JPH06310785A - レーザ発光表示装置 - Google Patents

レーザ発光表示装置

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JPH06310785A
JPH06310785A JP11915393A JP11915393A JPH06310785A JP H06310785 A JPH06310785 A JP H06310785A JP 11915393 A JP11915393 A JP 11915393A JP 11915393 A JP11915393 A JP 11915393A JP H06310785 A JPH06310785 A JP H06310785A
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JP
Japan
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laser
switching
signal line
unit
power supply
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Application number
JP11915393A
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English (en)
Inventor
Koji Morishita
耕次 森下
Hiroaki Takimasa
宏章 滝政
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ投光器と、駆動電流を発生する電源部
が信号ラインを介して互いに分離されたレーザ発光表示
装置において、信号ライン数を削減すると共に、レーザ
投光器の小型化を図ること。 【構成】 レーザユニット2の駆動時には、トランジス
タQ4のエミッタに正電源+Vを接続し、ベースにパル
スを与えてレーザビームを出射する。又表示用のLED
12の駆動時には、トランジスタQ5のエミッタに負電
源−Vを与え、ベースにクロックパルスを与えて表示光
を出射する。そしてレーザユニット2とLED12の駆
動パルスの位相をずらせて駆動すると、2つの信号ライ
ンLa,Lbで電源部C1とレーザ投光器T2を接続す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ発光部と表示用発
光部を有するレーザ発光表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年半導体レーザが普及し、その平行
性,小スポット性の利点を生かして、光電センサにレー
ザ投光器がよく使用されるようになってきた。レーザ投
光器を光電センサに利用する場合に、レーザ投光器を電
源部や信号処理部から独立させて小型化した所謂アンプ
分離型のレーザ発光表示装置が要求されている。
【0003】このような従来のアンプ分離型のレーザ発
光表示装置の構成例を図8に示す。本図においてレーザ
投光器T1は破線で示すようにレーザ駆動回路1とレー
ザユニット2を含むもので、その駆動電源は投光信号端
子3,接地端子4を介して与えられる。
【0004】レーザ駆動回路1において、トランジスタ
Q1はレーザユニット2に駆動電流を与えるもので、コ
レクタはコイルL1を介し投光信号端子3に接続され、
エミッタはレーザユニット2に接続され、ベースは抵抗
R1を介しコレクタに接続される。レーザユニット2は
レーザダイオード2aとフォトダイオード2bとが一体
に形成されたもので、レーザダイオード(LD)2aの
アノードとフォトダイオード2bのカソードは共通接続
されてトランジスタQ1のエミッタに接続される。
【0005】トランジスタQ2はフォトダイオード2b
の電流を検出してトランジスタQ1の駆動電流を制御す
るトランジスタである。即ちトランジスタQ2のコレク
タはトランジスタQ1のベースに接続され、ベースはフ
ォトダイオード2bのアノードに接続され、エミッタは
接地端子4に接続される。レーザダイオード2aのカソ
ードは抵抗R2を介し、フォトダイオード2bのアノー
ドは可変抵抗R3を介し接地端子4に夫々接続される。
【0006】次に表示用素子としての発光ダイオード
(LED)5のアノードは抵抗R4を介し表示信号端子
6に接続され、カソードは接地端子4に接続される。投
光信号端子3,接地端子4,表示信号端子6は夫々ケー
ブルを介して電源部(図示せず)に接続される。
【0007】以上のように構成された従来のレーザ投光
器T1の動作について図9の信号波形図を用いて説明す
る。時刻t0にレーザ投光器T1を動作させると、図9
(a)に示すように表示信号端子6に直流電圧LEDP
が印加される。このため電源の投入と同時刻t0にLED
5が発光し、レーザ投光器T1が動作状態に入ったこと
を人に報知する。次に時刻t0から時間Taを経過した時
刻t1にレーザ駆動回路1を動作させる。遅延時間Ta
は、人が光電センサの光軸の調整やレーザ投光器1を調
整する際、レーザビームが人の目に入射する危険性があ
るので、レーザビームの出射に先立ち、LED5を点灯
して人がレーザビームから回避するために設けた時間で
ある。
【0008】次に時刻t1から投光信号端子3を介し図9
(b)に示すような駆動パルスLDPを与える。こうす
るとレーザダイオード2aはトランジスタQ1によりパ
ルス駆動され、レーザビームを出射する。この出射光の
一部はフォトダイオード2bに入射される。レーザダイ
オード2aの温度特性によりレーザビーム強度が低下し
た場合、トランジスタQ2のベース電圧は下降し、コレ
クタ電圧は上昇する。このためトランジスタQ1のベー
ス電流が増加し、エミッタから流出する駆動電流は増加
する。このためレーザダイオード2aから出射されるビ
ーム強度はチップ温度に係わらず常に一定に保持され
る。
【0009】尚、時刻t1から一定の時間が経過した時刻
t2で駆動パルスLDPが遮断され、短い時間Tbの間レ
ーザ発光を開始したとする。この場合、表示信号端子6
には直流電圧LEDPが供給され続け、LED5はレー
ザ投光器T1が動作中であることを表示する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のレー
ザ投光器T1を用いたレーザ発光表示装置では、図8に
示すように信号ラインを計3本設けなければならなかっ
た。しかるに光電センサでは、レーザ投光器の取付場所
や取付スペースが制約されることが多い。このためレー
ザ投光器の小型化と信号ライン数の削減や、レーザ投光
器のコネクタを小型化しなければならないという問題が
あった。
【0011】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、2本の信号ラインで駆動できる
レーザ発光表示装置を実現することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、レーザ駆動回路で駆動されてレーザビームを出力す
るレーザユニット,レーザユニットの動作開始前後及び
動作中に表示光を出力する表示素子を有するレーザ投光
器と、レーザ投光器の駆動信号を第1及び第2の信号ラ
インを介して供給する電源部と、を含むレーザ発光表示
装置であって、レーザ投光器のレーザユニットは、第1
の信号ラインから第2の信号ラインに流れる駆動電流に
よって発光するものであり、レーザ投光器の表示素子
は、第2の信号ラインから第1の信号ラインに流れる駆
動電流によって発光するものであり、電源部は、正極性
の電源を断続する第1のスイッチング素子と、負極性の
電源を断続する第2のスイッチング素子と、レーザユニ
ットの駆動時に第1のスイッチング素子を断続する駆動
パルスを出力する電源パルス発生器と、表示素子の駆動
時に第2のスイッチング素子を断続するクロックパルス
を、電源パルス発生器の駆動パルスと位相をずらせて出
力するクロックパルス発生器と、を含むことを特徴とす
るものである。
【0013】本願の請求項2の発明は、レーザ駆動回路
で駆動されてレーザビームを出力するレーザユニット,
レーザユニットの動作開始前後及び動作中に表示光を出
力する表示素子を有するレーザ投光器と、レーザ投光器
の駆動信号を第1及び第2の信号ラインを介して供給す
る電源部と、を含むレーザ発光表示装置であって、レー
ザ投光器は、第1の信号ラインと第2の信号ラインとの
間に接続されたレーザユニットと、レーザユニットと直
列に接続され、端子間の印加電圧が閾値以上で導通とな
り、閾値未満で非導通となる電圧シフト素子と、第1の
信号ラインと第2の信号ラインに接続された表示素子
と、表示素子の駆動電流を一定に保持する定電流回路
と、を含むものであり、電源部は、表示素子を表示させ
る低電圧の電源とレーザ駆動回路を動作させ電圧シフト
素子を導通させる高電圧の電源とを切り換える第1の切
換スイッチと、レーザユニットの駆動時に切換スイッチ
を高電圧の電源に切り換え、表示素子の駆動時に切換ス
イッチを低電圧の電源に切り換える切換制御信号を出力
する切換信号発生器と、を含むことを特徴とするもので
ある。
【0014】本願の請求項3の発明は、レーザ駆動回路
で駆動されてレーザビームを出力するレーザユニット,
レーザユニットの動作開始前後及び動作中に表示光を出
力する表示素子を有するレーザ投光器と、レーザ投光器
の駆動信号を第1及び第2の信号ラインを介して供給す
る電源部と、を含むレーザ発光表示装置であって、レー
ザ投光器は、第1の信号ラインと第2の信号ラインとの
間に接続されたレーザユニットと、第1の信号ラインと
第2の信号ラインとの間に接続された表示素子と、表示
素子の駆動電流をレーザユニットの発光電流以下の一定
値に保持する定電流回路と、を含むものであり、電源部
は、レーザ投光器の駆動電流をレーザユニットの発光電
流と定電流回路の定電流との間の所定値以下に制限する
電流制限回路と、電源を電流制限回路を介して出力する
か、又は電源を直接出力するかを切り換える第2の切換
スイッチと、レーザユニットの駆動時に第2の切換スイ
ッチを電源の直接出力側に切り換え、表示素子の駆動時
に電流制限回路側に切り換える切換制御信号を出力する
切換信号発生器と、を含むことを特徴とするものであ
る。
【0015】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
によれば、レーザユニットが動作を開始する前に表示素
子から表示光を出力するには、先ず電源部の第2のスイ
ッチング素子を導通させ、第2の信号ラインから第1の
信号ラインに駆動電流を供給する。引続きレーザユニッ
トを駆動するには、第1のスイチング素子を導通させて
第1の信号ラインから第2の信号ラインに駆動電流を供
給する。そして第1及び第2のスイッチング素子を位相
をずらせて交互に導通させると、レーザユニットと表示
素子を実質的に同時に駆動でき、レーザ投光器と電源部
を結合する信号ラインは2本で済ますことができる。
【0016】又本願の請求項2の発明によれば、レーザ
発光部が動作を開始する前に表示素子から表示光を出力
するには、先ず切換スイッチを低電圧の電源に切り換え
る。そうすると第1の信号ラインから表示素子を介して
第2の信号ラインに駆動電流が流れ、表示素子が発光す
る。引続きレーザユニットを駆動するには、切換スイッ
チを高電圧の電源に切り換える。そうすると第1の信号
ラインからレーザユニット介して第2の信号ラインに駆
動電流が流れ、レーザビームが出射される。このとき表
示素子に流れる電流は定電流回路によって所定値に保た
れる。こうすると同一極性の電源を使用して、レーザユ
ニットと表示素子を実質的に同時に駆動でき、レーザ投
光器と電源部を結合する信号ラインは2本で済ますこと
ができる。
【0017】更に本願の請求項3の発明によれば、レー
ザユニットが動作を開始する前に表示素子から表示光を
出力するには、先ず電源出力を電流制限回路に切り換え
る。そうすると第1の信号ラインから表示素子を介して
第2の信号ラインに駆動電流が流れ、表示素子が発光す
る。引続きレーザユニットを駆動するには、電源を直接
信号ラインに接続する。このときは電流制限がなくレー
ザユニットの発光電流以上の電流が流れて、レーザユニ
ットからレーザビームが出射される。このとき表示素子
に流れる電流は定電流回路によって所定値に保たれる。
こうすると単一の電源を使用して、レーザユニットと表
示素子を実質的に同時に駆動でき、レーザ投光器と電源
部を結合する信号ラインは2本で済ますことができる。
【0018】
【実施例】本発明の第1実施例におけるレーザ発光表示
装置について図1及び図2を参照しつつ説明する。図1
は第1実施例のレーザ発光表示装置におけるレーザ投光
器T2と電源部C1の構成を示す回路図である。本図に
おいてレーザ投光器1はレーザ駆動回路1と、レーザユ
ニット2を有することは従来例と同一であり、その詳細
な説明は省略する。レーザ駆動回路1の正極側の電源入
力端は逆電圧阻止用のダイオードD1を介し信号端子1
0に接続され、負側の電源入力端はアース端子11に接
続される。
【0019】本実施例は、信号端子10とアース端子1
1の間に逆電圧阻止用のダイオードD2,抵抗R5,L
ED12を直列に接続した表示部と、従来例と同一のレ
ーザ駆動回路1,レーザユニット2を含んで構成され
る。LED12はレーザダイオード2aと異なり、信号
端子10から見て逆方向に接続されている。
【0020】次に電源部C1は2つの信号ラインLa,
Lbを介してレーザ投光器T2に駆動パルスを与えるも
のである。電源部C1は、第1及び第2のスイッチング
のトランジスタQ4,Q5から成るスイッチング部13
と電源パルス発生器14,クロックパルス発生器15を
含んで構成される。PNPのトランジスタQ4のエミッ
タは正電源+Vに接続され、ベースは抵抗R6を介し電
源パルス発生器14に接続される。又NPNのトランジ
スタQ5のエミッタは負電源−Vに接続され、ベースは
抵抗R7を介しクロックパルス発生器15に接続され
る。そしてトランジスタQ4,Q5の両コレクタは信号
ラインLaに接続される。又信号ラインLbは電源部C
1のアースに接続される。
【0021】電源パルス発生器14はレーザダイオード
2aの駆動時には0〜+Vで変化する駆動パルスLDP
を出力し、レーザ投光器T2が待機状態(レーザダイオ
ード2aを非点灯、LED12を点灯)のとき正電源+
Vと同一電圧のレベル信号を出力する回路である。クロ
ックパルス発生器15は、レーザ発光表示装置が動作を
開始すれば、0〜−Vで変化するクロックパルスCKP
を出力する回路であり、そのパルスが0Vになるタイミ
ングは駆動パルスLDPが+Vとなる期間内に含まれ
る。
【0022】このように構成されたレーザ発光表示装置
の動作について説明する。図2はレーザ投光器T2と電
源部C1の動作を示す信号波形図である。図2(a)に
示すように時刻t0でレーザ投光器T2を動作させると、
駆動パルスLDPは時刻t1までの間Hレベルとなる。こ
のため時刻t0から遅延時間Tcの間トランジスタQ4
は、ベースが逆バイアスされるのでオフとなる。このた
め正電源+Vが信号ラインLaを介しレーザ投光器1に
供給されない。
【0023】一方、図2(b)に示すように時刻t0より
負極性のクロックパルスCKPが出力される。クロック
パルスCKPの電圧が0Vとなるときには、トランジス
タQ5はベースに電流が流れてオンとなる。このため信
号ラインLaを介しレーザ投光器T2に対し負電源−V
が供給される。このためLED12がパルス駆動される
こととなり、図2(d)に示すように時刻t0より点灯す
る。
【0024】やがて遅延時間Tcが経過した時刻t1以降
に、電源パルス発生器14は、+V〜Vで変化するパル
スを発生する。駆動パルスLDPは、クロックパルスC
KPが−Vとなっている間の期間で0Vとする。図2
(a)に示すように例えば時刻t1から時刻t2にかけて駆
動パルスLDPが0Vとなり、この間ではトランジスタ
Q4がオンとなる。従って信号ラインLaを介しレーザ
投光器T2に対し正電源+Vが接続される。そうすれば
レーザダイオード2aは時間Tdで、図2(e)に示す
ように断続的に駆動され、レーザビームを出射する。こ
のように時間Tdでは、レーザダイオード2aとLED
12とは位相をずらせて交互にパルス駆動される。尚駆
動パルスLDPとクロックパルスCKPの繰り返し周波
数が高く、図2(c)に示す電圧パルスが信号端子10
に印加されるので、レーザダイオード2aとLED12
は同時に駆動されているように見える。
【0025】次に図2(a)に示すように時刻t3から所
定の時間Teだけ駆動パルスLDPが+Vとなれば、レ
ーザダイオード2aは消灯するが、クロックパルスCK
Pが出力される限りLED12はパルス発光を行い、レ
ーザ投光器T2が動作中であることを人に表示する。
【0026】尚、本実施例ではダイオードD1,D2を
用いて、レーザダイオード2a及びLED12に印加さ
れる逆電圧を阻止したが、レーザダイオード2a及びL
ED12自身の逆耐圧が高ければダイオードD1,D2
は不要となる。
【0027】次に本発明の第2実施例におけるレーザ発
光表示装置について図3,図4を参照しつつ説明する。
図3は第2実施例におけるレーザ投光器T3と電源部C
2を含むレーザ発光表示装置の構成を示す回路図であ
る。本図においてレーザ投光器T3にはレーザ駆動回路
1とレーザユニット2が夫々設けられていることは従来
例と同一であり、その説明は省略する。レーザ駆動回路
1は信号端子20,アース端子21間にコイルL1と電
圧シフト素子22を介して接続される。電圧シフト素子
22は信号端子20,アース端子21間の印加電圧が規
定値以上であれば導通してレーザ駆動回路1に駆動電流
を供給すると共に、印加電圧が規定値未満であれば非導
通となる素子であって、例えば3V程度のツェナ電圧を
有する定電圧ダイオードが用いられる。ここでレーザ駆
動回路1と電圧シフト素子22の動作電圧の和は5Vを
越えるように設定されている。
【0028】次にレーザ投光器T3は信号端子20,ア
ース端子21間にコイルL1を介してLED23と定電
流回路24が直列に接続された表示部を含んで構成され
る。定電流回路24はLED23に一定の駆動電流を与
える回路で、例えばFET25と抵抗R8の直列接続体
で構成される。抵抗R8の一端はFET25のソースに
接続され、他端はゲートに接続される。又FET25の
ドレインは電圧シフト素子22と共に、コイルL1の一
端に接続される。
【0029】次に電源部C2は、トランジスタQ6,第
1の切換スイッチSW1,クロックパルス発生器26,
切換信号発生器27を含んで構成される。NPNのトラ
ンジスタQ6は第3のスイッチング素子であり、エミッ
タは信号ラインLaに接続され、コレクタは切換スイッ
チSW1の共通端子に接続され、ベースはクロックパル
ス発生器26に接続される。切換スイッチSW1はLE
D12を点灯させ、レーザ駆動回路1が動作しない低圧
(例えば5V)の直流電源V1と、レーザ駆動回路1を
動作させる高圧(例えば10V)の直流電源V2とを、
切換信号発生器27の出力する切換制御信号SWPによ
って切り換える回路である。
【0030】クロックパルス発生器26は、レーザ発光
表示装置が動作を開始すれば、正極性のクロックパルス
CKPを出力する回路である。切換信号発生器27はレ
ーザダイオード2aの駆動時にはHレベルとなる切換制
御信号SWPを出力し、LED23の駆動時にはLレベ
ルとなる切換制御信号SWPを出力する回路である。切
換スイッチSW1は切換制御信号SWPがHレベルで
は、直流電源V2に、Lレベルでは直流電源V1に切り
換える回路である。
【0031】このように構成された第2実施例のレーザ
発光表示装置の動作について図4の信号波形図を用いて
説明する。時刻t0でレーザ投光器T3が動作を開始する
と、図4(a)に示すように切換信号発生器27はLレ
ベルの切換制御信号SWPを切換スイッチSW1に与
え、直流電源V1側に切換える。一方、クロックパルス
発生器26は図4(b)に示すようなクロックパルスC
KPをトランジスタQ6のベースに与える。そうすると
図4(c)に示す期間Tfで電源部C2はレーザ投光器
T3に例えばV1(5V)の駆動パルスを供給する。
【0032】さてレーザ投光器T3に5Vの駆動パルス
が与えられた場合は電圧シフト素子22がオフとなる。
このためレーザダイオード2aからレーザビームは出射
されない。一方、LED23の動作時の順方向電圧は高
々3V程度であり、定電流回路24を介してパルス電流
がLED23に供給される。このため図4(d)に示す
時間TfでLED23が点灯し、レーザ投光器T3が動
作を開始したことを表示する。
【0033】次に図4(a)に示すように時刻t1から時
間Tgに渡って切換スイッチSW1が直流電源V2側に
切換えられるとする。この場合トランジスタQ6を介し
信号端子20にV2(10V)の駆動パルスが供給され
る。このとき電圧シフト素子22はオンとなり、レーザ
駆動回路1に図4(c)に示すような駆動パルスが供給
される。このためレーザダイオード2aは図4(e)に
示すようにパルスのレーザビームを出射する。信号端子
20の印加電圧がV1(5V)からV2(10V)に上
昇しても、定電流回路24の動作によりLED23には
一定電流のパルスが供給される。このためLED23は
図4(d)に示すように電源電圧のレベルに係わらず一
定強度の光で点灯する。
【0034】尚第2実施例のレーザ投光器T3におい
て、電源シフト素子22をレーザ駆動回路1と信号端子
20間に設けたが、図5(a)に示すようにレーザ駆動
回路1内のトランジスタQ1のエミッタに直列に挿入し
ても、又図5(b)に示すように抵抗R1と直列に挿入
しても同様の動作が行える。図5(a)では、電圧シフ
ト素子22は電源部C2の直流電圧が高いときに導通す
る。又図5(b)では、電圧シフト素子22は電源部C
2の直流電圧が高いときに導通し、トランジスタQ1を
オンにしてレーザダイオード2aを駆動する。
【0035】次に本発明の第3実施例におけるレーザ発
光表示装置について図6,図7を参照しつつ説明する。
図6は第3実施例におけるレーザ投光器T4及び電源部
C3を含むレーザ発光表示装置の回路図である。レーザ
投光器T4には第1実施例と同一のレーザ駆動回路1,
レーザユニット2及び第2実施例と同一の定電流回路2
4とLED23とを含む表示部が夫々設けられており、
それらの説明は省略する。レーザ投光器T4は信号端子
30,アース端子31と信号ラインLa,Lbを介して
電源部C3に接続される。
【0036】電源部C3は、第2の切換スイッチSW
2,スイッチングトランジスタQ7,クロックパルス発
生器32,切換信号発生器33,電流制限回路34によ
り構成される。電流制限回路34はトランジスタQ8と
抵抗R9で構成され、直流電源+Vからの電流をレーザ
ユニットの発光電流と定電流回路の定電流との間の所定
に規制する回路である。トランジスタQ8のコレクタは
クロックパルス発生器32に接続され、エミッタは抵抗
R9と共に切換スイッチSW2の一方の切換端子に接続
され、ベースは他方の切換端子に接続される。切換スイ
ッチSW2は直流電源+Vを直接又は電流制限回路34
を介してスイッチングトランジスタQ7に供給するもの
であり、切換信号発生器33の出力によって切換えられ
る。トランジスタQ7は第4のスイッチング素子であ
り、そのベースはクロックパルス発生器32のクロック
パルスCKPにより断続する第4のスイッチングトラン
ジスタであり、コレクタは信号ラインLaに接続され
る。
【0037】クロックパルス発生器32は、レーザ発光
表示装置が動作を開始すれば、電圧+Vから0Vに変化
する負極性のクロックパルスCKPを出力する回路であ
る。切換信号発生器33は、レーザダイオード2aの駆
動時にはHレベルとなり、レーザ発光表示装置の待機時
にLレベルの切換制御信号SWPを出力する。
【0038】このように構成された第3実施例のレーザ
発光表示装置の動作について図7の波形図を参照しつつ
説明する。レーザ投光器T4が動作を開始すると、クロ
ックパルス発生器32は時刻t0から図7(b)に示すよ
うなクロックパルスCKPを出力する。又切換信号発生
器33の切換制御信号SWPは時刻t0から時間Thの間
Lレベルに保持される。このため直流電源+Vは切換ス
イッチSW2により電流制限回路34側に接続される。
ここで抵抗R9の値を例えば20Ωとし、直流電源+V
から30mA以上の電流が供給されると、トランジスタQ8
のエミッタ・ベース間電圧は 0.6V以上となる。この場
合トランジスタQ8は導通し、トランジスタQ7のベー
スの電圧はHレベルに保持される。
【0039】直流電源+Vからの供給電流が30mA以下と
なれば、トランジスタQ8はベースにバイアス電圧が供
給されず、非導通となる。このためクロックパルスCK
Pは電源側にプルアップされず、そのパルスはトランジ
スタQ7のベースに与えられる。従ってトランジスタQ
7はクロックパルスCKPに基づいて断続する。こうし
て30mA程度の電流パルスがレーザ投光器T4に供給され
る。この場合レーザダイオード2aのレーザ発光の閾値
電流を例えば40mAとすれば、レーザダイオード2aはレ
ーザビームを出力しない。一方、定電流回路24の電流
値が5mA程度に設定されているとすれば、LED23は
認識可能な強度の光を出力する。こうしてLED23は
図7(d)に示すように直流電源+Vの電圧の如何にか
かわらず一定電流で駆動され発光する。
【0040】次に図7(a)に示すように、時刻t0から
時間Thが経過した時刻t1で切換制御信号SWPが時間
Tiの間Hレベルになるとする。この場合切換スイッチ
SW2は直流電源+Vの出力をトランジスタQ7のエミ
ッタに与える。この場合レーザ駆動回路1及びLED2
3に対して電流制限が加えられず、レーザダイオード2
aの駆動電流は閾値以上となる。このためレーザダイオ
ード2aは図7(e)に示すようにパルス点灯し、レー
ザビームを出力する。更にLED23も表示用の光を出
射する。このようにレーザ駆動回路1を駆動すると、直
流電源も1種類ですみ、電源部C3で発生するパルス信
号も単極性のもので足りることとなる。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1の発明によれば、第1のスイチング素子を導通させる
ことにより、正電源の電圧を断続してレーザユニットを
駆動する。又第2のスイッチング素子を導通させること
により、負電源の電圧を断続して表示素子を駆動する、
こうするとレーザユニットの駆動信号と表示素子の駆動
信号を2つの信号ラインだけで与えることができる。こ
のためレーザ投光器と電源部の配線工数を削減でき、配
線に係わるコネクタの小型化と配線スペースを少なくで
きる効果が得られる。
【0042】又本願の請求項2の発明によれば、請求項
1の発明の効果に加えて、表示素子と直列に定電流回路
を設けているので、同極性の電源を用いてレーザユニッ
トと表示素子を駆動することができる。
【0043】更に本願の請求項3の発明によれば、請求
項1の発明の効果に加えて、電源部に電流制限回路を設
けているので、1種類の電源を用いてレーザユニットと
表示素子を駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるレーザ発光表示装
置の構成を示す回路図である。
【図2】第1実施例のレーザ発光表示装置の動作を示す
信号波形図である。
【図3】本発明の第2実施例におけるレーザ発光表示装
置の構成を示す回路図である。
【図4】第2実施例のレーザ発光表示装置の動作を示す
信号波形図である。
【図5】第2実施例のレーザ発光表示装置におけるレー
ザ駆動回路の他の構成例を示す回路図である。
【図6】本発明の第3実施例におけるレーザ発光表示装
置の構成を示す回路図である。
【図7】第3実施例のレーザ発光表示装置の動作を示す
信号波形図である。
【図8】従来のレーザ発光表示装置に用いられるレーザ
投光器の構成を示す回路図である。
【図9】従来のレーザ発光表示装置に用いられるレーザ
投光器の動作を示す信号波形図である。
【符号の説明】
1 レーザ駆動回路 2 レーザユニット 2a レーザダイオード 2b フォトダイオード 10,20,30 信号端子 11,21,31 アース端子 12,23 LED 13 スイッチ部 14 電源パルス発生器 15,26,32 クロックパルス発生器 22 電圧シフト素子 24 定電流回路 25 FET 27,33 切換信号発生器 34 電流制限回路 T2,T3,T4 レーザ投光器 C1,C2,C3 電源部 D1,D2 ダイオード La,Lb 信号ライン SW1,SW2 切換スイッチ L1 コイル +V 正電源 −V 負電源 V1,V2 直流電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ駆動回路で駆動されてレーザビー
    ムを出力するレーザユニット,前記レーザユニットの動
    作開始前後及び動作中に表示光を出力する表示素子を有
    するレーザ投光器と、 前記レーザ投光器の駆動信号を第1及び第2の信号ライ
    ンを介して供給する電源部と、を含むレーザ発光表示装
    置であって、 前記レーザ投光器のレーザユニットは、第1の信号ライ
    ンから第2の信号ラインに流れる駆動電流によって発光
    するものであり、 前記レーザ投光器の表示素子は、第2の信号ラインから
    第1の信号ラインに流れる駆動電流によって発光するも
    のであり、 前記電源部は、 正極性の電源を断続する第1のスイッチング素子と、 負極性の電源を断続する第2のスイッチング素子と、 前記レーザユニットの駆動時に前記第1のスイッチング
    素子を断続する駆動パルスを出力する電源パルス発生器
    と、 前記表示素子の駆動時に前記第2のスイッチング素子を
    断続するクロックパルスを、前記電源パルス発生器の駆
    動パルスと位相をずらせて出力するクロックパルス発生
    器と、を含むものであることを特徴とするレーザ発光表
    示装置。
  2. 【請求項2】 レーザ駆動回路で駆動されてレーザビー
    ムを出力するレーザユニット,前記レーザユニットの動
    作開始前後及び動作中に表示光を出力する表示素子を有
    するレーザ投光器と、 前記レーザ投光器の駆動信号を第1及び第2の信号ライ
    ンを介して供給する電源部と、を含むレーザ発光表示装
    置であって、 前記レーザ投光器は、 第1の信号ラインと第2の信号ラインとの間に接続され
    たレーザユニットと、 前記レーザユニットと直列に接続され、端子間の印加電
    圧が閾値以上で導通となり、閾値未満で非導通となる電
    圧シフト素子と、 第1の信号ラインと第2の信号ラインに接続された表示
    素子と、 前記表示素子の駆動電流を一定に保持する定電流回路
    と、を含むものであり、 前記電源部は、 前記表示素子を表示させる低電圧の電源と前記レーザ駆
    動回路を動作させ前記電圧シフト素子を導通させる高電
    圧の電源とを切り換える第1の切換スイッチと、 前記レーザユニットの駆動時に前記切換スイッチを高電
    圧の電源に切り換え、前記表示素子の駆動時に前記切換
    スイッチを低電圧の電源に切り換える切換制御信号を出
    力する切換信号発生器と、を含むものであることを特徴
    とするレーザ発光表示装置。
  3. 【請求項3】 レーザ駆動回路で駆動されてレーザビー
    ムを出力するレーザユニット,前記レーザユニットの動
    作開始前後及び動作中に表示光を出力する表示素子を有
    するレーザ投光器と、 前記レーザ投光器の駆動信号を第1及び第2の信号ライ
    ンを介して供給する電源部と、を含むレーザ発光表示装
    置であって、 前記レーザ投光器は、 第1の信号ラインと第2の信号ラインとの間に接続され
    たレーザユニットと、 第1の信号ラインと第2の信号ラインとの間に接続され
    た表示素子と、 前記表示素子の駆動電流を前記レーザユニットの発光電
    流以下の一定値に保持する定電流回路と、を含むもので
    あり、 前記電源部は、 前記レーザ投光器の駆動電流を前記レーザユニットの発
    光電流と前記定電流回路の定電流との間の所定値以下に
    制限する電流制限回路と、 電源を前記電流制限回路を介して出力するか、又は電源
    を直接出力するかを切り換える第2の切換スイッチと、 前記レーザユニットの駆動時に前記第2の切換スイッチ
    を電源の直接出力側に切り換え、前記表示素子の駆動時
    に前記電流制限回路側に切り換える切換制御信号を出力
    する切換信号発生器と、を含むものであることを特徴と
    するレーザ発光表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6646251B1 (en) 2000-03-22 2003-11-11 Keyence Corporation Separate type photoelectric switch

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