JPH0631563U - 陳列棚の載置物転落防止装置 - Google Patents

陳列棚の載置物転落防止装置

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JPH0631563U
JPH0631563U JP7349692U JP7349692U JPH0631563U JP H0631563 U JPH0631563 U JP H0631563U JP 7349692 U JP7349692 U JP 7349692U JP 7349692 U JP7349692 U JP 7349692U JP H0631563 U JPH0631563 U JP H0631563U
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JP7349692U
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健治 中村
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Okamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 陳列棚の前面開口する棚板より、載置物が、
振動や衝撃等により前方へ転落するのを防止する。 【構成】 陳列棚1に設けた棚板4の側板4aの前部外側
面に、前部支柱2の前面に近接する支軸6と、支軸6よ
り前方に係止軸7を突設し、常時は、中央部10が棚板4
の前端上方に位置する転落防止杆9の両側の、上記前部
支柱2に沿う垂直部12の下端に、長円部13を形成して、
長円部13の上端を支軸6に枢支し、転落防止杆9を引き
上げて、中央部10が棚板4の前方となるまで回動させた
時、転落防止杆9が係止軸7に係止されるように、係止
軸7の位置を定める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、陳列棚における前面開口する棚板よりの載置物の前方転落を防止す る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上面と前面が開口する扁平な棚板を備える陳列棚は、物品の出し入れに便利で あるが、振動や衝撃等により、載置物が前方に転落することがあり、特にキャス ターを設けた移動式陳列棚では、載置物が転落するおそれが大きい。
【0003】 この問題を解決するため、棚板の前端に、載置物の転落防止位置と出入位置を とりうる水平をなす転落防止杆を設けた装置が、実開昭58-68138号公報および実 開昭61-40949号公報に記載されている。
【0004】 両考案は、いずれも、水平をなす転落防止杆の両端をコ字形に屈曲して、コ字 形部の短寸の水平部を、棚板の前端に設けた支持板の縦長孔に係合し、転落防止 杆を下降させると、その端部が支持板上部の係止部に係合して、転落防止位置に 固定され、かつ引き上げて係合を解除すると、載置物出入位置に回動させうるよ うになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述の両考案では、転落防止杆が左右にずれて、動作が不円滑になり、また転 落防止杆を載置物出入位置とした時、下端が垂下して、下段の棚板上の物品の出 し入れの邪魔になるという問題点がある。 本考案は、これらの問題点を解消した転落防止装置を提供することを目的とし ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上述の目的を達成するため、陳列棚に設けた、上面と前面が開口す る偏平箱状棚板の、陳列棚より前方に突出する側板の外側面に、陳列棚の前部支 柱の前面に近接する支軸と、支軸より前方に位置する係止軸を横向きに突設し、 かつ常時は、中央部が棚板の前端上方に位置する転落防止杆の両側に、上記前部 支柱に沿う垂直部と、その下端に縦長の長円部を形成して、長円部の上端を支軸 に枢支し、転落防止杆を若干引き上げて、中央部が棚板のほぼ前方になるまで回 動させた時、転落防止杆が係止軸に係止されるように、係止軸の位置を定めた。
【0007】
【作用】
本考案の装置によると、長期使用しても、転落防止杆は円滑に作動し、物品出 入位置とした転落防止杆は、係止軸に支持されて、棚板の前方に停止するので、 下段の棚板上の物品の出し入れの邪魔になることはない。
【0008】
【実施例】
図面は、本考案の一実施例を示すもので、陳列棚(1)の前後の支柱(2)(3)に は、上面と前面が開口する偏平箱状の棚板(4)が、上下複数段に固設され、各棚 板(4)の前部は、前方の両支柱(2)より前方に突出している。
【0009】 支柱(2)(3)には、各棚板(4)の後端上方と両側上方を囲む、載置部物転落防 止用の囲い枠(5)が固着されている。
【0010】 前方の両支柱(2)より突出する各棚板(4)の側板(4a)の外側面における両支柱 (2)の直前には短寸の支軸(6)が、また支軸(6)の若干前方には係止軸(7)が横 向突設され、支軸(6)と係止軸(7)の先端同士間には、抜止板(8)が固設されて いる。
【0011】 (9)は転落防止杆で、その中央部(10)は、棚板(4)の横幅と等長で、常時は、 図1に示すように、棚板(4)の前端上方において前端と並行、かつ囲い枠(5)と 等高をなしている。
【0012】 中央部(10)の両端には、後方を向いて互に平行をなす水平部(11)が設けられ、 か両水平部(11)の後端には、支柱(2)の前面に沿う垂直部(12)が設けられている 。垂直部(12)の下端には、支柱(2)の前面に沿う縦長の長円部(13)が設けられ、 長円部(13)の上端が、支軸(6)に枢支されている。
【0013】 上述の状態の転落防止杆(9)は、支軸(6)より上方の垂直部(12)と下方の長円 部(13)が、ともに支柱(2)の前面に当接しているので、前後に回動せず、中央部 (10)が、棚板(4)の前端上方に安定に保持されて、物品(図示省略)の転落を防止 する。
【0014】 図2に示すように、転落防止杆(9)を若干引き上げれば、支軸(6)が長円部(1 3)の下端に移動して、転落防止杆(9)の前方への回動を阻止する部分が解除され る。従って、長円部(13)の前縁が係止軸(7)に当接して停止するまで回動させれ ば、中央部(10)が棚板(4)の前方となって、棚板(4)上の物品の出し入れが容易 となり、しかも中央部(10)が垂下しないので、下段の棚板(4)上の物品の出し入 れの邪魔にならない。
【0015】 図2の状態の転落防止杆(9)は、これを後方に回動させるだけで、自重により 自動的に図1の状態に復帰する。
【0016】 係止軸(7)を、図示する位置より前上方に設けて、物品出し入れ時、転落防止 杆(9)の垂直部(12)が当接するようにしてもよい。
【0017】
【考案の効果】
長期使用しても、あるいは粗暴に操作しても、転落防止杆が棚板やその付属部 材に引っ掛かる恐れはなく円滑に回動し、物品出入位置とした転落防止杆は、係 止軸に支持されて、棚板の前方に係止し、垂下しないので、下段の棚板上の物品 の出し入れの邪魔になることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置を載置物転落防止姿勢とした陳列棚
の要部の斜視図である。
【図2】本考案装置を物品出入姿勢とした陳列棚の要部
の斜視図である。
【符号の説明】
(1)陳列棚 (2)(3)支柱 (4)リブ (4a)側板 (5)囲い枠 (6)支軸 (7)係止軸 (8)抜止板 (9)転落防止杆 (10)中央部 (11)水平部 (12)垂直部 (13)長円部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陳列棚に設けた、上面と前面が開口する
    偏平箱状棚板の、陳列棚より前方に突出する側板の外側
    面に、陳列棚の前部支柱の前面に近接する支軸と、支軸
    より前方に位置する係止軸を横向きに突設し、かつ常時
    は、中央部が棚板の前端上方に位置する転落防止杆の両
    側に、上記前部支柱に沿う垂直部と、その下端に縦長の
    長円部を形成して、長円部の上端を支軸に枢支し、転落
    防止杆を若干引き上げて、中央部が棚板のほぼ前方にな
    るまで回動させた時、転落防止杆が係止軸に係止される
    ように、係止軸の位置を定めたことを特徴とする陳列棚
    の載置物転落防止装置。
JP7349692U 1992-09-30 1992-09-30 陳列棚の載置物転落防止装置 Expired - Lifetime JPH07126Y2 (ja)

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JP7349692U JPH07126Y2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 陳列棚の載置物転落防止装置

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JPH0631563U true JPH0631563U (ja) 1994-04-26
JPH07126Y2 JPH07126Y2 (ja) 1995-01-11

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ID=13519928

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014036727A (ja) * 2012-08-13 2014-02-27 Asahi:Kk 金属製棚又はワゴン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014036727A (ja) * 2012-08-13 2014-02-27 Asahi:Kk 金属製棚又はワゴン

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JPH07126Y2 (ja) 1995-01-11

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Effective date: 19950627