JPH06109076A - ベルト - Google Patents

ベルト

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JPH06109076A
JPH06109076A JP4253325A JP25332592A JPH06109076A JP H06109076 A JPH06109076 A JP H06109076A JP 4253325 A JP4253325 A JP 4253325A JP 25332592 A JP25332592 A JP 25332592A JP H06109076 A JPH06109076 A JP H06109076A
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    • F16G1/00Driving-belts
    • F16G1/28Driving-belts with a contact surface of special shape, e.g. toothed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/04V-belts, i.e. belts of tapered cross-section made of rubber
    • F16G5/06V-belts, i.e. belts of tapered cross-section made of rubber with reinforcement bonded by the rubber
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16G5/20V-belts, i.e. belts of tapered cross-section with a contact surface of special shape, e.g. toothed

Abstract

(57)【要約】 【目的】 帆布のジョイント部を原因とする亀裂や異音
の発生を防止する。 【構成】 歯付ベルト1の歯部4の歯面を帆布5にて被
覆する。帆布5の縦糸はスパン糸又はフィラメント糸を
必要本数を合糸して1000〜3000回/mと多い上
撚り回数でもって上撚りする。それと共に、ベルト蛇行
防止のため、縦糸は、S撚り糸とZ撚り糸とよりなる第
1縦糸群と、Z撚り糸とS撚り糸とよりなる第2縦糸群
をベルト幅方向に交互に配列する。一方、横糸は、周知
のスパン糸又はフィラメント糸を用いる。この縦糸と横
糸を製織し、温水収縮加工を施し、縦方向に伸縮するよ
うにし、従来の如く伸びが大きい捲縮糸を横方向に使用
した帆布の該捲縮糸をベルト長手方向に合致させて使用
する場合よりも、亀裂発生の原因となる帆布のジョイン
ト部を少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝動ベルト、歯付ベル
ト等のベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラップドVベルト、ローエッジV
ベルト、Vリブドベルト等の伝動ベルトは知られている
が、そのようなベルトには、通常、綿繊維を用いた織
布、化学繊維(6ナイロン、66ナイロン、ポリエステ
ル、アラミド)を用いた織布、綿繊維と化学繊維との混
紡糸(綿ー6ナイロン、綿ー66ナイロン、綿ーポリエ
ステル、綿ーアラミド)を使用した織布が使用されてい
る。
【0003】また、このような織布は、縦糸及び横糸の
伸びが略同等で小さいことから、周知の如く原反帆布を
斜めに切断して、ベルト長さ方向に対して縦糸及び横糸
が90〜130°の角度でもって傾斜するようにしてな
るいわゆるバイアス帆布として使用しているのが現状で
ある。
【0004】ところで、原反帆布の幅よりも長さが長い
ベルトに適用する場合には、帆布をジョイントする必要
が生ずる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため、そのような
場合は、バイアス帆布とするために成形工数が繁雑にな
るだけでなく、ジョイント部より亀裂が発生し易く、早
期に寿命に至るおそれがある。
【0006】また、Vリブドベルト等に背面帆布として
使用する場合には、背面テンションを受けると、ジョイ
ント部(段差部)で異音を発生させる。また、縦糸(経
糸)と横糸(緯糸)の伸びのバランスが不均一であるた
め、ベルトの蛇行や横転が起こりやすい。
【0007】また、歯付ベルトにおいて、歯部の底面に
使用される帆布として、例えば実開昭60−16037
号公報に記載されるように、伸びが大きい捲縮糸を縦方
向に用いたものも知られているが、一般には、伸びが大
きい捲縮糸を横方向に使用した帆布が用いられ、帆布横
方向をベルト長さ方向に置換えて使用してている。
【0008】このような帆布を用いる場合、帆布の幅よ
りもベルトの長さが大きい場合、帆布のジョイント部が
2ヵ所以上となる。そのため、歯付ベルトの場合、この
ジョイント部よりベルトが破損し、短寿命の原因とな
る。また、縦糸の織り構成は、上撚りがS方向又はZ方
向の一方向のみの引揃えであるため、ベルトが蛇行し、
この点からも短寿命の原因となる。
【0009】本発明は、帆布のジョイント部を原因とす
る亀裂や異音の発生を防止したベルトを提供するもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベルト本体に
帆布が装設されたベルトを前提とし、上記帆布は、その
縦糸がベルト長手方向に合致するようにベルト本体に装
設されており、上記帆布は、縦糸がスパン糸又はフィラ
メント糸を必要本数を合糸して1000〜3000回/
mに上撚りしかつS撚り糸とZ撚り糸とよりなる第1縦
糸群と、Z撚り糸とS撚り糸とよりなる第2縦糸群がベ
ルト幅方向に交互に配列される一方、横糸がスパン糸又
はフィラメント糸よりなる織布が、縦方向の伸びが大き
くなるように温水収縮加工が施されたものである構成と
する。
【0011】
【作用】縦糸を構成するスパン糸又はフィラメント糸の
上撚り回数を1000〜3000回/mと多くし、S撚
り糸とZ撚り糸とよりなる第1縦糸群と、Z撚り糸とS
撚り糸とよりなる第2縦糸群をベルト幅方向に交互に配
列して織布とし、温水収縮加工を行って、縦方向の伸び
が大きい帆布を使用することにより伝動ベルト、歯付ベ
ルト等のベルト使用に耐え得る十分な伸縮性が確保され
る。また、Z撚り糸とS撚り糸とよりなる第2縦糸群を
ベルト幅方向に交互に配列しているので、ベルト蛇行や
横転が抑制される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0013】ー実施例1ー 本発明は歯付ベルトに適用した例である。
【0014】歯付ベルトの概略構成を示す図1におい
て、1は歯付ベルトで、そのベルト本体2は内部に心体
コード3を、下部に規則的に成形された歯部4,…をそ
れぞれ有し、該歯部4,…の歯面が帆布5によって被覆
されている。この帆布5は、ベルト長手方向に対応して
縦糸が配向され、該縦糸が伸縮性に富むように構成され
ている。
【0015】この帆布5は、縦糸がスパン糸又はフィラ
メント糸を必要本数合糸し、1500回/m〜3000回
/mと上撚り回数を多くして、S撚りとZ撚りとを交互に
配列してなる一方、横糸が伸びの少ないスパン糸又はフ
ィラメント糸を用いてなり、その縦糸及び横糸を力織機
又は高速織機で製織した織布を温水収縮加工したもので
あって、縦方向に伸縮し易い平織り帆布である。そし
て、この帆布5に、周知の処理が施されて、例えばレゾ
ルシン・ホルマリン・ラテックス縮合物でデップ処理が
施されて、ベルト帆布として使用される。
【0016】次の表1において、本発明ベルトに係る帆
布の一例を、従来例と共に示す。
【0017】
【表1】 尚、材質としては、綿、6ナイロン、66ナイロン、ポ
リエステル、アラミド等のスパン糸を用いることがで
き、また、それらの混紡糸、やフィラメント糸を用いる
こともできる。織り方としては、平織りのほか、綾織
り、朱子織り等を用いることもできる。
【0018】従って、従来の帆布の製造において、フィ
ラメント糸を仮撚りし、融点近くまで昇温してセット
し、帆布として周知の収縮加工を施していたのとは異な
り、縦糸を、それを構成するスパン糸又はフィラメント
糸の上撚り回数を多くし、かつS撚り糸とZ撚り糸とよ
りなる第1縦糸群と、Z撚り糸とS撚り糸とよりなる第
2縦糸群とをベルト幅方向に交互に配列して織布とし、
温水収縮加工を施すことにより、ベルト蛇行を防止する
と共に、ベルト使用に耐え得る十分な伸縮性を持たせる
ようにしているのであり、従来の如く伸びが大きい捲縮
糸を横方向に有する帆布の該捲縮糸をベルト長手方向に
合致させて使用する必要もなくなる。
【0019】上記帆布を用いて、歯付ベルトを製造する
には、例えば上記帆布をカバー布として使用し、歯付円
筒モールドに縦糸がモールド円周方向となるように帆布
を巻付け、その上に抗張体ロープをスピニングし、さら
にその上に一定の厚みの未加硫ゴムシートを巻付け、外
部より加圧・加熱して円筒モールドの歯溝に帆布(縦
糸)を伸長しつつゴムが圧入されるようにしてなされ
る。
【0020】このようにして製造された歯付ベルトは、
ジョイント部の数が少なくなり、従ってそれを原因とし
て発生する亀裂も少なくなり、その結果ベルト寿命が大
幅に安定して延びる。また、縦糸をS撚り糸とZ撚り糸
とよりなる第1縦糸群と、Z撚り糸とS撚り糸とよりな
る第2縦糸群とをベルト幅方向に対応して交互に配列し
ているので、ベルト蛇行が防止され、ベルト寿命の向上
と相俟って、ベルトの品質が向上する。
【0021】続いて、帆布のジョイント部の数と、ベル
ト寿命との関係について行った試験を説明する。
【0022】図2に示すように、駆動歯付プーリ11
(歯数20、回転数8000rpm )と従動歯付プーリ1
2(歯数20)との間にはベルト13(ベルト長さ28
0cm)を巻き掛け、雰囲気温度100℃、初期張力20
kg/cm2 で走行させた。ここでプーリとしてはH型プー
リを使用し、プーリ幅25.4mm、ピッチ径80.8
5mm、プーリ外径79.48mmである。
【0023】試験結果は次の表2に示す通りである。
尚、従来例としては、捲縮糸の70d/3 を伸び方向に使
用した。ベルト寿命は、ジョイント部に亀裂が発生した
ときを寿命とした。
【0024】
【表2】 本発明例は、従来例に比して、長尺ベルトにおいても、
ジョイント部が1ヵ所でベルト寿命が向上する。
【0025】また、ベルト蛇行性について行った試験に
ついて説明する。
【0026】図3に示すように、上記試験に用いるプー
リと同一構成のプーリである駆動及び従動歯付プーリ1
1A,11Bに歯付ベルト12Aを巻き掛け、従動歯付
プーリ11BをA方向に荷重F1 =140LBS でもって
引張った状態で走行させた。歯付ベルト12Aは、周長
48インチ、幅0.75インチのものを用いた。
【0027】試験結果は次の表3に示す通りである。
【0028】
【表3】 本発明例が、従来例に比べて、蛇行に関して非常に効果
があることが判る。ベルト蛇行量は、本発明例が従来例
の1/2以下となっている。尚、本発明例はほとんど0
で、0.5はコードの乱れによるものである。
【0029】ー実施例2ー 本例は、伝動ベルトに適用した例である。
【0030】Vリブドベルトの概略構成を示す図4にお
いて、21は伝動ベルトとしてのVリブドベルトで、そ
のベルト本体22は内部に心体コード23を、下部に複
数のリブ24,…をそれぞれ有し、ベルト本体22の背
面に帆布25が装設されている。この帆布25は、実施
例1の帆布5と同様に、ベルト長手方向に対応して縦糸
が配向され、該縦糸が、伸縮性に富むように構成されて
いる。
【0031】この帆布25は、縦糸が60〜10番手
で、スパン糸を必要本数合糸し、1500回/m〜250
0回/mと上撚り回数を多くし、S撚り糸とZ撚り糸とよ
りなる第1縦糸群と、Z撚り糸とS撚り糸とよりなる第
2縦糸群とをベルト幅方向に交互に配列し、S撚り糸の
撚り回数はZ撚り糸よりも10〜20%多くする一方、
横糸は伸びの少ない従来周知のスパン糸(40〜7番
手)を必要本数合糸し、40回/in〜200回/inと上
撚りしたものを用いている点を除き、実施例1の帆布4
と同様に構成される。尚、帆布の材質や織り方も、実施
例1の帆布と同様である。
【0032】次の表4において、上記帆布25の一例
を、従来例と共に示す。
【0033】
【表4】 上記帆布を用いて例えばVリブドベルトを製造する場合
には、帆布を、縦糸がモールド周方向となるように円筒
モールド型に巻き付け、その上に接着ゴムシートを巻き
付ける。さらに、その上に抗張体ロープをスプニングし
て、その上に底ゴムシートを巻き付け、外部より加圧・
加熱する。加圧・加熱後、ゴムを研削してリブ出しを行
い、所定の幅寸法に切断してVリブドベルトを得る。
【0034】このようにして製造されたVリブドベルト
は、従来のバイアス帆布を用いていた場合に比べてジョ
イント部の数が少なくなり、従ってそれを原因として発
生する亀裂や異音も少なくなり、その結果ベルト寿命が
大幅に延びる。また、縦糸をS撚り糸とZ撚り糸とより
なる第1縦糸群と、Z撚り糸とS撚り糸とよりなる第2
縦糸群とをベルト幅方向に対応して交互に配列している
ので、ベルト蛇行及び横転が防止され、ベルト寿命の向
上と相俟って、ベルトの品質が向上する。それに加え
て、バイアス帆布とする必要がなくなるので、帆布製造
工程の簡略化が図れ、コストダウンの点でも有利とな
る。
【0035】続いて、ジョイント部の接着力、ベル
トの蛇行性、ジョイント部段差、ベルト底割れ、
横転について行った試験を説明する。尚、〜は伝動
ベルトとしてのVリブドベルト(リブ山3つ、ベルト長
さ1000mm、ベルト幅20mm)について、、は図
5に示す伝動ベルトとしてのA型のローエッジVベルト
(ベルト長さ35吋)を用いて試験を行った。図5中、
26はローエッジVベルト、27は心体コード28を有
するベルト心体で、上下に帆布層29A,29Bを有す
る。
【0036】<試験方法> ジョイント部の接着力 ジョイント部の接着力は、帆布については、未加硫の接
着ゴムにて接着処理を行った帆布同士を張り合わせ、そ
れから148℃×30分の条件で加硫し、加硫終了後帆
布を剥離させ、その剥離強さを測定した。
【0037】また、ベルトについては、1cm幅の帆布を
ベルト本体より剥離させ、その剥離強さを測定した。
【0038】ベルトの蛇行性 図6に示すように、駆動リブ付プーリ31(直径95.
5mm)と従動平プーリ32(直径75mm、プーリ長さ4
0mm)との間にはベルト33を巻き掛け、平プーリ32
の左右方向中央部にベルト33を位置させ(この状態で
ベルト左右側縁はプーリ端部と10mmの間隔となってい
る)、ベルト33の中央位置よりのズレ幅及びズレの開
始(時間)速度を測定した。
【0039】ジョイント部段差 加硫終了後、ベルトのジョイント部を分解して、スケー
ルを用いてジョイント部の段差を直接に測定した。
【0040】ベルト底割れ 図7に示すように、駆動プーリ41(直径125mm、回
転数4900rpm )と従動プーリ42(直径125mm)
とに対し、アイドルプーリ43(直径70mm)を用いて
ベルト44を巻き掛けて3軸系とし、アイドルプーリ4
3に対しB方向にF2 =85kgf の荷重を加えて、帆布
のジョイント部に亀裂が発生するまで時間を測定した。
【0041】横転 図8に示すように、直径140mmと60mmのプーリ5
1,52間にベルト53を巻き掛け、プーリ51を可変
速として、ベルト53が横転が発生する周速度を測定し
た。
【0042】試験結果は次の表5に示す通りである。
尚、従来例としては、縦糸、横糸20S/2 の帆布をバイ
アスにして伸び方向に使用した。但し、ベルト底割
れ、横転については、従来例においてジョイント部に
亀裂が発生するまでの時間を1.0として指数表示して
いる。
【0043】
【表5】
【0044】
【発明の効果】本発明は、上記のように、帆布を縦糸が
ベルト長手方向に合致するようにベルト本体に装設し、
その縦糸がスパン糸又はフィラメント糸を必要本数を合
糸して1000〜3000回/mと上撚りし、かつS撚
り糸とZ撚り糸とよりなる第1縦糸群と、Z撚り糸とS
撚り糸とよりなる第2縦糸群とをベルト幅方向に交互に
配列して構成するようにしたから、帆布の縦方向(即ち
ベルト長さ方向)の伸びを大きくすることができ、従来
の場合に比して帆布のジョイント部を少なくし、ジョイ
ント部を原因とする亀裂の発生や異音の発生を防止する
ことができる。また、特に、Z撚り糸とS撚り糸とより
なる第2縦糸群をベルト幅方向に交互に配列しているの
で、ベルト蛇行や横転を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯付ベルトの一部を示す正面図である。
【図2】試験装置の概略図である。
【図3】別の試験装置の概略図である。
【図4】Vリブドベルトの一部を示す正面図である。
【図5】ローエッジVベルトの斜視図である。
【図6】試験装置の概略図である。
【図7】別の試験装置の概略図である。
【図8】さらに別の試験装置の概略図である。
【符号の説明】
1 歯付ベルト 5 帆布 21 Vリブドベルト 25 帆布 26 ローエッジVベルト 29A,29B 帆布

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト本体に帆布が装設されたベルトで
    あって、 上記帆布は、その縦糸がベルト長手方向に合致するよう
    にベルト本体に装設されており、 上記帆布は、縦糸がスパン糸又はフィラメント糸を必要
    本数を合糸して1500〜3000回/mに上撚りしか
    つS撚り糸とZ撚り糸とよりなる第1縦糸群と、Z撚り
    糸とS撚り糸とよりなる第2縦糸群がベルト幅方向に交
    互に配列される一方、横糸がスパン糸又はフィラメント
    糸よりなる織布が、縦方向の伸びが大きくなるように温
    水収縮加工が施されたものであることを特徴とするベル
    ト。
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