JPH06315904A - ステープル装置 - Google Patents

ステープル装置

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Publication number
JPH06315904A
JPH06315904A JP6012862A JP1286294A JPH06315904A JP H06315904 A JPH06315904 A JP H06315904A JP 6012862 A JP6012862 A JP 6012862A JP 1286294 A JP1286294 A JP 1286294A JP H06315904 A JPH06315904 A JP H06315904A
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JP
Japan
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staple
rollers
bending
stapling
slider
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Application number
JP6012862A
Other languages
English (en)
Inventor
Peter Scheuten
ペーター・シェウテン
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42BPERMANENTLY ATTACHING TOGETHER SHEETS, QUIRES OR SIGNATURES OR PERMANENTLY ATTACHING OBJECTS THERETO
    • B42B4/00Permanently attaching together sheets, quires or signatures by discontinuous stitching with filamentary material, e.g. wire
    • B42B4/02Rotary type stitching machines

Abstract

(57)【要約】 【構成】 シートの重畳体(35)を貫通して打ち込ま
れたステープル(34)の端部をシートの重畳体(3
5)上に折り曲げる曲げ部材(30,31)を備えたク
リンチ装置(3)を有したステープル装置(1)。曲げ
部材(30,31)はプッシュロッド(26,27)に
よって作動され、このプッシュロッドの曲げ部材(3
0,31)に対面した端部には、各駆動ストロークの間
にステープルの端部をクリンチするために曲げ部材(3
0,31)上を転がる回転ローラー(28,29)が設
けられている。 【効果】 プッシュロッド(26,27)の復帰中は、
減少した摩擦力が、ローラー(28,29)と曲げ部材
(30,31)との間にスリップを生じさせ、接触点が
連続的に移動する。そのため、ローラー(28,29)
にかかる荷重が均一に分配されて減少され、クリンチ装
置(3)の耐久性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、概して、重畳されたシ
ートをステープル留めするステープル装置に係わり、詳
しくは、ステープルをシートの重畳体の内部に一方側よ
り打ち込む打ち込み装置と、回動自在に取り付けられて
対向方向に可動とされた同形の2つの曲げ部材を含み、
前記シートの重畳体の他方側において前記ステープルの
端部を折り曲げるクリンチ装置と、を備えたステープル
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DE−0S4020355は、シートの
重畳体に打ち込まれたステープルの端部を折り込みかつ
打ち曲げる曲げ部材を有したクリンチ装置を備えたステ
ープル装置を開示している。この周知のステープル装置
の前記曲げ部材はプッシュロッドによって駆動され、該
プッシュロッドにおける前記シートの重畳面と平行に走
るその真っ直ぐな端面は、前記曲げ部材が該プッシュロ
ッドの端面に沿ってスライドするように曲げ部材に接触
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題とその解決手段】本発明
の目的は、前記プッシュロッドと前記曲げ部材との間の
摩擦状態を改善でき、かつ前記クリンチ装置の耐用年数
の向上を達成することのできるステープル装置を提供す
ることにある。
【0004】本発明によれば、ステープルをシートの重
畳体内部に一方側から打ち込むための打ち込み装置と、
前記シートの重畳体の他方側において前記ステープルの
端部を折り曲げるためのクリンチ装置とを備え、しかも
該クリンチ装置が、回動自在に取り付けられて対向方向
に動く2つの曲げ部材を含んで成るステープル装置、に
よって上記目的が達成される。前記曲げ部材は、前記ス
テープルの位置および該ステープルの長手方向に対して
対称に配置されており、該曲げ部材の前記ステープルの
端部から離れた方に向いた面は、前記シートの重畳面に
対して垂直方向に直線運動する共通のアクチュエーター
に連動されている。また、該曲げ部材は、前記ステープ
ル位置の外側に位置されたその第1の端部の領域におい
て回動自在に設けられており、前記アクチュエーター
が、互いに対向して前記ステープルの上方に配された該
曲げ部材の第2の自由端に連動している。前記ステープ
ルの端部から離れた方に向いた前記曲げ部材の各面はロ
ーラーに接触しており、これらローラーは、直線運動を
するプッシュロッドとされた前記アクチュエーターに回
転するように取り付けられている。
【0005】本発明の変形実施例では、前記ローラー
は、両側にフランジを有しており、それぞれに軸が設け
られており、かつ、組み合わされる2つの同形の組立部
品から成る2つの部分に形成されたプッシュロッドに取
り付けられている。
【0006】別の実施例では、前記ローラーは、これら
ローラーが前記プッシュロッドの駆動時のみに回転する
ように回り止めによって掛止されている。
【0007】本発明および、その目的と優位点は、下記
に記載する好ましい実施例の詳細説明において、より明
かとされる。
【0008】
【実施例】図面を参照すると、本発明によるステープル
装置1は、図示されない周知の仕上装置に配されてい
る。この仕上装置においては、個別に送られたシート、
特にコピー機より供給されたコピー用紙が収集部36に
おいて重畳状態に集められ、ステープルによって一組に
綴じられる。該ステープル装置は、例えば、DE−OS
4020355に記載されている一般的構造の包括的な
装置である。本発明の理解を容易にするため、本発明に
本質的に重要な部分のみを示しかつ説明し、該ステープ
ル装置1のその他の構成は概略図で示す。
【0009】該ステープル装置1は、主として、打ち込
み装置2およびクリンチ装置3を備えている。クリンチ
装置3はスライダー4によって駆動され、板バネ37が
前記スライダーに取り付けられている。前記打ち込み装
置2、クリンチ装置3、およびスライダー4は、それぞ
れ、制御カム11,12,13(図1に、理解しやすい
ように、駆動面に対して90°回転された位置で示して
ある)によって駆動される。前記制御カムは、ベアリン
グ22,23に回転自在に取り付けられ、モーターによ
って矢印 "A" の方向に駆動されるシャフト10に接続
されている。
【0010】ステープル留めされる前記シート35は収
集部36に送られ、そこにおいて、図示しない当て揃え
部によって揃えられ、周知の方法により重畳される。こ
こで、前記打ち込み装置2および前記クリンチ装置3
は、受け入れるシートを自由に通過させるために十分に
引き込まれる。収集部36の下方には、打ち込み装置2
の打ち込み部材7が、ガイド手段17,19に軸方向移
動自在に取り付けられており、該打ち込み部材の下方端
7bが押圧バネ9によって支持されている。押圧バネ9
はスリーブ8の内部に配されている。このスリーブは、
ガイド手段18,38に軸方向移動自在にガイドされ、
かつ前記第3の制御カム13に接触して保持されてい
る。打ち込み部材7の上端7aは集められたシートの重
畳体の内部にステープル34を打ち込むものである。打
ち込まれる前記ステープル34は、図示されないマガジ
ンから供給されたワイヤー部のベルトから図示しない周
知の方法により成形される。
【0011】収集部36の上方で、打ち込み部材7に対
向した位置には、前記クリンチ装置3が、ホルダー24
の上部に位置する組立体として配設されている。ホルダ
ー24は、ガイド手段15,16に軸方向移動自在に取
り付けられた第1のスライダー5の上方アーム5aに取
り付けられている。スライダー5の下方アーム5bは押
圧バネ14によって、前記第2の制御カムと接触するよ
うに付勢されている。
【0012】前記ホルダー24(図2参照)にはガイド
スリーブ25が固定されており、このガイドスリーブに
は、2つの部分から成るプッシュロッド26,27が軸
方向移動自在に取り付けられている。ホルダー24およ
びガイドスリーブ25はプラスチックから成る。図3に
示すように、プッシュロッド26,27は、2つの同一
の部分から成るダイキャスト部材であり、突起26dお
よび27dおよび、それら突起に対向して設けられそれ
ら突起が係合した凹部26eおよび27eによって確実
に接続される。
【0013】各プッシュロッド部26,27はそれぞ
れ、段差状にアンダーカットされた取付用ウェブ26
a,27aを有しており、それら各ウェブは、2つの同
一なローラー28,29を取り付けるための取付孔26
b,27bをそれぞれ有している。特に図4に示される
ように、前記取付用ウェブは前記ローラー28,29を
フォーク状に囲んでいる。前記ローラー28,29に
は、一体に形成された軸28a,29aが設けられてお
り、かつこれらローラーの両側にはフランジ28bが設
けられている。このフランジ28bによって、ローラー
28,29は低摩擦状態に取り付けられる。これらロー
ラー28,29は高硬度鋼より成りグラファイト・コー
ティングを施されている。これらローラー28,29の
直径と、該ローラーの前記軸28a,29aの直径との
寸法比は4:1となっている。
【0014】ローラー28,29を備えたプッシュロッ
ド26,27は、シートの重畳面に対して垂直に動くよ
うにガイドされ、かつステープル34に対して対称とな
るよう配置されている。前記プッシュロッド部26,2
7の前記突起26d,27dおよび前記凹部26e,2
7eは、前記プッシユロッド部26,27が前記ローラ
ー28,29の装着の後に一体的にリベット止めされる
ように、しかもそれらローラー28,29が回転できる
状態にリベット止めされるよう設定されている。
【0015】高硬度鋼から成る2つの同一形状の羽状曲
げ部材30,31がホルダー24に配設されており、軸
32,33回りに回動自在に取り付けられている。ステ
ープル34の長手方向に配されたこの曲げ部材30,3
1は、そのステープル34の外側に位置する一端におい
て(それぞれ、軸32および33に)取り付けられてお
り、該曲げ部材の他端は、ステープル34の内方空間内
に延出している。各曲げ部材30,31はそれぞれ、シ
ートの重畳体35を貫通して打ち込まれたステープル3
4の一端に接触する。この曲げ部材30,31は、互い
に隣接して平行に位置して前記ステープルの位置に対し
て対称に配設されており、互いに接近・離間するように
動くことができ、これによって該曲げ部材が前記ステー
プルの各端部に接触して、該ステープルを閉じることが
できる。
【0016】この実施例では、この曲げ部材30,31
が並行隣接するように設けられており、従って両部材3
0,31が同一平面内に存在していないが、ステープル
34の幅が曲げ部材30,31の幅に対して広い場合に
は、上記構成によりステープルの端部は曲げ部材により
曲げられる。ステープル34の幅が各曲げ部材30,3
1の厚みより小さい場合には、各曲げ部材30,31が
ステープル34の端部に接触するように、ステープル3
4を含む平面と曲げ部材30,31を含む平面とを相対
的に僅かな角度で交差させるように設定すればよい。あ
るいは、双方の曲げ部材30,31を図示例のものより
短いものとすることも無論可能である。その場合には、
両曲げ部材が回転した際にも先端部どうしが干渉せず、
従って、双方の曲げ部材30,31は同一平面内に構成
される。
【0017】これら曲げ部材30,31におけるステー
プル34から離れた面はそれぞれインボリュート形状の
凸曲面30b,31bとなっており、該凸曲面に前記ロ
ーラー28,29がそれぞれ接触している。この曲げ部
材30,31におけるステープル34に面した面には、
それぞれ、前記軸32,33に近接して位置し、かつ凹
曲面30c,31cを示す第1面部が形成されている。
この部分は、それぞれ凸面を有した部分30d,31d
に続いており、ステープル34の内部空間に接してい
る。
【0018】比較的付勢力の小さい復帰用バネ(図示せ
ず)が前記曲げ部材30,31を付勢するために該曲げ
部材に形成された孔30a,31aにそれぞれ掛止して
おり、前記凸曲面30b,31bがそれぞれ前記ローラ
ー28,29に接触している。同時に、この復帰用バネ
は、前記プッシュロッド26,27を、初期位置の方向
に向けて付勢している。
【0019】前記打ち込み装置2は、前記第1のスライ
ダー5のアーム5c,5dに配されたガイド手段20,
21にスライド自在に設けられた第2のスライダー4に
よって駆動される。前記第2のスライダー4の中央アー
ム4eは引っ張りバネ6によって引っ張られている。こ
のバネは、アーム4eがバネによって付勢されて前記第
1のスライダー5の突出部5eと接触するように前記第
1のスライダーのアーム5cに取り付けられている。前
記第2のスライダー4は、上方アーム4aおよび下方ア
ーム4dをそれぞれ有している。前記上方アーム4aの
ホルダー4cには板バネ37が取り付けられており、こ
の板バネの自由端は前記クリンチ装置3のプッシュロッ
ド26,27の上方に延びている。板バネ37は前記上
方アーム4の端部4bに接触するよう付勢されている。
前記第2のスライダー4の前記下方アーム4dは前記第
1の制御カム11に接触している。
【0020】次に、上記ステープル装置の作用について
説明する。図1は、クリンチ装置3の初期状態、すなわ
ち、入ってきたシートが図示されない当て揃え部まで自
由に通過できるように、ホルダー24が収集部36から
離間した状態にあるステープル装置を示している。積み
重ねられるべきシートが集められ重畳体35とされる
と、シャフト10が図示しない駆動機構により回転し、
前記制御カム11,12,13が矢印 "A" で示す方向
に回転される。この作動の間、前記第2の制御カム12
は、前記第1スライダー5の前記下方アーム5bを下方
に移動させ、かつ、クリンチ装置3の前記ホルダー24
をシートの重畳体35に、その重畳体が直接触れない程
度に接近させる。前記制御カム12,13には、図示を
省略される同心円部が設けられている。これら同心円部
は、前記シャフト10に前記制御カム12,13と同軸
に設けられおり、各制御カム12,13の最長径部と略
同一のカム径を一部有している。また、これら各同心円
部は前記シャフト10に沿って軸方向にスライド移動で
きるものとなっている。この同心円部は、制御カム1
2,13の各最長径部により達成された制御状態を維持
する場合に前記シャフト10に沿ってスライドし、制御
カム12,13に隣接される。前記第2の制御カム12
の前記同心円部のために、該第2のカム12によって制
御される前記第1のスライダー5は低い方の位置に残
り、一方、前記第3の制御カム13はスリーブ8を移動
させ、前記押圧バネ9を介して打ち込み部材7を矢印 "
C" で示すように上方に移動させる。押圧バネ9は、か
かる移動の間における圧縮に抵抗する十分な押圧力を有
している。
【0021】打ち込み部材7が前記矢印 "C" の方向に
移動すると、前記ステープルワイヤベルトのワイヤ部が
曲げられ前記ベルトから切断されたステープル34が形
成され、前記シートの重畳体35に下方から打ち込まれ
る。その作動中、前記シートの重畳体35は移動してホ
ルダー24の下方側に接触する。その打ち込み作動の終
わりでは、シートの重畳体35から上方に延びたステー
プル34の端部が前記曲げ部材30,31の前記凹曲面
30c,31cに接触し、これにより、前記ステープル
34の両端部が互いの方に向かって僅かに内側に曲げら
れる。この打ち込み作動の終わりでは、押圧バネ9が圧
縮されて、シートの積み重畳体の厚みが補正されること
になる。制御カム12,13の前記同心円部が次に作用
して、前記打ち込み部材7および前記第1のスライダー
5の双方をその位置に残し、それと同時に、前記第1の
制御カム11が前記第2のスライダー4を動かし始め
る。
【0022】下方アーム4dを介して、前記第1の制御
カム11は前記第2のスライダー4を前記矢印 "C" と
反対方向に下方に移動させ、これにより、前記上方アー
ム4aに配された板バネ37がプッシュロッド26,2
7に接触し、該ロッドを矢印"B" の方向に、前記曲げ部
材30,31に付勢力を与えている前記弱いバネの付勢
力に抗して下方に移動させる。これによって、前記第2
のスライダー4のアーム4eが前記第1のスライダー5
の突出部5eから離れ、引っ張りバネ6が引かれる。前
記プッシュロッドが矢印 "B" の方向に移動すると、前
記ローラー28,29が前記曲げ部材30,31を、シ
ートの重畳体35の上に向けて回動させる。この回転運
動により、ステープル34の端部が前記凸面部30d,
31dによってシートの重畳体35に対して平面に押し
つけられる前に、前記曲げ部材30,31の前記凹曲面
30c,31cがその端部をさらに内側に曲げる。プッ
シュロッド26,27が矢印 "B" の方向に移動する
と、前記ローラー28,29がそれぞれ前記曲げ部材3
0,31の前記各凸曲面30b,31b上を転がり、図
2に示すように、各曲げ部材30,31を反対方向に回
転させる。前記ローラー28,29と前記曲げ部材3
0,31との間の摩擦による転動により、前記曲げ部材
30,31が回転する間、該ローラーと該曲げ部材との
接触点は連続的に変化することになる。これにより、前
記ローラー28,29と曲げ部材30,31との間の摩
擦が小さいものとなり、繰り返し使用においても曲げ部
材30,31のスムースな作動が保証される。板バネ3
7は、ステープル34をクリンチする間、スライダーア
ーム4aの前記端部4b上にあるように付勢されてい
る。板バネ37がスライダーアーム4aの前記端部4b
から引き上げられるのは、ステープル34の両端部がシ
ートの重畳体35上にあるときのみであり、これによ
り、種々の作動が補償される。
【0023】ステープル留め操作が終了した後、前記制
御カム11,12,13は同一方向にさらに回転する。
前記第3の制御カム13の前記同心円部分がスリーブ8
から離れ、押圧バネ9が除荷され、打ち込み部材7が矢
印 "C" と反対方向に動いて戻る。打ち込み部材7が復
帰したときには、前記制御カム11,12の位置も変化
している。これにより、前記第1のスライダー5が押圧
バネ14の作用により上方に動かされ、クリンチ装置3
のホルダー24が再度初期状態に引き上げられる。前記
第1の制御カム11がさらに回転すると、前記引っ張り
バネ6が前記第2のスライダー4をアーム4eが突出部
5eに当たるまで、矢印 "C" の方向に上方に引っ張り
上げ、スライダー4は再度、図1に示す初期位置に復帰
する。
【0024】前記第2のスライダー4の復帰作動の間、
プッシュロッド26,27および前記曲げ部材30,3
1も、前記付勢バネにより図1に示す初期位置に復帰さ
れる。前記復帰バネは比較的弱いため、前記曲げ部材3
0,31と前記ローラー28,29との間に生ずる押圧
力はそれ程強くなく、それら双方の部材間にはある程度
のスリップが生ずる。これにより、好ましく、前記ロー
ラー28,29の異なる円周部が前記曲げ部材30,3
1に接触し、その転がり運動と相対的な回転の双方によ
って、前記ローラー28,29には一定の、従って小さ
い荷重のみが付加されるものとなる。従って、前記ロー
ラー28,29および前記曲げ部材30,31の耐久性
がかなり向上する。図1に示す初期状態となると、該ス
テープル装置の駆動が停止される。
【0025】クリンチ装置3における前記曲げ部材3
0,31に付与される圧縮荷重が、プッシュロッドの作
動ストローク中と復帰ストローク中との間で変わるた
め、前記曲げ部材30,31を動かす前記ローラー2
8,29にかかる荷重はその円周全体に均一に分配さ
れ、全体的に減少する。この前記ローラー28,29の
自動的な効果的な連続的な回転に対し、もし加わる圧力
の状況において、回転運動の方向を強制的に定める要求
があれば、そのようなタイプの制御をすることもでき
る。この目的のために、前記ローラー28,29には回
り止めが設けられており、それらローラーは、上記の各
作動時のみ回転し、プッシュロッド26,27の復帰動
作中には回転が防止される。これによっても、前記ロー
ラー28,29の円周全体への均一な荷重分配が補償さ
れる。
【0026】次に、かかる回り止めの実施例を、図5お
よび図6を参照して以下に説明する。図5および図6に
示した回り止め39は、前記ローラー28,29とプッ
シュロッド26,27の取り付け用ウェブ26a,27
aとの間に配設されている。回り止め39は、前記2つ
の軸28a,29aに取り付けられており、前記ローラ
ー28,29にそれぞれ設けられた凹部28c,29c
とそれぞれ協働する弾性的な2つのロックアーム39
a,39bを有している。この目的のため、各ローラー
28,29は、前記軸28a,29aから等距離に同心
的に離れた複数の凹部28c,29cが設けられた一つ
の側面を持っている。前記弾性的なロックアーム39
a,39は、それぞれ、前記軸28aと29aとの間に
位置する回り止め39の中心に対して対称に配されてい
る。共に等しい長さとされた前記ロックアーム39a,
39bは、の前記軸28a,29aの回転軸を結ぶ線と
平行となっている。各ロックアームは、前記ローラーの
前記側面の方に曲げられており、前記凹部28c,29
cにそれぞれ掛止されるように僅かに付勢されている。
凹部28c,29cに係合する前記ロックアーム39
a,39bの端部はそれぞれ、相応しい形状にされてお
り(丸められている)、低い摩擦での動作ができるよう
な面(高さ)が設けられている。プッシュロッド26,
27が矢印 "B" の方向に作動している間は、図5およ
び図6に示すように、回り止め39,39a,39bが
前記ローラー28,29が、図1〜図4を参照して述べ
た作用によって矢印で示す方向に回転することができ
る。しかし、前記ローラー28,29は、前記ロックア
ーム39a,39bが掛止しているもっとも近い凹部2
8c,29cに掛止している方向と反対方向には、その
回転が阻止または抑制される。
【0027】図面に示された上記実施例とは反対に、も
し、前記曲げ部材30,31が共通な回転軸(図示せ
ず)の下を通過するのに十分な長さを備えていれば、前
記ローラー28,29はその軸回りに回転するように並
列的に設けることもできる。そのように各ローラーを隣
接配置する場合には、両ローラーが逆回転できるよう
に、それら両ローラーの間に回転自在なワッシャーを配
置して、双方のローラーの側面を離間させるのがよい。
【0028】以上、本発明を、好ましい実施例を参照し
て詳細に説明したが、クレームに記載した本発明の技術
的範囲内において種々の変形例が有効であることは明ら
かである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステープル装置を初期状態にある
クリンチ装置と共に示す一部断面側立面図である。
【図2】図1に示したクリンチ装置を拡大して示す一部
断面側立面図である。
【図3】図2に示したクリンチ装置の構成部品を示した
分解斜視図である。
【図4】図1ないし図3に示したクリンチ装置のローラ
ーを拡大して示した側面図である。
【図5】他の実施例に係る、回り止めを備えたクリンチ
装置の一対のローラーの側立面図である。
【図6】図5に示した回り止めの上面図である。
【符号の説明】
1 ステープル装置 2 打ち込み装置 3 クリンチ装置 26 プッシュロッド 28,29 ローラー 30,31 曲げ部材 34 ステープル 35 シートの重畳体 39 回り止め

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステープルをシートの重畳体の中に一方
    側から打ち込むための打ち込み装置と、前記シートの重
    畳体の他方側において前記ステープルの端部を打ち曲げ
    るためのクリンチ装置と、を備え、 前記クリンチ装置は、回動自在に取り付けられ対向方向
    に可動とされた2つの曲げ部材を含み、該曲げ部材は、
    前記ステープルの位置および前記ステープルの長手方向
    に対して対称に配置されており、該曲げ部材の前記ステ
    ープルの端部から離れた面は、前記シートの重畳面に対
    して垂直方向に直線運動するアクチュエーターに連動可
    能とされており、前記曲げ部材は、前記ステープル位置
    の外側に位置された第1の端部の領域において回動自在
    に設けられており、かつ、前記アクチュエーターが前記
    ステープルの上方に配された該曲げ部材の第2の自由端
    を駆動する、重畳されたシートをステープル留めするた
    めのステープル装置において、 前記曲げ部材(30,31)の前記ステープルの端部か
    ら離れた前記各面(30b,31b)が、各ローラー
    (28,29)に接触可能とされ、かつ、これらローラ
    ー(28,29)は、直線運動するプッシュロッドとさ
    れた前記アクチュエーターに回転するように取り付けら
    れていることを特徴とするステープル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のステープル装置におい
    て、前記ローラー(28,29)が、前記ステープル
    (34)の長手方向に並んで配置されていることを特徴
    とするステープル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のステープル装置におい
    て、前記ローラー(28,29)が、共通の軸回りの自
    由回転のために並行して配置されていることを特徴とす
    るステープル装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のステープル装置におい
    て、前記ローラー(28,29)が、プッシュロッド
    (26,27)のフォーク状に形成された端部に配置さ
    れていることを特徴とするステープル装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のステープル装置におい
    て、各ローラー(28,29)がそれぞれ一方向のみに
    回転するように、該ローラー(28,29)には回り止
    め(39)が係合していることを特徴とするステープル
    装置。
JP6012862A 1993-02-06 1994-02-04 ステープル装置 Pending JPH06315904A (ja)

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