JPH0631331Y2 - 全熱交換器 - Google Patents

全熱交換器

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Publication number
JPH0631331Y2
JPH0631331Y2 JP1986134561U JP13456186U JPH0631331Y2 JP H0631331 Y2 JPH0631331 Y2 JP H0631331Y2 JP 1986134561 U JP1986134561 U JP 1986134561U JP 13456186 U JP13456186 U JP 13456186U JP H0631331 Y2 JPH0631331 Y2 JP H0631331Y2
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JP
Japan
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heat exchanger
total heat
pipe
spacer material
ventilation
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986134561U
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English (en)
Other versions
JPS6344086U (ja
Inventor
武男 伏木
宏二 高橋
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Japan Vilene Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 イ考案の目的 産業上の利用分野 本考案は全熱交換器に関するものである。
詳しくは、多数の吸湿性のパイプを並列かつ積層させて
このパイプの中を通る1次気流とパイプの外を通る2次
気流とが熱交換を行なうというパイプ式の全熱交換器に
関するものである。
従来の技術とその問題点 近年、住宅、劇場等の換気装置及びビルの外気処理に熱
交換器が使用される様になり、特にこの熱交換器の熱交
換要素として吸湿性のパイプを配列して単なる顕熱の熱
交換だけではなく潜熱交換をも行なうという謂ゆる全熱
交換器が非常に好適なものとして利用されつつある。
しかし、この全熱交換器に使用される吸湿性パイプはそ
の吸湿によって自重を増加すると共に伸びやすくなり、
換言すれば、重力と湿気でたわみを生じる等の変形が発
生しやすいという問題があり、さらに、吸湿する前でも
パイプの内外の気流の流れでパイプが振動又は揺動し、
パイプ同志が接触したりして熱交換の効率を下げるとい
う欠点もあり、前記の吸湿による変形がこの欠点を一層
助長することにもなるのである。
ところで、本出願人は上記問題点を解決する手段とし
て、上下方向に隣り合う各々パイプの1部を接着剤で接
合せしめ、かつ左右方向に隣り合う各パイプ間において
は少くとも一つの段のパイプの1部を接着剤で接合し
た、という考案を実用新案登録出願中(実願昭57−1
80874号(実開昭59−87584号公報参照))
である。
この前出願のものは前記欠点を解消する有効な手段では
あるが、接着剤だけを用いるものであるため点架橋状に
上下左右の全部を接着することが困難で、中央部左右の
パイプ間隙が不安定となり、たわみ現象を完全に防止す
ることができなかったのである。
本考案は上記の点をさらに解決するべく検討を重ねた結
果得られたものであり、パイプ式の全熱交換器における
パイプの変形、特に高湿度下におけるパイプの変形を止
め、たわみ防止性を完全に備えた全熱交換器を提供しよ
うとするものである。
ロ考案の構成と作用 本考案の構成は、多数の吸湿性のパイプを並列かつ積層
してなる全熱交換器において、全熱交換が行われる領域
の上下方向に隣り合う各パイプ列間に、その上下間隔に
ほぼ一致する厚みを有すると共に、2枚の板体間に波状
板または多数の仕切壁などを介在させたりして、多数の
通風孔を形成させてなる通風スペーサー材通風スペーサ
ー材を全体又は部分的に挿入接着せしめたことを特徴と
する全熱交換器、を要旨とするものである。
本考案を図面を参照して説明する。
第1図は本考案熱交換器におけるパイプ群の1部を示し
た部分断面図斜視略図である。
この図の様に本考案における全熱交換器は、多数の吸湿
性のパイプ(1)を並列かつ積層してなるもので、この
パイプ(1)内を通る1次気流とパイプ(1)の外を逆
方向に通る2次気流とが熱交換を行なうものとなってい
る。
本考案は、上記のように1次気流と2次気流とが熱交換
を行っている領域内において、上下方向に隣り合うパイ
プ列(s)(s′)(s″)…の各々の間に、通風スペ
ーサー材(2)を挿入接着したものとなっているのであ
る。
この通風スペーサー材(2)は、パイプ列(s)とパイ
プ列(s′)との間やパイプ列(s′)とパイプ例
(s″)の間などに全体に挿入接着されていても良い
が、第1図の様に適当な間隔を開けて部分的に挿入接着
されていても良いものである。
この通風スペーサー材(2)とパイプ(1)とは接着剤
(3)にてパイプ(1)の上下のみと接着されているの
である。
第2図(a)(b)は本考案における通風スペーサー材
の実施例を示した断面拡大図である。
これらの図の様に本考案における通風スペーサー材
(2)は通風孔(4)を多数連設したものであって、例
えば第2図(a)の様なプラスチック成型品が好適に利
用できるものである。
また第2図(b)は謂ゆるダンボール紙であり、同じく
多数の通風孔(4)を備えた紙材成型品となっているの
である。
なお、これら通風孔(4)はパイプ(1)の外を流れる
2次気流の流通を妨げない様に設けられていることは言
うまでもない。
また、本考案に使用する接着剤(3)としては、弾性に
富んだもの、例えばポリウレタン系接着剤などが好まし
いもので、その理由は弾性のある接着剤で固定しておく
と、長期間の振動にもそのエネルギーを吸収して剥離が
起こりにくく、同様に風圧の衝撃にも強い抵抗力を発揮
して剥がれたりしないのである。
本考案においては、パイプ(1)の上下間に通風スペー
サー材(2)が介在して接着されているので、パイプ
(1)が吸湿してその自重が重くなってもたわみが発生
することはなく、パイプ同志が接触したりして熱交換効
率を低下させることも起らないし、熱交換器の耐久性に
悪影響を及ぼすこともないのである。
また、製造においてもパイプ(1)同志を接着させるよ
りも通風スペーサー(2)を挿入接着する方が製造能率
が向上し、加工においても非常に作業しやいものとなる
のである。
ハ考案の効果 本考案は以上の様なもので、パイプ群の上下列間に通風
性のスペーサー材が挿入接着されたものであり、通風性
であるため2次気流の流通を妨げることなく、パイプ間
を強固に連結し、パイプの振動や揺動を防止し、パイプ
が湿気を吸収して重くなってもその変形を止め、上下左
右のパイプ間を安定に固定してたわみ防止を完全に達成
するという非常にすぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案熱交換器におけるパイプ群の1部を示し
た部分断面斜視略図である。 第2図(a)(b)は本考案における通風スペーサー材
の実施例を示した断面拡大図である。 (1)…パイプ、(2)…通風スペーサー材、(3)…
接着剤、(4)…通風孔、(s)…パイプ列

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の吸湿性のパイプを並列かつ積層して
    なる全熱交換器において、全熱交換が行われる領域の上
    下方向に隣り合う各パイプ列間に、その上下間隔にほぼ
    一致する厚みを有すると共に、2枚の板体間に波状板ま
    たは多数の仕切壁などを介在させたりして、多数の通風
    孔を形成させてなる通風スペーサー材を全体又は部分的
    に挿入接着せしめたことを特徴とする全熱交換器。
  2. 【請求項2】通風スペーサー材がプラスチック成型品で
    ある実用新案登録請求の範囲第1項記載の全熱交換器。
  3. 【請求項3】通風スペーサー材が紙材成型品である実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の全熱交換器。
  4. 【請求項4】接着が弾性を有する接着剤を用いてなる実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の全熱交換器。
JP1986134561U 1986-09-02 1986-09-02 全熱交換器 Expired - Lifetime JPH0631331Y2 (ja)

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JPS6344086U JPS6344086U (ja) 1988-03-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48100745A (ja) * 1972-04-03 1973-12-19
JPS60181588U (ja) * 1984-05-11 1985-12-02 三菱重工業株式会社 熱交換器の振動・騒音防止装置

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JPS6344086U (ja) 1988-03-24

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