JPH064769Y2 - ショーケース等の引出し式陳列棚 - Google Patents

ショーケース等の引出し式陳列棚

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JPH064769Y2
JPH064769Y2 JP6296088U JP6296088U JPH064769Y2 JP H064769 Y2 JPH064769 Y2 JP H064769Y2 JP 6296088 U JP6296088 U JP 6296088U JP 6296088 U JP6296088 U JP 6296088U JP H064769 Y2 JPH064769 Y2 JP H064769Y2
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JP
Japan
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JP6296088U
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智弘 山下
孝則 中条
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えば多数本の瓶商品を並べて収容するショー
ケース等に装備した引出し式陳列棚の構造に関する。
〔従来の技術〕
まず頭記した引出し式陳列棚の従来構造を第5図に示
す。図において1は鋼線を縦横に組んで作られた棚本
体、2は棚本体1の周縁を囲むようにその上方に鋼線を
張り巡らした固定式の商品転倒防止用ガード部材、3は
棚の左右両側に取付けたガードローラ、4は棚上に並べ
て収容した瓶商品であり、該陳列棚はショーケース等の
ケース本体側に設けたガードレール5に支持した矢印P
方向へ引出し可能に配備されている。ここで商品4の取
出し、補充は、陳列棚の前縁に手を掛けて棚をケース本
体の前方へ引出した状態で行う。なおこの陳列棚引出し
状態で棚に補充した商品の重量モーメントによりケース
本体が前方へ転倒するのを防ぐ安全性確保のために、前
記陳列棚の引出しストロークは或る範囲に制限されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記引出し式の陳列棚において、商品の取
出、補充に際して棚を引き出し移動する過程で商品4が
転倒して棚より脱落するのを防止するためには、ガード
部材2の高さができるだけ高い方が好ましい。しかしな
がら商品4の取出し、補充操作の面から見ると、ガード
部材2の高さ寸法が高いとガードが邪魔となって特に棚
の奥の方に並んでいる商品の取出し、補充作業がやり難
くくなるので、むしろガード部材2の高さ寸法は低い方
が好ましい。
このようにガード部材2による商品の転倒防止機能と商
品取出し、補充操作性とは互いに相反するために、商品
転倒防止機能を優先してガード部材2の高さを大にする
と商品の取出し、補充操作性が低下し、逆に商品の取出
し、操作性を優先してガード部材2を低くすると商品転
倒防止能が低下する。このために従来構造のままでは商
品転倒防止機能、並びに商品取出し、補充操作の双方を
同時に満足させることが困難である。
本考案は上記の点にかんがみ成されたものであり、陳列
棚の引出し移動過程ではガード部材が商品の転倒防止に
有効に働き、しかも棚の引出し位置では商品の取出し、
補充操作の面でガード部材が殆ど邪魔になることがない
ようにして双方の機能を同時に満足できるようにしたシ
ョーケース等に採用する引出し式陳列棚を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本考案の引出し式陳列棚に
おいては、左右両側にガイドローラを備えた引出し式の
トレー形棚本体と、該棚本体の周縁上方に沿って張巡ら
し、かつその後端を棚本体へヒンジ結合した上下方向に
揺動可能な商品転倒防止用のガード部材と、該ガード部
材の前縁部に結合した把手部材と、該把手部材の下部延
長部分に形成され、かつ陳列棚の収納位置でケース本体
側のストッパーに係止し合う鎖錠片とを具備して構成す
るものとする。
〔作用〕
上記の構成で、陳列棚をショーケース等のケース本体内
に収納した状態では把手部材に設けた鎖錠片がケース本
体側のストッパに係止して棚の不測な移動を阻止してい
る。この状態から商品の取出し、ないし棚内への商品補
充を行うために陳列棚を前方へ引き出すには、まず把手
部材に手を掛けて上方に引き上げながら鎖錠片とストッ
パとの係合を解き、かつこの引き上げ状態のまま把手部
材を前方へ引くことにより鎖錠片がストッパを乗り越え
て陳列棚がケース本体の前方へ引き出される。しかもこ
の棚の引出し移動過程では、ガード部材が後端のヒンジ
結合端を支点として上方に揺動した引き上げ状態となる
ので、それだけガードの有効高さが高くなり、商品の転
倒、脱落を確実に防止できる。
また陳列棚を本体ケース外に引出した後に把手部材から
手を離すと、ガード部材は自重によに下がってそのガー
ド位置が低くなる。したがってガード部材が殆ど邪魔に
ならずに陳列棚の全奥行き域で商品の取出し、補充操作
を楽に行うことができる。
〔実施例〕
第1図は本考案実施例による陳列棚全体の斜視図、第2
図、第3図、第4図はそれぞれ陳列棚の収納状態図、引
出し操作途中の状態図、および引出し状態図を示すもの
であり、第5図と同一部品には同じ符号が付してある。
まず第1図で陳列棚の構造を説明すると、トレー形の棚
本体1の周縁上方には、棚本体1の左右並びに前辺を囲
むように鋼線をコ字形に屈曲して成るガード部材2がそ
の後端をヒンジ金具6を介して棚本体1に結合されてい
る。また該ガード部材2の前縁部には符号7で示す把手
部材が設置されている。この把手部材7は鋼線を屈曲し
て作られたものであってガード部材2の前縁部に溶接結
合され、さらに棚本体1の前縁部を貫通して下方に延長
した部分を後方へ向けL字形に折り曲げてこの屈曲部に
鎖錠片7aが形成されている。
第2図は上記構成に成る陳列棚をショーケース等のケー
ス本体に収納した状態を示すもので、棚本体1の上には
多数本の商品4が並べて収容されており、かつガード部
材2とともに把手部材7は自重により下降してその鎖錠
片7aがケース本体の前縁側に設けたストッパ8に係止
され、この状態で陳列棚が不測にケース本体の前方へ移
動するのを阻止している。
次に商品4の取出し、ないし補充を行うために陳列棚を
ケース本体より前方へ引き出すには、第3図においてま
ず把手部材7に手を掛けて矢印Qのように上方に引き上
げる。これによりガード部材2は把手部材7とともに後
端のヒンジ結合部を支点として鎖線(収納位置)から実
線で示す位置へ上方に揺動するとともに、鎖錠片7aと
ケース本体側のストッパ8との係止が釈放される。続い
て把手部材7を引き上げたまま、さらに把手部材7を矢
印Pのように前方に引き出す。これにより鎖錠片7aが
ストッパ8を乗り越えて、陳列棚全体がケース本体の前
方へ引出し移動するようになる。しかもこの引出し移動
過程では、ガード部材2が鎖線位置より実線位置の高さ
に引き上げた姿勢となるので、その分だけガードの有効
高さが大となる。これにより棚の移動引出し過程で収容
商品4が転倒して脱落するのを確実に防止できる。
一方、陳列棚をケース本体の前方へ引出した後に把手部
材7から手を離すと、把手部材7はガード部材2ととも
に自重により揺動下降して陳列棚が第4図の状態に停止
する。つまりガード部材2、把手部材7の高さが全体的
に低くなる。したがって、これらが殆ど邪魔になること
なく、棚本体1に対してその全奥行きの範囲で商品4の
取出、補充操作を楽に行うことができるようになる。
また商品の取出し、補充作業の終了後、再び把手部材7
に手を掛けて陳列棚をケース本体の内部へ押込むことに
より、その押し込み移動過程でガード部材2が上昇して
商品転倒を確実に防止しつつ、鎖錠片7aがストッパ8
を乗り越えて陳列棚がケース本体内の収納位置に収まれ
ば把手部材7が自動的に落下して再び鎖錠状態に戻る。
〔考案の効果〕
本考案の引出し式陳列棚は、以上説明したように構成さ
れているので、次記の効果を奏する。
すなわち、ガード部材を上下方向へ揺動式としてその前
縁部に鎖錠片を備えた把手部材を設けたことにより、陳
列棚の引出し、押し込み移動操作の過程ではガード部材
が上方に引き上げられてその有効高さが増大して棚上に
並ぶ収容商品の転倒を確実に防止できるととに、陳列棚
の引出し位置ではガード部材、把手部材が自重により降
下してその高さが低くなるので、これらが殆ど邪魔にな
ることなく商品の取出し、補充操作を楽に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例による陳列棚全体の斜視図、第2
図、第3図、第4図はそれぞれ陳列棚の収納状態図、引
出し操作途中の状態図、および引出し状態図、第5図は
従来における陳列棚の構成斜視図である。各図におい
て、 1:陳列棚の棚本体、2:ガード部材、3:ガードロー
ラ、4:商品、6:ヒンジ金具、7:把手部材、7a:
鎖錠片、8:ストッパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】瓶商品等を収容してショーケース等のケー
    ス本体に装備した引出し式陳列棚であって、左右両側に
    ガイドローラを備えた引出し式のトレー形棚本体と、該
    棚本体の周縁上方に沿って張巡らし、かつその後端を棚
    本体へヒンジ結合した上下方向に揺動可能な商品転倒防
    止用のガード部材と、該ガード部材の前縁部に結合した
    把手部材と、該把手部材の下部延長部分に形成され、か
    つ陳列棚の収納位置でケース本体側のストッパに係止し
    合う鎖錠片とを具備して構成したことを特徴とするショ
    ーケース等の引出し式陳列棚。
JP6296088U 1988-05-13 1988-05-13 ショーケース等の引出し式陳列棚 Expired - Lifetime JPH064769Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6296088U JPH064769Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 ショーケース等の引出し式陳列棚

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JP6296088U JPH064769Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 ショーケース等の引出し式陳列棚

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01169160U JPH01169160U (ja) 1989-11-29
JPH064769Y2 true JPH064769Y2 (ja) 1994-02-09

Family

ID=31288500

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JP6296088U Expired - Lifetime JPH064769Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 ショーケース等の引出し式陳列棚

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2557907Y2 (ja) * 1990-09-07 1997-12-17 ライオン株式会社 商品陳列棚
JP7202746B2 (ja) * 2018-12-11 2023-01-12 河淳株式会社 スライド棚板及び商品陳列棚

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Publication number Publication date
JPH01169160U (ja) 1989-11-29

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