JP3443501B2 - 駆動回路 - Google Patents
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- JP3443501B2 JP3443501B2 JP18643896A JP18643896A JP3443501B2 JP 3443501 B2 JP3443501 B2 JP 3443501B2 JP 18643896 A JP18643896 A JP 18643896A JP 18643896 A JP18643896 A JP 18643896A JP 3443501 B2 JP3443501 B2 JP 3443501B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動回路に係わ
り、特に、発光ダイオード(LED)等からなる負荷
を、その規定駆動電圧以下の電源電圧を用いて駆動する
ことを可能にした駆動回路に関する。
り、特に、発光ダイオード(LED)等からなる負荷
を、その規定駆動電圧以下の電源電圧を用いて駆動する
ことを可能にした駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、LEDを負荷とする駆動回路、
例えば、テレビジョン受像機やビデオテープレコーダ
(VTR)等をリモートコントロールする赤外線リモコ
ン信号発生器におけるLED駆動回路においては、LE
Dをスイッチング駆動する際に、LEDが所定の輝度で
発光するように制御駆動する必要があり、そのためには
LEDの両端に規定駆動電圧、例えば、1.6V乃至
1.7Vを印加しなければならない。
例えば、テレビジョン受像機やビデオテープレコーダ
(VTR)等をリモートコントロールする赤外線リモコ
ン信号発生器におけるLED駆動回路においては、LE
Dをスイッチング駆動する際に、LEDが所定の輝度で
発光するように制御駆動する必要があり、そのためには
LEDの両端に規定駆動電圧、例えば、1.6V乃至
1.7Vを印加しなければならない。
【0003】一方、最近においては、LED駆動回路の
ランニングコストを低下させるために、LED駆動回路
の電源電圧をできるだけ低く抑えること、とりわけ、
1.5Vの電圧を出力する1本の電池電源で動作可能な
LED駆動回路が要望されるようになっている。
ランニングコストを低下させるために、LED駆動回路
の電源電圧をできるだけ低く抑えること、とりわけ、
1.5Vの電圧を出力する1本の電池電源で動作可能な
LED駆動回路が要望されるようになっている。
【0004】ここで、LED駆動回路を1.5Vの電源
電池で動作させようとした場合、デジタル回路部分や集
積回路(IC)部分については、1.5V程度の低い電
源電圧であっても、比較的簡単に駆動させることができ
るのに対して、負荷となるLEDは、LEDを所定の輝
度で発光させるために、最低でも、1.6V乃至1.7
V程度の駆動電圧が必要になり、1.5Vの電池電源を
使用したのでは電圧が低過ぎ、当然のことながら、1.
5Vの電池電源の電圧を1.6V以上に昇圧してLED
に供給する昇圧型LED駆動回路が必要になる。
電池で動作させようとした場合、デジタル回路部分や集
積回路(IC)部分については、1.5V程度の低い電
源電圧であっても、比較的簡単に駆動させることができ
るのに対して、負荷となるLEDは、LEDを所定の輝
度で発光させるために、最低でも、1.6V乃至1.7
V程度の駆動電圧が必要になり、1.5Vの電池電源を
使用したのでは電圧が低過ぎ、当然のことながら、1.
5Vの電池電源の電圧を1.6V以上に昇圧してLED
に供給する昇圧型LED駆動回路が必要になる。
【0005】ところで、この種の昇圧型LED駆動回路
としては、特開平4−320107号に開示の駆動回路
が既に提案されている。
としては、特開平4−320107号に開示の駆動回路
が既に提案されている。
【0006】図5は、前記特開平4−320107号に
開示のLED駆動回路を示す回路構成図であり、図6
は、前記特開平4−320107号に開示のLED駆動
回路の動作を示す波形図である。
開示のLED駆動回路を示す回路構成図であり、図6
は、前記特開平4−320107号に開示のLED駆動
回路の動作を示す波形図である。
【0007】なお、図6において、(a)はトランジス
タ51のベース駆動電圧波形、(b)はトランジスタ5
1のコレクタ電圧波形、(c)はインダクタ52の電流
波形、(d)はLED53、54の駆動電流波形をあ
る。
タ51のベース駆動電圧波形、(b)はトランジスタ5
1のコレクタ電圧波形、(c)はインダクタ52の電流
波形、(d)はLED53、54の駆動電流波形をあ
る。
【0008】図5に示されるように、LED駆動回路5
0は、エミッタが接地されたスイッチングトランジスタ
51と、トランジスタ51のコレクタと1.5Vを出力
する電池電源56との間に接続されたインダクタ52
と、トランジスタ51のコレクタと接地間に直列接続さ
れた負荷を構成する2個のLED53、54と、トラン
ジスタ51のベースとシステムコントローラ57の出力
端子との間に接続された抵抗55とを有している。
0は、エミッタが接地されたスイッチングトランジスタ
51と、トランジスタ51のコレクタと1.5Vを出力
する電池電源56との間に接続されたインダクタ52
と、トランジスタ51のコレクタと接地間に直列接続さ
れた負荷を構成する2個のLED53、54と、トラン
ジスタ51のベースとシステムコントローラ57の出力
端子との間に接続された抵抗55とを有している。
【0009】前記構成によるLED駆動回路50の動作
を、図6(a)乃至(d)を参照して説明すると次の通
りである。
を、図6(a)乃至(d)を参照して説明すると次の通
りである。
【0010】システムコントローラ57は、出力端子か
らパルス駆動電圧VP を出力し、トランジスタ51のベ
ース(A点)に印加される。
らパルス駆動電圧VP を出力し、トランジスタ51のベ
ース(A点)に印加される。
【0011】いま、時間t0 乃至時間t1 の期間に、パ
ルス駆動電圧VP が論理1(正極性)になると、トラン
ジスタ51がオンになり、そのコレクタ(B点)電圧V
cは接地電圧にまで低下し、インダクタ52を流れる電
流(C点矢印方向)IL は0から順次増大して最後に最
大電流値ILMAXにまで達し、LED53、54を流れる
駆動電流(D点矢印方向)ILED は、トランジスタ51
のコレクタ電圧Vcが接地電圧になっていることから、
無電流状態であり、LED53、54は発光しない。
ルス駆動電圧VP が論理1(正極性)になると、トラン
ジスタ51がオンになり、そのコレクタ(B点)電圧V
cは接地電圧にまで低下し、インダクタ52を流れる電
流(C点矢印方向)IL は0から順次増大して最後に最
大電流値ILMAXにまで達し、LED53、54を流れる
駆動電流(D点矢印方向)ILED は、トランジスタ51
のコレクタ電圧Vcが接地電圧になっていることから、
無電流状態であり、LED53、54は発光しない。
【0012】ここで、時間t1 になると、パルス駆動電
圧VP が論理1(正極性)から論理0(0極性)に変遷
し、トランジスタ51がターンオフし、そのコレクタ
(B点)電圧Vcが電池電源56の電圧1.5Vよりも
高い電圧に上昇し、インダクタ52を流れる電流(C点
矢印方向)IL は、トランジスタ51のターンオフによ
り、その最大電流値ILMAXの全部がLED53、54に
駆動電流(D点矢印方向)ILED として流れ、LED5
3、54が発光する。
圧VP が論理1(正極性)から論理0(0極性)に変遷
し、トランジスタ51がターンオフし、そのコレクタ
(B点)電圧Vcが電池電源56の電圧1.5Vよりも
高い電圧に上昇し、インダクタ52を流れる電流(C点
矢印方向)IL は、トランジスタ51のターンオフによ
り、その最大電流値ILMAXの全部がLED53、54に
駆動電流(D点矢印方向)ILED として流れ、LED5
3、54が発光する。
【0013】次いで、時間t1 乃至時間t2 の期間に、
パルス駆動電圧VP が論理0(0極性)に維持される
と、時間の経過とともに、トランジスタ51のコレクタ
(B点)電圧Vcが僅かづつ減少し、インダクタ52を
流れる電流(C点矢印方向)IL は最大電流値ILMAXか
ら順次減少し、最後に無電流状態になり、それに合わせ
るように、LED53、54を流れる駆動電流(D点矢
印方向)ILED も最大電流値ILMAXから順次減少し、最
後に無電流状態になり、LED53、54の発光が停止
する。そして、インダクタ52を流れる電流(C点矢印
方向)IL 及びLED53、54を流れる駆動電流(D
点矢印方向)ILED が無電流状態になった時点に、トラ
ンジスタ51のコレクタ(B点)電圧Vcは急激に低下
し、その後、コレクタ(B点)電圧Vcの急激な低下に
基づく過渡電圧が低下したコレクタ(B点)電圧Vcに
重畳される。
パルス駆動電圧VP が論理0(0極性)に維持される
と、時間の経過とともに、トランジスタ51のコレクタ
(B点)電圧Vcが僅かづつ減少し、インダクタ52を
流れる電流(C点矢印方向)IL は最大電流値ILMAXか
ら順次減少し、最後に無電流状態になり、それに合わせ
るように、LED53、54を流れる駆動電流(D点矢
印方向)ILED も最大電流値ILMAXから順次減少し、最
後に無電流状態になり、LED53、54の発光が停止
する。そして、インダクタ52を流れる電流(C点矢印
方向)IL 及びLED53、54を流れる駆動電流(D
点矢印方向)ILED が無電流状態になった時点に、トラ
ンジスタ51のコレクタ(B点)電圧Vcは急激に低下
し、その後、コレクタ(B点)電圧Vcの急激な低下に
基づく過渡電圧が低下したコレクタ(B点)電圧Vcに
重畳される。
【0014】続いて、時間t2 になると、パルス駆動電
圧VP が論理0(0極性)から論理1(正極性)に変遷
し、トランジスタ51がターンオンし、以後、前記時間
t0乃至時間t1 の期間における動作、時間t1 になっ
たときの動作、時間t1 乃至時間t2 における期間の動
作が順次実行される。
圧VP が論理0(0極性)から論理1(正極性)に変遷
し、トランジスタ51がターンオンし、以後、前記時間
t0乃至時間t1 の期間における動作、時間t1 になっ
たときの動作、時間t1 乃至時間t2 における期間の動
作が順次実行される。
【0015】このようにして、LED53、54には、
図6(d)に示されるように、略3角波形の駆動電流I
LED が間歇的に流れて発光するようになり、駆動電流I
LEDの流れる時点にLED53、54の両端に電池電源
56の電圧1.5Vより高いコレクタ電圧Vcが印加さ
れることになる。
図6(d)に示されるように、略3角波形の駆動電流I
LED が間歇的に流れて発光するようになり、駆動電流I
LEDの流れる時点にLED53、54の両端に電池電源
56の電圧1.5Vより高いコレクタ電圧Vcが印加さ
れることになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記特開平
4−320107号に開示の駆動回路は、LED53、
54に略3角波形の駆動電流ILED を流して駆動してい
ることから、駆動電流ILED のピーク時点において、L
ED53、54に最大電流値ILMAXに近い電流が流れる
ようになり、そのときにLED53、54のスペックを
超えることがあるので、LED53、54が破損した
り、LED53、54の寿命が短くなったりするという
問題がある。
4−320107号に開示の駆動回路は、LED53、
54に略3角波形の駆動電流ILED を流して駆動してい
ることから、駆動電流ILED のピーク時点において、L
ED53、54に最大電流値ILMAXに近い電流が流れる
ようになり、そのときにLED53、54のスペックを
超えることがあるので、LED53、54が破損した
り、LED53、54の寿命が短くなったりするという
問題がある。
【0017】もっとも、前記特開平4−320107号
に開示の駆動回路において、駆動電流ILED のピーク時
点に、LED53、54を流れる最大電流値ILMAXがL
ED53、54のスペックを超えない範囲内の値に制限
することも考えられるが、その場合は、LED53、5
4の発光時の平均輝度が低下し、LED53、54に対
する所望の駆動制御を行えないという問題がある。
に開示の駆動回路において、駆動電流ILED のピーク時
点に、LED53、54を流れる最大電流値ILMAXがL
ED53、54のスペックを超えない範囲内の値に制限
することも考えられるが、その場合は、LED53、5
4の発光時の平均輝度が低下し、LED53、54に対
する所望の駆動制御を行えないという問題がある。
【0018】本発明は、これらの問題点を解決するもの
で、その目的は、負荷の駆動電流を制限することなく、
負荷の規定駆動電流を超えない範囲の駆動電流を通流さ
せることが可能な駆動回路を提供することにある。
で、その目的は、負荷の駆動電流を制限することなく、
負荷の規定駆動電流を超えない範囲の駆動電流を通流さ
せることが可能な駆動回路を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の駆動回路は、制御パルスによってスイッチ
ングされるスイッチング素子に並列に容量素子及び逆流
防止素子の直列回路を接続し、容量素子と逆流防止素子
との接続点に負荷、例えばLEDを接続する手段を有し
ている。
に、本発明の駆動回路は、制御パルスによってスイッチ
ングされるスイッチング素子に並列に容量素子及び逆流
防止素子の直列回路を接続し、容量素子と逆流防止素子
との接続点に負荷、例えばLEDを接続する手段を有し
ている。
【0020】かかる手段によれば、負荷、例えばLED
に駆動電流が流れる際に、その駆動電流波形は既知の駆
動回路のように略3角波状のものでなく、略方形波状の
ものになる。この場合、略3角波状の駆動電流と略方形
波状の駆動電流における総合エネルギが等しくなるよう
に選んだとすれば、略方形波状の駆動電流は、略3角波
状の駆動電流のピーク電流値に比べて最大電流振幅値を
小さくすることができるので、負荷、例えばLEDにお
ける規定駆動電流を超えることなしに、負荷、例えばL
EDを十分に駆動することができるようになる。
に駆動電流が流れる際に、その駆動電流波形は既知の駆
動回路のように略3角波状のものでなく、略方形波状の
ものになる。この場合、略3角波状の駆動電流と略方形
波状の駆動電流における総合エネルギが等しくなるよう
に選んだとすれば、略方形波状の駆動電流は、略3角波
状の駆動電流のピーク電流値に比べて最大電流振幅値を
小さくすることができるので、負荷、例えばLEDにお
ける規定駆動電流を超えることなしに、負荷、例えばL
EDを十分に駆動することができるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において、駆
動回路は、インダクタを介して電源に接続され、制御パ
ルスの印加によってスイッチング動作するスイッチング
素子と、スイッチング素子の両端間に直列接続された容
量素子及び逆流防止素子と、容量素子及び逆流防止素子
の接続点とインダクタ及び電源の接続点との間に接続さ
れた負荷とを備えている。
動回路は、インダクタを介して電源に接続され、制御パ
ルスの印加によってスイッチング動作するスイッチング
素子と、スイッチング素子の両端間に直列接続された容
量素子及び逆流防止素子と、容量素子及び逆流防止素子
の接続点とインダクタ及び電源の接続点との間に接続さ
れた負荷とを備えている。
【0022】そして、本発明の実施の形態における好適
例としては、スイッチング素子がトランジスタからな
り、逆流防止素子がショットキーバリアダイオードから
なり、負荷が1つまたはそれ以上のLEDからなってい
る。
例としては、スイッチング素子がトランジスタからな
り、逆流防止素子がショットキーバリアダイオードから
なり、負荷が1つまたはそれ以上のLEDからなってい
る。
【0023】また、本発明の実施の形態における他の例
としては、スイッチング素子の前段に第2のスイッチン
グ素子を設け、制御パルスがハイインピーダンスあるい
はローレベル状態になったとき、第2のスイッチング素
子を介してスイッチング素子をカットオフ状態に駆動す
る構成にしている。また、制御パルスの出力ドライブ能
力が小さいとき集積回路(IC)が使われていても、第
2のスイッチング素子がある場合には発光ダイオード
(LED)も充分に駆動できる。
としては、スイッチング素子の前段に第2のスイッチン
グ素子を設け、制御パルスがハイインピーダンスあるい
はローレベル状態になったとき、第2のスイッチング素
子を介してスイッチング素子をカットオフ状態に駆動す
る構成にしている。また、制御パルスの出力ドライブ能
力が小さいとき集積回路(IC)が使われていても、第
2のスイッチング素子がある場合には発光ダイオード
(LED)も充分に駆動できる。
【0024】本発明の実施の形態による駆動回路(以
下、これを前者という)と既知のこの種の駆動回路(以
下、これを後者という)との比較において、制御パルス
によりスイッチング素子が間歇的にスイッチングされた
際に、負荷が電源電圧よりも高い電圧で駆動される点に
おいて、前者と後者はほぼ同じであるが、負荷の駆動時
に負荷に流れる駆動電流波形において、後者が略3角波
状であるのに対して、前者が略方形波状になる。そし
て、後者における略3角波状の駆動電流と前者における
略方形波状の駆動電流における総合エネルギを等しく選
んだとすれば、前者の略方形波状の駆動電流は、後者の
略3角波状の駆動電流のピーク電流値に比べて最大電流
振幅値を小さくすることができるようになる。
下、これを前者という)と既知のこの種の駆動回路(以
下、これを後者という)との比較において、制御パルス
によりスイッチング素子が間歇的にスイッチングされた
際に、負荷が電源電圧よりも高い電圧で駆動される点に
おいて、前者と後者はほぼ同じであるが、負荷の駆動時
に負荷に流れる駆動電流波形において、後者が略3角波
状であるのに対して、前者が略方形波状になる。そし
て、後者における略3角波状の駆動電流と前者における
略方形波状の駆動電流における総合エネルギを等しく選
んだとすれば、前者の略方形波状の駆動電流は、後者の
略3角波状の駆動電流のピーク電流値に比べて最大電流
振幅値を小さくすることができるようになる。
【0025】このように、前者は、負荷に流れる駆動電
流の最大値が規定駆動電流を超えることなしに、負荷を
十分なエネルギで駆動することができるものである。
流の最大値が規定駆動電流を超えることなしに、負荷を
十分なエネルギで駆動することができるものである。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0027】図1は、本発明による駆動回路の第1の実
施例の構成を示す回路図である。
施例の構成を示す回路図である。
【0028】図1に示されるように、駆動回路20は、
エミッタが電池電源11のホット側端子(電圧発生端)
に接続されたPNPスイッチングトランジスタ(スイッ
チング素子)1と、トランジスタ1のコレクタと接地点
との間に接続されたインダクタ2と、トランジスタ1の
コレクタ・エミッタ間に接続されたコンデンサ(容量素
子)3及びショットキーバリアダイオード(逆流防止素
子)4の直列回路と、コンデンサ3及びショットキーバ
リアダイオード4の接続点と接地点との間に接続された
2個の直列接続されたLED(負荷)5、6とからなっ
ている。
エミッタが電池電源11のホット側端子(電圧発生端)
に接続されたPNPスイッチングトランジスタ(スイッ
チング素子)1と、トランジスタ1のコレクタと接地点
との間に接続されたインダクタ2と、トランジスタ1の
コレクタ・エミッタ間に接続されたコンデンサ(容量素
子)3及びショットキーバリアダイオード(逆流防止素
子)4の直列回路と、コンデンサ3及びショットキーバ
リアダイオード4の接続点と接地点との間に接続された
2個の直列接続されたLED(負荷)5、6とからなっ
ている。
【0029】また、駆動回路20の入力側に配置された
バッファ回路21は、エミッタが接地点に接続されたN
PNスイッチングトランジスタ(第2のスイッチング素
子)7と、トランジスタ7のコレクタと電池電源11の
ホット側端子との間に直列接続された2本の抵抗8、9
と、トランジスタ7のベースに直列接続された入力抵抗
10とからなっている。
バッファ回路21は、エミッタが接地点に接続されたN
PNスイッチングトランジスタ(第2のスイッチング素
子)7と、トランジスタ7のコレクタと電池電源11の
ホット側端子との間に直列接続された2本の抵抗8、9
と、トランジスタ7のベースに直列接続された入力抵抗
10とからなっている。
【0030】この場合、駆動回路20側のトランジスタ
1のベースはバッファ回路21側の2本の抵抗8、9の
接続点に接続され、バッファ回路21側の入力抵抗10
の他端は制御信号発生回路12の出力端子に接続され
る。制御信号発生回路12の電源端子は電池電源11の
ホット側端子に接続され、電池電源11のコールド側端
子は接地点に接続される。
1のベースはバッファ回路21側の2本の抵抗8、9の
接続点に接続され、バッファ回路21側の入力抵抗10
の他端は制御信号発生回路12の出力端子に接続され
る。制御信号発生回路12の電源端子は電池電源11の
ホット側端子に接続され、電池電源11のコールド側端
子は接地点に接続される。
【0031】次いで、図2(a)乃至(d)は、第1の
実施例の駆動回路における各部の動作波形を示す波形図
であって、(a)はトランジスタ7のベース駆動電圧波
形、(b)はトランジスタ1のコレクタ電圧波形、
(c)はLED5、6に印加される電圧波形、(d)は
LED5、6の帰線側電圧波形である。
実施例の駆動回路における各部の動作波形を示す波形図
であって、(a)はトランジスタ7のベース駆動電圧波
形、(b)はトランジスタ1のコレクタ電圧波形、
(c)はLED5、6に印加される電圧波形、(d)は
LED5、6の帰線側電圧波形である。
【0032】なお、図1に図示された駆動回路20にお
いて、LED5、6の帰線側電圧波形は、LED5、6
と接地点間に配置された一対の端子T1 、T2 間の接続
を外し、ここに小抵抗値、例えば1.2Ωの抵抗(図示
なし)を接続し、端子T1 、T2 間に得られる電圧をL
ED5、6の帰線側電圧波形として求めているものであ
る。
いて、LED5、6の帰線側電圧波形は、LED5、6
と接地点間に配置された一対の端子T1 、T2 間の接続
を外し、ここに小抵抗値、例えば1.2Ωの抵抗(図示
なし)を接続し、端子T1 、T2 間に得られる電圧をL
ED5、6の帰線側電圧波形として求めているものであ
る。
【0033】ここで、第1の実施例の動作を、図2
(a)乃至(d)を参照して説明すると次の通りであ
る。ただし、説明の便宜上、電池電源11の電圧は1.
5Vであり、制御信号発生回路12から出力されるパル
ス駆動電圧VP は、正極性の振幅が1Vより若干低く、
0極性の振幅が接地電位であるとする。
(a)乃至(d)を参照して説明すると次の通りであ
る。ただし、説明の便宜上、電池電源11の電圧は1.
5Vであり、制御信号発生回路12から出力されるパル
ス駆動電圧VP は、正極性の振幅が1Vより若干低く、
0極性の振幅が接地電位であるとする。
【0034】制御信号発生回路12は、出力端子からパ
ルス駆動電圧VP を出力し、トランジスタ7のベース
(A点)に印加される。
ルス駆動電圧VP を出力し、トランジスタ7のベース
(A点)に印加される。
【0035】まず、時間t0 乃至時間t1 の期間に、パ
ルス駆動電圧VP が論理0(負極性)であるとき、トラ
ンジスタ7がオフになり、それに伴ってトランジスタ1
もオフになり、コンデンサ3がショットキーバリアダイ
オード4及びインダクタ2を介して電池電源11によっ
て順次充電される。このとき、コンデンサ3には電源電
圧1.5Vからショットキーバリアダイオード4の順方
向電圧降下分Vf約0.2Vを引いた電圧約1.3Vが
印加される。この時点に、トランジスタ1のコレクタ
(B点)電圧Vcは、−1.0Vから0V方向に僅かづ
つ順次上昇し、LED5とコンデンサ3の接続点(C
点)の電圧VLED は、1.0Vから1.5V方向に僅か
づつ順次上昇するが、LED5、6には1.5V未満の
電圧VLED が加えられるだけで、LED5、6の駆動電
流ILED は、無電流状態になっている。このため、LE
D5、6は発光せず、端子T1 (D点)のLED5、6
の帰線側の電圧も略0Vになっている。
ルス駆動電圧VP が論理0(負極性)であるとき、トラ
ンジスタ7がオフになり、それに伴ってトランジスタ1
もオフになり、コンデンサ3がショットキーバリアダイ
オード4及びインダクタ2を介して電池電源11によっ
て順次充電される。このとき、コンデンサ3には電源電
圧1.5Vからショットキーバリアダイオード4の順方
向電圧降下分Vf約0.2Vを引いた電圧約1.3Vが
印加される。この時点に、トランジスタ1のコレクタ
(B点)電圧Vcは、−1.0Vから0V方向に僅かづ
つ順次上昇し、LED5とコンデンサ3の接続点(C
点)の電圧VLED は、1.0Vから1.5V方向に僅か
づつ順次上昇するが、LED5、6には1.5V未満の
電圧VLED が加えられるだけで、LED5、6の駆動電
流ILED は、無電流状態になっている。このため、LE
D5、6は発光せず、端子T1 (D点)のLED5、6
の帰線側の電圧も略0Vになっている。
【0036】ここで、時間t1 になると、パルス駆動電
圧VP が論理0(0極性)から論理1(正極性)に変遷
して、トランジスタ7がターンオンするとともに、トラ
ンジスタ1がターンオンし、コレクタ(B点)電圧Vc
は、−1.0Vに近い値から電池電源11の電圧1.5
Vに近い値まで急増(この電圧増加分は約2V強)し、
LED5とコンデンサ3の接続点(C点)の電圧VLED
も、1.0Vに近い値から3Vを超える値まで急増(こ
の電圧増加分は約2V弱)する。この時点に、LED
5、6には、3Vを超える電圧VLED が加えられるの
で、LED5、6は、駆動電流ILED が流れる状態にな
る。このため、LED5、6は、発光を始め、端子T1
(D点)のLED5、6の帰線側電圧は、略0Vから略
0.2Vを超える値にまで上昇するようになる。
圧VP が論理0(0極性)から論理1(正極性)に変遷
して、トランジスタ7がターンオンするとともに、トラ
ンジスタ1がターンオンし、コレクタ(B点)電圧Vc
は、−1.0Vに近い値から電池電源11の電圧1.5
Vに近い値まで急増(この電圧増加分は約2V強)し、
LED5とコンデンサ3の接続点(C点)の電圧VLED
も、1.0Vに近い値から3Vを超える値まで急増(こ
の電圧増加分は約2V弱)する。この時点に、LED
5、6には、3Vを超える電圧VLED が加えられるの
で、LED5、6は、駆動電流ILED が流れる状態にな
る。このため、LED5、6は、発光を始め、端子T1
(D点)のLED5、6の帰線側電圧は、略0Vから略
0.2Vを超える値にまで上昇するようになる。
【0037】次いで、時間t1 乃至時間t2 の期間に、
パルス駆動電圧VP が論理1(正極性)に維持されてい
ると、トランジスタ7及びトランジスタ1は引き続いて
オン状態になっている。この期間内に、コレクタ(B
点)電圧Vcは、1.5Vに近い値を維持していてほぼ
不変であるが、LED5とコンデンサ3の接続点(C
点)の電圧VLED 及びLED5、6の駆動電流I
LED は、いずれも、時間の経過とともに、僅かづつ減少
するものの、大まかに見て、いずれも、時間t1 の時点
の電圧値及び電流値を維持している。このため、LED
5、6は、引き続いて発光し、端子T1 (D点)のLE
D5、6の帰線側電圧は、略0.2Vを超える値を維持
している。
パルス駆動電圧VP が論理1(正極性)に維持されてい
ると、トランジスタ7及びトランジスタ1は引き続いて
オン状態になっている。この期間内に、コレクタ(B
点)電圧Vcは、1.5Vに近い値を維持していてほぼ
不変であるが、LED5とコンデンサ3の接続点(C
点)の電圧VLED 及びLED5、6の駆動電流I
LED は、いずれも、時間の経過とともに、僅かづつ減少
するものの、大まかに見て、いずれも、時間t1 の時点
の電圧値及び電流値を維持している。このため、LED
5、6は、引き続いて発光し、端子T1 (D点)のLE
D5、6の帰線側電圧は、略0.2Vを超える値を維持
している。
【0038】続いて、時間t2 になると、パルス駆動電
圧VP が論理1(正極性)から論理0(0極性)に変遷
して、トランジスタ7がターンオフするとともに、トラ
ンジスタ1がターンオフし、コレクタ(B点)電圧Vc
は、電圧1.5Vに近い値から−1.0Vに近い値まで
急減(この電圧減少分は約2.5V)し、LED5とコ
ンデンサ3の接続点(C点)の電圧VLED も、3.0V
に近い値から1.0Vに近い値まで急減(この電圧減少
分は約2.0V弱)する。この時点に、LED5、6に
は1.0V程度の電圧VLED が加えられるだけになるの
で、LED5、6の駆動電流ILED は、無電流状態にな
る。このため、LED5、6は、発光を停止し、端子T
1 (D点)のLED5、6の帰線側電圧は、瞬間的に略
0.2Vから略−0.2V程度まで急降下する。
圧VP が論理1(正極性)から論理0(0極性)に変遷
して、トランジスタ7がターンオフするとともに、トラ
ンジスタ1がターンオフし、コレクタ(B点)電圧Vc
は、電圧1.5Vに近い値から−1.0Vに近い値まで
急減(この電圧減少分は約2.5V)し、LED5とコ
ンデンサ3の接続点(C点)の電圧VLED も、3.0V
に近い値から1.0Vに近い値まで急減(この電圧減少
分は約2.0V弱)する。この時点に、LED5、6に
は1.0V程度の電圧VLED が加えられるだけになるの
で、LED5、6の駆動電流ILED は、無電流状態にな
る。このため、LED5、6は、発光を停止し、端子T
1 (D点)のLED5、6の帰線側電圧は、瞬間的に略
0.2Vから略−0.2V程度まで急降下する。
【0039】次いで、時間t2 乃至時間t3 の期間に、
パルス駆動電圧VP が論理0(0極性)に維持されてい
ると、トランジスタ7及びトランジスタ1は引き続いて
オフ状態になっている。この期間内には、前述の時間t
0 乃至時間t1 の期間と同様に、コンデンサ3がショッ
トキーバリアダイオード4及びインダクタ2を介して電
池電源11の電圧1.5Vによって順次充電され、トラ
ンジスタ1のコレクタ(B点)電圧Vcは、−1.0V
から0V方向に僅かづつ順次上昇し、LED5とコンデ
ンサ3の接続点(C点)の電圧VLED は、1.0Vから
1.5V方向に僅かづつ順次上昇する。そして、LED
5、6には1.5V未満の電圧VLED が加えられるだけ
になり、LED5、6の駆動電流ILED は、無電流状態
になっている。このため、LED5、6は発光せず、端
子T1 (D点)のLED5、6の帰線側の電圧も略0V
を維持している。
パルス駆動電圧VP が論理0(0極性)に維持されてい
ると、トランジスタ7及びトランジスタ1は引き続いて
オフ状態になっている。この期間内には、前述の時間t
0 乃至時間t1 の期間と同様に、コンデンサ3がショッ
トキーバリアダイオード4及びインダクタ2を介して電
池電源11の電圧1.5Vによって順次充電され、トラ
ンジスタ1のコレクタ(B点)電圧Vcは、−1.0V
から0V方向に僅かづつ順次上昇し、LED5とコンデ
ンサ3の接続点(C点)の電圧VLED は、1.0Vから
1.5V方向に僅かづつ順次上昇する。そして、LED
5、6には1.5V未満の電圧VLED が加えられるだけ
になり、LED5、6の駆動電流ILED は、無電流状態
になっている。このため、LED5、6は発光せず、端
子T1 (D点)のLED5、6の帰線側の電圧も略0V
を維持している。
【0040】ここで、時間t3 になった場合には、前述
の時間t1 になった場合の動作と同じ動作が行われ、そ
の後も、順次、前述の時間t1 乃至時間t2 の期間にお
ける動作と同じ動作、前述の時間t2 になった場合の動
作と同じ動作、前述の時間t2 乃至時間t3 の期間にお
ける動作と同じ動作が繰返し実行される。
の時間t1 になった場合の動作と同じ動作が行われ、そ
の後も、順次、前述の時間t1 乃至時間t2 の期間にお
ける動作と同じ動作、前述の時間t2 になった場合の動
作と同じ動作、前述の時間t2 乃至時間t3 の期間にお
ける動作と同じ動作が繰返し実行される。
【0041】そして、LED5、6には、図2(c)に
示されるように、電池電源11の電圧1.5Vより高い
約3.0Vの略方形波状の駆動電圧VLED が間歇的に供
給され、それにより同じ略方形波状の駆動電流ILED が
間歇的に流れ、LED5、6は、発光するようになる。
示されるように、電池電源11の電圧1.5Vより高い
約3.0Vの略方形波状の駆動電圧VLED が間歇的に供
給され、それにより同じ略方形波状の駆動電流ILED が
間歇的に流れ、LED5、6は、発光するようになる。
【0042】この他に、第1の実施例においては、制御
信号発生回路12がスリープ動作モードになって、出力
端子の出力インピーダンスが極めて大きな値(無限大)
になった場合に、バッファ回路21は、トランジスタ7
のベース回路が開放状態になることから、トランジスタ
7がオフになり、それに伴って駆動回路20のトランジ
スタ1もオフになる。直接、バッファ回路12でトラン
ジスタ1を制御した場合、バッファ回路12の回路構成
によってはスリープ状態のとき出力がハイインピーダン
ス状態になれば前述の場合と同様であるが、出力がロー
レベルになる場合もあり得るため、トランジスタ1が通
電状態になってしまうことがあり得る。
信号発生回路12がスリープ動作モードになって、出力
端子の出力インピーダンスが極めて大きな値(無限大)
になった場合に、バッファ回路21は、トランジスタ7
のベース回路が開放状態になることから、トランジスタ
7がオフになり、それに伴って駆動回路20のトランジ
スタ1もオフになる。直接、バッファ回路12でトラン
ジスタ1を制御した場合、バッファ回路12の回路構成
によってはスリープ状態のとき出力がハイインピーダン
ス状態になれば前述の場合と同様であるが、出力がロー
レベルになる場合もあり得るため、トランジスタ1が通
電状態になってしまうことがあり得る。
【0043】このように、第1の実施例においては、L
ED5、6に供給される駆動電流ILED が略方形波状の
ものであるので、既知の駆動回路のように、LED5、
6に略3角波状の駆動電流を供給した場合に比べ、同じ
エネルギ供給量であれば、略方形波状の駆動電流の最大
電流振幅値を、略3角波状の駆動電流のピーク電流値よ
りも小さくすることができ、その分、LED5、6の発
光輝度を減少させずに、LED5、6のスペック内で動
作させることができる。
ED5、6に供給される駆動電流ILED が略方形波状の
ものであるので、既知の駆動回路のように、LED5、
6に略3角波状の駆動電流を供給した場合に比べ、同じ
エネルギ供給量であれば、略方形波状の駆動電流の最大
電流振幅値を、略3角波状の駆動電流のピーク電流値よ
りも小さくすることができ、その分、LED5、6の発
光輝度を減少させずに、LED5、6のスペック内で動
作させることができる。
【0044】また、第1の実施例においては、制御信号
発生回路12がスリープ動作モードに移行した場合に、
2つのトランジスタ1、7がともにオフになるので、電
池電源11の消費を最小限に抑えることが可能になる。
発生回路12がスリープ動作モードに移行した場合に、
2つのトランジスタ1、7がともにオフになるので、電
池電源11の消費を最小限に抑えることが可能になる。
【0045】次に、図3は、本発明による駆動回路の第
2の実施例の構成を示す回路図であって、駆動回路20
のトランジスタ1にPNP型のものを用いる代わりにN
PN型のものを用いた例を示すものである。
2の実施例の構成を示す回路図であって、駆動回路20
のトランジスタ1にPNP型のものを用いる代わりにN
PN型のものを用いた例を示すものである。
【0046】図3に示されるように、駆動回路20は、
エミッタが接地点に接続されたNPNスイッチングトラ
ンジスタ(スイッチング素子)13と、トランジスタ1
3のコレクタと電池電源11のホット側端子との間に接
続されたインダクタ2と、トランジスタ13のコレクタ
・エミッタ間に接続されたコンデンサ(容量素子)3及
びショットキーバリアダイオード(逆流防止素子)4の
直列回路と、電池電源11のホット側端子とコンデンサ
3及びショットキーバリアダイオード4の接続点との間
に接続された2個の直列接続されたLED(負荷)5、
6とからなっている。
エミッタが接地点に接続されたNPNスイッチングトラ
ンジスタ(スイッチング素子)13と、トランジスタ1
3のコレクタと電池電源11のホット側端子との間に接
続されたインダクタ2と、トランジスタ13のコレクタ
・エミッタ間に接続されたコンデンサ(容量素子)3及
びショットキーバリアダイオード(逆流防止素子)4の
直列回路と、電池電源11のホット側端子とコンデンサ
3及びショットキーバリアダイオード4の接続点との間
に接続された2個の直列接続されたLED(負荷)5、
6とからなっている。
【0047】この場合、第2の実施例においては、駆動
回路20の入力側に接続されるバッファ回路21の接続
を省略しており、その他に、第1の実施例の構成と同じ
構成の部分については、説明を省略している。
回路20の入力側に接続されるバッファ回路21の接続
を省略しており、その他に、第1の実施例の構成と同じ
構成の部分については、説明を省略している。
【0048】また、図4(a)、(b)は、第2の実施
例の駆動回路における各部の動作波形を示す波形図であ
って、(a)はトランジスタ13のベース駆動電圧波
形、(b)はLED5、6の駆動電流波形である。
例の駆動回路における各部の動作波形を示す波形図であ
って、(a)はトランジスタ13のベース駆動電圧波
形、(b)はLED5、6の駆動電流波形である。
【0049】ここで、第2の実施例の動作は、既に述べ
た第1の実施例の動作に準じているので、第2の実施例
における詳しい動作説明は省略するが、トランジスタ7
のベース(A点)に図4(a)に示されるようなパルス
駆動電圧VP が供給された場合、図4(b)に示される
ように、その論理1(正極性)の到来に対応して、LE
D5、6に駆動電流(B点矢印方向)ILED が流れ、そ
の論理0(0極性)の到来に対応して、LED5、6を
流れる駆動電流ILED が停止するもので、第1の実施例
と同様に、LED5、6には、電池電源11の電圧1.
5Vより高い約3.0Vの略方形波状の駆動電圧VLED
が間歇的に供給され、それによって同じ略方形波状の駆
動電流ILED が間歇的に流れ、LED5、6が発光する
ものである。
た第1の実施例の動作に準じているので、第2の実施例
における詳しい動作説明は省略するが、トランジスタ7
のベース(A点)に図4(a)に示されるようなパルス
駆動電圧VP が供給された場合、図4(b)に示される
ように、その論理1(正極性)の到来に対応して、LE
D5、6に駆動電流(B点矢印方向)ILED が流れ、そ
の論理0(0極性)の到来に対応して、LED5、6を
流れる駆動電流ILED が停止するもので、第1の実施例
と同様に、LED5、6には、電池電源11の電圧1.
5Vより高い約3.0Vの略方形波状の駆動電圧VLED
が間歇的に供給され、それによって同じ略方形波状の駆
動電流ILED が間歇的に流れ、LED5、6が発光する
ものである。
【0050】また、第2の実施例においても、第1の実
施例と同様に、駆動回路20の入力側にバッファ回路2
1を配置接続するようにしてもよい。
施例と同様に、駆動回路20の入力側にバッファ回路2
1を配置接続するようにしてもよい。
【0051】この第2の実施例において得られる効果
は、第1の実施例の動作とほぼ同じ動作が行われること
から、既に述べた第1の実施例で得られる効果と同じで
ある。
は、第1の実施例の動作とほぼ同じ動作が行われること
から、既に述べた第1の実施例で得られる効果と同じで
ある。
【0052】なお、第1実施例及び第2実施例において
は、スイッチング素子が接合型トランジスタ1、13で
あり、逆流防止素子がショットキーバリアダイオード4
であり、負荷がLED5、6である場合を例に挙げて説
明してきたが、本発明によるスイッチング素子、逆流防
止素子、負荷は、それぞれ、接合型トランジスタ1、1
3、ショットキーバリアダイオード4、LED5、6で
ある場合に限られるものではなく、他の類似の素子を用
いてもよいことは勿論である。
は、スイッチング素子が接合型トランジスタ1、13で
あり、逆流防止素子がショットキーバリアダイオード4
であり、負荷がLED5、6である場合を例に挙げて説
明してきたが、本発明によるスイッチング素子、逆流防
止素子、負荷は、それぞれ、接合型トランジスタ1、1
3、ショットキーバリアダイオード4、LED5、6で
ある場合に限られるものではなく、他の類似の素子を用
いてもよいことは勿論である。
【0053】また、第1実施例及び第2実施例において
は、負荷に2個のLED5、6を用いた場合を例に挙げ
て説明してきたが、本発明による負荷のLEDの数は2
個の場合に限られるものではなく、適宜その数を増減さ
せることができることは勿論である。
は、負荷に2個のLED5、6を用いた場合を例に挙げ
て説明してきたが、本発明による負荷のLEDの数は2
個の場合に限られるものではなく、適宜その数を増減さ
せることができることは勿論である。
【0054】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、負荷に駆動電流を供給する際に、その駆動電流
波形を既知の駆動回路のように略3角波状のものでな
く、略方形波状のものにしているので、駆動電流の総合
エネルギを等しくした場合に、略3角波状の駆動電流の
ピーク電流値に比べ、略方形波状の駆動電流の最大電流
振幅値を小さくすることができるので、負荷の規定駆動
電流を超えることなしに、負荷の駆動を十分に行うこと
ができるという効果がある。
よれば、負荷に駆動電流を供給する際に、その駆動電流
波形を既知の駆動回路のように略3角波状のものでな
く、略方形波状のものにしているので、駆動電流の総合
エネルギを等しくした場合に、略3角波状の駆動電流の
ピーク電流値に比べ、略方形波状の駆動電流の最大電流
振幅値を小さくすることができるので、負荷の規定駆動
電流を超えることなしに、負荷の駆動を十分に行うこと
ができるという効果がある。
【0055】また、請求項3に記載の発明によれば、制
御信号発生回路がスリープ動作モードに移行した場合、
駆動回路または駆動回路とバッファ回路の各スイッチン
グ素子をオフにしているので、制御信号発生回路がハイ
インピーダンスまたはローレベルのいずれの場合であっ
ても、電池電源の消費を最小限に抑えることができると
いう効果がある。
御信号発生回路がスリープ動作モードに移行した場合、
駆動回路または駆動回路とバッファ回路の各スイッチン
グ素子をオフにしているので、制御信号発生回路がハイ
インピーダンスまたはローレベルのいずれの場合であっ
ても、電池電源の消費を最小限に抑えることができると
いう効果がある。
【図1】本発明による駆動回路の第1の実施例の構成を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図2】図1に図示の第1の実施例の駆動回路における
各部の動作波形を示す波形図である。
各部の動作波形を示す波形図である。
【図3】本発明による駆動回路の第2の実施例の構成を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図4】図3に図示の第2の実施例の駆動回路における
各部の動作波形を示す波形図である。
各部の動作波形を示す波形図である。
【図5】既知のLED駆動回路の構成の一例を示す回路
図である。
図である。
【図6】図5に図示の既知のLED駆動回路における各
部の動作波形を示す波形図である。
部の動作波形を示す波形図である。
1、13 スイッチングトランジスタ(スイッチング素
子) 2 インダクタ 3 コンデンサ(容量素子) 4 ショットキーバリアダイオード(逆流防止素子) 5、6 LED(負荷) 7 スイッチングトランジスタ(第2のスイッチング素
子) 8、9 抵抗 10、14 入力抵抗 11 電池電源 12 制御信号発生回路 20 駆動回路 21 バッファ回路
子) 2 インダクタ 3 コンデンサ(容量素子) 4 ショットキーバリアダイオード(逆流防止素子) 5、6 LED(負荷) 7 スイッチングトランジスタ(第2のスイッチング素
子) 8、9 抵抗 10、14 入力抵抗 11 電池電源 12 制御信号発生回路 20 駆動回路 21 バッファ回路
Claims (5)
- 【請求項1】 インダクタを介して電源に接続され、制
御パルスの印加によってスイッチング動作するスイッチ
ング素子と、 前記スイッチング素子と前記インダクタとの接続点に一
端を接続された容量素子と、 前記スイッチング素子と電源との接続点に一端を接続さ
れた逆流防止素子と、 前記容量素子の他端と前記逆流防止素子の他端との接続
点と前記インダクタと前記電源の接続点との間に接続さ
れた負荷と、を備えることを特徴とする駆動回路。 - 【請求項2】 前記スイッチング素子は、トランジスタ
であることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。 - 【請求項3】 前記スイッチング素子は、前記制御パル
スがハイインピーダンスあるいはローレベル状態になっ
たとき、前記スイッチング素子の入力側に設けられた第
2のスイッチング素子を介してカットオフ状態に駆動さ
れることを特徴とする請求項1または2に記載の駆動回
路。 - 【請求項4】 前記逆流防止素子は、ショットキーバリ
アダイオードであることを特徴とする請求項1に記載の
駆動回路。 - 【請求項5】 負荷は、1つまたはそれ以上の発光ダイ
オードであることを特徴とする請求項1に記載の駆動回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18643896A JP3443501B2 (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18643896A JP3443501B2 (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1032350A JPH1032350A (ja) | 1998-02-03 |
JP3443501B2 true JP3443501B2 (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=16188456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18643896A Expired - Fee Related JP3443501B2 (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3443501B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101930976A (zh) * | 2009-06-19 | 2010-12-29 | 三洋电机株式会社 | 半导体装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6577072B2 (en) * | 1999-12-14 | 2003-06-10 | Takion Co., Ltd. | Power supply and LED lamp device |
CN100490596C (zh) * | 2003-07-16 | 2009-05-20 | Dsp集团瑞士股份公司 | 为led供电的方法和设备 |
KR100586678B1 (ko) * | 2003-07-30 | 2006-06-07 | 에피밸리 주식회사 | 반도체 엘이디 소자 |
KR101061847B1 (ko) | 2004-08-20 | 2011-09-02 | 삼성전자주식회사 | 전원 공급 장치 및 백라이트 장치 |
JP5799229B2 (ja) * | 2011-06-21 | 2015-10-21 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具 |
-
1996
- 1996-07-16 JP JP18643896A patent/JP3443501B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101930976A (zh) * | 2009-06-19 | 2010-12-29 | 三洋电机株式会社 | 半导体装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1032350A (ja) | 1998-02-03 |
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