JPS6146140B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6146140B2 JPS6146140B2 JP52079033A JP7903377A JPS6146140B2 JP S6146140 B2 JPS6146140 B2 JP S6146140B2 JP 52079033 A JP52079033 A JP 52079033A JP 7903377 A JP7903377 A JP 7903377A JP S6146140 B2 JPS6146140 B2 JP S6146140B2
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- Japan
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- radiation source
- ray
- penumbra
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- Expired
Links
- 238000003325 tomography Methods 0.000 claims description 6
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 23
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000003902 lesion Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 240000007509 Phytolacca dioica Species 0.000 description 1
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- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は放射線源が非点のものであることによ
つて再生画像上に生じる半影の影響を受けないよ
うに空間分解能を向上したコンピユータ断層撮影
装置に関する。
つて再生画像上に生じる半影の影響を受けないよ
うに空間分解能を向上したコンピユータ断層撮影
装置に関する。
放射線源とそれに対向する検出器とを被検体を
挾んでそのまわりに回転させることにより被検体
の各方向からの放射線吸収データを得、これらの
データを基にコンピユータにより画像再構成処理
して被検体の断層像を得るところのコンピユータ
断層撮影装置すなわちCT(Computed
Tomography)装置に於てはその構造上、フイル
ム等と異なり検出器と被検体との間に比較的大き
い間隙がある為、半影の影響が画像にあらわれ易
い傾向がある。又第1〜3図に示すように例えば
放射線が線源aから扇形状に広がるものであり、
検出器dが扇形の弧に沿つて配置された多数のセ
ルを有するものであつて被検体が扇形の放射線ビ
ーム中に設定される場合を考えると、被検体bが
大きい例えば腹部であり設定において撮影領域の
殆んど全域を占める第1図の場合と被検体cが比
較的小さい例えば頭部であり撮影領域の一部のみ
しか占めない第2図の場合とについて、被検体を
透過した放射線を入射させて画像再構成に有効な
信号を出力するセルの数を比較すると第1図の場
合のNeに対して第2図の場合はNに減少して
しまう。小さい被検体はそれなりに小さい部分
(例えば病巣)まで解像する必要が生ずるのが一
般である。その為現在は撮影領域の大きい体部用
と撮影領域の小さい頭部用の2種類のCT装置が
それぞれの目的を主として満たすためにつくられ
ている。そして一般に体部用を用いて頭部を撮影
した場合の画像の評価は頭部用による画像より悪
い傾向がある。このような2台の装置を準備する
不便がなく1台の装置で被検体の大小に適合した
効果的な撮影を可能とするため第3図に示すよう
に装置に放射線源と被検体との間の距離を調節
(lをhに)するシフト機構を設けて被検体を放
射線ビームの広がり角内に効果的に設定すること
が行なわれた。しかし乍らこの方法に於ては同じ
被検体に対して有効にはたらく検出素子が増して
小さな被検体に対して分解能を向上できる利点が
ある一方で放射線源が非点の有限の大きさを有す
ることに基づく次のような問題を生ずる欠点があ
つた。次にこれを第4〜5図を用いて説明する。
有限の大きさ1をもつた放射線源aから被検体
cを透過した放射線は本影部R1,R2と半影部
S1,S2を形成して検出器dに入射する。放射線源
aと検出器dとの距離は一定のLである。第4図
及び第5図はそれぞれ第2図及び第3図に対応し
たものであり同じ被検体cが放射線源との距離を
lからhに縮少されることによつて有効に作動す
る検出器dの部分がからgに拡大されはするが
それにつれて他方で半影部分もS1からS2に拡大さ
れて隣り合う画素との重なりが生じ易くなり画素
間の区別が不明確となる。第7図はこのような関
係を図解したものである。被検体c中の確認した
い病巣i1とその近くに異物i2がある場合、xなる
有限長を有する放射線源により照射されてコリ
メータQを経て検出器上に得られる画像入力は同
図内のD部に示されたようになる。実線で示さ
れたものが病巣i1に対するものであり、破線で示
されたものが異物i2に対するものである。放射線
源が理想的な点焦点Fの場合の画像入力は同図内
のDF部に示されたようになり、病巣i1と異物i2が
明確に区別されるのに対し、D部に示された有
限長放射線源による画像入力は互の半影部の重
なりによりもやもやとした不明確な像となる。
挾んでそのまわりに回転させることにより被検体
の各方向からの放射線吸収データを得、これらの
データを基にコンピユータにより画像再構成処理
して被検体の断層像を得るところのコンピユータ
断層撮影装置すなわちCT(Computed
Tomography)装置に於てはその構造上、フイル
ム等と異なり検出器と被検体との間に比較的大き
い間隙がある為、半影の影響が画像にあらわれ易
い傾向がある。又第1〜3図に示すように例えば
放射線が線源aから扇形状に広がるものであり、
検出器dが扇形の弧に沿つて配置された多数のセ
ルを有するものであつて被検体が扇形の放射線ビ
ーム中に設定される場合を考えると、被検体bが
大きい例えば腹部であり設定において撮影領域の
殆んど全域を占める第1図の場合と被検体cが比
較的小さい例えば頭部であり撮影領域の一部のみ
しか占めない第2図の場合とについて、被検体を
透過した放射線を入射させて画像再構成に有効な
信号を出力するセルの数を比較すると第1図の場
合のNeに対して第2図の場合はNに減少して
しまう。小さい被検体はそれなりに小さい部分
(例えば病巣)まで解像する必要が生ずるのが一
般である。その為現在は撮影領域の大きい体部用
と撮影領域の小さい頭部用の2種類のCT装置が
それぞれの目的を主として満たすためにつくられ
ている。そして一般に体部用を用いて頭部を撮影
した場合の画像の評価は頭部用による画像より悪
い傾向がある。このような2台の装置を準備する
不便がなく1台の装置で被検体の大小に適合した
効果的な撮影を可能とするため第3図に示すよう
に装置に放射線源と被検体との間の距離を調節
(lをhに)するシフト機構を設けて被検体を放
射線ビームの広がり角内に効果的に設定すること
が行なわれた。しかし乍らこの方法に於ては同じ
被検体に対して有効にはたらく検出素子が増して
小さな被検体に対して分解能を向上できる利点が
ある一方で放射線源が非点の有限の大きさを有す
ることに基づく次のような問題を生ずる欠点があ
つた。次にこれを第4〜5図を用いて説明する。
有限の大きさ1をもつた放射線源aから被検体
cを透過した放射線は本影部R1,R2と半影部
S1,S2を形成して検出器dに入射する。放射線源
aと検出器dとの距離は一定のLである。第4図
及び第5図はそれぞれ第2図及び第3図に対応し
たものであり同じ被検体cが放射線源との距離を
lからhに縮少されることによつて有効に作動す
る検出器dの部分がからgに拡大されはするが
それにつれて他方で半影部分もS1からS2に拡大さ
れて隣り合う画素との重なりが生じ易くなり画素
間の区別が不明確となる。第7図はこのような関
係を図解したものである。被検体c中の確認した
い病巣i1とその近くに異物i2がある場合、xなる
有限長を有する放射線源により照射されてコリ
メータQを経て検出器上に得られる画像入力は同
図内のD部に示されたようになる。実線で示さ
れたものが病巣i1に対するものであり、破線で示
されたものが異物i2に対するものである。放射線
源が理想的な点焦点Fの場合の画像入力は同図内
のDF部に示されたようになり、病巣i1と異物i2が
明確に区別されるのに対し、D部に示された有
限長放射線源による画像入力は互の半影部の重
なりによりもやもやとした不明確な像となる。
本発明は以上に鑑みてなされたものであつて撮
影領域に比して小さい被検体の撮影に当たり、放
射線源、検出器系か被検体か、いずれかをシフト
して、それらの相対関係を変えることにより空間
分解能を向上させる場合、それに付随して拡大さ
れる半影の影響を軽減し、シフトを効果的なもの
とできるコンピユータ断層撮影装置を提供するこ
とを目的とするものである。
影領域に比して小さい被検体の撮影に当たり、放
射線源、検出器系か被検体か、いずれかをシフト
して、それらの相対関係を変えることにより空間
分解能を向上させる場合、それに付随して拡大さ
れる半影の影響を軽減し、シフトを効果的なもの
とできるコンピユータ断層撮影装置を提供するこ
とを目的とするものである。
以下に本発明の詳細を説明する。第6図は本発
明1実施例の1つの作動状態を示したもので第5
図と同じく第3図に対応するものである。第5図
と第6図の相異は放射線源の焦点サイズ(1>
2)とこれによる半影部分(S2>S3)である。
第4〜6図から明らかなようにS1<S2、S3<S2で
ある。これらの半影部S1〜S3はそれぞれ被検体か
らの検出器及び放射線源までの距離の比と焦点サ
イズによつて決まるからシフト量に応じて焦点サ
イズを変化させることにより半影による悪影響が
除去できる。焦点サイズの変更はX線管に、この
焦点サイズを決定する複数の陰極フイラメントを
具備したX線管において、それぞれの焦点サイズ
用の陰極フイラメントに切換えることにより行
う。例えば第5図1で示される焦点サイズ用の
陰極フイラメントと、第6図2で示される焦点
サイズ用の陰極フイラメントとを備えたX線管に
おいては前記シフト量に応じて1及び2の焦
点サイズ用の陰極フイラメントに回路切換を行な
うことにより、X線管の焦点サイズを任意に切換
えることができる。また、この焦点サイズの切換
は手動又は前記放射線源等のシフト機構に連動す
ることによつて行なうことが出来る。
明1実施例の1つの作動状態を示したもので第5
図と同じく第3図に対応するものである。第5図
と第6図の相異は放射線源の焦点サイズ(1>
2)とこれによる半影部分(S2>S3)である。
第4〜6図から明らかなようにS1<S2、S3<S2で
ある。これらの半影部S1〜S3はそれぞれ被検体か
らの検出器及び放射線源までの距離の比と焦点サ
イズによつて決まるからシフト量に応じて焦点サ
イズを変化させることにより半影による悪影響が
除去できる。焦点サイズの変更はX線管に、この
焦点サイズを決定する複数の陰極フイラメントを
具備したX線管において、それぞれの焦点サイズ
用の陰極フイラメントに切換えることにより行
う。例えば第5図1で示される焦点サイズ用の
陰極フイラメントと、第6図2で示される焦点
サイズ用の陰極フイラメントとを備えたX線管に
おいては前記シフト量に応じて1及び2の焦
点サイズ用の陰極フイラメントに回路切換を行な
うことにより、X線管の焦点サイズを任意に切換
えることができる。また、この焦点サイズの切換
は手動又は前記放射線源等のシフト機構に連動す
ることによつて行なうことが出来る。
本発明は以上のようになるものであつて、CT
装置に於ける半影の影響を減少させ小さい患部が
明確に撮影できて精度のよい診断が出来るように
なる効果の大なるものである。
装置に於ける半影の影響を減少させ小さい患部が
明確に撮影できて精度のよい診断が出来るように
なる効果の大なるものである。
第1〜3図は被検体の大きさとその放射線源ま
での距離によつて生ずる検出器の利用度合の相異
を示した図、第4図及び第5図はそれぞれ第1
図、第2図に対応してその場合に生ずる半影の説
明図、第6図は本発明1実施例の場合の半影の説
明図、第7図は焦点の大きさに関する半影の説明
図である。 a:放射線源、c:被検体、d:検出器、,
1,2:焦点サイズ。
での距離によつて生ずる検出器の利用度合の相異
を示した図、第4図及び第5図はそれぞれ第1
図、第2図に対応してその場合に生ずる半影の説
明図、第6図は本発明1実施例の場合の半影の説
明図、第7図は焦点の大きさに関する半影の説明
図である。 a:放射線源、c:被検体、d:検出器、,
1,2:焦点サイズ。
Claims (1)
- 1 被検体に向けてX線を照射するX線管と、こ
のX線管の所定の焦点サイズで照射され前記被検
体を透過したX線を検出するX線検出器と、これ
らのX線管及びX線検出器の位置を前記被検体の
大きさに応じて変化させるシフト機構を備え、前
記被検体各部に関する多方向からのX線吸収に関
する情報を基に画像を再構成するコンピユータ断
層撮影装置において前記X線管は前記焦点サイズ
を決定する複数の陰極フイラメントを有し、この
複数の陰極フイラメントを前記シフト機構による
シフト動作に応じて切換える手段を備えたことを
特徴とするコンピユータ断層撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7903377A JPS5413786A (en) | 1977-07-04 | 1977-07-04 | Computer tomograph |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7903377A JPS5413786A (en) | 1977-07-04 | 1977-07-04 | Computer tomograph |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5413786A JPS5413786A (en) | 1979-02-01 |
JPS6146140B2 true JPS6146140B2 (ja) | 1986-10-13 |
Family
ID=13678605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7903377A Granted JPS5413786A (en) | 1977-07-04 | 1977-07-04 | Computer tomograph |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5413786A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0248214Y2 (ja) * | 1985-12-25 | 1990-12-18 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS598943A (ja) * | 1982-07-06 | 1984-01-18 | 株式会社東芝 | コンピユ−タ断層撮影装置 |
JPS5940533A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-06 | ザ・パ−キン−エルマ−・コ−ポレイシヨン | X線リトグラフイ−法およびその方法を実施する系 |
WO1993019672A1 (en) * | 1992-04-01 | 1993-10-14 | Sony Corporation | Radiation diagnostic apparatus |
JP4601571B2 (ja) * | 2006-03-20 | 2010-12-22 | ラトックシステムエンジニアリング株式会社 | X線検査装置 |
JP5977167B2 (ja) * | 2012-12-26 | 2016-08-24 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | 放射線断層撮影装置 |
WO2024042901A1 (ja) * | 2022-08-26 | 2024-02-29 | 勝弘 市川 | X線撮像装置 |
-
1977
- 1977-07-04 JP JP7903377A patent/JPS5413786A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0248214Y2 (ja) * | 1985-12-25 | 1990-12-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5413786A (en) | 1979-02-01 |
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