JP2000003271A - ソフトウェア管理装置及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ソフトウェア管理装置及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000003271A
JP2000003271A JP16879498A JP16879498A JP2000003271A JP 2000003271 A JP2000003271 A JP 2000003271A JP 16879498 A JP16879498 A JP 16879498A JP 16879498 A JP16879498 A JP 16879498A JP 2000003271 A JP2000003271 A JP 2000003271A
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善行 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ソフトウェアのバージョンの不整合によって発
生する誤動作を防止する。 【解決手段】連携動作する各ソフトウェアの名称に、同
一の管理ID、及び連携動作が可能なバージョン情報を
付した管理情報を有し、起動命令がなされた際に、管理
情報を参照して起動命令が示すソフトウェアと同一の管
理IDが付されているソフトウェアのバージョン情報を
検出し、当該管理情報から検出されたソフトウェアのバ
ージョン情報が、現実に動作するソフトウェアのバージ
ョン情報と同一か否かを判定する判定手段11、15を
具備したソフトウェア管理装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連携動作するソフ
トウェアのバージョンの整合性を管理するソフトウェア
管理装置及びプログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】クライアント/サーバシステムでは、複
数のソフトウェアが連携動作することで様々な処理が実
行される。連携動作がなされる各ソフトウェアは個別に
バージョンアップがなされる場合があるが、この際に連
携動作するソフトウェア間のバージョンの整合性がとれ
ていないと誤動作が発生する可能性がある。
【0003】したがって、バーションアップする際に
は、各ソフトウェアの連携動作が保証されている必要が
ある。一般的に、このようなバージョンアップ後の連携
動作を保証するために以下の2通りの方法を用いてソフ
トウェアのインストールが行われる。
【0004】第1の方法は、システム管理者がバージョ
ンに関する情報を参照して連携動作が保証されるか否か
を判断し、保証される場合に手動によりソフトウェアを
インストールする方法である。
【0005】また、第2の方法は、システム管理者が保
証されると判断した場合に、ソフトウェア配信機能に含
まれている自動インストール機能を利用してソフトウェ
アをインストールする方法である。
【0006】ここで、自動インストール機能とは、所定
のソフトウェアのバージョンを予め設定しておき、この
所定のソフトウェアのうち設定されたバージョンでない
ものを探索してバージョンを更新する機能である。この
機能により、例えば複数のクライアントにそれぞれ設け
られている所定のソフトウェアのバージョンを自動的に
統一することが可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように手動によりインストールを行う第1の方法では、
人間系による作業であるため、作業ミスが発生する可能
性がある。また、人間系により連携動作が保証されるか
否かを判断しなければならないため、信頼性及び作業効
率の向上が困難である。
【0008】一方、自動インストール機能を利用する第
2の方法では、インストール途中でエラーが発生する
と、一部分(例えばサーバ)ではインストールが完了し
ているが、他の部分(例えばクライアント)ではインス
トールがなされていない状態となる場合がある。
【0009】このような状態によるインストールエラー
のリカバリ中に連携動作が実行されると、一部分(サー
バ)と他の部分(クライアント)の間でソフトウェアの
バージョンの不整合が発生し、誤動作する可能性があ
る。
【0010】また、自動インストール機能は、システム
に設けられる所定のソフトウェアのバージョンを統一す
る機能であり、連携動作する複数のソフトウェアのバー
ジョンの整合性に関しては管理していない。
【0011】したがって、ソフトウェア配信機能に設定
される所定のソフトウェアのバージョンは、人間系によ
り連携動作が保証されるか否かを判断する必要があり、
信頼性及び作業効率の向上が困難である。
【0012】さらに、上記の第1の方法及び第2の方法
では、インストールがなされるタイミングにおいてシス
テム管理者が連携動作の判断を行っている。しかし、イ
ンストール後、ユーザが独自にソフトウェアのバージョ
ンを更新した場合などには、ソフトウェアの連携動作は
保証されず、誤動作する可能性がある。
【0013】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、連携動作を行うソフトウェア間におけるバ
ージョンの整合性の有無を検査し、連携動作実行時に当
該ソフトウェア間のバージョンの整合性を確認するソフ
トウェア管理装置及びプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体を提供し、これによりバージ
ョンの不整合によって発生する誤動作を防止することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下のような手段を講じた。本発明は、連
携動作する各ソフトウェアの名称に、同一の管理ID、
及び連携動作が可能なバージョン情報を付した管理情報
を有し、起動命令がなされた際に、管理情報を参照して
起動命令が示すソフトウェアと同一の管理IDが付され
ているソフトウェアのバージョン情報を検出し、当該管
理情報から検出されたソフトウェアのバージョン情報
が、現実に動作するソフトウェアのバージョン情報と同
一か否かを判定する判定手段を具備したソフトウェア管
理装置である。
【0015】したがって、本発明のソフトウェア管理装
置においては、連携動作するソフトウェアに同一の管理
IDが付されており、同一の管理IDを有するソフトウ
ェア間でバーションの整合性が検査される。
【0016】ゆえに、人間系による連携動作の保証の判
断を必要としないため、連携動作の信頼性を向上させる
ことができる。また、ソフトウェアの起動命令がなされ
た際に、まずバージョンの整合性を検査するため、ソフ
トウェアの誤動作を未然に防止することができ、一層信
頼性を向上させることができる。
【0017】本発明は、上記発明のソフトウェア管理装
置において、判定手段によってバージョン情報が同一で
ない旨の判定がなされた場合に、バージョンの不整合を
通知する通知手段を付加したソフトウェア管理装置であ
る。
【0018】したがって、本発明のソフトウェア管理装
置においては、ソフトウェアのバージョンの不整合を通
知することで、バージョンの不整合に迅速に対処するこ
とができる。
【0019】これにより、一層連携動作の信頼性を向上
させることができる。本発明は、上記各発明のソフトウ
ェア管理装置において、ソフトウェアのマスタを記憶す
るマスタ記憶手段と、判定手段によってバージョン情報
が同一でない旨の判定がなされた場合に、このバージョ
ン情報が同一でないと判定されたソフトウェアに代え
て、管理情報に付されているバージョン情報と同一なバ
ージョン情報を有するソフトウェアをマスタ記憶手段か
ら読み出すバージョン変更手段とを付加したソフトウェ
ア管理装置である。
【0020】したがって、本発明のソフトウェア管理装
置においては、バージョン変更手段によって自動的にバ
ージョンの整合性が確保されるため、管理負担を低減さ
せることができる。
【0021】また、読み出したソフトウェアを記憶する
ことで自動的にインストールがなされるため、インスト
ールの作業効率を向上させることができる。本発明は、
上記のソフトウェア管理装置の機能をコンピュータによ
り実現するためのプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体である。
【0022】このようなプログラムを記録した記録媒体
を用いることによって、上述した機能を有していない装
置の場合においても、簡単に上述した機能を付加するこ
とができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。 (第1の実施の形態)本実施の形態は、連携動作する複
数のソフトウェアを一つのまとまりとして管理し、連携
動作実行時のバージョンの整合性を検査するソフトウェ
ア管理装置である。
【0024】図1は、本実施の形態に係るソフトウェア
管理装置の構成を示すブロック図である。ソフトウェア
管理装置は、クライアント/サーバシステムに設けられ
ており、クライアント1及びサーバ2はデータの送受信
が可能なように通信路3で接続されている。クライアン
ト1で実行されるファイルはクライアント側処理部4に
格納され、サーバ2で実行されるファイルはサーバ側処
理部5に格納される。
【0025】このソフトウェア管理装置は、管理情報記
憶部6の管理情報とサーバ側記憶部7の記憶内容とをサ
ーバ側判定部8において検査し、管理情報とクライアン
ト側記憶部9の記憶内容とをクライアント側判定部10
において検査する。
【0026】まず、サーバ2の各構成要素について詳し
く説明する。サーバ側処理部5はメモリを内蔵してお
り、サーバ側判定部8からの格納命令にしたがって、サ
ーバ2で実行されるソフトウェアの実行形式ファイルを
サーバ側記憶部7から読み出してメモリに格納する。
【0027】また、このサーバ側処理部5は、メモリに
格納している実行形式ファイルを実行する。サーバ側記
憶部7には、サーバ2で実行される各種ソフトウェアが
記憶される。なお、このサーバ側記憶部7は、各ソフト
ウェアを一つのファイルに、又は複数のファイルに分割
して記憶する。
【0028】管理情報記憶部6には、連携動作するソフ
トウェア間で同一の管理IDが付された管理情報が記憶
される。図2は、管理情報記憶部6に記憶されている管
理情報の例を示す図である。
【0029】この管理情報は、各ソフトウェアのファイ
ル毎に、管理ID、ファイル名(ソフトウェア名:ファ
イルの種類)、記憶先、ファイルサイズ、更新日時を管
理している。
【0030】管理IDは、バージョンが整合されていな
ければならない複数のソフトウェアのまとまりを示して
おり、連携動作するソフトウェアの各ファイルに同一の
IDが付される。
【0031】したがって、同一の管理IDの付されたプ
ログラム間では、連携動作が正常に実行されるバージョ
ンが指定されている。なお、連携動作する関係を複数有
するソフトウェアのファイル(例えばファイルc)には
複数の管理IDが付される。
【0032】ファイル名はファイルの名称である。この
ファイル名はソフトウェアの名称にも関係付けられてお
り、このファイル名からソフトウェアを識別可能となっ
ている。また、例えば拡張子などによりファイルの種類
も識別可能となっている。
【0033】記憶先は、各ファイルがサーバ側記憶部7
又はクライアント記憶部9のいずれに記憶されているか
を示す。バージョン情報は、ファイルサイズと更新日時
からなり、バージョンが一致しているか否かを判定する
基準となる。
【0034】なお、ファイルサイズは各ファイルの記憶
容量であり、更新日時は各ファイルが記憶先に記憶され
た時刻(例えば年、月、日、時、分、秒)を示す。サー
バ側判定部8は、ユーザによる起動命令をクライアント
側判定部10を介して受信する。この起動命令は、ユー
ザによって指定されたソフトウェアの実行形式ファイル
を示している。
【0035】このサーバ側判定部8は、起動命令を受信
した際に管理情報記憶部6の管理情報を参照し、起動命
令が示すファイルの管理IDを認識する。また、起動命
令が示すファイルと同一の管理ID、かつ記憶先がサー
バであるファイルのバージョン情報を検出する。
【0036】さらに、このサーバ判定部8は、この管理
情報から検出されたファイルのバージョン情報が、サー
バ側記憶部7に実在するファイルのバージョン情報と同
一か否かを判定する。
【0037】判定の結果一致する場合には、このサーバ
側判定部8は、サーバで実行されるソフトウェアの実行
形式ファイルをサーバ記憶部7から読み出す旨を示す格
納命令をサーバ側処理部5に送信する。また、バージョ
ンの整合性が確保されている旨を示す判定結果信号と、
起動命令が示すファイルと同一の管理ID、かつ記憶先
がクライアントである管理情報をクライアント側判定部
10に送信する。
【0038】一方、判定の結果一致しない場合には、こ
のサーバ側判定部8は、バージョンの整合性が確保され
ていない旨を示す判定結果信号をクライアント側判定部
10に送信する。
【0039】次に、クライアント1の構成要素について
詳しく説明する。クライアント側処理部4はメモリを内
蔵しており、クライアント側判定部10からの格納命令
にしたがって、クライアント1で実行されるソフトウェ
アの実行形式ファイルをクライアント側記憶部9から読
み出してメモリに格納する。
【0040】また、このクライアント側処理部4は、メ
モリに格納している実行形式ファイルを実行する。クラ
イアント記憶部9は、クライアント1で実行される各種
ソフトウェアを、一つのファイルに又は複数のファイル
に分割して記憶する。
【0041】クライアント側判定部10は、ユーザから
の起動命令を受け付ける。先に述べたように、この起動
命令は実行させるソフトウェアの実行形式ファイルのフ
ァイル名の入力によりなされる。
【0042】このクライアント側判定部10は、この起
動命令をサーバ側判定部8に送信し、この応答として、
判定結果信号や、記憶先がクライアントである管理情報
を受信する。
【0043】ここで、受信した判定結果信号がサーバ2
においてバージョンの整合性が確保されていない旨を示
す場合には、クライアント側判定部10は起動命令がな
されたソフトウェアの実行を中止する。
【0044】一方、サーバ2において整合性が確保され
ている旨を示す場合には、受信した管理情報のバージョ
ン情報が、クライアント側記憶部9に実在するファイル
のバージョン情報と同一か否かを判定する。
【0045】判定の結果一致する場合には、このクライ
アント側判定部10は、クライアント1において実行さ
れるソフトウェアの実行形式ファイルをクライアント側
記憶部9から読み出す旨を示す格納命令をクライアント
側処理部4に送信する。
【0046】一方、判定の結果一致しない場合には、こ
のクライアント側判定部10は、起動命令が示すソフト
ウェアの実行を中止する。以上のように構成された本実
施の形態に係るソフトウェア管理装置の動作について以
下に説明する。
【0047】ユーザにより起動命令がなされると、クラ
イアント側判定部10はこの起動命令をサーバ側判定部
8に送信し、応答が返ってくるまで待機する。起動命令
を受信したサーバ側判定部8は、管理情報記憶部6の管
理情報を参照し、受信した起動命令が示すファイルと同
一の管理IDに属するサーバ側記憶部7のファイルを全
て読み出す。また、この読み出したファイルのバージョ
ン情報と管理情報のバージョン情報とを照合する。
【0048】照合の結果、同一の管理IDに属するサー
バ側記憶部7のファイルのバージョン情報と管理情報の
バージョン情報が一つでも一致しない場合には、サーバ
側判定部8は不整合であるとして判定結果信号をクライ
アント側判定部10に送信する。
【0049】全て一致した場合には、このサーバ側判定
部8は整合していると判定し、サーバ2で実行すべきソ
フトウェアの実行形式ファイルがサーバ側処理部5に格
納される。また、整合を示す判定結果信号、及び同一の
管理IDに属する全てのクライアント1側のファイルの
管理情報がクライアント側判定部10から送信される。
【0050】クライアント側判定部10は、サーバ側判
定部8から受信した判定結果信号が不整合を示していれ
ば、ソフトウェアの実行を行わない。判定結果信号が整
合を示していれば、受信した管理情報のバージョン情報
と、クライアント側記憶部9の実在するファイルのバー
ジョン情報とを照合する。
【0051】照合した結果、全てが一致していれば、実
行すべきソフトウェアの実行形式ファイルがクライアン
ト側処理部4に格納・実行され、これによりサーバ側処
理部5でも連携して動作が開始される。
【0052】全てが一致していなければ、起動命令を中
止する。以上説明したように、本実施の形態に係るソフ
トウェア管理装置においては、バージョンを整合させな
ければならない複数のソフトウェアに共通の管理IDを
付し、同一の管理IDを有するソフトウェアを一つのま
とまりとして扱う管理情報を用意する。
【0053】そして、ユーザから起動命令が入力される
と、起動されるソフトウェアと同一の管理IDに属する
ソフトウェアのバージョン情報と、管理情報のバージョ
ン情報とを照合し、バージョンの整合性を判定する。
【0054】これにより、連携動作が保証されるか否
か、すなわちバージョンの整合性が確保されているか否
かを自動的に判定することができる。また、整合性が確
保されていない場合は、起動命令が入力されても連携動
作を実行しないことで誤動作を未然に防止することがで
きる。
【0055】ゆえに、ソフトウェアの連携動作の信頼性
を向上させることができる。さらに、本実施の形態に係
るソフトウェア管理装置においては、管理情報をサーバ
に備えて集中管理している。
【0056】したがって、管理情報を分散させた場合
(例えばクライアントとサーバの双方に管理情報を備え
た場合など)にように、管理情報自体の整合性を確保す
る必要がない。
【0057】ゆえに、装置の管理を容易にすることがで
きる。 (第2の実施の形態)本実施の形態は、バージョンの不
整合を検出した場合に、その旨をシステム管理者に通知
する通知装置を有するソフトウェア管理装置に関する。
【0058】図3は、本実施の形態に係るソフトウェア
管理装置の構成を示すブロック図であり、図1と同一の
部分には同一の符号を付してその説明を省略し、ここで
は異なる部分についてのみ詳しく説明する。
【0059】サーバ側判定部11は、前記のサーバ側判
定部8と同様の機能に加え、バージョンの不整合を検出
した場合に、この不整合が発生したファイルに関する情
報である不整合情報をサーバ側通知部12に送信する機
能を有する。
【0060】この不整合情報には、不整合が検出された
ファイルのファイル名、管理ID、記憶先、バージョン
情報等が含まれている。同様に、クライアント側判定部
13は、前記のクライアント側判定部10と同様の機能
に加え、バージョンの不整合を検出した場合に、不整合
情報をクライアント側通知部14に送信する機能を有す
る。
【0061】サーバ側通知装置12及びクライアント側
通知装置14は、受信した不整合情報をシステム管理者
に通知する。通知方法としては、例えば不整合情報を記
載した電子メールを送信するなどの方法が適用される。
【0062】これにより、システム管理者は、通知され
た不整合情報を参考にして、不整合を解消するための迅
速な対処を講じることができる。 (第3の実施の形態)本実施の形態は、サーバに各種ソ
フトウェアのマスタファイルを備え、クライアントがこ
のマスタファイルを用いてソフトウェアのバージョンの
更新を行うソフトウェア管理装置である。
【0063】図4は、本実施の形態に係るソフトウェア
管理装置の構成を示すブロック図であり、図3と同一の
部分については同一の符号を付してその説明を省略し、
ここでは異なる部分についてのみ詳しく説明する。
【0064】クライアント側判定部15は、前記のクラ
イアント側判定部13と同様の機能に加え、バージョン
の不整合が検出された場合に、この不整合が検出された
ソフトウェアの適切なバージョンをバージョン変更部1
6に送信する機能を有する。
【0065】マスタ記憶部17は、サーバ2に設けられ
ている。このマスタ記憶部17には、クライアント1に
必要とされる可能性のあるソフトウェアのファイルが記
憶されている。
【0066】バージョン変更部16は、クライアント1
に設けられている。また、バージョン変更部16は、ク
ライアント側判定部15においてバージョンの不整合が
検出された場合に、不整合が検出されたソフトウェアの
適切なバージョンをこのクライアント側判定部15から
受信する。
【0067】そして、このバージョン変更部16は、マ
スタ記憶部17に記憶されている適切なバージョンのフ
ァイルを、不整合と検出されたソフトウェアのファイル
に代えてクライアント側記憶部9にインストールする。
【0068】このインストールには、例えばOSに備え
られているファイル転送機能を利用することができる。
このように、本実施の形態に係るソフトウェア管理装置
においては、自動的にソフトウェアのバージョンの整合
性が確保されるため、システム管理者の管理負担を低減
させることができる。
【0069】また、バージョンの不整合に対して迅速に
対処することができる。 (第4の実施の形態)本実施の形態においては、第1乃
至第3の実施の形態に係るソフトウェア管理装置の変形
例について説明する。
【0070】上記各実施の形態においては、バージョン
情報としてファイルサイズ及び更新日時を用いている
が、これに限定されるものではない。例えば、実際のバ
ージョン番号等をバージョン情報として用いてもよい。
【0071】また、上記各実施の形態においては、クラ
イアント及びサーバがそれぞれ一台の場合について説明
したが、これに限定されるものではない。例えば、クラ
イアントが複数設置されている場合であっても同様の動
作により同様の効果を得ることができる。また、サーバ
が複数設置されている場合であっても同様である。
【0072】さらに、上記各実施の形態においては、ソ
フトウェアが起動する前に、バージョンの整合性を確認
しているがこれに限定されるものではない。例えば、ク
ライアント側判定部10、13、15にメニュー機能を
付加し、このメニューによってバージョンの整合性の確
認を行うか否かを選択するとしてもよい。
【0073】さらに、第3の実施の形態においては、自
動的にバージョン情報を更新するとしているがこれに限
定されるものではない。例えば、マスタ記憶部17から
読み出されたファイルをクライアント側記憶部9にイン
ストールすることなく、クライアント側処理部4に格納
するとしてもよい。
【0074】これにより、処理終了後には、もとのバー
ジョンでソフトウェアを利用することができる。さら
に、上記各実施の形態に係るソフトウェア管理装置の各
機能は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピーディス
ク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、
DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで
各種装置に適用したり、通信媒体により伝送して各種装
置に適用することも可能である。本装置を実現するコン
ピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込
み、プログラムによって動作が制御されることにより、
上述した処理を実行する。
【0075】
【発明の効果】以上詳記したように本発明のソフトウェ
ア管理装置及びプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体においては、連携動作するソフトウ
ェアに共通の管理IDを付して管理する。また、起動す
る旨の指示を受けたソフトウェアと同一の管理IDを有
する全てのソフトウェアのバージョンが整合している場
合に処理を実行する。
【0076】したがって、バージョンの整合性の有無を
人間系によって調べる必要がない。また、ソフトウェア
の起動命令がなされる度に、バージョンの整合性を検査
するため、バージョンが不整合な状態で、ソフトウェア
が起動されることを未然に防止することができる。
【0077】ゆえに、ソフトウェアの連携動作の信頼性
を向上させることができる。また、ソフトウェアのバー
ジョンの整合性が確保されていない場合に、その旨を通
知することで、迅速な対応を講じることができる。
【0078】さらに、ソフトウェアのバージョンの整合
性が確保されていない場合に、整合性の確保されるバー
ジョンのソフトウェアを自動的に読み出すことで、管理
負担を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るソフトウェア管理装
置の構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態において管理情報記憶部に記憶さ
れている管理情報の例を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るソフトウェア
管理装置の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係るソフトウェア
管理装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…クライアント 2…サーバ 3…通信路 4…クライアント側処理部 5…サーバ側処理部 6…管理情報記憶部 7…サーバ側記憶部 8、11、15…サーバ側判定部 9…クライアント側記憶部 10、13…クライアント側判定部 12…サーバ側通知部 14…クライアント側通知部 16…バージョン変更部 17…マスタ記憶部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連携動作する各ソフトウェアの名称に、
    同一の管理ID、及び前記連携動作が可能なバージョン
    情報を付した管理情報を有し、 起動命令がなされた際に、前記管理情報を参照して前記
    起動命令が示すソフトウェアと同一の管理IDが付され
    ているソフトウェアのバージョン情報を検出し、当該管
    理情報から検出されたソフトウェアのバージョン情報
    が、現実に動作するソフトウェアのバージョン情報と同
    一か否かを判定する判定手段を具備したことを特徴とす
    るソフトウェア管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のソフトウェア管理装置に
    おいて、 前記判定手段によってバージョン情報が同一でない旨の
    判定がなされた場合に、バージョンの不整合を通知する
    通知手段を付加したことを特徴とするソフトウェア管理
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のソフトウェ
    ア管理装置において、 ソフトウェアのマスタを記憶するマスタ記憶手段と、 前記判定手段によってバージョン情報が同一でない旨の
    判定がなされた場合に、このバージョン情報が同一でな
    いと判定されたソフトウェアに代えて、前記管理情報に
    付されているバージョン情報と同一なバージョン情報を
    有するソフトウェアを前記マスタ記憶手段から読み出す
    バージョン変更手段とを付加したことを特徴とするソフ
    トウェア管理装置。
  4. 【請求項4】 コンピュータに、 連携動作する各ソフトウェアの名称に、同一の管理I
    D、及び連携動作が可能なバージョン情報を付した管理
    情報を保有する機能と、 起動命令がなされた際に前記管理情報を参照し、前記起
    動命令が示すソフトウェアと同一の管理IDを有するソ
    フトウェアを検出し、当該検出されたソフトウェアのバ
    ージョン情報が、前記管理情報に付されているバージョ
    ン情報と同一であるか否かを判定する判定機能とを実現
    させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
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