JP2001142856A - ネットワークシステム及びそのクライアント機へのプログラムリリース方法 - Google Patents

ネットワークシステム及びそのクライアント機へのプログラムリリース方法

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JP2001142856A
JP2001142856A JP32665699A JP32665699A JP2001142856A JP 2001142856 A JP2001142856 A JP 2001142856A JP 32665699 A JP32665699 A JP 32665699A JP 32665699 A JP32665699 A JP 32665699A JP 2001142856 A JP2001142856 A JP 2001142856A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リリースに失敗しても最小限の業務を停止させ
るだけで他の業務は通常に行うことができ、しかも、ク
ライアント機でのメンテナンスを必要としないネットワ
ークシステム及びそのクライアント機へのプログラムリ
リース方法を提供する。 【解決手段】サーバー機1は送信オブジェクト11及び
管理情報ファイル12をリリース物件受信処理2Aによ
りクライアント機2に送信する。クライアント機2は、
サーバ機1からの送信オブジェクト11及び管理情報フ
ァイル12を受信して送信オブジェクト11’及び管理
情報ファイル12’として保持する。そして、リリース
処理部2Bは、管理情報ファイル12’を参照し受信オ
ブジェクト11’をリリースする。ここでリリースに失
敗した場合、閉塞業務テーブル24を作成し、これと業
務管理テーブル25から閉塞業務一覧26をメモリ上に
展開する。各業務はメモリ上に展開された業務でない場
合にのみ実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークシス
テム及びそのクライアント機へのプログラムリリース方
法に関し、特に自動的に一斉にプログラムをリリースす
ると共にリリースされた後のプログラムを管理する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークで接続されたシステ
ムにおいて、クライアント機へプログラムをオンライン
でリリースすることが行われている。例えば、特開平1
0−171663号公報は、「多数端末装置に対するリ
リース及び組み込み管理方式」を開示している。この方
式では、センタコンピュータは端末における現行モジュ
ールのグループ情報を管理するモジュールグループ管理
情報ファイル、リリースするモジュール群、リリースモ
ジュールのバージョン等情報を記入する管理ファイル、
モジュール群と管理ファイルを端末に配信する配信処理
を備え、端末はリリースモジュール受信処理手段、セン
タから受信した管理ファイル、リリースモジュールワー
ク領域、端末側でのモジュールグループ情報管理ファイ
ル、リリースモジュール組み込み処理手段、モジュール
グループ状態テーブル、現行モジュールライブラリ、モ
ジュール実行監視手段を備える。これにより、複数の端
末装置へモジュールのリリースを、端末側のプログラム
実行時間を操作者が考慮することなく即時に配信が行え
ると共に新旧モジュールの整合性を保証し自動的に組込
むことができる。
【0003】なお、関連する技術として、特開平5−2
41848号公報は「プログラム配信方法」を開示して
いる。この方法は、拠点ブロック毎に1つのサーバ端末
を設定し、サーバワークステーションは、このサーバ端
末に対してのみプログラムの配信を行い、各端末はサー
バ端末からプログラムを複写するようにしている。更
に、異常発生時においては、自動的に稼働中プログラム
が旧世代プログラムに入れ替わり、同時に全ての稼働中
プログラムが旧世代プログラムに変更される。これによ
り、1台のサーバワークステーションから伝送路を介し
て接続された各端末に対してバージョンアップされたプ
ログラムを送信する場合に、サーバワークステーション
及び伝送路の負担を少なくすることができる。
【0004】また、特開平9−138769号公報は、
「ソフトウェア配布システム及びソフトウェア配布方
法」を開示している。このソフトウェア配布システム及
びソフトウェア配布方法は、サーバマシンの配布結果判
断手段により少なくとも1台のクライアントマシンにお
いて配布が失敗したと判断されたときにサーバマシンか
ら全てのクライアントマシンに対して配布済の新バージ
ョンのソフトウェアを配布前の旧バージョンのソフトウ
ェアと入れ換えるように命令するソフトウェア回復命令
手段と、このソフトウェア回復命令を受けたとき予めソ
フトウェア保存手段により保存しておいた旧バージョン
のソフトウェアを元の状態に戻すソフトウェア回復手段
からなるものである。これにより、サーバマシンからク
ライアントマシンへの配布に失敗した場合でも、全ての
クライアントマシンにおいて同一のソフトウェアを使用
できるように即時に復旧可能となる。
【0005】また、特開平9−231083号公報は、
「分散システムにおけるソフトウェア導入方式」を開示
している。この方式では、導入情報導入手段は、導入要
求蓄積ファイルの導入スクリプトの実行、実行結果の導
入確認手段への通知、及び導入確認手段への確認を行
う。導入確認手段は確認に対して、全てのエージェント
機の実行結果が正常と通知された場合には「取り消し無
し」を、どれかひとつのエージェント機の実行結果が異
常と通知された場合には「取り消し有り」を返却する。
導入情報導入手段は、「取り消し有り」を返却された場
合には導入解除スクリプトを実行してソフトウェア導入
の取り消しを行う。これにより、複数のエージェント機
に対して同期をとってソフトウェアの導入を行う必要が
あるとき、あるエージェント機に対するソフトウェアの
配布・導入に失敗した場合に、オペレータが手動で導入
の取り消しを行う必要が無くなる。
【0006】更に、特開平10−171663号公報
は、「ネットワークシステム、ファイル配布方法及び記
録媒体」を開示している。ネットワークシステムは、サ
ーバと、サーバにネットワークを介して接続された複数
のクライアントとを備える。サーバは、配布対象のファ
イルを格納するファイル格納部と、ファイルの配付先情
報を格納するサーバ記憶部と、この配付先情報により指
定されるクライアントにファイル格納部に格納されたフ
ァイルを配布するサーバ処理部を備える。各クライアン
トは、前記ファイルの配付先情報を格納するクライアン
ト記憶部と、ネットワークを介してファイルを受信し、
ファイルの受信後、クライアント記憶部に格納された配
付先情報により指定されるクライアントに、受信したフ
ァイルを配布するクライアント処理部と、受信したファ
イルを格納するファイル格納部を備える。これにより、
サーバからクライアントへファイルを効率よく配布する
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平10−17
1663号公報に開示された「多数端末装置に対するリ
リース及び組み込み管理方式」では、より具体的には、
リリース対象モジュールグループの状態を示すフラグを
チェックし、そのリリース対象モジュールグループが
「実行中」であれば「停止中」になるのを待ち、「停止
中」であればそのリリース対象モジュールグループを
「実行禁止」にし、その後リリースモジュールを原稿モ
ジュールライブラリに組み込むように構成されている。
【0008】ところが、何らかの理由によってリリース
が正常終了しなかった場合の管理方式が考慮されていな
いため、リリースが正常終了しなかった場合はそのグル
ープの業務は全て実行できなくなる。また、リリースオ
ブジェクトの変更内容によっては、以前のリビジョンの
オブジェクトで運用しても問題ない場合もあるが、この
場合であってもリリースが正常終了しなかった場合は、
そのリリース対象モジュールグループを実行できなくな
ってしまう。
【0009】また、オブジェクトの関連情報管理テーブ
ルはクライアント側に備えられている。ところが、モジ
ュールやファイルによっては対象となるグループが異な
るため、グループ情報を管理するために必要な情報量が
膨大になりメンテナンスが煩雑である。また、オブジェ
クトの関連情報管理テーブルは、リリースオブジェクト
の内容によっては動的に変更できない。
【0010】本発明は、上述した問題を解消するために
なされたものであり、その目的は、リリースに失敗して
も最小限の業務を停止させるだけで他の業務は通常に行
うことができ、しかも、クライアント機でのメンテナン
スを必要としないネットワークシステム及びそのクライ
アント機へのプログラムリリース方法を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に係
るネットワークシステムは、上記目的を達成するため
に、サーバ機とクライアント機とから成るネットワーク
システムであって、前記サーバ機は、リリースするオブ
ジェクト及び該オブジェクトを管理するための管理情報
を前記クライアント機に送信する送信処理部を備え、前
記クライアント機は、前記サーバ機の送信処理部から送
られてきた前記管理情報に基づき前記オブジェクトのリ
リース処理を行うリリース処理部と、前記リリース処理
部によるリリース処理中にエラーが発生した場合に、前
記管理情報に含まれる閉塞業務情報によって指定された
業務を除く業務を実行する処理部、とを備えている。
【0012】この場合、前記処理部は、実行中の業務で
使用されているオブジェクトを記憶する業務管理テーブ
ルと、前記リリース処理部によるリリース処理中にエラ
ーが発生した場合に、前記管理情報に含まれる業務番号
から閉塞する業務の業務番号を抽出することにより形成
された閉塞業務テーブルと、前記業務管理テーブルの内
容及び前記閉塞業務テーブルの内容に基づいて閉塞する
業務の一覧を生成する閉塞業務一覧生成部、とを備え、
該閉塞業務一覧生成部で生成された閉塞業務を除く業務
を実行するように構成できる。
【0013】また、前記リリース処理部は、前記サーバ
機の送信処理部から送られてきた前記管理情報を一時記
憶する記憶部を更に備え、前記記憶部に記憶された管理
情報に基づき前記オブジェクトのリリース処理を行うよ
うに構成できる。
【0014】この第1の態様に係るネットワークシステ
ムによれば、リリース処理中にエラーが発生した場合、
対象オブジェクトの管理情報内の閉塞業務番号を抽出し
て閉塞業務テーブルを作成する。これと別途クライアン
ト機が備えている業務管理テーブルから閉塞業務一覧を
生成し、各業務は生成された業務でない業務のみ実行す
る。これにより、リリース失敗時にも最小限の業務が停
止するだけで他の業務は通常の運用ができるよう動作す
る。
【0015】また、クライアント機側に固定的にオブジ
ェクトに関する管理情報を持たせるのではなく、リリー
ス対象のオブジェクトの管理情報にエラー発生時の閉塞
業務を指定する情報を持たせたことにより、同じオブジ
ェクトであってもリリース改善点の内容によって異なる
閉塞業務を表す情報を設定できる。これにより、リリー
スオブジェクトごとに、適切な管理情報を動的に設定す
ることができ、クライアント側でのメンテナンスの必要
がない運用ができる。
【0016】更に、オブジェクトの管理情報の内容を、
サーバ機から送信する管理情報に持たせたため、リリー
ス対象のオブジェクトが発生する度に、適切な管理情報
を送信することができる。
【0017】また、本発明の第2の態様に係るネットワ
ークシステムのクライアント機へのプログラムリリース
方法は、上記と同様の目的で、サーバ機とクライアント
機とから成るネットワークシステムのクライアント機へ
のプログラムリリース方法であって、(A)前記サーバ機
は、リリースするオブジェクト及び該オブジェクトを管
理するための管理情報を前記クライアント機に送信し、
(B)前記クライアント機は、前記サーバ機から送られて
きた前記管理情報に基づき前記オブジェクトのリリース
処理を行い、(C)前記クライアント機は、該リリース処
理中にエラーが発生した場合に、前記管理情報に含まれ
る閉塞業務情報によって指定された業務を除く業務を実
行するように構成されている。
【0018】この場合、前記ステップ(C)では、実行
中の業務で使用されているオブジェクトを業務管理テー
ブルに記憶し、前記リリース処理中にエラーが発生した
場合に、前記管理情報に含まれる業務番号から閉塞する
業務の業務番号を抽出することにより閉塞業務テーブル
を形成し、前記業務管理テーブルの内容及び前記閉塞業
務テーブルの内容に基づいて閉塞する業務の一覧を生成
し、該生成された閉塞業務を除く業務を実行するように
構成できる。
【0019】また、前記ステップ(B)では、前記サー
バ機の送信処理部から送られてきた前記管理情報を一時
記憶し、該記憶された管理情報に基づき前記オブジェク
トのリリース処理を行うように構成できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の実施の形態に係るネットワ
ークシステムの構成を示すブロック図である。このネッ
トワークシステムは、1台のサーバ機1と複数のクライ
アント機とで構成されている。複数のクライアント機の
それぞれは同一の構成であるので、以下では、1台のク
ライアント機2について説明する。
【0022】サーバ機1は、リリース物件送信処理部1
A、送信オブジェクト11、管理情報ファイル12、リ
リース結果13及びリリース送信操作部14を含む。送
信オブジェクト11、管理情報ファイル12及びリリー
ス結果13は、例えばディスク装置内に格納することが
できる。
【0023】送信オブジェクト11は、リリース対象と
なるオブジェクトである。1つのプログラムが改訂され
る場合、通常は該プログラムを構成する複数のオブジェ
クトが改訂されてリリースの対象となる。
【0024】管理情報ファイル12は、各オブジェクト
に対応する管理情報を格納しており、管理情報ファイル
には、例えば「19991020_1.txt」といっ
たリリース日を示すファイル名が付されている。各管理
情報ファイルは、例えば図2に示すように、「受信オブ
ジェクト名」、「リリース先オブジェクト名」、「理ビ
ジョン」、「完了フラグ」、「エラー時閉塞業務番号」
等から構成されている。送信オブジェクト11は、同一
のリリース日、つまり同一のファイル名(サフィックス
部を除く)を有する複数の管理情報ファイルから構成さ
れている。
【0025】リリース送信操作部14は、例えばキーボ
ード、マウスといった装置によって構成できる。このリ
リース送信操作部14は、リリース物件送信処理部1A
に送信の指示を与えるために使用される。リリース物件
送信処理部1Aは、リリース送信操作部14からの指示
に応答して、上述した送信オブジェクト11及び管理情
報ファイル12をクライアント機2に送信する。
【0026】リリース結果13は、クライアント機2か
ら送られてくるリリース処理結果を示す情報である。こ
のリリース結果13は、例えばファイル形式でディスク
装置に格納される。
【0027】次に、クライアント機2は、リリース物件
受信処理部2A、リリース処理部2B、ワークディレク
トリ3、データファイル21、プログラムファイル2
2、リビジョンファイル23、閉塞業務テーブル24、
業務管理テーブル25及び閉塞業務一覧26から構成さ
れている。
【0028】リリース物件受信処理部2Aは、サーバ機
1から送られてくる送信オブジェクト11及び管理情報
ファイル12を受信し、ワークディレクトリ3に送る。
ワークディレクトリ3は、リリース物件受信処理部2A
から受け取った送信オブジェクト11及び管理情報ファ
イル12を、それぞれ送信オブジェクト11’及び管理
情報ファイル12’として格納する。このワークディレ
クトリ3に格納された送信オブジェクト11’及び管理
情報ファイル12’はリリース処理部2Bによって参照
される。
【0029】リリース処理部2Bは、クライアント機2
の起動時に実行される。このリリース処理部2Bは、ワ
ークディレクトリ3内の送信オブジェクト11’及び管
理情報ファイル12’の内容に基づいてリリースすべき
オブジェクトのリリース処理を行う。即ち、管理情報フ
ァイル12’に含まれるリビジョンはリビジョンファイ
ル23に格納されると共に、送信オブジェクト11’に
含まれるデータはデータファイル21に、プログラムは
プログラムファイル22にそれぞれ格納される。更に、
リリース処理中にエラーが発生した場合は、閉塞業務テ
ーブル24を生成する。
【0030】データファイル21は、上述したように送
信オブジェクト11’に含まれるデータを格納し、プロ
グラムファイル22は、送信オブジェクト11’に含ま
れるプログラムを格納する。クライアント機2は、この
プログラムファイル22に格納されたプログラムに従っ
て動作する。また、リビジョンファイル23は、クライ
アント機2内の各オブジェクトのリビジョンを管理する
ために使用される。このリビジョンファイル23の内容
は、リリース処理部2Bの処理によって管理情報ファイ
ル12’に含まれる「リビジョン」が格納されることに
より更新される。
【0031】閉塞業務テーブル24は、閉塞される業務
の業務番号を格納する。この閉塞業務テーブル24は、
リリース処理を実行中に発生したエラーに応答して、閉
塞する業務の業務番号を管理情報ファイル12’から抽
出することにより形成される。業務管理テーブル25
は、実行中の業務番号のそれぞれに対応する使用オブジ
ェクトの一覧を記憶する。
【0032】閉塞業務一覧26は、閉塞された業務の一
覧から構成される。この閉塞業務一覧26は、上記閉塞
業務テーブル24及び業務管理テーブルに基づいて生成
され、例えばメモリ(図示しない)上に展開される。各
業務はメモリ上に展開された業務でない場合にのみ実行
できる。
【0033】次に、上記ように構成されるネットワーク
システムの動作を説明する。先ず、ユーザは、サーバ機
1にリリース対象となる送信オブジェクト11及び管理
情報ファイル12を準備する。次いで、送信先クライア
ント等の情報をリリース送信操作部14から入力する。
これによりリリース物件送信処理部1Aは、送信オブジ
ェクト11及び管理情報ファイル12を送信先として指
定されたクライアント機2に送る。
【0034】サーバ機1からの情報を受信したクライア
ント機2は次のように動作する。即ち、クライアント機
2のリリース物件受信処理部2Aは、サーバ機1から送
られてきた送信オブジェクト11及び管理情報ファイル
12を受信し、送信オブジェクト11’及び管理情報フ
ァイル12’としてワークディレクトリ3内に格納す
る。このクライアント機2は、サーバ機1からの送信オ
ブジェクト11及び管理情報ファイル12を受信したら
直ちにリリース処理を実行する訳ではなく、次にクライ
アント機2が起動された時に実行する。
【0035】クライアント機2が起動されると、リリー
ス処理部2Bは、ワークディレクトリ3内に当日の日付
以前の日付が付された管理情報ファイル12’が存在す
るかどうかを調べ、存在する場合は管理情報ファイル1
2’を読み込む。そして、管理情報ファイル12’内の
「完了フラグ」がセットされていないレコード内の「受
信オブジェクト名」で指定される送信オブジェクト1
1’を、「リリース先オブジェクト名」で指定されたオ
ブジェクトとしてリリースする。
【0036】正常にリリースできた場合は、「完了フラ
グ」をセットし、送信オブジェクト11’を削除する。
一方、リリースに失敗した場合は、管理情報ファイル1
2’内の「エラー時閉塞業務番号」を抽出して閉塞業務
テーブル24に格納する。また、リリース処理部2B
は、リビジョンファイル23を更新する。以上の動作
を、管理情報ファイル12’内の全てのレコードについ
て行う。
【0037】そして、全てのオブジェクトのリリースを
行った後、閉塞業務テーブル24にデータが存在するか
どうかを調べる。その結果、閉塞業務テーブル24にデ
ータが存在しない場合(管理情報ファイル12’内の全
てのレコードに完了フラグがセットされた場合)は、管
理情報ファイル12’を削除する。そして、全てのリリ
ースが正常に完了したことを表す情報をサーバ機1に送
信する。この情報は、サーバ機1にリリース結果13と
して格納される。
【0038】一方、閉塞業務テーブル24にデータが存
在する場合は、閉塞業務テーブル24と業務管理テーブ
ル25を照合して閉塞業務一覧26を作成し、メモリ上
に展開する。そして、一部のオブジェクトのリリースが
失敗した旨の情報をサーバ機1に送信する。以上のリリ
ース処理が完了して業務が開始された後は、全てのオブ
ジェクトの起動時又は表示時等に閉塞業務一覧26が参
照され、この閉塞業務一覧26にオブジェクト名が格納
されているオブジェクトは実行されない。
【0039】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、リリース失敗時に最小限の業務が停止されるだけ
で他の業務は通常の運用ができる。この結果、リリース
の失敗による業務への影響を小さくすることができる。
また、リリースを行う際に、サーバ機は、リリース対象
のオブジェクト毎に最適な関連業務情報を管理情報ファ
イルとしてクライアント機に送るので、クライアント機
側では関連業務情報を持たない。その結果、リリースに
よりシステムの構成が変更されてもメンテナンスする必
要がない。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
リリースに失敗しても最小限の業務を停止させるだけで
他の業務は通常に行うことができ、しかも、クライアン
ト機でのメンテナンスを必要としないネットワークシス
テム及びそのクライアント機へのプログラムリリース方
法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワークシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したネットワークシステムで使用され
る管理情報ファイルの内容の一例を示す図である。
【図3】図1に示したネットワークシステムで使用され
る業務管理テーブルの内容の一例を示す図である。
【図4】図1に示したネットワークシステムで使用され
る閉鎖業務一覧の内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 サーバ機 11 送信オブジェクト 12 管理情報ファイル 13 リリース結果 14 リリース送信操作部 1A リリース物件送信処理部 2 クライアント機 11’ 受信オブジェクト 12’ 管理情報ファイル 21 データファイル 22 プログラムファイル 23 リビジョンファイル 24 閉塞業務テーブル 25 業務管理テーブル 26 閉塞業務一覧 2A リリース物件受信処理部 2B リリース処理部 3 ワークディレクトリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーバ機とクライアント機とから成るネッ
    トワークシステムであって、 前記サーバ機は、 リリースするオブジェクト及び該オブジェクトを管理す
    るための管理情報を前記クライアント機に送信する送信
    処理部を備え、 前記クライアント機は、 前記サーバ機の送信処理部から送られてきた前記管理情
    報に基づき前記オブジェクトのリリース処理を行うリリ
    ース処理部と、 前記リリース処理部によるリリース処理中にエラーが発
    生した場合に、前記管理情報に含まれる閉塞業務情報に
    よって指定された業務を除く業務を実行する処理部、と
    を備えたネットワークシステム。
  2. 【請求項2】前記処理部は、 実行中の業務で使用されているオブジェクトを記憶する
    業務管理テーブルと、 前記リリース処理部によるリリース処理中にエラーが発
    生した場合に、前記管理情報に含まれる業務番号から閉
    塞する業務の業務番号を抽出することにより形成された
    閉塞業務テーブルと、 前記業務管理テーブルの内容及び前記閉塞業務テーブル
    の内容に基づいて閉塞する業務の一覧を生成する閉塞業
    務一覧生成部、とを備え、 該閉塞業務一覧生成部で生成された閉塞業務を除く業務
    を実行する請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 【請求項3】前記リリース処理部は、 前記サーバ機の送信処理部から送られてきた前記管理情
    報を一時記憶する記憶部を更に備え、 前記記憶部に記憶された管理情報に基づき前記オブジェ
    クトのリリース処理を行う請求項1又は2に記載のネッ
    トワークシステム。
  4. 【請求項4】サーバ機とクライアント機とから成るネッ
    トワークシステムのクライアント機へのプログラムリリ
    ース方法であって、(A)前記サーバ機は、リリースす
    るオブジェクト及び該オブジェクトを管理するための管
    理情報を前記クライアント機に送信し、(B)前記クラ
    イアント機は、前記サーバ機から送られてきた前記管理
    情報に基づき前記オブジェクトのリリース処理を行い、
    (C)前記クライアント機は、該リリース処理中にエラ
    ーが発生した場合に、前記管理情報に含まれる閉塞業務
    情報によって指定された業務を除く業務を実行する、ネ
    ットワークシステムのクライアント機へのプログラムリ
    リース方法。
  5. 【請求項5】前記ステップ(C)では、 実行中の業務で使用されているオブジェクトを業務管理
    テーブルに記憶し、 前記リリース処理中にエラーが発生した場合に、前記管
    理情報に含まれる業務番号から閉塞する業務の業務番号
    を抽出することにより閉塞業務テーブルを形成し、 前記業務管理テーブルの内容及び前記閉塞業務テーブル
    の内容に基づいて閉塞する業務の一覧を生成し、 該生成された閉塞業務を除く業務を実行する請求項4に
    記載のネットワークシステムのクライアント機へのプロ
    グラムリリース方法。
  6. 【請求項6】前記ステップ(B)では、 前記サーバ機の送信処理部から送られてきた前記管理情
    報を一時記憶し、 該記憶された管理情報に基づき前記オブジェクトのリリ
    ース処理を行う請求項4又は5に記載のネットワークシ
    ステムのクライアント機へのプログラムリリース方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011090694A (ja) * 2002-05-01 2011-05-06 Thales Avionics Inc 制限付きアーキテクチャネットワーク内で構成およびダウンロードを行うための方法およびシステム

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JP2011090694A (ja) * 2002-05-01 2011-05-06 Thales Avionics Inc 制限付きアーキテクチャネットワーク内で構成およびダウンロードを行うための方法およびシステム

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