JPH0631160A - 乾燥剤とその製造法及び利用方法 - Google Patents

乾燥剤とその製造法及び利用方法

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JPH0631160A
JPH0631160A JP4209523A JP20952392A JPH0631160A JP H0631160 A JPH0631160 A JP H0631160A JP 4209523 A JP4209523 A JP 4209523A JP 20952392 A JP20952392 A JP 20952392A JP H0631160 A JPH0631160 A JP H0631160A
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隆久 徳永
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淳子 梶原
Masao Hirayama
匡男 平山
Hidemasa Hidaka
秀昌 日高
Hayamizu Ito
速水 伊東
Masao Hayashidani
正雄 林谷
Yoshitaka Kajihata
賀敬 梶畠
Tatsuya Imura
達哉 井村
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ニストース含有率70%以上、水分含有率2
%以下の組成を有し、かつ結晶性の粉末であることを特
徴とする結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤並びに
結晶性ニストース水和物を減圧下にて無水化することを
特徴とする上記結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤
の製造法、結晶性ニストース水和物を脱水剤の存在下に
無水化することを特徴とする該結晶性無水化ニストース
からなる乾燥剤の製造法及び前記結晶性無水化ニストー
スからなる乾燥剤を食品に直接接触または混入させるこ
とを特徴とする食品の水分活性を低下、維持させる方
法。 【効果】 本発明は、結晶性無水化ニストースからなる
乾燥剤とその製造法及び利用方法に関するものでり、本
発明に従えば加熱乾燥やシリカゲル等による乾燥等の方
法を用いることなく、食品等の水分活性を極めて低い値
に維持することが可能となる。したがって、本発明によ
れば、低コストで、かつ安全に食品の悪変防止,品質維
持等を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、結晶性無水化ニストー
スからなる乾燥剤、その製造法及びそれを用いる食品へ
の利用方法に関するものである。本発明の結晶性無水化
ニストースからなる乾燥剤は、可食性で、かつ強力な吸
湿特性を示すことから、食品に直接接触または混入して
食品中の水分を制御する乾燥剤として有用である。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般に食
品中の水分はその物性,保存期間,食感・風味等に影響
を与える要因となる。例えば水分の蒸発あるいは吸湿に
よる形状,硬度等の物理的悪変、カビ,細菌等による微
生物悪変、変退色あるいは油脂の酸化等の化学的悪変等
は、食品保存上の重要な課題であり、これらの対策には
水分含量及び水分活性の制御が必須となっている。
【0003】すなわち、密閉された空間における食品は
一定の水蒸気圧を示すが、この飽和水蒸気圧に対する比
を水分活性と呼び、上記の悪変を防止するためには、水
分活性を低下させたり、一定の値に保持するための乾燥
剤を適宜使用することが、食品の保存上有効な方法とし
て知られている。食品の乾燥剤としては数多くのものが
使用されており、通常は密閉容器中で食品とは別に分離
して用いられてきている。一方、食品に直接接触または
混入して使用できる可食性の乾燥剤も待望されており、
いくつかの素材が考案されている。例えばシリカゲルも
食品中に添加可能であるが、使用量及び食感の面から限
界があった。
【0004】また、特開昭62-125854 に示される無水マ
ルトースや、特開昭62-152537 に示される無水ラフィノ
ース等も、可食性の乾燥剤として使用が可能であるが、
これらのものの持つ水分活性に関する特性は未だ満足で
きる水準とはいえず、より優れた特性を有する可食性の
乾燥剤の開発が要望されていた。また、無水ラフィノー
スは水分を吸水する際に潮解性を示すために、食品加工
上適性に欠く欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは従来の乾燥
剤や乾燥方法の問題点を解決すべく鋭意検討を重ねた結
果、結晶性無水化ニストースに乾燥剤としてのすぐれた
吸湿特性があることを見出し、本発明を完成させるに至
った。すなわち、結晶性ニストース水和物を脱水して得
られる結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤は、乾燥
過程でも相変化を伴うことなく結晶性を維持しながら、
きわめて低い一定の水分活性状態を維持できる特性を有
し、かつ食品中の水分を制御する乾燥剤として利用でき
ることを見出し、本発明を完成させた。
【0006】本発明は、ニストース含有率70%以上、
水分含有率2%以下の組成を有し、かつ結晶性の粉末で
あることを特徴とする結晶性無水化ニストースからなる
乾燥剤並びに結晶性ニストース水和物を減圧下にて無水
化することを特徴とする該結晶性無水化ニストースから
なる乾燥剤の製造法、結晶性ニストース水和物を脱水剤
の存在下に無水化することを特徴とする該結晶性無水化
ニストースからなる乾燥剤の製造法及び該結晶性無水化
ニストースからなる乾燥剤を食品に直接接触または混入
させることを特徴とする食品の水分活性を低下、維持さ
せる方法に関する。
【0007】本発明の結晶性無水化ニストースからなる
乾燥剤は、ニストース含有率70%以上、水分含有率2
%以下の組成を有する結晶性の粉末であり、本剤は結晶
形を維持しながら強力な吸湿能力を有し、かつこの間水
分活性を極めて低い値に維持するという、優れた吸湿特
性を有する。なお、この結晶性粉末は、必要に応じて固
めて錠剤等として用いることもできる。
【0008】ニストースに関する報告としては、従来よ
り水・メタノールから再結晶して得られる結晶ニストー
ス3水和物(融点 129〜131 ℃; H.Tsuchida 等,Agri
c.Biol.Chem., 30巻,429〜433 頁,1966 年)、エタノー
ル・メタノールから再結晶して得られる結晶ニストース
1水和物(融点 〜134 ℃;J.P.Kamerling 等,Carboh
ydr.Res.,25 巻,293〜297 頁,1972 年)及び結晶ニスト
ース3水和物を減圧・高温加熱して得られる無定形のニ
ストース無水物(融点記載なし; H.Tsuchida等,Agri
c.Biol.Chem., 30巻,429〜433 頁,1966 年)が知られて
いるが、吸湿性を示すものとして報告されているもの
は、無定形のニストース無水物のみであった。
【0009】しかしながら、本発明は結晶形を維持しな
がら、かつ強力な吸湿能力を有する結晶性無水化ニスト
ースに着目し、ニストース含有率70%以上、水分含有
率2%以下の組成を有する結晶性の粉末である結晶性無
水化ニストースが、結晶形を維持しながら、強力な吸湿
能力を有し、かつ食品の水分活性を極めて低い値に維持
できる吸湿特性を有することを初めて見出し、その製造
法及び乾燥剤としての利用方法を含めて本発明を完成さ
せたものである。
【0010】結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤の
製造方法としては、原料となる結晶性ニストース水和物
を、減圧下または脱水剤の存在下に無水化する方法が挙
げられる。原料となる結晶性ニストース水和物は、ニス
トース含有量70%以上の結晶性ニストース水和物であ
ればすべて使用できるが、特願平 3-68938号にあるフラ
クトオリゴ糖混合物をクロマトグラフィーにて分画し、
晶析法により得られるニストース純度84%程度の結晶
性ニストース水和物または水からの再結晶を繰り返して
得られるニストース純度84%以上のものが好ましく使
用できる。
【0011】本発明により、結晶性ニストース水和物を
減圧下または脱水剤の存在下に無水化することにより、
結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤を製造すること
ができる。減圧下による無水化は、100mmHg以下、室
温から110℃までの温度で実施可能であるが、好まし
くは10mmHg以下、60〜90℃にて実施するのがよ
い。また、脱水剤の存在下での無水化は、密閉容器中に
市販の無機脱水剤と共存させることにより実施できる
が、好ましい脱水剤としては五酸化リンが挙げられる。
【0012】このようにして得られた結晶性無水化ニス
トースからなる乾燥剤は白色の粉末であり、その水分は
2%以下である。ニストースそのものは人体に無害の甘
味料であり、可食性の乾燥剤として利用できるという大
きな利点がある。
【0013】本物質の吸湿特性としては、優れた水分活
性維持能力と強力な吸湿能力とにあり、即効性並びに広
い範囲の相対湿度にわたって吸湿効果が大きいことか
ら、乾燥剤として極めて有用である。
【0014】次に、本発明の結晶性無水化ニストースか
らなる乾燥剤の利用方法についてより詳細に説明する。
食品における水分の蒸発あるいは吸湿による機能性,食
感,形状等の劣化を抑制することは、種々の食品保存上
重要な課題となっている。例えば生菌入り錠菓における
菌の生存率、錠菓,ビスケット,せんべい等における硬
さを含めた食感,食品中の食用色素の退色等と水分含有
率、とりわけ水分活性とは密接に関係しており、水分活
性を低下させ、かつ維持させることにより、これらの劣
化を抑制することが知られている。
【0015】すなわち、ビフィズス菌入り錠菓では、製
品中のビフィズス菌の生存率がその商品価値を左右する
ものである。ビフィズス菌の最適水分活性はAw=0.1程度
とされており[立松 敏男、他;凍結及び乾燥研究会会
誌、28巻,40 〜45頁(1982)]、水分活性を如何にして最
適に保つかが重要となる。従来技術においてビフィズス
菌入り錠菓中のビフィズス菌の生存率を高めるには、原
料の厳密な乾燥を行い、水分活性値を低下させることが
必須とされていた。これに対して、本発明では本錠菓原
料中に可食性の乾燥剤を添加することにより、より低い
水分活性値が得られ、ビフィズス菌の生存率を大幅に向
上させることができた。具体的には後記実施例4に示す
如く、水分活性値0.28をもつコントロールに対し、本
発明の結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤を添加し
たものの水分活性値は0.20に低下し、10週後のビフ
ィズス菌の生存率はコントロールの3倍にも達してい
る。したがって、本発明の乾燥剤はその商品価値を大幅
に高める効果をもっており、食品への利用価値が高いも
のである。
【0016】また、食品の硬さによる食感や、色素の退
色等の形状についても、吸湿にともなう劣化が見られる
ため、製造時の品質を保持することが必要になる。本発
明の結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤の添加によ
る水分活性の低下は、錠菓の硬さや食品中の食用色素の
退色抑制にも良好な結果を与えるものであり、その利用
用途は広い。
【0017】
【実施例】本発明の乾燥剤は可食性で、かつ強力な脱水
特性を示すことから、食品に直接接触または混入して使
用できるため、その用途としては錠菓,チョコレート,
ビスケット等の菓子類等、幅広い範囲に利用し得る。以
下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
【0018】実施例1 特願平 3-68938号に記載の方法により、フラクトオリゴ
糖より得た結晶性ニストース水和物(100g、融点 120〜
124 ℃、ニストース含有率83%、水分含有率6.2%)を
80℃、1mmHgにて24時間減圧乾燥することにより、
結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤(収率95%、融
点 120〜124 ℃、ニストース含有率84%、水分含有率
1.4%)を得た。この他種々の結晶性ニストース水和物
の純度及び乾燥条件で実施した結果も合わせて第1表に
まとめた。
【0019】
【表1】
【0020】実施例2 一定量の結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤(無水
化ニストース)をとり、その重量を精秤する。濾紙に一
定量の水分を添加し、これと精秤済の無水化ニストース
を同一の容器に入れ、一晩平衡化させた後、試料の重量
ならびに水分活性を測定した。一方、対照として無水ラ
フィノース及び無水マルトースについても同様の処理を
行った。これらの結果を図1に示す。
【0021】この結果から明らかなように、結晶性無水
化ニストースからなる乾燥剤は、水分が8%までは水分
活性が上昇しない。これに対し、無水ラフィノースで
は、水分の増加に伴って水分活性も上昇する。また、無
水マルトースについては、さらに水分活性の上昇が著し
い。また、吸湿後は、無水ラフィノースはアメ状に固ま
ってしまうのに対し、本発明の無水化ニストースはサラ
サラとした流動性が保持されている。以上の結果から、
結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤は、食品等の乾
燥剤として極めて有利であることが確認された。
【0022】実施例3 結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤(無水化ニスト
ース)及び無水マルトースを用い、25℃における相対
湿度と吸湿との関係を測定した。相対湿度は31%,5
1%および81%とした。これらの結果を図2,図3及
び図4に示す。
【0023】この結果から明らかなように、結晶性無水
化ニストースからなる乾燥剤はいずれの相対湿度におい
てもほぼ10時間以内で吸湿率約8%前後に達する。こ
れに対し、無水マルトースは相対湿度が31%、51%
の場合には72時間経過後においても、その吸湿率は約
1%前後にとどまっている。以上の結果から、結晶性無
水化ニストースは、即効性並びに広い範囲の相対湿度に
わたって吸湿効果が大きく、乾燥剤として極めて有用で
あることが判る。
【0024】実施例4 第2表の配合表によりビフィズス菌入り錠菓用粉末(ラ
ムネ菓子)を作成した。ただし、乾燥剤として結晶性無
水化ニストースからなる乾燥剤,無水ラフィノース及び
コントロールとしてショ糖を用いたもの3種類を作成し
た。これらの3gづつをアルミの袋にシールしたものを
25℃、相対湿度65%の条件で10週間保存し、ビフ
ィズス菌の変化を測定した。なお、ビフィズス菌の測定
は、サンプル1gを M/6リン酸緩衝液(pH7.0) 10mlに
溶かし、この溶液を0.1%イーストエキス溶液で希釈す
る。この希釈液1mlをシャーレにまき、これにBL寒天
培地を入れて混合し、固めた後、嫌気ジャーで72時間
培養したのち測定した。これらの結果を図5に示す。
【0025】この結果から明らかなように、結晶性無水
化ニストースからなる乾燥剤が最も良好な水分活性(Aw
= 0.20)を保持しており、本例のような比較的劣悪な保
存条件においても、コントロールに比較し、優れたビフ
ィズス菌の生存率を示している。
【0026】
【表2】
【0027】実施例5 実施例4と同様の配合表により得られたビフィズス菌入
り錠菓用粉末を成形加工し、吸湿による硬さの変化を硬
度計(木屋製作所製)により測定した。これらの結果を
図6に示す。この結果から明らかなように、無水ラフィ
ノースあるいはコントロールでは、吸湿に伴う硬度の増
加が見られ、部分的な潮解が認められたのに対し、結晶
性無水化ニストースからなる乾燥剤配合のものは、比較
的劣悪な保存条件においても初期の硬さが長期間維持さ
れた。
【0028】実施例6 第3表の配合表により赤色に着色したホワイトチョコレ
ート生地を、結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤を
添加したもの(初期水分活性値 0.29 )及びコントロー
ル(初期水分活性値 0.34 )の2種類を作成した。これ
らの2gづつを色差計用セルに入れて1日固めた後、市
販用のチョコレート用サックに入れて、27℃、相対湿
度80%の条件で48日間保存し、吸湿による赤色色素
の退色抑制効果を色差計(Tokyo Denshoku社製)により
測定した。これらの結果を図7に示す。この結果から明
らかなように、結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤
を添加することにより、赤色色素の退色抑制効果が確認
された。
【0029】
【表3】
【0030】
【発明の効果】本発明は、結晶性無水化ニストースから
なる乾燥剤とその製造法及び利用方法に関するもので
り、本発明に従えば加熱乾燥やシリカゲル等による乾燥
等の方法を用いることなく、食品等の水分活性を極めて
低い値に維持することが可能となる。したがって、本発
明によれば、低コストで、かつ安全に食品の悪変防止,
品質維持等を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤(無水
化ニストース),無水ラフィノース,無水マルトースの
吸湿水分含量と水分活性との関係を示すグラフである。
【図2】結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤(無水
化ニストース),無水マルトースの相対湿度31%にお
ける吸湿曲線を示すグラフである。
【図3】結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤(無水
化ニストース),無水マルトースの相対湿度51%にお
ける吸湿曲線を示すグラフである。
【図4】結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤(無水
化ニストース),無水マルトースの相対湿度81%にお
ける吸湿曲線を示すグラフである。
【図5】結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤(無水
化ニストース),無水ラフィノース,コントロール(シ
ョ糖)の各々を配合したビフィズス菌入り錠菓用粉末に
おける水分活性及びビフィズス菌の生存率を示すグラフ
である。
【図6】結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤(無水
化ニストース),無水ラフィノース,コントロール(シ
ョ糖)の各々を配合したビフィズス菌入り錠菓用粉末を
成形加工したものの食感(硬さ)の変化を示すグラフで
ある。
【図7】結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤(無水
化ニストース),コントロールでの、着色ホワイトチョ
コレート生地における色素退色抑制効果を示すグラフで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶原 淳子 埼玉県坂戸市千代田5−3−1 明治製菓 株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 平山 匡男 埼玉県坂戸市千代田5−3−1 明治製菓 株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 日高 秀昌 埼玉県坂戸市千代田5−3−1 明治製菓 株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 伊東 速水 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 林谷 正雄 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 梶畠 賀敬 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 井村 達哉 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニストース含有率70%以上、水分含有
    率2%以下の組成を有し、かつ結晶性の粉末であること
    を特徴とする結晶性無水化ニストースからなる乾燥剤。
  2. 【請求項2】 結晶性ニストース水和物を減圧下にて無
    水化することを特徴とする請求項1記載の結晶性無水化
    ニストースからなる乾燥剤の製造法。
  3. 【請求項3】 結晶性ニストース水和物を脱水剤の存在
    下に無水化することを特徴とする請求項1記載の結晶性
    無水化ニストースからなる乾燥剤の製造法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の結晶性無水化ニストース
    からなる乾燥剤を食品に直接接触または混入させること
    を特徴とする食品の水分活性を低下、維持させる方法。
JP20952392A 1992-07-15 1992-07-15 乾燥剤とその製造法及び利用方法 Expired - Lifetime JP3281647B2 (ja)

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