JPH0631399B2 - 漂白性洗浄剤組成物 - Google Patents
漂白性洗浄剤組成物Info
- Publication number
- JPH0631399B2 JPH0631399B2 JP58125848A JP12584883A JPH0631399B2 JP H0631399 B2 JPH0631399 B2 JP H0631399B2 JP 58125848 A JP58125848 A JP 58125848A JP 12584883 A JP12584883 A JP 12584883A JP H0631399 B2 JPH0631399 B2 JP H0631399B2
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- JP
- Japan
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- sodium
- sodium percarbonate
- fatty acid
- present
- acid salt
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は含金属染料で染色した衣類などの脱退色を防止
する漂白剤入り洗浄剤組成物に関し、さらに詳しくは、
α−スルホ脂肪酸塩と過炭酸ナトリウムとを含有して成
る漂白性洗浄剤組成物に関するものである。
する漂白剤入り洗浄剤組成物に関し、さらに詳しくは、
α−スルホ脂肪酸塩と過炭酸ナトリウムとを含有して成
る漂白性洗浄剤組成物に関するものである。
従来、洗浄剤組成物に酸素系漂白剤として過炭酸ナトリ
ウムを含有させることは公知である(例えば特開昭49-1
28887号公報など)。この過炭酸ナトリウムは、洗浄剤
組成物に用いた場合、次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素
系漂白剤に比較して漂白力は劣るものの、染色衣料に対
する脱退色が少ないという利点がある。
ウムを含有させることは公知である(例えば特開昭49-1
28887号公報など)。この過炭酸ナトリウムは、洗浄剤
組成物に用いた場合、次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素
系漂白剤に比較して漂白力は劣るものの、染色衣料に対
する脱退色が少ないという利点がある。
しかしながら、コバルトなどの金属を含む染料を用いた
染色衣料のせんたくに、過炭酸ナトリウムを含有する洗
剤を用いると、この過炭酸ナトリウムは該染料に対して
触媒的に反応し、脱色が生じるという問題がある。した
がつて、現在、含金属染料による染色衣料に対しては、
過炭酸ナトリウムを含む洗剤の使用を避けるように明示
されている。
染色衣料のせんたくに、過炭酸ナトリウムを含有する洗
剤を用いると、この過炭酸ナトリウムは該染料に対して
触媒的に反応し、脱色が生じるという問題がある。した
がつて、現在、含金属染料による染色衣料に対しては、
過炭酸ナトリウムを含む洗剤の使用を避けるように明示
されている。
本発明者らは、このような事情に鑑み、漂白剤として過
炭酸ナトリウムを含有し、しかも含金属染料で染色した
衣類などの脱退色を防止しうる洗浄剤組成物について鋭
意研究を重ねた結果、洗浄剤組成物中にα−スルホ脂肪
酸塩を含有させることにより、該α−スルホ脂肪酸塩が
含金属染料の金属部に選択的に付着し、過炭酸ナトリウ
ムと該金属部との接触が妨げられて脱退色が防止されう
ることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成する
に至つた。
炭酸ナトリウムを含有し、しかも含金属染料で染色した
衣類などの脱退色を防止しうる洗浄剤組成物について鋭
意研究を重ねた結果、洗浄剤組成物中にα−スルホ脂肪
酸塩を含有させることにより、該α−スルホ脂肪酸塩が
含金属染料の金属部に選択的に付着し、過炭酸ナトリウ
ムと該金属部との接触が妨げられて脱退色が防止されう
ることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成する
に至つた。
すなわち、本発明は、(A)一般式 (式中のRは炭素数10〜20のアルキル基又はアルケ
ニル基、Mはアルカリ金属である)で表わされるα−ス
ルホ脂肪酸塩1〜15重量%及び(B)過炭酸ナトリウム
3〜15重量%を含有することを特徴とする漂白性洗浄
剤組成物を提供するものである。
ニル基、Mはアルカリ金属である)で表わされるα−ス
ルホ脂肪酸塩1〜15重量%及び(B)過炭酸ナトリウム
3〜15重量%を含有することを特徴とする漂白性洗浄
剤組成物を提供するものである。
なお、α−スルホ脂肪酸塩を含有する洗浄剤組成物はす
でに提案(特開昭47-6276号公報、特開昭47-12582号公
報)されているが、このα−スルホ脂肪酸塩が前記効果
を示すことは示唆されておらず、かつ過炭酸ナトリウム
との組合せに関しても具体的な例示はない。
でに提案(特開昭47-6276号公報、特開昭47-12582号公
報)されているが、このα−スルホ脂肪酸塩が前記効果
を示すことは示唆されておらず、かつ過炭酸ナトリウム
との組合せに関しても具体的な例示はない。
本発明組成物において(A)成分として用いるα−スルホ
脂肪酸塩は、前記一般式(I)で示される構造を有し、そ
の式中のRは炭素数10〜20のアルキル基又はアルケ
ニル基であり、Mはアルカリ金属である。このα−スル
ホ脂肪酸塩は全炭素数12〜22の脂肪酸を、通常のス
ルホン化装置を用いて無水硫酸と反応させ、場合によつ
ては熟成、漂白を行つたのち、中和することにより得ら
れる。また脂肪酸エステルをスルホン化したのち、中
和、ケン化することによつても得られる。
脂肪酸塩は、前記一般式(I)で示される構造を有し、そ
の式中のRは炭素数10〜20のアルキル基又はアルケ
ニル基であり、Mはアルカリ金属である。このα−スル
ホ脂肪酸塩は全炭素数12〜22の脂肪酸を、通常のス
ルホン化装置を用いて無水硫酸と反応させ、場合によつ
ては熟成、漂白を行つたのち、中和することにより得ら
れる。また脂肪酸エステルをスルホン化したのち、中
和、ケン化することによつても得られる。
前記α−スルホ脂肪酸塩の原料として用いる脂肪酸は天
然油脂、例えば牛脂、ヤシ油、パーム油などから誘導さ
れる所定炭素数の脂肪酸、あるいは合成脂肪酸である。
然油脂、例えば牛脂、ヤシ油、パーム油などから誘導さ
れる所定炭素数の脂肪酸、あるいは合成脂肪酸である。
本発明組成物におけるα−スルホ脂肪酸塩としては、特
にα−スルホ脂肪酸ナトリウム塩が好ましく、その含有
量は、組成物に対して1〜15重量%、好ましくは4〜
10重量%の範囲である。
にα−スルホ脂肪酸ナトリウム塩が好ましく、その含有
量は、組成物に対して1〜15重量%、好ましくは4〜
10重量%の範囲である。
本発明組成物において(B)成分として用いる過炭酸ナト
リウムは、炭酸ナトリウムに過酸化水素水を含浸させる
ことによつて得られる。
リウムは、炭酸ナトリウムに過酸化水素水を含浸させる
ことによつて得られる。
本発明組成物における過炭酸ナトリウムの含有量は3〜
15重量%、好ましくは5〜10重量%の範囲である。
15重量%、好ましくは5〜10重量%の範囲である。
本発明組成物においては、前記必須成分に加えて、他の
界面活性剤やビルダーを含有させることが好ましく、ま
た、必要に応じて泡コントロール剤、ポリエチレングリ
コールやCMCなどの再汚染防止剤、香料、色素、増量剤
などを添加することもできる。ここで用いる界面活性剤
としては、例えば炭素数9〜14のアルキル基を含む直
鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、炭素数9〜
15のアルキル硫酸ナトリウム、炭素数9〜15の高級
アルコール1モルに対し、1〜5モルの酸化エチレンを
付加させたのち、硫酸化して得られたポリオキシエチレ
ンアルキル硫酸ナトリウム、炭素数12〜20のα−オ
レフインスルホン酸ナトリウム、全炭素数12〜22の
脂肪酸に炭素数1〜3のアルキル基を付加させた脂肪酸
エステルをスルホン化して得られたα−スルホ脂肪酸エ
ステルナトリウム塩などのアニオン性界面活性剤、炭素
数12〜14のアルキル基を有し、アルキル基1モルに
対し1〜3モルの酸化エチレンを付加させて得られたポ
リオキシエチレンアルキルエーテルなどの非イオン性界
面活性剤が好適である。
界面活性剤やビルダーを含有させることが好ましく、ま
た、必要に応じて泡コントロール剤、ポリエチレングリ
コールやCMCなどの再汚染防止剤、香料、色素、増量剤
などを添加することもできる。ここで用いる界面活性剤
としては、例えば炭素数9〜14のアルキル基を含む直
鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、炭素数9〜
15のアルキル硫酸ナトリウム、炭素数9〜15の高級
アルコール1モルに対し、1〜5モルの酸化エチレンを
付加させたのち、硫酸化して得られたポリオキシエチレ
ンアルキル硫酸ナトリウム、炭素数12〜20のα−オ
レフインスルホン酸ナトリウム、全炭素数12〜22の
脂肪酸に炭素数1〜3のアルキル基を付加させた脂肪酸
エステルをスルホン化して得られたα−スルホ脂肪酸エ
ステルナトリウム塩などのアニオン性界面活性剤、炭素
数12〜14のアルキル基を有し、アルキル基1モルに
対し1〜3モルの酸化エチレンを付加させて得られたポ
リオキシエチレンアルキルエーテルなどの非イオン性界
面活性剤が好適である。
また、ビルダーとしては、ゼオライト、ケイ酸塩や炭酸
塩などのアルカリビルダー、クエン酸ナトリウムのよう
な低級多価カルボン酸塩などが好適である。一方、キレ
ートビルダーであるニトリロ三酢酸塩やトリポリリン酸
塩などの使用は、含金属染料からの脱金属化による変色
が起ることがあるため、あまり好ましくない。
塩などのアルカリビルダー、クエン酸ナトリウムのよう
な低級多価カルボン酸塩などが好適である。一方、キレ
ートビルダーであるニトリロ三酢酸塩やトリポリリン酸
塩などの使用は、含金属染料からの脱金属化による変色
が起ることがあるため、あまり好ましくない。
なお、ゼオライトと過炭酸ナトリウムとの組合せが提案
されているが(特開昭54-100405号公報、特開昭54-1004
06号公報)、この提案は、本発明の特定の組合せによる
効果を示唆するものではない。
されているが(特開昭54-100405号公報、特開昭54-1004
06号公報)、この提案は、本発明の特定の組合せによる
効果を示唆するものではない。
本発明の漂白性洗浄剤組成物は、α−スルホ脂肪酸塩と
過炭酸ナトリウムとを組合わせたものであつて、一般の
染色衣料に対する脱退色が極めて少なく、その上含金属
染料で染色した衣料に対しても脱退色を防止する。
過炭酸ナトリウムとを組合わせたものであつて、一般の
染色衣料に対する脱退色が極めて少なく、その上含金属
染料で染色した衣料に対しても脱退色を防止する。
次に実施例によつて本発明をさらに詳細に説明する。
なお、実施例及び比較例における洗浄剤組成物の性能は
次に示す方法に従つて評価した。
次に示す方法に従つて評価した。
脱退色性 硫酸銅で処理した木綿布を用い、30×30cmの試験片
とし、2槽式せんたく機を用いて洗剤濃度0.15%、浴比
30倍、30℃の水道水(約4°DH)で10分間洗浄
し、すすぎを行つたのち風乾して10名の判定者により
ブランクテストとの比較を行い、ブランクテストよりも
色落ちの少ない判定した人数で値を示した。
とし、2槽式せんたく機を用いて洗剤濃度0.15%、浴比
30倍、30℃の水道水(約4°DH)で10分間洗浄
し、すすぎを行つたのち風乾して10名の判定者により
ブランクテストとの比較を行い、ブランクテストよりも
色落ちの少ない判定した人数で値を示した。
ブランクテストに用いた洗浄剤の成分組成を次に示す。
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 10重量% ラウリル硫酸ナトリウム 8 〃 ゼオライト 20 〃 炭酸ナトリウム 8 〃 ケイ酸ナトリウム 10 〃 ポリエチレングリコール 2 〃 過炭酸ナトリウム 6 〃 ボ ウ 硝 33 〃 水 3 〃 実施例、比較例 表に示すような成分組成を有する粉粒状洗浄剤組成物を
調製し、脱退色性を評価した。その結果を表に示す。
調製し、脱退色性を評価した。その結果を表に示す。
Claims (1)
- 【請求項1】(A)一般式 (式中のRは炭素数10〜20のアルキル基又はアルケ
ニル基、Mはアルカリ金属原子である) で表わされるα−スルホ脂肪酸塩1〜15重量%及び
(B)過炭酸ナトリウム3〜15重量%を含有することを
特徴とする漂白性洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58125848A JPH0631399B2 (ja) | 1983-07-11 | 1983-07-11 | 漂白性洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58125848A JPH0631399B2 (ja) | 1983-07-11 | 1983-07-11 | 漂白性洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6018592A JPS6018592A (ja) | 1985-01-30 |
JPH0631399B2 true JPH0631399B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=14920435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58125848A Expired - Lifetime JPH0631399B2 (ja) | 1983-07-11 | 1983-07-11 | 漂白性洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631399B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3726326A1 (de) * | 1987-08-07 | 1989-02-16 | Henkel Kgaa | Verbesserte wasch- und reinigungsmittel fuer textilien (ii) |
DE3726327A1 (de) * | 1987-08-07 | 1989-02-16 | Henkel Kgaa | Verbesserte wasch- und reinigungsmittel fuer textilien (i) |
GB9021761D0 (en) * | 1990-10-06 | 1990-11-21 | Procter & Gamble | Detergent compositions |
WO2001082209A1 (en) * | 2000-04-21 | 2001-11-01 | Ktest International, Llc | Apparatus and method for validating wiring diagrams and creating wire lists |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2333356C3 (de) * | 1973-06-30 | 1982-03-11 | Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf | Waschmittel |
JPS52117908A (en) * | 1976-03-31 | 1977-10-03 | Nitsusan Setsuken Kk | Detergent composition |
-
1983
- 1983-07-11 JP JP58125848A patent/JPH0631399B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6018592A (ja) | 1985-01-30 |
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