JP3864253B2 - リモート・ソフトウェア配布及びインストールのための方法及びシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、ディジタル・コンピュータ・ネットワークにおけるソフトウェア配布の分野に関し、より具体的には、ソース・データ処理システムから少なくとも1つのターゲット・データ処理システムへのディジタル・コンピュータ・プログラムのリモート配布及びインストールのための方法及びシステムに関し、特にコンピュータ・プログラムは、パッケージ・リストに指定されたパッケージとして転送される。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル・コンピュータ・ネットワークにおけるソフトウェア及びデータの配布のための方法及びシステムは米国特許第5845090号に開示されている。ソフトウェア及びデータは、「パッケージ」と呼ばれる単一エンティティにまとめられている。ソフトウェア・パッケージは中央パッケージ・アーカイブに記憶され、転送プログラムが中央パッケージ・アーカイブにアクセスして、1つまたは複数のソフトウェア・パッケージの転送をスケジュール設定する。転送プログラムにより、ユーザは、他の属性に加えて、パッケージの伝送及びインストールの日時を指定することができる。ターゲット・コンピュータに伝送するためにソフトウェア・パッケージがスケジュール設定されると、アウトバウンド・パッケージ待ち行列に指示が記憶される。パッケージ転送エージェント・プログラムは、この指示に基づいて動作し、中央パッケージ・アーカイブからターゲット・システムにパッケージを転送する。ターゲット・システム上の対応するパッケージ転送エージェントは、インバウンド・パッケージ待ち行列にパッケージを入れる。最後に、転送デーモンはパッケージ・タイプを決定し、それに応じて動作する。パッケージ・タイプが「配布」である場合、インストールを開始するようパッケージにメッセージを送る。
【0003】
さらに、IBMのTivoli Software Destribution製品などの既知のソフトウェア配布/インストール手法には、一般に、ソフトウェア・リポジトリから特定のターゲット・コンピュータ・システムへソフトウェアを運ぶための概念が2通りある。これらの概念は、「プッシュ」モード配布及び「プル」モード配布と呼ばれる。
【0004】
プッシュ・モード配布は、所望の範囲のすべての到達可能ターゲット・システム上でソフトウェア・インストールを強要することを目的として、オペレータまたは中央点からの自動プロセスによって開始される。このプッシュ・モード配布には、大規模コンピュータ環境、特に複数の大陸に及ぶ環境において、到達可能ターゲット・システムの数がかなり少なくなる可能性があるという欠点がある。これは、標準的なエンドユーザ・ワークステーションがオンラインになっている時間が1日12時間未満である可能性があり、配布が行われるちょうどその時に1組のターゲットがオンラインになっていることを確認するために大量のオーバヘッドが計画されていることによる。時間帯、勤務時間、休日を考慮しなければならず、営業時間中のソフトウェア・インストールは歓迎されない場合が多い。最後の点は、実は、一般に1日24時間作動しているサーバ・システムの問題ではなく、この場合もエンドユーザ・システムの問題であり、ユーザは、仕事の後で自分のマシンをそのまま作動させておくか、またはWake−On−LANなどのハードウェア機構によってシステムをウェイクアップすることを強要されるはずであり、その機構は範囲内のすべてのターゲット・システムに使用可能であるわけではないだろう。
【0005】
上記のプッシュ・モード配布とは対照的に、プル・モード配布は、ターゲット・コンピュータ・システムのユーザまたはターゲット・システム自体によって開始される。インストールの活動化は、静止モードで、すなわち、ユーザの付添なしにシステムまたはユーザ・ログオン中に自動的に開始するか、またはユーザ・インタフェースでインストールのために選択するための使用可能なパッケージのリストを示すことにより開始することができる。
【0006】
このプル・モード配布技法は、配布を開始するときにターゲット・システムがすでにオンラインになっているという点で、上記のプッシュ・モード技法より有利である。
【0007】
しかし、プル・モード配布の欠点は、配布/インストールの正確な時間をあらかじめ決定できないことである。このため、ターゲット・システムのログインが何時に行われるかが予見できないので、適切な時間にターゲット・システムが更新されない可能性がある。
【0008】
さらに、たとえば、多数のユーザがそれぞれのシステムにログインしている場合などのソース・システム側の配布及びネットワーク環境のピーク負荷により、配布/インストールを開始する際に時間遅延が発生するかまたは全体的なスループットの低下が発生し、その結果、配布/インストールのパフォーマンスが低下することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の一目的は、コンピュータ・プログラムのリモート配布/インストールのための改良された方法及びシステムを提供することにある。
【0010】
他の目的は、多数のリモート・コンピュータ・システム上でのコンピュータ・プログラムの自動配布/インストールを可能にすることにある。
【0011】
上記の目的は独立請求項の特徴により達成される。有利な実施形態は従属請求項の主題になっている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の根底にある概念は、パッケージの配布を試みる前に、予定のターゲット・コンピュータ・システムの可用性次第で特定の配布モードを選択することである。ターゲット・システムが使用不能である場合、上記のプル・モードまたはプッシュ・モードへの自動切替えを包含する自動モード切替えが実行される。ターゲット・システムが到達可能である場合、提案した配布プロセスはパッケージ・リストにより段階的に実行され、パッケージを1つずつインストールする。
【0013】
本発明では特に、達成不能ターゲット・システムがウェイクアップするのを配布プロセスが待てるようにする組込み待ち行列メカニズムを提案する。この場合、配布は、次のプルまたはプッシュ動作をレジュームしてスケジュール変更する。スケジュール変更が成功しなかった場合、提案したメカニズムは正式プル・モードに切り替わり、それぞれのターゲット・システム(複数も可)は、いわゆる「正式プル・モード」であるプル・モード配布が強要される。
【0014】
次に、それにより他の特徴及び利点が明らかになる好ましい実施形態として以下に本発明をより詳細に説明するが、それにより添付図面が参照される。添付図面では、同様の特徴または機能的に同一の特徴は同一の参照符号で参照する。
【0015】
【発明の実施の形態】
提案したソフトウェア配布(SWD)メカニズムは、種々のシステム上に位置する一連の各種プロセスにより実行される。図1に示すように、このメカニズムの根底には3通りの配布モードがある。
承認プル・モード(初期プル)
標準プッシュ・モード
正式プル・モード
この場合、「承認プル・モード」と「正式プル・モード」はどちらも従来技術に比べ新規なものと見なされる。
【0016】
図1には、すべてのプロセスについて、対応するホスト・システムを背景フレームとして示す。
【0017】
承認プル・モード・プロセス102では、エンドポイント(EP)104、すなわち、ソフトウェア(SW)の配布/インストール用のターゲット・コンピュータ・システムは、106で要求されたパッケージのリストを提供する。次のステップでEPは、108でSW配布/インストールを求める要求をTivoli Enterprise Consoleサーバ(T/EC)110に送る。T/EC110は、112で2つのタスク114、118を開始するスクリプトをトリガし、一方のタスクがもう一方のタスクを呼び出す。「SWD要求を作成する」という第1のタスク114は、ゲートウェイ(GW)116、すなわち、この実施形態ではローカル・ソース・コード・サーバ上で立ち上げられる。「EPからのSWD要求を挿入する」という第2のタスク118は、ターゲット・システム上のパッケージ・リストの内容を読み取り、120で要求待ち行列ディレクトリ内に要求ファイルを作成する。
【0018】
次に、SWD要求120は、GW124上に位置する待ち行列マネージャ(QMGR)122によって処理される。QMGR122はループ126を実行するが、その第1のステップは128で要求待ち行列ディレクトリに記憶された次の要求を読み取ることである。次のステップとして、QMGR122は、130でトリガ・スクリプトを生成し、最後に132で生成したトリガ・スクリプトを立ち上げ、要求待ち行列からアクティブ待ち行列に要求を移動することにより要求を活動化する。要求待ち行列に記憶されたすべての要求を片付けるまで、上記のループを連続的に実行する。
【0019】
トリガ・スクリプトを立ち上げ、要求を活動化するたびに、134でEP上でFilePackageBlockを配布/インストールする。インストール中は、136で転送しインストールしたパッケージごとにインストール状況をチェックし、そのチェックの結果次第で、本発明では、138でプル・モードまたはプッシュ・モードへのモード切替えを開始する。このような配布モードについては以下により詳細に説明する。モード切替えが行われた後で、140で次のプル要求またはプッシュ要求を待ち行列に付加することになる(図2も参照)。
【0020】
標準プッシュ・モード142の場合、SW配布プロセスは、Tivoli Management Frameworkサーバ(TMR)144上で始動する。最初に、TMR上で実行されるタスクは、146で配布/インストール用のSWパッケージを選択し、148で該パッケージが決定される各種エンドポイントまたはターゲット・コンピュータ用のターゲット・リストを作成する。その後、TMRは、150で一致した要求を挿入し、152でその要求を配布し、154でGW156上に位置する上記の要求待ち行列にその要求を転送し、それを前述のQMGR122によってさらに処理する。
【0021】
さらに、正式プル・モード158の場合、最初の4つのステップである「パッケージを選択する」146から「要求を配布する」152までは、標準プッシュ・モード142の対応する最初の4つのステップと同一であり、したがって、もう一度説明することはしない。しかし、標準プッシュ・モード142とは対照的に、この要求はEP160から直接送られ、そこで「正式」EPログイン162が実行される。他の配布モードと同様に、次に154でGW156上に位置する要求待ち行列にその要求を入れ、それを前述のようにQMGR122によってさらに処理する。
【0022】
したがって、3通りのモード102、142、158は、新しい配布要求を要求待ち行列に挿入する方法が異なっている。基本配布プロセスは上記のQMGRである中央スクリプトによって制御され、そのスクリプトには、SWD要求ファイル用の前述の「要求待ち行列」と呼ばれる特殊ディレクトリをモニターし、各要求ごとに基本配布スクリプトを1回立ち上げることによりそれを活動化する責任がある。そのうえ、それは、同時にアクティブな配布の数をモニターし、システムが過負荷になるのを防止するための単純なスロットル・メカニズムを提供する。
【0023】
提案した配布メカニズムの重要な特徴は、パッケージの配布を試みる前に、エンドポイント(EP)の可用性によって決定される特定の配布モードを選択する基本配布スクリプトである。EPが使用不能である場合、自動モード切替えは、プル・モードまたはプッシュ・モードへの自動切替え、自動スケジュール変更、Wake−on LAN、自動レジューム、または打切りにより、この状況を処理する。EPが到達可能である場合、基本配布スクリプトはパッケージ・リストにより段階的に実行され、パッケージを1つずつインストールする。これらのインストール・ステップの進捗状況は、T/EC上でモニターすることができる。
【0024】
図2は、SWDプロセス中に前述の基本配布スクリプトが実行する基本ステップを流れ図として示している。これらのステップは自動的に実行可能であることを強調しておく。
【0025】
200でSWDプロセスを始動すると、要求待ち行列を読み取り、検出中の第1の要求を202でアクティブ待ち行列に設定することになる。
【0026】
以降のステップ中に特定の要求に関するパッケージ・リストを片付ける。最初に、204で何らかの項目がパッケージ・リストに残っているかどうかをチェックする。少なくとも1つの項目が残っている場合、206でその項目を次の項目として読み取る。残っていない場合、プロセスは208で正常に終了する。次に、210で現在アドレス指定しているEP(ターゲット・システム)が使用可能であるかどうか、すなわち、オンラインになっていてアクセス可能であるかどうかをチェックする。使用可能である場合、212でそのEP上でパッケージ・リストの現行項目のインストールを開始する。そのEPが使用不能である場合、ステップ216にジャンプし、以下に記載するようにモード切替えを開始する。214でインストールが成功した場合、ジャンプしてステップ204に戻り、そこで次の項目がパッケージ・リストに残っているかどうかをチェックする。1つの項目が残っている場合、前述のステップ206〜212をもう一度実行する。214のチェックにより、インストールが失敗したことが明らかになった場合、以下に記載するようにモード切替えを試みる。
【0027】
最初に、216でどのモード・フラグが設定されているかをチェックする。プッシュ・モード・フラグが設定されている場合、218で少なくとも1回のプッシュ試行が残っているかどうかをさらにチェックする。これにより、試行の回数があらかじめ指定されていることに留意されたい。プッシュ試行が残っている場合、220で配布/インストールをレジュームし、次のプッシュ・モード配布/インストールをスケジュール変更する。プッシュ試行がまったく残っていない場合、222でプル・モードに切り替え、224で少なくとも1回のプル・モード試行が残っているかどうかをさらにチェックする。残っている場合、226でインストールをレジュームし、次のプル・モード配布/インストールをスケジュール変更する。そうではない場合、プロセスは228で終了する。
【0028】
プッシュ試行がまったく残っていない場合に上記のプル・モードへの切替えが行われると、ターゲット・システムでのプル・モードが強要され、その範囲では「正式プル・モード」と見なされることを強調しておく。
【0029】
図4は、本発明による待ち行列マネージャ(QMGR)メカニズムを流れ図として示している。最初に、300でいずれかの要求が要求待ち行列に含まれているかどうかをチェックする。この実施形態では、たとえば、要求の作成時間によって決定される順序で要求を要求待ち行列に記憶する。この時間は、要求を処理する優先順位を決定する。以下の説明では、1〜nの数字で順序づけを表すものと想定する。302で要求待ち行列が少なくとも1つの要求、この例ではn=1が割り当てられている要求を含む場合、304で待ち行列マネージャがこの要求を処理することになる。次に、306であらかじめ指定したタイム・スタンプ(しきい値)を超えているかどうかをチェックする。後者のチェックでは、QMGRの一部として、要求処理のスケジュール設定を可能にする。タイム・スタンプを超えていない場合、ジャンプしてステップ304に戻り、その結果、待ち状態を定義する。タイム・スタンプを超えている場合、次に308でアクティブ待ち行列が現在過負荷になっているかどうかをチェックする。過負荷になっている場合、ジャンプしてステップ302に戻る。アクティブ待ち行列の過負荷がまったく発生していない場合、次に310で現行ターゲット・システムがすでにアクティブになっているかどうかをチェックする。アクティブになっている場合、ジャンプしてステップ304に戻る。そうではない場合、312でアクティブ待ち行列にその要求を設定する。後半の2つのステップは、点線が示すように、QMGRに組み込まれたスロットル・メカニズムを表している。
【0030】
さらに、SWDプロセスは、所与の前提条件を満たした場合のみ配布プロセスを開始することを確認するための制御及びエラー処理機能を含むことができる。
【0031】
次に図5を参照し、このような機能を含むSWDプロセスの好ましい実施形態についてより詳細に説明する。前提条件の1つは、エンドポイント(=ターゲット・コンピュータ・システム)がオンラインになっているかどうかを400でエンドポイント・マネージャがチェックすることである。数回のチェック402〜404の後でも依然としてそれが使用不能である場合、それ以上のアクションは、構成中に渡される再試行設定と再試行状況によって決まる。
‐ 406で要求構成中にWake−On−LANオプションが選択されている場合、外部スクリプトを呼び出すことになる。ウェイクアップ・アクションを開始する方法に違いがある可能性があるので、このスクリプトにはローカル管理者(複数も可)によるアクションを記入する必要がある。この場合も、ブート遅延期間408の後に、404でエンドポイント状況をもう一度チェックする。ここでそれがオンラインになっている場合、手順は次のチェック410に切り替わる。オンラインになっていない場合、以下に説明するスケジュール変更オプション412が適用される。
‐ プッシュ再試行(試行)の回数が0より大きい場合、その要求を保留待ち行列に移動する。配布プロセスを生成し、その要求を要求待ち行列に再挿入する。そのプロセスは、「配布要求を挿入する」というプロセス・ステップに構成された現行時間より数分前に自動的にスケジュール設定される。この後、重大度を警告にしてT/ECメッセージを生成し、配布をスケジュール変更することを示す。
‐ プッシュ再試行の回数が0に等しく、414でプル再試行の回数が0より大きい場合、416でその要求をプル待ち行列に移動する。そのエンドポイントが次にログインしたときにそれを再始動することになる。
‐ プッシュ再試行の回数が0に等しく、プル再試行の回数が0に等しい場合、418でその要求を打切り待ち行列に移動し、420で重大度を軽度にしてT/ECメッセージを送り、パッケージ・リスト処理が失敗したことを示し、最後に試行したファイル・パッケージをメッセージ・フィールドに示す。
【0032】
上記のすべてのテストに合格した後、422でSWD_StartクラスのT/ECメッセージを送り、「wdistfpblock」呼出しを立ち上げることによって配布プロセスを始動し、424で現行ファイル・パッケージ・ブロックをターゲットに配布する。426でこのプログラムが「0」以外の戻りコードを返す場合、その配布は失敗し、リスト処理が取り消されることになる。配布が実際にアクティブ・エンドポイントで失敗した場合、任意選択で再試行機能が使用可能になっていることに留意されたい。2つのT/ECメッセージを送るが、SWD_Failedクラスで重大度が軽度で、現行パッケージ配布が失敗したことを示すメッセージ428と、SWD_List_Failedクラスで重大度が軽度で、パッケージ・リスト処理が失敗したことを示し、最後に試行したファイル・パッケージをメッセージ・フィールドに示すメッセージ420である。「wdistfpblock」が0を返す場合、430でSWD_SuccessクラスのT/ECメッセージを送り、リスト処理は次のパッケージに継続する。すべてのパッケージを正常に配布し終わると、リスト処理は、432でSWD_List_Successクラスで重大度が無害のT/ECメッセージで終わり、参照のため、その要求を完了待ち行列に移動する。
【0033】
処理中にいくつかのT/ECメッセージを生成し、進行中の配布を容易にモニターできる可能性をオペレータに示す。重大度を警告にして、要求リスト処理の開始と全単一配布の開始を送り、何らかのプロセスが作業中であることを信号で知らせる。それぞれの配布及びリスト処理は対応する終了メッセージを有し、一般にそれによって開始事象を閉じる。プロセスが成功すると、終了メッセージも閉じる。この場合、オペレータ・アクションが必須なので、エラー条件のみがオープン状態のままになる。エラーがまったくない場合、リストを処理した後でいかなるメッセージもオープンにならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による種々のソフトウェア配布(SWD)モードの概要を流れ図として示す図である。
【図2】本発明による種々のソフトウェア配布(SWD)モードの概要を流れ図として示す図である。
【図3】 本発明のSWDプロセスの基本ステップを示す、より詳細な流れ図である。
【図4】 本発明が提案する待ち行列マネージャ・メカニズムを示す流れ図である。
【図5】 SWDプロセスの好ましい実施形態をより詳細に示す流れ図である。
Claims (8)
- ターゲット・データ処理システムからの要求に応じてターゲット・データ処理システムにコンピュータ・プログラムを配布/インストールするプル・モードと、アクセス可能なターゲット・データ処理システムに強制的にコンピュータ・プログラムを配布/インストールするプッシュ・モードとに基づく、ソース・データ処理システムから少なくとも1つのターゲット・データ処理システムへのコンピュータ・プログラムのリモート配布/インストールのための方法において、前記コンピュータ・プログラムは、パッケージ・リストで識別されるパッケージとして転送され、前記プッシュ・モード及び前記プル・モードによる配布を再試行するための試行回数があらかじめ指定されており、
少なくとも1つのターゲット・データ処理システムが使用可能であるかどうかをチェックし、前記少なくとも1つのターゲット・データ処理システムが使用可能である場合に配布/インストールを実行するステップと、
前記配布/インストールが実行された前記少なくとも1つのターゲット・データ処理システムからの戻り値に応答して、配布/インストールが成功したかどうかを示すメッセージを生成するステップと、
配布/インストールが失敗したことを示す前記メッセージに応答して、現行配布/インストール・モードが前記プッシュ・モードであって、少なくとも1回のプッシュ・モード試行が残っている場合には、次のプッシュ・モード配布/インストールをレジュームしてスケジュール変更し、プッシュ・モード試行がまったく残っていないが、少なくとも1回のプル・モード試行が残っている場合には、前記プッシュ・モードから前記プル・モードに切り替え、次のプル・モード配布/インストールをレジュームしてスケジュール変更するステップとを具備する方法。 - 配布/インストールが成功したことを示す前記メッセージに応答して、前記パッケージ・リストで識別される次のパッケージを取り出すステップと、
少なくとも1つのターゲット・データ処理システムが使用可能であるかどうかをチェックし、少なくとも1つのターゲット・データ処理・システムが使用可能である場合に、当該ターゲット・データ処理システムでのパッケージのインストールを開始するステップと を具備する、請求項1に記載の方法。 - 数回の再試行後にターゲット・データ処理システムが使用不能になっており、
プッシュ再試行の回数が0より大きい場合、配布/インストール要求を保留待ち行列に挿入し、スケジュール設定された時間に前記要求待ち行列に前記要求を再挿入するステップと、
プッシュ再試行の回数が0に等しく、プル再試行の回数が0より大きい場合、前記要求をプル待ち行列に挿入し、前記ターゲット・データ処理システムがログインしたときに前記要求待ち行列に前記要求を挿入し再始動するステップと、
プッシュ再試行の回数が0に等しく、プル再試行の回数が0に等しい場合、前記要求を打切り待ち行列に挿入するステップとを実行する、請求項2に記載の方法。 - 配布/インストール要求を要求待ち行列に挿入し、あらかじめ指定した時間を超えるかどうかをチェックし、超えない場合には前記配布/インストール要求の処理を実行し、超える場合にはアクティブ待ち行列が待ち行列マネージャによって監視されるアクティブな配布の数を超えて過負荷になっているかどうかをチェックし、前記過負荷になっている場合には前記配布/インストール要求の処理を実行し、前記過負荷になっていない場合には現在選択しているターゲット・データ処理システムがすでにアクティブになっているかどうかをチェックし、前記アクティブになっている場合には前記配布/インストール要求の処理を実行し、前記アクティブになっていない場合には前記アクティブ待ち行列に前記配布/インストール要求を挿入する、請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
- データ処理システムに請求項1ないし4のいずれかに記載の方法を実行させるデータ処理プログラム。
- データ処理システムに請求項1ないし4のいずれかに記載の方法を実行させるためのコンピュータ可読プログラムが記録された記録媒体。
- ターゲット・データ処理システムからの要求に応じてターゲット・データ処理システムにコンピュータ・プログラムを配布/インストールするプル・モードと、アクセス可能なターゲット・データ処理システムに強制的にコンピュータ・プログラムを配布/インストールするプッシュ・モードとに基づく、ソース・データ処理システムから少なくとも1つのターゲット・データ処理システムへのコンピュータ・プログラムのリモート配布/インストールのためのソフトウェア配布システムにおいて、前記コンピュータ・プログラムは、パッケージ・リストで識別されるパッケージとして転送され、前記プッシュ・モード及び前記プル・モードによる配布を再試行するための試行回数があらかじめ指定されており、
少なくとも1つのターゲット・データ処理システムが使用可能であるかどうかをチェックし、前記少なくとも1つのターゲット・データ処理システムが使用可能である場合に配布/インストールを実行する手段と、
前記配布/インストールが実行された前記少なくとも1つのターゲット・データ処理システムからの戻り値に応答して、配布/インストールが成功したかどうかを示すメッセージを生成する手段と、
配布/インストールが失敗したことを示す前記メッセージに応答して、現行配布/インストール・モードが前記プッシュ・モードであって、少なくとも1回のプッシュ・モード試行が残っている場合には、次のプッシュ・モード配布/インストールをレジュームしてスケジュール変更し、プッシュ・モード試行がまったく残っていないが、少なくとも1回のプル・モード試行が残っている場合には、前記プッシュ・モードから前記プル・モードに切り替え、次のプル・モード配布/インストールをレジュームしてスケジュール変更する手段とを具備するシステム。 - 前記コンピュータ・プログラムは、パッケージ・リストで識別されるパッケージとして転送され、前記システムは、リモート配布を処理するためのアクティブ待ち行列と要求待ち行列とを含む待ち行列マネージャを具備し、
前記待ち行列マネージャが、
配布/インストール要求が前記要求待ち行列に含まれているかどうかをチェックする手段と、
前記配布/インストール要求の処理を実行する手段と、
あらかじめ指定した時間を超えるかどうかをチェックする手段と、
前記あらかじめ指定した時間を超える場合、アクティブ待ち行列が前記待ち行列マネージャによって監視されるアクティブな配布の数を超えて過負荷になっているかどうかをチェックし、過負荷になっていない場合に現行ターゲット・データ処理システムがすでにアクティブになっているかどうかをチェックし、アクティブになっていない場合に前記要求を前記アクティブ待ち行列に挿入する手段を具備する、請求項7に記載のシステム。
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