JPH0228023A - 車両の4輪駆動装置 - Google Patents
車両の4輪駆動装置Info
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- JPH0228023A JPH0228023A JP17500088A JP17500088A JPH0228023A JP H0228023 A JPH0228023 A JP H0228023A JP 17500088 A JP17500088 A JP 17500088A JP 17500088 A JP17500088 A JP 17500088A JP H0228023 A JPH0228023 A JP H0228023A
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- Japan
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- center differential
- gear
- transmission
- clutch
- differential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims abstract description 11
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims abstract description 11
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims abstract description 11
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 11
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 16
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 8
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 241000238631 Hexapoda Species 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はセンタデフを備えた車両の4輪駆動装置に関す
るものである。
るものである。
(従来技術)
前輪、後輪に駆動する4輪駆動車においては、前輪と後
輪との回転差を吸収するセンタデフを設けだものが多く
なっている。
輪との回転差を吸収するセンタデフを設けだものが多く
なっている。
このセンタデフを有する4輪駆動車のなかには、特開昭
60−42129号公報に示すように、センタデフで分
配された一方のトルクを変速機を介して前輪と後輪との
一方の車輪に伝達すると共に、センタデフで分配された
他方のトルクを上記変速機をバイパスして他方のElj
輪に伝達するようにしたものがある。
60−42129号公報に示すように、センタデフで分
配された一方のトルクを変速機を介して前輪と後輪との
一方の車輪に伝達すると共に、センタデフで分配された
他方のトルクを上記変速機をバイパスして他方のElj
輪に伝達するようにしたものがある。
一ト記公報記載のものにおいては、動力切断用のクラッ
チ(変速機が手動の変速機の場合)またはトルクコンバ
ータのような流体継手(変速機が自動変速機の場合)を
、センタデフと変速機との間に介在させている。
チ(変速機が手動の変速機の場合)またはトルクコンバ
ータのような流体継手(変速機が自動変速機の場合)を
、センタデフと変速機との間に介在させている。
(9!明が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記公報記載のものでは、車両が停止し
たアイドリンク時に、センタデフが不用に作動されて、
その耐久性等の点で好ましくないものとなる。この点を
詳述すると、理解の容易化のため、変速機を介してトル
クだ伝達される車輪を例えばm1輪とし、また変速機を
バイパスしてトルクが伝達される車輪を後輪とした場合
を想定する。この場合、アイドリンク時には一般にクラ
ッチが切られることになるが、車両が停+hすなわち後
輪が停止している関係上、エンジンの回転はセンタデフ
を介してクラッチ側へと逃げることになる。このような
ことは、センタデフが差動機能を行うこと、すなわち後
輪が停止している分を補償してエンジン回転数を増速し
でクラッチ側へ逃がす機能を行うことになる。
たアイドリンク時に、センタデフが不用に作動されて、
その耐久性等の点で好ましくないものとなる。この点を
詳述すると、理解の容易化のため、変速機を介してトル
クだ伝達される車輪を例えばm1輪とし、また変速機を
バイパスしてトルクが伝達される車輪を後輪とした場合
を想定する。この場合、アイドリンク時には一般にクラ
ッチが切られることになるが、車両が停+hすなわち後
輪が停止している関係上、エンジンの回転はセンタデフ
を介してクラッチ側へと逃げることになる。このような
ことは、センタデフが差動機能を行うこと、すなわち後
輪が停止している分を補償してエンジン回転数を増速し
でクラッチ側へ逃がす機能を行うことになる。
これに加えて、上述の説明から明らかなように、アイド
リンク時には、クラッチに対して、センタデフにより増
速されたエンジン回転数が入力されることになる。した
がって、発進時のクラッチ接続に際して、クラッチの入
力側が常に高い回転数となった状態で行われることにな
り、クラッチの耐久性の点で好ましくなく、かつ滑らか
な発進確保の点からも好ましくない。このようなことは
、クラッチの代りに流体継手を用いた場合でも同じであ
る。
リンク時には、クラッチに対して、センタデフにより増
速されたエンジン回転数が入力されることになる。した
がって、発進時のクラッチ接続に際して、クラッチの入
力側が常に高い回転数となった状態で行われることにな
り、クラッチの耐久性の点で好ましくなく、かつ滑らか
な発進確保の点からも好ましくない。このようなことは
、クラッチの代りに流体継手を用いた場合でも同じであ
る。
したがって1本発明の目的は、変速機とエンジンとの間
にセンタデフを介在させたものを前提として、す(両が
停+f二したときのアイドリンク時において、センタデ
フおよびこれよりもトルク伝達方向下流側の駆動系に対
して不用な負担がかからないようにした車両の4輪駆動
装置を提供することにある。
にセンタデフを介在させたものを前提として、す(両が
停+f二したときのアイドリンク時において、センタデ
フおよびこれよりもトルク伝達方向下流側の駆動系に対
して不用な負担がかからないようにした車両の4輪駆動
装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用)前述の1]的を
達成するため、本発明にあっては、クラッチまたは流体
継手を、エンジンとセンタデフとの間に介在させるよう
にしである。具体的には、次のような構成としである。
達成するため、本発明にあっては、クラッチまたは流体
継手を、エンジンとセンタデフとの間に介在させるよう
にしである。具体的には、次のような構成としである。
すなわち、
エンジンのトルクをセンタデフで分配して、該センタデ
フで分配される一方のトルクを変速機を介して前輪また
は後輪の一方の車輪に伝達すると共に、該センタデフで
分配される他方のトルクを前記変速機をバイパスして他
方の車輪に伝達するようにした車両の4輪駆動装置にお
いて、前記エンジンとセンタデフとの間にクラッチまた
は流体継手が介在されている、 ような構成としである。
フで分配される一方のトルクを変速機を介して前輪また
は後輪の一方の車輪に伝達すると共に、該センタデフで
分配される他方のトルクを前記変速機をバイパスして他
方の車輪に伝達するようにした車両の4輪駆動装置にお
いて、前記エンジンとセンタデフとの間にクラッチまた
は流体継手が介在されている、 ような構成としである。
このような構成とすることにより、車両が停止したアイ
ドリンク時にあっては、クラッチを切ることにより、セ
ンタデフおよびこれよりもトルク伝達方向下流側の駆動
系に対して、エンジンからの回転(トルク)が伝達され
ることが防止される。また、クラッチの代りに流体継手
を用いた場合にあっても、この流体継手の入力側には単
にエンジンのアイドリンク回転数相当の回転数が入力さ
れるのみであり、この流体継手よりもトルク伝達方向下
流側の駆動系に対して不用な負荷をかけることがない。
ドリンク時にあっては、クラッチを切ることにより、セ
ンタデフおよびこれよりもトルク伝達方向下流側の駆動
系に対して、エンジンからの回転(トルク)が伝達され
ることが防止される。また、クラッチの代りに流体継手
を用いた場合にあっても、この流体継手の入力側には単
にエンジンのアイドリンク回転数相当の回転数が入力さ
れるのみであり、この流体継手よりもトルク伝達方向下
流側の駆動系に対して不用な負荷をかけることがない。
(実施例)
以下本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明する
。
。
先ず、第1図により、駆動系全体について説明する。こ
の第1図において、21−β8の8つの軸線があり、こ
れ等軸線β1〜i!、8は互いに平行とされている。こ
の8つの軸線Al〜℃8のうち、軸線Iltがエンジン
lの出力軸1aが伸びる方向であり、β2が前巾軸の伸
びる方向であり、氾3が後1j軸の伸びる方向である。
の第1図において、21−β8の8つの軸線があり、こ
れ等軸線β1〜i!、8は互いに平行とされている。こ
の8つの軸線Al〜℃8のうち、軸線Iltがエンジン
lの出力軸1aが伸びる方向であり、β2が前巾軸の伸
びる方向であり、氾3が後1j軸の伸びる方向である。
なお、第1図は展開図となっているためこれ等軸線11
−β8の11」後およびF下の1F確な位置関係を示し
ていないが、この点については後述する。
−β8の11」後およびF下の1F確な位置関係を示し
ていないが、この点については後述する。
前記軸線λ1」ムすなわちエンジン!の出力軸!aと直
列に、センタデフ2が配置されている。
列に、センタデフ2が配置されている。
このセンタデフ2は、遊星歯車式とされて、その人力軸
3と一体のキャリア4に保持されたビニオン5と、サン
ギア6と、上記入力軸3に回転自在に保持されたリング
ギア7と、を有する。上記入力軸3は、クラッチ8を介
してエンジンlの出力軸1aと断続されて、この入力軸
3に入力されたエンジン出力軸1aからのトルクは、そ
の一方がリングギア6より取出され、その他方がサンギ
ア7より取出される。
3と一体のキャリア4に保持されたビニオン5と、サン
ギア6と、上記入力軸3に回転自在に保持されたリング
ギア7と、を有する。上記入力軸3は、クラッチ8を介
してエンジンlの出力軸1aと断続されて、この入力軸
3に入力されたエンジン出力軸1aからのトルクは、そ
の一方がリングギア6より取出され、その他方がサンギ
ア7より取出される。
サンギア6より取出されたトルクは、これと−体の第1
スプロケツト11よりチェーン12を介して出力変速機
13へ伝達され、この出力変速機13より前輪用デフ1
4を経て、左右の前車軸1511.15Lへ伝達される
。
スプロケツト11よりチェーン12を介して出力変速機
13へ伝達され、この出力変速機13より前輪用デフ1
4を経て、左右の前車軸1511.15Lへ伝達される
。
上記主変速機13は、マニュアル操作される常時噛合式
の前進5段用とされている。すなわち、−L変速機13
は、既知のように、入力軸16と出力軸I7と後退用の
アイドル軸18とを備え、各軸16〜18の軸線がf1
4.125あるいは氾6で示されている。人力軸16に
は、第1図左方側から右方側へ順次、1n記チエーン!
2からトルク伝達を受ける人力スプライン19が一体化
される他、4速川、3速用、2速用、1速用、後退用お
よび5速川の各駆動ギア20〜25が一体化されている
。また、主変速機13の出力軸17には、−1−記名駆
動ギア20〜25に対応して、波動ギア26〜31がそ
れぞれ回転自在に保持され、さらに第1図右端部におい
て出力ギア32が一体化されている。そして、1iiJ
記後退用のアイドル軸18には、後退用駆動ギア24に
噛合う入力ギア33および後退用の被動ギア30と噛合
う出力ギア34が一体化されている。これにより、それ
ぞれ簡略化して示す同期噛合式の選択装置81〜S3に
よって、被動ギア26〜31のいずれか1つを選択的に
出力軸17と一体化することにより、この選択された被
動ギアに対応した変速段とされる。
の前進5段用とされている。すなわち、−L変速機13
は、既知のように、入力軸16と出力軸I7と後退用の
アイドル軸18とを備え、各軸16〜18の軸線がf1
4.125あるいは氾6で示されている。人力軸16に
は、第1図左方側から右方側へ順次、1n記チエーン!
2からトルク伝達を受ける人力スプライン19が一体化
される他、4速川、3速用、2速用、1速用、後退用お
よび5速川の各駆動ギア20〜25が一体化されている
。また、主変速機13の出力軸17には、−1−記名駆
動ギア20〜25に対応して、波動ギア26〜31がそ
れぞれ回転自在に保持され、さらに第1図右端部におい
て出力ギア32が一体化されている。そして、1iiJ
記後退用のアイドル軸18には、後退用駆動ギア24に
噛合う入力ギア33および後退用の被動ギア30と噛合
う出力ギア34が一体化されている。これにより、それ
ぞれ簡略化して示す同期噛合式の選択装置81〜S3に
よって、被動ギア26〜31のいずれか1つを選択的に
出力軸17と一体化することにより、この選択された被
動ギアに対応した変速段とされる。
勿論、人力軸17に一体化された出力ギア32からのト
ルクは、前輪用デフ14の入力ギア35に人力される。
ルクは、前輪用デフ14の入力ギア35に人力される。
+iiJ記センタデフ2のサンギア7から取出されたト
ルクは5これと一体の第2スプライン41よりチェーン
42を経て副変速機43に入力され、この副変速機43
より、ドライブシャフト44、後輪用デフ45を経て、
左右の後市軸46R14614へ伝達される。
ルクは5これと一体の第2スプライン41よりチェーン
42を経て副変速機43に入力され、この副変速機43
より、ドライブシャフト44、後輪用デフ45を経て、
左右の後市軸46R14614へ伝達される。
上記副変速機43の主軸47は、軸線β7七にあり、そ
の左端部には前記チェーン42からのトルクの人力を受
ける人力スプライン48が回転自在に保持され、またそ
の右端部に一体化した出力ギア(ベベルギア)49が、
ドライブシャフト44に一体の入力ギア(ベベルギア)
50に噛合っている。
の左端部には前記チェーン42からのトルクの人力を受
ける人力スプライン48が回転自在に保持され、またそ
の右端部に一体化した出力ギア(ベベルギア)49が、
ドライブシャフト44に一体の入力ギア(ベベルギア)
50に噛合っている。
副変速機43は、ハイとローとの2段変速用とされてい
る。このため、副変速機43の副軸を兼用する左前車軸
+5L外周には、互いに一体回転するアイドルギア51
,52が回転自在に保持される一方、主軸47には、2
つのギア53..54が回転自在に保持されている。
る。このため、副変速機43の副軸を兼用する左前車軸
+5L外周には、互いに一体回転するアイドルギア51
,52が回転自在に保持される一方、主軸47には、2
つのギア53..54が回転自在に保持されている。
主軸47七の一方のギア53は入力スプライン48と一
体とされて、一方のアイドルギア51と常時噛合されて
いる。また、主軸47の他方のギア54は、他方のアイ
ドルギア52と常時噛合されている。そして、主軸47
上のギア53.54のいずれか一方を選択式に当該主軸
47と一体化させる同期噛合式の選択装置S4が設けら
れている。これにより、選択装置S4によってギア53
を選択したときにハイ(高速)とされ、またギア54を
選択したときにロー(低速)とされる。勿論、このロー
を選択したときは、入力スプライン48からのトルクは
、ギア53、アイドルギア51.52を経た後、ギア5
4より主軸47へと伝達され、このアイドルギア51.
52を経ることにより、減速が行われることになる。
体とされて、一方のアイドルギア51と常時噛合されて
いる。また、主軸47の他方のギア54は、他方のアイ
ドルギア52と常時噛合されている。そして、主軸47
上のギア53.54のいずれか一方を選択式に当該主軸
47と一体化させる同期噛合式の選択装置S4が設けら
れている。これにより、選択装置S4によってギア53
を選択したときにハイ(高速)とされ、またギア54を
選択したときにロー(低速)とされる。勿論、このロー
を選択したときは、入力スプライン48からのトルクは
、ギア53、アイドルギア51.52を経た後、ギア5
4より主軸47へと伝達され、このアイドルギア51.
52を経ることにより、減速が行われることになる。
1■1述した軸線fil−27の配置関係を、第1図左
方より見た図として正確に示したのが第2図である。こ
の第2図に示すように、軸線β1の下方かつ後方に軸線
℃2が、また軸線℃2の後方に軸線i!、3が位置され
る。主変速機13の3つの軸線氾4〜℃6は、軸線β2
の北方でかつこのやや11q方に位置される。さらに、
副変速機43の軸線氾7は、軸線℃2の下方でかつ主変
速機13の各軸線β4〜β6よりも若上前側に位置され
ている。
方より見た図として正確に示したのが第2図である。こ
の第2図に示すように、軸線β1の下方かつ後方に軸線
℃2が、また軸線℃2の後方に軸線i!、3が位置され
る。主変速機13の3つの軸線氾4〜℃6は、軸線β2
の北方でかつこのやや11q方に位置される。さらに、
副変速機43の軸線氾7は、軸線℃2の下方でかつ主変
速機13の各軸線β4〜β6よりも若上前側に位置され
ている。
この第2図において、後述するセンタデフロック用のロ
ック機構を構成するためのアイドル軸62の軸線が28
として示されている。この軸線28は、軸線27の下方
でかつそのやや後側寄。
ック機構を構成するためのアイドル軸62の軸線が28
として示されている。この軸線28は、軸線27の下方
でかつそのやや後側寄。
りに位置されている。なお、第2図では、−点鎖線によ
り、エンジン1、センタデフ2、主、副の各変速機13
.43、前輪用デフ14およびセンタデフロック用のロ
ック機構を組立てたときの外形形状を一点鎖線で示しで
ある。
り、エンジン1、センタデフ2、主、副の各変速機13
.43、前輪用デフ14およびセンタデフロック用のロ
ック機構を組立てたときの外形形状を一点鎖線で示しで
ある。
センタデフロック用のロック機構について、第1図、第
3図を参照しつつ説明する。このロック機構61は、前
述したように、軸線i!、8上に位置するアイドル軸6
2を有する。このアイドル軸62には、互いに一体回転
する2つのアイドルギア63.64が回転自在に保持さ
れている。また、ロック機構61は、左前軸+5Lに回
転自在に保持されたギア65を有し、このギア65は前
輪用デフ14の入力ギア35に一体化されると共に、一
方のアイドルギア63と常時噛合されている。
3図を参照しつつ説明する。このロック機構61は、前
述したように、軸線i!、8上に位置するアイドル軸6
2を有する。このアイドル軸62には、互いに一体回転
する2つのアイドルギア63.64が回転自在に保持さ
れている。また、ロック機構61は、左前軸+5Lに回
転自在に保持されたギア65を有し、このギア65は前
輪用デフ14の入力ギア35に一体化されると共に、一
方のアイドルギア63と常時噛合されている。
さらに、ロック機構61は、副変速機43の主軸47に
回転自在に保持されたギア66を有し、このギア66が
他方のアイドルギア64と常時噛合されている。そして
、主軸47上のギア66が、同期噛合式の選択装置S5
によって、当該主軸47に対して選択的に断続される。
回転自在に保持されたギア66を有し、このギア66が
他方のアイドルギア64と常時噛合されている。そして
、主軸47上のギア66が、同期噛合式の選択装置S5
によって、当該主軸47に対して選択的に断続される。
勿論、このギア66が主軸47と一体化されたときが、
後輪駆動用の主軸47と前輪駆動用の入力ギア35とが
直結されたロック状態となる。
後輪駆動用の主軸47と前輪駆動用の入力ギア35とが
直結されたロック状態となる。
次に、以上のような構成の作用について説明する。先ず
、クラッチ8を切断したときは、当該クラッチ8よりも
トルク伝達方向下流側となる要素の回転は、車両が停止
ヒしている限り停止される。
、クラッチ8を切断したときは、当該クラッチ8よりも
トルク伝達方向下流側となる要素の回転は、車両が停止
ヒしている限り停止される。
したがって、1μ両が停止したアイドリンク時には、ク
ラッチ8を切断しておくことにより、センタデフ2が不
要に回転されることが防止される。
ラッチ8を切断しておくことにより、センタデフ2が不
要に回転されることが防止される。
クラッチ8を接続して車両が走行する場合、後輪につい
ては、副変速機43によりハイまたローの2段階での変
速作用がなされる。一方、前輪は、主変速機13によっ
て、O71進5段の変速作用を受けることになる。この
とき、副変速機43をハイまたはローに固定しておく場
合を考えると、主変速機型3が低速段から高速段へとシ
フトアップしていく毎に、後輪に対する前輪のトルク配
分の割合が徐々に増大される。換言すれば、低速段の発
進およびこれに引続く加速時は後輪へのトルク分配割合
を大きくして加速性が向上される。また、高速段になる
と、前輪へのトルク分配の割合が増大するので、直進安
定性が向上・される。勿論、走行中や変速により生じる
第1、第2の両生スプロケット11と41との回転差は
、センタデフ2によって吸収されることになる。
ては、副変速機43によりハイまたローの2段階での変
速作用がなされる。一方、前輪は、主変速機13によっ
て、O71進5段の変速作用を受けることになる。この
とき、副変速機43をハイまたはローに固定しておく場
合を考えると、主変速機型3が低速段から高速段へとシ
フトアップしていく毎に、後輪に対する前輪のトルク配
分の割合が徐々に増大される。換言すれば、低速段の発
進およびこれに引続く加速時は後輪へのトルク分配割合
を大きくして加速性が向上される。また、高速段になる
と、前輪へのトルク分配の割合が増大するので、直進安
定性が向上・される。勿論、走行中や変速により生じる
第1、第2の両生スプロケット11と41との回転差は
、センタデフ2によって吸収されることになる。
さらに、ロック機構61によりセンタデフ2をロックし
たとき、すなわち副変速機43の主軸47と前輪用デフ
I4の入力ギア35とを直結したときは、前輪と後輪と
はセンタデフ2による作動機能を受けることなく、互い
に同一回転数で回転される。このとき、前輪については
主変速機13による変速作用を許容しつつ、後輪回転数
が前輪回転数の変化に応じて変化するように、副変速機
43は中立位置とされる。このため1選択装置S5がセ
ンタデフ2をロックさせる位置となったときは、選択装
置S4が自動的に中立位置となるように、該両者S4と
85とを連係させておくとよい。
たとき、すなわち副変速機43の主軸47と前輪用デフ
I4の入力ギア35とを直結したときは、前輪と後輪と
はセンタデフ2による作動機能を受けることなく、互い
に同一回転数で回転される。このとき、前輪については
主変速機13による変速作用を許容しつつ、後輪回転数
が前輪回転数の変化に応じて変化するように、副変速機
43は中立位置とされる。このため1選択装置S5がセ
ンタデフ2をロックさせる位置となったときは、選択装
置S4が自動的に中立位置となるように、該両者S4と
85とを連係させておくとよい。
ここで、燃費向上や騒音低減のため、主変速機13が使
用頻度の高い高速段にあるとき、例えば4速あるいは5
速のときに、直進走行中にセンタデフ2の各ギア5.6
.7に相対回転を生じないようにする(作動機能を必要
としないようにする)のが好ましい。この場合は、主変
速機13の所望の変速段(例えば4速あるいは5速)で
の走行中(副変速機43は一段にハイのままとされる)
に、センタデフ2が相対回転しない状態で前輪と後輪と
の回転数が同じとなるように、前輪駆動系と後輪駆動系
との減速比を決定するとよい。
用頻度の高い高速段にあるとき、例えば4速あるいは5
速のときに、直進走行中にセンタデフ2の各ギア5.6
.7に相対回転を生じないようにする(作動機能を必要
としないようにする)のが好ましい。この場合は、主変
速機13の所望の変速段(例えば4速あるいは5速)で
の走行中(副変速機43は一段にハイのままとされる)
に、センタデフ2が相対回転しない状態で前輪と後輪と
の回転数が同じとなるように、前輪駆動系と後輪駆動系
との減速比を決定するとよい。
具体例を挙げて説明すると、副変速機43がハイ(減速
比1.0)のときでかつ主変速機13が5速のときに上
述した条件を満足させる場合を考える。このとき、前輪
駆動系については、例えばチェーン12を介して両スプ
ロケット!lと19との間での減速比をr2.OJ、5
速の減速比を「0.811J、ギア32と35との間の
最終減速比をr3.7Jとすると、前輪用のオーバオー
ル減速比は、上記3者を掛は合せてr6.OJとなる。
比1.0)のときでかつ主変速機13が5速のときに上
述した条件を満足させる場合を考える。このとき、前輪
駆動系については、例えばチェーン12を介して両スプ
ロケット!lと19との間での減速比をr2.OJ、5
速の減速比を「0.811J、ギア32と35との間の
最終減速比をr3.7Jとすると、前輪用のオーバオー
ル減速比は、上記3者を掛は合せてr6.OJとなる。
一方、後輪についても、オーバオール減速比がr6.O
Jとなるようにすればよく、例えば、チェーン42を介
した両スプロケット41と48との間の減速比をN、5
J、後輪用デフ部分での最終減速比をr4.OJとすれ
ばよい(後輪駆動系は、上記2箇所以外は減速比は全て
rl、OJとして設定)。
Jとなるようにすればよく、例えば、チェーン42を介
した両スプロケット41と48との間の減速比をN、5
J、後輪用デフ部分での最終減速比をr4.OJとすれ
ばよい(後輪駆動系は、上記2箇所以外は減速比は全て
rl、OJとして設定)。
一方、駆動力を有効に活かした走破性を加味しつつ高速
走行安定性を得るには、前車軸上と後車軸上とのff1
l配分と同じ割合となるように、センタデフ2による前
輪と後輪とに対するトルク配分の割合を設定するのがよ
い。この場合は、センタデフ2によるトルク配分を、使
、用頻度の高い変速段1例えば5段のときに上記重量配
分と同じ割合となるように設定すればよい。具体的に例
を挙げて説明すると、重量配分が、前車輪上と後車輪上
とで35 : 65とすると、前記例と同じ箇所の減速
比において、前輪駆動系については[2゜3J、ro、
822J、r4.OJとすると、これ等3つの値にトル
ク配分割合0.35を掛は合わせてr2.64Jとなる
。同様に、後輪駆動系については、減速比をN、fJ、
r3.7Jとすることにより、この2つの値に対してト
ルク配分割合0.65を掛は合わせてr2.64Jとな
り、前述した条件が満足される。
走行安定性を得るには、前車軸上と後車軸上とのff1
l配分と同じ割合となるように、センタデフ2による前
輪と後輪とに対するトルク配分の割合を設定するのがよ
い。この場合は、センタデフ2によるトルク配分を、使
、用頻度の高い変速段1例えば5段のときに上記重量配
分と同じ割合となるように設定すればよい。具体的に例
を挙げて説明すると、重量配分が、前車輪上と後車輪上
とで35 : 65とすると、前記例と同じ箇所の減速
比において、前輪駆動系については[2゜3J、ro、
822J、r4.OJとすると、これ等3つの値にトル
ク配分割合0.35を掛は合わせてr2.64Jとなる
。同様に、後輪駆動系については、減速比をN、fJ、
r3.7Jとすることにより、この2つの値に対してト
ルク配分割合0.65を掛は合わせてr2.64Jとな
り、前述した条件が満足される。
さらに好ましくは、前述した両方の条件を共に満足させ
るようにするのがよい。この場合は、センタデフ2によ
るトルク配分比を1771 ilt軸上と後巾軸りとの
屯i+1配分比と同じに設定することが1つの条件とな
る。具体例を挙げて説明すると、虫!■配分比が50
: 50の場合を考えると、5速のときに、+iiJ述
した例と同じ箇所の減速比が、前輪駆動系については、
r2.OJ、ro、8+ 1J、r3.7Jとしてオー
八オール減速比を「6゜0」とし、また後輪駆動系につ
いては減速比をN、5J、r4.OJとすることにより
オー八オール減速比を前輪駆動系と同様r6.OJとす
る。なお、センタデフ2によるトルク配分を50:50
とする場合は、実施例に示すシングルビニオン式の遊星
歯rliに代えて、ダブルビニオン式の遊星歯巾を用い
ればよい。
るようにするのがよい。この場合は、センタデフ2によ
るトルク配分比を1771 ilt軸上と後巾軸りとの
屯i+1配分比と同じに設定することが1つの条件とな
る。具体例を挙げて説明すると、虫!■配分比が50
: 50の場合を考えると、5速のときに、+iiJ述
した例と同じ箇所の減速比が、前輪駆動系については、
r2.OJ、ro、8+ 1J、r3.7Jとしてオー
八オール減速比を「6゜0」とし、また後輪駆動系につ
いては減速比をN、5J、r4.OJとすることにより
オー八オール減速比を前輪駆動系と同様r6.OJとす
る。なお、センタデフ2によるトルク配分を50:50
とする場合は、実施例に示すシングルビニオン式の遊星
歯rliに代えて、ダブルビニオン式の遊星歯巾を用い
ればよい。
以上実施例について説明したが、本発明はこれに限らず
、例えば、主変速機13を自動変速機としてもよく、こ
の場合はクラッチ8に代えてトルクコンバータのような
流体継手を用いればよい。
、例えば、主変速機13を自動変速機としてもよく、こ
の場合はクラッチ8に代えてトルクコンバータのような
流体継手を用いればよい。
勿論、副変速機43は無くともよいものである。
(発明の効果)
本発明は以上述べたことから明らかなように、センタデ
フやこれよりもトルク伝達方向下流側にある駆動系を不
用に作動させてしまうような機会を少なくして、その耐
久性確保や騒音発生防1L等の観点から好ましいものと
なる。
フやこれよりもトルク伝達方向下流側にある駆動系を不
用に作動させてしまうような機会を少なくして、その耐
久性確保や騒音発生防1L等の観点から好ましいものと
なる。
また、本発明は、クラッチまたは流体継手の配設位置を
工夫するだけでよいので、容易かつ安価に実施化し得る
ものとなる。
工夫するだけでよいので、容易かつ安価に実施化し得る
ものとなる。
第1図は本発明の一実施例を示す全体スケルトン図。
第2図は第1図に示す主要な駆動系要素の各軸線の位置
関係を示す側面図。 第3図はセンタデフロック用のロック機構部分の詳細平
面断面図。 15 L% +5R 461、46R :センタデフ :クラッチ :主変速機 :前11i軸 :後巾軸
関係を示す側面図。 第3図はセンタデフロック用のロック機構部分の詳細平
面断面図。 15 L% +5R 461、46R :センタデフ :クラッチ :主変速機 :前11i軸 :後巾軸
Claims (1)
- (1)エンジンのトルクをセンタデフで分配して、該セ
ンタデフで分配される一方のトルクを変速機を介して前
輪または後輪の一方の車輪に伝達すると共に、該センタ
デフで分配される他方のトルクを前記変速機をバイパス
して他方の車輪に伝達するようにした車両の4輪駆動装
置において、前記エンジンとセンタデフとの間にクラッ
チまたは流体継手が介在されている、 ことを特徴とする車両の4輪駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17500088A JPH0228023A (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 車両の4輪駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17500088A JPH0228023A (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 車両の4輪駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0228023A true JPH0228023A (ja) | 1990-01-30 |
Family
ID=15988464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17500088A Pending JPH0228023A (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 車両の4輪駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0228023A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62200051A (ja) * | 1986-02-25 | 1987-09-03 | Bando Chem Ind Ltd | 歯付ベルト |
US5683898A (en) * | 1992-05-15 | 1997-11-04 | Sagami Chemical Research Center | Gene coding for eicosapentaenoic acid synthesizing enzymes and process for production of eicosapentaenoic acid |
US5798259A (en) * | 1992-05-15 | 1998-08-25 | Sagami Chemical Research Center | Gene coding for eicosapentaenoic acid synthesizing enzymes and process for production of eicosapentaenoic acid |
GB2467976A (en) * | 2009-02-21 | 2010-08-25 | David Hostettler Wain | Differential bypass driving one set of wheels through a secondary gearbox |
-
1988
- 1988-07-15 JP JP17500088A patent/JPH0228023A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62200051A (ja) * | 1986-02-25 | 1987-09-03 | Bando Chem Ind Ltd | 歯付ベルト |
JPH0562656B2 (ja) * | 1986-02-25 | 1993-09-08 | Bando Chemical Ind | |
US5683898A (en) * | 1992-05-15 | 1997-11-04 | Sagami Chemical Research Center | Gene coding for eicosapentaenoic acid synthesizing enzymes and process for production of eicosapentaenoic acid |
US5798259A (en) * | 1992-05-15 | 1998-08-25 | Sagami Chemical Research Center | Gene coding for eicosapentaenoic acid synthesizing enzymes and process for production of eicosapentaenoic acid |
GB2467976A (en) * | 2009-02-21 | 2010-08-25 | David Hostettler Wain | Differential bypass driving one set of wheels through a secondary gearbox |
GB2467976B (en) * | 2009-02-21 | 2013-10-23 | David Hostettler Wain | Differential bypass for clutches and gearboxes |
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