る。この2枚のアーム45a、45bの先端部に可動ロ
ーラ16が支持されている。従って、可動ローラ16は
支点ローラの回転軸21を支点として揺動可能となって
いる。ところで、可動ローラ16はトルクリミッタ24
を内蔵している。そして、可動ローラ16は、可動ロー
ラの軸16aとトルクリミッタの軸24aにより2枚の
アーム45a、45bに回転可能に支持されている。軸
16aはアーム45bに対して回転自在であるが、軸2
4はアーム45aに固着されている。そして、支点ロー
ラ25と可動ローラ16とにゴムベルト27が巻き掛け
られている。一方、図示しない駆動源により駆動される
回転軸52にはクラッチ44を介してクラッチギヤ46
が装着されている。このクラッチギヤ46は支点ローラ
ギヤ47に噛み合わされている。従って、支点ローラ2
5は図示しない駆動源からの駆動力をクラッチ44のオ
ン/オフにより伝達あるいは遮断されることになる。
【0021】今、図5に示すように、支点ローラ25が
矢印Hの方向に回転されると、その回転はゴムベルト2
7により可動ローラ16に伝えられる。前述したように
可動ローラ16はトルクリミッタ24を内蔵しているの
で、ゴムベルト27から回転力を伝えられると、トルク
リミッタ24にトルクTが発生する。従って、可動ロー
ラ16とゴムベルト27との接点Pに、トルクTを可動
ローラ16の半径rで割った力F=T/rが発生する。
その結果、可動ローラ16は、支点ローラ25の軸21
を支点として図中反時計回りに回動する。このときの上
昇トルクをTuとすると、Tuは、軸21の軸心21s
と可動ローラ16とゴムベルト27との接点Pを結ぶ方
向に直角な方向の力Fの分力Fuを、軸21の軸心21
cと可動ローラ16とゴムベルト27との接点Pとの距
離Lで割った値となる。すなわち、Tu=Fu/L=F
・sinθ/L=T・sinθ/rLとなる。ところ
で、力Fはゴムベルト27が可動ローラ16に回転力を
伝達することにより発生するので、力Fは可動ローラ1
6の軸方向に均一に掛かるものである。従って、その分
力すなわち上昇力Fuも可動ローラ16の軸方向に均一
に掛かり、可動ローラ16は傾くことなく支点ローラ2
5に平行なまま上昇する。支点ローラ25が矢印Hとは
逆の方向に回転された場合には、可動ローラ16に上昇
トルクTuと逆向きのトルクが発生し、軸21を支点と
して可動ローラ16は図中時計回りに回動する。なお、
軸21を支点とした可動ローラ16の回動が規制された
場合には、トルクリミッタ24が作動して可動ローラ1
6は回動が規制された位置に維持される。また、クラッ
チ44がオフにされて駆動力の伝達が解除された場合に
も、可動ローラ16はその位置に維持される。
【0022】以上のような構成及び動作の給紙装置2が
装着されたスキャナ1において、図1に示すように、原
稿8をストッパ13に当接するようにして原稿載置板6
上にセットすると、原稿8の先端部分は加圧板12によ
り下向きに加圧される。そして、原稿セットセンサ11
が原稿を検知した後、図示しない操作パネルより、原稿
の読み取り開始が指示されると、図示しない駆動手段に
より給紙装置29が駆動され、支点ローラ25が矢印H
の方向に回転する。その結果、可動ローラ16が図中時
計回りに回動し、ガイド板15の下に退避していた給紙
装置29を給紙位置に上昇させる。給紙位置に上昇した
給紙装置29は、ゴムベルト27の上辺部が原稿8に当
接し、可動ローラ16のそれ以上の回動は規制される。
そして、回転するゴムベルト27により原稿の給送を開
始する。前述したように、可動ローラ16は傾くことな
く上昇するので、ゴムベルト27の上辺部は平らに原稿
8に当接し、原稿のスキュー送りが発生することがな
い。また、トルクリミッタ24は可動ローラ16に内蔵
されているので、支点ローラ25側に部材が集中配置さ
れることがなく、省スペース化を実行でき、コストダウ
ンすることができる。
【0023】給送された原稿はストッパ13及び分離ブ
レード14により1枚に分離され、搬送ローラ対4に送
られる。給紙装置29は、原稿が搬送ローラ対4に送ら
れた時点で図1に示したクラッチ44がオフにされ、駆
動力の伝達が解除される。そして、給紙装置29は給紙
位置に維持されたまま、ゴムベルト27は搬送ローラ対
4により搬送される原稿につれ回りされる。そして、ス
キャンユニット3により原稿の画像データが読み取られ
る。その後、原稿は排紙ローラ対5により排紙トレイ9
に排紙される。原稿が搬送ローラ対4を過ぎると、再び
給紙装置29が駆動され、次の原稿の分離給送が開始さ
れる。原稿載置台6上の原稿8が全て給送され、原稿セ
ットセンサ11がオフになると、給紙装置29には、矢
印Hと逆方向の駆動力が与えられる。そして、可動ロー
ラ16は支点ローラ25を軸として図中反時計回りに回
動し、ゴムベルト27はガイド板15の下に退避する。
その結果、次の原稿を原稿載置板6上にセットすること
ができる。
【0024】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0025】図6に示す給紙装置120において、支点
ローラ25の軸37に軸受41が嵌挿され回転自在とな
っている。この軸受41にアーム55の切欠き55sが
嵌め込まれ、アーム55は軸37を支点として揺動可能
かつ軸37と直交する方向に摺動可能になっている。ア
ーム55の先端部には軸受56を介して可動ローラ26
が回転可能に支持されている。そして、支点ローラ25
と可動ローラ26とに搬送ベルト67が巻き掛けられて
いる。ところで、アーム55の切欠き55sにはスプリ
ング40が装着されている。このスプリング40は、一
端を軸受41に係止され他端をアーム55に係止されて
おり、可動ローラ26が支点ローラ25から遠ざかる方
向にアーム55を付勢している。従って、可動ローラ2
6はスプリング40の付勢力によって搬送ベルト67に
押しつけられる。その結果、図6Bに示す可動ローラ2
6の軸26aと軸受56とが圧接される。そのため、図
示しない駆動手段により支点ローラ25が駆動され、そ
の回転が搬送ベルト27から可動ローラ26に伝達され
ると、軸受56と可動ローラの軸26aとの間に摩擦力
が発生し、可動ローラ26を支点ローラの軸37の回り
に回動させるトルクが発生する。
【0026】原稿給送時、支点ローラ25を矢印Hの方
向に回転駆動すると、軸37を支点として可動ローラ2
6は図中反時計回りに回動し、搬送ベルト67を給紙位
置に移動させる。
【0027】原稿の分離給送が終了すると、支点ローラ
25は矢印Hとは反対の方向に回転駆動される。する
と、軸37を支点として可動ローラ26は図中時計回り
に回動し、搬送ベルト67は退避位置に移動する。
【0028】なお、本実施例においては、可動ローラ2
6を支持するアーム55を、支点ローラの軸受41に摺
動自在に装着し、軸受41とアーム55とにスプリング
40の両端を係止して、可動ローラ26が支点ローラ2
5から遠ざかる方向に付勢して可動ローラ26と軸受5
6とを圧接させ、その摩擦によりトルクを発生させてい
たが、可動ローラ26と軸受56との圧接方法は本実施
例に限定されるものではない。例えば、アーム55は支
点ローラの軸受41に固定し、可動ローラの軸受56を
アーム55に対して摺動可能に装着し、スプリング40
をアーム55と可動ローラの軸受56とに係止して可動
ローラ26を付勢し、可動ローラ26と軸受56とを圧
接させるようにしてもよい。
【0029】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0030】図7に示す給紙装置130において、支点
ローラ25の軸37に軸受41が嵌挿され回転自在とな
っている。この軸受41にアーム65の切欠き65sが
嵌め込まれ、アーム65は軸37を支点として揺動可能
かつ軸37と直交する方向に摺動可能になっている。ア
ーム65の先端には摺接部材57が装着されている。そ
して、摺接部材57に接触して可動ローラ66が配置さ
れ、可動ローラ66と支点ローラ25とに搬送ベルト6
7が巻き掛けられている。従って、可動ローラ66は摺
接部材57と搬送ベルト67とに挟持され支持されるこ
とになる。ところで、アーム65の切欠き65sにはス
プリング40が装着され、摺接部材57が軸37から遠
ざかる方向にアーム65を付勢している。従って、摺接
部材57はスプリング40の付勢力によって可動ローラ
66の外周面に圧接される。そのため、図示しない駆動
手段により支点ローラ25が回転駆動され、その回転が
搬送ベルト67により可動ローラ66に伝達され可動ロ
ーラ66が回転すると、可動ローラ66と摺接部材57
との間に摩擦力が発生する。その結果、軸37を支点と
して可動ローラ66を回動させるトルクが発生する。
【0031】ところで、摺接部材57は、支点ローラ2
5を挾んで軸37に嵌挿された1対のアーム65(反対
側のアームは図示せず)の先端を結んで装着されてお
り、可動ローラ66の軸方向の長さに渡ってその外周面
に圧接されている。従って、より大きなトルクを発生さ
せることができ、摺接部材57を可動ローラ66に圧接
させるスプリング40の付勢力を弱いものにすることが
できる等、設計の自由度を増大させることができる。
【0032】原稿給送時、支点ローラ25を矢印Hの方
向に回転駆動すると、軸37を支点として可動ローラ6
6は図中反時計回りに回動し、搬送ベルト67を給紙位
置に移動させる。原稿の分離給送が終了すると、支点ロ
ーラ25は矢印Hとは反対の方向に回転駆動される。す
ると、軸37を支点として可動ローラ66は図中時計回
りに回動し、搬送ベルトは退避位置に移動する。
【0033】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。
【0034】図8A及び図8Bに示す給紙装置140に
おいて、支点ローラ25の軸部分25aに軸受51が嵌
挿されている。この軸受51に可動ローラ26を支持す
るアーム75が摺動可能に取り付けられている。アーム
75に一端を係止されたスプリング40の他端は、軸受
51に係止されている。そして、スプリング40は可動
ローラ26が支点ローラ25から遠ざかる方向に、軸受
51とアーム75とを付勢している。その結果、軸受5
1と支点ローラの軸部分25aとが圧接され、摩擦力を
発生し、トルクが発生する。このトルクによりアーム7
5を軸37の回りに揺動させ、可動ローラ26を回動さ
せることができる。
【0035】図示しない駆動手段により支点ローラ25
を矢印Hの方向に回転させることにより、可動ローラ2
6を図中反時計回りに回動させ、搬送ベルト67を給紙
位置に上昇させる。また、支点ローラ25を矢印Hとは
反対の方向に回転させることにより、可動ローラ26を
図中時計回りに回動させ、搬送ベルト67を退避位置に
下降させる。
【0036】本実施例において、支点ローラの軸部分2
5aとアーム75とを圧接させることにより、可動ロー
ラ26側のトルクは小さくても、アーム75を揺動させ
可動ローラ26を回動させることができるので、設計の
自由度を増大させることができる。
【0037】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。
【0038】図9に示す給紙装置150において、支点
ローラ25の外周面に接触して摺接部材70が配置され
ている。この摺接部材70の反対側に可動ローラ66
が、その外周面を摺接部材70に接触して配置されてい
る。そして、支点ローラ25と可動ローラ66とに搬送
ベルト67が巻き掛けられている。従って、可動ローラ
66は、支点ローラ25との間に摺接部材70を挾んで
搬送ベルト67により支持されていることになる。
【0039】摺接部材70は弾性を有しており、可動ロ
ーラ66を支点ローラ25から遠ざかる方向に付勢して
搬送ベルト67に張力を与えている。その結果、摺接部
材70と支点ローラ25及び可動ローラ66は所定の圧
力で圧接される。
【0040】図示しない駆動手段により支点ローラ25
が回転駆動されると、支点ローラ25と摺接部材70と
の間に摩擦力が発生する。ここで支点ローラ25と摺接
部材70との摩擦力をF5とすると、支点ローラ25と
摺接部材70との摺接面にトルクT5が発生する。この
トルクT5は、摩擦力F5に支点ローラ25の半径Rを掛
けたものである。従って、T5=F5×Rとなり、このト
ルクT5により可動ローラ66が支点ローラ25の回転
軸37を支点として回動する。
【0041】支点ローラ25が回転すると、その回転
は、搬送ベルト67により可動ローラ66に伝達され、
可動ローラ66も回転する。その結果、可動ローラ66
と摺接部材70との間にも摩擦力が発生するが、可動ロ
ーラ66を、支点ローラ25の軸37を支点として回動
させるトルクは、支点ローラ25と摺接部材70との摩
擦によるトルクT5と考えて差し支えない。
【0042】搬送ベルト67を給紙位置に移動させるた
めには、支点ローラ25を矢印Hの方向に駆動すれば良
く、退避位置に移動させるためには、支点ローラ25を
矢印Hとは反対の方向に駆動すればよい。
【0043】本実施例において、支点ローラ25の外周
面に摺接部材70を圧接させることにより、可動ローラ
66を回動させるトルクをより大きくすることができる
ので、設計の自由度を増大させることができる。また、
構成が簡単なので、部品点数の減少、省スペース化を行
なうことができ、コストを低下させることができる。
【0044】なお、可動ローラ66を回動させるトルク
を発生させるための摺接部材は、本実施例に限定される
ものでなく、例えば、図10に示すように、支点ローラ
25側の摺接部材71と、可動ローラ66側の摺接部材
72とを別体に設け、スプリング50等でそれぞれ支点
ローラ25と可動ローラ66とに圧接させるようにして
も良い。
【0045】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。
【0046】図11に示す給紙装置160において、可
動ローラ66は、支点ローラ25との間に摺接部材73
を挾んで配置されている。そして、支点ローラ25と可
動ローラ66とにゴム製の搬送ベルト27が巻き掛けら
れている。摺接部材73は弾性を有してはおらず、ゴム
ベルト27の張力で、摺接部材73と支点ローラ25及
び可動ローラ66とを圧接させている。
【0047】この給紙装置160における、可動ローラ
66を、支点ローラ25の回転軸37を支点として回動
させるトルクは、図9により説明した給紙装置150と
同様に、支点ローラ25と摺接部材73との摩擦により
発生するトルクである。従って、可動ローラ66を回動
させるトルクをより大きくすることができるので、設計
の自由度を増大させることができる。また、構成が簡単
なので、部品点数の減少、省スペース化を行なうことが
でき、コストを低下させることができる。
【0048】次に、本発明の第7実施例について説明す
る。
【0049】図12に示す給紙装置170において、支
点ローラ25と可動ローラ66との間には摺接部材74
が配されており、ゴム製搬送ベルト27が両ローラ25
及び66とに巻き掛けられている。従って、支点ローラ
25及び可動ローラ66は、それぞれ摺接部材74に圧
接されている。そして、摺接部材74の、支点ローラ2
5及び可動ローラ66との摺接面には、それぞれ清掃部
材48が設けられている。この摺接部材74は、支点ロ
ーラ25及び可動ローラ66が回転するとき、その外周
面の汚れを拭き取って清掃するものである。従って、支
点ローラ25及び可動ローラ66の外周面を常に清潔に
保ち、支点ローラ25及び可動ローラ66とゴムベルト
27とのスリップを防ぐことができる。また、清掃部材
48の材質を変更することにより、摺接部材74と支点
ローラ25及び可動ローラ66との摩擦力を変えること
ができるので、可動ローラ66を回動させるトルクの大
きさを自由に変更し、設計の自由度を増大させることが
できる。
【0050】清掃部材の大きさや取り付け位置、また清
掃部材が装着される摺接部材の形状等は、本実施例に限
定されるものではない。例えば、図13に示すように、
ホルダー75の両端部全面に清掃部材76a及び76b
を装着し、それぞれ支点ローラ25と可動ローラ66と
に摺接させるようにしてもよい。また、図14A及び1
4Bに示すように、二つのホルダー49a及び49bに
それぞれ清掃部材58a、58bと摺接部材59a,5
9bとを装着し、ホルダー49a及び49bに装着した
スプリング40の伸長力で支点ローラ25と可動ローラ
66のそれぞれの外周面に摺接させるようにしてもよ
い。この場合、搬送ベルト67はゴム製等の弾性を有す
るものでなくてよい。
【0051】次に、本発明の第8実施例について説明す
る。
【0052】図15に示すように、支点ローラ25と可
動ローラ66との間には摺接部材78が配置されてい
る。そして、支点ローラ25と摺接部材78との摩擦に
より発生するトルクにより、可動ローラ66を揺動さ
せ、ゴムベルト27を給紙位置と待避位置とに移動させ
る。ところで、摺接部材78には、支点ローラ25と可
動ローラ66とのそれぞれの摺接面の一端にエッジ部7
8aが設けられている。このエッジ部78aは、支点ロ
ーラ25及び可動ローラ66が回転するとき、その外周
面に付着した汚れを削ぎ落とし、支点ローラ25及び可
動ローラ66の外周面を常に清潔に保つことができる。
従って、ゴムベルト27と支点ローラ25及び可動ロー
ラ66とのスリップを防止することができる。さらに、
摺接部材78には、エッジ部78aが削ぎ落とした汚れ
を回収するゴミ受け78bが設けられているので、落と
した汚れが両ローラの外周面に再付着することがない。
【0053】次に、本発明の第9実施例について説明す
る。
【0054】図16に示すように、給紙装置190は、
支点ローラ25に直接可動ローラ66が接触して配置さ
れ、両ローラにゴム製搬送ベルト27が巻き掛けられて
いる。このゴムベルト27と支点ローラ25及び可動ロ
ーラ66との摩擦力は、支点ローラ25と可動ローラ6
6との間の摩擦力よりも大きくなるように設定されてい
る。従って、支点ローラ25が図示しない駆動手段によ
り回転駆動されるとき、その回転はゴムベルト27に伝
えられ、ゴムベルト27から可動ローラ66に伝達され
る。そして、支点ローラ25と可動ローラ66とはスリ
ップして、支点ローラ25と可動ローラ66とは同じ方
向に回転する。このときに支点ローラ25と可動ローラ
66との間に発生する摩擦力により生じるトルクを利用
して、可動ローラ66を揺動させ、ゴムベルト27を給
紙位置と待避位置とに移動させる。このように、本実施
例における給紙装置190は、極端に部品点数の少ない
構造となっているので、大幅なコストダウンを計ること
ができる。
【0055】次に、本発明の第10実施例について説明
する。
【0056】図17に示すように、支点ローラ25のほ
ぼ真上に分離ブレード14が設けられ、ゴムベルト27
に圧接されている。可動ローラ16を支持する片方のア
ーム45aの先端付近に、スプリング81の一端が係止
されている。スプリング81の他端はフレーム82に係
止され、ゴムベルト27を待避させる方向に収縮力を発
生している。その他の構成は、図2〜図4により説明し
た給紙装置29と同様である。
【0057】この給紙装置200において、ゴムベルト
27に接触して設けられた分離ブレード14の接触負荷
をB、支点ローラ25の半径をR、分離ブレード14と
ゴムベルト27とにより発生する接触トルクをTtとす
ると、Tt=B×Rとなる。また、スプリング81の収
縮力をS、支点ローラ25の軸心21cからスプリング
81の取り付け点までの距離をN、スプリング81が可
動ローラ16及びゴムベルト27を待避位置に移動させ
るトルクをTxとすると、Tx=S×Nとなる。ところ
で、トルクリミッタ24が可動ローラ16及びゴムベル
ト27を給紙位置に上昇させるトルクTuは、図5によ
り説明したごとく、Tu=T・sinθ/rLである。
【0058】ここで、本実施例においては、TxはTt
より大きく、かつTuからTtを引いたトルクよりも小
さくなるように、すなわち、Tt<Tx<Tuとなるよ
うに設定されている。言い換えれば、B×R<S×N<
T・sinθ/rLとなるようにスプリング81の収縮
力S及び取り付け位置が決定されている。従って、図示
しない駆動手段により支点ローラ25が矢印Hの方向に
回転され、ゴムベルト27が給紙位置に上昇したときに
は、Tx<Tuなので、ゴムベルト27が待避位置に移
動することはない。また、支点ローラ25の駆動が停止
されると、上昇トルクTuは発生しなくなるので、スプ
リング81の収縮力により可動ローラ16及びゴムベル
ト27は下方に移動させられる。このとき分離ブレード
14とゴムベルト27との摩擦により可動ローラ16及
びゴムベルト27を給紙位置に維持させようとする接触
トルクTtが発生するが、前述したようにTt<Txな
ので、ゴムベルト27は待避位置に移動する。このよう
に、本実施例においては、原稿の分離給送が終了して支
点ローラ25の駆動が停止されると、スプリング81の
作用によりゴムベルト27は自動的に待避位置に移動す
るので、支点ローラ25を逆方向に回転駆動する必要が
なく、給紙装置の制御を簡略化することができる。
【0059】次に、本発明の第11実施例について説明
する。
【0060】図18に示すように、その一端をフレーム
82にビス止めされた板バネ83に分離ブレード14が
装着されている。板バネ83の他端は上方に折れ曲がっ
て原稿ストッパ13となっている。分離ブレード14
は、板バネ83によりゴムベルト27の上辺部のほぼ中
央に圧接されている。そして、板バネ83による分離ブ
レード14の加圧方向は、ゴムベルト27を待避位置に
移動させる方向となっている。その他の構成は、図2〜
図4により説明した給紙装置29と同様である。
【0061】板バネ83による加圧力は、トルクリミッ
タ24による上昇トルクよりも小さく設定されているの
で、図示しない駆動手段により支点ローラ25が矢印H
の方向に回転駆動されているときには、ゴムベルト27
は給紙位置に維持される。しかし、支点ローラ25の駆
動が停止されると、上昇トルクは発生しなくなるので、
板バネ83の附勢力によりゴムベルト27は待避位置に
移動する。このように、本実施例においては、原稿の分
離給送が終了して支点ローラ25の駆動が停止される
と、板バネ83の作用によりゴムベルト27は自動的に
待避位置に移動するので、支点ローラ25を逆方向に回
転駆動する必要がなく、給紙装置の制御を簡略化するこ
とができる。
【0062】なお、ゴムベルト27を待避位置に移動さ
せる加圧手段は、本実施例の板バネ83に限定されるも
のではない。例えば、図19に示すように、フリクショ
ンローラ84を摩擦分離部材兼加圧手段としてゴムベル
ト27に圧接してもよい。このフリクションローラ84
は、図20に示すように、ハウジング86の中に軸87
と軸88とが設けられ、この2本の軸の回りにスプリン
グ89が嵌装されている。そして、ハウジング86の外
側にゴム製ローラ91が嵌め込まれている。ところで、
軸87はハウジング86と一体に成型されているが、軸
88はハウジング86とは別体になっており、ハウジン
グ86内に挿入され回転可能となっている。そして、軸
87がアーム85bに回転可能に取り付けられ、軸88
はアーム85aに固着されている。従って、フリクショ
ンローラ84は、2本の軸87及び88により、図示し
ないフレームに取り付けられた2本のアーム85a及び
85bに回転可能に支持されている。このように構成さ
れたフリクションローラ84がゴムベルト27に圧接さ
れているので、支点ローラ25が矢印Hの方向に回転駆
動されているとき、フリクションローラ84は一定のト
ルクを発生しながらゴムベルト27の回転に連れ回りを
して、原稿を1枚に分離しながら矢印Mの方向に回転し
ている。そして、支点ローラ25の駆動が停止される
と、ゴムベルト27の回転に連れ回りをしていたハウジ
ング86により収縮させられていたスプリング89の復
元力により、フリクションローラ84は矢印Nの方向に
一定量だけ逆転する。そのため、ゴムベルト27もそれ
迄とは逆方向に回転させられ、このときトルクリミッタ
24に逆方向のトルクが発生する。その結果、可動ロー
ラ16とゴムベルト27とが支点ローラ25の回転軸2
1を支点として、図中時計回りに回動し待避位置へと移
動する。ここで、フリクションローラ84が発生するト
ルクは、トルクリミッタ24が発生する上昇トルクTu
よりも小さく設定されているので、原稿の分離給送時に
ゴムベルト27が待避位置に移動することはない。この
ように、フリクションローラ84を設けることによって
も、原稿の分離給送が終了すればゴムベルト27は自動
的に待避位置に移動するので、支点ローラ25を逆方向
に回転駆動する必要がなく、給紙装置の制御を簡略化す
ることができる。
【0063】
【発明の効果】請求項1の構成により、搬送ベルトは傾
くことなく給紙位置に移動して原稿と平らに当接するの
で、原稿のスキューが発生することがない。また、トル
クリミッタを可動ローラ側に設けることができるので、
省スペース化が達成でき、設計の自由度を増大させるこ
とができる。
【0064】請求項2の構成により、可動ローラとそれ
を支持する支持部材とを圧接させ、その摩擦力により搬
送ベルトを移動させることができるので、トルクリミッ
タを設ける必要がなく、コストを低下させることができ
る。
【0065】請求項3の構成により、摺接部材57を可
動ローラ66の外周面に圧接しているので、より大きな
トルクを発生させることができ、摺接部材57を付勢す
るスプリング40を小さくすることができるなど、コス
トダウンや設計の自由度を増大させることができる。
【0066】請求項4の構成により、可動ローラ26を
支持するアーム75が装着された軸受51と支点ローラ
25とを圧接させているので、可動ローラ側のトルクは
小さくてもアーム75を揺動させ可動ローラを給紙位置
と待避位置とに移動させることができ、設計の自由度を
増大させることができる。
【0067】請求項5の構成により、摺接部材70を支
点ローラ25の外周面に圧接させたので、可動ローラ2
6を移動させるより大きなトルクを発生させることがで
き、また、構成が簡単なので、コストダウンや設計の自
由度を増大させることができる。
【0068】請求項6の構成により、ゴムベルト27自
体の張力により支点ローラ25と摺接部材73とを圧接
させ、トルクを発生させることができるので、摺接部材
を支点ローラに圧接させるスプリングを必要としないな
ど構成が簡単になり、コストダウンや設計の自由度を増
大させることができる。
【0069】請求項7の構成により、支点ローラ及び可
動ローラの外周面を清掃することができるので、支点ロ
ーラ及び可動ローラと搬送ベルトとのスリップを防止す
ることができる。また、清掃部材の材質を変更すること
により、搬送ベルトを移動させるトルクの大きさをを変
更することが出来るので、設計の自由度を増大させるこ
とができる。
【0070】請求項8の構成により、支点ローラ及び可
動ローラの外周面に付着した汚れを落とすことができる
ので、支点ローラ及び可動ローラと搬送ベルトとのスリ
ップを防止することができる。また、落とした汚れを回
収するゴミ受けを設けることにより、落とした汚れが支
点ローラ及び可動ローラに再付着することを防止するこ
とができる。
【0071】請求項9の構成により、極端に部品点数の
少ない構造とすることができるので、大幅なコストダウ
ンを計ることができる。
【0072】請求項10の構成により、原稿の分離給送
が終了すると、搬送ベルトは自動的に待避位置に移動す
るので、支点ローラを逆方向に回転駆動する必要がな
く、給紙装置の制御を簡略化することができる。
【0073】請求項11の構成により、原稿の分離給送
が終了すると、搬送ベルトは自動的に待避位置に移動す
るので、支点ローラを逆方向に回転駆動する必要がな
く、給紙装置の制御を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明給紙装置の一実施例が装着された
スキャナを示す概略構成図である。
【図2】図2は本発明給紙装置の第1実施例を示す平面
図である。
【図3】図3はその給紙装置の正面図である。
【図4】図4はその給紙装置の側面図である。
【図5】図5はその給紙装置に発生するトルクを説明す
る図である。
【図6】図6は本発明の第2実施例を示す図でAは正面
図、Bは断面図である。
【図7】図7は本発明の第3実施例を示す正面図であ
る。
【図8】図8は本発明の第4実施例を示す図でAは断面
図、Bは正面図である。
【図9】図9は本発明の第5実施例を示す正面図であ
る。
【図10】図10は、図9に示した摺接部材の他の例を
説明する正面図である。
【図11】図11は本発明の第6実施例を示す正面図で
ある。
【図12】図12は本発明の第7実施例を示す正面図で
ある。
【図13】図13は、図12に示した清掃部材の他の例
を説明する正面図である。
【図14】図14は、図12に示した清掃部材のさらに
他の例を説明する図でAは正面図、Bは断面図である。
【図15】図15は本発明の第8実施例を示す正面図で
ある。
【図16】図16は本発明の第9実施例を示す正面図で
ある。
【図17】図17は本発明の第10実施例を示す正面図
である。
【図18】図18は本発明の第11実施例を示す正面図
である。
【図19】図19は、図18に示した分離ブレード加圧
手段の他の例を説明する正面図である。
【図20】図20は、図19に示した分離ブレード加圧
手段の構成を示す断面図である。
【図21】図21は従来の給紙装置の一例を示す平面図
である。
【図22】図22はその給紙装置の正面図である。
【図23】図23はその給紙装置の可動ローラが傾いた
状態を示す正面図である。
【図24】図24は、図23に示した給紙装置の側面図
である。
【図25】図25は従来の給紙装置によるスキューした
原稿を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スキャナ 2 分離給送部 14 分離ブレード 16、26、66 可動ローラ 20、29 給紙装置 24 トルクリミッタ 25 支点ローラ 27 ゴムベルト 40 スプリング 41、51、56 軸受 43 ゴミ受け 45 アーム 48、58a、58b 清掃部材 49a、49b、77 ホルダー 55、65、75 アーム 57、59a、59b 摺接部材 67 搬送ベルト 70、71、72、73、74、78 摺接部材 76a、76b 清掃部材 78a、78b エッジ 81 スプリング 83 板バネ 84 フリクションローラ 120、130、140、150 給紙装置 160、170、190、200 給紙装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 108 B 7232−5C

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される支点ローラと、該支点ロ
    ーラの回転軸を支点として揺動可能かつ回転可能に支持
    された可動ローラと、該可動ローラと前記支点ローラ間
    に巻き掛けられて回動するとともに前記可動ローラの揺
    動により給紙位置と退避位置とに移動する給送ベルトと
    を有する給紙装置において、前記可動ローラにトルクリ
    ミッタを装着し、該トルクリミッタを介して前記可動ロ
    ーラが回転可能に支持されたことを特徴とする給紙装
    置。
  2. 【請求項2】 回転駆動される支点ローラと、該支点ロ
    ーラの回転軸を支点として揺動可能かつ回転可能に支持
    された可動ローラと、該可動ローラと前記支点ローラ間
    に巻き掛けられて回動するとともに前記可動ローラの揺
    動により給紙位置と退避位置とに移動する給送ベルトと
    を有する給紙装置において、前記可動ローラを前記支点
    ローラの回転軸に直交する方向に移動可能に設け、該移
    動可能な可動ローラを前記支点ローラから遠ざかる方向
    に付勢し前記給送ベルトに張力を与えるスプリングを設
    け、該スプリングの伸長力によって前記可動ローラと前
    記可動ローラを支持する支持部材とを圧接させ、その摩
    擦により発生するトルクによって前記可動ローラを揺動
    させ、前記給送ベルトを給紙位置と退避位置とに移動さ
    せることを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 回転駆動される支点ローラと、該支点ロ
    ーラの回転軸を支点として揺動可能かつ回転可能に支持
    された可動ローラと、該可動ローラと前記支点ローラ間
    に巻き掛けられて回動するとともに前記可動ローラの揺
    動により給紙位置と退避位置とに移動する給送ベルトと
    を有する給紙装置において、前記可動ローラを支持する
    支持部材に装着され前記可動ローラの外周面に摺接する
    摺接部材と、該摺接部材を前記可動ローラの外周面に圧
    接させるスプリングとを設け、該スプリングにより圧接
    された前記摺接部材と前記可動ローラとの摩擦により生
    ずるトルクによって前記可動ローラを揺動させ、前記給
    送ベルトを給紙位置と退避位置とに移動させることを特
    徴とする給紙装置。
  4. 【請求項4】 回転駆動される支点ローラと、該支点ロ
    ーラの回転軸を支点として揺動可能かつ回転可能に支持
    された可動ローラと、該可動ローラと前記支点ローラ間
    に巻き掛けられて回動するとともに前記可動ローラの揺
    動により給紙位置と退避位置とに移動する給送ベルトと
    を有する給紙装置において、前記可動ローラを支持する
    支持部材を、前記支点ローラの回転軸に直交する方向に
    摺動可能に設け、前記可動ローラが前記支点ローラから
    遠ざかる方向に前記支持部材を付勢し前記給送ベルトに
    張力を与えるスプリングを設け、該スプリングにより圧
    接された前記支点ローラと前記支持部材との摩擦により
    発生するトルクによって前記可動ローラを揺動させ、前
    記給送ベルトを給紙位置と退避位置とに移動させること
    を特徴とする給紙装置。
  5. 【請求項5】 回転駆動される支点ローラと、該支点ロ
    ーラの回転軸を支点として揺動可能かつ回転可能に支持
    された可動ローラと、該可動ローラと前記支点ローラ間
    に巻き掛けられて回動するとともに前記可動ローラの揺
    動により給紙位置と退避位置とに移動する給送ベルトと
    を有する給紙装置において、前記支点ローラと前記可動
    ローラとの間に配置されその一端が前記支点ローラの外
    周面に摺接し他端が前記可動ローラの外周面に摺接する
    とともに、弾性を有して前記可動ローラを前記支点ロー
    ラから遠ざかる方向に付勢して前記給送ベルトに張力を
    与え、前記給送ベルトとともに前記可動ローラを支持す
    る摺接部材を有し、該摺接部材と前記支点ローラとの摩
    擦により発生するトルクによって前記可動ローラを揺動
    させ、前記給送ベルトを給紙位置と退避位置とに移動さ
    せることを特徴とする給紙装置。
  6. 【請求項6】 回転駆動される支点ローラと、該支点ロ
    ーラの回転軸を支点として揺動可能かつ回転可能に支持
    された可動ローラと、該可動ローラと前記支点ローラ間
    に巻き掛けられて回動するとともに前記可動ローラの揺
    動により給紙位置と退避位置とに移動する給送ベルトと
    を有する給紙装置において、前記給送ベルトは弾性材料
    により形成され、該給送ベルトとともに前記可動ローラ
    を支持する部材であって前記支点ローラと前記可動ロー
    ラとの間に配置されその一端が前記支点ローラの外周面
    に摺接し他端が前記可動ローラの外周面に摺接する摺接
    部材を有し、該摺接部材と前記支点ローラとの摩擦によ
    り発生するトルクによって前記可動ローラを揺動させ、
    前記給送ベルトを給紙位置と退避位置とに移動させるこ
    とを特徴とする給紙装置。
  7. 【請求項7】 前記摺接部材に、前記支点ローラ及び前
    記可動ローラの外周面を清掃する清掃部材を装着したこ
    とを特徴とする、請求項5又は6に記載の給紙装置。
  8. 【請求項8】 前記摺接部材は、前記支点ローラ及び前
    記可動ローラの外周面に付着した汚れを落すエッジ部を
    有し、該エッジ部により落された汚れを回収する回収部
    を設けたことを特徴とする、請求項5又は6に記載の給
    紙装置。
  9. 【請求項9】 回転駆動される支点ローラと、該支点ロ
    ーラの回転軸を支点として揺動可能かつ回転可能に支持
    された可動ローラと、該可動ローラと前記支点ローラ間
    に巻き掛けられて回動するとともに前記可動ローラの揺
    動により給紙位置と退避位置とに移動する給送ベルトと
    を有する給紙装置において、前記支点ローラと前記可動
    ローラとを接触して配置し、前記給送ベルトと前記支点
    ローラ及び前記可動ローラとの摩擦力が、前記支点ロー
    ラと前記可動ローラとの摩擦力よりも大きくなるように
    設定し、前記支点ローラと前記可動ローラとの摩擦によ
    り発生するトルクによって前記可動ローラを揺動させ、
    前記給送ベルトを給紙位置と退避位置とに移動させるこ
    とを特徴とする給紙装置。
  10. 【請求項10】 前記給送ベルトに圧接される摩擦分離
    部材と、一端を前記可動ローラを支持する支持部材に係
    止され、他端を機枠に係止され、前記支点ローラと前記
    摩擦分離部材との摩擦により発生する接触トルクより大
    きく、かつ前記トルクリミッタのトルクから前記接触ト
    ルクを引いたトルクよりも小さなトルクで前記可動ロー
    ラを移動させ、前記給送ベルトを退避位置に移動させる
    弾性部材とを設けたことを特徴とする、請求項1に記載
    の給紙装置。
  11. 【請求項11】 前記給送ベルトに圧接される摩擦分離
    部材と、前記給送ベルトを退避位置に移動させる方向に
    該摩擦分離部材を加圧する加圧手段とを設けたことを特
    徴とする、請求項1に記載の給紙装置。
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