JPH06312399A - グリーンシートの孔明け装置 - Google Patents

グリーンシートの孔明け装置

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JPH06312399A
JPH06312399A JP10218993A JP10218993A JPH06312399A JP H06312399 A JPH06312399 A JP H06312399A JP 10218993 A JP10218993 A JP 10218993A JP 10218993 A JP10218993 A JP 10218993A JP H06312399 A JPH06312399 A JP H06312399A
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JP
Japan
Prior art keywords
green sheet
die
punch
hole
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP10218993A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Mori
森  泰宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH06312399A publication Critical patent/JPH06312399A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers
    • H05K3/0044Mechanical working of the substrate, e.g. drilling or punching

Landscapes

  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 グリーンシートに対する孔明けにおいて、ダ
イブッシュへのエアー孔の開孔による簡単な構造で、ポ
ンチの先端および下型のダイブッシュ裏面に付着したシ
ート屑を容易に除去できるグリーンシートの孔明け装置
を提供する。 【構成】 セラミック多層基板の製造工程に用いられる
孔明け装置であって、ポンチが上型および下型による金
型に沿って駆動され、このポンチの上下動によりグリー
ンシートの所定の位置に対して孔明けが行われ、スルー
ホールが開孔される構造となっている。また、下型に嵌
合されるダイブッシュ7には、ポンチの受け孔6の周囲
にグリーンシートのスルーホールの基本格子ピッチで、
かつ受け孔6の方向に斜めに貫通するエアー孔8が貫通
され、さらにスルーホールの基本ピッチと同一半径に溝
9が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グリーンシートの孔明
け装置に関し、特にセラミック多層基板の製造工程にお
いて、ポンチの先端および下型のダイブッシュ裏面に付
着したシート屑の除去が可能とされるグリーンシートの
孔明け装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、セラミック多層基板の製造工
程において、この多層基板の各層は、グリーンシートを
切り出した後にポンチにより孔明けを行い、たとえばモ
リブデンペーストを用いメタルマスクを通して配線を印
刷する。そして、これらのグリーンシートを重ねて加圧
し、水素炉中でバインダを除去した後に焼結することに
より、多層構造のセラミック多層基板が製造される。
【0003】この場合に、グリーンシートに対して孔明
けを行う際、たとえば特開昭58−59800号公報に
記載されるように、シート屑のカス詰まりを防ぐため
に、金型の下型に嵌合されるダイブッシュの裏面に下か
ら上に向かってパイプを通し、このパイプに加圧したエ
アーを流すか、またはダイブッシュ裏面を減圧状態にし
て大気をパイプに導くことにより、シート屑による不具
合が防止できる構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
な従来技術においても、十分な改善策とはいえず、以下
のような問題点が生じている。
【0005】(1).ダイブッシュの裏面にパイプを通すた
め、金型の構造が複雑になり、その上コストがかかる。
【0006】(2).パイプが上方に向いているため、エア
ーの圧力を上げると逆にポンチの受け孔の表面からエア
ーが吹き出してしまう。
【0007】(3).パイプがダイブッシュの裏面に接して
いるため、ダイブッシュの内壁やパイプに付着したシー
ト屑の清掃が行い難い。
【0008】以上のように、従来のエアーパイプによる
構造は、金型の構造面、コスト面およびメンテナンス面
における不具合があり、その改善が望まれている。
【0009】そこで、本発明の目的は、グリーンシート
に対する孔明けにおいて、ダイブッシュへのエアー孔の
開孔による簡単な構造で、ポンチの先端および下型のダ
イブッシュ裏面に付着したシート屑を容易に除去するこ
とができるグリーンシートの孔明け装置を提供すること
にある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0012】すなわち、本発明のグリーンシートの孔明
け装置は、ポンチを金型に沿って駆動させ、グリーンシ
ートの所定の位置に対して孔明けを行うグリーンシート
の孔明け装置であって、金型の下型に嵌合されるダイブ
ッシュにポンチの受け孔を開孔し、かつグリーンシート
のスルーホールの基本格子またはその倍数に一致させ、
ダイブッシュの受け孔に隣接させて表面から裏面に受け
孔の方向に斜めに貫通するエアー孔を設けるものであ
る。
【0013】
【作用】前記したグリーンシートの孔明け装置によれ
ば、ポンチの受け孔とエアー孔の位置がグリーンシート
のスルーホールの基本格子と一致しているので、エアー
孔がグリーンシートによって塞がれることなく、ダイブ
ッシュの裏面方向にエアーを供給することができる。
【0014】さらに、ダイブッシュ裏面にエアー孔が斜
めに貫通しているので、裏面に流れ出たエアーでポンチ
の先端およびダイブッシュの裏面に付着しているシート
屑を吹き飛ばすことができる。
【0015】また、ポンチの受け孔の周囲に、グリーン
シートのスルーホールの基本ピッチと同一半径の溝が設
けられた場合には、円筒のダイブッシュを金型にセット
するときにエアー孔が回転してずれても、スルーホール
から溝、エアー孔を通してエアーを供給することができ
る。
【0016】これにより、グリーンシートに対して孔明
けを行う際に、ダイブッシュへのエアー孔の開孔による
簡単な構造でシート屑のカス詰まりを容易に防止するこ
とができる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるグリーンシー
トの孔明け装置の要部を示す構成図、図2(a),(b) は本
実施例のグリーンシートの孔明け装置におけるダイブッ
シュを示す断面図および平面図である。
【0018】まず、図1により本実施例のグリーンシー
トの孔明け装置の要部構成を説明する。
【0019】本実施例のグリーンシートの孔明け装置
は、たとえばセラミック多層基板の製造工程に用いられ
る孔明け装置とされ、ポンチ1が上型2および下型3に
よる金型に沿って駆動され、このポンチ1の上下動によ
りグリーンシート4の所定の位置に対して孔明けが行わ
れ、スルーホール5が開孔される構造となっている。
【0020】金型は、グリーンシート4を挟んで上型2
と下型3に2分割されており、上型2によってポンチ1
の上下方向の駆動が案内され、また下型3にはポンチ1
の受け孔6が開孔された円筒のダイブッシュ7が嵌合さ
れている。
【0021】このダイブッシュ7には、図2に示すよう
にポンチ1の受け孔6に隣接された周囲に、表面から裏
面に受け孔6の方向に斜めに貫通するエアー孔8が設け
られ、このエアー孔8の周辺は欠けなどを防止するため
に、ダイブッシュ7の表面で皿状に面取りされている。
【0022】また、このエアー孔8とポンチ1の受け孔
6との中心間距離aは、エアー孔8にエアーが供給され
た際に、グリーンシート4によってエアー孔8が塞がれ
ないようにグリーンシート4のスルーホール5の基本格
子に一致したピッチで開孔されている。
【0023】さらに、ダイブッシュ7の表面には、図2
(b) のようにポンチ1の受け孔6の周囲にグリーンシー
ト4のスルーホール5の基本ピッチと同一半径の溝9が
設けられ、ポンチ1の受け孔6を中心にエアー孔8が溝
9によってつながれた構造となっている。
【0024】次に、本実施例の作用について、実際にグ
リーンシート4にスルーホール5を開孔する場合を図1
により説明する。
【0025】まず、グリーンシート4を金型の上型2と
下型3との間に挟み、上昇限状態にあるポンチ1を下降
させることにより、図1のようにグリーンシート4のス
ルーホール5がポンチ1の先端により打ち抜かれた状態
となる。
【0026】この状態で、上型2と下型3との間にエア
ーを供給することにより、このエアーが既に開孔された
グリーンシート4のスルーホール5、ダイブッシュ7の
エアー孔8を通り、たとえば吸引機などで表面に対して
負圧に維持されている裏面に流れ出る。
【0027】この場合に、たとえばダイブッシュ7を下
型3にセットするときに、回転してエアー孔8がずれて
いても、ダイブッシュ7の表面に形成された溝9からエ
アー孔8を通して裏面にエアーを供給することができ
る。
【0028】そして、この流れ出たエアーにより、スル
ーホール5の開孔時にポンチ1の先端に付着したシート
屑を吹き飛ばし、さらにダイブッシュ7の裏面に付着し
たシート屑も一緒に吹き飛ばすことができる。
【0029】続いて、シート屑を除去した後に、下降状
態にあったポンチ1を上昇させ、さらにたとえばポンチ
1を移動させて同様の処理を繰り返すことにより、グリ
ーンシート4に対するスルーホール5の開孔が完了す
る。
【0030】従って、本実施例のグリーンシート4の孔
明け装置によれば、ダイブッシュ7におけるポンチ1の
受け孔6の周囲に、グリーンシート4のスルーホール5
の基本格子ピッチで、かつ受け孔6の方向に斜めに貫通
するエアー孔8が設けられることにより、エアー孔8が
グリーンシート4によって塞がれることなく、ダイブッ
シュ7の裏面方向に供給されたエアーによってポンチ1
の先端およびダイブッシュ7の裏面に付着しているシー
ト屑を吹き飛ばし、シート屑のカス詰まりを防ぐことが
できる。
【0031】また、金型の下型3にダイブッシュ7をセ
ットする際に、エアー孔8に対して回転ずれが生じた場
合でも、グリーンシート4のスルーホール5の基本ピッ
チと同一半径に形成された溝9からエアー孔8を通じて
エアーを供給することができる。
【0032】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0033】たとえば、本実施例のグリーンシート4の
孔明け装置については、ダイブッシュ7のエアー孔8が
グリーンシート4のスルーホール5の基本格子に一致し
たピッチで開孔される場合について説明したが、本発明
は前記実施例に限定されるものではなく、基本格子の倍
数に一致させたピッチで開孔する場合についても適用可
能であり、この場合にも同様にダイブッシュの裏面方向
にエアーを供給してシート屑の除去効果を得ることがで
きる。
【0034】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0035】(1).金型の下型に嵌合されるダイブッシュ
にポンチの受け孔を開孔し、かつグリーンシートのスル
ーホールの基本格子またはその倍数に一致させ、ダイブ
ッシュの受け孔に隣接させて表面から裏面に受け孔の方
向に斜めに貫通するエアー孔を設けることにより、ポン
チの受け孔とエアー孔の位置がグリーンシートのスルー
ホールの基本格子と一致しているので、エアー孔がグリ
ーンシートによって塞がれることなく、ダイブッシュの
裏面方向に対するエアーの供給が可能となる。
【0036】(2).前記(1) により、ダイブッシュの表面
から裏面に受け孔の方向にエアー孔が貫通しているの
で、エアーを供給するための金型への加工を行う必要が
なく、裏面に流出されたエアーによってポンチの先端お
よびダイブッシュの裏面に付着しているシート屑の除去
が可能となる。
【0037】(3).前記(1) において、ポンチの受け孔の
周囲に、グリーンシートのスルーホールの基本ピッチと
同一半径の溝が設けられた場合には、円筒のダイブッシ
ュを金型にセットするときにエアー孔に対して回転ずれ
が生じても、グリーンシートのスルーホールから溝、エ
アー孔を通してエアーを供給することができるので、金
型へのダイブッシュの取り付け時における回転方向精度
の緩和が可能となる。
【0038】(4).前記(1) 〜(3) により、グリーンシー
トに対して孔明けを行う際に、ダイブッシュへのエアー
孔の開孔による簡単な構造でシート屑を容易に除去し、
シート屑のカス詰まりによる不良の発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるグリーンシートの孔明
け装置の要部を示す構成図である。
【図2】(a),(b) は本実施例のグリーンシートの孔明け
装置におけるダイブッシュを示す断面図および平面図で
ある。
【符号の説明】
1 ポンチ 2 上型 3 下型 4 グリーンシート 5 スルーホール 6 受け孔 7 ダイブッシュ 8 エアー孔 9 溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンチを金型に沿って駆動させ、グリー
    ンシートの所定の位置に対して孔明けを行うグリーンシ
    ートの孔明け装置であって、前記金型の下型に嵌合され
    るダイブッシュに前記ポンチの受け孔を開孔し、かつ前
    記グリーンシートのスルーホールの基本格子またはその
    倍数に一致させ、前記ダイブッシュの受け孔に隣接させ
    て表面から裏面に該受け孔の方向に斜めに貫通するエア
    ー孔を設けることを特徴とするグリーンシートの孔明け
    装置。
JP10218993A 1993-04-28 1993-04-28 グリーンシートの孔明け装置 Pending JPH06312399A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10218993A JPH06312399A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 グリーンシートの孔明け装置

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JP10218993A JPH06312399A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 グリーンシートの孔明け装置

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Publication Number Publication Date
JPH06312399A true JPH06312399A (ja) 1994-11-08

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ID=14320725

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JP10218993A Pending JPH06312399A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 グリーンシートの孔明け装置

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JP (1) JPH06312399A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3127668A3 (en) * 2015-08-05 2017-03-15 Totani Corporation Plastic film punching apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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