JP3884256B2 - シート分離給送装置及び画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート分離給送装置及び画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートを1枚ずつに分離して供給搬送するシート分離給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シート分離給送装置は、重なった複数枚のシートを1枚ずつに分離して、シートの重送を防止するようになっている。シート分離給送装置には、リタードローラを使用したリタード分離方式がある。
【0003】
このリタード分離方式によるシート分離給送装置の動作を図7乃至図10に基づいて概略説明する。
【0004】
フィードローラ100は、シートPを矢印Fで示す給送方向に送るため矢印A方向に回転する。一方、リタードローラ101は、フィードローラ100ヘの接離方向に移動可能に不図示の支持部材に支持されており、常時、所定の押圧力Nでフィードローラ100に弾性的に圧接されている。このため、リタードローラ101は、トルクリミッタ102を介してシートPを戻す方向に常に所定のトルクTを受けており、給送方向Fとは逆方向の矢印D方向に回転可能になっている。
【0005】
図7に示すように、フィードローラ100とリタードローラ101との間に2枚以上のシートが挟み込まれたとき、2枚目以降のシートはリタードローラ101によって1枚目と分離されてシートPの進行方向とは逆の方向に押し戻される。しかし、フィードローラ100とリタードローラ101とが直接接しているとき、あるいは図8に示すように、1枚だけのシートPを挟み込んでいるとき、リタードローラ101は、トルクリミッタ102で規定される駆動方向への回転トルクTがフィードローラ100のA方向への回転トルクに負けて、フィードローラ100に従動回転して、シートPを給送する方向F(G方向)に回転する。
【0006】
したがって、シートPを1枚ずつ分離して確実に送り出すためには、トルクリミッタ102のトルクTを、シートP同士の摩擦力よりも大きくし、かつリタードローラ101とシートPとの摩擦力よりは小さくなるように設定する必要がある。また、トルクリミッタ102によって、リタードローラ101に与えられるトルクTと、リタードロ―ラ101をフィードローラ100に押し付ける押圧力Nは、供給されるシートPの種類やシート分離給送装置の使用環境条件、ローラの材質や摩擦係数等によって微妙なバランス関係をもって調整してある。
【0007】
従来のシート分離給送装置における、リタードロ―ラ101とフィードローラ100との回転力伝達機構を図9に基づいて説明する。
【0008】
リタードローラ101を軸支するリタードローラ軸105と、このリタードローラ軸105に連結されたリタードローラ駆動軸106は、フィードローラ100を軸支するフィードローラ軸104にほぼ平行に配設してある。
【0009】
支持部材108は、軸107に揺動自在に設けられている。リタードローラ軸105は、支持部材108に軸支してある。これにより、リタードローラ101は、フィードローラ100に対して平行な状態で接離自在になっている。また、装置本体117と支持部材108の係止部108aとに引っ張りコイルばね109を張り渡してある。支持部材108は、引っ張りコイルばね109に引っ張られて、常時、フィードローラ100側へ回動付勢されている。このため、リタードローラ101は、定位置のフィードローラ100に対して所定の押圧力Nで常時当接した状態に保たれている。
【0010】
また、リタードローラ軸105とリタードローラ駆動軸106は、カップリング110とトルクリミッタ102とによって連結してある。さらに、フィードローラ軸104の端部には、電磁クラッチ113を設けてある。電磁クラッチ113は、不図示の画像読取装置本体のメイン駆動部から駆動入力ベルト111とプーリ112とを介して伝達される回転駆動力をフィードローラ軸104に伝達するようになっている。
【0011】
フィードローラ軸104に伝達された回転駆動力は、プーリ114,115と駆動ベルト116によってリタードローラ駆動軸106に伝達される。カップリング110は、リタードローラ101の変位を許容して、回転駆動力をリタードローラ駆動軸106からリタードローラ軸105に伝達するようになっている。
【0012】
上述したように、リタード分離方式のシート分離給送装置は、良好にシートPを分離給送できるように、リタードローラ101に回転駆動力を伝達するトルクリミッタ102のトルク値Tと、リタードローラ101の押圧力Nは微妙なバランス関係をもって調整されている。
【0013】
特開昭56−7847号公報に開示されている、リタードローラ101のトルクリミッタ102のトルクTと、ローラ間の垂直押圧力Nと、シート1枚の分離給送が良好になされる領域との関係を図10に示す。
【0014】
図10に示す、特性線Laの傾きは、シートとローラとの摩擦係数により決まり、特性線Lbの傾きは、シート同士の摩擦係数により決まる。斜線部分がシート1枚の分離給送が良好に行われる領域である。それ以外の領域は、重送発生領域、給送不良領域、又は重送発生、かつ給送不良領域である。
【0015】
例えば、トルクリミッタのトルクがTo、ローラ間の垂直押圧力がNoの場合、斜線内であるので、シート1枚の分離給送が良好に行われる。また、トルクがToのときは、押圧力Nが矢印Hの範囲内であるならば、分離給送が良好に行われる。
【0016】
したがって、リタードローラのトルクリミッタの所定トルクTに対して、ローラ同士の押圧力Nが大き過ぎると重送が発生する。また、押圧力Nが小さいと、リタードローラ、又はフィードローラと、1枚分離給送されるシートとがスリップして給送不良が発生する。よって、シート1枚の分離給送が良好に行われる領域は、斜線領域の狭い範囲に限定されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のリタード分離方式のシート分離給送装置は、トルクTと押圧力Nをそれぞれ大きく設定すればする程、斜線領域は拡大する傾向にある。しかし、フィードローラ100の駆動に大きなトルクが必要になる。ところが、トルクを大きくしたシート分離給送装置は、大型になる。また、フィードローラ100やリタードローラ101に早期摩耗、早期劣化が生じる。さらには、シートPに損傷を与えたりすることがあり、実用的ではなかった。
【0018】
また、シートPの種類や環境条件によって、シートP同士の摩擦係数、及びシートPとローラ100,101との摩擦係数がそれぞれ異なるので、上記の限定された範囲の中であらゆる条件に対応する適正値を設定するのが困難であった。
【0019】
そこで、設定トルクの異なった複数のトルクリミッタ102や、ローラ100,101間の押し付け圧を設定する弾力の異なるコイルばね109を複数用意して、それぞれの条件に適合したものを選択して使用していた。
【0020】
しかし、このトルクリミッタ102やコイルばね109の交換作業は、通常サービスマンが行っており、ユーザが簡単に行えるものではないという問題があった。
【0021】
また、シートPとローラ100,101の摩擦係数は、ローラの摩耗によって変化し、特に、正転と逆転を繰り返すリタードローラ101は摩耗による摩擦係数の低下を起こしやすかった。
【0022】
さらに、トルクリミッタ102においても、内部に摩擦面を備えているため、長期間の使用による摩擦面の摩耗によって設定トルクが変化することがあった。このため、初期設定が適切に行われて、シートP1枚の分離給送が良好に行われていても、リタードローラ101やトルクリミッタ102の長期間の使用による機能低下によって、シートPの重送や給送不良が発生していた。このような場合も、リタードローラ101やトルクリミッタ102の交換が必要であるが、これらの作業もユーザが簡単に行えるものではないという問題があった。
【0023】
また、このようなシート分離給送装置を備えて、シート分離給送装置によって送られてきたシートである原稿を読み取る読み取り装置は、原稿を高い精度で読み取ることができないことがあった。
【0024】
さらに、シート分離給送装置を備えて、シート分離給送装置によって送られてきたシートに画像を形成する画像形成装置は、シートに画像を高い精度で形成することができなかった。
【0025】
本発明は、リタードローラやトルクリミッタの交換をユーザでも簡単に行うことができるとともに、給送するシートの種類(紙質)や使用環境が異なっても、常にシート1枚の分離給送を良好に行えるシート分離給送装置を提供することを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のシート分離給送装置は、シートの給送方向に回転駆動されるシート供給回転体と、前記シート供給回転体に圧接され、駆動源からトルクリミッタを介して前記シートの給送方向に対して逆方向の回転力を受けるシート逆送回転体と、前記トルクリミッタ及び前記シート逆送回転体を支持する支持部材と、前記支持部材を両側から支持するために、前記シート逆送回転体の回転中心軸に平行で、かつ離間対向して配置された1対の支持軸と、を備えたシート分離給送装置において、前記支持部材は、前記トルクリミッタ及び前記シート逆送回転体を支持したまま着脱可能である。
【0027】
本発明のシート分離給送装置の前記1対の支持軸の内、少なくとも一方の支持軸は、前記支持部材から離れる方向に退避移動可能になっている。
【0028】
本発明のシート分離給送装置の前記1対の支持軸の内、少なくとも一方の支持軸は、前記駆動源から回転力を受けて前記トルクリミッタに前記回転力を伝達する回転力伝達軸である。
【0029】
本発明のシート分離給送装置の前記支持部材は前記1対の支持軸により揺動自在に支持されている。
【0030】
本発明のシート分離給送装置の前記トルクリミッタは前記1対の支持軸の軸線上で前記支持部材に設けられた軸上に配置され、該トルクリミッタの軸と平行に前記シート逆送回転体の軸を前記支持部材に取り付けることによって該シート逆送回転体を揺動可能になっている。
【0031】
本発明のシート分離給送装置は、前記支持部材と装置本体との間に設けられて前記シート逆送回転体を前記シート供給回転体に圧接するように前記支持部材を付勢する付勢手段を有している。
【0032】
本発明のシート分離給送装置の前記付勢手段の付勢力を調節する付勢力調節手段を備えている。
【0033】
上記目的を達成するため、本発明の画像読取装置は、上記いずれか1のシート分離給送装置と、前記シート分離給送装置から供給されたシートに記録されている画像を読み取る画像読み取り手段と、を備えている。
【0034】
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記いずれか1のシート分離給送装置と、前記シート分離給送装置から供給されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備えている。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態のシート分離給送装置と、このシート分離給送装置を装置本体に備えた読み取り装置とを図面に基づいて説明する。
【0036】
なお、本発明の実施形態のシート分離給送装置は、画像形成装置にも設けることができる。したがって、本発明のシート分離給送装置は、読み取り装置のみに設けられるものではない。
【0037】
(読み取り装置)
図1において、読み取り装置(画像読取装置)50の装置本体51内には、第1実施形態のシート分離給送装置61が組み込まれている。なお、この読み取り装置50は、第1実施形態のシート分離給送装置61の代わりに第2実施形態のシート分離給送装置62を組み込むこともできるようになっている。
【0038】
読み取り装置50は、いわゆるドキュメントスキャナであり、原稿(シート)をほぼ直線的に搬送させながら、装置本体51内部に設けてある密着型イメージセンサによって、原稿の両面を読み取る装置である。なお、片面だけ読み取るようになっていてもよい。
【0039】
シート分離給送装置61は、原稿供給トレイ52に下向きにセットされた複数枚の原稿Dの内、最下位の原稿から1枚ずつ、フィードローラ(シート供給回転体)1とリタードローラ(シート逆送回転体)14とによって分離して、搬送ローラ対53に給送する。搬送ローラ対53は、原稿を原稿読み取り部(画像読み取り手段)54,55に送り込む。原稿読み取り部54,55は、内部に設けてあるイメージセンサによって原稿を読み取る。
【0040】
原稿Dが密着型イメージセンサのコンタクトガラスの上部を通過すると、LEDにより投射された光は、読み取り位置の原稿読み取り面で反射し、レンズ・アレイによってイメージセンサ(受光素子)上に結像する。結像したイメージは、イメージセンサにより電気信号に変換されて各種画像処理が行われて、原稿が読み取られる。その後、原稿排出ローラ対56は、原稿Dを原稿排出トレイ59に排出して積載する。
【0041】
なお、画像読み取り部54,55の画像読み取り位置の対向面には、それぞれプラテンローラ54a,55aを配設してある。これにより、原稿Dはそれぞれイメージセンサ上のコンタクトガラス面に密着するので画像の読み取りを良好に行うことができる。
【0042】
(第1実施形態のシート給送装置)
図2は本発明の第1実施形態のシート分離給送装置をシート搬送方向から見た図であり、一部断面図である。図3はリタードローラユニットを支持軸と支軸ホルダーから外したシート分離給送装置の分解図であり、一部断面図である。図4は図2のシート分離給送装置の斜視図である。図5は図2のシート分離給送装置の主要部分を示し、シート搬送方向に沿った断面図である。
【0043】
図3に基づいて、読み取り装置50の装置本体のフレーム(固定部材)29に配置される構成を説明する。フィードローラ軸2の一端には、フィードローラ1を一体に取り付けてあり、他端には電磁クラッチ3を取り付けてある。駆動軸(回転力伝達軸)8の一端にはピン9を固定してある。駆動軸8から離れた同軸的な対向位置に支軸10が配設されている。支軸10は、フレーム29に固定された支軸ホルダー11内にスラスト方向にスライド自在に支持されて、コイルスプリング12によって駆動軸8に接近する方向(矢印C方向)に付勢されている。この駆動軸8と支軸10が1対の支持軸である。なお、支軸10が移動するようになっているが、駆動軸8と支軸10との少なくとも一方が移動できるようになっていればよい。なお、駆動軸8と支軸10とで、1対の支持軸を構成している。
【0044】
リタードローラユニット13の構成を説明する。図3に示すように、リタードローラユニット13は、リタードローラ14、トルクリミッタ19、駆動伝達軸24、ギヤ15a,18、ケース(支持部材)17等により構成されている。
【0045】
リタードローラ14は、中空円筒状のローラ軸15と、このローラ軸15の外周両端部に装着されて固定された1対のリング状のリタードローラゴム部材14aとで形成されている。リタードローラ14は、ケース17に両端部を固定されたリタードローラ軸16に、回転自在に軸支してある。リタードローラ14のローラ軸15の一端部には、ギヤ15aを一体に形成してある。このギヤ15aは、トルクリミッタ19に連結されたギヤ18に噛合している。このギヤ15aとギヤ18により駆動伝達部を構成している。
【0046】
トルクリミッタ19は、同軸上で相対的に回転自在な駆動側回転体21、従動側回転体20、摩擦板23、及び圧縮ばね22等で構成されている。トルクリミッタ19は、従動側回転体20の摩擦面20aに圧縮ばね22によって、駆動側回転体21に固着された摩擦板23を押し付けて、摩擦面20aに発生する摩擦力によって両回転体21,20間でトルクを伝達するようになっている。従動側回転体20の一端側はギヤ18に結合してある。駆動側回転体21は、駆動伝達軸24に係止されたピン25によって駆動伝達軸24に対して軸回り方向に不動の状態で、スラスト方向に移動自在の状態で外嵌してある。
【0047】
駆動伝達軸24の両端部には、軸受26,27を取り付けてある。軸受26,27は、ケース17の軸受け部35,36に回転自在に軸支してある。この一方の軸受26には、駆動軸8に固定されたピン9に係合するピン溝26aを形成してある。また、他方の軸受27には、装置本体側の支軸10の尖った先端部を係止する凹部27aを形成してある。
【0048】
図2は、リタードローラユニット13が装置本体側に装着された状態を示している。駆動軸8のピン9に軸受26のピン溝26aを係合して、矢印C方向に付勢された支軸10の先端部を軸受27の凹部27aに挿入してある。これにより、リタードローラユニット13は装置本体に着脱自在に装着支持されていることになる。この装着状態において、支軸10は、その先端部が軸受27の凹部27aに押圧されて軸方向(矢印C方向の逆方向)に弾性的に退避移動している。そして、支持軸10は、常時、コイルスプリング12の付勢力で軸受27を押圧して支持している。タイミングベルト4の回転駆動力は、ギヤ6,7、駆動軸8、駆動伝達軸24、トルクリミッタ19、ギヤ18、ギヤ15aをへて、リタードローラ14に伝達されるようになっている。リタードローラ14はトルクリミッタ19による所定のトルクで矢印D方向に回転するようになっている。
【0049】
また、図4、図5において、リタードローラユニット13のケース17上のリタードローラ14の上方には、ボス部17aを突設してある。ケース17と装置本体側のフレーム29との間には、圧縮ばね(付勢手段)28を設けてある。圧縮ばね28の一端は、ボス部17aに装着して固定してある。
【0050】
以上の構成から、リタードローラユニット13は、装置本体側に装着されて、駆動伝達軸24の軸受26,27によって、駆動軸8と支軸10とに揺動自在に支持されるとともに、圧縮ばね28の弾力により矢印E方向に付勢されて、リタードローラ14をフィードローラ1に所定の押圧力で押し付けていることになる。
【0051】
したがって、フィードローラ1とリタードローラ14との間に原稿Dが給送されたとき、リタードローラ14は、ギヤ18及びギヤ15aによる回転駆動力を受けながら、駆動伝達軸24を支点にして揺動するようになっている。
【0052】
次に、上記構成のシート分離給送装置61の動作を説明する。
【0053】
図2に示すように、電磁クラッチ3に電圧がかけられると、画像読取装置50の装置本体50の駆動源からの回転駆動力がタイミングベルト4とプーリ5を介して、フィードローラ軸2に伝達されて、フィードローラ1はシートを給送する方向(矢印A方向)に回転する。
【0054】
さらに、フィードローラ軸2の回転駆動力は、ギヤ6及びギヤ7によって駆動軸8に伝達されて、駆動軸8は矢印B方向に回転する。これにより、トルクリミッタ19の駆動側回転体21も回転し、従動側回転体20の摩擦面20aが、圧縮ばね22の付勢力によって摩擦板23の圧接を受けて発生する摩擦力によって、従動側回転体20にトルクを伝達する。そして、従動側回転体20も矢印B方向に回転する。
【0055】
従動側回転体20の回転によってギヤ18及びギヤ15aが回転するので、リタードローラ14が矢印D方向に回転する。すなわち、リタードローラ14はフィードローラ1の給送方向(矢印A方向)とは逆の方向に回転する。
【0056】
リタードローラ14による原稿D1枚の分離給送の動作は、原理的に、従来例と同様であるが、概略説明する。
【0057】
原稿が送られてきていないとき、リタードローラ14は、圧縮ばね28によってフィードローラ1に圧接されている。このため、リタードローラ14は、タイミングベルト4からの矢印D方向の回転駆動力を受けていながら、フィードローラ1から矢印Dとは反対方向の回転を受ける。
【0058】
しかし、リタードローラ14とフィードローラ1と摩擦力の方が、トルクリミッタ19の摩擦面20aと摩擦板23との摩擦力よりも大きいため、フィードローラ1から受ける回転力が、タイミングベルト4から受ける回転駆動力に打ち勝って、摩擦面20aと摩擦板との間にスリップを生じさせる。このため、リタードローラ14は、フィードローラ1に追従して、矢印Dとは反対方向に回転する。
【0059】
原稿が1枚だけ送られてきたときも、1枚の原稿を間にしたリタードローラ14とフィードローラ1と摩擦力の方が、トルクリミッタ19の摩擦面20aと摩擦板23との摩擦力よりも大きいため、摩擦面20aと摩擦板との間にスリップが生じて、リタードローラ14は、フィードローラ1に追従して、矢印Dとは反対方向に回転する。
【0060】
原稿が複数枚重なって送られてきたときには、原稿同士の摩擦力が、トルクリミッタ19の摩擦面20aと摩擦板23との摩擦力よりも小さいため、摩擦面20aと摩擦板との間にスリップが生じることがない。このため、リタードローラ14は、タイミングベルト4によって矢印D方向に回転し、リタードローラ14に接触している原稿をフィードローラ1に接触している原稿から分離して逆送する。フィードローラ1は、フィードローラ1に接触している原稿を下流側に搬送する。
【0061】
このようにして、シート分離給送装置61は、原稿が複数枚重なっているとき、トルクリミッタ19によって、原稿を分離して1枚ずつ搬送することができる。
【0062】
リタードローラユニット13をシート分離給送装置本体へ装着するには、装置本体側フレーム29の支軸10の先端部を、リタードローラユニット13側の軸受27の凹部27aに挿入し、かつこの支軸10を矢印C方向とは逆方向に押して退避移動させた後、リタードローラユニット13側の軸受26のピン溝26aに、駆動軸8のピン9を係合させる。
【0063】
リタードローラユニット13をシート分離給送装置本体から外すには、リタードローラユニット13を支軸10の矢印C方向とは逆方向に押して退避移動させた後、ユニット13側の軸受26のピン溝26aを駆動軸8のピン9から外して、ユニット13側の軸受27の凹部27aを装置本体側の支軸10の先端部から外す。
【0064】
このように、リタードローラユニット13は、交換部品であるリタードローラ14、トルクリミッタ19、ギヤ18,15a等をユニット化して、装置本体に対して着脱自在にしてあるので、取り扱いが容易になり、ユーザによって、駆動部分の連結が必要な装置本体への取り付け、取り外し作業を簡単に行うことができるようになっている。
【0065】
また、リタードローラユニット13内のトルクリミッタ19のトルク値や圧縮ばね28のばね力、あるいはリタードローラ14のゴム部材14aの摩擦係数等の材質は、それぞれ異なる組み合わせに設定することができる。したがって、これらの組み合わせの異なる複数のリタードローラユニット13を、あらかじめ、実験データに基づいて用意しておくことによって、給送するシートの紙質やその摩擦係数の違いに応じて、リタードローラユニット13を選択、あるいは交換することによって、シートの分離給送を確実に行うことができる。
【0066】
また、圧縮ばね28をリタードローラユニット13に設けることにより、リタードローラ14の材質やトルクリミッタ19のトルク値に対応させて異なった付勢力の圧縮ばね28を有するリタードローラユニット13を使用することができる。すなわち、原稿の紙質に合わせて、圧縮ばね28のみを交換して使用することもできる。これにより、シート分離給送装置61の原稿1枚の分離給送性能を向上させることができる。
【0067】
なお、本実施形態のシート分離給送装置61は、装置本体からの回転駆動力をリタードローラ14に伝達するのに、ギヤ6,7等を使用したが、タイミングベルトとプーリを使用してもよい。また、リタードローラ14を押圧するための圧縮ばね28に、板ばねを使用してもよい。
【0068】
(第2実施形態のシート分離給送装置)
次に、第2実施形態のシート分離給送装置を図6に基づいて説明する。図6は第2実施形態のシート分離給送装置の主要部分を示す、シート搬送方向に沿った断面図である。
【0069】
第2実施形態のシート分離給送装置62は、第1の実施形態のシート分離給送装置61においてリタードローラユニット13側に設けた圧縮ばね28を、装置本体のフレーム29側に設けて、さらに、圧縮ばね28の付勢力を調整する押圧力調整機構(付勢力調節手段)58を新たに設けた点において第1の実施形態のシート分離給送装置61と異なっている。したがって、異なる部分のみ説明して、同一部分については同一符号を付してその部分の説明は省略する。
【0070】
図6において、押圧力調整機構58は、調整ノブ31と、2枚のワッシャ32,33と、圧縮ばね(付勢手段)34と、ストッパ35とで構成されている。調整ノブ31はねじ部31aとストレート軸部31bを有している。調整ノブ31のねじ部31aは、本体側フレーム29に設けた雌ねじ29aに螺合してある。調整ノブ31のストレート軸部31bにはワッシャ32を介して軸方向に圧縮ばね34を挿入してある。ワッシャ32は圧縮ばね34の上端を受け止めている。ストレート軸部31bの下端部には短い管状のストッパ35を固定してある。このストッパ35はワッシャ33を介して圧縮ばね34の下端を受け止めている。ワッシャ33は、ストレート軸部31bに対して軸方向に移動自在に挿入してある。
【0071】
一方、リタードローラユニット13側のケース17には、ストッパ35の逃げ孔17bを形成してある。ストッパ35は逃げ孔17bに進入するようになっている。ワッシャ33は逃げ孔17bの周辺部に弾性的に接触している。ケース17は、ワッシャ33を介して圧縮ばね34により矢印E方向に付勢されて、リタードローラ14をフィードローラ1に押圧している。
【0072】
このリタードローラ14の押圧力は、調整ノブ31によって調整することができる。すなわち、サービスマン、あるいはユーザが調整ノブ31を時計方向(矢印F方向)に回転すると、ねじ部31aにより調整ノブ31と共にワッシャ32の位置が矢印E方向に下がり、圧縮ばね34がさらに圧縮されて付勢力が増加する。これによって、ワッシャ33のケース17に対する押圧力が増加し、リタードローラ14のフィードローラ1に対する押圧力が増加する。
【0073】
調整ノブ31を反時計方向に回転させると、ねじ部31aによって、調整ノブ31と共にワッシャ32の位置が矢印E方向とは逆方向に上昇して、圧縮ばね34の付勢力が減少し、リタードローラ14の押圧力が減少する。
【0074】
この場合、調整ノブ31に、給送する原稿Dの種類に対応した指標やマ−クを付けておくと、ユーザが調整ばね34の弾力を簡単に調整することができる。
【0075】
このように、この第2の実施形態のシート分離給送装置62は、リタードローラ14の押圧力を調整する押圧力調整機構58を装置本体側に設けたので、リタードローラのフィードローラに対する押圧力を容易に調整することができる。
【0076】
また、押圧力を調整することができることによって、リタードローラユニット13の交換頻度を少なくして、コストを下げることもできる。
【0077】
さらに、シート1枚の分離給送に係る設定をより一層確実に行うことができる。
【0078】
なお、以上のようにシートを1枚ずつ確実に分離して給送することのできるシート分離給送装置を備えた読み取り装置50は、原稿の画像を原稿読み取り部54,55で確実に読み取ることができて、読み取り精度を向上させることができる。
【0079】
本発明のシート分離給送装置は、シートに画像を形成する画像形成装置に用いることもできる。このシート分離給送装置を備えた画像形成装置では、シートに画像を形成する画像形成部(画像形成手段)で画像を確実にシートに形成することができて、品質のよい画像をシートに形成することができる。
【0080】
【発明の効果】
本発明のシート分離給送装置は、トルクリミッタとシート逆送回転体を支持部材に組み込んでユニット化して、1対の支持軸に着脱可能に支持したので、リタードローラやトルクリミッタの交換作業をサービスマンのみならず、ユーザでも簡単、かつ速やかに行うことができるようなる。
【0081】
また、トルクリミッタとシート逆送回転体を支持部材に組み込んでユニット化して、1対の支持軸に着脱可能にすると、シートの1枚分離給送性能に影響を与える条件(制御因子)を変えた複数のリタードローラユニットを用意し、給送するシートの紙質や紙種(摩擦係数)の違いに応じて、ユニット交換して使用できるので、シートの1枚分離給送を常に良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシート分離給送装置を装置本体内に装備した読み取り装置のシート搬送方向に沿った断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態のシート分離給送装置をシート搬送方向から見た図であり、一部断面図である。
【図3】リタードローラユニットを支持軸と支軸ホルダーから外したシート分離給送装置の分解図であり、一部断面図である。
【図4】図2のシート分離給送装置の斜視図である。
【図5】図2のシート分離給送装置の主要部分を示し、シート搬送方向に沿った断面図である。
【図6】第2実施形態のシート分離給送装置の主要部分を示す、シート搬送方向に沿った断面図である。
【図7】従来のシート分離給送装置においてフィードローラとリタードローラが複数枚のシートを分離給送するときの動作説明用の図である。
【図8】従来のシート分離給送装置においてフィードローラとリタードローラが1枚のシートを分離給送するときの動作説明用の図である。
【図9】従来のシート分離給送装置の外観斜視図である。
【図10】トルクリミッタのトルクTとリタードローラの押圧力Nとシート1枚分離給送動作領域との関係を示す特性線図である。
【符号の説明】
D 原稿(シート)
1 フィードローラ(シート供給回転体)
8 駆動軸(1対の支持軸、回転力伝達軸)
10 支軸(1対の支持軸)
14 リタードローラ(シート逆送回転体)
17 ケース(支持部材)
19 トルクリミッタ
28 圧縮ばね(付勢手段)
29 フレーム(固定部材)
31 調整ノブ
34 圧縮ばね(付勢手段)
50 読み取り装置(画像読取装置)
54 画像読み取り部(画像読み取り手段)
55 画像読み取り部(画像読み取り手段)
58 押圧力調整機構(付勢力調節手段)
61 シート分離給送装置
62 シート分離給送装置

Claims (9)

  1. シートの給送方向に回転駆動されるシート供給回転体と、
    前記シート供給回転体に圧接され、駆動源からトルクリミッタを介して前記シートの給送方向に対して逆方向の回転力を受けるシート逆送回転体と、
    前記トルクリミッタ及び前記シート逆送回転体を支持する支持部材と、
    前記支持部材を両側から支持するために、前記シート逆送回転体の回転中心軸に平行で、かつ離間対向して配置された1対の支持軸と、を備えたシート分離給送装置において、
    前記支持部材は、前記トルクリミッタ及び前記シート逆送回転体を支持したまま着脱可能であることを特徴とするシート分離給送装置。
  2. 前記1対の支持軸の内、少なくとも一方の支持軸は、前記支持部材から離れる方向に退避移動可能であることを特徴とする請求項1に記載のシート分離給送装置。
  3. 前記1対の支持軸の内、少なくとも一方の支持軸は、前記駆動源から回転力を受けて前記トルクリミッタに前記回転力を伝達する回転力伝達軸であることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート分離給送装置。
  4. 前記支持部材は前記1対の支持軸により揺動自在に支持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシート分離給送装置。
  5. 前記トルクリミッタは前記1対の支持軸の軸線上で前記支持部材に設けられた軸上に配置され、該トルクリミッタの軸と平行に前記シート逆送回転体の軸を前記支持部材に取り付けることによって該シート逆送回転体を揺動可能とすることを特徴とする請求項4に記載のシート分離給送装置。
  6. 前記支持部材と装置本体との間に設けられて前記シート逆送回転体を前記シート供給回転体に圧接するように前記支持部材を付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項4又は請求項5のいずれか1項に記載のシート分離給送装置。
  7. 前記付勢手段の付勢力を調節する付勢力調節手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載のシート分離給送装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート分離給送装置と、
    前記シート分離給送装置から供給されたシートに記録されている画像を読み取る画像読み取り手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート分離給送装置と、
    前記シート分離給送装置から供給されたシートに画像を形成する画像形成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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