JPH06311611A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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Publication number
JPH06311611A
JPH06311611A JP5093325A JP9332593A JPH06311611A JP H06311611 A JPH06311611 A JP H06311611A JP 5093325 A JP5093325 A JP 5093325A JP 9332593 A JP9332593 A JP 9332593A JP H06311611 A JPH06311611 A JP H06311611A
Authority
JP
Japan
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circuit breaker
line
element container
busbar
main element
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5093325A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Shimoda
純美夫 下田
Shinichi Hasegawa
伸一 長谷川
Fujio Terada
冨士男 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP5093325A priority Critical patent/JPH06311611A/ja
Publication of JPH06311611A publication Critical patent/JPH06311611A/ja
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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】装置全体の高さを低くすることができ、遮断器
の保守、点検、修理を容易に行うことができるガス絶縁
開閉装置を提供する。 【構成】主エレメント容器2の側面の下端寄りの位置に
水平方向に突出した遮断器取付用管台部2dを設け、こ
の管台部2dの上方の位置に母線側管台部2a,2bを
設ける。母線側管台部2a,2bにそれぞれ絶縁スペー
サ5,6を介して母線側エレメント容器3,4を接続
し、母線側エレメント容器3,4内に母線導体10,1
1と母線側断路器DSB1,DSB2とを収納する。遮断器
取付用管台部2dに中心軸線を水平方向に向けた遮断器
CBを取付け、母線側エレメント容器4の下方に遮断器
CBの操作器を収納した操作器箱31を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変電所等の電気所に設
置されるガス絶縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変電所等に設置されるガス絶縁開閉装置
は、線路と母線との間を接続する開閉回路や母線間を接
続する開閉回路を構成する遮断器や断路器等の機器を、
SF6ガスが封入された容器内に収納することにより構
成される。
【0003】図3は二重母線構成の変電所に設置される
ガス絶縁開閉装置の受電ユニットの構成を示した単線結
線図の一例を示したものであり、同図において、BUS
1 及びBUS2 はそれぞれ第1及び第2の母線、CBは
遮断器、DSB1及びDSB2はそれぞれ第1及び第2の母
線側断路器と遮断器CBとの間を開閉する第1及び第2
の母線側断路器、ES11及びES12はそれぞれ遮断器C
Bの点検時に遮断器の一端及び他端を接地する遮断器点
検用接地開閉器、CHd はケーブルヘッド、DSL は遮
断器CBとケーブルヘッドとの間を開閉する線路側断路
器、ESL は線路側断路器DSL のケーブルヘッド側の
端子を接地する線路側接地開閉器、CTL は遮断器と線
路側断路器との間を接続する主回路導体に装着された変
流器である。
【0004】通常は、図3に示したように、遮断器CB
と線路側断路器DSL との間を接続する主回路にのみ変
流器CTL が設けられるが、電気所によっては、図5に
示すように、遮断器CBと母線側断路器DSB1,DSB2
との間を接続する主回路に母線側変流器CTB を設け、
遮断器CBと線路側断路器DSL との間を接続する主回
路に線路側変流器CTL を設けることが必要とされる場
合もある。
【0005】この種のガス絶縁開閉装置では、構成機器
を複数の容器内に別けて収納することにより複数のエレ
メントを構成して、該複数のエレメントを絶縁スペーサ
を介して接続する構成をとっている。例えば、母線BU
S1 を構成する母線導体を母線側断路器DSB1とともに
母線側エレメント容器内に収納することにより第1の母
線断路器エレメントを構成し、母線BUS2 を構成する
母線導体を母線側断路器DSB2とともに母線側エレメン
ト容器内に収納することにより第2の母線断路器エレメ
ントを構成する。また遮断器CBと遮断器点検用接地開
閉器ES11,ES12と線路側変流器CTL とを主エレメ
ント容器内に収納することにより遮断器エレメントを構
成し、ケーブルヘッドCHd を線路側断路器DSL 及び
線路側接地開閉器ESL とともに線路側エレメント容器
内に収納することにより線路側エレメントを構成する。
【0006】二重母線構成の電気所には、所定の台数の
受電ユニットが設置される外、母線間を連絡する母線間
連絡ユニットや、計器用変圧器ユニット等が設置され
る。そして、複数のユニットのそれぞれに設けられた第
1及び第2の母線断路器エレメントの母線導体が絶縁ス
ペーサや継手管を介して相互に接続されて電気所の母線
が構成される。
【0007】図7は、図3に示した受電ユニットの構成
例を示したもので、この例では、設置ベースBの上に設
置された操作器箱1の上に円筒状の主エレメント容器2
´がその中心軸線を垂直方向に向けて支持されている。
主エレメント容器2´の側面には水平方向に突出した第
1及び第2の母線側管第部2a,2bが上下に所定の間
隔を開けて設けられている。管台部2a,2bは主エレ
メント容器の側面に接合した短い分岐管の先端にフラン
ジを設けたもので、これらの管台部にはそれぞれ第1及
び第2の母線側エレメント容器3及び4が母線側絶縁ス
ペーサ5及び6を介して接続されている。また主エレメ
ント容器2´の側面には、母線側管台部と反対側に突出
した線路側管台部2cが設けられ、該線路側管台部には
線路側絶縁スペーサ7を介して線路側エレメント容器8
が接続されている。線路側エレメント容器8は架台9に
より支持されている。
【0008】主エレメント容器2´内には、遮断器CB
と接地開閉器ES11及びES12と線路側変流器CTL と
が3相分収納され、第1の母線側エレメント容器3内に
は、第1の母線BUS1 を構成する母線導体10と、第
1の母線側断路器DSB1とが3相分収納されている。第
2の母線側エレメント容器4内には、第2の母線BUS
2 を構成する母線導体11と、第2の母線側断路器DS
B2とが3相分収納され、線路側エレメント容器8内に
は、ケーブルヘッドCHd と、線路側断路器DSL と、
線路側接地開閉器ESL とが3相分収納されている。
【0009】主エレメント容器2´内の遮断器CBの一
端は母線側主回路導体12と絶縁スペーサ5及び6の貫
通導体とを通して母線側断路器DSB1及びDSB2に接続
され、遮断器CBの他端は線路側主回路導体13と絶縁
スペーサ7の貫通導体とを通して線路側断路器DSL に
接続されている。変流器CTL は線路側主回路導体13
に装着されている。
【0010】主エレメント容器2´、母線側エレメント
容器3,4及び線路側エレメント容器8のそれぞれの内
部には、SF6 ガスが所定の圧力で封入されている。
【0011】主エレメント容器2´とその内部に収納さ
れた機器とにより遮断器エレメントEC が構成され、第
1及び第2の母線側エレメント容器3及び4とそれぞれ
の内部に収納された機器とにより第1及び第2の母線断
路器エレメントEB1及びEB2が構成されている。また線
路側エレメント容器8とその内部に収納された機器とに
より、線路側エレメントEL が構成されている。
【0012】操作器箱1の内部には遮断器CBの操作器
14が収納され、該操作器は、主エレメント容器2´の
底部を気密に貫通させて設けられた操作軸を介して遮断
器CBの操作部に連結されている。ケーブルヘッドCH
d には地下のケーブルピットから立ち上げられたケーブ
ルCの端末部が接続されている。
【0013】上記のような構成で、図5に示したよう
に、遮断器と母線側断路器との間を接続する主回路に母
線側断路器CTB を設け、遮断器と線路側断路器との間
を接続する主回路に線路側断路器CTL を設けるガス絶
縁開閉装置を実現しようとする場合、図8に示すよう
に、主エレメント容器2´の高さを高くして、遮断器C
Bの上方に母線側変流器CTB を配置することが考えら
れる。
【0014】また図5のように遮断器の両側に変流器を
設ける場合に、図9に示す構成が考えられている。図9
に示した例では、主エレメント容器2の下端寄りに1つ
の母線側管台部2a´が設けられて、この管台部2a´
に絶縁スペーサ15を介して母線側変流器CTB と主回
路導体16とを収納した変流器容器17の一端が接続さ
れ、変流器容器17の他端に絶縁スペーサ18を介して
中継容器19の下端に設けられた管台部19aが接続さ
れている。中継容器19は管台部19aと反対側に突出
した母線側管台部19b,19cを有し、これらの管台
部にそれぞれ絶縁スペーサ5,6を介して母線側エレメ
ント容器3,4が接続されている。中継容器19内に
は、変流器容器17内の主回路導体16につながる絶縁
スペーサ18の貫通導体を絶縁スペーサ5及び6の貫通
導体にそれぞれ接続する主回路導体20が収納されてい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した従来のガ
ス絶縁開閉装置において、遮断器CBは、SF6 ガスが
封入されたほぼ円筒状の遮断部容器21内に固定コンタ
クトと可動コンタクトとを所定の消弧機構と共に収納し
たガス遮断器で、各相の遮断器はその遮断部容器21の
中心軸線を垂直方向に向けた状態で主エレメント容器2
´内に収納されていた。
【0016】このように、従来のガス絶縁開閉装置で
は、遮断器を上下方向に向けた状態で配置すると共に、
遮断器エレメントEC の下方に架台を兼ねる操作器箱1
を配置していたため、全体の高さが高くなるのを避けら
れなかった。また遮断器の点検を行う際には、主エレメ
ント容器2´の上端に設けられた蓋を外して、遮断器を
上方に吊り上げる必要があったため、主エレメント容器
の上方に遮断器を吊り上げるためのスペースを確保して
おく必要があり、このスペースがデッドスペースとなる
という問題があった。
【0017】更に従来のガス絶縁開閉装置では、遮断器
と変流器とを横方向に並べて配置する必要があったた
め、主エレメント容器の直径が大きくなり、装置が大形
化するという問題があった。
【0018】またケーブルヘッドは、ガス絶縁開閉装置
を現地に据え付けた後に、ケーブルの製造業者が現地で
線路側エレメント容器内に取り付けるが、従来のガス絶
縁開閉装置では、線路側エレメント容器内にケーブルヘ
ッドとともに線路側断路器と線路側接地開閉器とが収納
されていたため、線路側エレメント容器を外す際に線路
側断路器及び線路側接地開閉器を分解する必要があり、
現地でのケーブルヘッドの接続工事が面倒になるという
問題があった。
【0019】また図8に示すように、遮断器の上方に母
線側変流器CTB を配置した場合には、主エレメント容
器2´の高さが更に高くなり、操作器箱1をも含めたガ
ス絶縁開閉装置全体の高さが著しく高くなるため、実用
が困難であった。特にビルの受電設備等のように、ガス
絶縁開閉装置を設置する場所の高さが制限されている場
合に図8に示すような構造を採用することは不可能であ
った。
【0020】図9に示した構成によれば、ガス絶縁開閉
装置の高さは図7に示した例と同様になるが、母線断路
器エレメントEB1,EB2と遮断器エレメントEC との間
に変流器容器17と中継容器19とが配置されるため、
ガス絶縁開閉装置の奥行き寸法(図9において左右方向
に図った寸法)が著しく長くなり、ガス絶縁開閉装置を
設置するために広いスペースが必要になるため、実際に
このような構成を採用することは極めて難しい。
【0021】本発明の目的は、全体の高さを低く抑える
ことができるようにしたガス絶縁開閉装置を提供するこ
とにある。
【0022】本発明の他の目的は、遮断器を横方向に引
き出すことができるようにして、装置の上方に大きなデ
ッドスペースが形成されるのを防いだガス絶縁開閉装置
を提供することにある。
【0023】本発明の更に他の目的は、装置の高さを高
くすることなく遮断器の両側に変流器を配設することが
できるようにしたガス絶縁開閉装置を提供することにあ
る。本発明の更に他の目的は、主エレメント容器の径を
小さくして装置の小形化を図ることができるようにした
ガス絶縁開閉装置を提供することにある。
【0024】本発明の更に他の目的は、ケーブルヘッド
の接続工事を容易にすることができるガス絶縁開閉装置
を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、遮断器と、該遮断器に母線側断路器を介して接続さ
れる母線導体とを少なくとも備えたガス絶縁開閉装置に
係わるもので、本発明においては、長手方向を垂直方向
に向けた状態で配置されていて側面の下端寄りの位置か
ら水平方向に突出した遮断器取付用管台部と該遮断器取
付用管台部よりも上方の位置から該遮断器取付用管台部
と同方向に突出した母線側管台部とを有する主エレメン
ト容器と、主エレメント容器の母線側管台部に母線側絶
縁スペーサを介して接続された母線側エレメント容器と
を備えている。遮断器はその中心軸線を水平方向に向け
た状態で主エレメント容器内に配置されて、主エレメン
ト容器の外部に取り出し得る状態で遮断器取付用管台部
に取り付けられている。母線側エレメント容器内に母線
導体と母線側断路器とが収納され、母線側エレメント容
器の下方に遮断器の操作器が配置されている。
【0026】請求項2に記載した発明は、遮断器と、該
遮断器の一端に母線側断路器を介して接続される母線導
体と、遮断器の他端に線路側断路器を介して接続された
ケーブルヘッドとを備えたガス絶縁開閉装置に係わるも
のである。本発明においては、主エレメント容器が、母
線側管台部と反対側の位置から水平方向に突出した線路
側管台部を更に有していて、該線路側管台部に線路側絶
縁スペーサを介して線路側エレメント容器が接続され、
該線路側エレメント容器内に線路側断路器とケーブルヘ
ッドとが収納されている。
【0027】請求項3に記載した発明においては、線路
側断路器及び線路側接地開閉器が主エレメント容器内に
は配置され、線路側エレメント容器内にケーブルヘッド
が配置されている。その他の点は請求項2に記載した発
明と同様である。
【0028】請求項4に記載した発明においては、遮断
器と線路側断路器との間を接続するために主エレメント
容器内に設けられた線路側主回路導体の遮断器よりも上
方に位置する部分に線路側変流器が装着されている。
【0029】請求項5に記載した発明では、更に遮断器
と母線側断路器との間を接続するために主エレメント容
器内に設けられた母線側主回路導体の遮断器よりも上方
に位置する部分に母線側変流器が装着され、母線側変流
器及び線路側変流器が互いに干渉しないように上下に位
置をずらして配置されている。
【0030】
【作用】上記のように、主容器の下端寄りの位置に遮断
器取付用管台部を設けて、該管台部に遮断器を取り付け
るとともに、母線側エレメント容器の下方に遮断器の操
作器を配置するようにすると、主エレメント容器の下方
に操作器箱を配置する必要がないため、遮断器の中心軸
線を水平方向に向けたことと相俟って装置全体の高さを
低くすることができる。特に単母線構成の場合には、主
エレメント容器の高さを大幅に低くすることができるた
め、高さが低いガス絶縁開閉装置を得ることができる。
【0031】また上記のように構成すると、主エレメン
ト容器そのものが設置ベース上に設置されることになる
ため該主エレメント容器を設置ベース上に強固に支持す
ることができる。しかも本発明のように重量が大きい遮
断器を主エレメント容器内の下部に配置すると遮断器エ
レメントの重心を低くすることができるため、耐震性が
高いガス絶縁開閉装置を得ることができる。
【0032】また本発明のように、遮断器の中心軸線を
水平方向に向けて、該遮断器を主エレメント容器の外部
に取り出し得る状態で取り付けると、主エレメント容器
の上方に点検スペースを確保する必要がないため、主エ
レメント容器の上方に大きなデッドスペースが形成され
るのを防ぐことができる。また遮断器の点検、修理は、
装置の下部側方のスペースに遮断器を引き出すことによ
り容易に行うことができる。
【0033】上記のように、最も発熱が多い遮断器を水
平方向に向けて、高温ガスが滞留することがない主エレ
メント容器内の最下部に配置するようにすると、遮断器
からの放熱を良好に行わせることができるため、通電性
能を向上させることができ、大容量化を容易に図ること
ができる。
【0034】請求項3に記載した発明のように、線路側
断路器及び線路側接地開閉器を主エレメント容器内の上
部に配置すると、線路側エレメント容器を外す際に線路
側断路器及び線路側接地開閉器の分解を行う必要がない
ため、現地でのケーブルヘッドの接続工事を容易に行う
ことができる。
【0035】請求項4または5に記載したように、変流
器を遮断器の上方に配置すると、遮断器と変流器とを並
べて配置していた従来のガス絶縁開閉装置に比べて主エ
レメント容器の径を小さくすることができ、装置の小形
化を図ることができる。
【0036】
【実施例】図1及び図2は、図3に示したように遮断器
CBと線路側断路器DSL との間を接続する主回路導体
に変流器CTL を装着する場合に本発明を適用した実施
例を示したものである。本実施例では、設置ベースB上
に、主エレメント容器2が、その長手方向を垂直方向に
向けた状態で設置されている。この主エレメント容器は
円筒状でもよく、箱形でもよい。主エレメント容器2
は、その側面の下端寄りの位置から水平方向に突出した
遮断器取付用管台部2dと、遮断器取付用管台部2dよ
りも上方の位置から該遮断器取付用管台部と同方向に突
出した第1及び第2の母線側管台部2a及び2bと該母
線側管台部と反対側の位置から水平方向に突出した線路
側管台部2cとを有している。
【0037】第1及び第2の母線容器3及び4はそれぞ
れ横管路部3a及び4aと縦管路部3b及び4bとを交
差させた十字管状の構造を有し、第1及び第2の母線側
エレメント容器3及び4の縦管路部3b及び4bの一端
がそれぞれ第1及び第2の母線側絶縁スペーサ5及び6
を介して主エレメント容器の第1及び第2の母線側管台
部2a及び2bに接続されている。
【0038】主エレメント容器の線路側管台部2cには
円筒状の線路側エレメント容器8の側面に設けられた管
台部8aが絶縁スペーサ7を介して接続され、線路側エ
レメント容器8は架台9上に支持されている。線路側エ
レメント容器8は管台部8aと反対側に突出した管台部
8bを有し、該管台部8bは蓋板8cにより気密に閉じ
られている。
【0039】主エレメント容器の遮断器取付用管台部2
dを気密に閉じるように支持板30が取り付けられ、支
持板30に、それぞれの軸線を水平方向に向けた状態で
配置された3相の遮断器CBの一端が固定されている。
【0040】母線側エレメント容器4の下方の位置に設
置ベースB上に支持された操作器箱31が配置され、こ
の操作器箱31は接続管32を介して支持板30に接続
されている。操作器箱31内には遮断器用操作器(図示
せず。)が収納され、該操作器の操作軸は支持板30を
貫通させて接続管32側に導出された遮断器CBの操作
軸に連結されている。
【0041】主エレメント容器2内の底部に支持された
フレーム33に接地開閉器ES11及びES12の可動コン
タクト34及び35が支持され、接地開閉器ES11及び
ES12の固定コンタクト36及び37は遮断器CBの可
動コンタクト側端子38及び固定コンタクト側端子39
にそれぞれ接続されている。
【0042】主エレメント容器2内の上端付近にフレー
ム40が取り付けられ、フレーム40に絶縁支持物41
を介して支持された導体42に線路側断路器DSL の可
動コンタクト43と、線路側接地開閉器ESL の固定コ
ンタクト44とが取り付けられ、接地開閉器ESL の可
動コンタクト47はフレーム40に取り付けられてい
る。線路側断路器の可動コンタクト43には固定コンタ
クト45が対向配置され、この固定コンタクト45は、
線路側主回路導体46の上端に接続されている。線路側
主回路導体46は主エレメント容器内を下方に延びてい
て、その下端は遮断器CBの固定コンタクト側端子39
に接続されている。線路側主回路導体46の遮断器より
も上方に位置する部分に線路側変流器CTL が装着され
ている。
【0043】線路側断路器DSL の可動コンタクト及び
線路側接地開閉器ESL の固定コンタクトに接続された
導体42は接続導体48を介して絶縁スペーサ7の貫通
導体7aに接続されている。遮断器CBの可動コンタク
ト側の端子38は主エレメント容器内を上下に延びる母
線側主回路導体49を介して絶縁スペーサ5及び6の貫
通導体5a及び6aに接続されている。
【0044】第1の母線側エレメント容器3内には、第
1の母線BUS1 を構成する母線導体10と、第1の母
線側断路器DSB1とが3相分収納され、第2の母線側エ
レメント容器4内には、第2の母線BUS2 を構成する
母線導体11と、第2の母線側断路器DSB2とが3相分
収納されている。線路側エレメント容器8内には、3相
のケーブルヘッドCHd が、それぞれの軸線を垂直方向
に向けた状態で収納され、各ケーブルの上端の端子は簡
易断路部DS3 を介して絶縁スペーサ7の貫通導体7a
に接続されている。簡易断路部DS3 は、ケーブルCH
d の端子に接続された直線変位形の可動コンタクト50
と、絶縁スペーサ7の貫通導体に導体51を介して接続
された固定コンタクト52とからなっている。3相の簡
易断路部DS3 の可動コンタクトを操作する絶縁操作棒
53が管台部8b側に突出させられ、これら3相の簡易
断路部の絶縁操作棒53は容器8の外部に設けられた図
示しない操作部により手動操作されるようになってい
る。3相のケーブルヘッドCHd には地下のケーブルピ
ットから立ち上げられたケーブルCの端末部が接続され
ている。簡易断路部DS3 は、ケーブルの課荷電試験を
行う際等にケーブルを遮断器エレメントEC から切り離
すために用いられる。
【0045】第1の母線側エレメント容器3及び第2の
母線側エレメント容器4の端部には、それぞれ第1及び
第2の母線側断路器DSB1及びDSB2を操作する操作器
を収納した操作器箱54及び55が取付けられている。
図示してないが、主エレメント容器2の上部には、線路
側断路器DSL 及び接地用開閉器ESL の操作器を収納
した操作器箱が取付けられている。
【0046】主エレメント容器2、母線側エレメント容
器3,4及び線路側エレメント容器8内にはそれぞれS
6 ガスが所定の圧力で封入されている。
【0047】主エレメント容器2とその内部に収納され
た機器とにより、遮断器エレメントEC が構成され、第
1及び第2の母線側エレメント容器とそれぞれの内部に
収納された機器とにより第1及び第2の母線断路器エレ
メントEB1及びEB2がそれぞれ構成されている。また線
路側エレメント容器8とその内部に収納された機器とに
より線路側エレメントEL が構成され、遮断器エレメン
トEC と第1及び第2の母線断路器エレメントEB1及び
EB2と線路側エレメントEL とにより受電ユニットU1
が構成されている。この受電ユニットは他のユニットと
共に配置されて電気所の開閉設備を構成する。
【0048】開閉設備を構成する複数のユニットは通常
列盤を構成するように横方向に一列に並べて配置され
て、隣り合うユニットの母線側エレメント容器が絶縁ス
ペーサと継手管とを介して相互に接続され、隣り合う母
線側エレメント容器内の母線導体が相互に接続されて電
気所の母線が構成される。
【0049】図2は複数のユニットが並設されている状
態を示したもので、この例では、上記実施例の受電ユニ
ットU1 が他のユニットU2 と並べて配置され、ユニッ
トU1 及びU2 の母線側エレメント容器3,3どうしが
継手管60と絶縁スペーサ61とを介して接続されてい
る。またユニットU1 及びU2 の母線側エレメント容器
4,4どうしが継手管63と絶縁スペーサ64とを介し
て接続されている。隣り合うユニットU1 及びU2 の容
器3,3内の母線導体が相互に接続されて第1の母線B
US1 が構成され、容器4,4内の母線導体が相互に接
続されて第2の母線BUS2 が構成されている。なお継
手管60,63としては、通常伸縮可能なベローズ容器
が用いられる。
【0050】また図2に示した例では、縦長の箱体内に
計器類等を収納したものからなるユニット監視盤66が
ユニットU1 とU2 との間に設置されている。
【0051】図4は図5に示すように、遮断器CBの両
側に線路側変流器CTL 及び母線側変流器CTB を設け
る場合に本発明を適用した実施例を示したもので、この
実施例では、遮断器CBを第1及び第2の母線側断路器
DSB1及びDSB2に接続するための母線側主回路導体4
9の下部に母線側変流器CTB が装着され、線路側変流
器CTL と母線側変流器CTB とが主エレメント容器内
で干渉しないように、上下に位置をずらして配置されて
いる。その他の点は図1の実施例と同様である。このよ
うに、変流器CTB の増設に対応するためには、変流器
CTB を増設し得るように主エレメント容器2の高さを
設定しておく必要があるが、本発明においては、主エレ
メント容器を操作器箱(架台)の上に支持する必要がな
く、また遮断器を水平方向に向けて配置しているため、
変流器CTB の増設を見込んで主エレメント容器の高さ
を設定しても、装置全体の高さは従来よりも低くなる。
【0052】上記の実施例では、二重母線構成のガス絶
縁開閉装置を例にとったが、図6に示すように、母線B
US1 及び母線側断路器DSB1のみを有する単母線構成
のガス絶縁開閉装置にも本発明を適用することができ、
この場合には、装置の高さを従来より大幅に低くするこ
とができる。
【0053】上記の実施例では、線路側断路器DSL 及
び線路側接地用開閉器ESL を主エレメント容器2内に
配置しているが、このように構成すると、現地でケーブ
ル業者がケーブルヘッドCHd を組み込む際に線路側断
路器DSL 及び線路側接地用開閉器ESL の分解を行う
必要がないため、ケーブルヘッドCHd の接続工事を容
易に行うことができる。しかしながら、本発明は、この
ように線路側断路器DSL 及び線路側接地用開閉器ES
L を主エレメント容器2内に配置する場合に限定される
ものではなく、従来と同様に線路側断路器DSL 及び線
路側接地用開閉器ESL を線路側エレメント容器8内に
収納するようにしてもよい。また線路側断路器DSL を
主エレメント容器内に配置し、線路側接地用開閉器ES
L を線路側エレメント容器8内に配置するようにしても
よい。
【0054】上記の実施例では、受電ユニットに本発明
を適用したが、遮断器と該遮断器に母線側断路器を介し
て接続される母線とを有するガス絶縁開閉装置に広く本
発明を適用することができる。例えば二重母線構成の電
気所において、母線間を遮断器を介して接続する母線間
連絡ユニットに本発明を適用することができ、その場
合、線路側エレメント容器は省略される。
【0055】上記の実施例では、主エレメント容器2の
下部に1つの遮断器取付用管台部2dを設けて、該管台
部2dを気密に閉じるように取付けた支持板30に遮断
器CBの端部を固定するようにしたが、遮断器取付用管
台部2dを3相の各相毎に設けて、各相の遮断器取付用
管台部2dに各相の遮断器CBを取付けるようにしても
よい。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、主容器
の下端寄りの位置に遮断器取付用管台部を設けて、該管
台部に遮断器を取り付けるとともに、母線側エレメント
容器の下方に遮断器の操作器を配置するようにしたの
で、従来主エレメント容器の下方に配置していた架台を
兼ねる操作器箱を省略することができ、遮断器の中心軸
線を水平方向に向けて配置したことと相俟って装置全体
の高さを低くすることができる。特に単母線構成の場合
には、主エレメント容器の高さを大幅に低くすることが
できるため、従来より高さが大幅に低いガス絶縁開閉装
置を得ることができる。
【0057】また本発明によれば、主エレメント容器そ
のものが設置ベース上に設置されることになるため主エ
レメント容器を設置ベース上に強固に支持することがで
き、しかも重量が大きい遮断器を主エレメント容器内の
下部に配置したことにより遮断器エレメントの重心を低
くすることができるため、耐震性が高いガス絶縁開閉装
置を得ることができる利点がある。
【0058】また本発明によれば、遮断器の中心軸線を
水平方向に向けて、該遮断器を主エレメント容器の外部
に取り出し得る状態で取り付けることにより、主エレメ
ント容器の上方に遮断器の点検スペースを確保する必要
がないようにしたので、主エレメント容器の上方に大き
なデッドスペースが形成されるのを防ぐことができる利
点がある。
【0059】また本発明によれば、遮断器を低い位置で
主エレメント容器の外部に取り出すことができるため、
主エレメント容器の下部側方のスペースを利用して遮断
器の点検、修理を容易に行うことができる。
【0060】更に、本発明によれば、最も発熱が多い遮
断器を水平方向に向けて、高温ガスが滞留することがな
い主エレメント容器内の下部に配置したので、遮断器か
らの放熱を良好に行わせて通電性能を向上させることが
でき、大容量化を容易に図ることができる。
【0061】特に請求項3に記載した発明によれば、線
路側断路器及び線路側接地開閉器を主エレメント容器内
の上部に配置して、線路側エレメント容器を外す際に線
路側断路器及び線路側接地開閉器の分解を行う必要がな
いようにしたため、現地でのケーブルヘッドの接続工事
を容易に行うことができる利点がある。
【0062】請求項4または5に記載した発明によれ
ば、変流器を遮断器の上方に配置したので、遮断器と変
流器とを並べて配置していた従来のガス絶縁開閉装置に
比べて主エレメント容器の径を小さくすることができ、
装置の小形化を図ることができる。
【0063】特に請求項5に記載した発明によれば、ガ
ス絶縁開閉装置の高さを実用に適した範囲に抑えて遮断
器の両側に変流器を設ける構成に対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面縦断面図である。
【図2】図1の実施例の正面図である。
【図3】図1の実施例のガス絶縁開閉装置の単線結線図
である。
【図4】本発明の他の実施例を示した側面縦断面図であ
る。
【図5】図4のガス絶縁開閉装置の単線結線図である。
【図6】本発明の更に他の実施例を示した側面縦断面図
である。
【図7】従来のガス絶縁開閉装置の構成を示した側面縦
断面図である。
【図8】従来のガス絶縁開閉装置において変流器を増設
した場合の構成を示した側面縦断面図である。
【図9】変流器を増設する場合のガス絶縁開閉装置の構
成についての提案例を示した側面縦断面図である。
【符号の説明】
2 主エレメント容器 2a 第1の母線側管台部 2b 第2の母線側管台部 2c 線路側管台部 2d 遮断器取付用管台部 3 第1の母線側エレメント容器 4 第2の母線側エレメント容器 5 第1の母線側絶縁スペーサ 6 第2の母線側絶縁スペーサ 7 線路側絶縁スペーサ 8 線路側エレメント容器 31 操作器箱 46 線路側主回路導体 49 母線側主回路導体 CB 遮断器 DSB1 第1の母線側断路器 DSB2 第2の母線側断路器 BUS1 第1の母線 BUS2 第2の母線 DSL 線路側断路器 ESL 線路側接地用開閉器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮断器と、該遮断器に母線側断路器を介
    して接続される母線導体とを備えたガス絶縁開閉装置に
    おいて、 長手方向を垂直方向に向けた状態で配置されていて側面
    の下端寄りの位置から水平方向に突出した遮断器取付用
    管台部と該遮断器取付用管台部よりも上方の位置から該
    遮断器取付用管台部と同方向に突出した母線側管台部と
    を有する主エレメント容器と、前記主エレメント容器の
    母線側管台部に母線側絶縁スペーサを介して接続された
    母線側エレメント容器とを備え、 前記遮断器はその中心軸線を水平方向に向けた状態で前
    記主エレメント容器内に配置されて、前記主エレメント
    容器の外部に取り出し得る状態で前記遮断器取付用管台
    部に取り付けられ、 前記母線側エレメント容器内に前記母線導体と母線側断
    路器とが収納され、 前記母線側エレメント容器の下方に前記遮断器の操作器
    が配置されていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 遮断器と、該遮断器の一端に母線側断路
    器を介して接続される母線導体と、前記遮断器の他端に
    線路側断路器を介して接続されたケーブルヘッドと、前
    記線路側断路器のケーブルヘッド側の端子を接地する線
    路側接地開閉器とを備えたガス絶縁開閉装置において、 長手方向を垂直方向に向けた状態で配置されていて側面
    の下端寄りの位置から水平方向に突出した遮断器取付用
    管台部と該遮断器取付用管台部よりも上方の位置から該
    遮断器取付用管台部と同方向に突出した母線側管台部と
    該母線側管台部と反対側の位置から水平方向に突出した
    線路側管台部とを有する主エレメント容器と、前記主エ
    レメント容器の母線側管台部に母線側絶縁スペーサを介
    して接続された母線側エレメント容器と、前記主エレメ
    ント容器の線路側管台部に線路側絶縁スペーサを介して
    接続された線路側エレメント容器とを備え、 前記遮断器はその中心軸線を水平方向に向けた状態で前
    記主エレメント容器内に配置されて、前記主エレメント
    容器の外部に取り出し得る状態で前記遮断器取付用管台
    部に取り付けられ、 前記母線側エレメント容器内に前記母線導体と母線側断
    路器とが収納され、 前記母線側エレメント容器の下方に前記遮断器の操作器
    が配置され、 前記線路側エレメント容器内に前記線路側断路器と線路
    側接地開閉器とケーブルヘッドとが収納されていること
    を特徴とするガス絶縁開閉装置。
  3. 【請求項3】 遮断器と、該遮断器の一端に母線側断路
    器を介して接続される母線導体と、前記遮断器の他端に
    線路側断路器を介して接続されたケーブルヘッドと、前
    記線路側断路器のケーブルヘッド側の端子を接地する線
    路側接地開閉器とを備えたガス絶縁開閉装置において、 長手方向を垂直方向に向けた状態で配置されていて側面
    の下端寄りの位置から水平方向に突出した遮断器取付用
    管台部と該遮断器取付用管台部よりも上方の位置から該
    遮断器取付用管台部と同方向に突出した母線側管台部と
    該母線側管台部と反対側の位置から水平方向に突出した
    線路側管台部とを有する主エレメント容器と、前記主エ
    レメント容器の母線側管台部に母線側絶縁スペーサを介
    して接続された母線側エレメント容器と、前記主エレメ
    ント容器の線路側管台部に線路側絶縁スペーサを介して
    接続された線路側エレメント容器とを備え、 前記遮断器はその中心軸線を水平方向に向けた状態で前
    記主エレメント容器内に配置されて、前記主エレメント
    容器の外部に取り出し得る状態で前記遮断器取付用管台
    部に取り付けられ、 前記母線側エレメント容器内に前記母線導体と母線側断
    路器とが収納され、 前記母線側エレメント容器の下方に前記遮断器の操作器
    が配置され、 前記線路側断路器及び線路側接地開閉器は前記主エレメ
    ント容器内の上部に配置され、 前記線路側エレメント容器内にケーブルヘッドが収納さ
    れていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記遮断器と線路側断路器との間を接続
    するために前記主エレメント容器内に設けられた線路側
    主回路導体の遮断器よりも上方に位置する部分に線路側
    変流器が装着されていることを特徴とする請求項2また
    は3に記載のガス絶縁開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記遮断器と母線側断路器との間を接続
    するために前記主エレメント容器内に設けられた母線側
    主回路導体の遮断器よりも上方に位置する部分に母線側
    変流器が装着され、母線側変流器及び線路側変流器が互
    いに干渉しないように上下に位置をずらして配置されて
    いることを特徴とする請求項4に記載のガス絶縁開閉装
    置。
JP5093325A 1993-04-20 1993-04-20 ガス絶縁開閉装置 Withdrawn JPH06311611A (ja)

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JP5093325A JPH06311611A (ja) 1993-04-20 1993-04-20 ガス絶縁開閉装置

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