JPH0631192Y2 - スクロ−ル型流体機械 - Google Patents

スクロ−ル型流体機械

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JPH0631192Y2
JPH0631192Y2 JP1987024974U JP2497487U JPH0631192Y2 JP H0631192 Y2 JPH0631192 Y2 JP H0631192Y2 JP 1987024974 U JP1987024974 U JP 1987024974U JP 2497487 U JP2497487 U JP 2497487U JP H0631192 Y2 JPH0631192 Y2 JP H0631192Y2
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JP
Japan
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scroll member
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movable scroll
lubricating oil
oil supply
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JP1987024974U
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JPS63132883U (ja
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隆久 平野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は圧縮機、膨張機、モータ、ポンプ等として利用
できるスクロール型流体機械に関する。
(従来の技術) 従来のこの種スクロール型圧縮機の1例が第4図ないし
第6図に示されている。
第4図において、ハウジング10はフロントエンドプレー
ト11、リヤエンドプレート12、シリンダ13からなる。こ
のハウジング10内には静止スクロール部材25、可動スク
ロール部材24等が内蔵されている。静止スクロール部材
25はシール円板251とこれの内面に立設されたうず巻体2
52を具え、可動スクロール部材24はシール円板241とこ
の内面に立設された上記うず巻体252と同一形状のうず
巻体242とシール円板241の外面に立設されたボス243を
具えている。そして、静止スクロール部材25と可動スク
ロール部材24とはうず巻体252とうず巻体242の側面が互
いに180°の角度ずれをもって接触し、かつ、うず巻体2
52の先端面がシール円板241の内面と摺接し、うず巻体2
42の先端面がシール円板251の内面と摺接するように噛
み合わされて密閉小室3a、3b、3a′、3b′が限界される。
リヤエンドプレート12には静止スクロール部材25が固定
されている。フロントエンドプレート11には主軸17が軸
受18を介して軸支され、この主軸17のクランクピン23は
ラジアルニードルからなる旋回軸受26を介してボス243
に軸支されている。ボス243は第5図に明らかなよう
に、角筒部27、摺動体28、リング部材29等からなる不転
機構を介してシリンダ13に支持されている。かくして、
主軸17をプーリ19を介して回転駆動することにより可動
スクロール部材24は自転することなく所定の円軌道上を
公転円運動する。静止スクロール部材25のシール円板25
1の中央部には吐出口255が穿設され、この吐出口255は
シール円板251とリヤエンドプレート12によって限界さ
れた吐出室20を介して吐出管15に連通する。吐出室20の
周囲にはシール円板251とリヤエンドプレート12によっ
て吸入室21が限界され、この吸入室21は吸入管14と連通
せしめられている。
しかして、可動スクロール部材24を自転させないで、所
定の円軌道上を公転円運動させると、可動スクロール部
材24と静止スクロール部材25とを噛み合わせることによ
って限界された密閉小室3a、3b、3a′、3b′は第6図の
(1)、(2)、(3)、(4)の順に変化する。即ち、密閉小室3a、3b
内に流体を取り込んだ第6図(1)の状態から可動スクロ
ール部材24を90°公転させると(2)の状態となり、180°
公転させると(3)の状態に、270°公転させると(4)の状
態となる。この間、密閉小室3a、3bの容積は次第に減少
して密閉小室3a、3b内の流体は圧縮される。そして、第
4図の(4)の状態から更に90°公転すると密閉小室3a、3b
は(1)の3a′、3b′となりこの密閉小室3a′、3b′内の
流体は(2)、(3)、(4)の状態を経て圧縮され、吐出ポート2
55から吐出室20、吐出管15を経て吐出される。
(考案が解決しようとする問題点) 上記スクロール型圧縮機において、クランクピン23をボ
ス243に軸支する旋回軸受26の潤滑が不充分で、特に、
荷重が大きい場合や主軸17を高速回転させると、旋回軸
受26が潤滑不良によって焼付く等の事故を惹起するおそ
れがあった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点に対処するために提案されたもので
あって、その要旨とするところは、それぞれシール円板
の内面にうず巻体を立設してなる可動スクロール部材と
静止スクロール部材を相互に噛み合わせ、上記可動スク
ロール部材を旋回軸受を介して駆動することによって公
転円運動させるスクロール型流体機械において、上記可
動スクロール部材及び静止スクロール部材が内蔵される
ハウジング内下部に吐出室と連通する潤滑油溜りを設
け、上記可動スクロール部材及び静止スクロール部材の
外周縁にそれぞれ形成された摺接面の少なくとも一方に
円筒状凹所又は円環状溝を穿設し、上記可動スクロール
部材に穿設されて一端が上記旋回軸受に連通する第2の
給油孔の他端と上記静止スクロール部材に穿設されて一
端が上記潤滑油溜りに開口する第1の給油孔の他端を上
記円筒状凹所又は円環状溝を介して上記可動スクロール
部材の公転円運動中常時連通させたことを特徴とするス
クロール型流体機械にある。
(作用) 本考案においては、上記構成を具えているので、スクロ
ール流体機械の運転中、潤滑油溜り内の潤滑油は吐出室
の高圧によって押圧されて第1の給油孔、円筒状凹所又
は円環状溝及び第2の給油孔を通って旋回軸受に導入さ
れ、旋回軸受を潤滑する。
(実施例) 本考案の第1の実施例が第1図に示されている。
吐出室20内にはオイル分離部材30が配設され、吐出室20
の下部にはリヤエンドプレート12と静止スクロール部材
25のシール円板251及び隔壁32によって潤滑油溜り31が
限界されている。そして、吐出室20と潤滑油溜り31は隔
壁32に穿設された油穴33を介して連通せしめられてい
る。静止スクロール部材25の外周縁、即ち、下部に厚肉
部253が設けられ、この厚肉部253の前面には可動スクロ
ール部材24の外周縁に形成された摺接面、即ち、そのシ
ール円板241の内面下部と摺接する摺接面が形成されて
いる。そして、厚肉部253にはこれを貫通する直径dの
第1の給油孔34が穿設され、この給油孔34の一端は潤滑
油溜り31に開口し、他端は厚肉部253の前面、即ち、摺
接面に開口している。一方、可動スクロール部材24には
第2の給油孔35が穿設され、その一端は旋回軸受26に連
通し、その他端はシール円板241の内面下部、即ち、静
止スクロール部材25の厚肉部253の前面に摺接する摺接
面に穿設された円筒状凹所に開口している。そして、円
筒状凹所の径Dは D≧2ρ+d 但し、ρは可動スクロール部材の旋回半径とされてい
て、可動スクロール部材25が公転円運動した場合にも第
2の給油孔35の他端は円筒状凹所を介して第1の給油孔
34の他端開口に連通するようになっている。潤滑油溜り
31内において、静止スクロール部材25のシール円板251
の外面には絞りを兼ねたストレーナ36が配設され、この
ストレーナ36に第1の給油孔34の一端開口が連通せしめ
られている。
他の構成は第4図ないし第6図に示す従来のものと同様
であり、対応する部材には同じ符号が付されている。
しかして、この圧縮機を運転すると、吐出ガス中に含ま
れる潤滑油がオイル分離部材30によって分離され、油穴
33を経て潤滑油溜り31内に貯溜される。そして、潤滑油
溜り31内には吐出室20内の高圧が作用するので、潤滑油
溜り31内の潤滑油37はストレーナ36を経て第1の給油孔
34を通り、円筒状凹所を介して第2の給油孔35内に入
り、この第2の給油孔35を通って旋回軸受26に供給され
て旋回軸受26を潤滑する。
なお、第2図に示すように、第2の給油孔35の摺接面へ
の開口の径をdとし、厚肉部253の全面に円筒状凹所を
形成して、この円筒状凹所の径をD(≧2ρ+d)とす
ることができる。また、第3図に示すように、可動スク
ロール部材24の摺接面に円環状溝を穿設し、その外径
をD(≧2ρ+d)、内径をd′(≧D−2d)とする
ことができる。
(考案の効果) 本考案においては、可動スクロール部材の公転円運動中
第2の給油孔の他端と第1の給油孔の他端は円筒状凹所
又は円環状溝を介して常時連通するので、潤滑油溜り内
の潤滑油が吐出室の高圧によって押圧されて第1の給油
孔、円筒状凹所又は円環状溝及び第2の給油孔を経て旋
回軸受に供給され、この旋回軸受を効果的に潤滑する。
従って、流体機械の荷重が大きい場合や高速回転時にお
いても旋回軸受が潤滑不良により焼付くのを防止でき
る。そして、円筒状凹所又は円環状溝は各スクロール部
材の外周縁に形成された摺接面のいずれか一方に形成さ
れているので、密閉小室内の流体が円筒状凹所又は円環
状溝を経て漏洩することはない。
また、第1の給油孔及び第2の給油孔の径を加減するこ
とによって旋回軸受への給油量を任意に選択できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す第4図に対応する
縦断面図、第2図は本考案の第2の実施例を示す要部縦
断面図、第3図は本考案の第3の実施例を示す要部縦断
面図である。第4図は従来のスクロール型圧縮機の縦断
面図、第5図は第4図のV−V線に沿う横断面図、第6
図(1)(2)(3)(4)はそれぞれ異なる運転状態における第4
図のVI−VI線に沿う横断面図である。 可動スクロール部材……24、シール円板……241、うず
巻体……242、静止スクロール部材……25、シール円板
……251、うず巻体……252、旋回軸受……26、密閉小室
……3a、3b、3a′、3b′、第1の給油孔……34、第2の給
油孔……35、潤滑油溜り……31

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれシール円板の内面にうず巻体を立
    設してなる可動スクロール部材と静止スクロール部材を
    相互に噛み合わせ、上記可動スクロール部材を旋回軸受
    を介して駆動することによって公転円運動させるスクロ
    ール型流体機械において、上記可動スクロール部材及び
    静止スクロール部材が内蔵されるハウジング内下部に吐
    出室と連通する潤滑油溜りを設け、上記可動スクロール
    部材及び静止スクロール部材の外周縁にそれぞれ形成さ
    れた摺接面の少なくとも一方に円筒状凹所又は円環状溝
    を穿設し、上記可動スクロール部材に穿設されて一端が
    上記旋回軸受に連通する第2の給油孔の他端と上記静止
    スクロール部材に穿設されて一端が上記潤滑油溜りに開
    口する第1の給油孔の他端を上記円筒状凹所又は円環状
    溝を介して上記可動スクロール部材の公転円運動中常時
    連通させたことを特徴とするスクロール型流体機械。
JP1987024974U 1987-02-24 1987-02-24 スクロ−ル型流体機械 Expired - Lifetime JPH0631192Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59142490U (ja) * 1983-03-15 1984-09-22 サンデン株式会社 駆動部潤滑構造を有するスクロ−ル型圧縮機
JPS59185892A (ja) * 1983-04-05 1984-10-22 Toyoda Autom Loom Works Ltd スクロ−ル型圧縮機

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JPS63132883U (ja) 1988-08-30

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