JPH0631288Y2 - 燃焼加熱式蒸気発生器 - Google Patents

燃焼加熱式蒸気発生器

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JPH0631288Y2
JPH0631288Y2 JP1989152293U JP15229389U JPH0631288Y2 JP H0631288 Y2 JPH0631288 Y2 JP H0631288Y2 JP 1989152293 U JP1989152293 U JP 1989152293U JP 15229389 U JP15229389 U JP 15229389U JP H0631288 Y2 JPH0631288 Y2 JP H0631288Y2
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electric heater
burner
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郷至 桜井
孝悦 清水
隆史 井上
信一 上田
亘彦 東影
秀樹 大原
洋 松居
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は燃焼加熱式蒸気発生器に関するものであり、特
には蒸気発生用缶体内で発生するスケールによる配管詰
まりを防止して、作動が確実に行われる蒸気発生器に関
するものである。
〈従来の技術〉 従来、先に本件出願人は実願平1年10257号(実開
平2−109108号公報参照)にて、下方にバーナを
配設した有底の箱型缶体の一側面をバーナに加熱されな
い非加熱面とした燃焼加熱式蒸気発生器を提案した。か
かる蒸気発生器では、バーナの燃焼に対して缶体水位を
検出する水位検出装置を非加熱面である一側面側に配設
することで、同装置への熱影響を軽減せしめている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上記の従来例においては、缶体の加熱面に付着
したスケールは、バーナの断続に伴う缶体壁の加熱冷却
により、スケールと缶体との熱膨脹係数の相違から比較
的早期に自然剥離されるのに対し、非加熱面では上記加
熱冷却作用が乏しく、それ故非加熱面ではスケール層は
成長して、やがて剥離した際にその巨大化したスケール
片は排水系路からスムーズに排出されずに、配管詰まり
の原因となる。
本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、スケール
が大きな塊となる前に剥離させるべくスケールの剥離を
促進させることを主たる目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、バーナの上方に配設されかつ側壁の一側面が
非加熱面とされる箱型缶体と、この缶体の非加熱面とさ
れる一側面の外方に配設されて該缶体内の水位を検出す
る水位検出装置と、水位検出装置からの出力信号に基づ
いて缶体内の給水、排水を制御する他、前記バーナの点
火、消火を制御する制御器とを備える燃焼加熱式蒸気発
生器において、前記缶体において非加熱面とされる一側
面に装着される電気ヒータを備え、かつ、前記制御器
が、前記バーナの点火時に前記電気ヒータへ通電する一
方、前記バーナの消火時に前記電気ヒータへの通電を停
止する制御を司るものである。
また、本考案の燃焼加熱式蒸気発生器は、電気ヒータの
断線を検出する検出手段と、電気ヒータの断線を示す内
容を表示する表示手段と、前記検出手段からの断線検出
出力により前記表示手段を動作させる駆動手段とを備え
てもよい。
〈作用〉 上記構成では、バーナの点火期間中について、バーナに
より水位検出装置へ熱影響を与えないように缶体の内水
を加熱できるようになるとともに、缶体の非加熱面とさ
れる一側面を電気ヒータにより加熱できるようになる。
そのため、水位検出装置の検出精度を維持することがで
きて、缶体内での蒸気発生の熱効率の向上に貢献できる
ようになる他、缶体の非加熱面とされる一側面にも、缶
体の加熱面とされる他側面と同様の加熱冷却作用が生じ
ることになって該一側面に対するスケール付着を防止で
きるようになる。この他、電気ヒータへの通電、通電停
止をバーナの点火、消火に連動させて制御するようにし
ているから、電気ヒータへの通電、通電停止を独立的に
制御するよりも制御構成が簡単になる。
また、上記電気ヒータが断線するようなことが生ずる
と、前記スケールの早期剥離が不可能となる。しかも、
そのことを知ることができなくてそのまま蒸気運転を継
続していると、やはり従来例の項目で説明したようなス
ケールの巨大化を余儀無くされる。しかし、本考案では
電気ヒータの断線を検出手段で検出するようにしている
とともに、駆動手段が前記検出手段からの断線検出出力
に応答して表示手段に断線が生じた内容を表示させるよ
うにしているから、前記電気ヒータの断線があると、即
座にそのことをユーザーに知らせることが可能となり、
早期段階での対処が行えるようになる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示す全体縦断面図、第2図
は同例の要部の斜視図である。
第1図において、(1)は箱型の缶体で、缶体(1)に
は下面壁並びに一側部を除く三方側面壁にコルゲート型
のフィン(2)を固着しており、又、缶体(1)の上下
面並びに一側部(3)を除いた周囲に間隙(4)を有し
て遮熱板(5)を配設してある。(6)は断熱材であ
る。缶体(1)下方の遮熱板(5)の下端には複数本の
バーナ(7a)を収納し、かつ送風機(7b)を備えたバーナケ
ース(7)が接続され、遮熱板(5)上端には排気集合
筒(8)が接続される。又、缶体(1)の上記した一側
部(3)の上面から蒸気取出缶(9)と連通管(10)が取
出され、一側部(3)の底面の最低位置には通水管(11)
が接続される。(12)は給水管(18)に介設した給水ポン
プ、(13)は給水弁、(14)は排水管(15)に介設した排水弁
である。(16)は下限水位と上限水位とをそれぞれ検出す
るフロートスイッチを内蔵した水位検出装置であり、該
水位検出装置(16)は、上部を前記連通管(10)と接続し、
下部を前記給水管(18)と接続している。(19)はスケール
収集タンクであり、スケール収集タンク(19)を介して缶
体(1)内の給排水を行うようにしてある。(20)は缶体
(1)の非加熱面である一側面に装着した電気ヒータで
あり、該電気ヒータ(20)への通電は制御器(21)により制
御される。尚、制御器(21)は電気ヒータ(20)への通電制
御の他缶体(1)の給排水制御並びにバーナ(7a)、送風
機(7b)の作動制御も行うものである。(22)は電気ヒータ
(20)の外側を覆う断熱材である。(23)はリモートコント
ロール装置(以下ではリモコンと略称する)であり、こ
れには、図示しないが、運転開始スイッチ,運転停止ス
イッチ,温度設定スイッチなどを備える操作部と、蒸気
室内の温度などを表示する液晶表示部とを少なくとも備
えている。
以上の構成における作用は以下の通りである。
即ち、ユーザーによりリモコン(23)の運転開始スイッチ
が押下げされると、制御器(21)はリモコン(23)から出力
される運転開始信号に応答して、給水弁(13)を開くと共
に給水ポンプ(12)を駆動して缶体(1)内に給水を行
う。缶体(1)内の水位と水位検出装置(16)内の水位と
は同水位であり、水位検出装置(16)が上限水位を検出し
て給水が停止され、以後蒸気発生が行われる。蒸気発生
に伴い缶体(1)内の水位が低下して下限水位以下にな
れば、給水が再開される。この蒸気発生運転中は、制御
器(21)が水位検出装置(16)からの出力信号に応答して缶
体(1)内の水位を所定の範囲に保つよう上記各要素を
制御するのである。
そして、例えばユーザーにより運転停止スイッチが押下
げられると、制御器(21)はリモコン(23)から出力される
運転停止信号に応答して、バーナ(7a)を消火すると共に
排水弁(14)を開いて、缶体(1)内の溝を排水する。
次に電気ヒータ(20)への通電制御について説明すれば、
第3図のタイムチャート図に示すように、制御器(21)は
バーナ(7a)の点火時に通電を開始せしめると共にバーナ
(7a)の消化時に通電を停止するようにしてある。
このようなバーナ(7a)の燃焼時には電気ヒータ(20)によ
る非加熱面の加熱を行うようにすれば、一側面では、バ
ーナによる加熱面と同様の加熱冷却作用が生じることに
なって、それ故一側面からのスケールの剥離が早期に行
われる結果、剥離されるスケール片は小片となり、配管
がこのスケール片で詰まることがなくなるのである。
尚、第4図は本考案の他の実施例を示すタイムチャート
図であり、この例では、蒸気運転停止後に電気ヒータ(2
0)への通電とその後の送風機(7b)の作動を数回繰り返し
た後、缶体(1)内の湯水を排水弁(14)の開弁により排
水するものである。この例によれば、一側面では加熱
(A)と空冷(B)とが繰り返し実行されることで、ス
ケールの剥離がより確実に行われる。
又、第5図の本考案の更に他の実施例では、缶体(1)
の排水(C)後の電気ヒータ(20)による加熱(A)と缶
体(1)内への給水による冷却(B)とを交互に繰り返
してある。このような水冷の実行により、かかる実施例
では一側面での温度変化が著しく大となって、スケール
の剥離効果は一層確実となる。
更に、第6図に本考案の更に他の実施例を示している。
この実施例では、電気ヒータ(20)の断線を検出できるよ
うに構成するとともに、断線の検出時にそれを表示する
ことにより使用者にそれを知らせるように構成してい
る。具体的に、電気ヒータ(20)への通電を行う制御器(2
1)には、バーナ(7a)の燃焼時において電気ヒータ(20)に
対する通電電流値を検出する検出手段(24)と、この検出
手段(24)からの断線検出出力に応答してリモコン(23)に
備える表示部に電気ヒータ(20)が断線であることを示す
メッセージまたはエラーコードを表示させる駆動手段(2
5)とが設けられている。作用としては、電気ヒータ(20)
が断線すると、それへの通電電流値が“0”となるの
で、これが検出手段(24)で検出され、この断線検出出力
を駆動手段(25)に与えて駆動手段(25)でリモコン(23)の
表示部に対して断線を示すメッセージまたはエラーコー
ドを表示させるようになっている。なお、この断線を検
出したとき、前記表示の他に、蒸気運転を強制的に停止
させるようにしてもよい。この構成によると、スケール
の早期剥離を図る電気ヒータの断線に対する対処を早期
段階にて行えるようになり、不慮の事態に対する対処が
万全となる。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、水位検出装置へ
のバーナによる熱影響を無くして検出精度を維持できる
ようにしながら、缶体の非加熱面とされる一側面へのス
ケール付着を防止して本願考案の明細書に記載してある
ような巨大スケールによる排水経路の詰まりといった問
題の発生を回避できるようになる。しかも、電気ヒータ
への通電、通電停止をバーナの点火、消化に連動させて
制御するようにしているから、バーナの点火期間中つま
り蒸気発生運転中について電気ヒータによる缶体内水の
加熱が加わって蒸気発生の熱効率の向上に貢献できるよ
うになるとともに、電気ヒータへの通電、通電停止を独
立的に制御する場合に比べて制御構成を簡略化できるよ
うになる。
また、前記電気ヒータが断線するといった予期せぬこと
が起こると、そのことを検出して表示することによりユ
ーザーに知らせるので、早期段階での対処が行えるよう
になり、当該電気ヒータ断線に伴う二次的な弊害の発生
を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図は同
例要部の斜視図、第3図は同例のタイムチャート図、第
4図は本考案の他の実施例を示すタイムチャート図、第
5図は本考案の更に他の実施例を示すタイムチャート
図、第6図は本考案の更に他の実施例の要部を示す縦断
面図である。 1…缶体、7a…バーナ、 16…水位検出装置、20…電気ヒータ、 21…制御器、23…リモコン、 24…検出手段、25…駆動手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 上田 信一 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内 (72)考案者 東影 亘彦 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内 (72)考案者 大原 秀樹 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内 (72)考案者 松居 洋 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内 (56)参考文献 特開 昭61−262502(JP,A) 特開 昭50−108665(JP,A)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーナの上方に配設されかつ側壁の一側面
    が非加熱面とされる箱型缶体と、この缶体の非加熱面と
    される一側面の外方に配設されて該缶体内の水位を検出
    する水位検出装置と、水位検出装置からの出力信号に基
    づいて缶体内の給水、排水を制御する他、前記バーナの
    点火、消火を制御する制御器とを備える燃焼加熱式蒸気
    発生器であって、 前記缶体において非加熱面とされる一側面に装着される
    電気ヒータを備え、かつ、前記制御器が、前記バーナの
    点火時に前記電気ヒータへ通電する一方、前記バーナの
    消火時に前記電気ヒータへの通電を停止する制御を司る
    ものである、ことを特徴とする燃焼加熱式蒸気発生器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の燃焼加熱式蒸気発生器に
    おいて、電気ヒータの断線を検出する検出手段と、電気
    ヒータの断線を示す内容を表示する表示手段と、前記検
    出手段からの断線検出出力により前記表示手段を動作さ
    せる駆動手段とを備えていることを特徴とする燃焼加熱
    式蒸気発生器。
JP1989152293U 1989-04-28 1989-12-28 燃焼加熱式蒸気発生器 Expired - Lifetime JPH0631288Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS50108665A (ja) * 1974-02-04 1975-08-27
JPS61262502A (ja) * 1985-05-15 1986-11-20 東京瓦斯株式会社 蒸気式熱搬送手段に用いられる蒸気発生器

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JPH0346706U (ja) 1991-04-30

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