JPH06312652A - 車両用ブレーキ操作ペダルの連結構造 - Google Patents

車両用ブレーキ操作ペダルの連結構造

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Publication number
JPH06312652A
JPH06312652A JP12551993A JP12551993A JPH06312652A JP H06312652 A JPH06312652 A JP H06312652A JP 12551993 A JP12551993 A JP 12551993A JP 12551993 A JP12551993 A JP 12551993A JP H06312652 A JPH06312652 A JP H06312652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
clevis
clevis pin
hole
base end
Prior art date
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Pending
Application number
JP12551993A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Goshima
貴治 五島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH06312652A publication Critical patent/JPH06312652A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クレビスピンの組付けを短時間で行え、かつ
簡易な構成でその脱落を防止できる車両用ブレーキ操作
ペダルの連結構造を提供する。 【構成】 ブレーキ装置2側にクレビス6を取付け、ク
レビス6に形成した孔7にブレーキ操作ペダル10に連結
するクレビスピン19を挿通した車両において、クレビス
ピン19の先端部に、クレビスピン19の軸方向と直交する
方向に拡縮自在に弾性ピン23を装着した。そしてこの弾
性ピン23を、クレビスピン19の先端部に形成した第1の
孔21に挿入する軸状に伸びる基端部24と、基端部24の端
部にそれぞれ鈍角状態で連接する一対の延長部25と、延
長部25の先端部に基端部24と平行に形成しクレビスピン
19の第1の孔21より基端側に形成した第2の孔22に出没
する突起部26とから構成した。クレビスピン19を孔7に
押し込むことにより組付けできるので、組付けを短時間
で行える。突起部26が孔7の形成部に係合して抜け防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のブレーキマス
タシリンダとブレーキ操作ペダルとの連結部分に用いら
れる車両用ブレーキ操作ペダルの連結構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ブレーキ操作ペダルの連結
構造の一例として図3ないし図8に示すものがある。図
において、ブレーキマスタシリンダ1と共にブレーキ装
置2を構成するブースタ3の入力軸4にはナット等の取
付部材5を介してクレビス6が取付けられている。クレ
ビス6に形成した孔7にはクレビスピン8が挿通されて
おり、クレビスピン8は車体(図示省略)に軸9を介し
て回動可能に軸支されたブレーキ操作ペダル10に連結さ
れている。
【0003】クレビスピン8は、クレビス6の孔7に挿
入される軸本体部11と、この軸本体部11の一端側に形成
される、平面部12を有した頭部13とから構成されてい
る。軸本体部11の先端側にはピン挿入用孔14が形成され
ており、ワリピン15又はベーターピン16を挿入してクレ
ビスピン8の抜け止めを図っている。クレビス6の先端
部には突起17が設けられており、クレビスピン8の頭部
13の平面部12に係合することによりクレビスピン8が回
るのを防止してワリピン15又はベーターピン16の挿入に
役立てている。
【0004】また、ワリピン15(ベーターピン16)には
ピン挿入用孔14への挿入後先端部に折曲部18を形成する
ようにしており、この折曲部18によりワリピン15(ベー
ターピン16)の抜け落ち防止を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術ではクレビスピン8にワリピン15又はベーターピ
ン16の挿入作業を伴うため組付けに多くの作業時間を必
要とする。また、クレビス6に突起17を設ける必要があ
り、その分だけコストが多くかかることになる。さらに
ワリピン15のピン挿入用孔14への挿入は、クレビスピン
8の頭部13をクレビス6の突起17に係合させた状態で行
う等、組付作業に熟練が必要となる。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、クレビスピンの組付けを短時間で行え、かつ簡易な
構成でその脱落を防止できる車両用ブレーキ操作ペダル
の連結構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のうち第1の発明
は、上記目的を達成するために、ブレーキ装置側にクレ
ビスを取付け、該クレビスに形成した孔にブレーキ操作
ペダルに連結するクレビスピンを挿通した車両におい
て、クレビスピンの先端部に、該クレビスピンの軸方向
と直交する方向に拡縮自在に弾性ピンを装着したことを
特徴とする。
【0008】また、第2の発明は、弾性ピンを、クレビ
スピンの先端部に形成した第1の孔に挿入する軸状に伸
びる基端部と、該基端部の端部にそれぞれ鈍角状態で連
接する一対の延長部と、該延長部の先端部に前記基端部
と平行に形成しクレビスピンの第1の孔より基端側に形
成した第2の孔に出没する突起部とから構成した。
【0009】
【作用】第1の発明によれば、クレビスの孔にクレビス
ピンを挿入する際クレビスピン側に縮み、挿入が完了す
るとバネ力によりクレビスピンから離れる方向に広がる
ように弾性ピンを設定しておくことにより、クレビスピ
ンの押付によりクレビスピンは挿入すると共に、挿入が
完了すると弾性ピンが広がってクレビスの孔形成部に係
合してクレビスピンの抜け防止を図ることができる。
【0010】第2の発明によれば、クレビスの孔にクレ
ビスピンの先端部を位置させて押し込むと、突起部が第
2の孔に没しつつ延長部が軸本体部側に撓んで軸本体部
はクレビスの孔に挿入され、挿入が完了すると延長部は
バネ力により元の状態に復帰してクレビスピンの組付が
完了する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例の車両用ブレーキ操
作ペダルの連結構造を図1及び図2に基づいて説明す
る。図において、ブレーキマスタシリンダ1(図3参
照)と共にブレーキ装置2(図3参照)を構成するブー
スタ3の入力軸4にはナット等の取付部材5を介してク
レビス6が取付けられている。クレビス6に形成した孔
7にはクレビスピン19が挿通されており、クレビスピン
19は車体(図示省略)に軸9を介して回動可能に軸支さ
れたブレーキ操作ペダル10に連結されている。
【0012】クレビスピン19は、クレビス6の孔7に挿
入される軸本体部11と、この軸本体部11の一端側に形成
される、円形の頭部20とから構成されている。クレビス
ピン19の軸本体部11の先端側には、第1、第2の孔21,
22が先端から頭部20側に向けて並んで形成されており、
このクレビスピン19には弾性ピン23が第1の孔21に挿入
して取り付けられている。
【0013】弾性ピン23は、第1の孔21に挿入する軸状
に伸びる基端部24と、この基端部24の端部にそれぞれ鈍
角状態で連接する一対の延長部25と、延長部25の先端部
に前記基端部24と平行に形成され第2の孔22に出没する
突起部26とから大略構成されている。
【0014】このように構成された車両用ブレーキ操作
ペダルの連結構造では、クレビス6の孔7にクレビスピ
ン19の軸本体部11を位置させてクレビスピン19を押し込
むと、突起部26が第2の孔22に没しつつ延長部25が軸本
体部11側(矢印D方向)に撓んで軸本体部11はクレビス
6の孔7に挿入される。
【0015】軸本体部11が一定量挿入して突起部26がク
レビス6の孔7から離間すると、延長部25はバネ力によ
り元の状態(図2に示す状態)に復帰してクレビスピン
19の組付が完了する。この状態で突起部26がクレビス6
の孔7形成部に係合することによりクレビスピン19が抜
けるようなことがなくなり、上述した従来技術のワリピ
ン15又はベーターピン16と同様にクレビスピン19の抜け
防止を果たすことになる。クレビスピン19の組付けは、
クレビスピン19をクレビス6の孔7に押付けて挿入する
ことにより完了するので、熟練を必要とせず、かつ短時
間で達成できることになる。
【0016】上述した従来技術では、クレビスピン8の
抜け防止用のワリピン15又はベーターピン16をクレビス
ピン8の孔7に挿入するためにクレビス6にクレビスピ
ン19の回り止め防止のための突起17を設ける必要があっ
たが、これに比して本発明は、クレビスピン19の組付が
完了すると突起部26がクレビス6の孔7形成部に係合し
て抜け防止を果たしてワリピン15又はベーターピン16の
使用を省略できるので、クレビス6への突起17の設置を
省略してその分だけ装置全体を低廉化できることにな
る。
【0017】クレビスピン19の頭部20に突起17に係合す
る平面部12を設けずに簡易な形状の円形に構成できるの
で、その分だけ装置全体をさらに低廉化できることにな
る。また、ワリピン15又はベーターピン16の使用を省略
できるので、その分だけ作業工数が減少する。
【0018】なお、本発明は、クレビスピンに抜け止め
部材を設けたタイプの実公昭59-41174号公報に示される
ものに比して、クレビスピンに対する専用の抜け止め部
材の取付を伴うことがないので組付け作業性が良好なも
のになっている。
【0019】
【発明の効果】第1の発明は、クレビスの孔にクレビス
ピンを挿入する際クレビスピン側に縮み、挿入が完了す
るとバネ力によりクレビスピンから離れる方向に広がる
ように弾性ピンを設定しておくことにより、クレビスピ
ンの押付によりクレビスピンは挿入すると共に、挿入が
完了すると弾性ピンが広がってクレビスの孔形成部に係
合してクレビスピンの抜けを防止できるので、クレビス
ピンの組付けを短時間で行え、かつその抜け防止を簡易
な構成で達成できる。
【0020】第2の発明は、クレビスの孔にクレビスピ
ンの先端部を位置させて押し込むと、突起部が第2の孔
に没しつつ延長部が軸本体部側に撓んで軸本体部はクレ
ビスの孔に挿入され、挿入が完了すると延長部はバネ力
により元の状態に復帰してクレビスピンの組付が完了す
るので、クレビスピンの組付けを短時間で行え、かつそ
の抜け防止を簡易な構成で達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】同実施例のクレビスピンを示す下面図である。
【図3】車両用ブレーキ操作ペダルの連結構造の一例を
示す正面図である。
【図4】従来の車両用ブレーキ操作ペダルの連結構造の
一例を示す分解下面図である。
【図5】ワリピンを示す正面図である。
【図6】ベーターピンを示す正面図である。
【図7】クレビスピン及びワリピンを組み付けた状態を
示す下面図である。
【図8】図4のクレビスピンを示す正面図である。
【符号の説明】
2 ブレーキ装置 6 クレビス 7 孔 10 ブレーキ操作ペダル 19 クレビスピン 21 第1の孔 22 第2の孔 23 弾性ピン 24 基端部 25 延長部 26 突起部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ装置側にクレビスを取付け、該
    クレビスに形成した孔にブレーキ操作ペダルに連結する
    クレビスピンを挿通した車両において、クレビスピンの
    先端部に、該クレビスピンの軸方向と直交する方向に拡
    縮自在に弾性ピンを装着したことを特徴とする車両用ブ
    レーキ操作ペダルの連結構造。
  2. 【請求項2】 弾性ピンを、クレビスピンの先端部に形
    成した第1の孔に挿入する軸状に伸びる基端部と、該基
    端部の端部にそれぞれ鈍角状態で連接する一対の延長部
    と、該延長部の先端部に前記基端部と平行に形成しクレ
    ビスピンの第1の孔より基端側に形成した第2の孔に出
    没する突起部とから構成した請求項1記載の車両用ブレ
    ーキ操作ペダルの連結構造。
JP12551993A 1993-04-28 1993-04-28 車両用ブレーキ操作ペダルの連結構造 Pending JPH06312652A (ja)

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JP12551993A JPH06312652A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 車両用ブレーキ操作ペダルの連結構造

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JPH06312652A true JPH06312652A (ja) 1994-11-08

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