JPH0631611A - 歯付ベルトの側面加工方法 - Google Patents

歯付ベルトの側面加工方法

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JPH0631611A
JPH0631611A JP13629092A JP13629092A JPH0631611A JP H0631611 A JPH0631611 A JP H0631611A JP 13629092 A JP13629092 A JP 13629092A JP 13629092 A JP13629092 A JP 13629092A JP H0631611 A JPH0631611 A JP H0631611A
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belt
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toothed belt
core wire
toothed
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Koji Nagai
孝治 永井
Toshiki Sawauchi
俊樹 沢内
Sanpei Ishihara
三平 石原
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カットしたベルト側面に露出した心線をゴム
本体から除去してベルト側面に凹部を形成して、心線の
ほつれや毛羽立ちをなくした歯付ベルトの側面加工方法
を提供する。 【構成】 アラミド繊維コードからなる心線3を有する
歯付ベルトを、駆動プーリ13と従動プーリ14に掛架
して所定張力下で走行させるとともに、上記歯付ベルト
1にプーリを当接させて該ベルトの微動を押さえるベル
トの側面加工位置16を決定し、更に該ベルトの側面加
工位置16にあるベルト側面6上の心線3を有する位置
に少なくとの1つの研削ホイール17を当接し回転させ
ることで心線3を掘り起こして研削し、ベルト側面に形
成した凹部7をベルト側面全周にわたって連続的に設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯付ベルトの側面加工方
法に係り、詳しくはベルトの製造時にカットされたベル
ト側面に露出しているアラミド繊維からなるコードを除
去して、該コードの毛羽立ちやほつれ等が生じない歯付
ベルトの側面加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アラミド繊維は、抗張力が大きくて伸び
率が小さい。特に、耐屈曲性に優れているなどの特性か
ら、高速で屈曲回数が多い同期伝動用ベルトのコード状
心線として最近多量に用いられるようになってきた。こ
の歯付ベルトは、螺旋状に巻かれたコードを有する円筒
状加硫スリーブから個々のベルト群に切断されて製造さ
れているが、カッターの位置により心線をベルト長手方
向に切断する場合があり、このときには得られたベルト
側面には切断された心線が露出し、このようなベルトを
走行させると露出した心線はプーリとの摩擦、ベルト振
動、心線自身の結束力が小さいことによって、ほつれあ
るいは毛羽立ち現象が生じた。
【0003】特に、アラミド繊維は単繊維の直径方向の
結合力が極端に弱いことから、繊維がフィブリル化した
り、分繊化する。このため、心線をゴムに埋設してこれ
らを強固に接着させても、カットしたベルト側面がプー
リの両側面に接触したり、アイドラープーリに接触を繰
り返すと心線の端末がほつれたり、アラミド繊維が分繊
して心線がゴム中より次々に引き出され回転軸に巻き付
きベルトの破損または1械の故障があった。
【0004】かかる欠点を解消する方法として、特公昭
57−31015号公報には心線の露出部分を接着剤に
より固定化処理した歯付ベルトが開示されている。ま
た、特公昭60−26700号公報には、心線となるア
ラミド繊維コードをポリビニルアルコール、酢酸ビニ
ル、アラビアゴム等の水溶液もしくはアクリル酸エステ
ルの溶媒溶液に浸漬した後、乾燥させたコード処理方法
が開示されている。更には、特開平2−17242号公
報には、心線の両端部ベルト側面に露出させない伝動ベ
ルトも開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ベルト側面に
露出した心線をシアノ系、ウレタン系、エポキシ系接着
剤で固定化した場合は剛い樹脂を用いるため、接着剤の
浸透度合いによっては屈曲性を阻害する問題があり、ま
た接着処理でコードの結束をよくした場合でも、アラミ
ド繊維の性質である径方向の結合化の弱さからベルトを
長時間使用すると、繊維がフィブリル化して接着剤の付
着した表面はゴムに接着したままで、繊維内部が分離し
てほつれ現象が発生した。また、心線の両端部をベルト
側面に露出されないベルトでは、設定されたベルト巾に
対して心線の本数が減少し、そのためベルトの強度が低
下する問題があった。
【0006】本発明は上述の如く各欠点を解消するもの
であり、アラミド繊維の接着処理方法、およびベルト側
面の固定化ではなくカットしたベルト側面に露出した心
線をゴム本体から除去してベルト側面に凹部を形成し
て、心線のほつれや毛羽立ちをなくした歯付ベルトの側
面加工方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の特徴とす
る歯付ベルトの側面加工方法は、ベルト長手方向に一定
ピッチをおいて複数の歯部を配置したベルト本体と、同
方向に沿ってアラミド繊維コードからなる心線を埋設し
た背部とからなる歯付ベルトを、駆動プーリと従動プー
リに掛架して所定張力下で走行させるとともに、上記歯
付ベルトにプーリを当接させて該ベルトの微動を押さえ
るベルトの側面加工位置を決定し、更に該ベルトの側面
加工位置にある心線を有する位置に少なくとの1つの研
削ホイールを当接し回転させることで心線を掘り起こし
て研削し、少なくとも一方のベルト側面に形成した凹部
をベルト側面全周にわたって連続的に設けた構成からな
る。また、本発明の歯付ベルトの側面加工方法は、アラ
ミド繊維コードをベルト側面に形成した凹部内に残存さ
せる場合も含んでいる。更に、駆動プーリと従動プーリ
の少なくとも一方のプーリにフランジが設け、研削加工
時のベルト幅方向の微動を押さえることができる。
【0008】
【作用】本発明の歯付ベルトの側面加工方法では、走行
中の歯付ベルトをプーリを当接させて該ベルトの微動を
押さえるベルトの側面加工位置を決定し、ベルトの側面
加工位置にある心線に少なくとの1つの研削ホイールを
当接し回転させることでアラミド繊維コードを掘り起こ
して研削し、凹部をベルト側面全周にわたって連続的に
形成することによって、アラミド繊維コードをベルトの
側面上から短時間にしかも確実に除去することができ
る。これによって、アラミド繊維コードの毛羽立ち、ほ
つれを取り除き、また歯付ベルトが走行中にプーリのフ
ランジに当接してアラミド繊維コードがベルト本体から
離脱し、回転軸に巻き付き、ベルトの寿命を短縮させる
といった不具合もなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の歯付ベルトの側面加工方法を
図面により詳細に説明する。図1はベルトの側面を加工
する前の歯付ベルトの要部斜視図であり、図において歯
付ベルト1はベルト長手方向に沿って複数の歯部2とア
ラミド繊維コードからなる心線3を埋設した背部4とか
らなり、上記歯部2の表面にはカバー帆布5が貼着され
ている。ベルト側面6には、切断された心線3が局部的
に露出している。
【0010】歯部2及び背部4には、クロロプレンゴム
(CR)、クロロスルフォン化ポリエチレンゴム(CS
M)、アルキル化クロロスルフォン化ポリエチレン(A
CSM)又はアクリロニトリル−ブタジエンゴムの2重
結合部分に80wt%以上の水素添加した水素化アクリ
ロニトリル−ブタジエンゴム(水素化ニトリルゴムと言
い、H−NBRと表す)であり、耐熱劣化性の改良され
たゴムである。
【0011】カバー帆布5は緯糸方向(ベルト長手方
向)に伸縮性を有する平織物、綾織物、朱子織物等を使
用することができる。なかでも、平織帆布の場合は緯糸
と経糸とが上下に交互に交差積層されているため緯糸と
経糸の波形状交差点が緯、経方向に連続して形成され
る。一方、綾織、朱子織り帆布を使用した場合には緯糸
と経糸が夫々複数本おきに波形状に交差点を形成し、通
常の平織帆布より波形状交差点が少なく、且つゴムが糸
間のみならず交差点間まで充分浸透し、これをベルト波
形部に使用した場合にはベルト屈曲性における経糸と緯
糸の糸同志による直接接触を回避し、ベルトライフを向
上することができるため好ましい。
【0012】また、上記心線3であるアラミド繊維コー
ドでは、1〜3デニールのフィラメントを100〜30
00本収束したトータル300〜3100デニールの原
糸を、エポキシ化合物、イソシアネート化合物から選ば
れた処理液によって予め接着処理する。これによってフ
ィラメント群の集束性を高めてほつれ性が改善される。
また、得られたフィラメント群は硬くリボン状になって
いるため、通常の撚糸を行うと撚りが不均一になって撚
糸コードの強力が低下するとともに屈曲疲労性も悪くな
る。続いて、上記撚糸はRFL処理後、ゴム糊でオーバ
ーコート処理もしくはゴム糊のみで処理される。なお、
このゴム糊による接着処理を必要ならば数回繰り返して
もよい。前記心線3に用いるアラミド繊維は、分子構造
の主鎖中に芳香環をもつアラミド、例えば商品名コーネ
ックス、ノーメックス、ケブラー、テクノーラ、トワロ
ン等である。このような歯付ベルトのベルト側面6に
は、切断された心線3が部分的に露出し、心線3自身の
結束力が小さいことによって、毛羽立ち現象が生じてい
る。
【0013】図2および図3は上記歯付ベルトの側面6
を加工する方法を示したものであり、歯付ベルト1をフ
ランジ15を有する駆動プーリ13と従動プーリ14に
掛架して張力を付与して走行させる。ベルト張力は通常
40〜100kgである。この両プーリ13、プーリ1
4の両側部に設けたフランジ15の間隔は、歯付ベルト
1の幅に相当している。これと同時に、ベルト背面9及
び腹面10に押えロール11と固定ロール12とを当接
あるいは係合させてベルトの側面加工位置16を決定す
る。これによって、ベルトのたて振れ、ベルト幅方向の
微動を阻止してベルトの位置決めを確実にすることがで
きる。この場合、押えロール11の押圧は15〜30k
gである。押えロール11と固定ロール12に歯付ベル
ト1の幅に相当するフランジを設けると、心線3を直線
状に配置してベルトの側面加工を正確に、かつ連続して
行なうことができる。
【0014】続いて、駆動ドライブ原動機と研削加工原
動機とをONにして歯付ベルト1が周速5〜20mm/
分になるように設置し、一対の平板状の研削ホイール1
7を回転させ、また心線3の位置するピッチラインまで
移動させて心線3に当接させ、歯付ベルト1を1〜3回
程度連続して回転させて心線3を掘り起こして研削す
る。これによって、心線3は一部もしくは完全に除去さ
れ、凹部7がベルト全周にわたって連続的に形成され
る。その後、従動プーリ14を駆動プーリ13側へ移動
して、歯付ベルト1の張力を開放し、歯付ベルト1を両
プーリ13、14から取り出す。これらの工程は連続し
て行うことができる。
【0015】研削ホイール17の回転方向は、実施例で
は歯付ベルト1の走行方向と逆になっているが、同一方
向でもよい。また、研削ホイール17の押圧力は最大2
0kgで、通常は5〜10kgである。一対の研削ホイ
ール14はベルト幅方向に位置し、ベルト側面に相対向
して配置され、それぞれ独立して作動する。上記研削ホ
イール17は、表面にダイヤモンドを電着した粒度#8
0〜#120のもの、あるいは高硬度WA砥材の砥石等
であり、その先端形状は0.4〜1.0mm幅の丸形や
フラットなものである。また、スリットを円周に一定間
隔で設けてもよい。
【0016】得られた歯付ベルト1は、図5および図6
に示すように、ベルト側面6に形成された凹部7がベル
ト全周にわたって連続的に形成される。この凹部7の深
さは最大心線3の径に相当する。この深さを心線3の径
より大きくすると、ベルト側面6がプーリのフランジに
当接したとき変形しやすくなり、凹部7から亀裂が生じ
やすくなり、しかも内側にある心線3を研削して心線3
の有効本数を減らすことになり、ベルト張力が低下す
る。尚、ベルト側面6に形成された凹部7内には、心線
3が全く存在しない領域と研削された心線3が残存する
領域とが共存している。歯付ベルト1を側面加工する場
合、心線3の位置するピッチラインと歯底部とPLD値
は、極めて安定しているため、正確に心線3を掘り起こ
して凹部7を形成することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の歯付ベルトの側面加工方法で
は、該ベルトの微動を押さえるベルトの側面加工位置で
研削ホイールによってアラミド繊維コードを掘り起こし
て研削し、凹部をベルト側面全周にわたって連続的に形
成することによって、アラミド繊維コードをベルトの側
面上から短時間にしかも確実に除去することができる。
これによって、アラミド繊維コードの毛羽立ち、ほつれ
を取り除き、また歯付ベルトが走行中にプーリのフラン
ジに当接してアラミド繊維コードがベルト本体から離脱
し、回転軸に巻き付きによって発生するベルトの破断、
機械、設備の損傷など問題点は解消され、ベルトの心線
にアラミド繊維を用いることによってもたらせる有効性
が発揮され、また外観も良好になる。更に、駆動プーリ
と従動プーリの少なくとも一方のプーリにフランジを設
けることによって、より一層ベルトの幅方向の微動を押
さえることができ、ベルトの側面を正確に加工すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歯付ベルトの側面加工方法に使用する
加工前の歯付ベルトの部分斜視図である。
【図2】本発明の歯付ベルトの側面加工方法に使用する
研削機の概略平面図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】本発明の歯付ベルトの側面加工方法の説明図で
ある。
【図5】本発明の歯付ベルトの側面加工方法によって得
られた歯付ベルトの要部斜視図である。
【図6】本発明の歯付ベルトの側面加工方法によって得
られた歯付ベルトの他の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 歯付ベルト 2 歯部 3 心線 4 背部 6 側面 7 凹部 11 押えロール 12 固定ロール 13 駆動プーリ 14 従動プーリ 15 フランジ 16 ベルトの側面加工位置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 特に、アラミド繊維は単繊維の直径方向
の結合力が極端に弱いことから、繊維がフィブリル化し
たり、分繊化する。このため、心線をゴムに埋設してこ
れらを強固に接着させても、カットしたベルト側面がプ
ーリの両側面に接触したり、アイドラープーリに接触を
繰り返すと心線の端末がほつれたり、アラミド繊維が分
繊して心線がゴム中より次々に引き出され回転軸に巻き
付きベルトの破損または機械の故障があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の特徴とす
る歯付ベルトの側面加工方法は、ベルト長手方向に一定
ピッチをおいて複数の歯部を配置したベルト本体と、同
方向に沿ってアラミド繊維コードからなる心線を埋設し
た背部とからなる歯付ベルトを、駆動プーリと従動プー
リに掛架して所定張力下で走行させるとともに、上記歯
付ベルトにプーリを当接させて該ベルトの微動を押さえ
るベルトの側面加工位置を決定し、更に該ベルトの側面
加工位置にある心線を有する位置に少なくと1つの研
削ホイールを当接し回転させることで心線を掘り起こし
て研削し、少なくとも一方のベルト側面に形成した凹部
をベルト側面全周にわたって連続的に設けた構成からな
る。また、本発明の歯付ベルトの側面加工方法は、アラ
ミド繊維コードをベルト側面に形成した凹部内に残存さ
せる場合も含んでいる。更に、駆動プーリと従動プーリ
の少なくとも一方のプーリにフランジが設け、研削加工
時のベルト幅方向の微動を押さえることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【作用】本発明の歯付ベルトの側面加工方法では、走行
中の歯付ベルトをプーリを当接させて該ベルトの微動を
押さえるベルトの側面加工位置を決定し、ベルトの側面
加工位置にある心線に少なくと1つの研削ホイールを
当接し回転させることでアラミド繊維コードを掘り起こ
して研削し、凹部をベルト側面全周にわたって連続的に
形成することによって、アラミド繊維コードをベルトの
側面上から短時間にしかも確実に除去することができ
る。これによって、アラミド繊維コードの毛羽立ち、ほ
つれを取り除き、また歯付ベルトが走行中にプーリのフ
ランジに当接してアラミド繊維コードがベルト本体から
離脱し、回転軸に巻き付き、ベルトの寿命を短縮させる
といった不具合もなくなる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 続いて、駆動ドライブ原動機と研削加工
原動機とをONにして歯付ベルト1が周速5〜50mm
/秒になるように設置し、一対の平板状の研削ホイール
17を回転させ、また心線3の位置するピッチラインま
で移動させて心線3に当接させ、歯付ベルト1を1〜3
回程度連続して回転させて心線3を掘り起こして研削す
る。これによって、心線3は一部もしくは完全に除去さ
れ、凹部7がベルト全周にわたって連続的に形成され
る。その後、従動プーリ14を駆動プーリ13側へ移動
して、歯付ベルト1の張力を開放し、歯付ベルト1を両
プーリ13、14から取り出す。これらの工程は連続し
て行うことができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト長手方向に一定ピッチをおいて複
    数の歯部を配置したベルト本体と、同方向に沿ってアラ
    ミド繊維コードからなる心線を埋設した背部とからなる
    歯付ベルトを、駆動プーリと従動プーリに掛架して所定
    張力下で走行させるとともに、上記歯付ベルトにプーリ
    を当接させて該ベルトの微動を押さえるベルトの側面加
    工位置を決定し、更に該ベルトの側面加工位置にあるベ
    ルト側面上の心線を有する位置に少なくとの1つの研削
    ホイールを当接し回転させることで心線を掘り起こして
    研削し、少なくとも一方のベルト側面に形成した凹部を
    ベルト側面全周にわたって連続的に設けたことを特徴と
    する歯付ベルトの側面加工方法。
  2. 【請求項2】 アラミド繊維コードをベルト側面に形成
    した凹部内に残存させる請求項1記載の歯付ベルトの側
    面加工方法。
  3. 【請求項3】 駆動プーリと従動プーリの少なくとも一
    方のプーリにフランジを設けた請求項1記載の歯付ベル
    トの側面加工方法。
JP13629092A 1992-04-28 1992-04-28 歯付ベルトの側面加工方法 Expired - Lifetime JPH0825130B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004090346A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Mitsuboshi Belting Ltd ベルト側面部の心線ワイヤー除去方法及びその除去装置
CN104029099A (zh) * 2014-06-27 2014-09-10 常熟市振泰无纺机械有限公司 一种无纺布自动砂光机
JP2015507555A (ja) * 2011-12-14 2015-03-12 ザ ゲイツ コーポレイション 無端の補強ベルトを製造するための装置及び方法

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