JPH06314263A - サーバ処理方式 - Google Patents

サーバ処理方式

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JPH06314263A
JPH06314263A JP10306493A JP10306493A JPH06314263A JP H06314263 A JPH06314263 A JP H06314263A JP 10306493 A JP10306493 A JP 10306493A JP 10306493 A JP10306493 A JP 10306493A JP H06314263 A JPH06314263 A JP H06314263A
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JP
Japan
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client
machine
processing
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JP10306493A
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Giichi Yamaguchi
義一 山口
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 サーバプロセスの数をシステムの負荷状況に
応じて管理することにより、クライアントプロセスを待
たせることなく応答性が良く、サービス効率の良いサー
バシステムを提供する。 【構成】 ステップ1からステップ7までは各々起動さ
れたサーバプロセスの処理を示しており、ステップ8か
らステップ16まではサーバ管理プロセスの処理を示し
ている。クライアントプログラムからの処理要求に対し
て待ち状態にあるサーバプロセスの数やクライアントか
らの要求の到着の頻度などの負荷状況をサーバ管理プロ
セスが監視し、負荷が増加したと判断した場合にはサー
バプロセスを新規に起動してサーバプロセスの総数を増
やし、負荷が減少したと判断した場合には一部のサーバ
プロセスを終了させることによりサーバプロセスの総数
を減らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の計算機がネッ
トワーク接続された分散システムにおけるプログラム処
理方式に関するものであり、さらに詳しくはクライアン
トマシンとサーバマシンから構成されたクライアントサ
ーバシステムにおける、サーバプロセスの処理方式に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のサーバ処理方式について、図9お
よび図10に基づいて説明する。図9は、従来のサーバ
処理方式によるシステムの構成図であり、同図において
1はサーバプロセス5が稼働するサーバマシン、2はサ
ーバプロセスに対してサービスを要求するクライアント
プロセス6が搭載されたクライアントマシンであり、3
は上記サーバマシンとクライアントマシンを接続してい
るネットワークである。サーバマシン1において、5は
クライアントプロセス6からの処理要求を実行するサー
バプロセス、7は論理的な接続機構であるプロセス間通
信実現のためにオペレーティングシステムが提供してい
るリクエスト受付用ポートである。クライアントプロセ
ス6は、処理要求を上記リクエスト受付用ポート7に送
信することによりサーバプロセスに対して処理を依頼す
る。すると、サーバプロセス5のうちの1つのプロセス
が、クライアントプロセスからの処理要求を上記リクエ
スト受付用ポート7から受け取り所望の処理を開始す
る。
【0003】図10は、図9の構成による従来のサーバ
処理方式における各サーバプロセスの動作を示したフロ
ーチャートである。以下に従来の方式によるサーバプロ
セスの動作について図10を用いて説明する。まず、ス
テップ1の初期化処理で、システムの立ちあげ時の設定
値として予め決められた数のサーバプロセス5が起動さ
れる。サーバプロセスの総数はこの時点で決まり、その
後は増減しない。ステップ2で、サーバプロセス5は、
リクエスト受付用ポート7に対しクライアントプロセス
からの処理要求データが到着しているか否かをチェック
する。処理要求データが到着している場合には、ステッ
プ3でその処理要求データをリクエスト受付用ポート7
からサーバプロセス5に取り込むための要求を出す。処
理要求データが到着していない場合には再びステップ2
に戻る。ステップ3では、この時、同時に複数のサーバ
プロセス5が取り込み動作を開始することがあるが、そ
のうちのただひとつのサーバプロセスに処理要求データ
が取り込まれることになる。ステップ4では、実際に処
理要求データが取り込めたか否かをチェックする。ステ
ップ4により、実際に処理要求データが取り込めていた
場合には、ステップ6で処理要求データに対する所望の
処理を行い、その後再度次のサービスを行うためにステ
ップ2に戻る。ステップ4で、処理要求データが取り込
めなかった場合には、再度次のサービス要求に備えてス
テップ2に戻る。
【0004】サーバプロセスの動作は以上のように行わ
れるが、サーバプロセス数よりも多くのクライアントプ
ロセスがほぼ同時にリクエストを送信した場合には、サ
ーバプロセス数相当分のリクエストは、すぐ処理が開始
されるが、残りのリクエストに関してはその期間リクエ
スト受付用ポートで処理されずに待たされることにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成をと
るサーバ処理方式においては、サーバプロセスの数が一
定なため、クライアントプロセス群からの処理要求の頻
度が一定以上に高まると、サービス受け付け可能なサー
バプロセスが不足するという状況が発生し、他のクライ
アントプロセスに対するサーバプロセスの処理が終了す
るまでクライアントプロセスが待たされることになり、
サービスの効率が悪くなるという問題点があった。ま
た、クライアントプロセス群からの処理要求の頻度が高
くなることを事前に予想して対処するには、初期化の時
点で、その最大の負荷に対応できるだけの数のサーバプ
ロセスを起動しておかなければならず、処理要求の頻度
が変動するようなシステムにおいては、処理要求の頻度
が低い時には、多くのサーバプロセスが無駄に待機して
いるだけの状態が発生することになり、メモリなどのシ
ステム資源を浪費するという問題点があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、サーバプロセスの数をシステ
ムの負荷状況に応じて管理することにより、クライアン
トプロセスを待たせることなく応答性が良く、サービス
効率の良いサーバシステムを提供することを目的として
いる。また、常時待機させておくサーバプロセスの数
を、システムの負荷状況を反映して調整することによっ
て、システム資源の有効活用を計ろうとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明におけるサーバ
処理方式は、サーバマシン上に搭載されたサーバプロセ
スとサーバ管理プロセスにおいて、サーバプロセスは、
サーバ管理プロセスに対するメッセージ送出手段を設
け、サーバ管理プロセスは、上記サーバプロセスからの
メッセージを受信し、該メッセージ内容に従って、サー
バプロセスに対し待機、生成、消滅を指令する手段を設
けるようにしたものである。また、この発明におけるサ
ーバ処理方式は、サーバマシン上に搭載されたサーバプ
ロセスとサーバ管理プロセスにおいて、サーバプロセス
は、サーバ管理プロセスに対するメッセージ送出手段
と、該サーバ管理プロセスに対する問い合わせ手段を設
け、サーバ管理プロセスは、クライアントマシンから送
出されてきて待ち状態にある処理要求を周期的に監視
し、該結果を負荷情報として記録する手段と、受信メッ
セージ内容と前記負荷情報からサーバプロセスに対し待
機、生成、消滅を指令する手段を設けるようにしたもの
である。また、この発明におけるサーバ処理方式は、サ
ーバマシン上に搭載されたサーバプロセスとサーバ管理
プロセスにおいて、サーバプロセスは、サービスの開
始、終了と該サービスに相当する負荷情報をメッセージ
として送出する手段と、サーバ管理プロセスに対する問
い合わせ手段を設け、サーバ管理プロセスは、メッセー
ジ内の負荷情報よりサーバプロセスの積算負荷結果を計
算する手段と、該積算結果と上記メッセージ内容に基づ
いて、サーバプロセスに対する待機、生成、消滅を指令
する手段を設けるようにしたものである。
【0008】
【作用】この発明によるサーバ処理方式では、サーバプ
ロセスの数をシステムの負荷状態に応じて制御するよう
にしたので、クライアントプロセスからの処理要求に対
してクライアントプロセスに対する処理待ち状態を発生
させることなく直ちに対応することができる。また、待
機状況にあるクライアントプロセスの数を負荷状況に応
じて制御することにより、システム資源の無駄な消費を
抑制しようとするものである。
【0009】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明によるサーバ処理方式による
サーバプロセスの一実施例を示すフローチャートであ
る。なお、図において、図10と同一符号は、同一また
は相当部分を示す。図において、ステップ1からステッ
プ7までは各々起動されたサーバプロセスの処理を示し
ており、ステップ8からステップ16まではサーバ管理
プロセスの処理を示している。また、ステップ1からス
テップ4およびステップ6は従来の方式によるサーバプ
ロセスの動作と同じである。サーバプロセスは、ステッ
プ5において所望の処理を行う前に、サーバ管理プロセ
スに対して処理開始の旨のメッセージを送出する。ま
た、ステップ6の所望の処理が終了した時点で、ステッ
プ7においてサーバ管理プロセスに対して処理終了の旨
のメッセージを送出する。
【0010】サーバ管理プロセスは、ステップ8におい
て、初期化処理を実施する。この初期化処理は、通常シ
ステムのコンフィグレーションファイルなどから、この
サーバプロセス群の最小待ち状態サーバプロセス数と、
最大待ち状態サーバプロセス数を起動時のパラメータと
して読みとり、その数をサーバ管理プロセス内の論理的
なカウンタである待ち状態サーバプロセス数に設定す
る。ステップ9では、サーバプロセス群からのメッセー
ジを受け付けるための待ち状態に入る。ステップ10で
は、サーバプロセスから到着したメッセージが、所望の
処理の開始を示すものか、終了を示すものかのチェック
を行う。到着したメッセージが終了を示すものであった
場合には、ステップ11において、待ち状態サーバプロ
セス数を1増やす。ステップ12において、待ち状態サ
ーバプロセス数が既定値の最大待ち状態サーバプロセス
数より大きくなったか否かをチェックする。ステップ1
2で、待ち状態サーバプロセス数が初期化処理で決めら
れた既定値の最大待ち状態サーバプロセス数より大きく
なった場合には、必要以上に待ち状態サーバプロセスが
存在すると判断し、ステップ13で待ち状態サーバプロ
セスのひとつを強制終了させる。ステップ12で、待ち
状態サーバプロセス数が既定値の最大待ち状態サーバプ
ロセス数を越えなかった場合には、ステップ9に戻る。
ステップ10において、メッセージの種類が所望の処理
の開始であった場合には、ステップ14において、待ち
状態サーバプロセス数を1減らし、ステップ15におい
て、待ち状態サーバプロセス数が既定値の最小待ちサー
バプロセス数よりも小さくなったか否かをチェックす
る。待ち状態サーバプロセス数が既定値の最小待ちサー
バプロセス数よりも小さくなった場合にはステップ16
において、サーバプロセスをひとつ新規に起動する。ス
テップ15で、待ち状態サーバプロセス数が既定値の最
小待ちサーバプロセス数よりも小さくなかった場合には
ステップ9に戻る。
【0011】実施例2.またこの発明の第2の実施例に
ついて図2〜図4について説明する。図2はこの発明の
実施例におけるサーバプロセスの動作を示すフローチャ
ート、図3はこの発明による一実施例におけるサーバ管
理プロセスの動作を示すフローチャートである。図4は
この発明の実施例におけるサーバ管理プロセスが保持す
る履歴情報の例である。この履歴情報は、ある単位時間
に到着したリクエストメッセージの数を数単位時間分保
持している。例では5単位時間分の履歴情報を保持して
いる。
【0012】サーバプロセスの動作について図2につい
て説明する。図において、図1と同一符号は、同一また
は相当部分を示す。ステップ1でサーバプロセスが起動
される。ステップ102で、サーバプロセスは、リクエ
スト受付用ポートに処理要求が到着しているか否かをチ
ェックする。ステップ102で、処理要求メッセージが
届いていた場合には、ステップ3で処理要求メッセージ
を取り込む処理を行う。この取り込み処理は複数のサー
バプロセスが同時に行う可能性があり、自サーバプロセ
スが取り込めるか否かは不明なので、ステップ4で実際
に取り込めたか否かをチェックする。ステップ4で処理
要求メッセージが取り込めなかった場合は、ステップ1
02に戻る。メッセージが取り込めた場合は、ステップ
5で、サーバ管理プロセスに対し、所望の処理開始の旨
のメッセージを通知する。ステップ6で所望の処理を行
う。ステップ107でサーバ管理プロセスに対し、所望
の処理が終了した旨のメッセージを通知する。ステップ
108でサーバ管理プロセスに対し、自サーバプロセス
の次の処理について指示を待つ。ステップ109で、サ
ーバ管理プロセスからのメッセージの内容をチェックす
る。ステップ109でのメッセージの内容が「終了」せ
よであった場合には、ステップ111でこのサーバプロ
セスは自ら終了処理を行い消滅する。メッセージの内容
が「待機」せよであった場合には、ステップ102に戻
る。また、ステップ102で、処理要求メッセージが届
いていなかった場合は、ステップ111で自プロセスが
最後にクライアントの要求に応じた所望の処理を行って
から、あるいはサーバ管理プロセスから待機の指示を受
けてから一定の時間が経過しているか否かをチェックす
る。ステップ111で、一定の時間が経過していた場合
には、ステップ108の処理を行う。ステップ111で
一定の時間が経過していなかった場合には、ステップ1
02に戻る。
【0013】次に、サーバ管理プロセスの動作について
図3に基づいて説明を行う。サーバ管理プロセスは、サ
ーバプロセスに対する応答処理部と、履歴情報更新処理
部より成る。まず、サーバプロセスに対するリクエスト
応答処理部について説明する。ステップ201におい
て、サーバプロセスから自サーバ管理プロセスに対する
メッセージが到着しているかのチェックを行う。サーバ
プロセスからのメッセージが到着していた場合には、ス
テップ202において、そのメッセージがサーバプロセ
スが所望の処理を開始する旨のメッセージか、終了した
旨のメッセージかをチェックする。終了メッセージであ
った場合には、まず、ステップ203で、図4に示した
ような履歴情報管理テーブルを参照し、最近のn単位時
間におけるクライアントプロセスからの処理要求の頻度
が単調減少か否かをチェックする。単調減少であった場
合には、処理要求が減る状況にあると判断し、ステップ
205で問い合わせをしてきたサーバプロセスに対し
「終了せよ」の指示を行う。単調減少でなかった場合に
は、現状のサーバプロセス数を適当と判断し、ステップ
204で問い合わせをしてきたサーバプロセスに対し
「待機せよ」の指示を行う。
【0014】ステップ202で、開始メッセージであっ
た場合には、まず、ステップ206で、図4に示したよ
うな履歴情報管理テーブルを参照し、最近のn単位時間
におけるクライアントプロセスからの処理要求の頻度が
単調増加か否かをチェックする。もし、単調増加であっ
た場合は、処理要求が増す状況にあると判断し、ステッ
プ207で新規にサーバプロセスを起動する。もし、単
調増加でなかった場合には、なにもしない。
【0015】次に、履歴情報更新処理部について説明す
る。履歴情報更新処理部は定期的にタイマールーチンか
ら起動される。ステップ210において、リクエスト受
付用ポートにメッセージが到着しているかどうかチェッ
クし、到着していた場合には、ステップ211にて、こ
こ1単位時間以内の履歴情報を更新する。具体的には、
図4に示すように時間の経過につれてFIFO(Fir
st in First out)のアルゴリズムに従
って、履歴情報テーブルの最も最近の1単位時間の値
を、増加させる。
【0016】実施例3.次にこの発明による第3の実施
例について、図5〜図7について説明する。図5はこの
発明による一実施例を示すサーバプロセスの動作を示す
フローチャート、図6はこの発明の一実施例を示すサー
バ管理プロセスの動作を示すフローチャート、図7はこ
の発明による一実施例におけるサーバ管理プロセスが保
持する負荷情報テーブルの例である。ここでは、処理の
種類に対応して、予め数値化された負荷量が設定されて
いる。
【0017】まず、サーバプロセスの動作について図5
について説明する。尚、図において、図2と同一符号
は、同一または相当部分を示す。ステップ1でサーバプ
ロセスが起動される。ステップ102で、サーバプロセ
スは、リクエスト受付用ポートに処理要求が到着してい
るか否かをチェックする。処理要求メッセージが届いて
いた場合は、ステップ3で処理要求メッセージを取り込
む処理を行う。この取り込み処理は複数のサーバプロセ
スが同時に行う可能性があり、自サーバプロセスが取り
込めるか否かは不明なので、ステップ4で実際に取り込
めたか否かをチェックする。ステップ4で処理要求メッ
セージが取り込めなかった場合は、ステップ102に戻
る。ステップ4で処理要求メッセージが取り込めた場合
は、ステップ505で、サーバ管理プロセスに対し、所
望の処理の開始とその処理の種類を通知する。ステップ
6で実際の所望の処理を行う。ステップ507でサーバ
管理プロセスに対し、所望の処理の終了とその処理の種
類を通知する。ステップ108でサーバ管理プロセスに
対し、自サーバプロセスの次の処理について指示を求め
る。ステップ109で、サーバ管理プロセスからのメッ
セージの内容をチェックする。ステップ109でのメッ
セージの内容が「終了」せよであった場合には、ステッ
プ110でこのサーバプロセスは終了処理を行い消滅す
る。ステップ109でのメッセージの内容が「待機」せ
よであった場合には、ステップ102に戻る。また、ス
テップ102で、処理要求メッセージが届いていなかっ
た場合は、ステップ111で自プロセスが最後にクライ
アントの要求に応じた所望の処理を行ってから、あるい
はサーバ管理プロセスから待機の指示を受けてから一定
の時間が経過しているか否かをチェックする。ステップ
111で、一定の時間が経過していた場合には、ステッ
プ108の処理を行う。ステップ111で一定の時間が
経過していなかった場合には、ステップ102に戻る。
【0018】次に、サーバ管理プロセスの動作について
図6に基づいて説明する。サーバ管理プロセスは、ステ
ップ601において、初期化を行う。この初期化では、
システムのコンフィグレーションファイルから許容負荷
の上限値、下限値の情報を読みとる。また、サーバ全体
の負荷を計算し、初期値とする。ステップ602では、
サーバプロセス群からのメッセージを受け付けるための
待ち状態に入る。ステップ603では、サーバプロセス
から到着したメッセージが、所望の処理の開始を示すも
のか、終了を示すものかのチェックを行う。到着したメ
ッセージが、所望の処理の終了を示すものであった場合
には、ステップ604において、図7に示すような負荷
情報管理テーブルから、終了した処理の種類に応じた負
荷の値を求め、積算負荷をその分減少させる。ステップ
605において、積算負荷が最小許容負荷よりも小さい
か否かをチェックする。積算負荷が最小許容負荷よりも
小さくなった場合には、ステップ606において必要以
上に待ち状態サーバが存在していると判断し、先に問い
合わせてきたサーバプロセスに対し、「終了せよ」の指
示を送り負荷調整をする。積算負荷が最小許容負荷より
も小さくならなかった場合には、ステップ607におい
て、問い合わせてきたサーバプロセスに対し、「待機せ
よ」の指示を送出し、ステップ602に戻る。ステップ
603において、メッセージの種類が、処理の開始であ
った場合には、ステップ608において図7で示す負荷
情報管理テーブルから、終了した処理の種類に応じた負
荷の値を求め、積算負荷をその分増加させる。ステップ
609において、積算負荷が最大許容負荷よりも大きい
か否かをチェックする。積算負荷が最大許容負荷よりも
大きくなった場合には、待ち状態サーバプロセスが不足
していると判断し、ステップ610で、新規にサーバプ
ロセスを起動し、ステップ611で問い合わせてきたサ
ーバプロセスに対しては、「待機せよ」の指示を送り、
負荷調整を行う。
【0019】実施例4.次にこの発明による第4の実施
例について、図8について、説明する。図8は、実施例
1から実施例3までで説明した処理フローにおいて、
「サーバプロセスの起動」の処理に関するステップの部
分を変更したものである。具体的には、実施例1を説明
した図1におけるステップ16、実施例2を説明した図
3におけるステップ207、および実施例3を説明した
図6におけるステップ610で示す個所の実施例を示し
たものである。まず、ステップ701でサーバプロセス
の合計に1を加算した数が、あらかじめ指定されている
最大サーバプロセス数を越えたか否かをチェックする。
上記、加算値があらかじめ指定されている最大サーバプ
ロセス数より小さかった場合には、ステップ702で新
規にサーバプロセスを起動する。また、上記加算値が最
大サーバプロセス数に達していた場合には、新規にプロ
セスを起動することなく戻る。
【0020】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、クライアントプロセスに対するサービス
提供のために常時待機しているサーバプロセスの数がシ
ステムの負荷状況によって決定されるので、クライアン
トプロセスからの処理要求を待たせることなしに応答性
がよく、サービス効率のよいサーバシステムを実現する
ことができる。また、サーバプロセス数をシステム負荷
に連動して増減するようにしたので、単に待ち状態とし
て待機状態にあるサーバプロセスの数、及び待機時間を
極力減らすことができ、システム資源の無駄な消費を回
避することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるサーバ処理方式を示
すフローチャートである。
【図2】本発明の実施例2のサーバ処理方式におけるサ
ーバプロセスのフローチャートである。
【図3】本発明の実施例2のサーバ処理方式におけるサ
ーバ管理プロセスのフローチャートである。
【図4】本発明の実施例2におけるサーバ管理プロセス
の内部に保持される履歴情報テーブルである。
【図5】本発明の実施例3のサーバ処理方式におけるサ
ーバプロセスのフローチャートである。
【図6】本発明の実施例3のサーバ処理方式におけるサ
ーバ管理プロセスのフローチャートである。
【図7】本発明の実施例3におけるサーバ管理プロセス
の内部に保持される負荷情報テーブルである。
【図8】本発明の実施例4のサーバ処理方式におけるサ
ーバ管理プロセスのフローチャートの一部である。
【図9】本発明の対象となるクライアントサーバシステ
ムの構成図である。
【図10】従来のサーバ処理方式のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 サーバマシン 2 クライアントマシン 3 ネットワーク 5 サーバプロセス 6 クライアントプロセス 7 リクエスト受付用ポート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバマシンにサービス要求を行う少な
    くとも1台より成るクライアントマシンと、前記サービ
    スをユーザに提供するサーバマシンとが互いに通信接続
    されたクライアント・サーバシステムであって、 前記サーバマシンは、 前記クライアントマシンからのサービス要求受付け手段
    と、 該サービス要求実行に係わるサーバ・プロセス群を管理
    し、該プロセスを生成させ、消滅させる手段と、 プロセス間における通信手段、を提供するオペレーティ
    ングシステム相当手段を含んで成り、前記オペレーティ
    ングシステム相当手段が提供する通信手段を有して構成
    された、サーバプロセスと、サーバ管理プロセスにおい
    て、 前記サーバプロセスは、前記サービス要求実行に係る開
    始、終了を示す旨のメッセージ送出手段を備え、 前記サーバ管理プロセスは、上記メッセージを受信し、
    メッセージ内容に応じて、サーバプロセスに対する、待
    機、生成、消滅を指令する手段を備えたことを特徴とす
    るサーバ処理方式。
  2. 【請求項2】 サーバマシンにサービス要求を行う少な
    くとも1台より成るクライアントマシンと、前記サービ
    スをユーザに提供するサーバマシンとが互いに通信接続
    されたクライアント・サーバシステムであって、 前記サーバマシンは、 前記クライアントマシンからのサービス要求受付け手段
    と、 該サービス要求実行に係わるサーバ・プロセス群を管理
    し、該プロセスを生成させ、消滅させる手段と、 プロセス間における通信手段、を提供するオペレーティ
    ングシステム相当手段を含んで成り、前記オペレーティ
    ングシステム相当手段が提供する通信手段を有して構成
    された、サーバプロセスと、サーバ管理プロセスにおい
    て、 前記サーバプロセスは、 前記サービス要求実行に係る開始、終了を示す旨のメッ
    セージ送出手段と、 前記サーバ管理プロセスに対する問い合わせ手段を備
    え、 前記サーバ管理プロセスは、 周期的に起動されて、クライアントマシンから送出され
    待ち状態にある処理要求を監視し、システム負荷情報と
    して記録する手段と、 上記メッセージを受信し、メッセージ内容と、システム
    負荷状態に応じて、サーバプロセスに対する、待機、生
    成、消滅を指令する手段を備えたことを特徴とするサー
    バ処理方式。
  3. 【請求項3】 サーバマシンにサービス要求を行う少な
    くとも1台より成るクライアントマシンと、前記サービ
    スをユーザに提供するサーバマシンとが互いに通信接続
    されたクライアント・サーバシステムであって、 前記サーバマシンは、 前記クライアントマシンからのサービス要求受付け手段
    と、 該サービス要求実行に係わるサーバ・プロセス群を管理
    し、該プロセスを生成させ、消滅させる手段と、 プロセス間における通信手段、を提供するオペレーティ
    ングシステム相当手段を含んで成り、前記オペレーティ
    ングシステム相当手段が提供する通信手段を有して構成
    された、サーバプロセスと、サーバ管理プロセスにおい
    て、 前記サーバプロセスは、前記サービス要求実行に係る開
    始、終了と該サービス実行に係わる負荷情報を示す旨の
    メッセージ送出手段と、 前記サーバ管理プロセスに対する問い合わせ手段を備
    え、 前記サーバ管理プロセスは、 前記サーバプロセスからのメッセージを受信し、メッセ
    ージ内容に応じて、サーバプロセスの積算負荷結果を計
    算保持する手段と、 上記メッセージを受信し、メッセージ内容と、積算負荷
    結果に応じて、サーバプロセスに対する、待機、生成、
    消滅を指令する手段を備えたことを特徴とするサーバ処
    理方式。
JP10306493A 1993-04-28 1993-04-28 サーバ処理方式 Pending JPH06314263A (ja)

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