JPS62200051A - 歯付ベルト - Google Patents

歯付ベルト

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JPS62200051A
JPS62200051A JP4093286A JP4093286A JPS62200051A JP S62200051 A JPS62200051 A JP S62200051A JP 4093286 A JP4093286 A JP 4093286A JP 4093286 A JP4093286 A JP 4093286A JP S62200051 A JPS62200051 A JP S62200051A
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belt
twist
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twisted
angle
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JP4093286A
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Susumu Onoe
尾上 勧
Yutaka Furukawa
豊 古川
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Bando Chemical Industries Ltd
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Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、伸びの少ない撚糸コードを抗張体として用い
た歯付ベルトに関する。
(従来技t!fI) 従来より、例えば自動車のエンジンのオーバーヘッドカ
ムシャフトの駆動に用いるタイミングベルトとしての歯
付ベルトでは、走行中にベルト幅方向に大きく振れると
いう蛇行の問題がある。
そのようなベルトの蛇行対策としては。
i)S撚り、2撚りの心棒を交互に埋設する、i)心棒
の巻ピッチを小さくし、心棒の巻角度を小さくするなど
の手法が知られているが、1)の手法では撚り方向の異
なる心棒を製造する必要があり。
作業が複雑になるとともに、ベルト成型時に心棒の転が
り方向が逆となるため1巻ピッチが乱れたベルトとなり
、ベルト寿命が著しく低下する。また、I)の手法では
、心棒同士が接近し心棒の接着力が激減するし、また心
棒の径を小さくすればそのようなことはないが、ベルト
全体として所望の抗張力が得られない。
そこで1発明者が鋭意研究を重ねた結果、後述の下撚り
角度がベルトの振れに大きく影響することを見い出し、
本発明を開発するに至ったのである。
また、自動車のエンジンの高性能化に伴い、それに用い
られるベルトの長寿命化が要求されつつあり、上述した
歯付ベルトにおいて、心棒の耐屈曲疲労性を向上させ、
ベルト寿命を延ばす試みがいろいろなされているが、十
分に満足することができる結果が得られていないのが現
状である。
ところで、動力伝動用ベルトとして、上撚り方向と同一
方向に下撚りされた複数本のガラス繊維ストランドを更
に所要本数集めて上撚りしてなり、かつその上撚り係数
は0.60〜1.50で、下撚りが前記上撚り係数に対
しその1/4〜1/2とし、抗張体の疲労性を向上させ
るものが提案されている(特開昭59−19744号公
報参照)。
(発明の目的) 本発明は、ベルト幅方向の振れが抑制され、蛇行が防止
された歯付ベルトを提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明は、抗張体として撚糸コードを有し、該撚糸コー
ドがベルト長さ方向に対して傾斜してスパイラル状に埋
設された歯付ベルトに係るものである。
本発明は、上記目的を達成するために、撚糸コードの上
撚り方向が、ベルト長さ方向に関して上記傾斜の方向と
反対側になっており、しかも撚糸コードの長さ方向に対
し下撚り角度が87〜93度であることを特徴とするも
のである。下撚り角度を87〜93度とすることで、下
撚り方向を抗張体の長手方向に略一致させるものである
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に沿って説明する。
第1図において、1は歯付ベルト、2は歯付ベルト1の
背部1aと歯部1bとを形成する弾性体としてのゴム構
造体、3はゴム構造体2にベルト長さ方向に対して傾斜
してスパイラル状に埋設された抗張体、4は歯部1bの
表面(歯面)に被覆された歯帆布である。
上記ゴム構造体2は、クロロプレンゴム(ネオプレン)
、スチレンブタジェンゴム、エビクロロヒドリンゴム、
ポリウレタンゴム、水素添加のアクリロニトリルブタジ
ェンゴム等からなり、ベルトの使用目的(用途)に適し
た公知のゴム配合物で形成される。
上記抗張体3はガラス繊維の撚糸コードからなり、その
構成はECG150−3/13.すなわち9μのガラス
フィラメント糸を200本集めてストランドとし、この
ストランドを3本集めて下撚りを行い、これを13本集
めて下撚り方向とは逆方向に上撚りしてなり、撚糸コー
ドの上撚り方向がベルト長さ方向に関して、前述した傾
斜の方向とは反対側になっており、しかも撚糸コードの
長さ方向に対し下撚り角度が87〜93度で、上撚り係
数が3.0〜3.8である。
上記歯帆布4は、6ナイロン、66ナイロン、芳香族ポ
リエステル、テトロン、綿、レーヨン。
テフロン系等の材質の糸若しくは混紡糸を単独又は組合
せて使用し、ベルト歯帆布として要求される耐摩耗性、
摩擦係数を満足するように織成される。尚、緯糸に巻縮
糸を用いたウーリー帆布の使用が好適である。
上記歯付ベルト1を製造するには、まず、所望の綾角度
を有する歯帆布4を用意し、この歯帆布4にRFL、エ
ポキシ系、イソシアネート系等の周知の接着剤を塗布し
て接着処理をし、必要に応じてゴム糊等を更に塗布し、
周面に歯部1bに対応した凹凸形状を有する金型に接着
する。その際。
一般的には、緯糸に巻縮糸を用いたウーリー帆布を歯帆
布4として使用しており、布幅方向をベルト長さ方向と
し、周知の方法で筒状に接合し、金型に接着する。一方
、ウーリー帆布を使用しないときには、接着処理を施し
た歯帆布4を金型の凹凸形状に沿わせて装着する。
上記歯帆布4上に抗張体3をスパイラル状に巻き付ける
。この抗張体3には予め周知の方法にて接着処理が施さ
れている。続いて、背部1aおよび歯部1bのゴム構造
体2を構成する所定のゴム配合物のシートを巻く。
上記のように構成したベルト素材を加硫装置に入れ、所
定の温度で加圧加硫(160℃、30〜60分)を行う
。加硫が完了すると加硫装置よす取り出し、加硫品を金
型より抜いて、所定ベルト幅に切断して歯付ベルトlを
得る。
ところで、上撚り係数には、 K= (T −fE;)/2 a、 7T:撚り回数/
CaI D:デニール で計算され、また、 下撚り角度αは、抗張体3の軸線に直交する面について
の単糸11の撚り角度で。
α=β+(90’−γ) で計算される(第2図参照)。
前記抗張体3の軸線に直交する面についての撚り糸12
の撚り角度である角度γは、 t a n ’I : (100/ T P ) / 
tc ・G PTP:上撚り数(撚り回数/l0CII
)Gp:抗張体6の径(mm) で計算される。これは、π・Gpが抗張体6の周長で、
100/TpがIR(1撚り)あたりの撚り長さになる
からである。
同様にして、撚り糸12の軸線に直交する面についての
単糸11の撚り角度βは、 tanβ=(100/Tr)/lc ・GyTr:下撚
り数(撚り回数710cIII)Gy:撚り糸12の径
(mm) で計算される。
なお、上記抗張体3を形成するための素材としては、ガ
ラス繊維のほか、炭素繊維等の無機繊維、アラミド繊維
等の合成繊維、スチール等の金属繊維が用いられる。一
般的にはデニールの考え方で問題はないが、ガラス繊維
の場合は、総デニール数については下記のような考え方
で算出した。
例えば、ガラスフィラメント糸9μを200本集めスト
ランドとして、このストランドを3本集めて下撚りを掛
け、下撚り糸を13本集めて上撚りを掛けて得た、EC
G150−3/13 (E:無アルカリガラス、C:長
繊維、G:フィラメントの直径9μ、150:ストラン
ドの大きさ15゜000ヤード/ボンド)ではG150
の番手が、33.7番手であることから、総番手数は。
33.7X3X13 =1314.3  Tax番手(
8/Km)となり、換算定数によって換算すると、9X
1314.3=11828.7デニールすなわち、総デ
ニール数は約11830デニールとなる。また、下撚り
でのデニール数は。
11830÷13=910デニール となる。
続いて、上述した如きベルトについて行った試験につい
て説明する。
〈試験1〉 試験方法 ベルト寸法は、ベルト[17■、歯部のピッチ8.0+
m+、コードピッチ1.5閣、ベルト長さ40インチで
ある。抗張体としてはガラス繊維の撚糸コードを用い1
次表に示す構成とした。
上記本発明例、比較例1,2.3の各ベルトについて、
ベルトオリジナル強力、片寄り性、屈曲疲労試験後の残
存強力について調べた。なお、屈曲疲労試験は、第3図
に示すように、4つの歯付プーリ21,22,23,2
4 (何れも歯部24個)と、4つのテンションプーリ
25,26,27.28 (直径32+m)に試料ベル
ト29を巻回し、張力2To=40Kgfの状態で2X
10’サイクル走行させ、走行完了後にベルト全体を引
張り、残存強力を求めた。なお、1つの歯付プーリ21
を駆動プーリ(回転数557Orpm)とした。
試験結果 次表に示す通りである。
なお、比較例3のベルトは、屈曲疲労試験中。
ベルトがフランジに当たり偏摩耗を生じた。
オリジナルコード強力は、比較例2のベルトでは低く、
シかもバラツキも大きい。これは1)ピッチの乱れ、i
)S撚り、Z撚りを交互に配列するための張力の乱れ等
によると考えられる。
また、比較例1のベルトは、本発明例のベルトよりも強
力が高い、これはコードの撚り回数が少ないためと考え
られる。一方1片寄り性の評価においては、走行初期に
フランジに当たり、耐屈曲疲労試験は規定サイクルまで
行うことができず、ベルトは分解した。比較例3のベル
トは、コード巻きのスパイラル方向と撚り方向とが異な
るため、バランスがとれずに片寄りを生じた。
本発明例のベルトは、残存強力が大きく、比較例2のベ
ルトよりもバラツキが小さく、良好な結果を得た。
〈試験2〉 試験1における本発明例のベルトにおいて、上撚り係数
を変化させて、オリジナルコード強力と屈曲疲労試験後
の強力保持率とについて調べた。
試験結果は、第4図に示す通りである。なお、上撚り係
数3.4の場合を100として基準とし、指数表示した
上撚り係数が大きくなるほど強力保持率は高くなるが、
逆にオリジナルコード強力が低下するので、上撚り係数
は3.0〜3.8の範囲が望ましい。なお1片寄り性に
ついては全く問題はなかった。
〈試験3〉 試験1における本発明例のベルトにおいて、コードの下
撚り角度のみを変化させてベルトの片寄り性について調
べた。
試験システムは、第5図に示すように、駆動プーリ31
 (回転数60Orpm、歯部24個)と従動ブーIJ
32(歯部24個)とに、張力2 T 。
=40Kgfでもって試験ベルト33をセットし、5移
間走行後の移動距離りを潤定した。
試験結果は、第6図に示す通りであり、下撚り角度は8
7°〜93°の範囲内が望ましい。この範囲から出ると
、振れが急に大きくなっている。
(発明の効果) 本発明は上記のように構成したから、走行中のベルト幅
方向の振れが抑制され、蛇行を防止することができ、ま
た、長時間走行後のベルトコード強力の低下を防止して
ベルト寿命の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は歯付ベルトの断
面図、第2図は抗張体の下撚り角度の説明図、第3図及
び第4図は試験システムの説明図、第5図及び第6図は
試験結果の説明図である。 1・・・・・・回付ベルト、■b・・・・・・歯部、3
・・・・・・抗張体。 特許出願人 バンド−化学株式会社 第1− 第2図 る3図 上 Jカシ9 イ系4り; 第5図 第6図 下据・2角友0’(”)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)抗張体として撚糸コードを有し、該撚糸コードが
    ベルト長さ方向に対して傾斜してスパイラル状に埋設さ
    れたベルトであって、前記撚糸コードの上撚り方向がベ
    ルト長さ方向に関して上記傾斜の方向とは反対側になっ
    ており、しかも撚糸コードの長さ方向に対し下撚り角度
    が87〜93度であることを特徴とする歯付ベルト。
  2. (2)撚糸コードは、上撚り係数が3.0〜3.8であ
    るところの特許請求の範囲第1項記載の歯付ベルト。
JP4093286A 1986-02-25 1986-02-25 歯付ベルト Granted JPS62200051A (ja)

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JP4093286A JPS62200051A (ja) 1986-02-25 1986-02-25 歯付ベルト

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JP4093286A JPS62200051A (ja) 1986-02-25 1986-02-25 歯付ベルト

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