JPH06315480A - X線ctスキャナ - Google Patents
X線ctスキャナInfo
- Publication number
- JPH06315480A JPH06315480A JP5106297A JP10629793A JPH06315480A JP H06315480 A JPH06315480 A JP H06315480A JP 5106297 A JP5106297 A JP 5106297A JP 10629793 A JP10629793 A JP 10629793A JP H06315480 A JPH06315480 A JP H06315480A
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- JP
- Japan
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- ray
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims abstract description 12
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 19
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 6
- 238000013480 data collection Methods 0.000 abstract description 3
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エアキャリブレーションを実施する際に、検
出器の各チャネルで収集される線質と線量を均一とし得
るX線CTスキャナを提供することを目的とする。 【構成】 X線管の出射側に、各X線の出射方向に対し
て均一に厚みをもち、かつ、各出射方向からのX線が常
に直角に入射し得るように円弧状に形成されたフィルタ
を設けてエアキャリブレーションを実施する。 【効果】 エアキャリブレーション時に、検出器の各チ
ャネルで収集される線質と線量が均一となり、再構成画
像に発生するアーチファクトを防止することができる。
出器の各チャネルで収集される線質と線量を均一とし得
るX線CTスキャナを提供することを目的とする。 【構成】 X線管の出射側に、各X線の出射方向に対し
て均一に厚みをもち、かつ、各出射方向からのX線が常
に直角に入射し得るように円弧状に形成されたフィルタ
を設けてエアキャリブレーションを実施する。 【効果】 エアキャリブレーション時に、検出器の各チ
ャネルで収集される線質と線量が均一となり、再構成画
像に発生するアーチファクトを防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線検出器で収集され
た透過データを精度良く補正してX線CT画像を再構成
するX線CTスキャナに関する。
た透過データを精度良く補正してX線CT画像を再構成
するX線CTスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、X線CTスキャナを用いて断層
像を撮影する場合には、水ファントムを用いたキャリブ
レーションデータ(以下、水補正データという)を予め
求めておき、実際の被検体を透過して得られた透過デー
タから水補正データを差引いて生データを求め、これを
再構成して断層像を得る。この水補正データは、その収
集作業に時間を要するので頻繁に取り直しを行なうのは
困難である。そこで、従来より、エア補正データ(水フ
ァントムを用いず、空気のみを透過して得られるキャリ
ブレーションデータ)を求め、これを基に間接的に水補
正データを求める方法が採用されている。
像を撮影する場合には、水ファントムを用いたキャリブ
レーションデータ(以下、水補正データという)を予め
求めておき、実際の被検体を透過して得られた透過デー
タから水補正データを差引いて生データを求め、これを
再構成して断層像を得る。この水補正データは、その収
集作業に時間を要するので頻繁に取り直しを行なうのは
困難である。そこで、従来より、エア補正データ(水フ
ァントムを用いず、空気のみを透過して得られるキャリ
ブレーションデータ)を求め、これを基に間接的に水補
正データを求める方法が採用されている。
【0003】以下、この演算方法について詳述する。い
ま、イニシャル時における水補正データW1 ,同エア補
正データをA1 とし、感度補正時における水補正データ
W2,同エア補正データをA2 で示すと、次の(1) 式が
成立する。
ま、イニシャル時における水補正データW1 ,同エア補
正データをA1 とし、感度補正時における水補正データ
W2,同エア補正データをA2 で示すと、次の(1) 式が
成立する。
【0004】
【数1】 W1 −A1 =W2 −A2 …(1) 従って、
【0005】
【数2】 W2 =W1 −A1 +A2 …(2) となり、イニシャル時の水補正データW1 ,及びエア補
正データA1 ,A2 から、感度補正時の水補正データW
2 を求めることができる。即ち、測定時に水ファントム
を要する水補正データ収集から測定が容易なエア補正デ
ータを求めることで水補正データを間接的に求めること
ができるのである。
正データA1 ,A2 から、感度補正時の水補正データW
2 を求めることができる。即ち、測定時に水ファントム
を要する水補正データ収集から測定が容易なエア補正デ
ータを求めることで水補正データを間接的に求めること
ができるのである。
【0006】ところで、X線CTスキャナには通常、X
線管の出力側にフィルタが設けられている。図2は従来
におけるX線CTスキャナのX線投影部の様子を模式的
に示す説明図であり、X線の入射側が円弧状に抉られ、
出射側が平板状に形成されたフィルタ1を用いている。
線管の出力側にフィルタが設けられている。図2は従来
におけるX線CTスキャナのX線投影部の様子を模式的
に示す説明図であり、X線の入射側が円弧状に抉られ、
出射側が平板状に形成されたフィルタ1を用いている。
【0007】このため、エア補正データ収集時に検出器
3の各チャネルで吸収されるX線により各チャンネルで
得られるものは、同図4に示すように、中央部付近が多
くなるので、フィルタ1を取付けたままでエア補正デー
タを求めた場合に、各チャネルで収集される線質と線量
の違いにより、画像の中心部分にリング状アーチファク
トが発生することがある。
3の各チャネルで吸収されるX線により各チャンネルで
得られるものは、同図4に示すように、中央部付近が多
くなるので、フィルタ1を取付けたままでエア補正デー
タを求めた場合に、各チャネルで収集される線質と線量
の違いにより、画像の中心部分にリング状アーチファク
トが発生することがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のX
線CTスキャナにあっては、フィルタ1を取付けたまま
エアキャリブレーションを実施するので、各検出器で収
集される線質と線量が均一とならず、再構成されたCT
画像の中心部にリング状アーチファクトが発生するとい
う問題点があった。
線CTスキャナにあっては、フィルタ1を取付けたまま
エアキャリブレーションを実施するので、各検出器で収
集される線質と線量が均一とならず、再構成されたCT
画像の中心部にリング状アーチファクトが発生するとい
う問題点があった。
【0009】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、エ
アキャリブレーションを実施する際に、各検出器で収集
される線質と線量を均一とし得るX線CTスキャナを提
供することにある。
るためになされたもので、その目的とするところは、エ
アキャリブレーションを実施する際に、各検出器で収集
される線質と線量を均一とし得るX線CTスキャナを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、X線管から放射されたX線をフィルタを
通過後、被検体を透過させて透過データを収集するとと
もに、イニシャルの時の水補正データとエア補正デー
タ,及び測定時のエア補正データをそれぞれ求め、これ
らを基に測定時の水補正データを算出し、前記透過デー
タから前記測定時の水補正データを減算して実際のプロ
ジェクションデータを得、これを再構成してX線CT画
像を作成するX線CTスキャナにおいて、前記イニシャ
ル時,及び測定時の各エア補正データを求める際には、
X線投射方向に対して均一な厚みをもつフィルタを用い
ることが特徴とである。
め、本発明は、X線管から放射されたX線をフィルタを
通過後、被検体を透過させて透過データを収集するとと
もに、イニシャルの時の水補正データとエア補正デー
タ,及び測定時のエア補正データをそれぞれ求め、これ
らを基に測定時の水補正データを算出し、前記透過デー
タから前記測定時の水補正データを減算して実際のプロ
ジェクションデータを得、これを再構成してX線CT画
像を作成するX線CTスキャナにおいて、前記イニシャ
ル時,及び測定時の各エア補正データを求める際には、
X線投射方向に対して均一な厚みをもつフィルタを用い
ることが特徴とである。
【0011】
【作用】上述の如く構成すれば、エア補正データを求め
る際には、X線の投射方向に対して均一な厚みをもつフ
ィルタを用いているので、検出器の各チャネルで収集さ
れる線質と線量は均一となり、均一なエア補正データが
得られることにより、リング状アーチファクトのない画
像が得られるようになる。
る際には、X線の投射方向に対して均一な厚みをもつフ
ィルタを用いているので、検出器の各チャネルで収集さ
れる線質と線量は均一となり、均一なエア補正データが
得られることにより、リング状アーチファクトのない画
像が得られるようになる。
【0012】
【実施例】図1は本発明が適用されたX線CTスキャナ
のX線投射部を示す構成図である。図示のように、X線
管2の出射側にはフィルタ5が設けられ、このフィルタ
5を通過したX線は検出器3で収集されるようになって
いる。フィルタ5は、各X線の照射方向に対して同一の
厚みを有しており、かつ、どの方向からのX線に対して
も直角に入射し得るように円弧状に形成されている。
のX線投射部を示す構成図である。図示のように、X線
管2の出射側にはフィルタ5が設けられ、このフィルタ
5を通過したX線は検出器3で収集されるようになって
いる。フィルタ5は、各X線の照射方向に対して同一の
厚みを有しており、かつ、どの方向からのX線に対して
も直角に入射し得るように円弧状に形成されている。
【0013】従って、検出器3で収集される信号量は、
図1の符号4に示す如くとなり、検出器3の各チャネル
で均一となる。また、図示しない切換機構によって、従
来より用いられているフィルタ1とエア補正データ収集
用フィルタ5とが切換可能となっている。従って。エア
キャリブレーションを実施する場合にのみ、使用するフ
ィルタをフィルタ5に切換えれば、検出器3の各チャネ
ルで収集される線質と線量が均一となるので、均一なエ
ア補正データが得られる。
図1の符号4に示す如くとなり、検出器3の各チャネル
で均一となる。また、図示しない切換機構によって、従
来より用いられているフィルタ1とエア補正データ収集
用フィルタ5とが切換可能となっている。従って。エア
キャリブレーションを実施する場合にのみ、使用するフ
ィルタをフィルタ5に切換えれば、検出器3の各チャネ
ルで収集される線質と線量が均一となるので、均一なエ
ア補正データが得られる。
【0014】このようにして、本実施例では、フィルタ
5を用いてエアキャリブレーションを実施しているの
で、検出器チャネルで得られる線質と線量が不均一とな
ることはなく、均一なエア補正データが得られる。その
結果、アーチファクトのない鮮明な再構成を得ることが
できるようになる。
5を用いてエアキャリブレーションを実施しているの
で、検出器チャネルで得られる線質と線量が不均一とな
ることはなく、均一なエア補正データが得られる。その
結果、アーチファクトのない鮮明な再構成を得ることが
できるようになる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、エア
補正データを求める際には、放射X線を均一にX線管に
照射し得るフィルタを使用するので、検出器の各チャネ
ルで均一な線質と線量となるエア補正データが得られる
ようになる。従って、再構成画像上にアーチファクトが
発生するという不具合は解消され、鮮明な再構成画像を
得ることができる。
補正データを求める際には、放射X線を均一にX線管に
照射し得るフィルタを使用するので、検出器の各チャネ
ルで均一な線質と線量となるエア補正データが得られる
ようになる。従って、再構成画像上にアーチファクトが
発生するという不具合は解消され、鮮明な再構成画像を
得ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】従来例を示す構成図である。
1 ウェッジフィルタ 2 X線管 3 検出器 4 フォトン量 5 エア補正データ収集用フィルタ
Claims (1)
- 【請求項1】 X線管から放射されたX線を、フィルタ
を通過後、被検体を透過させて透過データを収集すると
ともに、 イニシャルの時の水補正データとエア補正データ,及び
測定時のエア補正データをそれぞれ求め、これらを基に
測定時の水補正データを算出し、 前記透過データから前記測定時の水補正データを減算し
て実際のプロジェクションデータを得、これを再構成し
てX線CT画像を作成するX線CTスキャナにおいて、 前記イニシャル時,及び測定時の各エア補正データを求
める際には、X線投射方向に対して均一な厚みをもつフ
ィルタを用いることを特徴とするX線CTスキャナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5106297A JPH06315480A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | X線ctスキャナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5106297A JPH06315480A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | X線ctスキャナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06315480A true JPH06315480A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=14430102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5106297A Pending JPH06315480A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | X線ctスキャナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06315480A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007037994A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-02-15 | Toshiba Corp | X線ct装置 |
US7535987B2 (en) | 2005-06-30 | 2009-05-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | X-ray CT apparatus |
KR20190017482A (ko) * | 2017-08-11 | 2019-02-20 | 서울대학교병원 | 수술 검체용 엑스레이 변환 장치 |
CN114295652A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-08 | 武汉联影生命科学仪器有限公司 | 一种双能滤过器和双能ct |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP5106297A patent/JPH06315480A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007037994A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-02-15 | Toshiba Corp | X線ct装置 |
US7535987B2 (en) | 2005-06-30 | 2009-05-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | X-ray CT apparatus |
KR20190017482A (ko) * | 2017-08-11 | 2019-02-20 | 서울대학교병원 | 수술 검체용 엑스레이 변환 장치 |
CN114295652A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-08 | 武汉联影生命科学仪器有限公司 | 一种双能滤过器和双能ct |
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