JPH06310510A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH06310510A JPH06310510A JP9788093A JP9788093A JPH06310510A JP H06310510 A JPH06310510 A JP H06310510A JP 9788093 A JP9788093 A JP 9788093A JP 9788093 A JP9788093 A JP 9788093A JP H06310510 A JPH06310510 A JP H06310510A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 積層配線の界面での反応を防止し、エレクト
ロマイグレーション耐性を良くする。 【構成】 半導体基板1上に形成された第1の金属膜4
と上記第1の金属膜4上に形成された第2の金属膜5に
よって形成され、上記半導体基板1に形成された能動素
子を接続する積層配線3を備えた半導体装置において、
上記積層配線を形成する上記第1と第2の金属膜4、5
間に金属膜間界面反応を防止する界面反応防止膜9を設
けたものである。
ロマイグレーション耐性を良くする。 【構成】 半導体基板1上に形成された第1の金属膜4
と上記第1の金属膜4上に形成された第2の金属膜5に
よって形成され、上記半導体基板1に形成された能動素
子を接続する積層配線3を備えた半導体装置において、
上記積層配線を形成する上記第1と第2の金属膜4、5
間に金属膜間界面反応を防止する界面反応防止膜9を設
けたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、積層配線を備えた半
導体装置およびその製造方法に関するものである。
導体装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSIの高集積化、微細化に伴い、配線
寸法も小さくなり、抵抗値の上昇や、エレクトロマイグ
レーション耐性の劣化等の問題点が生じていた。そのた
め、従来より積層配線と言われる2層以上の金属線で形
成された配線が採用されている。図2はAl(アルミニ
ウム)合金とW(タングステン)を用いた積層配線を備
えた従来の半導体装置を示す断面図であり、1は半導体
基板、2は半導体基板1上に形成されたシリコン酸化
膜、3はシリコン酸化膜2上に選択的に形成されたAl
合金(例えば、AlーSiーCu)膜4と、Al合金膜
4上に形成されたタングステン膜5との2層の金属膜で
構成された積層配線で、この積層配線3によってシリコ
ン酸化膜2下に形成されたトランジスタ等の能動素子等
(図示せず)が電気的に接続され半導体装置6が形成さ
れている。
寸法も小さくなり、抵抗値の上昇や、エレクトロマイグ
レーション耐性の劣化等の問題点が生じていた。そのた
め、従来より積層配線と言われる2層以上の金属線で形
成された配線が採用されている。図2はAl(アルミニ
ウム)合金とW(タングステン)を用いた積層配線を備
えた従来の半導体装置を示す断面図であり、1は半導体
基板、2は半導体基板1上に形成されたシリコン酸化
膜、3はシリコン酸化膜2上に選択的に形成されたAl
合金(例えば、AlーSiーCu)膜4と、Al合金膜
4上に形成されたタングステン膜5との2層の金属膜で
構成された積層配線で、この積層配線3によってシリコ
ン酸化膜2下に形成されたトランジスタ等の能動素子等
(図示せず)が電気的に接続され半導体装置6が形成さ
れている。
【0003】次に、図3に示される半導体装置6の製造
方法を、図4に示す製造工程図により説明する。先ず、
図4(a)に示されるように、所定の処理を施した半導
体基板1上にCVD法等によってシリコン酸化膜2を形
成する。なお、ここではシリコン酸化膜2下の能動素子
等は省略している。次に図4(b)に示されるように、
シリコン酸化膜2上にスパッタ法により真空中でAl合
金(例えば、AlーSiーCu)膜4を形成する。次に
図4(c)に示されるように、Al合金膜4上にスパッ
タ法等に連続的に真空中でタングステン膜5を形成する
か、または、断続的に一度大気中に放置した後、真空中
でタングステン膜5を形成する。後者の場合、図2
(d)に示されるように、Al合金膜4とタングステン
膜5との界面に自然酸化膜7が形成されてしまう。次に
図4(e)に示されるように、タングステン膜5上にフ
ォトレジスト8を塗布し、写真製版手法によりパターニ
ングを施す。次に図4(f)に示されるように、エッチ
ング手法によって上記パターニングによりアルミ合金膜
4とタングステン膜5を選択的にエッチングすると共に
フォトレジスト8を除去する。以上により図3に示され
る半導体装置6が形成される。
方法を、図4に示す製造工程図により説明する。先ず、
図4(a)に示されるように、所定の処理を施した半導
体基板1上にCVD法等によってシリコン酸化膜2を形
成する。なお、ここではシリコン酸化膜2下の能動素子
等は省略している。次に図4(b)に示されるように、
シリコン酸化膜2上にスパッタ法により真空中でAl合
金(例えば、AlーSiーCu)膜4を形成する。次に
図4(c)に示されるように、Al合金膜4上にスパッ
タ法等に連続的に真空中でタングステン膜5を形成する
か、または、断続的に一度大気中に放置した後、真空中
でタングステン膜5を形成する。後者の場合、図2
(d)に示されるように、Al合金膜4とタングステン
膜5との界面に自然酸化膜7が形成されてしまう。次に
図4(e)に示されるように、タングステン膜5上にフ
ォトレジスト8を塗布し、写真製版手法によりパターニ
ングを施す。次に図4(f)に示されるように、エッチ
ング手法によって上記パターニングによりアルミ合金膜
4とタングステン膜5を選択的にエッチングすると共に
フォトレジスト8を除去する。以上により図3に示され
る半導体装置6が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置は以
上のように構成されているので、Al合金膜4上にタン
グステン膜5を真空中で連続して形成すると、界面で反
応が起こり界面にAl12W、Al5W、Al4W、等の合
金が生じ、Al合金の結晶粒径の成長が抑制され、エレ
クトロマイグレーション耐性の劣化をもたらし、また、
断続的に一度大気中に放置した後、真空中でタングステ
ン膜5を形成すると、界面に自然酸化膜が形成され、こ
の自然酸化膜の厚さは厚いところで100オングストロ
ームとなり、この酸化膜の厚さにより積層配線3の抵抗
値が変化し、かつ、その厚さは大気の状態やその大気中
に放置する時間により変化するため実質的にコントロー
ルが不可能で、積層配線3の抵抗値が不安定になる等の
問題点があった。
上のように構成されているので、Al合金膜4上にタン
グステン膜5を真空中で連続して形成すると、界面で反
応が起こり界面にAl12W、Al5W、Al4W、等の合
金が生じ、Al合金の結晶粒径の成長が抑制され、エレ
クトロマイグレーション耐性の劣化をもたらし、また、
断続的に一度大気中に放置した後、真空中でタングステ
ン膜5を形成すると、界面に自然酸化膜が形成され、こ
の自然酸化膜の厚さは厚いところで100オングストロ
ームとなり、この酸化膜の厚さにより積層配線3の抵抗
値が変化し、かつ、その厚さは大気の状態やその大気中
に放置する時間により変化するため実質的にコントロー
ルが不可能で、積層配線3の抵抗値が不安定になる等の
問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためなされたもので、エレクトロマイグレーション耐性
が良く、かつ、積層配線抵抗値が安定した半導体装置お
よびその製造方法を提供することを目的とする。
ためなされたもので、エレクトロマイグレーション耐性
が良く、かつ、積層配線抵抗値が安定した半導体装置お
よびその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は能動素子を接続する積層配線を構成する第1と第2
の金属膜間に金属膜間界面反応を防止する界面反応防止
膜を設けたものである。また、この発明の製造方法は積
層配線の第1層目金属膜の形成後、上記第1層目金属膜
を大気に晒すことなく熱処理を行い上記第1層目金属膜
上に界面反応を防止する界面反応防止膜を形成し、上記
界面反応防止膜を形成後、上記界面反応防止膜を大気に
晒すことなく上記界面反応防止膜上に真空中で上記積層
配線の第2層目金属膜を形成するものである。
置は能動素子を接続する積層配線を構成する第1と第2
の金属膜間に金属膜間界面反応を防止する界面反応防止
膜を設けたものである。また、この発明の製造方法は積
層配線の第1層目金属膜の形成後、上記第1層目金属膜
を大気に晒すことなく熱処理を行い上記第1層目金属膜
上に界面反応を防止する界面反応防止膜を形成し、上記
界面反応防止膜を形成後、上記界面反応防止膜を大気に
晒すことなく上記界面反応防止膜上に真空中で上記積層
配線の第2層目金属膜を形成するものである。
【0007】
【作用】この発明における半導体装置は積層配線の第1
層目と第2層目の金属膜間の界面反応が界面反応防止膜
によって防止され、エレクトロマイグレーション耐性が
良くなる。また、この発明の製造方法は積層配線の第1
層目と第2層目の金属膜間の界面反応が防止されると共
に積層配線抵抗がコントロールされるので、エレクトロ
マイグレーション耐性が良く積層配線抵抗の安定した半
導体装置が得られる。
層目と第2層目の金属膜間の界面反応が界面反応防止膜
によって防止され、エレクトロマイグレーション耐性が
良くなる。また、この発明の製造方法は積層配線の第1
層目と第2層目の金属膜間の界面反応が防止されると共
に積層配線抵抗がコントロールされるので、エレクトロ
マイグレーション耐性が良く積層配線抵抗の安定した半
導体装置が得られる。
【0008】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の実施例1による
半導体装置を示す断面図であり、図3と異なるところ
は、積層配線3を構成するAl合金膜4のタングステン
膜5との界面に界面反応を防止するAlの酸化膜からな
る界面反応防止膜9を設けた点であり、Alの自然酸化
膜は非常に安定した特性を持ち、タングステン膜と接触
しても反応を起こすことはなく、また、Alの酸化膜は
Al合金膜5の結晶粒径の成長を抑制しないので、粒成
長したAl合金膜4が得られ、積層配線3のエレクトロ
マイグレーション耐性が良くなる。
半導体装置を示す断面図であり、図3と異なるところ
は、積層配線3を構成するAl合金膜4のタングステン
膜5との界面に界面反応を防止するAlの酸化膜からな
る界面反応防止膜9を設けた点であり、Alの自然酸化
膜は非常に安定した特性を持ち、タングステン膜と接触
しても反応を起こすことはなく、また、Alの酸化膜は
Al合金膜5の結晶粒径の成長を抑制しないので、粒成
長したAl合金膜4が得られ、積層配線3のエレクトロ
マイグレーション耐性が良くなる。
【0009】実施例2.図2はこの発明の半導体装置の
製造方法を示す製造工程図である。先ず、図2(a)に
示されるように、所定の処理を施した半導体基板1上に
CVD法等によってシリコン酸化膜からなる絶縁膜2を
形成する。なお、ここでは絶縁膜2下の能動素子等は省
略している。次に図2(b)に示されるように、シリコ
ン酸化膜2上にスパッタ法やCVD法等により真空中で
Al合金(例えば、AlーSiーCu)膜4を形成す
る。上記絶縁膜2上にAl合金膜4が形成された半導体
基板1を大気に晒すことなく、次にO2雰囲気中で熱処
理を行い図2(c)に示されるようにAl合金膜4上
に、界面反応を防止する所定の厚さのAlの酸化膜から
なる界面反応防止膜9を形成する。Alの酸化膜からな
る界面防止膜9の厚さはO2流量、熱処理温度、熱処理
時間等を制御することによってコントロールされ、例え
ば、数ミリTorr、300℃で1分間の処理で20オ
ングストローム±数オングストロームのAlの酸化膜か
らなる界面反応防止膜9が形成される。
製造方法を示す製造工程図である。先ず、図2(a)に
示されるように、所定の処理を施した半導体基板1上に
CVD法等によってシリコン酸化膜からなる絶縁膜2を
形成する。なお、ここでは絶縁膜2下の能動素子等は省
略している。次に図2(b)に示されるように、シリコ
ン酸化膜2上にスパッタ法やCVD法等により真空中で
Al合金(例えば、AlーSiーCu)膜4を形成す
る。上記絶縁膜2上にAl合金膜4が形成された半導体
基板1を大気に晒すことなく、次にO2雰囲気中で熱処
理を行い図2(c)に示されるようにAl合金膜4上
に、界面反応を防止する所定の厚さのAlの酸化膜から
なる界面反応防止膜9を形成する。Alの酸化膜からな
る界面防止膜9の厚さはO2流量、熱処理温度、熱処理
時間等を制御することによってコントロールされ、例え
ば、数ミリTorr、300℃で1分間の処理で20オ
ングストローム±数オングストロームのAlの酸化膜か
らなる界面反応防止膜9が形成される。
【0010】上記Al合金膜4上に界面反応防止膜9が
形成された半導体基板1を大気に晒すことなく、次に上
記界面反応防止膜9上に図2(d)に示されるようにス
パッタ法やCVD法等により真空中でタングステン膜5
を形成する。次に図2(e)に示されるように、タング
ステン膜5上にフォトレジスト8を塗布し、写真製版手
法によりパターニングを施す。次に図2(f)に示され
るように、エッチング手法によってアルミ合金膜4と界
面反応防止膜9とタングステン膜5とを選択的にエッチ
ングすると共にフォトレジスト8を除去し積層配線3を
形成する。なお、積層配線層3を構成するAl合金膜4
の結晶粒は上記界面反応防止膜9およびタングステン膜
5の形成時等において成長する。以上により図3に示さ
れる半導体装置6が形成される。
形成された半導体基板1を大気に晒すことなく、次に上
記界面反応防止膜9上に図2(d)に示されるようにス
パッタ法やCVD法等により真空中でタングステン膜5
を形成する。次に図2(e)に示されるように、タング
ステン膜5上にフォトレジスト8を塗布し、写真製版手
法によりパターニングを施す。次に図2(f)に示され
るように、エッチング手法によってアルミ合金膜4と界
面反応防止膜9とタングステン膜5とを選択的にエッチ
ングすると共にフォトレジスト8を除去し積層配線3を
形成する。なお、積層配線層3を構成するAl合金膜4
の結晶粒は上記界面反応防止膜9およびタングステン膜
5の形成時等において成長する。以上により図3に示さ
れる半導体装置6が形成される。
【0011】実施例3.なお、上記実施例ではAl合金
膜4上に界面反応防止膜9としてAl酸化膜を形成した
ものを示したが、これに限らず、例えば、Al合金膜4
上に界面反応防止膜9として窒化膜を形成しても良く、
この窒化膜は図2(b)に示される用にAl合金膜4が
形成された半導体基板1を大気に晒すことなくN2雰囲
気中で熱処理することによって形成され、前述の実施例
と同様の効果が得られる。
膜4上に界面反応防止膜9としてAl酸化膜を形成した
ものを示したが、これに限らず、例えば、Al合金膜4
上に界面反応防止膜9として窒化膜を形成しても良く、
この窒化膜は図2(b)に示される用にAl合金膜4が
形成された半導体基板1を大気に晒すことなくN2雰囲
気中で熱処理することによって形成され、前述の実施例
と同様の効果が得られる。
【0012】実施例4.また、上記実施例ではAl合金
膜4と、上記Al合金膜4上に界面反応防止膜9を介し
て形成したタングステン膜5とで構成された2層の積層
配線3を設けたものを示したが、これに限らず、上記積
層配線3を3層以上としても良く、例えば、タングステ
ン膜5上にチタンナイト等の金属膜を形成し3層の積層
配線とする。この場合、上記チタンナイトは光の反射率
が小さいので写真製版手法による積層配線のパターニン
グの精度が向上し、より精度の高い積層配線が形成され
る。
膜4と、上記Al合金膜4上に界面反応防止膜9を介し
て形成したタングステン膜5とで構成された2層の積層
配線3を設けたものを示したが、これに限らず、上記積
層配線3を3層以上としても良く、例えば、タングステ
ン膜5上にチタンナイト等の金属膜を形成し3層の積層
配線とする。この場合、上記チタンナイトは光の反射率
が小さいので写真製版手法による積層配線のパターニン
グの精度が向上し、より精度の高い積層配線が形成され
る。
【0013】実施例5.また、上記実施例ではAl合金
膜4と、Al合金膜4上に界面反応防止膜9を介して形
成したタングステン膜5とで構成された2層の積層配線
3を設けたものを示したが、これに限らず、例えば、上
記タングステン膜5を、チタンナイトライトTiNやチ
タン等の高融点金属や金属シリサイド等の金属膜として
も良く、上記実施例と同様の効果を奏する。
膜4と、Al合金膜4上に界面反応防止膜9を介して形
成したタングステン膜5とで構成された2層の積層配線
3を設けたものを示したが、これに限らず、例えば、上
記タングステン膜5を、チタンナイトライトTiNやチ
タン等の高融点金属や金属シリサイド等の金属膜として
も良く、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば積層配
線を構成する第1と第2の金属膜間に金属膜間界面反応
を防止する界面反応防止膜を設けたので、金属間の界面
反応による金属の粒成長の抑制が防止され、エレクトロ
マイグレーション耐性の良い半導体装置が得られる。ま
た、積層配線の第1層目金属膜の形成後、上記第1層目
金属膜を大気に晒すことなく熱処理を行い上記第1層目
金属膜上に界面反応を防止する界面反応防止膜を形成
し、上記界面反応防止膜を形成後、上記界面反応防止膜
を大気に晒すことなく上記界面反応防止膜上に真空中で
上記積層配線の第2層目金属膜を形成することにより、
上記第1層目と第2層目の金属膜間の界面反応が防止さ
れると共に積層配線抵抗がコントロールされ、エレクト
ロマイグレーション耐性が良く積層配線抵抗の安定した
半導体装置が得られる。
線を構成する第1と第2の金属膜間に金属膜間界面反応
を防止する界面反応防止膜を設けたので、金属間の界面
反応による金属の粒成長の抑制が防止され、エレクトロ
マイグレーション耐性の良い半導体装置が得られる。ま
た、積層配線の第1層目金属膜の形成後、上記第1層目
金属膜を大気に晒すことなく熱処理を行い上記第1層目
金属膜上に界面反応を防止する界面反応防止膜を形成
し、上記界面反応防止膜を形成後、上記界面反応防止膜
を大気に晒すことなく上記界面反応防止膜上に真空中で
上記積層配線の第2層目金属膜を形成することにより、
上記第1層目と第2層目の金属膜間の界面反応が防止さ
れると共に積層配線抵抗がコントロールされ、エレクト
ロマイグレーション耐性が良く積層配線抵抗の安定した
半導体装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による半導体装置を示す断
面図である。
面図である。
【図2】この発明の製造方法の一実施例を示す製造工程
図である。
図である。
【図3】従来の半導体装置を示す断面図である。
【図4】従来の製造方法を示す製造工程図である。
1 半導体基板 2 絶縁膜 4 第1の金属膜 5 第2の金属膜 9 界面反応防止膜
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体基板上に形成された第1の金属膜
と上記第1の金属膜上に形成された第2の金属膜によっ
て形成され、上記半導体基板に形成された能動素子を接
続する積層配線を備えた半導体装置において、上記積層
配線を形成する上記第1と第2の金属膜間に金属膜間界
面反応を防止する界面反応防止膜を設けたことを特徴と
する半導体装置。 - 【請求項2】 半導体基板上に形成されたAl合金膜と
上記Al合金膜上に形成された金属膜によって形成さ
れ、上記半導体基板に形成された能動素子を接続する積
層配線を備えた半導体装置において、上記積層配線を形
成する上記Al合金膜と上記金属膜間に酸化膜または窒
化膜を設けたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 半導体基板上に絶縁膜を形成する工程
と、上記絶縁膜上に真空中で積層配線の第1層目金属膜
を形成する工程と、上記第1層目金属膜の形成後、上記
第1層目金属膜を大気に晒すことなく熱処理を行い上記
第1層目金属膜上に界面反応を防止する界面反応防止膜
を形成する工程と、上記界面反応防止膜を形成後、上記
界面反応防止膜を大気に晒すことなく上記界面反応防止
膜上に真空中で上記積層配線の第2層目金属膜を形成す
る工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製
造方法。 - 【請求項4】 半導体基板上に絶縁膜を形成する工程
と、上記絶縁膜上に真空中で積層配線の第1層目のAl
合金膜を形成する工程と、上記Al合金膜の形成後、上
記Al合金膜を大気に晒すことなくO2雰囲気中または
N2雰囲気中で熱処理を行い上記第1層目のAl合金膜
上に酸化膜または窒化膜からなる界面反応防止膜をを形
成する工程と、上記界面反応防止膜を形成後、上記界面
反応防止膜を大気に晒すことなく上記界面反応防止膜上
に真空中で上記積層配線の第2層目の金属膜を形成する
工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9788093A JPH06310510A (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9788093A JPH06310510A (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06310510A true JPH06310510A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=14204065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9788093A Pending JPH06310510A (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06310510A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014130983A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-07-10 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置の製造方法 |
-
1993
- 1993-04-23 JP JP9788093A patent/JPH06310510A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014130983A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-07-10 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置の製造方法 |
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