JPH06316184A - カレンダーの綴合せ装置 - Google Patents

カレンダーの綴合せ装置

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JPH06316184A
JPH06316184A JP10856093A JP10856093A JPH06316184A JP H06316184 A JPH06316184 A JP H06316184A JP 10856093 A JP10856093 A JP 10856093A JP 10856093 A JP10856093 A JP 10856093A JP H06316184 A JPH06316184 A JP H06316184A
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JP
Japan
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heating
sheet
stopper
sheet laminate
binding
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JP10856093A
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Inventor
Masanori Mochizuki
正典 望月
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AISERU KK
ISEL Co Ltd
Original Assignee
AISERU KK
ISEL Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被綴付け部を加熱貼着するようにしたカレンダ
ーの綴付け装置において、被綴付け部の位置決め精度を
向上させると共に、サイズの異なるカレンダーにも対応
が容易となるようにし、さらには、シート積層体の投入
から綴付け完了後のシート積層体の排出までの作業時間
を短縮できるようにすること。 【構成】加圧板(1a)(1b)によってシート積層体(S) の被
綴付け部の全域を挟圧する加熱貼着装置(1) と、前記シ
ート積層体(S) を載置した状態で前記加熱貼着装置(1)
に向って常時走行するベルト式の第1移送装置(2) と、
前記加熱貼着装置(1) の排出部(3) 側に設けシート積層
体(S) の位置決め用のストッパ(4) とから構成され、前
記ストッパ(4) は、シート積層体(S) の移送経路に突出
した突出位置とこれから退避した退避位置との間で往復
移動する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のカレンダシート
を積層したシート積層体の一方の端部の所定の位置を加
熱加圧することにより綴付けるようにしたカレンダーの
綴付け装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】カレンダーは、通常、積層した複
数枚のカレンダーシートの上方の端縁部を綴付けてこの
綴付け部を吊下げ具に係止して使用される。そして、最
近では、図1に示すように、前記綴付け部(C1)が、前記
カレンダーシート相互を加熱貼着した構成とすると共に
この綴付け部(C1)に係止孔(C2)を形成し、非綴付け部に
ミシン目(C3)を形成する形式となっており、この形式の
カレンダーを製作する場合には、積層した複数枚のカレ
ンダーシート(以下、シート積層体という)の被綴付け
部を加熱加圧機能を具備する加熱貼着装置に送り込んで
位置決めし、この位置決め状態で前記被綴付け部を加熱
貼着する。
【0003】従来の加熱貼着装置では、前記位置決めの
ために、図2又は図3のような構成を採用する。前者の
ものは、シート積層体(S) の被綴付け部(C0)をシート積
層体(S) の投入方向の後方端部とし、この被綴付け部(C
0)が加熱貼着部と一致した状態において、シート積層体
の給紙方向の前方端がストッパに当接して位置決めさ
れ、この状態で加熱貼着加工が施されるものである。
【0004】後者のものは、被綴付け部(C0)を投入方向
の前方として加熱貼着部に投入して、シート積層体の被
綴付け部(C0)と加熱加圧部が一致した状態におけるシー
ト積層体(S) の後方端部を所定の位置にセットし、この
状態において加熱貼着加工を施すものである。上記何れ
の方式においても、位置決め精度が不十分であると共
に、カレンダーの種類(給紙方向の長さの違い)によっ
て位置決め手段の位置を変更する必要があることから、
種々のサイズのカレンダーを加熱貼着しようとする場合
に、その作業性が不十分であった。場合によっては、前
記加熱貼着による綴付け完了部の端縁とカレンダーの上
端とが一致しない綴付け状態となることがある。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、『複数のカレンダーシートを積層したシート積
層体(S) の縦方向の一方の端縁から一定の範囲の被綴付
け部を加熱貼着装置に投入して位置決めし、この位置決
め状態で前記加熱貼着装置を作動させて前記被綴付け部
を加熱貼着するようにしたカレンダーの綴付け装置』に
おいて、被綴付け部の位置決め精度を向上させると共
に、サイズの異なるカレンダーにも対応が容易となるよ
うにし、さらには、シート積層体(S) の投入から綴付け
完了後のシート積層体の排出までの作業時間を短縮でき
るようにすることをその課題とする。
【0006】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『上下に対向配置され且加熱状態にある一対
の細長い加圧板(1a)(1b)によってシート積層体(S) の被
綴付け部の全域を挟圧する加熱貼着装置(1) と、前記シ
ート積層体(S) を載置した状態で前記加熱貼着装置(1)
に向って常時走行するベルト式の第1移送装置(2) と、
前記加熱貼着装置(1) を挟んで前記第1移送装置(2) の
反対側に設けた排出部(3) と、前記加熱貼着装置(1) の
排出部(3) 側に設けシート積層体(S) の位置決め用のス
トッパ(4) とから構成され、前記加圧板(1a)(1b)の長手
方向はシート積層体(S) の投入方向に対して直角方向に
設定され、前記ストッパ(4) は、何れか一方の加圧板の
長手方向の端縁で且シート積層体(S) の投入方向の前方
の端縁に対接してシート積層体(S) の移送経路に突出し
た突出位置とこれから退避した退避位置との間で往復移
動する構成とすると共に、少なくとも加熱貼着装置(1)
による綴付け動作完了後シート積層体(S) の排出完了ま
での間は前記退避位置にある構成とした』ことである。
【0007】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。シート
積層体(S) は、被綴付け部が前方となるように第1移送
装置(2) に載置される。すると、この第1移送装置(2)
が常時走行状態にあるから、加熱貼着装置(1) の加圧板
(1a)(1b)間に前記シート積層体(S) が投入される。スト
ッパ(4)は、少なくとも加熱貼着装置(1) による綴合せ
動作完了後シート積層体(S) の排出完了までの間は前記
退避位置にあるから、前記状態ではストッパ(4) は突出
状態にあり、シート積層体(S) の走行方向の前方端が前
記ストッパ(4) によって位置決めされる。このとき、ス
トッパ(4) は、何れか一方の加圧板の長手方向の端縁で
且シート積層体(S) の投入方向の前方の端縁に対接して
シート積層体(S) の移送経路に突出した状態にあるか
ら、シート積層体(S) の前方の端縁が加圧板(1a)(1b)の
いずれか一方の前方の端縁と一致した状態で被綴付け部
が加圧板(1a)(1b)間に位置することとなる。そして、こ
の状態で、加熱貼着装置(1) が作動してシート積層体
(S) の被綴付け部が加圧板(1a)(1b)によって加熱加圧さ
れ、この状態が一定時間維持されるとシート積層体(S)
を構成するカレンダーシートの被綴付け部相互が貼着さ
れて綴合される。
【0008】この後では、ストッパ(4) は退避位置にあ
るから、加圧板(1a)(1b)によるシート積層体(S) の挟圧
が解かれると、第1移送装置(2) による移送力によって
排出部(3) 側に排出される。この後、新たにシート積層
体(S) が投入される度に前記一連の動作が実行される。
【0009】
【効果】加熱貼着装置(1) による綴付け動作時におい
て、シート積層体(S) の前方の端縁が加圧板(1a)(1b)の
前方の端縁と一致した状態でこのシート積層体(S) の被
綴付け部が加圧板(1a)(1b)間に位置するから、綴付け完
了後の綴付け部の端縁とシート積層体(S) の端縁とが正
確に一致する。
【0010】また、シート積層体(S) の被綴付け部側の
端縁がストッパ(4) と対接することによって位置決めさ
れるから、シート積層体(S) のサイズ、特に、縦方向の
長さが相違する場合であっても正確に被綴付け部の位置
決めが可能となる。前記綴合せ完了後は常時走行状態に
ある第1移送装置(2) によって速やかに排出部(3) に排
出されるから、加熱貼着装置(1) へのシート積層体(S)
の投入から綴付け動作を経てシート積層体(S) の排出ま
での作業が高速化できる。
【0011】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。図4〜図8に示す実施例では、複数のカレ
ンダーシートを積層したシート積層体(S) を加熱貼着装
置(1) に投入した後、綴付け完了後の前記シート積層体
(S)の所定の位置にミシン目(C3)及び係止孔(C2)を形成
したカレンダー(C) とするようにしたものである。(図
1参照) このため、ベース(B) の一側に加熱貼着装置(1) が、他
側にミシン目(C3)及び係止孔(C2)を形成する打抜き装置
(5) が配設され、これらの間には、既述の排出部(3) に
対応する中間移送装置(30)が配設され、加熱貼着装置
(1) にシート積層体(S) を投入するための第1移送装置
(2) と、前記打抜き装置(5) によって最終加工が施され
た製品を排出する製品取り出し装置(6) とが、前記中間
移送装置(30)と共に直線状に配列されている。
【0012】以下、前記各部について説明する。 [第1移送装置(2) について]第1移送装置(2) は、図
4及び図5のように、複数のベルト(20)(20)を平行に走
行させた構成となっており、その移送域の終端部は、加
熱貼着装置(1) の下方の加圧板(1b)の長手方向の側縁近
傍に位置する。そして、この側縁から一定範囲、つま
り、カレンダーの縦方向の長さ域の上方に一対の揺動ロ
ーラ(12)(12)が所定の間隔で配設されている。尚、前記
各揺動ローラ(12)は、第1移送装置(2) の走行方向に対
して直角方向に配設した軸(13)に所定の間隔で支持され
た各腕の先端に回転自在に装備された構成である。
【0013】なお、前方の揺動ローラ(12)は加熱貼着装
置(1) の近傍に、後方の揺動ローラ(12)は位置決め状態
にあるシート積層体(S) の後方端縁に一致するように設
定される。なお、この後方の揺動ローラ(12)の軸(13)の
位置は前後に調節可能であり、この調節機構は支持手段
(13a)(13a)に装備させている。 [加熱貼着装置(1) について]加熱貼着装置(1) は、図
6及び図7に示すように、下面に加圧板(1a)を具備させ
た上方の固定ベッド(14)と、この固定ベッド(14)を支持
する4つの支柱(15)(15)によって昇降自在に保持された
下方の可動ベッド(16)と、前記固定ベッド(14)及び可動
ベッド(16)に装備させた加熱ブロック(80)(80)に固定さ
れた加圧板(1a)(1b)と、前記可動ベッド(16)を昇降駆動
する駆動装置(7) とから構成される。
【0014】この駆動装置(7) は、図7に示すように、
トグル機構(7a)とこれの進退軸(71)を駆動する油圧シリ
ンダ(7b)とから構成され、前記トグル機構(7a)は可動ベ
ッド(16)によって軸支され且その前後両面のそれぞれに
沿って相互に平行に配設した一対の揺動腕(72)(72)と、
下方のベース(B) に内蔵した一対の支点軸(74)(74)から
延び且前記揺動腕(72)(72)に各別に連結される一対の揺
動腕(73)(73)とからなり、上下の揺動腕(72)(73)の可動
端の連結軸(75)(75)が上記進退軸(71)に突設されてい
る。
【0015】従って、油圧シリンダ(7b)の出力時に連結
した進退軸(71)が進出すると、揺動腕(72)(73)の揺動支
点が上下に離反することから可動ベッド(16)が支柱(15)
(15)に沿って上昇駆動される。この実施例では、揺動腕
(72)(73)の可動端が揺動死点に達する直前において加圧
板(1a)(1b)相互が対接するように、揺動腕(72)(73)の長
さや加圧板(1a)(1b)の最大間隔等が所定の値に設定され
ている。
【0016】前記油圧シリンダ(7b)は、この実施例で
は、可動ベッド(16)によって揺動自在に軸支された支持
リンク(76)と、ベース(B) によって揺動自在に軸支され
た支持リンク(77)との可動連結軸部(78)によって保持さ
れている。従って、可動ベッド(16)を上昇駆動するため
に進退軸(71)に進出方向の推力が作用した場合、この反
作用が支持リンク(76)(77)を介して油圧シリンダ(7b)に
作用する。このことから、加圧板(1a)(1b)による大きな
加熱加圧力を発生するために進退軸(71)に大きな推力が
作用したとしても、これが前記反作用によって相殺され
るから、支柱(15)(15)には無理な力が作用しない。
【0017】又、上記加圧板(1a)(1b)は、図6のよう
に、ヒータ(H)(H)を内蔵した加熱ブロック(80)(80)に添
設固定されており、一方の加圧板(1a)には断面台形状の
凸条(N) が、他方の加圧板(1b)には前記凸条に適合した
断面台形状の凹溝(M) がこれらの長手方向に沿って配設
されている。さらに、前記加熱ブロック(80)におけるシ
ート積層体(S) の移送方向の前後の壁面にネジ止めされ
るクランプ板(81)(82)によって前記添設状態に保持され
る。この実施例では、前記各加熱ブロック(80)の前方端
縁と加圧板(1a)(1b)の前方端縁とが一致するように設定
されており、このため、前記クランプ板(81)は、上端又
は下端が加熱ブロック(80)の上面又は下面よりも僅かに
突出する板状体としてあり、他方のクランプ板(82)は、
断面L字状の桟とし、この桟の直立片が加熱ブロック(8
0)の後壁にネジ止めされる。尚、前記クランプ板(82)の
水平片の先端と前記クランプ板(81)の上端又は下端との
間隔は加圧板(1a)(1b)の前後方向の幅に合せて所定の間
隔に設定してあり、加熱ブロック(80)(80)の前後の壁面
にクランプ板(81)(82)をネジ止めすると、前記間隔部に
加圧板(1a)(1b)が挟圧保持されることとなる。逆に、ク
ランプ板(81)又はクランプ板(82)の取付けボルトを緩め
ると、加圧板(1a)(1b)がその長手方向に取外せる。
【0018】なお、この加圧板(1a)(1b)は共に弗素樹脂
コーティング層(10)によって被覆されており、シート積
層体(S) の被綴付け部(C0)を加熱挟圧したときに、綴付
け完了後において加圧板(1a)(1b)から綴付け部の剥離性
が向上する。同様の目的を達成するには、加圧板(1a)の
下面及び加圧板(1b)の上面に弗素樹脂シートを添設する
構成としてもよく、剥離性において優れた他の材質のコ
ーティング層又はシート添設構造を採用するようにして
もよい。 [ストッパ(4) について]この実施例では、ストッパ
(4) として、図6に示すように、下方の加圧板(1b)の端
縁に対接した直立姿勢と、シート積層体(S) の移動経路
から退避した横倒れ姿勢の範囲内で揺動する一対の揺動
爪(41)(41)を採用する。この一対の揺動爪(41)(41)は、
前記加圧板(1b)の長手方向に沿って一定の間隔で配設さ
れており、これら揺動爪(41)(41)の駆動軸(42)がロータ
リアクチェータ等の駆動装置(図示せず)によって所定
のタイミングで一定角度往復回動されて、前記動作が実
現される。そして、この実施例では、上記駆動装置(7)
によって可動ベッド(16)が持上げられた後、この可動ベ
ッド(16)が最降下位置に復帰した時に、揺動爪(41)(41)
の上端が加圧板(1b)の端縁に対接し、その後、可動ベッ
ド(16)が上死点に持上げられたときに横倒れ状態に駆動
される構成となっている。 [その他]排出部(3) としての中間移送装置(30)は、図
4及び図5に示すように、第1移送装置(2) と同様に常
時走行状態にある複数の走行ベルトを平行に走行させた
構成であり、この中間移送装置(30)の移送長さはカレン
ダー(C) の縦方向長さよりも僅かに長く設定してあり、
上記第1移送装置(2) と同様に一対の揺動ローラ(12)(1
2)が所定の間隔で配設されている。
【0019】打抜き装置(5) は、ポンチ(5a)とダイス(5
b)とを具備し、上記加熱貼着装置(1) と同様に4つの支
柱によって支持された固定ベッドの下面にポンチ(5a)を
取付け、下方のダイス(5b)を上記支柱に沿って昇降する
可動ベッド(51)の上面に配設し、可動ベッド(51)とベー
ス(B) との間に上記駆動装置(7) を同様に設けた構成と
なっている。
【0020】前記ポンチ(5a)及びダイス(5b)は、それぞ
れカレンダー(C) のミシン目(C3)に対応する型部と、係
止孔(C2)に対応する型部とを具備する構成であり、さら
に、この実施例では、ダイス(5b)の前方で、シート積層
体(S) の綴付け部(C1)の前方側の端縁と前記型部との関
係で設定した位置に上記したストッパ(4) を同様に配設
している。そして、このストッパ(4) は、ダイス(5b)が
下死点にあるときに位置決め姿勢(上記直立姿勢)にあ
り、この状態から上昇して打抜き動作が完了した時に非
位置決め姿勢(横倒れ姿勢)にセットされるものであ
る。
【0021】製品取り出し装置(6) は、常時走行状態に
あるベルト式の移送装置であり、その移送平面は、ダイ
ス(5b)の上面よりも一段下がった位置に設定されてい
る。従って、打抜き装置(5) においてミシン目(C3)と係
止孔(C2)の打抜きが完了すると、中間移送装置(30)によ
ってカレンダー(C) が製品取り出し装置(6) の上面に送
り出されて、製品取り出し装置(6) の下流側端部に移送
される。
【0022】[カレンダーの加工の実際]上記装置を用
いて複数のカレンダーシートからなるシート積層体(S)
を綴付ける作業と所定の位置に係止孔(C2)及びミシン目
(C3)を形成する作業とを連続的に実行する場合の実際に
ついて説明する。上記装置では、第1移送装置(2) の始
点部にシート積層体(S) が投入されると前記第1移送装
置(2) の両側にはシート積層体(S) の幅に適合した案内
板(G)(G)が配設されているから、これによって各カレン
ダーシートの両側は揃えられた状態で走行し、この状態
でシート積層体(S) が加熱貼着装置(1) に送り込まれ
る。シート積層体(S) の非投入時には揺動爪(41)が直立
していることから、図6のように被綴付け部(C0)の先端
が揺動爪(41)に対接して位置決めされる。この位置決め
状態では、シート積層体(S) の後方部は、第1移送装置
(2) と揺動ローラ(12)(12)との間に挟圧されており、前
方の揺動ローラ(12)はシート積層体(S) の被綴付け部(C
0)近傍に対接し、後方の揺動ローラ(12)はシート積層体
(S) の後方端縁に一致した状態にある。第1移送装置
(2) は走行状態にあるから、第1移送装置(2) の移送力
と揺動ローラ(12)(12)による軽い加圧力によってシート
積層体(S)の前方端は揺動爪(41)に加圧されている。こ
れによりシート積層体(S) の各カレンダーシートの前方
の端縁は揃えられたものとなる。
【0023】この状態となったとき、これを検知する所
定の信号によって加熱貼着装置(1)が作動する。つま
り、加熱貼着装置(1) の駆動装置(7) が作動して可動ベ
ッド(16)が上昇し、シート積層体(S) の被綴付け部(C0)
が加熱ブロック(80)によって加熱(110 ℃〜130 ℃程
度)された加圧板(1a)と加圧板(1b)との間に挟圧され
る。この挟圧状態(300Kg/cm2 程度)が一定時間(0.5
〜2秒程度)継続すると、各カレンダーシートの被綴付
け部(C0)に形成されている接着性インク等の熱溶着作用
によって接着状態となり、シート積層体(S) の被綴付け
部(C0)が綴付けられる。この綴付け範囲は、加圧板(1a)
(1b)の対向平面部に一致したものとなる。
【0024】この後、駆動装置(7) が復帰駆動されて可
動ベッド(16)が降下して、初期の最降下位置に復帰する
と、このときには、すでに、ストッパ(4) としての揺動
爪(41)が倒れた状態にあることから、第1移送装置(2)
の移送力によってシート積層体(S) が中間移送装置(30)
に移送される。この中間移送装置(30)は常時走行状態に
あるから、綴付け部(C1)の形成されたシート積層体(S)
が打抜き装置(5) に送り込まれる。この打抜き装置(5)
のポンチ(5a)及びダイス(5b)の前方で、所定の位置に設
けた前記揺動爪(41)によってシート積層体(S) が位置決
めされる。このときにも、前記綴付け工程と同様にシー
ト積層体(S) は中間移送装置(30)と揺動ローラ(12)(12)
によってストッパ(4) 側に押し付けられた状態にある。
このように所定の位置にセットされたことを検知したと
きの所定の信号によって打抜き装置(5) の駆動装置(7)
が作動して可動ベッド(51)が上昇し、ポンチ(5a)とダイ
ス(5b)とによって係止孔(C2)とミシン目(C3)とが加工さ
れ、カレンダー(C) としての製品となる。
【0025】この後、可動ベッド(51)が降下して、初期
降下位置に復帰すると、このときには、既述のように、
ストッパ(4) がシート積層体(S) の移送平面から退避し
た退避位置にあるから、中間移送装置(30)とこれに対向
する揺動ローラ(12)(12)とによる移送力によってカレン
ダー(C) が製品取り出し装置(6) 側に排出され、この製
品取り出し装置(6) に載置されたカレンダー(C) は最終
位置に排出される。
【0026】なお、前記打抜き装置(5) による係止孔(C
2)及びミシン目(C3)の加工時には、加熱貼着装置(1) に
おいて後続のカレンダー(C) の綴付け作業が同時に実行
されていることは言うまでもなく、加熱貼着装置(1) の
動作と打抜き装置(5) の動作及びこれらに各別に付設さ
れるストッパ(4)(4)の動作はそれぞれ所定のタイミング
に設定されていることは言うまでもない。
【0027】上記のようにして、第1移送装置(2) に投
入されたシート積層体(S) には、綴付け及び打抜き加工
が順次連続的に施されて、高速度でカレンダー(C) に加
工されることとなる。 [その他]尚、上記実施例では、ストッパ(4) として
は、揺動爪(41)(41)が直立姿勢と横倒れ姿勢との間で揺
動する構成としたが、図8に示すように、ストッパ(4)
としての爪体(41a) が直立姿勢を保ったままで所定のタ
イミングで昇降する構成としてもよい。
【0028】このものでは、エアーシリンダ(40)により
所定のタイミングで降下位置と上昇復帰位置との間で往
復駆動される爪ホルダ(42)と、これに保持された爪体(4
1a)(41a)から構成される。これら爪体(41a)(41a)はシー
ト積層体(S) の投入方向に対して直角方向に一定の間隔
で配設されると共に前記爪ホルダ(42)に保持され、さら
に、共通の支点軸(43)によって回動自在に軸支されてい
る。尚、同図では一方の爪体(41a) のみを図示してい
る。
【0029】また、爪体(41a) の自由端部と前記爪ホル
ダ(42)との間には防振ゴムからなる非反発部材(44)が介
在し、この非反発部材(44)の突出度合の調節により爪体
(41a) の下端は、加圧板(1a)の前方端縁に接触させてい
る。従って、エアーシリンダ(40)によって爪ホルダ(42)
が下死点まで降下駆動されると、爪体(41a) が加圧板(1
a)の前方端縁に接触した状態で下方に突出して位置決め
状態にセットされ、この状態からエアーシリンダ(40)に
よって上昇復帰されると、爪体(41a) の下端が加圧板(1
a)の下面よりも上昇した位置に復帰される。
【0030】この動作のタイミングをシート積層体(S)
の投入及び加熱貼着装置(1) の動作との関係で所定のタ
イミングに設定すれば、既述の図6に示すストッパ(4)
と同様に機能する。なお、このものでは、この爪体(41
a) は前方に揺動可能に軸支されていること及び自由端
部の前方が非反発部材(44)に対接していることから、爪
体(41a) にシート積層体(S) の先端が当接したとき、こ
のシート積層体(S) の衝撃力を吸収することなり、シー
ト積層体(S) が反発して後方に復帰する不都合が解消さ
れ、位置決め精度が向上する。また、爪体(41a) は、基
端部に対接する調節ボルトと非反発部材(44)に対接する
調節ボルトによって、その直立姿勢が調節でき、この直
立状態においては非反発部材(44)の先端部が爪体(41a)
と常時対接しているようにすることができる。
【0031】又、加圧板(1a)(1b)は必ずしも板状体のみ
である必要はなく、図9、図10に示すように、加熱ブ
ロック(80)の側面に対接する取付け片部(1c)を具備する
構成とし、全体として断面L字状としても良い。この場
合には、前記取付け片部(1c)を加熱ブロック(80)にネジ
止めすることによりこれら加圧板が取付けられることか
ら、上記したクランプ板(81)(82)が不要である。この場
合、加熱ブロック(80)に於けるシート積層体(S) の移送
方向の前方壁面に前記取付け片部(1c)が添設されること
となるが、この取付け片部(1c)にはストッパ(4) の揺動
爪(41)(41)の移動域に一致させて切欠孔部(45)(45)が加
圧板の端縁から一定の範囲にわたって形成されている。
【0032】そして、この形式の加圧板(1a)(1b)は、全
体としては断面L字状であるから、加熱ブロック(80)に
よって加熱された状態において加熱歪による反り等が生
じにくい。なお、この実施例でも、ストッパの位置決め
位置では、揺動爪(41)(41)の先端部が切欠孔部(45)(45)
に侵入して加圧板(1a)(1b)の前方の端縁に対接し、既述
の実施例と同様に位置決めできる。
【0033】また、図11に示すように、上記取付け片
部(1c)を具備する加圧板(1a)(1b)に、爪体(41a) が直立
姿勢を保ったままで昇降する構成のストッパを組み合わ
せることも出来る。このものでは、エアーシリンダ(40)
の出力軸に爪ホルダが取り付けられ、この爪ホルダに連
設された爪体(41a)(41a)が加圧板(1a)(1b)の取付け片部
(1c)(1c)に形成された切欠孔部(45)(45)に収容された態
様で前記エアーシリンダ(40)によって所定のタイミング
で昇降され、図8の場合と同様に機能する。また、この
例では、加圧板(1a)(1b)の一方の長辺をクランプ板(82)
によって押圧支持することから、これら加圧板(1a)(1b)
の反りが確実に防止できる。
【0034】なお、常時走行状態にある第1移送装置
(2) と、この上方からシート積層体(S) に対接する揺動
ローラ(12)(12)による軽い移送力によってもシート積層
体(S)の位置決め精度が向上されたものとなっている
が、前記構成のストッパ(4) を採用することによってこ
の位置決め精度が一層向上することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象とするカレンダーの斜視図
【図2】シート積層体(S) の従来の位置決め方法の説明
【図3】シート積層体(S) の従来の他の位置決め方法の
説明図
【図4】本発明の実施例の側面図
【図5】本発明の実施例の平面図
【図6】加熱貼着装置(1) の要部断面図
【図7】駆動装置(7) の詳細図
【図8】ストッパ(4) の他の例の説明図
【図9】加圧板及びストッパ(4) の他の例の説明図
【図10】加圧板(1b)の斜視図
【図11】加圧板及びストッパ(4) のその他の例の説明
【符号の説明】
(1a)(1b)・加圧板 (S) ・・・シート積層体 (1) ・・・加熱貼着装置 (2) ・・・第1移送装置 (3) ・・・排出部 (4) ・・・ストッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカレンダーシートを積層したシー
    ト積層体(S) の縦方向の一方の端縁から一定の範囲の被
    綴付け部を加熱貼着装置に投入して位置決めし、この位
    置決め状態で前記加熱貼着装置を作動させて前記被綴付
    け部を加熱貼着するようにしたカレンダーの綴付け装置
    において、上下に対向配置され且加熱状態にある一対の
    細長い加圧板(1a)(1b)によってシート積層体(S) の被綴
    付け部の全域を挟圧する加熱貼着装置(1) と、前記シー
    ト積層体(S) を載置した状態で前記加熱貼着装置(1) に
    向って常時走行するベルト式の第1移送装置(2) と、前
    記加熱貼着装置(1) を挟んで前記第1移送装置(2) の反
    対側に設けた排出部(3)と、前記加熱貼着装置(1) の排
    出部(3) 側に設けシート積層体(S) の位置決め用のスト
    ッパ(4) とから構成され、前記加圧板(1a)(1b)の長手方
    向はシート積層体(S) の投入方向に対して直角方向に設
    定され、前記ストッパ(4) は、何れか一方の加圧板の長
    手方向の端縁で且シート積層体(S) の投入方向の前方の
    端縁に対接してシート積層体(S) の移送経路に突出した
    突出位置とこれから退避した退避位置との間で往復移動
    する構成とすると共に、少なくとも加熱貼着装置(1) に
    よる綴付け動作完了後シート積層体(S) の排出完了まで
    の間は前記退避位置にある構成としたカレンダーの綴合
    せ装置。
  2. 【請求項2】 ストッパ(4) はシート積層体(S) の投入
    方向前方に揺動可能に軸支されると共に前方への揺動を
    阻止する非反発部材(44)をこのストッパ支持部との間に
    介在させた請求項1に記載のカレンダーの綴合せ装置。
  3. 【請求項3】 第1移送装置(2) の上方に、位置決め状
    態にあるシート積層体(S) の前部と後方端縁に一致する
    一対の揺動ローラ(12)(12)を配設した請求項1又は請求
    項2に記載のカレンダーの綴合せ装置。
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